JPH05195824A - 内燃機関用の燃料噴射ポンプ - Google Patents

内燃機関用の燃料噴射ポンプ

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JPH05195824A
JPH05195824A JP4249099A JP24909992A JPH05195824A JP H05195824 A JPH05195824 A JP H05195824A JP 4249099 A JP4249099 A JP 4249099A JP 24909992 A JP24909992 A JP 24909992A JP H05195824 A JPH05195824 A JP H05195824A
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fuel injection
injection pump
control
pressure
valve member
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Application number
JP4249099A
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English (en)
Inventor
Mohammad-Ali Khosrawi
コスラヴィ モハマド−アリ
Michael Scharf
シャルフ ミヒャエル
Helmut Simon
ジーモン ヘルムート
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D1/00—Controlling fuel-injection pumps, e.g. of high pressure injection type
    • F02D1/16—Adjustment of injection timing
    • F02D1/18—Adjustment of injection timing with non-mechanical means for transmitting control impulse; with amplification of control impulse
    • F02D1/183—Adjustment of injection timing with non-mechanical means for transmitting control impulse; with amplification of control impulse hydraulic
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D1/00—Controlling fuel-injection pumps, e.g. of high pressure injection type
    • F02D1/02—Controlling fuel-injection pumps, e.g. of high pressure injection type not restricted to adjustment of injection timing, e.g. varying amount of fuel delivered
    • F02D1/08—Transmission of control impulse to pump control, e.g. with power drive or power assistance
    • F02D1/10—Transmission of control impulse to pump control, e.g. with power drive or power assistance mechanical
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M41/00—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
    • F02M41/08—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
    • F02M41/10—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor
    • F02M41/12—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor
    • F02M41/123—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
    • F02M41/128—Varying injection timing by angular adjustment of the face-cam or the rollers support

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出開始時点の負荷に関連した変化を弁によ
って簡単な手段で燃料噴射ポンプの回転数に関連して可
能にする。 【構成】 圧力液通流量制御弁６１，６２が、制御圧に
よって負荷されていて戻し力に抗してシリンダ６２内を
摺動可能であって位置に関連して種々異なった流出横断
面を解放し該流出横断面を通し圧力液を放圧導管６７を
介して流出させる弁部材６１を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力制御弁によって制
御されて、調整部材に作用する圧力液の制御圧を回転数
の増加に伴って増大させ、ひいては吐出開始時点を変化
させる吐出開始時点変化装置と、燃料噴射ポンプの吐出
量調整機構と連結されていて作業位置が負荷と燃料噴射
ポンプの回転数とに関連した調整スリーブを有する調速
機とを備え、前記制御圧を相対的に低下させるために前
記圧力液を放圧導管へ流出させる流出ポートを前記調整
スリーブによって、負荷に関連して開閉するようになっ
ており、かつ、前記流出ポートの下流側には、前記放圧
導管を通流する圧力液の通流量を制御する弁を設けた形
式の内燃機関用の燃料噴射ポンプに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】前記形式の燃料噴射ポンプはドイツ連邦
共和国特許出願公開第３９００３４６号明細書に基づい
て公知である。該燃料噴射ポンプは吐出開始時点を変化
するための装置を有し、該吐出開始時点変化装置では、
圧力制御弁によって制御されて、調整ピストンに対して
作用する圧力液の制御圧が回転数の増加に伴って増大し
かつ前記調整ピストンが吐出開始時点を変化するように
なっている。更に又、前記燃料噴射ポンプは調整スリー
ブを有する調速機を備え、前記調整スリーブの作業位置
は負荷と燃料噴射ポンプの回転数とに関連している。調
整スリーブによって圧力液のための流出ポートは負荷に
関連して開制御又は閉制御される。制御圧を相対的に低
下させるために圧力液は流出ポートを通って放圧導管内
へ流出することができる。流出ポートの下流側には放圧
導管を閉止可能な電磁弁が配置されている。
【０００３】調整ピストンが回転数に関連した制御圧に
よって負荷されることによって、回転数の増加に伴って
吐出開始時点の進角調整が行なわれる。しかしながら低
負荷の場合、調整スリーブによる流出ポートの開制御に
よって圧力液は流出するので、制御圧は低下し、それに
応じて吐出開始時点は遅角調整の方向に調整される。
【０００４】電気的に作動される電磁弁によって放圧導
管は閉止可能であるので、調整スリーブの流出ポートが
開いている場合でも圧力液は流出することができず、よ
り高い制御圧と、吐出開始時点の進角調整が生じる。前
記電磁弁は内燃機関の温度に関連して制御され、内燃機
関の暖機運転中には閉弁されておりかつ所定の温度以上
では持続的に開弁されている。
【０００５】多くの内燃機関では、負荷に関連した吐出
開始時点調整が回転数にも関連していることが要求され
る。公知の燃料噴射ポンプの場合には吐出開始時点のこ
のような変化は不可能である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、吐出
開始時点の負荷に関連した変化を弁によって簡単な手段
で燃料噴射ポンプの回転数に関連して可能にすることで
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】冒頭で述べた形式の内燃
機関用の燃料噴射ポンプにおける前記課題を解決する本
発明の構成手段は、圧力液通流量制御弁が、制御圧によ
って負荷されていて戻し力に抗してシリンダ内を摺動可
能であって位置に関連して種々異なった流出横断面を解
放し該流出横断面を通して圧力液を放圧導管を介して流
出させる弁部材を有している点にある。
【０００８】特許請求の範囲の請求項２以降には、本発
明の燃料噴射ポンプの有利な実施態様が記載されてい
る。請求項７に記載の構成手段では、特別の弁部材は必
要ではない。請求項８及び９に記載の構成では、吐出開
始時点の変化時に、内燃機関の別の運転パラメータを考
慮することが可能である。
【０００９】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【００１０】図１において縦断面図で示した内燃機関用
の分配型燃料噴射ポンプは、駆動軸１０によってカム装
置１１を介して回転運動と同時に往復運動させられるポ
ンププランジャ１３を有している。該ポンププランジャ
１３はシリンダブシュ１６のシリンダ孔１４内で作動し
かつ該シリンダブシュ内にポンプ作業室１７を形成して
いる。ポンプ作業室１７には、ポンププランジャ１３の
吸込みストローク時に、燃料噴射ポンプの燃料の充填さ
れた内室２２から、吸込み孔１９と、ポンププランジャ
内に形成された制御溝２０とを介して燃料が充填され、
前記吸込み孔１９は、燃料噴射ポンプによって運転され
る内燃機関を停止するために電磁弁２３によって閉止可
能である。
【００１１】ポンププランジャ１３の吐出時には、吸込
み孔１９の閉止と相俟って、縦孔２５と、該縦孔に連通
した分配溝２６とを経て吐出弁２８と吐出導管２９とを
介して、高圧下にある燃料が、内燃機関のシリンダに設
けられている噴射ノズル（図示せず）に圧送される。吐
出終期に達するのは、ポンププランジャ１３の縦孔２５
と連通した横孔３１（スピルポートとも呼ばれる）がポ
ンププランジャ１３の運動に基づいて、前記内室２２内
へ突出したポンププランジャ部分の外周面に配置されて
いて燃料噴射ポンプの吐出量調整機構として作用する制
御スライドリング３２（スピルリングとも呼ばれる）に
よって開制御されてポンプ作業室１７が内室２２へ向か
って放圧される時点である。
【００１２】駆動軸１０により駆動されるフィードポン
プ３４によって燃料は、燃料タンクから内室２２内へ圧
送される。内室２２内の圧力は圧力制御弁３５によって
制御され、該圧力は燃料噴射ポンプの回転数の増加に伴
って増大する。
【００１３】制御スライドリング３２はポンププランジ
ャ１３の周面に沿って軸方向に摺動可能に配置されてお
りかつガバナーレバー３７によって作動される。ガバナ
ーレバー３７は原理的には単一のカバナーレバーとして
設けることができるが、本実施例では、複数のガバナー
レバーを有するガバナーレバー系３８が設けられてい
る。ガバナーレバー系３８は軸４０に旋回可能に支承さ
れている。制御スライドリング３２から離反した方の、
カバナーレバー系３８の端部区域には制御ばね４１が係
合し、該制御ばねは調整レバー４３に枢着されている。
制御ばね４１のプレロードは調整レバー４３によって可
変であり、しかも該制御ばねのプレロードは、調整レバ
ー４３の調整時に負荷増大方向に増大する。この場合ガ
バナーレバー系３８は、制御スライドリング３２がポン
ププランジャ１３の上死点の方向にシフトされるように
調整されるので、その後のポンププランジャ１３の吐出
ストローク時の横孔３１の開制御に基づいて、より多量
の燃料噴射量が生じることになる。
【００１４】ガバナーレバー系３８は制御ばね４１によ
って調速機４６の調整スリーブ４４に当接した状態に保
たれる。調速機４６は遠心調速機として構成されてお
り、該遠心調速機は、支持体４７内に配置された遠心ウ
ェイト４９を有している。前記支持体４７は遠心ウェイ
ト４９と共に駆動軸１０によって歯車５０を介して駆動
され、かつカバナー軸５２上に軸方向で位置固定されて
いる。遠心ウェイト４９は、支持体４７の内部で支持さ
れかつ軸方向で調整スリーブ４４に対して作用し、該調
整スリーブはカバナー軸５２の外周に沿って摺動可能で
ある。調整スリーブ４４は少なくとも１つの流出ポート
５３を有し、ガバナー軸５２内で軸方向に延在している
放圧通路５５が前記流出ポート５３を介して内室２２と
連通可能である。調整レバー４３、制御ばね４１及びガ
バナーレバー系３８を介して調整スリーブ４４の位置に
作用するか又は内燃機関の負荷によって回転数に作用す
る特定の回転数範囲及び負荷範囲内で調整スリーブ４４
はシフトされて、放圧通路５５は流出ポート５３によっ
て内室２２と連通される。その他の回転数状態及び負荷
状態では放圧通路５５は閉止されている。流出ポート５
３と放圧通路５５とを介して燃料は内室２２から流出す
ることができるので、内室２２内の制御圧は低下する。
【００１５】燃料噴射ポンプのカム装置１１は端面カム
ディスク１２を有し、該端面カムディスクにポンププラ
ンジャ１３は結合されており、かつ、カム従動ローラ５
６を収容していて燃料噴射ポンプのケーシング内で回動
可能に支承された１つのローラリング５８を有し、該ロ
ーラリング上を、駆動軸１０によって回転駆動される端
面カムディスク１２が転動しかつその際にポンププラン
ジャ１３は回転運動と同時に往復運動を行なう。ローラ
リング５８は、該ローラリング内に半径方向に係合する
ピン５９を介して調整ピストン６１と連結されている。
該調整ピストン６１は燃料噴射ポンプの吐出開始時点を
変化する装置の構成部分である。但し図１では調整ピス
トン６１は９０°回動して示されており、要するに図平
面に対して垂直方向に稼働する。
【００１６】調整ピストン６１はシリンダ６２内でガイ
ドされており、かつ、吐出開始時点を進角調整する方向
では内室２２内の制御圧によって、また遅角調整方向で
は圧縮ばね６４の戻し力によって負荷されている。制御
圧によって負荷される調整ピストン６１の側は、圧力衝
撃波を除くために、該調整ピストン内に設けた絞り通路
６５を介して内室２２と接続されている。
【００１７】図１及び図２に示した第１実施例では、ガ
バナー軸５２内の放圧通路５５を起点として放圧導管６
７が延びており、該放圧導管は吐出開始時点を変化させ
る装置のシリンダ６２内に開口している。該放圧導管６
７の開口は、調整ピストン６１によって常時カバーされ
ているシリンダ６２の範囲に位置し、かつ、シリンダ６
２の周壁内に制御ポート６８として構成されている。調
整ピストン６１は中央区域に周方向の環状の制御溝７０
を有している。該制御溝７０の基底から、調整ピストン
６１内に穿設された孔７１が、該調整ピストンによって
シリンダ７２内に形成されたばね室７３に通じ、該ばね
室内に圧縮ばね６４が配置されている。ばね室７３を起
点として戻し導管７４が放圧導管６７の延長部として延
び、該戻し導管は例えばフィードポンプ３４の吸込み側
に戻っている。従って調整ピストン６１は、制御圧によ
って負荷される弁部材を形成し、該弁部材はその位置に
関連して、内室２２から調整スリーブ４４を介して流出
する燃料のための流出横断面を解放する。
【００１８】制御ポート６８は図２において破線で拡大
して図示されており、かつ、制御圧によって負荷される
調整ピストン６１の受圧側寄りに第１区分７６を有し、
該第１区分は、圧縮ばね６４の方に向かう調整ピストン
６１の調整方向に強く発散する三角形の形状を有してい
る。この第１区分７６に続いて、前記圧縮ばねの方に向
かっての更なる調整方向にほぼ一定幅の第２区分７７が
設けられており、該第２区分には、圧縮ばね６４の方に
徐々に収斂する三角形の形状の第３区分７８が続いてい
る。制御ポート６８と制御溝７０の配置は前記とは逆に
選ぶこともできる。すなわち制御ポート６８は調整ピス
トン６１内に、また制御溝７０はシリンダ７２の周壁に
形成されていてもよい。流出横断面を制御するために調
整ピストン６１を活用することによって、吐出開始時点
の負荷従変調整が回転数に応じて得られる。図３には回
転数を関数とする調整ピストン６１の行程、ひいては吐
出開始時点の進角調整が図示されている。全負荷時、要
するに調整スリーブ４４の流出ポート５３が持続的に閉
止されていて該流出ポートを通って燃料が内室２２から
流出できない状態にある場合、の調整ピストン６１の行
程特性曲線ａが破線で示されている。流出ポート５３が
持続的に全開した状態にある場合に本発明の構成手段な
しには生じることになる、部分負荷時の調整ピストン６
１の行程特性曲線ｂが鎖線で図示されている。
【００１９】流出横断面が前記のように可変である場合
の調整ピストンの行程特性曲線ｃが実線で図示されてい
る。調整ピストンの行程特性曲線ｃは、調整運動が始ま
る回転数ｎ１において全負荷時の特性曲線ａから出発す
る。この場合制御ポート６８は差当って閉止されている
ので、燃料は内室２２から流出することができない。調
整ピストン６１の行程進行中に制御ポート６８は制御溝
７０によって徐々に開かれる。従って行程特性曲線ｃは
前記回転数以上では特性曲線ａよりもフラットな緩勾配
で上昇する。それというのは燃料の流出が多くなるの
で、内室２２内の制御圧が緩慢にしか上昇しないからで
ある。行程特性曲線ｃの前記部分では調整ピストン６１
の制御溝７０は、制御ポート６８の第１区分７６の上に
位置している。回転数ｎ２において行程特性曲線ｃは流
出横断面全開時の特性曲線ｂに交わる。特性曲線ｃのこ
の点では調整ピストン６１の制御溝７０は制御ポート６
８の第２区分７７の上に直接位置している。
【００２０】調整ピストン６１が更に調整移動していく
と、流出横断面は再び縮小されるので、回転数の増大に
つれて内室２２から調整スリーブ４４を経て燃料が流出
する量は少なくなり、制御圧の急上昇が生じる。従って
前記回転数ｎ２以上では調整ピストン６１の行程が著し
く増大する。行程特性曲線ｃのこの範囲では調整ピスト
ン６１の制御溝７０は制御ポート６８の第３区分の上に
位置している。回転数ｎ３において流出横断面は再び完
全に閉止されておりかつこの回転数ｎ３以降では行程特
性曲線ｃは全負荷時の特性曲線ａと合致して経過する。
【００２１】制御ポート６８の形状を適正に選ぶことに
よって、調整ピストン６１の行程特性曲線ｃの経過を、
特定の内燃機関にとって必要であるような回転数以上で
得ることが可能である。
【００２２】燃料噴射ポンプの異なった実施例では、例
えば内燃機関の温度のような別の運転パラメータに関連
して圧縮ばね６４の支持点を調整することが可能であ
る。本発明の別の実施態様では、調整ピストン６１のた
めに調整可能な行程制限器を設けることも可能であり、
該行程制限器もやはり内燃機関の運転パラメータに関連
して調整される。
【００２３】図４に示した燃料噴射ポンプの第２実施例
については大体において、第１実施例とは異なった構成
のみを以下に説明する。なお第１実施例で説明したその
他の部分は、その説明を省いた第２実施例においても当
然存在している。
【００２４】第２実施例では、カバナー軸の後方の放圧
導管１６７内には弁１８０が配置されており、該弁は、
シリンダ１８２内で稼働する弁部材として作用するピス
トン１８１を有している。ピストン１８１の一方の端面
は、内室１２２内に支配している制御圧を受圧し、また
ピストン１８１の他方の端面は圧縮ばね１８４の戻し力
によって負荷されている。制御圧によって負荷されてい
る方のピストン１８１の側は絞り１８５を介して内室１
２２に接続されている。放圧導管１６７はシリンダ１８
２に開口しており、しかもシリンダ１８２の周壁に設け
られた該放圧導管の開口は制御ポート１８７として構成
されている。ピストン１８１は周方向で環状の制御溝１
８８を有し、該制御溝を起点として、ピストン１８１内
に穿設された孔１９０が圧縮ばね１８４の側の端面に通
じており、そこから戻し導管１７４が例えばフィードポ
ンプの吸込み側へ戻し導かれている。
【００２５】制御溝１８８と制御ポート１８７はこの場
合も、第１実施例の場合と同様に、配置位置を逆に構成
することもできる。
【００２６】第２実施例の場合の燃料噴射ポンプもやは
り吐出開始時点を変化する装置を有しているが、本実施
例における該装置はローラリングを調整するためにだけ
使用され、かつ流出横断面の制御は弁１８０のピストン
１８１によって行なわれる。前記制御ポート１８７の形
状を適正に選ぶことによって、回転数を関数とする調整
ピストンの行程特性曲線を弁１８０によって所望のよう
に得ることが可能である。
【００２７】弁１８０のピストン１８１の場合も、内燃
機関の運転パラメータに関連して調整される調整可能な
行程制限器又は、圧縮ばね１８４の調整可能な支持体を
設けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例による燃料噴射ポンプの縦断面図で
ある。
【図２】図１において鎖線円ＩＩで示した部分の拡大図
である。
【図３】燃料噴射ポンプの回転数を関数とする調整ピス
トンの行程特性曲線を示す線図である。
【図４】第２実施例による燃料噴射ポンプの概略図であ
る。
【符号の説明】
１０ 駆動軸、 １１ カム装置、 １２ 端面
カムディスク、 １３ポンププランジャ、 １４ シ
リンダ孔、 １６ シリンダブシュ、１７ ポンプ
作業室、 １９ 吸込み孔、 ２０ 制御溝、 ２
２ 内室、 ２３ 電磁弁、 ２５ 縦孔、 ２
６ 分配溝、 ２８ 吐出弁、 ２９ 吐出導
管、 ３１ 横孔、 ３２ 制御スライドリング、
３４ フィードポンプ、 ３５ 圧力制御弁、
３７ カバナーレバー、３８ カバナーレバー系、
４０ 軸、 ４１ 制御ばね、 ４３ 調整レ
バー、 ４４ 調整スリーブ、 ４６ 調速機、
４７ 支持体、４９ 遠心ウェイト、 ５０ 歯
車、 ５２ ガバナー軸、 ５３ 流出ポート、
５５ 放圧ポート、 ５６ カム従動ローラ、 ５
８ ローラリング、 ５９ ピン、 ６１ 調整
ピストン、 ６２ シリンダ、６４ 圧縮ばね、
６５ 絞り通路、 ６７ 放圧導管、 ６８ 制
御ポート、 ７０ 環状の制御溝、 ７１ 孔、
７２ シリンダ、 ７３ばね室、 ７４ 戻し導
管、 ７６ 制御ポートの第１区分、 ７７制御ポー
トの第２区分、 ７８ 制御ポートの第３区分、 １
２２ 内室、 １６７ 放圧導管、 １７４ 戻
し導管、 １８０ 弁、 １８１弁部材としてのピス
トン、 １８２ シリンダ、 １８４ 圧縮ばね、
１８５ 絞り、 １８７ 制御ポート、 １８８
制御溝、 １９０孔
フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル シャルフ ドイツ連邦共和国 レニンゲン ゴーテン シュトラーセ２ (72)発明者 ヘルムート ジーモン ドイツ連邦共和国 ゲッピンゲン トルー バウアーヴェーク 48

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 圧力制御弁(３５)によって制御されて、
    調整部材(６１)に作用する圧力液の制御圧を回転数の増
    加に伴って増大させ、ひいては吐出開始時点を変化させ
    る吐出開始時点変化装置と、燃料噴射ポンプの吐出量調
    整機構と連結されていて作業位置が負荷と燃料噴射ポン
    プの回転数とに関連した調整スリーブ（４４）を有する
    調速機(４６)とを備え、前記制御圧を相対的に低下させ
    るために前記圧力液を放圧導管(６７；１６７)へ流出さ
    せる流出ポート(５３)を前記調整スリーブ（４４）によ
    って、負荷に関連して開閉するようになっており、か
    つ、前記流出ポート(５３)の下流側には、前記放圧導管
    （６７；１６７）を通流する圧力液の通流量を制御する
    弁（６１，６２；１８０）を設けた形式の内燃機関用の
    燃料噴射ポンプにおいて、圧力液通流量制御弁（６１，
    ６２；１８０）が、制御圧によって負荷されていて戻し
    力に抗してシリンダ（６２；１８２）内を摺動可能であ
    って位置に関連して種々異なった流出横断面を解放し該
    流出横断面を通して圧力液を放圧導管（６７；１６７）
    を介して流出させる弁部材（６１；１８１）を有してい
    ることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射ポンプ。
  2. 【請求項２】 放圧導管（６７；１６７）がシリンダ
    （６２；１８２）に開口し、弁部材（６１；１８１）が
    制御溝（７０；１８８）を有し、かつ、前記シリンダ
    （６２；１８２）における前記放圧導管（６７；１６
    ７）の開口部が、前記制御溝（７０；１８８）と協働し
    て前記弁部材（６１；１８１）の位置に関連して開口部
    の一部分を解放する制御ポート（６８；１８７）として
    構成されている、請求項１記載の燃料噴射ポンプ。
  3. 【請求項３】 放圧導管（６７；１６７）がシリンダ
    （６２；１８２）に開口しており、弁部材（６１；１８
    １）内に制御ポートが形成されており、またシリンダ
    （６２；１８２）内には前記放圧導管（６７；１６７）
    の開口部区域で制御溝が形成されており、該制御溝が、
    前記制御ポートと協働しかつ前記弁部材（６１；１８
    １）の位置に関連して前記制御ポートの一部分を解放す
    る、請求項１記載の燃料噴射ポンプ。
  4. 【請求項４】 弁部材（６１；１８１）内で制御溝（７
    ０；１８８）又は制御ポートを起点として、放圧室への
    連通孔（７１；１９０）が延びている、請求項１から３
    までのいずれか１項記載の燃料噴射ポンプ。
  5. 【請求項５】 制御ポート（６８；１８７）が、戻し力
    に抗しての弁部材（６１；１８１）の調整移動時に流出
    横断面を拡大するように構成されている、請求項２から
    ４までのいずれか１項記載の燃料噴射ポンプ。
  6. 【請求項６】 弁部材（６１；１８１）が所定の調整移
    動距離を経たのち更に戻し力に抗して調整移動する際に
    流出横断面を再び縮小させるように制御ポート（６８；
    １８７）が構成されている、請求項５記載の燃料噴射ポ
    ンプ。
  7. 【請求項７】 吐出開始時点変化装置が、弁部材（６
    １）として作用する調整ピストンを有している、請求項
    １から６までのいずれか１項記載の燃料噴射ポンプ。
  8. 【請求項８】 弁部材（６１；１８１）のために、燃料
    噴射ポンプと共に稼働される内燃機関の運転パラメータ
    に関連して調整可能な行程制限器が設けられている、請
    求項１から７までのいずれか１項記載の燃料噴射ポン
    プ。
  9. 【請求項９】 弁部材（６１；１８１）に対して作用す
    る戻し力が、燃料噴射ポンプと共に稼働される内燃機関
    の運転パラメータに関連して可変である、請求項１から
    ７までのいずれか１項記載の燃料噴射ポンプ。
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