JPH051955U - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
- Publication number
- JPH051955U JPH051955U JP4536791U JP4536791U JPH051955U JP H051955 U JPH051955 U JP H051955U JP 4536791 U JP4536791 U JP 4536791U JP 4536791 U JP4536791 U JP 4536791U JP H051955 U JPH051955 U JP H051955U
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- JP
- Japan
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- compressor
- condenser
- refrigerant
- injection
- branch pipe
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- Pending
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷凍装置において、圧縮機と凝縮器との間の
距離が長かったり、途中に機器が設置されていて圧力損
失が発生する場合にも、インジェクションを可能にす
る。 【構成】 圧縮機1の吐出部近傍の配管6から分岐配管
10を分岐し、第2の凝縮器11を介して圧縮機1の圧縮途
中に設けられたインジェクションポート8から冷媒をイ
ンジェクションする。
距離が長かったり、途中に機器が設置されていて圧力損
失が発生する場合にも、インジェクションを可能にす
る。 【構成】 圧縮機1の吐出部近傍の配管6から分岐配管
10を分岐し、第2の凝縮器11を介して圧縮機1の圧縮途
中に設けられたインジェクションポート8から冷媒をイ
ンジェクションする。
Description
【0001】
この考案は、冷凍サイクルを形成する一構成要素としての圧縮機の圧縮途中に 、冷媒をインジェクションするようにした冷凍装置に関するものである。
【0002】
図4はこの種従来の冷凍装置を示す冷媒回路図である。図において、1は圧縮 機、2は凝縮器、3は受液器、4は膨張弁、5は蒸発器であり、これら1ないし 5は順次配管6で接続され冷凍サイクルを形成している。7は受液器3の出口側 と圧縮機1の圧縮途中に形成されたインジェクションポート8との間を接続する 分岐配管、9はこの分岐配管7に接続されたインジェクションキャピラリーチュ ーブである。
【0003】 次に、上記のように構成された従来の冷凍装置の動作について説明する。まず 、冷媒は圧縮機1で圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、凝縮器2で冷却され て液化し液冷媒となって受液器3に溜まる。その後、この液冷媒は膨張弁4で減 圧され、蒸発器5で被冷却物と熱交換して蒸発しガス冷媒となって再び圧縮機1 に戻る。
【0004】 一方、受液器3を出た液冷媒の一部は分岐配管7に分流し、インジェクション キャピラリーチューブ9を通って圧縮機1のインジェクションポート8から、分 岐配管7入口の圧力とインジェクションポート8部分との圧力差と、インジェク ションキャピラリーチューブ9の抵抗に応じた量だけ圧縮機1内にインジェクシ ョンされ、圧縮機1内で圧縮途中のガス冷媒と混合することにより、その潜熱で 冷却して吐出ガスの温度を低下させる。特に、圧縮機1にスクロール型のものを 適用し冷媒にR22を封入した場合等には、蒸発器5の蒸発温度が低い時には圧 縮機1の吐出ガス温度が高くなるのでインジェクションが必要となる。
【0005】
従来の冷凍装置は以上のように構成されているので、凝縮器2が圧縮機1から 長い距離を隔てて設置されていたり、圧縮機1から凝縮器2までの途中に蓄熱器 が設置されている場合、発生する圧力損失は1〜3Kg/cm2にもなり、圧縮機1の インジェクションポート8部の圧力とインジェクションキャピラリーチューブ9 入口部の圧力との圧力差が、ほとんど無くなったり逆転したりする場合が発生し 、この場合に遭遇するとインジェクション出来ないという問題点があった。
【0006】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、圧縮機と凝 縮器との間の距離が長かったり、途中に機器が設置されていて圧力損失が発生す る場合にも、インジェクションが可能な冷凍装置を提供することを目的とするも のである。
【0007】
この考案に係る冷凍装置は圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器を順次配管で 接続して冷凍サイクルを形成するとともに、上記圧縮機の吐出部近傍の上記配管 から分岐配管を分岐し第2の凝縮器を介して上記圧縮機の圧縮途中に冷媒をイン ジェクションするようにしたものである。
【0008】
この考案における冷凍装置の分岐配管に接続された第2の凝縮器は、圧縮機1 から吐出される高温高圧のガス冷媒の一部を冷却液化してインジェクションキャ ピラリーチューブへ送出する。
【0009】
実施例1. 以下、この考案の実施例を図について説明する。図1はこの考案の実施例1に おける冷凍装置を示す冷媒回路図である。図において、圧縮機1、凝縮器2、受 液器3、膨張弁4、蒸発器5および配管6は図4における従来装置のものと同様 である。10は配管6の圧縮機1の吐出口近傍から分岐しインジェクションポート 8に接続される分岐配管、11はこの分岐配管10中に接続される第2の凝縮器、12 はこの第2の凝縮器11とインジェクションポート8との間に接続されるインジェ クションキャピラリーチューブである。
【0010】 次に、上記のように構成された実施例1における冷凍装置の動作について説明 する。従来装置と同様に、冷媒は圧縮機1で圧縮され高温高圧のガス冷媒となり 、凝縮器2で冷却されて液化し液冷媒となって受液器3に溜まる。その後、この 液冷媒は膨張弁4で減圧され、蒸発器5で被冷却物と熱交換して蒸発しガス冷媒 となって再び圧縮機1に戻る。
【0011】 一方、圧縮機1から吐出される高温高圧のガス冷媒の一部は、吐出口近傍で分 岐管10に分流して第2の凝縮器11で冷却された後、インジェクションキャピラリ ーチューブ12を通って圧縮機1のインジェクションポート8から、分岐配管10入 口の圧力とインジェクションポート8部分との圧力差と、インジェクションキャ ピラリーチューブ12の抵抗に応じた量だけ圧縮機1内にインジェクションされ、 圧縮機1内で圧縮途中のガス冷媒と混合することにより、その潜熱で冷却して吐 出ガスの温度を低下させる。
【0012】 したがって、図2に示すように、凝縮器2の設置場所が屋外で圧縮機1との距 離が50m以上というように長くても、又、途中に圧力損失が発生するような機器 が接続されていても、分岐配管10はこれらに関係なく圧縮機1の吐出口近傍から 分岐しているので、分岐配管10入口とインジェクションポート8部分との圧力差 は十分確保され、且つ第2の凝縮器11により冷媒の冷却も行われるので良好なイ ンジェクションができることは明らかである。
【0013】 実施例2. 図3はこの考案の実施例2における冷凍装置を示す冷媒回路図である。図から も明らかなように実施例2が図1における実施例1と異なる点は、インジェクシ ョンキャピラリーチューブ12とインジェクションポート8との間に、第2の受液 器13が接続されていることであり、この第2の受液器13が設けられることによっ て、第2の凝縮器11中の液化冷媒は受液器13に溜まり、第2の凝縮器11には溜ま らないから、凝縮圧力が非常に高くなることもない。
【0014】
以上のように、この考案によれば圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器を順次 配管で接続して冷凍サイクルを形成するとともに、上記圧縮機の吐出部近傍の上 記配管から分岐配管を分岐し第2の凝縮器を介して上記圧縮機の圧縮途中に冷媒 をインジェクションするようにしたので、圧縮機と凝縮器との間の距離が長かっ たり、途中に機器が設置されていて圧力損失が発生する場合にも、インジェクシ ョンが可能な冷凍装置を提供することができるという効果を奏する。
【提出日】平成3年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【0013】 実施例2 図3はこの考案の実施例2における冷凍装置を示す冷媒回路図である。図から も明らかなように実施例2が図1における実施例1と異なる点は、インジェクシ ョンキャピラリーチューブ12と凝縮器11との間に、第2の受液器13が接続 されていることであり、この第2の受液器13が設けられることによって、第2 の凝縮器11中の液化冷媒は受液器13に溜まり、第2の凝縮器11には溜まら ないから、凝縮圧力が非常に高くなることもない。
【図1】この考案の実施例1における冷凍装置を示す冷
媒回路図である。
媒回路図である。
【図2】図1における冷凍装置をより具体的に示す冷媒
回路模式図である。
回路模式図である。
【図3】この考案の実施例2における冷凍装置を示す冷
媒回路図である。
媒回路図である。
【図4】従来の冷凍装置を示す冷媒回路図である。
1 圧縮機 2 凝縮器 3 受液器 4 膨張弁 5 蒸発器 6 配管 8 インジェクションポート 10 分岐配管 11 第2の凝縮器 12 インジェクションキャピラリーチューブ
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 梶山 浩二 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機株 式会社和歌山製作所内
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器を
順次配管で接続して冷凍サイクルを形成するとともに、
上記圧縮機の吐出部近傍の上記配管から分岐配管を分岐
し第2の凝縮器を介して上記圧縮機の圧縮途中に冷媒を
インジェクションするようにしたことを特徴とする冷凍
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4536791U JPH051955U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4536791U JPH051955U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051955U true JPH051955U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12717305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4536791U Pending JPH051955U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051955U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014038059A1 (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-13 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP4536791U patent/JPH051955U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014038059A1 (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-13 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
JP5872052B2 (ja) * | 2012-09-07 | 2016-03-01 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
US9903625B2 (en) | 2012-09-07 | 2018-02-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning apparatus |
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