JPH05195564A - 給湯装置用の温水供給弁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 押しボタン６の操作の際に清水導管１３を制
御する電磁弁１２を開放位置又は閉鎖位置に切換えるこ
とができる，圧縮空気で操作される電気スイツチ１１と
接続される圧縮空気導管８を押しボタン６に付属させる
ことによつて，温水供給弁装置の構造的な構成を簡単化
し，直接水の作用を受ける可動部分を回避することであ
る。 〔構成〕 温水流出管付きの弁装置本体と，給湯装置に
接続可能な導管と，水栓過程の開始及び終了のための押
しボタンとから成り，加熱される水容器と，この温水容
器に接続された清水導管とを持つ給湯装置，特に台収納
給湯装置又は貯湯器用の温水供給弁装置において，押し
ボタン６に圧縮空気導管８が付属しており，この圧縮空
気導管が圧縮空気で操作される電気スイツチ１と接続さ
れており，このスイツチにより押しボタン６の操作の際
に，清水導管１３を制御する電磁弁１２が開放位置又は
閉鎖位置に切換え可能であることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は，温水流出管付きの弁装
置本体と，給湯装置に接続可能な導管と，水栓過程の開
始及び終了のための押しボタンとから成り，加熱される
水容器と，この温水容器に接続された清水導管とを持つ
給湯装置，特に台収納給湯装置又は貯湯器用の温水供給
弁装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】弁棒を操作するための押しボタンを１つ
又は２つ持つ温水供給弁装置は公知である（ドイツ連邦
共和国特許出願公告第２１０５１１８号明細書又はドイ
ツ連邦共和国特許第２０６３９７３号明細書）。これら
の温水供給弁装置において，弁棒は弁装置本体に収容さ
れている。押しボタンは弁棒に付いている。ばねの力に
抗して押しボタンを押し付けることによつて，弁が開放
される。弁開放位置は係合により保持される。押しボタ
ンを再度押すと，弁棒は閉鎖位置への復帰のために再び
釈放される。この種の弁装置では，弁部分が導管系にお
いて，生じかつ流れ過ぎる水に常にさらされている。こ
の結果，弁部分は水の中にある物質の付着により機能を
損われる。弁装置の，水の作用を受ける部分における腐
食現象も，この場合，比較的短い作動時間の後にもう珍
しいことではない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は，上述の種類の温水供給弁装置を構造的な構
成に関して更に簡単化すること，即ち，導管系又は水流
路にあつて直接水の作用を受ける可動部分を回避するこ
とである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この課題は，押しボタン
に圧縮空気導管が付属しており，この圧縮空気導管が圧
縮空気で操作される電気スイツチと接続されており，こ
のスイツチにより押しボタンの操作の際に，清水導管を
制御する電磁弁が開放位置又は閉鎖位置に切換え可能で
あることによつて解決される。

【０００５】本発明の対象の有利な別の構成は従属請求
項に記載されている。

【０００６】

【発明の効果】水栓個所へ至る弁装置の導管が弁を含ん
でいないことによつて，冒頭に述べた欠点はこの場合生
じないので，定期的な保守作業が省ける。従つて，この
提案された弁装置は障害のない機能及び長い寿命で優れ
ている。

【０００７】

【実施例】本発明の実施例が図面に示されており，以下
に詳細に説明される。

【０００８】図面に示された，開いている台収納貯湯器
２に使用するための温水供給弁装置１は，大体において
温水流出管４付きの弁装置本体３と，貯湯器２に接続可
能な導管と，水栓過程の開始及び終了のための押しボタ
ン６又は６´とから成る。図示された実施例において温
水流出管４の端面又は弁装置本体３の頭部に設けられて
いる押しボタン６又は６´を，温水供給弁装置１の，良
好に到達可能な他の範囲にも配置することができる，意
に反する給湯及び場合によつては熱湯傷を回避するため
に，押しボタン６又は６´を，温水流出管４が所定の温
水供給位置をとつた場合にはじめてこの押しボタンの操
作が行えるように構成することができる。本発明の拡張
では，押しボタン６又は６´は意に反する使用から守る
鎖錠装置（子供保護装置）も備えることができる。温水
流出管４はなるべく揺動可能に構成されているのが好ま
しい。貯湯器２に接続された温水供給弁装置の導管５は
ホースとして構成されている。押しボタン６に圧縮空気
導管８用の操作装置７が付属しており，この圧縮空気導
管は，貯湯器のハウジング９に設けられた接続管片１０
に取り付けられている。貯湯器２のハウジング９の中に
圧縮空気で操作される電気スイツチ１１が配置されてお
り，このスイツチは圧縮空気導管８用の接続管片１０に
付属している。圧縮空気で操作される電気スイツチ１１
は電磁弁１２の電流回路と電気的に直列接続しており，
この電磁弁は，貯湯器２へ至る清水導管１３を制御す
る。

【０００９】上述した温水供給弁装置の動作のやり方
は，押しボタン６を押してかつこの押しボタンと共同作
用する操作装置７を介して，圧縮空気導管８の中にある
空気が圧縮され，それにより，圧縮空気で操作される電
気スイツチ１１が操作されるものである。この結果，貯
湯器２への清水導管１３を閉鎖する電磁弁１２が開放位
置へ切換えられる，今や流れて行く清水により温水が貯
湯器から，弁装置の温水流出管４へ至る導管５を介して
押しやられる。押しボタン６を再度押すと，電磁弁１２
が開放位置から閉鎖位置に切換えられる。それによつて
清水導管１３は再び閉鎖され，水栓過程は終了される。

【図面の簡単な説明】

【図１】台収納貯湯器として構成された給湯装置と接続
している温水供給弁装置の説明図である。

【図２】温水供給弁装置の部分断面図である。

【図３】温水供給弁装置の平面図である。

【符号の説明】

６ 押しボタン ８ 圧縮空気導管 １１ 圧縮空気で操作される電気スイツチ １３ 清水導管

フロントページの続き (72)発明者 ラインホルト・エルフライン ドイツ連邦共和国バート・ノイシユタツト ／ザーレ・ヴアホルデルヴエーク10

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 温水流出管付きの弁装置本体と，給湯装
   置に接続可能な導管と，水栓過程の開姶及び終了のため
   の押しボタンとから成り，加熱される水容器と，この温
   水容器に接続された清水導管とを持つ給湯装置用の温水
   供給弁装置において，押しボタン（６）に圧縮空気導管
   （８）が付属しており，この圧縮空気導管が圧縮空気で
   操作される電気スイツチ（１１）と接続されており，こ
   のスイツチにより押しボタン（６）の操作の際に，清水
   導管（１３）を制御する電磁弁（１２）が開放位置又は
   閉鎖位置に切換え可能であることを持徴とする，給湯装
   置用の温水供給弁装置。
2. 【請求項２】 圧縮空気導管（８）として，弁装置本体
   （３）の構成要素であるホースが使われることを特徴と
   する，請求項１に記載の温水供給弁装置。
3. 【請求項３】 圧縮空気導管（８）が，給湯装置（２）
   のハウジング（９）に設けられた接続管片（１０）に取
   り付けられており，圧縮空気で操作される電気スイツチ
   （１１）がこの接続管片に付属して配置されていること
   を特徴とする，請求項１又は２に記載の温水供給弁装
   置。
4. 【請求項４】 圧縮空気で操作される電気スイツチ（１
   １）及び電磁弁（１２）が給湯装置（２）の中に収容さ
   れており又は清水導管（１３）に配置されていることを
   特徴とする，請求項１に記載の温水供給弁装置。
5. 【請求項５】 給湯装置（２）から弁装置本体（３）へ
   至る導管（５）がホースとして構成されていることを特
   徴とする，請求項１に記載の温水供給弁装置。
6. 【請求項６】 押しボタン（６又は６´）が温水流出管
   （４）の端面に又は弁装置本体（３）の頭部に又は温水
   供給弁装置（１）の他の範囲だけに設けられていること
   を特徴とする，請求項１に記載の温水供給弁装置。
7. 【請求項７】 押しボタン（６又は６´）が鎖錠装置
   （子供保護装置）を備えていることを特徴とする，請求
   項１又は６に記載の温水供給弁装置。