JPH05195552A - 土工機における油圧アクチュエータ制御装置 - Google Patents

土工機における油圧アクチュエータ制御装置

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JPH05195552A
JPH05195552A JP713392A JP713392A JPH05195552A JP H05195552 A JPH05195552 A JP H05195552A JP 713392 A JP713392 A JP 713392A JP 713392 A JP713392 A JP 713392A JP H05195552 A JPH05195552 A JP H05195552A
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JP
Japan
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hydraulic actuator
speed
lever
control
control valve
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Pending
Application number
JP713392A
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English (en)
Inventor
Satoshi Iida
聡 飯田
Yutaro Morishita
勇太郎 森下
Takanori Miura
敬典 三浦
Toshio Mukoda
敏雄 向田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レバー操作を軽快に行える利点を有しなが
ら、高速作動状態から作業装置を急停止させる場合、油
圧によるブレーキ作用を発揮してショック少なく確実に
停止させることができる制御装置を提供する。 【構成】 作業装置を駆動する油圧アクチュエータの電
磁式比例流量制御弁Vの開度を、操作レバー11の操作
量に応じた電流を供給して比例制御する流量制御手段A
を備え、操作レバー11の操作状態から油圧アクチュエ
ータの制御目標作動速度を演算する目標速度演算手段B
と、油圧アクチュエータの作動状態を検出する検出手段
Sの検出結果から油圧アクチュエータの実作動速度を演
算する実作動速度演算手段Cとを備え、操作レバー11
の駆動操作位置からの減速側への切り換え操作時におい
て、前記目標速度演算手段Bの演算結果と前記実作動速
度との差に対応する逆方向電流を、所定の短時間だけ前
記電磁式比例流量制御弁Vに供給する逆方向電流供給手
段Dを備えてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバックホー等の
土工機における油圧アクチュエータ制御装置に関し、詳
しくは、作業装置を油圧アクチュエータにより駆動する
よう構成するとともに、前記油圧アクチュエータの電磁
式比例流量制御弁の開度を、操作レバーの操作量に応じ
た電流を供給して比例制御する流量制御手段を備えてあ
る土工機における油圧アクチュエータ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記土工機における油圧アクチュエータ
制御装置において、従来では、前記操作レバーの全操作
領域に亘りその操作量に応じた電流を前記電磁式比例流
量制御弁に供給するよう構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記制御装置は、油圧
アクチュエータの制御のための油圧制御弁のスプールを
人為的に操作するのは、操作が重く、行い難い欠点があ
るために、このレバー操作を軽快に行えるようにするた
めに、操作レバーの操作量を電気信号に変換して、供給
電流に対応した開度に比例制御される電磁式比例流量制
御弁を用いて油圧アクチュエータを操作するよう構成し
たものである。ところが、上記従来構造においては、操
作レバーの操作領域の全域に亘り、操作量に応じた電流
を供給して前記電磁式比例流量制御弁を駆動制御するよ
う構成したものであるから、レバー操作の途中において
は、操作位置に対応する電流量、即ちそれに対応する弁
開度に設定され、所望の作業速度を得ることができるけ
れども、例えば作業装置を高速で作動している状態から
急停止するような場合、操作レバーを高速作動域から素
早く中立位置側に操作しても、作業装置が慣性力に起因
して過剰作動したり、電流変化に対して電磁式比例流量
制御弁のスプールの移動が追いつかず応答遅れを生じた
りして、操作レバーの操作通り作業装置が作動せず、所
望の停止位置を越えたり、その手前で停止してしまうこ
とがあり、操縦者の意思に沿わない作動になる欠点があ
った。特に、大重量の作業装置を駆動するときに上記不
具合が顕著となっていた。本発明は上記不具合点を解消
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した土工機における油圧アクチュエータ制御装
置において、前記操作レバーの操作状態から前記油圧ア
クチュエータの制御目標作動速度を演算する目標速度演
算手段と、前記油圧アクチュエータの作動状態を検出す
る検出手段の検出結果から油圧アクチュエータの実作動
速度を演算する実作動速度演算手段とを備え、前記操作
レバーの駆動操作位置からの減速側への切り換え操作時
において、前記目標速度演算手段の演算結果と前記実作
動速度との差に対応する逆方向電流を、所定の短時間だ
け前記電磁式比例流量制御弁に供給する逆方向電流供給
手段を備えてある点にある。
【0005】
【作用】作業装置を所定値以上の高速で作動させている
状態から急停止させるために、操作レバーを駆動状態か
ら中立位置まで戻し操作すると、それまで電磁式比例流
量制御弁に対して供給されていた電流方向とは反対方向
の逆方向電流を所定短時間だけ供給するので、慣性力に
起因して所望停止位置を越えて作業装置が過剰作動しよ
うとするのに対して、油圧アクチュエータに逆方向の圧
油を供給することになる。その結果、この逆方向の油圧
力により上記過剰作動を抑制するようブレーキ力が働
き、作業装置の停止作動が操縦者のレバー操作感覚に極
力合致させることができる。しかも、前記逆方向電流
は、最終制御対象である油圧アクチュエータの実際の作
動速度と操作レバーにより設定される制御目標速度との
差に基づいて変更制御されるから、油圧アクチュエータ
の実際の作動状況に応じて適切なブレーキ力に設定され
ることになる。
【0006】
【発明の効果】従って、油圧制御弁を電気制御式に構成
して、レバー操作を軽快に楽に行えるものでありなが
ら、高速作動する作業装置を急停止させる場合、ほぼレ
バー操作感覚に適応するよう適切なブレーキ作用を発揮
することができて、ショックの少ない状態で確実な停止
作動を実現できるものを提供できるに到った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図4
に土工機の一例としてのバックホーを示している。この
バックホーは、クローラ走行装置1を備えた走行機台2
に旋回用油圧モータMの駆動により縦軸芯周りで全旋回
自在に旋回台3を搭載するとともに、旋回台3にバック
ホー装置4〔作業装置の一例〕を連結し、走行機台2に
ドーザ装置5を備えて構成してある。前記バックホー装
置4は、旋回台3に横軸芯周りで上下揺動自在に枢支さ
れるブーム6にアーム7、バケット8を枢支連結すると
ともに、夫々をブームシリンダ15、アームシリンダ1
6、バケットシリンダ17により駆動揺動して掘削作業
を行えるよう構成してある。又、ブーム6は、基端部6
a、中間部6b及び先端部6cに3分割され、夫々を縦
軸芯周りで枢支連結するとともに、基端部6aと先端部
6cとを中間部6bと平行なリンク9を介して枢支連結
し、オフセットシリンダ18により中間部6bを揺動駆
動することでバケット8が平行姿勢を維持しながら左右
方向に移動できるよう構成し、バケット8をブーム基端
部6aに対して横方向にオフセットして旋回台3上に格
納することで最大旋回径を小さくした状態〔図5参照〕
で旋回作動できるよう構成してある。
【0008】油圧アクチュエータとしての前記ブームシ
リンダ15、アームシリンダ16、バケットシリンダ1
7及び旋回油圧モータMの夫々は、旋回台3上に設けら
れた操縦部10に配設した十字揺動操作自在な左右一対
の操作レバー11により制御操作されるよう構成してあ
る。詳述すると、図1に示すように、前記各シリンダ1
5,16,17及び旋回モータMは、夫々電磁式比例流
量制御弁Vにより油圧流量を制御するよう構成し、各操
作レバー11の夫々の操作方向における操作量を4個の
ポテンショメータPMにより検出して、この検出操作量
に基づいて制御装置12が各電磁式比例流量制御弁Vに
対する電流供給量を制御するよう構成してある。オフセ
ットシリンダ18は操作スイッチSWの操作に伴って所
定値の電流値を供給するよう制御される。又、ブーム
6、アーム7、バケット8の枢支揺動支点、及び旋回台
3の近傍には、各油圧アクチュエータの作動状態を検出
する回動量検出センサS〔作動状態検出手段の一例〕を
備えてある。そして、このバックホーは、格納スイッチ
14を操作すると、バックホー装置4が機体外方に張り
出した掘削作業姿勢から図5に示すような格納姿勢に自
動的に切り換え制御されるよう構成してある。つまり、
前記制御装置12は、格納スイッチ14が操作される
と、前記各回動量検出センサSの出力が格納姿勢におけ
る所定値になるよう前記各油圧アクチュエータを駆動制
御してバックホー装置4を自動格納制御するよう構成し
てある。又、上記したような格納作動において、ブーム
シリンダ15がストロークエンドに近い位置まで作動す
ると、バックホー装置4の重心位置がブーム6の揺動枢
支点の鉛直上方点を越えて機体内方側まで移動する構成
であり、ブーム6をストロークエンドまで高速で作動す
ると、停止時に大きな衝撃が発生するので、ブーム6の
作動速度をストロークエンドが近づくに連れ、徐々に減
速させるよう制御するとともに、機械的なストロークエ
ンドの少し手前で停止用制御目標位置を設定するよう構
成してある。前記制御装置12は、操作レバー11の操
作量に応じた電流を供給して電磁式比例流量制御弁Vの
開度を比例制御する流量制御手段Aと、操作レバー11
の操作状態から前記油圧アクチュエータの制御目標作動
速度を演算する目標速度演算手段Bと、前記回動量検出
センサSの検出結果から油圧アクチュエータの実作動速
度を演算する実作動速度演算手段Cと、前記操作レバー
11の駆動操作位置からの減速側への切り換え操作時に
おいて、前記目標速度演算手段Bの演算結果と前記実作
動速度との差に対応する逆方向電流を、所定の短時間だ
け前記電磁式比例流量制御弁Vに供給する逆方向電流供
給手段Dの夫々を制御プログラム形式で備えてある。つ
まり、制御装置12は以下のように制御を実行する。以
下、油圧アクチュエータの一例としての旋回モータMの
作動制御について説明する。図2に示すように、操作レ
バー11により操作される旋回モータ操作用のポテンシ
ョメータPM〔操作速度検出手段の一例〕の出力X1及
び旋回モータMの回動部近傍に設けられる回動量検出セ
ンサSの出力を読み込み〔ステップ1,2〕、ポテンシ
ョメータの出力X1の変化より操作レバー11の制御目
標作動速度X2を演算するとともに、回動量検出センサ
Sの出力より旋回台3、即ち旋回モータMの実作動速度
を演算する〔ステップ3,4〕。そして、旋回台3の回
動速度を減速させる方向へのレバー操作が、ポテンショ
メータPMの出力X1〔レバー操作位置〕が所定値aを
越えて減速側に行われ、前記制御目標作動速度X2と旋
回モータMの実作動速度との差の値が所定値以上になる
と〔ステップ5,6〕、前記差の値より予め設定される
マップデータに基づいて逆方向電流の大きさと時間を決
定するとともに、直ちに、例えば図3に示すように、前
記電磁式比例流量制御弁Vに対してそれまで供給されて
いる電流供給方向と反対側に、その決定された逆方向電
流を決定された短時間だけ供給する〔ステップ7〜
9〕。そして、前記差の値が所定値以上異なることが無
い場合や、前記逆方向電流供給後においては、操作レバ
ー11の操作量に対応した電流を電磁式比例流量制御弁
Vに供給して開度を比例制御する〔ステップ10〕。上
記したような制御をリセットされるまで繰り返す〔ステ
ップ11〕。前記ステップ10により流量制御手段Aを
構成し、前記ステップ3により目標速度演算手段Bを構
成し、前記ステップ4により実作動速度演算手段Cを構
成し、前記ステップ7〜9により逆方向電流供給手段D
を構成する。上記したような制御は旋回モータMの作動
制御に限らず、その他の油圧アクチュエータの制御に用
いてもよい。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】制御フローチャート
【図3】制御特性図
【図4】バックホーの側面図
【図5】格納姿勢のバックホーの側面図
【符号の説明】
4 作業装置 11 操作レバー A 流量制御手段 B 目標速度演算手段 C 実作動速度演算手段 D 逆方向電流供給手段 S 実作動状態検出手段 V 電磁式比例流量制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向田 敏雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置(4)を油圧アクチュエータに
    より駆動するよう構成するとともに、前記油圧アクチュ
    エータの電磁式比例流量制御弁(V)の開度を、操作レ
    バー(11)の操作量に応じた電流を供給して比例制御
    する流量制御手段(A)を備えてある土工機における油
    圧アクチュエータ制御装置であって、前記操作レバー
    (11)の操作状態から前記油圧アクチュエータの制御
    目標作動速度を演算する目標速度演算手段(B)と、前
    記油圧アクチュエータの作動状態を検出する検出手段
    (S)の検出結果から油圧アクチュエータの実作動速度
    を演算する実作動速度演算手段(C)とを備え、前記操
    作レバー(11)の駆動操作位置からの減速側への切り
    換え操作時において、前記目標速度演算手段(B)の演
    算結果と前記実作動速度との差に対応する逆方向電流
    を、所定の短時間だけ前記電磁式比例流量制御弁(V)
    に供給する逆方向電流供給手段(D)を備えてある土工
    機における油圧アクチュエータ制御装置。
JP713392A 1992-01-20 1992-01-20 土工機における油圧アクチュエータ制御装置 Pending JPH05195552A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020118271A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 コベルコ建機株式会社 作業機械における油圧シリンダの駆動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020118271A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 コベルコ建機株式会社 作業機械における油圧シリンダの駆動装置
WO2020158390A1 (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 コベルコ建機株式会社 作業機械における油圧シリンダの駆動装置
US11725673B2 (en) 2019-01-28 2023-08-15 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Drive device for hydraulic cylinder in work machine

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