JPH05195396A - 炭素繊維フエルトの製造方法 - Google Patents

炭素繊維フエルトの製造方法

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JPH05195396A
JPH05195396A JP4263473A JP26347392A JPH05195396A JP H05195396 A JPH05195396 A JP H05195396A JP 4263473 A JP4263473 A JP 4263473A JP 26347392 A JP26347392 A JP 26347392A JP H05195396 A JPH05195396 A JP H05195396A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目付け及び物性の均一性に優れ、高性能の断
熱材,緩衝性断熱材,ろ過材,浄水や溶剤回収用吸着剤
等に好適な炭素繊維フエルトを効率よく製造する方法の
提供。 【構成】 ピッチをメルトブロー法で紡糸して、短繊維
集合体から成るピッチ繊維ウエブを捕集し、連続してク
ロスラップし、引き続き不融化した後、炭化処理,賦活
処理あるいは両方の処理を行い、次いでフエルト化処理
することによるピッチ系炭素繊維フエルトを連続的に製
造する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目付け及び物性の均一
性に優れたピッチ系炭素繊維フエルトの連続的製造方法
に関する。なお、ここで言う炭素繊維フエルトは、活性
炭素繊維フエルトを包含するものである。詳細には、本
発明の方法によって製造されたピッチ系炭素繊維フエル
トは、目付け及び物性の均一性に優れており、高性能の
断熱材,緩衝性断熱材,ろ過材,吸着材等を提供する
他、特に光学的異方性ピッチを原料とする場合は、炭素
炭素複合材,電池の極板,核融合炉の炉壁材等に使用す
ることが出来る。又、活性炭素繊維の場合は、浄水や溶
剤回収等に効率的に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、ピッチ系炭素繊維フエルトの製造
方法として次の方法が知られている。すなわち、まず、
遠心紡糸法,渦流法あるいはスパンボンド法により紡出
したピッチ繊維をトウ状あるいは多孔質ベルトの上にシ
ート状に採取し、酸化性雰囲気下で不融化処理を行った
後、不活性ガス雰囲気下で炭化処理するか、賦活性ガス
雰囲気下で直接賦活処理するか、あるいはまた、炭化処
理した後賦活処理してピッチ系炭素繊維原綿を得る。次
に、このトウ状又はシート状の原綿をあらためてカード
工程を経てウエブ化し、これを積層してニードルパン
チ,ウォータージェット処理等の繊維間を絡み合わせる
加工若しくは接着剤により繊維間を固定する加工を行
い、フエルトを製造する方法である。
【0003】この方法においては、トウ状物またはシー
ト状物が、炭化,賦活工程での繊維の重量減少による本
質的な収縮、及び繊維の屈曲のために、一般に炭化にお
いて5〜20%、賦活において10〜50%程度も収縮
する。この大きな収縮のために、炭化炉又は賦活炉内で
不均一な収縮が発生し、得られるトウ又はシートの目付
けが不均一になったり、極端な場合は、トウ又はシート
の切断が生じ、ひいては活性炭素繊維の場合、比表面積
の斑にも波及する。さらにこの方法では、カード処理工
程で繊維が寸断されるため、歩留まりが悪く、またフエ
ルト強度を高く出来ない問題がある。特に、光学的異方
性ピッチ系炭素繊維のような伸度の低い繊維や、活性炭
素繊維のような繊維強度が特に弱い繊維の場合、この方
法では、目付けの均一な、ハンドリング性に富む、フエ
ルト強力の強いピッチ系炭素繊維100%のフエルトの
製造は困難である。他方、メルトブロー法は生産性がよ
く、また繊維径を約10μm以下に細くしうるという長
所を有している。しかしながら、メルトブロー法によっ
て得られる有限長のピッチ系繊維、とりわけ平均繊維径
10μm以下の細径のものを上記ピッチ系炭素繊維フエ
ルトの製法に適用した場合には、上記の炭化時又は賦活
時におけるトウ又はシートの収縮や切断及びカード処理
時での繊維の寸断が一層顕著となり、また得られるフエ
ルトの目付斑及び比表面積等の物性斑も多大となる傾向
がある。すなわち、従来の技術では、ピッチ系炭素繊維
又は活性炭素繊維からなる均質性のすぐれたフエルトを
高収率で製造することはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、この問
題について検討した結果、大きな収縮が生ずる炭素繊維
前駆体の炭化,賦活化処理を、ウエブが自由収縮しうる
状態で行うことが極めて有効であることを見出し、本発
明を完成した。本発明は、従来のピッチ系炭素繊維フエ
ルトが、目付け及び物性の均一性に劣るという問題点を
解決することを目的とする。また、本発明は、これまで
炭化又は賦活時に大きく収縮するため実質上連続的にフ
エルト化が出来なかったメルトブロー法による繊維から
成る、均一で且つハンドリング性に富むピッチ系炭素繊
維フエルトを連続的に製造することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ピ
ッチをメルトブロー法で紡糸し、ピッチ繊維ウエブを捕
集、好ましくは多孔質ベルト上に捕集し、連続的にクロ
スラップし、引き続き不融化したのち、炭化及び/又は
賦活処理し、次いでフエルト化処理することを特徴とす
るピッチ系炭素繊維フエルトの連続製造方法を提供する
ものである。また、本発明の好ましい態様としては、炭
化及び/又は賦活処理を行うに際し、ピッチ繊維ウエブ
の下面から上方へ0.2〜2.5m/秒の風速で不活性ガス
又は賦活性ガスを流すことに大きな特徴がある。また、
平均繊維径が10μm以下であり、目付けが150g/
2 から1000g/m2 であって、その目付けの幅方
向および長さ方向のばらつき(CV)が、それぞれCV
=5%以下であるピッチ系炭素繊維フエルトを提供する
ものである。而して、本発明は、賦活処理時に、それ自
体が大きく収縮する活性炭素繊維ウエブから、均一目付
けの高物性フエルトを連続的に製造する場合に、特に優
れた効果を発揮するものである。以下、本発明を具体的
に説明する。
【0006】(A)ピッチ及びピッチ繊維ウエブ 本発明に使用するピッチは石油系,石炭系に制限されな
いが、大きく分けて、光学的異方性ピッチと光学的等方
性ピッチに区別される。光学的異方性ピッチとは、光学
的異方性成分を主成分として含むピッチであり、これか
ら得られる炭素繊維は、高強度,高弾性率であり且つ耐
薬品性,耐高温酸化性に優れたものである。なお、得ら
れる炭素繊維の物性面からは、光学的異方性成分を70
%以上含む光学的異方性ピッチが好ましい。一方、光学
的等方性ピッチは、水性ガス反応性に富むため、活性炭
素繊維の原料に好ましく用いられる。
【0007】通常メルトブロー法によって得られるピッ
チ短繊維の繊維径は、5〜30μmであり、繊維長は数
cmから数mのものである。また、本発明に使用するピ
ッチ繊維ウエブの目付けは15〜100g/m2 である
ことが好ましい。ピッチ繊維ウエブの目付けが15g/
2 未満の場合、ウエブ強度が小さくなり捕集ベルトか
らの離脱の安定性に欠けたり、クロスラップ工程でのウ
エブの綾振り時にウエブが切れる等の問題が発生し好ま
しくない。又、目付けが100g/m2 を超える場合、
紡糸時に発生する牽引ガス流を、捕集されたピッチ繊維
ウエブを通過して吸引処理することが困難となり、ウエ
ブ表面にロープ状斑が出来て好ましくない。さらには、
クロスラップさせてフエルトを製造する際に、目付けの
不均一性の原因ともなり好ましくない。従って、ピッチ
繊維ウエブは薄く捕集し、幅広く(例えば1〜3m幅)
クロスラップさせるのが装置建設費や後段以降の処理な
どの観点からも有利である。目付けは、好ましくは、2
0〜90g/m2 であり、更に好ましくは20〜50g
/m2 である。
【0008】本発明に使用する紡糸法としては、メルト
ブロー法が、繊維径を約5〜30μmの範囲で任意にコ
ントロールし得ること、又、単位時間,口金孔当りの吐
出量が大きく生産性の点で優れること、更に又、特に細
径の繊維を安定して紡糸し得ること等から採用される。
また、紡出繊維は、背後から吸引しながら多孔質のベル
ト上に捕集するのが好ましい。この際、吸引孔から吸収
する気流の速度は、好ましくは5〜100m/秒、より
好ましくは12〜50m/秒である。気流の速度が5m
/秒未満で小さすぎる場合には、紡糸室内にピッチ繊維
が浮遊したり、得られるウエブが嵩高くなり取扱性が悪
く好ましくない。一方、気流の速度が100m/秒を超
して大きすぎる場合には、繊維の切断や劣化が起こるの
で好ましくない。
【0009】(B)ピッチ繊維ウエブのクロスラップ処
理 捕集されたピッチ繊維ウエブは、切断することなくクロ
スラッパーへ導入して連続的に多層に、例えば、一般的
には8層(枚)以上にクロスラップし多層状に積層(以
後、多層状にクロスラップされたウエブをクロスラップ
ウエブと呼ぶ)し、多孔質ベルト上に載置し、不融化炉
へ連続的に供給する。この(多層)積層枚数は、使用す
るピッチ繊維の径、後段の処理及び得ようとするフエル
ト製品の目付けあるいはフエルト製品の用途などを考慮
して適宜決定される。
【0010】クロスラップウエブの目付けの均一性を得
るために、好ましくは8枚以上、より好ましくは12〜
30枚程度積層する。クロスラップウエブを作製するの
に用いるクロスラッパーは、不織布などを積層するのに
用いられるそれ自体は公知のクロスラッパーを任意に使
用できるが、ピッチ繊維ウエブの脆弱さを考慮すると水
平式クロスラッパーが操作上好ましく使用される。なお
静電気の発生の観点から、クロスラップウエブを載置す
るベルトには、導電性を付与したものを用いるのがよ
い。また、クロスラップウエブの目付けは、糸径や得よ
うとする最終製品の目付けによって変動するが、好まし
くは200〜1200g/m2 、より好ましくは300
〜1000g/m2 である。
【0011】このクロスラップ工程は、紡糸工程で10
0g/m2 以上の目付けで、均一に安定して捕集できな
いピッチ繊維を、後段の工程に合わせて積層することが
出来るため、紡糸工程と不融化工程以降とを効率的にバ
ランスさせることが出来る。すなわち、不融化工程の前
でクロスラップすることにより、薄くピッチ繊維ウエブ
を紡糸し、最終製品のフエルトの目付けに応じてクロス
ラップし、後段の工程へ進め全体工程を連続的に行うこ
とが可能となった。不融化工程の後でクロスラップする
方法では、紡糸工程と不融化工程の処理能力を常にバラ
ンスさせることが困難なため、連続操業が不可能で生産
性が悪い欠点がある。
【0012】さらに、このクロスラップ工程は、炭化又
は賦活時に発生する収縮に対して非常に大きな効果を発
揮する。すなわち、炭化時には5〜20%、賦活時には
10〜50%程度の収縮がクロスラップウエブの進行方
向及び巾方向に同時に発生するが、この時の収縮を多層
に積層したウエブの積層面間のズレで均一に吸収するこ
とが可能となる。
【0013】従来の方法によると、この収縮は前駆体ウ
エブのウエブ強力の最も弱いところに集中し、炭化・賦
活炉から出てくる炭素繊維ウエブの目付けが不均一にな
り、極端な場合は寸断されることとなる。このような不
均一な収縮は、不活性ガスや賦活性ガスの流れにも偏流
を来し、特に活性炭素繊維フエルトの場合には、比表面
積,細孔分布の不均一性等の問題も併発する。この現象
は、連続的にウエブを処理する際、長手(流れ)方向に
おいて顕著となる。本発明の方法によると、ウエブを多
層に重ねているため、ウエブ強力よりも、積層間の接着
強力の方が弱く、炭化,賦活炉内において収縮が発生す
ると最も弱いウエブの積層間に均一にその収縮分のズレ
が生じることとなり、得られる製品は全体的に目付けが
減少するが、目付け及び物性(比表面積等)の均一性に
優れた炭素繊維ウエブとなる。
【0014】(C)クロスラップウエブの不融化 クロスラップウエブは、常法により液相,気相で連続的
に不融化処理することが可能であるが、通常には、空
気,酸素,NO2 等の酸化性ガス雰囲気中で行う。不融
化処理は、平均昇温速度1〜15℃/分、とりわけ3〜
12℃/分で、200〜400℃程度の温度で行うのが
好ましい。
【0015】(D)炭化・賦活 不融化処理した後のピッチ繊維クロスラップウエブは、
窒素等の不活性ガス雰囲気で、通常500〜1500
℃、好ましくは600〜1200℃で炭化するか、水蒸
気,CO2 等の賦活性ガスの存在下で、通常、500〜
1500℃、好ましくは800〜1200℃で賦活処理
した後、ニードルパンチ等絡合処理することにより、目
的とするピッチ系炭素繊維フエルトとする。炭化温度が
500℃未満の場合は、得られる炭素繊維の強度が低
く、摩擦係数が高くて、ニードルパンチ等の絡合処理時
に繊維がいたみ易く、1500℃を超えると、特に光学
的異方性ピッチ系繊維では伸度が低くなり過ぎて、繊維
がいたみ易く、切断,粉末化し収率が大巾に低下する。
又、賦活温度が500℃未満の場合、水性ガス反応速度
が極端に遅くなり経済的ではない。また、1500℃を
超えると炉材の劣化が発生し好ましくない。
【0016】この時、炭化,賦活炉内でのウエブの収縮
を一層均一にさせるためには、不活性ガス又は賦活性ガ
スをクロスラップウエブの下面から上方へ、好ましくは
0.2〜2.5m/秒の風速で強制的に流すことが特に有効
である。すなわち、収縮を均一にさせるためには、クロ
スラップウエブを浮かせた状態(クロスラップウエブの
自重を取り除いた状態)で炭化又は賦活処理し、ベルト
との接触抵抗を極力小さくすることが特に有効であり、
クロスラップウエブの糸径,目付け等により最適な風速
があるが、通常0.2〜2.5m/秒の範囲である。風速が
0.2m/秒未満の場合、実質的にクロスラップウエブを
持ち上げることが困難なため効果はほとんど出ない。ま
た、2.5m/秒を超えると、クロスラップウエブが飛散
する場合があるため製造の安定性の観点から好ましくな
い。この気流を起こさせる方法としては、多孔質ベルト
の下から不活性ガス又は賦活性ガスを噴出させる方法が
有効である。
【0017】また、本発明においては、前記ベルトの形
状を、より接触抵抗の小さいものとすることも、フエル
トの自由な収縮を助長する上で有効である。さらに本発
明においては、不融化処理したクロスラップウエブの炭
化と賦活とは、雰囲気ガスを相互に替えることで、同一
炉で実施することが出来、効率的であるが、炭化後に賦
活する必要がある場合には、不融化炉のあとに炭化炉と
賦活炉を直列して別個に設けて連続処理することをも妨
げるものではない。
【0018】(E)クロスラップウエブのフエルト化処
理等 本発明において、用いるフエルト化方法は、ニードルパ
ンチ処理,ウオータージェット処理等の絡合手段あるい
は接着剤により繊維間を固定する方法等の接着手段など
があるが、排水処理が不必要な点や、操作が簡便なこと
から、ニードルパンチ処理が好ましい。本発明におい
て、フエルト化の際にニードルパンチを行う場合、ニー
ドルパンチ密度は、3〜120パンチ/cm2 であるこ
とが好ましい。ニードルパンチ密度が3パンチ/cm2
未満と少なすぎる場合、得られるフエルトの強度が低
く、寸法安定性,ハンドリング性が悪くなるし、また1
20パンチ/cm2 を超えてフエルト化処理を多くして
も、繊維の損傷が多くなり、逆にフエルト強度が低下し
好ましくない。
【0019】また、ニードルパンチ等のフエルト化処理
をする際に、クロスラップウエブの片面あるいは両面に
他の特性、例えば高伸度の他種繊維の不織布やクロス等
を貼り合わせることも可能である。本発明によると、最
終製品として目付けは、炭素繊維フエルトの場合は50
0g〜1000g/m2 、活性炭素繊維フエルトの場合
は150g〜500g/m 2 とすることが出来る。又、
その目付けのばらつき(CV)は、幅方向および長さ方
向ともそれぞれCV=5%以下に出来る。なお、目付け
のばらつきは、幅方向,長さ方向とも5cm角のサンプ
ルを20cm毎に1点、計10点ずつ採取して求める。
又、最終製品の繊維径は、炭素繊維フエルトの場合、高
温での断熱特性から、活性炭素繊維フエルトについては
表面積を大きくとれることから10μm以下、とりわけ
5〜10μmが好ましい。
【0020】
【作用】従来、目的けが均一でかつ繊維配向がランダム
なフエルトを製造するためには、通常、カードウエブを
積層した後、ニードルパンチ等のフエルト化処理を行
う。しかし炭素繊維、特に光学的異方性ピッチ系炭素繊
維のように伸度の低い繊維や、活性炭素繊維のような強
力の極端に弱く脆い繊維の場合には、カード処理工程で
繊維が切断又は粉砕されるため、著しくフエルト強力が
低下したり、目付けのばらつきが大きくなり、また工程
歩留まりも低い。
【0021】また、フェノール系,レーヨン系およびP
AN系炭素繊維フエルトにおいては、常法のカード処理
により先ずフエルトを作った後、炭化,黒鉛化あるいは
賦活処理する方法を通常採用するが、この方法は、原料
繊維に対する炭化,黒鉛化あるいは賦活収率が20〜5
0%となるため、カード工程等の途中の処理工程の収率
は高くとも、最終製品から換算すると2〜5倍のコスト
となり、非常に高価なものとなる。
【0022】さらに、炭化,賦活工程における不均一な
収縮のため、最終製品が目付け及び物性の不均一なもの
しか得られなかった。これに対して、本発明はこれらの
問題を解決するものである。
【0023】すなわち、紡糸工程でピッチ繊維ウエブを
捕集し、このウエブを連続してクロスラップし、引き続
き不融化したのち、炭化及び/又は賦活し、カード処理
を経ず、直接ニードルパンチ等のフエルト化処理を行う
ものである。
【0024】本発明の方法では、メルトブロー法で紡糸
した短繊維集合体から成るピッチ繊維ウエブを、好まし
くは目付け15〜100g/m2 と薄く捕集し、クロス
ラップした後に不融化し、好ましくはクロスラップウエ
ブの下面から上方への強制ガス流下で、炭化又は賦活処
理することにより収縮が均一に起こり、さらにカード処
理を行わないため、これまでになく目付けが均一で歩留
まりが高く、且つ、フエルト強力の高い高物性、特に平
均繊維径10μm以下のピッチ系炭素繊維フエルトが安
価に連続的に製造できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、これらは本発明の範囲を制限するものではな
い。 実施例1 軟化点260℃で光学的に等方性の石油系ピッチを原料
とし、幅3mmのスリットの中に直径0.2mmの紡糸孔
を一列に1500個有する口金を用い、スリットから加
熱空気を噴出させて、溶融ピッチを牽引してピッチ繊維
ウエブを製造した。ピッチの吐出量1500g/分,ピ
ッチ温度325℃,加熱空気温度330℃,加熱空気圧
力0.2kg/cm2 Gであった。紡出された繊維を、捕
集部分が20メッシュのステンレス鋼製金網で出来たベ
ルトの背面から吸引しつつ、ベルト上に捕集した。この
時の気流の速度は32m/秒であり、捕集したピッチ繊
維ウエブの目付けは25g/m2 であり、平均繊維径は
7μm、平均繊維長は約10cmであった。このピッチ
繊維ウエブを目付けが600g/m2 になるように水平
式クロスラッパーにより連続的にクロスラップさせた
後、空気雰囲気中で室温から300℃まで平均昇温速度
6℃/分で昇温して不融化処理を行った。引き続き、ベ
ルト下面から上方へ風速1.2m/秒の条件下、水蒸気分
率40%,950℃で20分間賦活処理を行った後、パ
ンチ密度10パンチ/cm2 のニードルパンチ、両端の
耳部カットを行い、目付け300g/m2 の活性炭素繊
維フエルトを得た。フエルトの平均繊維径は、6μmで
あった。なお、上記の紡糸からニードルパンチまでは一
連の工程で連続的に実施した。この活性炭素繊維フエル
トから大きさ5cm角のサンプルを、幅方向および長さ
方向とも20cm毎に1点、計10点ずつ採取し目付け
のばらつきを求めたところ、それぞれCV=2.8%およ
びCV=3.1%と極めて小さく均一であった。また、目
付けの測定に用いたサンプルの沃素吸着量を測定したと
ころ、平均1760mg/g,CV=3.4%と均一であ
った。
【0026】比較例1 実施例1と同様にして、目付け250g/m2 のピッチ
繊維ウエブを捕集し、クロスラップすることなく不融化
後、ガスを強制通気させることなく、賦活処理した。賦
活炉から出てきたウエブは、約2m毎に引きちぎれ、そ
の間に約50cmの隙間が発生していた。また、実施例
1と同様にして沃素吸着量を測定したところ、ウエブの
中央部の沃素吸着量が低く、ばらつきが大きくCV=1
2.6%であった。
【0027】実施例2 軟化点285℃、光学的異方性分率98%の石油系ピッ
チを原料とし、幅3mmのスリットの中に直径0.15m
mの紡糸孔を一列に1500個有する口金を用い、スリ
ットから加熱空気を噴出させて、溶融ピッチを牽引して
ピッチ繊維ウエブを製造した。ピッチの吐出量1500
g/分,ピッチ温度345℃,加熱空気温度360℃,
加熱空気圧力0.5kg/cm2 Gであった。紡出された
繊維を、捕集部分が20メッシュのステンレス鋼製金網
で出来たベルトの背面から吸引しつつ、ベルト上に捕集
した。この時の気流の速度は32m/秒であり、捕集し
たピッチ繊維ウエブの目付けは50g/m2 であり、平
均繊維径は10μm、平均繊維長は約15cmであっ
た。このピッチ繊維ウエブを水平式クロスラッパーによ
り目付けが600g/m2 になるように、切断工程を経
ることなく連続的にクロスラップさせ、空気雰囲気中で
室温から320℃まで平均昇温速度4℃/分で昇温して
不融化処理を行った。引き続き、ベルト下面から上方へ
風速1.0m/秒の条件で窒素を通気させながら、100
0℃まで昇温して炭化処理した後、パンチ密度10パン
チ/cm2 のニードルパンチ,両端の耳部カットを行
い、目付けが550g/m2 の炭素繊維フエルトを得
た。フエルトの平均繊維径は9μmであった。なお、上
記の紡糸から炭化までは一連の工程で連続的に実施し
た。このフエルトから大きさ5cm角のサンプルを、幅
方向および長さ方向とも20cm毎に1点、計10点ず
つ採取して目付けのばらつきの平均値を求めたところ、
それぞれCV=2.6%およびCV=3.0%と極めて小さ
く均一であった。また、フエルト強力は、1,353g/
5cm幅であった。この時の紡糸からの最終フエルト製
品までの収率は、トータル78重量%であった。
【0028】比較例2 実施例2と同様にして、目付け250g/m2 のピッチ
繊維ウエブを捕集し、クロスラップすることなく不融化
後、窒素を強制通気させずに、1000℃で炭化処理し
た。このピッチ繊維ウエブを、常法により、カード処理
した後、ニードルパンチに付し、目付け550g/m2
の炭素繊維フエルトを得た。得られたフエルトの幅方向
および長さ方向の目付けのばらつきを実施例2と同様の
方法で測定しこところ、それぞれCV=7.2%およびC
V=8.9%と大きく、また、フエルト強力は、530g
/5cm幅と低いものであった。この時の紡糸からの最
終フエルト製品までのフエルト化の収率は、トータル4
7重量%と実施例2と比べ極端に低いものであった。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法に従うと、メルトブロー紡
糸により得られた短繊維集合体から成るピッチ繊維ウエ
ブから、目付けの均一性に優れ且つ物性の優れたピッチ
系炭素繊維フエルトを効率的に得ることができるうえ
に、従来法で必要であったフエルト化のためのカード処
理が不要となるため、高い歩留まりで、連続的にピッチ
系炭素繊維フエルトを製造することが可能となった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッチをメルトブロー法で紡糸して、ピ
    ッチ繊維ウエブを捕集し、連続してクロスラップし、引
    き続き不融化した後、炭化及び/又は賦活処理し、次い
    でフエルト化処理することを特徴とするピッチ系炭素繊
    維フエルトの連続製造方法。
  2. 【請求項2】 炭化及び/又は賦活処理を行うに際し、
    不融化したピッチ繊維ウエブの下面から上方へ0.2〜2.
    5m/秒の風速で不活性ガス又は賦活性ガスを流すこと
    を特徴とする請求項1記載のピッチ系炭素繊維フエルト
    の連続製造方法。
  3. 【請求項3】 平均繊維径が10μm以下であり、目付
    けが150g/m2 から1000g/m2 であって、そ
    の目付けの幅方向および長さ方向のばらつきが、それぞ
    れ5%以下であるピッチ系炭素繊維フエルト。
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