JPH05194498A - クロマン誘導体及び平滑筋弛緩剤 - Google Patents

クロマン誘導体及び平滑筋弛緩剤

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JPH05194498A
JPH05194498A JP17508592A JP17508592A JPH05194498A JP H05194498 A JPH05194498 A JP H05194498A JP 17508592 A JP17508592 A JP 17508592A JP 17508592 A JP17508592 A JP 17508592A JP H05194498 A JPH05194498 A JP H05194498A
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JP
Japan
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dihydro
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oxo
benzo
dimethyl
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Pending
Application number
JP17508592A
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English (en)
Inventor
Akira Shiozawa
明 塩沢
Atsuro Inubushi
敦郎 犬伏
Kazuhisa Narita
和久 成田
Masahiro Sagawa
征博 佐川
Makoto Hosono
誠 細野
Shinji Iida
真嗣 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、例えば式 【化1】 で示されるクロマン誘導体及び平滑筋弛緩剤に関する。 【効果】本発明化合物は強力なKイオンチャンネルオー
プナー作用を有し、平滑筋の弛緩剤として、平滑筋の収
縮に伴う諸症状の予防及び治療に、また循環系疾患の予
防及び治療に有効であることが期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はKイオンチャンネルオー
プナー作用を有する新規クロマン誘導体及び平滑筋弛緩
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】Kイオンチャンネルオープナー作用によ
る降圧薬として期待される化合物として、下記式(イ)
【0003】
【化4】
【0004】で示される化合物が知られている(特開昭
58−67683号;Br.J.Pharmac.(1986),88,103-11
1;Br.J.Pharmac.(1986),89,395-405)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はKイオンチャ
ンネルオープナー作用を有する新規化合物の開発を目的
とする。
【課題を解決するための手段】本発明者らは新規な化合
物を種々検討してきた結果、一般式〔1〕
【0006】
【化5】
【0007】[式中、R1 はシアノ基、ニトロ基、ハロ
ゲノメチル基、−SO2 −X基(ここでXは炭素数1〜
6個の低級アルキル基、アリール基を示す)を示す。R
2 は水素原子またはOA基(ここでAは水素原子、ニト
ロ基、炭素数1〜6個の低級アシル基、アリールアシル
基、炭素数1〜6個の低級アルキルスルホニル基、アリ
ールスルホニル基、アリールアルキル基、テトラヒドロ
ピラニル基、炭素数1〜6個の低級アルコキシカルボニ
ル基、アリールアルコキシカルボニル基、シリル誘導体
基を示す)を示し、R3 は水素原子を示すか、或いはR
2 とR3 が一緒になって1つの結合を形成する。R4
5 、R6 、R7 は水素原子、ビニル基、ホルミル基、
−Y−(OA)n 基(ここでYは直鎖または分枝鎖状の
炭素数1〜6個の低級アルキレン基、炭素数1〜6個の
低級アルケニレン基、nは1〜3の整数で、nが2以上
の場合、各々のOA基はそれぞれ独立した置換基であ
り、同一又は相異なってもよい。Aは前記と同じ意味を
示す)又は−CO−Z基(ここでZは水素原子、炭素数
1〜6個の低級アルキル基、アリール基、水酸基又は炭
素数1〜6個の低級アルコキシ基を示す)であり、
4 、R5 、R6 、R7 はそれぞれ独立した置換基であ
り、同一又は相異なってもよい]で表わされるクロマン
誘導体がKイオンチャンネルオープナー作用を示すこと
を見いだした。
【0008】本発明は、以上の知見に基づいて完成した
ものである。上記一般式〔1〕において、炭素数1〜6
個の低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘ
キシル基等が挙げられる。アリール基としては、、例え
ばフェニル、o、mまたはp−トルイル、1または2ー
ナフチル、o、mまたはp−メトキシベンジル基等が挙
げられる。炭素数1〜6個の低級アシル基としては、例
えばアセチル、n−プロピオニル、n−ブチリル、イソ
ブチリル、バレリル、ピバロイル基等が挙げられる。ア
リールアシル基としては、例えばベンゾイル、o、mま
たはp−クロロベンゾイル基等が挙げられる。炭素数1
〜6個の低級アルキルスルホニル基としては、例えばメ
タンスルホニル、エタンスルホニル、2−ブタンスルホ
ニル基等が挙げられる。アリールスルホニル基として
は、例えばベンゼンスルホニル、o、mまたはp−トル
エンスルホニル基等が挙げられる。炭素数1〜6個の低
級アルコキシカルボニル基としては、例えばイソプロピ
ルオキシカルボニル、n−アミルオキシカルボニル、t
−ブトキシカルボニル基等が挙げられる。アリールアル
コキシカルボニル基としては、例えばベンジルオキシカ
ルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、o
−クロロベンジルオキシカルボニル、2,4−ジクロロ
ベンジルオキシカルボニル基等が挙げられる。シリル誘
導体としては、例えばt−ブチルジメチルシリル、t−
ブチルジフェニルシリル、ジエチルイソプロピルシリル
基等が挙げられる。炭素数1〜6個の低級アルコキシ基
としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、t
−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、イソペンチルオキ
シ、n−ヘキシルオキシ基等が挙げられる。ハロゲノメ
チル基におけるハロゲンとしては、フッ素、塩素、臭
素、沃素があげられる。その置換数は1−3までである
が、トリハロゲノメチル基が好ましい。トリハロゲノメ
チル基としては、例えばトリフルオロメチル基、トリク
ロロメチル基、トリブロモメチル基、トリヨードメチル
基などが挙げられる。炭素数1〜6個の低級アルキレン
としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブ
チレン基、ペンチレン基、イソプロピレン基、1−又は
2−メチルプロピレン基等があげられ、炭素数1〜4の
ポリメチレン又は炭素数1〜3の低級アルキル置換(炭
素数1〜4)ポリメチレン等が好ましい。炭素数2〜6
個の低級アルケニレンとしては、ビニレン基、プロピニ
レン基等の炭素数2〜3のアルケニレン基が好ましい。
【0009】本発明の代表的な化合物はとしては、例え
ば次の化合物が挙げられる。 1.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−3−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 2.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 3.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−5−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 4.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−6−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 5.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−4−(1−ニトロキシエチル)−1−ピ
リジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 6.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−4−(2−ニトロキシエチル)−1−ピ
リジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0010】7.トランス−3−ヒドロキシ−6−シア
ノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−5−(1−ニトロキシエチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 8.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−5−(2−ニトロキシエチル)−1−ピ
リジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 9.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−4−(2−ニトロキシプロピル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 10.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(3−ニトロキシプロピル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 11.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(2−ニトロキシプロピル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 12.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(3−ニトロキシプロピル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0011】13.トランス−3−ヒドロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−ニトロキ
シブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 14.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(4−ニトロキシブチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 15.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(3−ニトロキシブチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 16.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(4−ニトロキシブチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 17.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−3,4−ビスニトロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 18.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−3,5−ビスニトロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0012】19.トランス−3−ヒドロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスニトロ
キシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 20.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1,2−ジニトロキシエチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 21.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(1,2−ジニトロキシエチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 22.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1,2−ジニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 23.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(1,2−ジニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 24.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1,3−ジニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0013】25.トランス−3−ヒドロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−(1,3−ジニ
トロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 26.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(2,3−ジニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 27.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(2,3−ジニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 28.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1,3−ジニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 29.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(1,3−ジニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 30.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1,4−ジニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0014】31.トランス−3−ヒドロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−(1,4−ジニ
トロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 32.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(2,3−ジニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 33.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(2,3−ジニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 34.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(2,4−ジニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 35.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−(2,4−ジニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 36.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(3,4−ジニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0015】37.トランス−3−ヒドロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−(3,4−ジニ
トロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 38.トランス−3−ニトロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 39.トランス−3−ニトロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 40.トランス−3−ニトロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキシエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 41.トランス−3−ニトロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(2−ニトロキシエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 42.トランス−3−ニトロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4,5−ビスニトロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0016】43.トランス−3−ニトロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジニ
トロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 44.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 45.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 46.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキシエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 47.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(2−ニトロキシエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 48.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4,5−ビスニトロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0017】49.トランス−3−アセトキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジニ
トロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 50.トランス−3−ヒドロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 51.トランス−3−ヒドロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−ニトロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 52.トランス−3−ヒドロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキ
シエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 53.トランス−3−ヒドロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ニトロキ
シエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 54.トランス−3−ヒドロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスニトロ
キシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン
【0018】55.トランス−3−ヒドロキシ−6−ト
リフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,
4−ジニトロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン 56.トランス−3−ニトロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 57.トランス−3−ニトロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−ニトロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 58.トランス−3−ニトロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキ
シエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 59.トランス−3−ニトロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ニトロキ
シエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 60.トランス−3−ニトロキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスニトロ
キシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン
【0019】61.トランス−3−ニトロキシ−6−ト
リフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,
4−ジニトロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン 62.トランス−3−アセトキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 63.トランス−3−アセトキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−ニトロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 64.トランス−3−アセトキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキ
シエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 65.トランス−3−アセトキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ニトロキ
シエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 66.トランス−3−アセトキシ−6−トリフルオロメ
チル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスニトロ
キシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン
【0020】67.トランス−3−アセトキシ−6−ト
リフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,
4−ジニトロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン 68.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−3−ニトロキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 69.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 70.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−ニトロキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 71.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−6−ニトロキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 72.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキシエチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0021】73.6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ニトロ
キシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]
ピラン 74.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(1−ニトロキシエチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 75.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(2−ニトロキシエチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 76.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 77.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−ニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 78.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(2−ニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0022】79.6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−(3−ニトロ
キシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 80.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−ニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 81.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(4−ニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 82.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(3−ニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 83.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(4−ニトロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 84.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−3,4−ビスニトロキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0023】85.6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3,5−ビスニト
ロキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]
ピラン 86.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスニトロキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 87.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,2−ジニトロキシエ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 88.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(1,2−ジニトロキシエ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 89.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,2−ジニトロキシプ
ロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 90.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(1,2−ジニトロキシプ
ロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
【0024】91.6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3−ジ
ニトロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベン
ゾ[b]ピラン 92.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(1,3−ジニトロキシプ
ロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 93.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(2,3−ジニトロキシプ
ロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 94.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(2,3−ジニトロキシプ
ロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 95.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3−ジニトロキシブ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 96.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(1,3−ジニトロキシブ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0025】97.6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジ
ニトロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 98.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−5−(1,4−ジニトロキシブ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 99.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(2,3−ジニトロキシブ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 100.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−5−(2,3−ジニトロキシ
ブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 101.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2,4−ジニトロキシ
ブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 102.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−5−(2,4−ジニトロキシ
ブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
【0026】103.6−シアノ−2,2−ジメチル−
4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3,4−
ジニトロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベン
ゾ[b]ピラン 104.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−5−(3,4−ジニトロキシ
ブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 105.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 106.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−ニトロキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 107.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ニト
ロキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 108.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ニト
ロキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン
【0027】109.6−トリフルオロメチル−2,2
−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
4,5−ビスニトロキシメチル−1−ピリジニル)−2
H−ベンゾ[b]ピラン 110.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−
ジニトロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベン
ゾ[b]ピラン 111.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−ピリジ
ニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 112.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−ヒドロキシメチル−1−ピリジ
ニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 113.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシエチル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 114.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(2−ヒドロキシエチル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0028】115.トランス−3−ヒドロキシ−6−
シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスヒドロ
キシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 116.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジヒドロキシブチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 117.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−ピリジ
ニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 118.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−ヒドロキシメチル−1−ピリジ
ニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 119.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシエチル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 120.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(2−ヒドロキシエチル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0029】121.トランス−3−アセトキシ−6−
シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスヒドロ
キシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 122.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジヒドロキシブチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 123.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−3−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 124.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 125.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 126.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン
【0030】127.トランス−3−ヒドロキシ−6−
シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシエチル)−1−ピリジニル}−
2H−ベンゾ[b]ピラン 128.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4,5−ビス−t−ブチルジメチル
シリルオキシメチル)−1−ピリジニル−2H−ベンゾ
[b]ピラン 129.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジ−t−ブチルジメ
チルシリルオキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン 130.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 131.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 132.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン
【0031】133.トランス−3−アセトキシ−6−
シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシエチル)−1−ピリジニル}−
2H−ベンゾ[b]ピラン 134.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4,5−ビス−t−ブチルジメチル
シリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン 135.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジ−t−ブチルジメ
チルシリルオキシブチル)−1−ピリジニル)−2H−
ベンゾ[b]ピラン 136.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−ベンジルオキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 137.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−ベンジルオキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 138.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−ベンジルオキシエチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0032】139.トランス−3−ヒドロキシ−6−
シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ベンジル
オキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 140.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4,5−ビスベンジルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 141.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジベンジルオキシブ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 142.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−ベンジルオキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 143.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−ベンジルオキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 144.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−ベンジルオキシエチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0033】145.トランス−3−アセトキシ−6−
シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ベンジル
オキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 146.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4,5−ビスベンジルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 147.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジベンジルオキシブ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 148.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−メタンスルホニルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 149.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−メタンスルホニルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 150.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−メタンスルホニルオキシ
エチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
【0034】151.トランス−3−ヒドロキシ−6−
シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−メタンス
ルホニルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン 152.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4,5−ビスメタンスルホニルオキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 153.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジメタンスルホニル
オキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 154.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−メタンスルホニルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 155.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−メタンスルホニルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 156.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−メタンスルホニルオキシ
エチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
【0035】157.トランス−3−アセトキシ−6−
シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−メタンス
ルホニルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン 158.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4,5−ビスメタンスルホニルオキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 159.トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジメタンスルホニル
オキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 160.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−3−ヒドロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 161.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 162.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−5−ヒドロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0036】163.6−シアノ−2,2−ジメチル−
4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ヒド
ロキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 164.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ヒドロキシエチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 165.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスヒドロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 166.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジヒドロキシ
ブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン 167.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−3−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン 168.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン
【0037】169.6−シアノ−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−t−ブチル
ジメチルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H
−ベンゾ[b]ピラン 170.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン 171.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン 172.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビス−t−ブチルジ
メチルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−
ベンゾ[b]ピラン 173.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジ−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシブチル)−1−ピリジニル}−
2H−ベンゾ[b]ピラン 174.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−ベンジルオキシメチル−
1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0038】175.6−シアノ−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−ベンジルオ
キシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 176.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ベンジルオキシエ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 177.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−ベンジルオキシエ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 178.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスベンジルオキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 179.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジベンジルオ
キシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]
ピラン 180.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−3−メタンスルホニルオキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0039】181.6−シアノ−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−メタンスル
ホニルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン 182.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−5−メタンスルホニルオキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 183.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−メタンスルホニル
オキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 184.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−メタンスルホニル
オキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 185.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4,5−ビスメタンスルホニ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン 186.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジメタンスル
ホニルオキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベン
ゾ[b]ピラン
【0040】187.トランス−3−ヒドロキシ−6−
トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメ
チル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−
ブチルジメチルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)
−2H−ベンゾ[b]ピラン 188.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチル
ジメチルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H
−ベンゾ[b]ピラン 189.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 190.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ニト
ロキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 191.6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−ニト
ロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン 192.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−ビニル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0041】193.6−シアノ−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ホルミル−
1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 194.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−ヒドロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 195.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(4−ヒドロキシブチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン 196.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3−ジヒドロキシ
プロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン 197.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−アセトキシメチル−1−ピリジ
ニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 198.トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−ニコチノイルオキシメチル−1
−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 199.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−アセトキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 200.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニコチノイルオキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン 201.6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,4−ジヒドロ−N
−メチルニコチノイルオキシメチル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
【0042】なお、本発明化合物の、クロマン環の3位
及び4位(場合によりさらに1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1−ピリジニル基上の置換基中に)に不斉炭素が
存在する場合には、複数の異性体が存在する。この場
合、本発明の目的化合物には純粋に単離された各光学活
性体および、それらのラセミ体を包含する。また、3位
および4位の立体配座に基づくシスまたはトランス異性
体も包含するが、好ましい配位はトランス異性体であ
る。
【0043】上記化合物のうち、好ましいものとしては
例えば、化合物No.2、69、72、77、81、1
05及び190が、更に好ましいものとしては例えば、
化合物No.69、72、77、81及び105があげ
られる。本発明化合物の合成ルートを示すと次のとおり
である。
【0044】
【化6】
【0045】(ここでR1 、R4 、R5 、R6 、R7
Aは前記と同じ) 本発明化合物〔1〕(ここで1は1−a、1−b、1−
cを示す)は〔ルート1〕により6−置換エポキシ体
〔2〕と1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル
体〔2〕から〔1−a〕を製造し、〔1−a〕から〔ル
ート2〕により〔1−b〕を、また〔ルート3〕により
〔1−a〕から直接〔1−c〕を製造するかあるいは
〔ルート2〕で得られた〔1−b〕から〔ルート4〕に
より〔1−c〕を製造することができる。
【0046】本発明化合物の製造方法の詳細を次に示
す。 〔ルート1〕本発明化合物〔1−a〕は、6−置換エポ
キシ体〔2〕と1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピ
リジル体〔3〕より製造される。
【0047】本発明化合物〔1−a〕の具体的な製造方
法は、6−置換エポキシ体〔2〕に対して1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−1−ピリジル体〔3〕を0.5〜1
0倍モル程度使用し、好ましくは1〜3倍モル程度を使
用する。必要に応じて塩基触媒を加えた場合、良い結果
を与える。塩基触媒としては、水素化ナトリウム、水素
化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無
機塩基、またはピリジン、トリエチルアミン、4−ジメ
チルアミノピリジン等の有機塩基等が使用される。反応
は通常、有機溶媒中あるいは無溶媒で行なわれるが、有
機溶媒中で行なう方が好ましい。有機溶媒としては、メ
タノール、エタノール等のアルコール類、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等の極性非プロトン性溶媒等が使用され
る。反応温度は、特に限定せず、冷却、常温または加熱
下いずれかの条件で行なわれる。具体的には、室温から
溶媒の沸点付近で1〜48時間反応させることにより、
良い結果を与える。本発明化合物〔1−a〕は、抽出、
再結晶、あるいはクロマトグラフィー等の通常の単離方
法によって単離される。
【0048】また、化合物〔1−a〕のR4 、R5 、R
6 、R7 のいずれか1つまたは、2つ以上が−Y−(O
A)n 基で表されAが水素原子の場合、無水酢酸、無水
プロピオン酸等の酸無水物及びアセチルクロライド、プ
ロピオニルクロライド等の酸ハロゲン化物によりアシル
化され、メタンスルホン酸無水物、p−トルエンスルホ
ン酸無水物等の酸無水物、メタンスルホニルクロライ
ド、ベンゼンスルホニルクロライド、p−トルエンスル
ホニルクロライド等のスルホン酸ハロゲン化物によりス
ルホニル化され、ヨウ化メチル、臭化エチル等のハロゲ
ン化アルキル、臭化ベンジル、p−メトキシ臭化ベンジ
ル等のハロゲン化アリールアルキルによりアルキル化さ
れ、t−ブチルジメチルシリルクロライド、t−ブチル
ジフェニルシリルクロライド、ジエチルイソプロピルシ
リルクロライド等のハロゲン化シリルによりシリル誘導
体化され、テトラフルオロほう酸ニトロニウム、硫酸−
硝酸、酢酸−硝酸等によりニトロ化される。また、A
が、炭素数1〜6個の低級アルキルスルホニル基、アリ
ールスルホニル基の場合、硝酸テトラメチルアンモニウ
ム、硝酸テトラエチルアンモニウム、硝酸テトラn−ブ
チルアンモニウム等によりニトロ化される。これらの反
応試薬は、〔1−a〕( −Y−(OA)n 基;水酸基
体、スルホニル体) に対して0.5〜10倍モル程度使
用し、好ましくは1〜3倍モル程度を使用する。必要に
応じて塩基触媒を加えた場合、良い結果を与える。塩基
触媒としては、水素化ナトリウム、水素化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基、または
ピリジン、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン等の有機塩基等が使用される。反応は通常、有機溶
媒中、水中あるいは無溶媒で行なわれるが、有機溶媒中
で行なう方が好ましい。有機溶媒としては、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、メタノール、
エタノール等のアルコール類、テトラヒドロフラン等の
エーテル類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン
化炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド等の極性非プロトン性溶媒等が使用される。反応温
度は、特に限定せず、冷却、常温または加熱下いずれか
の条件で1〜48時間で行なわれる。本発明化合物〔1
−a〕は、抽出、再結晶、あるいはクロマトグラフィー
等の通常の単離方法によって単離される。
【0049】また、化合物〔1−a〕のR4 、R5 、R
6 、R7 のいずれか1つまたは、2つ以上が−CO−Z
基で表されZが水酸基の場合、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等のアルコールによりエ
ステル化される。必要に応じて酸触媒を加えた場合、良
い結果を与える。酸触媒としては、塩酸、硫酸、チオニ
ルクロライド等が〔1−a〕(−CO−Z基;水酸基
体)に対して0.01〜100倍モル程度使用し、好ま
しくは1〜10倍モル程度使用される。反応温度は、特
に限定せず、冷却、常温または加熱下いずれかの条件で
1〜48時間で行なわれる。本発明化合物〔1−a〕
は、抽出、再結晶、あるいはクロマトグラフィー等の通
常の単離方法によって単離される。
【0050】〔ルート1〕によって製造される化合物
〔1−a〕としては例えば化合物2、13、124、1
25、148、187等があげられる。
【0051】〔ルート2〕本発明化合物〔1−b〕は、
〔ルート1〕で得られた化合物〔1−a〕より〔ルート
2〕の方法で製造される。
【0052】本発明化合物〔1−b〕の具体的な製造方
法について以下に記述する。化合物〔1−a〕における
クロマン環の3位水酸基をアシル化、スルホニル化、ア
ルキル化、シリル化して化合物〔1−b〕を製造する場
合、これらの反応試薬としては、例えば、無水酢酸、メ
タンスルホン酸無水物等の酸無水物、アセチルクロラ
ド、メタンスルホニルクロライド、p−トルエンスルホ
ニルクロライド等の酸ハロゲン化物、よう化メチル、臭
化エチル等の低級ハロゲン化アルキル、臭化ベンジル、
p−メトキシ臭化ベンジル等のハロゲン化アリールアル
キル、t−ブチルジメチルシリルクロライド、t−ブチ
ルジフェニルシリルクロライド等のハロゲン化シリルが
使用される。
【0053】化合物〔1−a〕の3位水酸基をニトロ化
し化合物〔1−b〕を製造する場合、テトラフルオロほ
う酸ニトロニウム、硫酸−硝酸、酢酸−硝酸等の反応試
薬が使用される。さらに、化合物〔1−b〕のA基が、
炭素数1〜6個の低級アルキルスルホニル基、アリール
スルホニル基の場合、硝酸テトラメチルアンモニウム、
硝酸テトラエチルアンモニウム、硝酸テトラn−ブチル
アンモニウム等の反応試薬によりニトロ化され化合物
〔1−b〕のA基がニトロの化合物が製造される。
【0054】これらの反応試薬は、化合物〔1−a〕に
対して0.5〜10倍モル程度使用し、好ましくは1〜
3倍モル程度を使用する。必要に応じて塩基触媒を加え
た場合、良い結果を与える。塩基触媒としては、水素化
ナトリウム、水素化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等の無機塩基、またはピリジン、トリエチル
アミン、4−ジメチルアミノピリジン等の有機塩基等が
使用される。反応は通常、有機溶媒中、水中あるいは無
溶媒で行なわれるが、有機溶媒中で行なう方が好まし
い。有機溶媒としては、メタノール、エタノール等のア
ルコール類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、塩化
メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性非プ
ロトン性溶媒などが使用される。反応温度は、特に限定
せず、冷却、常温または加熱下いずれかの条件で1〜4
8時間で行なわれる。本発明化合物〔1−b〕は、抽
出、再結晶、あるいはクロマトグラフィー等の通常の単
離方法によって単離される。
【0055】また、化合物〔1−b〕のR4 、R5 、R
6 、R7 のいずれか1つまたは、2つ以上が−Y−(O
A)n 基で、Aが水素原子、炭素数1〜6個の低級アル
キルスルホニル基、アリールスルホニル基の場合、ある
いは−CO−Z基のZが水酸基の場合、前記〔ルート
1〕で説明した方法により各種誘導体が製造される。
【0056】〔ルート2〕によって製造される化合物
〔1−b〕としては例えば、化合物44、117、13
0、154等があげられる。
【0057】〔ルート3〕本発明化合物〔1−c〕は、
〔ルート1〕で得られた化合物〔1−a〕より〔ルート
3〕の方法で製造される。
【0058】本発明化合物〔1−c〕の具体的な製造方
法は、化合物〔1−a〕を脱水する。脱水反応は化合物
〔1−a〕を有機溶媒中、酸触媒あるいは塩基触媒によ
り行われる。有機溶媒は、メタノール、エタノール等の
アルコール類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、塩
化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性非
プロトン性溶媒等が使用される。塩基触媒としては、水
素化ナトリウム、水素化リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等の無機塩基、またはピリジン、トリエ
チルアミン、4−ジメチルアミノピリジン等の有機塩基
等が使用される。酸触媒としては硫酸、塩酸、臭化水素
酸等の酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホ
ン酸等の有機酸が使用される。これらの触媒は、化合物
〔1−a〕に対して0.1〜10倍モル程度使用し、好
ましくは0.5〜2倍モル程度を使用する。反応温度
は、特に限定せず、冷却、常温または加熱下いずれかの
条件で行なわれる。具体的には、室温から溶媒の沸点付
近で1〜48時間反応させることにより、良い結果を与
える。本発明化合物〔1−c〕は、抽出、再結晶、ある
いはクロマトグラフィー等の通常の単離方法によって単
離される。 また、化合物〔1−c〕のR4 、R5 、R
6 、R7 のいずれか1つまたは、2つ以上が−Y−(O
A)n 基で表され、Aが水素原子、炭素数1〜6個の低
級アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基の場
合、あるいは−CO−Z基のZが水酸基の場合、前記
〔ルート1〕で説明した方法により各種誘導体が製造さ
れる。
【0059】〔ルート3〕によって製造される化合物
〔1−c〕としては例えば、化合物69、70、72、
77、105、160、167、168、169、18
1、182、188、189、192、193、19
4、195、196、199等があげられる。
【0060】〔ルート4〕本発明化合物〔1−c〕は、
〔ルート2〕で得られた化合物〔1−b〕より〔ルート
4〕の方法で製造される。
【0061】本発明化合物〔1−c〕の具体的な製造方
法は、化合物〔1−b〕からH及びOA基を脱離する。
脱離反応は化合物〔1−b〕を有機溶媒中、酸触媒ある
いは塩基触媒により行われる。有機溶媒は、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、テトラヒドロフラン
等のエーテル類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド等の極性非プロトン性溶媒等が使用される。塩
基触媒としては、水素化ナトリウム、水素化リチウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基、また
はピリジン、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピ
リジン等の有機塩基等が使用される。酸触媒としては硫
酸、塩酸、臭化水素酸等の酸、p−トルエンスルホン
酸、カンファースルホン酸等の有機酸が使用される。こ
れらの触媒は、化合物〔1−b〕に対して0.01〜1
0倍モル程度使用し、好ましくは0.5〜2倍モル程度
を使用する。反応温度は、特に限定せず、冷却、常温ま
たは加熱下いずれかの条件で行なわれる。具体的には、
室温から溶媒の沸点付近で1〜48時間反応させること
により、良い結果を与える。本発明化合物〔1−c〕
は、抽出、再結晶、あるいはクロマトグラフィー等の通
常の単離方法によって単離される。
【0062】また、化合物〔1−c〕のR4 、R5 、R
6 、R7 のいずれか1つまたは、2つ以上が−Y−(O
A)n 基で、Aが水素原子、炭素数1〜6個の低級アル
キルスルホニル基、アリールスルホニル基の場合、ある
いは−CO−Z基のZが水酸基の場合、前記〔ルート
1〕で説明した方法により各種誘導体が製造される。
【0063】〔ルート4〕によって製造される化合物
〔1−c〕としては例えば、化合物69、70、72、
77、105、160、167、168、169、18
1、182、188、189、192、193、19
4、195、196、199等があげられる。
【0064】より好ましい薬理作用を示した化合物6
9、72、77、81及び105の製造について更に具
体的に記述する。以下〔反応式1〕にこれらの化合物の
製造法を示す。
【0065】
【化7】
【0066】(ここでR1 、Y、nは前記と同じ、A’
は活性エステル基を示し、A”は水素原子又は保護基を
示す。) 上記式において、A’の活性エステル基としては、例え
ばトシル基、メタンスルホニル基等のスルホン酸残基
(スルホン酸から水酸基を除いた基)が挙げられる。
A”における保護基としては、例えばt−ブチル−ジメ
チルシリル基、t−ブチルジフェニルシリル基、ジエチ
ル−イソプロピルシリル基等のシリル型保護基があげら
れる。
【0067】次に〔反応式1〕について説明する。即
ち、6−シアノ−2,2−ジメチル−3,4−エポキシ
クロマンまたは6−トリフルオロメチル−2,2−ジメ
チル−3,4−エポキシクロマン(a)に一般式(b)
で表される1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ピリ
ジン誘導体を0.5〜10倍モル程度、好ましくは1〜
3倍モル程度をメタノール、エタノール等のアルコール
類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性非プロトン性
溶媒等の有機溶媒中か、または、無溶媒で、0.1〜3
モル倍程度、好ましくは0.3〜2倍モル程度の水素化
ナトリウム、水素化リチウム、ピリジン、トリエチルア
ミン、4−ジメチルアミノピリジン等塩基触媒存在下、
より好ましくは水素化ナトリウム、ピリジン等の塩基性
触媒存在下、室温から溶媒の沸点付近で1〜100時
間、より好ましくは5〜48時間反応させる。後処理と
しては、通常の方法即ち反応液を減圧下濃縮し、この得
られた残渣を直接次の反応に使用するか、またはシリカ
ゲル等のカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル
またはn−ヘキサン等の適当な有機溶媒単独か、または
組み合わた混合溶媒で溶出させることにより、目的とす
る一般式(c)で表される2H−ベンゾ[b]ピラン誘
導体を50〜100%の収率で得る。
【0068】一般式(b)で表される1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−1H−ピリジン誘導体としては、例えば
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシメチル−1H−ピリジン、1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−(1−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−1H−ピリジン、1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−4−(3−t−ブチルジメチルシリルオ
キシプロピル)−1H−ピリジン等があげられる。一般
式(c)で表される2H−ベンゾ[b]ピラン誘導体と
しては、例えばトランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン、トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン、トランス−3−ヒドロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシプロピル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピラン、トランス−3−ヒドロキ
シ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2,
2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1−ピリ
ジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン、トランス−3−
ヒドロキシ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒド
ロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−4−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシエ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン、トランス−3−ヒドロキシ−6−トリフルオロメチ
ル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−t−ブチルジメ
チルシリルオキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H
−ベンゾ[b]ピラン等があげられる。
【0069】一般式(c)で表される2H−ベンゾ
[b]ピラン誘導体を、〔ルート3〕の方法に従って脱
水すると一般式(d)で表される化合物が得られる。即
ち、一般式(c)で表される化合物をメタノール、エタ
ノール等のアルコール類、テトラヒドロフラン等のエー
テル類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭
化水素、またはジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の極性非プロトン性有機溶媒中、好ましくはテ
トラヒドロフラン、エタノール、ジメチルホルムアミド
中、水素化ナトリウム、水素化リチウム、水酸化カリウ
ム等の無機塩基、またはピリジン、トリエチルアミン、
4−ジメチルアミノピリジン等の有機塩基触媒存在下、
または硫酸、塩酸、臭化水素酸、p−トルエンスルホン
酸、カンファースルホン酸等の酸触媒存在下、好ましく
は0.5〜2倍モル程度の触媒存在下、室温から溶媒の
沸点付近で1〜48時間、好ましくは1〜24時間反応
させる。後処理法としては、通常の方法、即ち、反応終
了後、反応液に水を加えた後、エーテル、酢酸エチル、
トルエン、クロロホルム等の非親水性有機溶媒で抽出
し、この得られた有機層を水、飽和食塩水等で順次洗浄
し、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム等の乾
燥剤で乾燥した後、この有機溶媒を減圧下濃縮する。こ
の得られた残渣を直接次の反応に用いるか、または、シ
リカゲル、アルミナ等のカラムクロマトグラフィーに付
し精製することにより、一般式(d)で表される3、4
位が脱水された2H−ベンゾ[b]ピラン誘導体を50
〜100%収率で得る。
【0070】一般式[d]で表される誘導体としては、
例えば6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリル
オキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]
ピラン、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン、6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−t−ブ
チルジメチルシリルオキシプロピル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメ
チル−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン、6−
トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−2,2−
ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−
(3−t−ブチルジメチルシリルオキシプロピル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン等があげら
れる。
【0071】上記〔ルート3〕の方法で得られた一般式
(d)の化合物のA”における保護基を除去すると、一
般式(e)の化合物が得られる。即ち、一般式(d)の
化合物をメタノール、エタノール等のアルコール類、塩
化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素等の
有機溶媒に溶解して−30℃から溶媒の沸点付近の温度
で、好ましくは−10〜30℃で、酸触媒(例えば塩
酸、硫酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸等
の有機酸、またはスルホン酸基等の結合した酸性型樹脂
等)もしくは4級アンモニウム塩(例えばテトラブチル
アンモニウムフルオライド等)の脱保護試薬を0.2〜
10モル程度加え、より好ましくは1〜5モル程度加
え、−10〜30℃の範囲で0.5〜48時間、より好
ましくは、1〜24時間反応させる。後処理としては、
通常の方法、即ち反応液を減圧下濃縮し、この得られた
残渣に、酢酸エチル、塩化メチレン、クロロホルム等の
非親水性有機溶媒と水を加えた後、この有機層を抽出
し、この有機層を飽和食塩水、水などで洗浄し、無水硫
酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウムなどで乾燥する。
乾燥後、この有機溶媒を減圧下濃縮し、この得られた残
渣を直接次の反応に用いるか、または、シリカゲル、ア
ルミナ等のカラムクロマトグラフィーに付し精製し、目
的とする一般式(e)で表されるハイドロキシ誘導体を
50〜100%の収率で得る。上記のようにして得られ
た一般式(e)で表される化合物の水酸基に活性エステ
ル基を導入し、一般式(f)で表される化合物に誘導す
る。例えば一般式(e)で表される化合物に、0.5〜
10モル程度、好ましくは1〜5モル程度のp−トルエ
ンスルホン酸無水物等の酸無水物、メタンスルホニルク
ロライド、p−トルエンスルホニルクロライド等のスル
ホン酸ハロゲン化物によりスルホニル化する。溶媒とし
ては、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化
水素、またはテトラヒドロフラン等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素等の有機溶媒中、
0.1〜10モル程度、好ましくは1〜5モル程度の水
素化ナトリウム、水素化リチウム等の無機塩基、または
ピリジン、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン等の有機触媒存在下、−30℃〜溶媒の沸点付近、
より好ましくは−10〜50℃で1〜48時間、より好
ましくは1〜24時間反応させる。
【0072】後処理としては、反応終了後、反応液に水
を加え反応を停止した後、塩化メチレン、クロロホルム
等の非親水性有機溶媒で抽出を行い、この有機溶媒を
0.1〜6Nの塩酸、硫酸等の水溶液、水、飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリ
ウム等の乾燥剤で乾燥した後、この有機溶媒を減圧下濃
縮する。この得られた残渣を直接次の反応に用いるか、
またはシリカゲル、アルミナ等のカラムクロマトグラフ
ィーに付し精製し、一般式(f)で表されるスルホニル
オキシ誘導体を50〜100%の収率で得る。この一般
式(f)で表されるスルホニルオキシ誘導体としては、
例えば6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−メタンスルホニルオキシメ
チル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン、
6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−メタンスルホニルオキシエ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−4−(3−メタンスルホニルオキ
シプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]
ピラン、6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−メタンスル
ホニルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−2,2−ジメ
チル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1
−メタンスルホニルオキシエチル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル
−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−4−(3−メタンスルホニルオキシプロピル)−
1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン等があげ
られる。
【0073】最後に、上記反応で得られた、一般式
(f)で表されるスルホニルオキシ誘導体を硝酸エステ
ル化して、目的とする一般式(g)で表される硝酸エス
テル誘導体を得る。即ち、一般式(f)で表されるスル
ホニルオキシ誘導体を、ベンゼン、トルエン等の芳香族
炭化水素、または塩化メチレン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素等の不活性溶媒中に、−30〜溶媒の沸
点付近、より好ましくは−10〜100℃で、式(f)
の化合物に対し、1〜10倍モル程度、好ましくは1〜
5倍モル程度の硝酸エステル化剤を加え、室温(約15
℃)から溶媒の沸点で0.25〜48時間、より好まし
くは0.5〜24時間反応させる。硝酸エステル化剤と
しては、例えば混酸(硝酸−硫酸混合物)、硝酸−酢酸
混合物、硝酸−スルホン酸混合物等の硝酸と他の酸との
混合物や、硝酸テトラベンジルアンモニウム、硝酸テト
ラメチルアンモニウム、硝酸テトラエチルアンモニウ
ム、硝酸テトラn−ブチルアンモニウム等の硝酸テトラ
アルキルアンモニウム試薬が挙げられるが、より好まし
くは硝酸テトラn−ブチルアンモニウムが挙げられる。
【0074】後処理としては、反応終了後、反応液に氷
水を加え、さらに、酢酸エチル等の非親水性有機溶媒で
抽出を行う。この有機溶媒を水、飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム等の乾
燥剤で乾燥した後、この有機溶媒を減圧下濃縮する。こ
の得られた残渣をシリカゲル、アルミナ等のカラムクロ
マトグラフィーに付し精製し、目的とする一般式(g)
で表される硝酸エステル化合物を50〜100%の収率
で得る。
【0075】一般式(g)で表される硝酸エステル化合
物としては、例えば6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシメ
チル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン、
6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキシエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン、6−シアノ
−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−4−(3−ニトロキシプロピル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン、6−シアノ−2,2
−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4
−(4−ニトロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H
−ベンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−2,
2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
4−ニトロキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベン
ゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−2,2−ジ
メチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−
(1−ニトロキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−2,2
−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4
−(3−ニトロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2
H−ベンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−
2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−4−(4−ニトロキシブチル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピラン等があげられる。尚、下記
式(e’)
【0076】
【化8】
【0077】[式中、R’1 はシアノ基又はハロゲノメ
チル基であり、R’2 とR’3 は一緒になって1つの結
合を形成するか又は、R’2 が水酸基又はアセトキシ基
であって、R’3 が水素原子であり、R’5 は水酸基の
結合した炭素数1〜6個の低級アルキル基、である]で
表わされるクロマン誘導体は硝酸エステル化された好ま
しい化合物の中間体として有用である。特に好ましい置
換基としては、例えばR’1 はシアノ基又はトリフルオ
ロメチル基であり、R’2 とR’3 は一緒になって1つ
の結合を形成し、R’5 はヒドロキシメチル基、ヒドロ
キシエチル基又はヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブ
チル基等があげられる。
【0078】一般式(e’)で表されるヒドロキシ化合
物としては、例えば6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメ
チル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン、
6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン、6−シアノ
−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−4−(3−ヒドロキシプロピル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン、6−シアノ−2,2
−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4
−(4−ヒドロキシブチル)−1−ピリジニル}−2H
−ベンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−2,
2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
4−ヒドロキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベン
ゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−2,2−ジ
メチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−
(1−ヒドロキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−2,2
−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4
−(3−ヒドロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2
H−ベンゾ[b]ピラン、6−トリフルオロメチル−
2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−4−(4−ヒドロキシブチル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピラン等があげられる。
【0079】本発明化合物を医薬品として用いる場合
は、通常、担体、賦形剤、希釈剤、溶解補助剤等の製薬
上許容し得る添加剤と混合し、錠剤(糖衣錠、フィルム
コート錠を含む)、カプセル剤、散剤、顆粒、注射剤、
点滴剤、坐剤、パップ剤等の製剤形態で経口または非経
口に安全に哺乳動物に投与し得る。製剤中の本発明化合
物の割合は、0.01〜99%であり、添加剤1〜9
9.99%である。投与量は投与法により異なるが、通
常0.01〜20mg/kg/day 程度である。
【0080】
【作用】次に本発明化合物の作用について説明する。 1.摘出血管における収縮緩解作用 1)ラット大動脈 <方法>雄性SD系ラットの胸部大動脈を摘出し幅3m
mのリング標本を作成した。標本はKrebs-Henseleit 液
を満たした10mlのorgan bath中に1.0gの静止張力
をかけ懸垂した。栄養液は37℃に保持し、95%O2
−5%CO2 で通気した。筋の等尺性張力はFDピック
アップにて測定し、記録計にて記録した。1時間程度の
平衡時間の後、20mMのKClで惹起される持続的収縮
に対して、本発明化合物を累積的に投与し、その収縮寛
解作用を調べた。本発明化合物の収縮寛解作用は塩酸パ
パベリン10-4Mで得られた最大弛緩を100%として
抑制率で表わされた。本発明化合物のIC50値(50%
弛緩曲線)を濃度作用曲線から求め、-logIC50値とし
てその効力を表わし平均値±標準誤差で示した。
【0081】 <結果> 化合物 20mMKCl 実施例3の化合物 (化合物No.2) 7.29±0.07(n=3) 実施例7の化合物 (化合物No.44) 5.18±0.13(n=3) 実施例9の化合物 (化合物No.161) 6.28±0.05(n=3) 実施例11の化合物 (化合物No.69) 8.48±0.07(n=3) 実施例14の化合物 (化合物No.162) 6.86±0.18(n=3) 実施例15の化合物 (化合物No.70) 6.87±0.04(n=3) 実施例18の化合物 (化合物No.160) 6.09±0.19(n=3) 実施例24、27の化合物 (化合物No.192) 7.22±0.46(n=3) 実施例25の化合物 (化合物No.193) 6.35±0.07(n=3) 実施例30の化合物 (化合物No.72) 7.17±0.16(n=3) 実施例34、41の化合物 (化合物No.194) 5.95±0.24(n=3) 実施例36の化合物 (化合物No.77) 7.90±0.21(n=3) 実施例43の化合物 (化合物No.91) 6.99±0.18(n=3) 実施例47の化合物 (化合物No.195) 5.87±0.09(n=3) 実施例49の化合物 (化合物No.81) 7.40±0.16(n=3) 実施例52の化合物 (化合物No.189) 6.90±0.11(n=3) 実施例53の化合物 (化合物No.105) 8.23±0.03(n=3)
【0082】<考察>本実験より、ラット大動脈におい
て、本発明化合物は明確な収縮寛解作用を有することが
判明した。その−logIC50値は5.18〜8.48
であった。
【0083】2)犬冠動脈 <方法>雌雄雑種成犬の冠動脈リング標本を作成し、上
記と同様の実験を行った。但し、静止張力は1.5gと
した。また、作用機序を推定するために80mMのKCl
で惹起した収縮に対する作用も併せて検討した。
【0084】 <結果> 化合物 20mMKCl 80mMKCl (n=3) 実施例11の化合物 (化合物No.69) 8.06±0.22(n=3) 4.90±0.77 実施例36の化合物 (化合物No.77) 8.67±0.41(n=3) 6.42±0.20 実施例49の化合物 (化合物No.81)10.50±0.95(n=4) 6.64±0.41 実施例53の化合物 (化合物No.105)8.52±0.11(n=4) 5.22±0.09
【0085】<考察>本発明化合物は犬冠動脈において
も優れた収縮緩解作用を示した。化合物69、77、8
1及び105はそれぞれ効力は減弱するが80mMKCl
収縮に対しても収縮寛解作用を示したことから、これら
の化合物の収縮寛解作用に、Kチャンネルオープニング
作用以外の作用、即ち、これら化合物の構造に硝酸エス
テル基が含まれていることからNOによる作用も関与し
ていると考えられる。
【0086】以上から明らかなように本発明化合物はK
チャンネルオープニング作用を、又その中のいくつかの
化合物はKチャンネルオープニング作用以外の作用も併
せ持っており、新たな降圧剤、狭心症、心不全、心筋梗
塞や不整脈等の治療剤、脳循環改善剤等の循環系薬剤、
抗喘息剤、子宮または尿路の平滑筋収縮に伴う障害の治
療剤、及びてんかん等の抗痙攣剤等として期待される。
【0087】2.摘出気管平滑筋に対する拡張作用 1)モルモット気管平滑筋 <方法>ハートレー系雄性モルモット(日生研)を撲殺
後、気管を摘出した。気管平滑筋を傷つけないように注
意深く20個の気管小片とし、5個を糸で交互につない
で気管鎖標本を作成した。標本は、インドメタシン(5
×10-6)を含むmodified Krebs−He
nseleit栄養液を満たした15mlのオルガンバ
ス中に0.5g重の張力をかけ懸垂した。栄養液は、3
5℃に保持し、95%O2 +5%CO2 ガスを通気し
た。実験は1時間の平衡状態を保った後に行った。反応
は等張性にトランデューサー(日本光電気、TD−11
2S)及び入力箱(日本光電、JD−112S)を介し
て多ペンレコーダー(理化電気工業、R−64VL)上
に記録した。各標本はカルバコール(3×10-6及び1
-5M)により最大収縮させ、洗浄後平衡になったとこ
ろでアミノペプチダーゼ阻害薬L−システイン(3×1
-3M)に暴露させた。30分後、ロイコトリエンD4
(3×10-9M)により収縮反応を惹起させ、収縮が一
定に状態になったところで、本発明化合物(10-8〜3
×10-5M)を公比3で累積的にバス内に適用した。各
標本は最後にパパベリンにより最大弛緩を確認した。
【0088】<結果>本発明化合物の各濃度による弛緩
をパパベリンによる最大弛緩を100%とした弛緩率に
変更し、被験薬による最大弛緩の値(%)、及び2用量
の弛緩率から直線回帰により求めた弛緩率30%となる
用量であるED30(M)の−log値を結果に示した。 化合物 ロイコトリエンD4による収縮に対する弛緩作用 −log[ED30(M)] 最大弛緩 (%) 実施例11の化合物 6.65 93.9 (n=1) (化合物No.69) <考察>この結果から明らかな様に化合物69は、強力
な気管支平滑筋の拡張作用を有する。
【0089】以上のことより本発明化合物は強力な気管
支平滑筋の拡張作用を有する。従って、軽〜中程度の発
作のみならず重症発作にも有効な新しいタイプの気管支
拡張剤として期待される。また、同様のことから気管支
喘息のみならず喘息様気管支炎、急性気管支炎、慢性気
管支炎、肺気腫、珪肺腫、塵肺症、肺結核等の諸症状の
緩解にも有効な薬剤として期待される。
【0090】3.マウス急性毒性 <方法>本発明化合物の急性毒性をマウスを用い、静脈
内投与で検討した。本発明化合物のLD50はアップアン
ドダウン法で求めた。 <結果> 化合物 LD50(mg/kg,iv) 実施例11の化合物 81.2 (化合物No.69)
【0091】
【発明の効果】以上、総括すると、本発明化合物は血管
平滑筋や気管支平滑筋等の平滑筋の収縮を強力に弛緩さ
せる。従って、本発明化合物は平滑筋の弛緩剤として平
滑筋の収縮に伴う諸症状の予防及び治療に、また循環系
疾患の予防及び治療に有効であることが期待される。
【0092】
【実施例】
実施例1(化合物No.124) トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−6−シアノ−
2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン4.02
gと1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジ
メチルシリルオキシメチル−1H−ピリジン7.18g
の混合物に、室温でエタノール30mlとピリジン1.
29mlを加え、還流下12時間反応させる。反応液を
減圧下濃縮した後、この得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘ
キサン=1/4)で単離精製し、トランス−3−ヒドロ
キシ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブ
チルジメチルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−
2H−ベンゾ[b]ピラン(化合物No.124)5.
48g及び副生成物としてトランス−3−ヒドロキシ−
6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4
−{(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−2
−ピリジル)オキシ}−2H−ベンゾ[b]ピラン1.
96gを得る。 化合物No.124 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.13(s,6H),0.95(s,9H),1.3
7(s,3H),1.55(s,3H),3.85(d
d,1H),4.23(d,1H),4.59(d,2
H),6.20(dd,1H),6.32(d,1
H),6.69(d,1H),6.84(d,1H),
6.98(d,1H),7.10(m,1H),7.5
0(dd,1H)
【0093】実施例2(化合物No.148) トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−メタンスルホニルオキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例1で得たトランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.32gをメタノール12.2mlに溶
解する。次いで、この溶液に0℃で4N塩酸−ジオキサ
ン溶液3.15mlを加え、室温で2時間反応させる。
反応液を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチル及び水を加
え、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無
機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残
渣を塩化メチレンに懸濁させ、生成する結晶をろ別し、
無色結晶0.91gを得る。得られた無色結晶326m
gをピリジン4mlに溶解し、次いで、この溶液に0℃
でメタンスルホン酸無水物192mgの無水塩化メチレ
ン溶液4mlを滴下し、同温度で6時間反応させる。反
応液に水を加えて反応を停止した後、塩化メチレンで抽
出を行い、この有機層を2N塩酸水溶液、水、飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その
後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/20)で単離精
製し、トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4
−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−メタンスルホニルオキシメチル−
1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン201m
gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.36(s,3H),1.56(s,3H),1.6
6(m,1H),3.14(s,3H),3.85
(d,1H),5.09(d,2H),6.28(d
d,1H),6.31(d,1H),6.68(s,1
H),6.94(d,1H),6.98(d,1H),
7.08(m,1H),7.51(dd,1H)
【0094】実施例3(化合物No.2) トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピリジニル)−
2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例2で得たトランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−メタンスルホニルオキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
315mgを無水トルエン3mlに溶解する。次いで、
この溶液に室温で硝酸テトラ−n−ブチルアンモニウム
711mgを加え、90℃で1時間反応させる。反応液
に氷水を加えて反応を停止した後、酢酸エチルで抽出を
行い、この有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、
ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:メタノール/塩
化メチレン=1/40)で単離精製し、得られた結晶を
エタノールから再結晶してトランス−3−ヒドロキシ−
6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4
−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシメ
チル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン1
37mgを得る。 IR (KBr) cm-1 2315,1665,1645,1580,1280
【0095】実施例4(化合物No.130) トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例1で得たトランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.32gを無水塩化メチレン15mlに
溶解し、ピリジン0.49ml、4−ジメチルアミノピ
リジン73mgを加える。次いで、この溶液に0℃で無
水酢酸0.43mlを滴下し、室温で30分反応させ
る。反応液に水を加えて反応を停止した後、エーテルで
抽出を行い、この有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無機物を
ろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エ
チル/塩化メチレン=1/3)で単離精製し、トランス
−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−
2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン1.45gを
得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.13(s,6H),0.95(s,9H),1.4
4(s,3H),1.46(s,3H),2.03
(s,3H),4.57(d,2H),5.33(d,
1H),6.09(dd,1H),6.57(d,1
H),6.64(m,1H),6.85(d,1H),
6.97(d,1H),7.09(m,1H),7.4
9(dd,1H)
【0096】実施例5(化合物No.117) トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−ピリジニル)−
2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例4で得たトランス−3−アセトキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.45gをメタノール15.0mlに溶
解する。次いで、この溶液に0℃で4N塩酸−ジオキサ
ン溶液3.00mlを加え、室温で2時間反応させる。
反応液を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチル及び水を加
え、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無
機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
酢酸エチル)で単離精製し、トランス−4−アセトキシ
−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
1.06gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.43(s,3H),1.46(s,3H),2.0
4(s,3H),2.65(t,1H),4.57
(d,2H),5.32(d,1H),6.18(d
d,1H),6.55(d,1H),6.66(m,1
H),6.93(d,1H),6.98(d,1H),
7.01(m,1H),7.49(dd,1H)
【0097】実施例6(化合物No.154) トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−メタンスルホニルオキシメチル−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例5で得たトランス−3−アセトキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン1.06gを
無水塩化メチレン10mlに溶解し、ピリジン0.70
ml、4−ジメチルアミノピリジン71mgを加える。
次いで、この溶液に0℃でメタンスルホン酸無水物0.
75gの無水塩化メチレン溶液5mlを滴下し、室温で
30分反応させる。反応液に水を加えて反応を停止した
後、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を1N塩酸水
溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下
濃縮し、トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,
4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−メタンスルホニルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン1.2
8gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.44(s,3H),1.47(s,3H),2.0
4(s,3H),3.11(s,3H),5.07
(s,2H),5.30(d,1H),6.18(d
d,1H),6.54(d,1H),6.63(m,1
H),6.96(d,1H),6.99(d,1H),
7.08(m,1H),7.52(dd,1H)
【0098】実施例7(化合物No.44) トランス−3−アセトキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピリジニル)−
2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例6で得たトランス−3−アセトキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−メタンスルホニルオキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
1.28gを無水トルエン15mlに溶解する。次い
で、この溶液に室温で硝酸テトラ−n−ブチルアンモニ
ウム2.70gを加え、90℃で2時間反応させる。反
応液に氷水を加えて反応を停止した後、酢酸エチルで抽
出を行い、この有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無機物をろ別
し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル
/n−ヘキサン=3/2)で単離精製し、トランス−3
−アセトキシ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2
−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4
−ニトロキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.07gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.43(s,3H),1.46(s,3H),2.0
3(s,3H),5.29(d,2H),5.32
(m,1H),6.16(dd,1H),6.54
(d,1H),6.61(m,1H),6.97(d,
1H),6.99(d,1H),7.08(m,1
H),7.52(dd,1H) IR (KBr) cm-1 2310,1750,1670,1640,1595,
1280
【0099】実施例8(化合物No.168) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
の製造 実施例1で得たトランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.32gを無水テトラヒドロフラン50
mlに溶解する。次いで、この溶液に室温で60%油性
水素化ナトリウム0.12gを加え、還流下4時間反応
させる。反応液に水を加えて反応を停止した後、エーテ
ルで抽出を行い、この有機層を水、飽和食塩水で順次洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無機物
をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸
エチル/塩化メチレン=1/7)で単離精製し、6−シ
アノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン1.0
4gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.15(s,6H),0.97(s,9H),1.5
6(s,3H),1.62(s,3H),4.62
(d,2H),5.80(s,1H),6.22(d
d,1H),6.65(d,1H),6.90(d,1
H),6.96(dd,1H),7.09(d,1
H),7.44(dd,1H)
【0100】実施例9(化合物No.161) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例8で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメ
チルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン1.04gをメタノール10.5ml
に溶解する。次いで、この溶液に0℃で4N塩酸−ジオ
キサン溶液2.59mlを加え、室温で2時間反応させ
る。反応液を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチル及び水を
加え、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、
無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:メタノール/塩化メチレン=1/20)で単離精製
し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−ピリ
ジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン0.76gを得
る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),4.3
4(t,1H),4.57(d,2H),5.81
(s,1H),6.30(dd,1H),6.68
(d,1H),6.91(d,1H),6.93(s,
1H),7.13(d,1H),7.45(dd,1
H)
【0101】実施例10(化合物No.181) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−メタンスルホニルオキシメチル−
1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例9で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン65
5mgをピリジン7mlに溶解する。次いで、この溶液
に0℃でメタンスルホン酸無水物555mgの無水塩化
メチレン溶液7mlを滴下し、同温度で1時間反応させ
る。反応液に水を加えて反応を停止した後、塩化メチレ
ンで抽出を行い、この有機層を2N塩酸水溶液、水、飽
和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。
この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/10)
で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−メタンスルホニ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン756mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.57(s,3H),1.62(s,3H),3.1
5(s,3H),5.12(s,2H),5.81
(s,1H),6.30(dd,1H),6.66
(m,1H),6.91(d,1H),6.94(s,
1H),7.20(d,1H),7.46(dd,1
H)
【0102】実施例11(化合物No.69) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例10で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−メタンスルホニ
ルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン0.78gを無水トルエン7mlに溶解す
る。次いで、この溶液に室温で硝酸テトラ−n−ブチル
アンモニウム1.84gを加え、90℃で1時間反応さ
せる。反応液に氷水を加えて反応を停止した後、酢酸エ
チルで抽出を行い、この有機層を水、飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無機
物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢
酸エチル/n−ヘキサン=1/7)で粗精製した後、さ
らにシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
メタノール/塩化メチレン=1/50)で単離精製し、
6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン(化合物No.69)
0.29g及び副生成物として6−シアノ−2,2−ジ
メチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ホ
ルミル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
(化合物No.193)0.20gを得る。 化合物No.69 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.57(s,3H),1.62(s,3H),5.3
3(s,2H),5.81(s,1H),6.26(d
d,1H),6.66(m,1H),6.92(d,1
H),6.93(s,1H),7.21(d,1H),
7.46(dd,1H) IR (KBr) cm-1 2320,1670,1640,1600,1280 化合物No.193 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.58(s,3H),1.63(s,3H),5.8
4(s,1H),6.70(dd,1H),6.92
(d,1H),6.94(d,1H),7.12(d,
1H),7.29(d,1H),7.47(dd,1
H),9.97(s,1H)
【0103】実施例12(化合物No.125) トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−6−シアノ−
2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン4.02
gと1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−t−ブチルジ
メチルシリルオキシメチル−1H−ピリジン7.18g
の混合物に、室温でエタノール30mlとピリジン1.
29mlを加え、還流下12時間反応させる。反応液を
減圧下濃縮した後、この得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘ
キサン=1/1)で単離精製し、トランス−3−ヒドロ
キシ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−t−ブ
チルジメチルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−
2H−ベンゾ[b]ピラン5.98g(化合物No.1
25)及び副生成物としてトランス−3−ヒドロキシ−
6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4
−{(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−2
−ピリジル)オキシ}−2H−ベンゾ[b]ピラン1.
84gを得る。 化合物No.125 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.02(s,6H),0.79(s,9H),1.3
6(s,3H),1.55(s,3H),3.87(d
d,1H),4.14(d,1H),4.41(s,2
H),6.35(d,1H),6.70(d,1H),
6.85(m,1H),7.00(d,1H),7.1
2(m,1H),7.35(m,1H),7.52(d
d,1H)
【0104】実施例13(化合物No.169) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−t−ブチルジメチルシリルオキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
の製造 実施例12で得たトランス−3−ヒドロキシ−6−シア
ノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−5−t−ブチルジメチルシ
リルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.32gを無水テトラヒドロフラン50
mlに溶解する。次いで、この溶液に室温で60%油性
水素化ナトリウム0.12gを加え、還流下3時間反応
させる。反応液を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチル及び
水を加え、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を水、
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。
この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:酢酸エチル/塩化メチレン=1/3)で
単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−t−ブチルジメ
チルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン1.16gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.12(s,6H),0.92(s,9H),1.5
6(s,3H),1.62(s,3H),4.51
(d,2H),5.80(s,1H),6.66(d,
1H),6.91(d,1H),6.96(d,1
H),7.08(m,1H),7.43(dd,1
H),7.45(dd,1H)
【0105】実施例14(化合物No.162) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−ヒドロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例13で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−t−ブチルジメ
チルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン1.16gをメタノール11.5ml
に溶解する。次いで、この溶液に0℃で4N塩酸−ジオ
キサン溶液2.87mlを加え、室温で1時間30分反
応させる。反応液に水を加えて反応を停止した後、酢酸
エチルで抽出を行い、この有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無機物を
ろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:メタノ
ール/塩化メチレン=1/20)で単離精製し、6−シ
アノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−5−ヒドロキシメチル−1−ピリジニル)−
2H−ベンゾ[b]ピラン0.80gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),4.4
5(s,2H),4.46(m,1H),5.82
(s,1H),6.64(d,1H),6.91(d,
1H),6.95(d,1H),7.19(d,1
H),7.45(dd,1H),7.53(dd,1
H)
【0106】実施例15(化合物No.70) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−5−ニトロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例14で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−ヒドロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン58
1mgを無水塩化メチレン10mlに懸濁させ、室温で
テトラフルオロほう酸ニトロニウム270mgを加え、
室温で30分反応させる。反応液に氷水を加えて反応を
停止した後、塩化メチレンで抽出を行い、この有機層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル/エーテル=1/25)で単離
精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−5−ニトロキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン328mgを
得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.58(s,3H),1.62(s,3H),5.2
2(s,2H),5.83(s,1H),6.69
(d,1H),6.91(d,1H),6.93(d,
1H),7.32(d,1H),7.47(dd,1
H),7.51(dd,1H) IR (KBr) cm-1 2320,1670,1630,1610,1280
【0107】実施例16(化合物No.123) トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−3−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−6−シアノ−
2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン4.02
gと1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3−t−ブチルジ
メチルシリルオキシメチル−1H−ピリジン7.18g
の混合物に、室温でエタノール30mlとピリジン1.
29mlを加え、還流下12時間反応させる。反応液を
減圧下濃縮した後、この得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘ
キサン=1/4)で単離精製し、トランス−3−ヒドロ
キシ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3−t−ブ
チルジメチルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−
2H−ベンゾ[b]ピラン5.08g(化合物No.1
23)及び副生成物としてトランス−3−ヒドロキシ−
6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4
−{(3−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−2
−ピリジル)オキシ}−2H−ベンゾ[b]ピラン2.
10gを得る。 化合物No.123 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.15(s,3H),0.16(s,3H),0.9
8(s,9H),1.36(s,3H),1.55
(s,3H),3.87(dd,1H),4.00
(d,1H),4.68(s,2H),6.34(d,
1H),6.39(d,1H),6.81(dd,1
H),6.98(d,1H),7.08(m,1H),
7.50(dd,1H),7.60(dd,1H)
【0108】実施例17(化合物No.167) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ
メチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
の製造 実施例16で得たトランス−3−ヒドロキシ−6−シア
ノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−3−t−ブチルジメチルシ
リルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.32gを無水テトラヒドロフラン50
mlに溶解する。次いで、この溶液に室温で60%油性
水素化ナトリウム0.12gを加え、還流下3時間反応
させる。反応液に水を加えて反応を停止した後、酢酸エ
チルで抽出を行い、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥させる。その後、無機物をろ別
し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:メタノール
/塩化メチレン=1/25)で単離精製し、6−シアノ
−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−3−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1
−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン0.61g
を得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.14(s,3H),0.15(s,3H),0.9
8(s,9H),1.57(s,3H),1.61
(s,3H),4.68(d,2H),5.80(s,
1H),6.37(t,1H),6.89(s,1
H),6.92(d,1H),7.08(dd,1
H),7.45(dd,1H),7.65(dd,1
H)
【0109】実施例18(化合物No.160) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−3−ヒドロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例17で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3−t−ブチルジメ
チルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン877mgをメタノール9.00ml
に溶解する。次いで、この溶液に0℃で4N塩酸−ジオ
キサン溶液2.20mlを加え、室温で1時間反応させ
る。反応液に水を加えて反応を停止した後、酢酸エチル
で抽出を行い、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥させる。その後、無機物をろ別し、ろ
液を減圧下濃縮する。この得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒:メタノール/塩化
メチレン=1/20)で、次いでシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン
=1/1)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチ
ル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3−ヒドロ
キシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン472mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.63(s,3H),3.2
6(t,1H),4.53−4.73(m,2H),
5.83(s,1H),6.34(t,1H),6.9
1(s,1H),6.94(d,1H),7.15
(d,1H),7.45(d,1H),7.49(m,
1H)
【0110】実施例19 トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−(4−エトキシカルボニ
ル−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジニル)
−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−6−シアノ−
2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン8.05
gと1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−メトキシカル
ボニル−1H−ピリジン9.19gの混合物に、室温
で、エタノール60mlとピリジン2.59mlを加
え、還流下12時間反応させる。反応液を減圧下濃縮た
後、この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/
2)で単離精製し、トランス−3−ヒドロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4
−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロ−2−オキソ
−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン8.9
3g及び副生成物としてトランス−3−ヒドロキシ−6
−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−
{(4−エトキシカルボニル−2−ピリジル)オキシ}
−2H−ベンゾ[b]ピラン3.39gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.37(s,3H),1.40(t,3H),1.5
7(s,3H),1.75(m,1H),3.87
(d,1H),4.39(q,2H),6.33(d,
1H),6.76(dd,1H),6.97(d,1
H),7.00(s,1H),7.04(m,1H),
7.28(d,1H),7.51(dd,1H)
【0111】実施例20 トランス−3−メタンスルホニルオキシ−6−シアノ−
3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−エト
キシカルボニル−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例19で得たトランス−3−ヒドロキシ−6−シア
ノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−
エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン368m
gを無水塩化メチレン7mlに溶解し、トリエチルアミ
ン607mgの無水塩化メチレン溶液4mlを加える。
次いで、この溶液に0℃で塩化メタンスルホニル687
mgの無水塩化メチレン溶液4mlを滴下し、室温で2
時間反応させる。反応液に水を加えて反応を停止した
後、塩化メチレンで抽出を行い、この有機層を2N塩酸
水溶液、飽和炭酸水素ナトリウ水溶液、飽和食塩水で順
次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無
機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮し、トランス−3−メ
タンスルホニルオキシ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ
−2,2−ジメチル−4−(4−エトキシカルボニル−
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジニル)−2
H−ベンゾ[b]ピラン446mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.40(t,3H),1.43(s,3H),1.6
4(s,3H),2.92(s,3H),4.39
(q,2H),4.96(d,1H),6.66(d,
1H),6.74(dd,1H),6.96(d,1
H),7.01(d,1H),7.08(m,1H),
7.32(d,1H),7.53(dd,1H)
【0112】実施例21 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(4−エトキシカ
ルボニル−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジ
ニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例20で得たトランス−3−メタンスルホニルオキ
シ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル
−4−(4−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロ−
2−オキソ−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン250mgを無水テトラヒドロフラン8mlに溶解
し、この溶液に室温でカリウム−t−ブトキシド112
mgを加え、同温度で40分反応させる。反応液を減圧
下濃縮した後、この得られた残渣を塩化メチレンに溶解
し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/2)で単離精製
し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(4−エトキ
シカルボニル−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン109mgを得
る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.42(t,3H),1.57(s,3H),1.6
3(s,3H),4.42(q,2H),5.83
(s,1H),6.78(dd,1H),6.90
(d,1H),6.93(d,1H),7.22(d
d,1H),7.31(d,1H),7.46(dd,
1H)
【0113】実施例22(化合物No.161) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例21で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(4−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン3
50mgを無水テトラヒドロフラン4mlに溶解し、こ
の溶液に室温で2.0M水素化ホウ素リチウムテトラヒ
ドロフラン溶液0.50mlを加え、室温で1.5時間
反応させる。反応液に0.2Mリン酸緩衝液を加えて反
応を停止し、2N塩酸水溶液を加えて不溶物を溶解させ
た後、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、
無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:メタノール/塩化メチレン=1/20)で単離精製
し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチル−1−ピリ
ジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン163mgを得
る。
【0114】実施例23(化合物No.127) トランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシ
エチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ンの製造 3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−6−シアノ−
2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン3.62
gと1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−t−ブ
チルジメチルシリルオキシエチル)−1H−ピリジン
6.84gの混合物に、室温でエタノール27mlとピ
リジン1.17mlを加え、還流下9時間反応させる。
反応液を減圧下濃縮した後、この得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル
/塩化メチレン=1/3)で単離精製し、トランス−3
−ヒドロキシ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2
−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4
−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン4.22g
及び副生成物としてトランス−3−ヒドロキシ−6−シ
アノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{4
−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−2
−ピリジルオキシ}−2H−ベンゾ[b]ピランを得
る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.04(s,6H),0.88(s,9H),1.3
6(s,3H),1.55(s,3H),2.69
(t,2H),3.83(d,1H),3.85(t,
2H),4.17(d,1H),6.22(dd,1
H),6.31(d,1H),6.54(s,1H),
6.79(d,1H),6.97(d,1H),7.0
9(m,1H),7.50(dd,1H)
【0115】実施例24(化合物No.192) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ビニル−1−ピリジニル)−2H
−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例23で得たトランス−3−ヒドロキシ−6−シア
ノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−{1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン3.18gを無水テトラヒドロフラ
ン105mlに溶解する。次いで、この溶液に室温で6
0%油性水素化ナトリウム0.28gを加え、還流下1
時間反応させる。反応液に水を加えて反応を停止した
後、エーテルで抽出を行い、この有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無機
物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢
酸エチル/塩化メチレン=1/4)で単離精製し、6−
シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−
2−オキソ−4−ビニル−1−ピリジニル)−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン2.01gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.57(s,3H),1.62(s,3H),5.6
1(d,1H),5.85(s,1H),5.96
(d,1H),6.49(dd,1H),6.56
(d,1H),6.62(dd,1H),6.92
(d,1H),6.96(d,1H),7.19(d,
1H),7.46(dd,1H)
【0116】実施例25(化合物No.193) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ホルミル−1−ピリジニル)−2
H−ベンゾ[b]ピランの製造 無水塩化メチレン200mlに塩化オキザリル3.84
mlを溶解させ、反応液を−50〜−60℃に冷却す
る。この溶液にジメチルスルホキシド6.24mlを滴
下し同温度で5分撹拌する。更にこの溶液に同温度で実
施例9(または実施例22)で得た6−シアノ−2,2
−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4
−ヒドロキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン12.3gの無水塩化メチレン溶液200
mlを25分間かけて加え、同温度で20分反応させ
る。反応液にトリエチルアミン27.9mlを加えて、
同温度で10分撹拌した後に徐々に室温まで昇温させ
る。室温で更に1時間撹拌した後に水を加えて反応を停
止し、塩化メチレンで抽出を行う、この有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その
後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/30)で単離精
製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−ホルミル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピラン12.2gを得る。
【0117】実施例26 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシ−2−トリメチ
ルシリルエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピランの製造 実施例25で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ホルミル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン919mgを
無水テトラヒドロフラン15mlに溶解し、この溶液に
0℃で1.0Mトリメチルシリルメチルマグネシウムク
ロライドエーテル溶液30.6mlを加え、室温で1時
間反応させる。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を
加えて反応を停止した後、酢酸エチルで抽出を行い、こ
の有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシムで
乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮
する。この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/塩化メチレン=1/
3)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4
−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロ
キシ−2−トリメチルシリルエチル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン883mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.09(d,9H),1.06−1.22(m,2
H),1.56(s,3H),1.62(S,3H),
2.17(d,1H),4.72(m,1H),5.7
8(d,1H),6.34(dt,1H),6.59
(s,1H),6.89(d,1H),6.92(m,
1H),7.13(d,1H),7.44(dd,1
H)
【0118】実施例27(化合物No.192) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−ビニル−1−ピリジニル)−2H
−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例26で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキ
シ−2−トリメチルシリルエチル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピラン875mgを無水テトラヒ
ドロフラン22mlに溶解する。次いで、この溶液に室
温で60%油性水素化ナトリウム89mgを加え、室温
で4時間反応させる。反応液に0.2Mリン酸緩衝液を
加えて反応を停止した後、酢酸エチルで抽出を行い、こ
の有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を
減圧下濃縮する。この得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/塩化メチ
レン=1/10)で単離精製し、6−シアノ−2,2−
ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−
ビニル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
493mgを得る。
【0119】実施例28(化合物No.163) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例25で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ホルミル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン355mgを
無水テトラヒドロフラン4mlに溶解し、この溶液に0
℃で0.94Mメチルマグネシウムブロマイドテトラヒ
ドロフラン溶液1.73mlを加え、同温度で50分、
室温で20分反応させる。反応液に飽和塩化アンモニウ
ム水溶液を加えて反応を停止した後、酢酸エチルで抽出
を行い、この有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を
減圧下濃縮する。この得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:塩化メチレン/酢酸エ
チル=1/1)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジ
メチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−
(1−ヒドロキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン281mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.50(dd,3H),1.56(s,3H),1.
62(s,3H),2.42(dd,1H),4.76
(m,1H),5.80(s,1H),6.34(dd
d,1H),6.64(d,1H),6.90(d,1
H),6.94(d,1H),7.14(d,1H),
7.45(dd,1H)
【0120】実施例29(化合物No.183) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−メタンスルホニルオキシエ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
の製造 実施例28で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキ
シエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン276mgをピリジン3mlに溶解する。次いで、
この溶液に0℃でメタンスルホン酸無水物224mgの
無水塩化メチレン溶液3mlを滴下し、同温度で1時間
反応させる。反応液に水を加えて反応を停止した後、塩
化メチレンで抽出を行い、この有機層を2N塩酸水溶
液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃
縮する。この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=1
/30)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル
−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−メ
タンスルホニルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2
H−ベンゾ[b]ピラン356mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.57(s,3H),1.61(s,3H),1.7
3(d,3H),3.08(d,3H),5.59
(q,1H),5.80(d,1H),6.30(dd
d,1H),6.64(d,1H),6.91(d,1
H),6.96(d,1H),7.26(s,1H),
7.46(dd,1H)
【0121】実施例30(化合物No.72) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキシエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例29で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−メタンス
ルホニルオキシエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン343mgを無水トルエン3.5ml
に溶解する。次いで、この溶液に室温で硝酸テトラ−n
−ブチルアンモニウム782mgを加え、90℃で3時
間反応させる。反応液に氷水を加えて反応を停止した
後、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を水、飽和食
塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。そ
の後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:酢酸エチル/塩化メチレン=1/20)で単離
精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキシエチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン2
52mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),1.6
6(dd,3H),5.76(q,1H),5.81
(s,1H),6.26(ddd,1H),6.64
(m,1H),6.91(d,1H),6.97(d,
1H),7.20(dd,1H),7.46(dd,1
H) IR (KBr) cm-1 2310,1670,1630,1590,1275
【0122】実施例31 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシ−2−エトキシ
カルボニルエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピランの製造 無水テトラヒドロフラン40mlにジイソプロピルアミ
ン3.64mlを溶解し、反応液を0℃に冷却する。こ
の溶液に1.62Mn−ブチルリチウムn−ヘキサン溶
液15.4mlを滴下し同温度で10分撹拌した後、反
応液を−78℃に冷却し、20分撹拌する。この溶液に
同温度で酢酸エチル2.34mlを滴下し30分撹拌す
る。更にこの溶液に同温度で、実施例25で得た6−シ
アノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−ホルミル−1−ピリジニル)−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン6.13gの無水テトラヒドロフラン
溶液160mlを55分間かけて加え、同温度で1時間
反応させ、更に0℃で30分、室温で30分反応させ
る。反応液に0.2Mリン酸緩衝液を加えて反応を停止
した後、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を2N塩
酸水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減
圧下濃縮する。この得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサ
ン=3/1)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメ
チル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1
−ヒドロキシ−2−エトキシカルボニルエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン5.88gを
得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.31(t,3H),1.56(s,3H),1.6
2(s,3H),2.71−2.79(m,2H),
3.68(m,1H),4.23(q,2H),5.0
0(dd,1H),5.80(s,1H),6.36
(dd,1H),6.66(s,1H),6.90
(d,1H),6.94(d,1H),7.15(d1
H),7.45(dd,1H)
【0123】実施例32 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−フェノキシチオカルボニル
オキシ−2−エトキシカルボニルエチル)−1−ピリジ
ニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例31で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{2−オキソ−4−(1−ヒドロキシ−2−エトキシカ
ルボニルエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン314mgを無水アセトニトリル10ml
に溶解し、この溶液に室温で4−ジメチルアミノピリジ
ン195mg及びフェノキシチオカルボニルクロライド
0.17mlを加え、同温度で19.5時間反応させ
る。反応液に0.1M炭酸水素ナトリウム水溶液を加え
て反応を停止した後、酢酸エチルで抽出を行い、この有
機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下
濃縮する。この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン=
2/3)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル
−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−フ
ェノキシチオカルボニルオキシ−2−エトキシカルボニ
ルエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン77mg及び副生成物として6−シアノ−2,2−
ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−
(2−エトキシカルボニルエテニル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン20mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.32(t,3H),1.56(S,3H),1.6
2(s,3H),3.05(ddd,2H),4.24
(q,2H),5.82(s,1H),6.34(d,
1H),6.46(m,1H),6.72(s,1
H),6.91(d,1H),6.97(t,1H),
7.10(s,1H),7.14(s,1H),7.1
9(dd,1H),7.32(d,1H),7.40
(s,1H),7.43(s,1H),7.46(d
d,1H)
【0124】実施例33 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(2−エトキシカルボニルエチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの
製造 実施例32で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−フェノキ
シチオカルボニルオキシ−2−エトキシカルボニルエチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン7
3mgを無水トルエン3mlに溶解し、この溶液に室温
で2,2’−アゾビスイソブチルロニトリル45mg及
び水素化トリn−ブチルスズ80mgを加え、100℃
で30分反応させる。反応終了後、反応液をそのままシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エ
チル/n−ヘキサン=2/1)で単離精製し、6−シア
ノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−4−(2−エトキシカルボニルエチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン42mgを得
る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.29(t,3H),1.56(s,3H),1.6
1(s,3H),2.67(t,2H),2.86
(t,2H),4.18(q,2H),5.78(s,
1H),6.17(dd,1H),6.47(d,1
H),6.90(d,1H),6.95(d,1H),
7.07(d,1H),7.44(dd,1H)
【0125】実施例34(化合物No.194) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(3−ヒドロキシプロピル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例33で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(2−エトキシ
カルボニルエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン617mgをジオキサン16mlに溶解
し、この溶液に室温で水素化ホウ素ナトリウム617m
gの水溶液16mlを加え、室温で1.5時間、60℃
で1時間反応させる。反応液に2M塩酸水溶液20ml
を加えて反応を停止した後、酢酸エチルで抽出を行い、
この有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下
濃縮する。この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=
1/10)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチ
ル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−
ヒドロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベン
ゾ[b]ピラン493mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),1.7
6(m,1H),1.83−1.99(m,2H),
2.64(t,2H),3.73(t,2H),5.7
9(s,1H),6.18(dd,1H),6.49
(s,1H),6.90(d,1H),6.96(d,
1H),7.07(d,1H),7.44(dd,1
H)
【0126】実施例35 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(3−メタンスルホニルオキシプ
ロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ンの製造 実施例34(または実施例41)で得た6−シアノ−
2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−4−(3−ヒドロキシプロピル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン387mgをピリジン
4mlに溶解する。次いで、この溶液に0℃でメタンス
ルホン酸無水物301mgの無水塩化メチレン溶液4m
lを滴下し、同温度で30分反応させる。反応液に水を
加えて反応を停止した後、塩化メチレンで抽出を行い、
この有機層を2N塩酸水溶液、水、飽和食塩水で順次洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。その後、無機
物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:メ
タノール/塩化メチレン=1/15)で単離精製し、6
−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ
−(2−オキソ−4−(3−メタンスルホニルオキシプ
ロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン403mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),2.0
4−2.21(m,2H),2.68(t,2H),
3.06(s,3H),4.32(t,2H),5.8
0(s,1H),6.16(dd,1H),6.48
(d,1H),6.90(d,1H),6.95(d,
1H),7.10(d,1H),7.45(dd,1
H)
【0127】実施例36(化合物No.77) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(3−ニトロキシプロピル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例35で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−メタンス
ルホニルオキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン396mgを無水トルエン8mlに
溶解する。次いで、この溶液に室温で硝酸テトラ−n−
ブチルアンモニウム873mgを加え、90℃で2時間
反応させる。反応液に氷水を加えて反応を停止した後、
酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を水、飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その
後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:酢酸エチル/塩化メチレン=1/10)で単離精
製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−ニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン3
33mgを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),2.0
2−2.19(m,2H),2.66(t,2H),
4.55(t,2H),5.80(s,1H),6.1
4(dd,1H),6.46(s,1H),6.90
(d,1H),6.95(d,1H),7.10(d,
1H),7.45(dd,1H) IR (KBr) cm-1 2310,1670,1630,1595,1280
【0128】実施例37(化合物No.196) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの
製造 実施例31で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキ
シ−2−エトキシカルボニルエチル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン3.87gをジオキサ
ン50mlに溶解し、この溶液に室温で水素化ホウ素ナ
トリウム3.71gの水溶液50mlを加え、室温で1
時間反応させる。反応液に2M塩酸水溶液100mlを
加えて反応を停止した後、酢酸エチルで抽出を行い、こ
の有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃
縮する。この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:メタノール/塩化メチレン=1
/10)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル
−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3
−ジヒドロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン2.32gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),1.8
2−2.01(m,2H),3.24(m,1H),
3.78−3.99(m,2H),4.49(m,1
H),4.83(m,1H),5.82(s,1H),
6.37(ddd,1H),6.69(d,1H),
6.90(d,1H),6.92(d,1H),7.1
7(d,1H),7.45(dd,1H)
【0129】実施例38 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシ−3−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシプロピル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例37で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3−ジヒ
ドロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.06gを無水塩化メチレン15mlに
溶解し、この溶液に0℃でトリエチルアミン0.46m
l、t−ブチルジメチルシリルクロライド0.48gの
無水塩化メチレン溶液6mlを加え、室温で8時間反応
させる。反応液に0.2Mリン酸緩衝液を加えて反応を
停止した後、塩化メチレンで抽出を行い、この有機層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮し、6−シ
アノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−(1−ヒドロキシ−3−t−ブチルジメ
チルシリルオキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H
−ベンゾ[b]ピラン1.46gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.13(s,6H),0.94(s,9H),1.5
6(s,3H),1.62(s,3H),1.89−
2.05(m,2H),3.95(dt,2H),4.
19(dd,1H),4.84(m,1H),5.80
(s,1H),6.36(ddd,1H),6.65
(d,1H),6.90(d,1H),6.96(d,
1H),7.12(dd,1H),7.45(dd,1
H)
【0130】実施例39 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−フェノキシチオカルボニル
オキシ−3−t−ブチルジメチルシリルオキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの
製造 実施例38で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(2−オキソ−4−(1−ヒドロキシ−3−t−ブチル
ジメチルシリルオキシプロピル)−1−ピリジニル)−
2H−ベンゾ[b]ピラン1.46gを無水アセトニト
リル30mlに溶解し、この溶液に室温で4−ジメチル
アミノピリジン0.73g及びフェノキシチオカルボニ
ルクロライド0.79mlを加え、同温度で6時間反応
させる。反応液に0.1M炭酸水素ナトリウム水溶液を
加えて反応を停止した後、エーテルで抽出を行い、この
有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧
下濃縮する。この得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン
=1/2)で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチ
ル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−
フェノキシチオカルボニルオキシ−3−t−ブチルジメ
チルシリルオキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H
−ベンゾ[b]ピラン1.20gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.11(s,6H),0.94(s,9H),1.5
7(s,3H),1.62(s,3H),2.02−
2.35(m,2H),3.69−3.94(m,2
H),5.82(s,1H),6.19(m,1H),
6.30(ddd,1H),6.68(s,1H),
6.91(d,1H),6.99(t,1H),7.1
0(s,1H),7.14(s,1H),7.18
(d,1H),7.32(d,1H),7.40(s,
1H),7.43(s,1H),7.46(dd,1
H)
【0131】実施例40 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(3−t−ブチルジメチルシリル
オキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピランの製造 実施例39で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−フェノキ
シチオカルボニルオキシ−3−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン1.20gを無水トルエン40mlに溶解
し、この溶液に室温で2,2’−アゾビスイソブチルロ
ニトリル0.66g及び水素化トリn−ブチルスズ1.
16gを加え、100℃で30分反応させる。反応終了
後、反応液をそのままシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/1)
で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシプロピル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピラン0.83gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.08(s,6H),0.92(s,9H),1.5
6(s,3H),1.62(s,3H),1.77−
1.94(m,2H),2.60(t,2H),3.7
0(t,2H),5.78(s,1H),6.16(d
d,1H),6.47(s,1H),6.89(d,1
H),6.96(d,1H),7.05(d,1H),
7.44(dd,1H)
【0132】実施例41(化合物No.194) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(3−ヒドロキシプロピル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例40で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(2−オキソ−4−(3−t−ブチルジメチルシリルオ
キシプロピル)−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピラン819mgをメタノール7.50mlに溶
解する。次いで、この溶液に0℃で4N塩酸−ジオキサ
ン溶液1.90mlを加え、室温で30分反応させる。
反応液を減圧下濃縮し、この得られた残渣に酢酸エチル
及び水を加え、酢酸エチル抽出し、有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無
機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
メタノール/塩化メチレン=1/10)で単離精製し、
6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(3−ヒドロキシプロピル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン577mg
を得る。
【0133】実施例42 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1,3−ビスメタンスルホニル
オキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピランの製造 実施例37で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3−ジヒ
ドロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン0.71gをピリジン8mlに溶解する。
次いで、この溶液に0℃でメタンスルホン酸無水物1.
05gの無水塩化メチレン溶液8mlを滴下し、同温度
で1時間反応させる。反応液に水を加えて反応を停止し
た後、塩化メチレンで抽出を行い、この有機層を2N塩
酸水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を
減圧下濃縮し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3−ビス
メタンスルホニルオキシプロピル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピラン1.03gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.57(s,3H),1.61(s,3H),2.3
0−2.45(m,2H),3.11(s,3H),
3.12(s,3H),4.43(t,2H),5.6
1(t,1H),5.82(d,1H),6.29(d
dd,1H),6.68(dd,1H),6.92
(d,1H),6.96(d,1H),7.23(d
d,1H),7.46(dd,1H)
【0134】実施例43(化合物No.91) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1,3−ジニトロキシプロピ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの
製造 実施例35で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3−ビス
メタンスルホニルオキシプロピル)−1−ピリジニル}
−2H−ベンゾ[b]ピラン1.03gを無水トルエン
12mlに溶解する。次いで、この溶液に室温で硝酸テ
トラ−n−ブチルアンモニウム5.48gを加え、90
℃で4時間反応させる。反応液に氷水を加えて反応を停
止した後、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を水、
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。
この得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:酢酸エチル/塩化メチレン=1/20)
で単離精製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1,3−ジニ
トロキシプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ
[b]ピラン0.15gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.57(s,3H),1.61(s,3H),2.2
3−2.45(m,2H),4.54−4.74(m,
2H),5.68−5.80(m,1H),5.82
(s,1H),6.25(ddd,1H),6.67
(s,1H),6.92(d,1H),6.96(d,
1H),7.22(s,1H),7.47(dd,1
H) IR (KBr) cm-1 2310,1670,1640,1600,1275
【0135】実施例44 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシ−4−p−メト
キシベンジルオキシブチル)−1−ピリジニル}−2H
−ベンゾ[b]ピランの製造 無水テトラヒドロフラン5ml中マグネシウム0.19
gと、1−ブロモ−3−p−メトキシベンジルオキシプ
ロパン1.94gから調製したグリニヤール試薬の溶液
に、実施例25で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−
4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ホルミル−
1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン1.53
gの無水テトラヒドロフラン溶液40mlを0℃で加
え、同温度で10分、室温で1時間反応させる。反応液
に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止した
後、酢酸エチルで抽出を行い、この有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無
機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
酢酸エチル/塩化メチレン=1/1)で単離精製し、6
−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−4−(1−ヒドロキシ−4−p−メトキ
シベンジルオキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−
ベンゾ[b]ピラン1.43gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.61(s,3H),1.7
5−1.88(m,4H),1.92(m,1H),
3.55(t,2H),3.81(s,3H),4.5
0(s,2H),4.52−4.63(m,1H),
5.78(d,1H),6.31(dt,1H),6.
62(s,1H),6.90(d,1H),6.90
(d,2H),6.93(dd,1H),7.10
(d,1H),7.28(d,2H),7.44(d
d,1H)
【0136】実施例45 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(1−フェノキシチオカルボニル
オキシ−4−p−メトキシベンジルオキシブチル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例44で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ヒドロキ
シ−4−p−メトキシベンジルオキシブチル)−1−ピ
リジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン1.42gを無
水アセトニトリル30mlに溶解し、この溶液に室温で
4−ジメチルアミノピリジン1.50g及びフェノキシ
チオカルボニルクロライド0.81mlを加え、同温度
で8時間反応させる。反応液に0.1M炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加えて反応を停止した後、エーテルで抽出
を行い、この有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥する。その後、無機物をろ別
し、ろ液を減圧下濃縮する。この得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル
/n−ヘキサン=1/2)で単離精製し、6−シアノ−
2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−4−(1−フェノキシチオカルボニルオキシ−4−
p−メトキシベンジルオキシブチル)−1−ピリジニ
ル}−2H−ベンゾ[b]ピラン1.61gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.61(s,3H),1.7
2−1.89(m,2H),2.06−2.22(m,
2H),3.54(t,2H),3.80(s,3
H),4.46(s,2H),5.81(s,1H),
6.09(dd,1H),6.26(dd,1H),
6.65(s,1H),6.86−6.94(m,3
H),6.98(t,1H),7.08−7.18
(m,3H),7.28−7.35(m,2H),7.
38−7.49(m,4H)
【0137】実施例46 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(4−p−メトキシベンジルオキ
シブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
ランの製造 実施例45で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−フェノキ
シチオカルボニルオキシ−4−p−メトキシベンジルオ
キシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]
ピラン1.44gを無水トルエン46mlに溶解し、
2,2’−アゾビスイソブチルロニトリル0.76g及
び水素化トリn−ブチルスズ1.35gを加え、100
℃で15分反応させる。反応終了後、反応液をそのまま
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸
エチル/n−ヘキサン=3/2)で単離精製し、6−シ
アノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−(4−p−メトキシベンジルオキシブチ
ル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
1.03gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.61(s,3H),1.6
7−1.78(m,4H),2.52(t,2H),
3.50(t,2H),3.81(s,3H),4.4
5(s,2H),5.78(s,1H),6.13(d
d,1H),6.45(d,1H),6.89(d,1
H),6.89(d,2H),6.96(d,1H),
7.04(d,1H),7.28(d,2H),7.4
4(dd,1H)
【0138】実施例47(化合物No.195) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(4−ヒドロキシブチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例46で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(2−オキソ−4−(4−p−メトキシベンジルオキシ
ブチル)−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン1.13gを塩化メチレン24mlに溶解し、水1.
33mlを加え、この溶液に室温で2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン0.82gを
加え、同温度で40分反応させる。反応液に水を加えて
反応を停止した後、塩化メチレンで抽出を行い、この有
機層を0.1M炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その
後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:メタノール/塩化メチレン=1/10)で単離精
製し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−(4−ヒドロキシブチル)
−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン0.7
8gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.61(s,3H),1.6
5−1.77(m,5H),2.56(t,2H),
3.71(t,2H),5.79(s,1H),6.1
6(dd,1H),6.47(s,1H),6.90
(d,1H),6.96(d,1H),7.06(d,
1H),7.44(dd,1H)
【0139】実施例48 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(4−メタンスルホニルオキシブ
チル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン
の製造 実施例47で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(2−オキソ−4−(4−ヒドロキシブチル)−1−ピ
リジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン631mgをピ
リジン6mlに溶解する。次いで、この溶液に0℃でメ
タンスルホン酸無水物470mgの無水塩化メチレン溶
液6mlを滴下し、同温度で30分反応させる。反応液
に水を加えて反応を停止した後、塩化メチレンで抽出を
行い、この有機層を2N塩酸水溶液、水、飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。その
後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮し、6−シアノ
−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−4−(4−メタンスルホニルオキシブチル)−1
−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン765mg
を得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,2H),1.62(s,2H),1.7
8−1.90(m,4H),2.58(t,2H),
3.04(s,3H),4.29(t,2H),5.8
0(s,1H),6.15(dd,1H),6.46
(d,1H),6.90(d,1H),6.96(d,
1H),7.08(d,1H),7.45(dd,1
H)
【0140】実施例49(化合物No.81) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−(4−ニトロキシブチル)−1−
ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例48で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
{1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(4−メタンス
ルホニルオキシブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン0.77gを無水トルエン7.2ml
に溶解する。次いで、この溶液に室温で硝酸テトラ−n
−ブチルアンモニウム1.64gを加え、90℃で1時
間反応させる。反応液に氷水を加えて反応を停止した
後、酢酸エチル抽出を行い、この有機層を水、飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。その
後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮する。この得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:酢酸エチル/塩化メチレン=1/4)で単離精製
し、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−{1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−4−(4−ニトロキシブチル)−
1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピラン0.65
gを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),1.7
2−1.90(m,4H),2.57(t,2H),
4.51(t,2H),5.79(s,1H),6.1
3(dd,1H),6.46(s,1H),6.90
(d,1H),6.95(d,1H),7.08(d,
1H),7.45(dd,1H) IR (KBr) cm-1 2310,1670,1635,1600,1280
【0141】実施例50(化合物No.187) トランス−3−ヒドロキシ−6−トリフルオロメチル−
3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリル
オキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]
ピランの製造 実施例1の3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−6−
シアノ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン
の代わりに、3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−6
−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−2H−ベン
ゾ[b]ピランを用いること以外は実施例1と同様の反
応及び後処理を行ない、トランス−3−ヒドロキシ−6
−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t
−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピランを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.12(s,6H),0.95(s,9H),1.3
5(s,3H),1.54(s,3H),3.85
(d,1H),4.22(br,1H),4.58
(s,2H),6.17(dd,1H),6.33
(d,1H),6.71(m,1H),6.85(d,
1H),7.01(m,2H),7.47(dd,1
H)
【0142】実施例51(化合物No.188) 6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメ
チルシリルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベ
ンゾ[b]ピランの製造 実施例8のトランス−3−ヒドロキシ−6−シアノ−
3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリル
オキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]
ピランの代わりに、実施例50で得たトランス−3−ヒ
ドロキシ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ
−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1
−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランを用いるこ
と以外は実施例8と同様の反応及び後処理を行ない、6
−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−4−(1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシ
リルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピランを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
0.14(s,6H),0.96(s,9H),1.5
5(s,3H),1.61(s,3H),4.61
(d,2H),5.76(s,1H),6.19(d
d,1H),6.64(s,1H),6.92(d,2
H),7.10(d,1H),7.41(dd,1H)
【0143】実施例52(化合物No.189) 6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製
造 実施例9の6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,
2−ジヒドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシ
リルオキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ
[b]ピランの代わりに、実施例51で得た6−トリフ
ルオロメチル−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ンを用いること以外は実施例9と同様の反応及び後処理
を行ない、6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル
−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキ
シメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラ
ンを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.55(s,3H),1.61(s,3H),3.1
0(br,1H),4.57(s,2H),5.77
(s,1H),6.24(dd,1H),6.68
(s,1H),6.89(m,2H),7.13(d,
1H),7.42(dd,1H)
【0144】実施例53(化合物No.105) 6−トリフルオロメチル−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製
造 実施例10の6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピランの代
わりに、実施例52で得た6−トリフルオロメチル−
2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−4−ヒドロキシメチル−1−ピリジニル)−2H−
ベンゾ[b]ピランを用いること以外は実施例10、1
1と同様の反応及び後処理を行ない、6−トリフルオロ
メチル−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒドロ−
2−オキソ−4−ニトロキシメチル−1−ピリジニル)
−2H−ベンゾ[b]ピランを得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.58(s,3H),5.3
3(s,2H),5.79(s,1H),6.24(d
d,1H),6.75(s,1H),6.91(m,2
H),7.21(d,1H),7.43(dd,1H) IR (KBr) cm-1 1660,1645,1590,1305,1275
【0145】実施例54(化合物No.199) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2−ジヒド
ロ−2−オキソ−4−アセトキシメチル−1−ピリジニ
ル)−2H−ベンゾ[b]ピランの製造 実施例9で得た6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ヒドロキシメチ
ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン6.
17gを無水塩化メチレン60mlに溶解する。次い
で、この溶液に0℃でピリジン4.9mlを加え次いで
無水酢酸2.83mlを滴下し、同温度で2時間反応さ
せ、更に室温で18時間反応させる。反応液に水を加え
て反応を停止した後、塩化メチレンで抽出を行い、この
有機層を硫酸銅水溶液、0.5N炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥する。その後、無機物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮
すると、6−シアノ−2,2−ジメチル−4−(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−4−アセトキシメチル−1−
ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン6.68gを
得る。 1 H−NMR (200MHz,CDCl3 ) δ:
1.56(s,3H),1.62(s,3H),2.2
0(s,3H),5.02(d,2H),5.80
(s,1H),6.21(dd,1H),6.62
(m,1H),6.91(d,1H),6.95(d,
1H),7.14(d,1H),7.45(dd,1
H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/435 ABU ACD 31/695 ACV (C07D 405/04 211:00 311:00) (C07D 405/14 211:00 309:00 311:00) (C07D 405/14 211:00 9165−4C 213:00 6701−4C 311:00) 7729−4C (72)発明者 細野 誠 埼玉県北本市本町8−46 (72)発明者 飯田 真嗣 埼玉県与野市上落合1090

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔1〕 【化1】 [式中、R1 はシアノ基、ニトロ基、ハロゲノメチル
    基、−SO2 −X基(ここでXは炭素数1〜6個の低級
    アルキル基、アリール基を示す)を示す。R2 は水素原
    子またはOA基(ここでAは水素原子、ニトロ基、炭素
    数1〜6個の低級アシル基、アリールアシル基、炭素数
    1〜6個の低級アルキルスルホニル基、アリールスルホ
    ニル基、アリールアルキル基、テトラヒドロピラニル
    基、炭素数1〜6個の低級アルコキシカルボニル基、ア
    リールアルコキシカルボニル基、シリル誘導体基を示
    す)を示し、R3 は水素原子を示すか、或いはR2 とR
    3 が一緒になって1つの結合を形成する。R4 、R5
    6 、R7 は水素原子、ビニル基、ホルミル基、−Y−
    (OA)n 基(ここでYは直鎖または分枝鎖状の炭素数
    1〜6個の低級アルキレン基、炭素数1〜6個の低級ア
    ルケニレン基、nは1〜3の整数で、nが2以上の場
    合、各々のOA基はそれぞれ独立した置換基であり、同
    一又は相異なってもよい。Aは前記と同じ意味を示す)
    又は−CO−Z基(ここでZは水素原子、炭素数1〜6
    個の低級アルキル基、アリール基、水酸基又は炭素数1
    〜6個の低級アルコキシ基を示す)であり、R4
    5 、R6 、R7 はそれぞれ独立した置換基であり、同
    一又は相異なってもよい]で表わされるクロマン誘導
    体。
  2. 【請求項2】 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
    (1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニトロキシメチ
    ル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]ピラン
  3. 【請求項3】 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
    {1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(1−ニトロキ
    シエチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
    ラン
  4. 【請求項4】 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
    {1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(3−ニトロキ
    シプロピル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]
    ピラン
  5. 【請求項5】 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−
    {1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−(4−ニトロキ
    シブチル)−1−ピリジニル}−2H−ベンゾ[b]ピ
    ラン
  6. 【請求項6】 6−トリフルオロメチル−2,2−ジメ
    チル−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−ニト
    ロキシメチル−1−ピリジニル)−2H−ベンゾ[b]
    ピラン
  7. 【請求項7】 一般式〔1〕 【化2】 [式中、R1 はシアノ基、ニトロ基、ハロゲノメチル
    基、−SO2 −X基(ここでXは炭素数1〜6個の低級
    アルキル基、アリール基を示す)を示す。R2 は水素原
    子またはOA基(ここでAは水素原子、ニトロ基、炭素
    数1〜6個の低級アシル基、アリールアシル基、炭素数
    1〜6個の低級アルキルスルホニル基、アリールスルホ
    ニル基、アリールアルキル基、テトラヒドロピラニル
    基、炭素数1〜6個の低級アルコキシカルボニル基、ア
    リールアルコキシカルボニル基、シリル誘導体基を示
    す)を示し、R3 は水素原子を示すか、或いはR2 とR
    3 が一緒になって1つの結合を形成する。R4 、R5
    6 、R7 は水素原子、ビニル基、ホルミル基、−Y−
    (OA)n 基(ここでYは直鎖または分枝鎖状の炭素数
    1〜6個の低級アルキレン基、炭素数1〜6個の低級ア
    ルケニレン基、nは1〜3の整数で、nが2以上の場
    合、各々のOA基はそれぞれ独立した置換基であり、同
    一又は相異なってもよい。Aは前記と同じ意味を示す)
    又は−CO−Z基(ここでZは水素原子、炭素数1〜6
    個の低級アルキル基、アリール基、水酸基又は炭素数1
    〜6個の低級アルコキシ基を示す)であり、R4
    5 、R6 、R7 はそれぞれ独立した置換基であり、同
    一又は相異なってもよい]で表わされるクロマン誘導体
    を有効成分とする平滑筋弛緩剤。
  8. 【請求項8】 一般式(e’) 【化3】 [式中、R’1 はシアノ基又はハロゲノメチル基であ
    り、R’2 とR’3 は一緒になって1つの結合を形成す
    るか又は、R’2 が水酸基又はアセトキシ基であって、
    R’3 が水素原子であり、R’5 は水酸基の結合した炭
    素数1〜6個の低級アルキル基である]で表わされるク
    ロマン誘導体
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