JPH05193871A - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents

油圧エレベータの制御装置

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JPH05193871A
JPH05193871A JP4007611A JP761192A JPH05193871A JP H05193871 A JPH05193871 A JP H05193871A JP 4007611 A JP4007611 A JP 4007611A JP 761192 A JP761192 A JP 761192A JP H05193871 A JPH05193871 A JP H05193871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regenerative
resistor
inverter
power
induction motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4007611A
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English (en)
Inventor
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータを用いて誘導電動機を駆動し、そ
れによってポンプの流量を制御し、かごを任意に昇降さ
せる油圧エレベータに於いて、その回生電力処理回路を
従来より小形かつ安価に構成できることを目的とする。 【構成】 この油圧エレベータの回生電力処理回路の回
生抵抗器は、作動油の中に設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧エレベータ制御
装置に係り、特にインバータを用いてポンプを駆動する
ものにおいて、インバータの回生電力を処理する回路を
改良した制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パルス幅変調制御形インバータを
使用した制御装置で誘導電動機を制御してポンプを駆動
し、そこからの作動油を介してかごを昇降させるように
した油圧エレベータが知られている。
【0003】図2は、従来の油圧エレベータの制御装置
の一例を示す構成図である。図において、1はR相、S
相、T相からなる三相交流電源、2はこの三相交流電源
1に接続された過電流遮断器、3はこの過電流遮断器2
を介して三相交流電源1に接続され、三相交流を直流に
変換するコンバータ、4はこのコンバータ3の出力側に
設けられ、直流出力を平滑化する平滑用コンデンサ、5
はこの平滑用コンデンサ4によって平滑化された直流を
可変電圧、可変周波数の三相交流に変換するインバー
タ、6はこのインバータ5の出力側に接続された誘導電
動機、7はこの誘導電動機6に接続されたポンプ、8は
このポンプ7に接続されたシリンダー8aとプランジャ
ー8bとからなるジャッキ、9はプランジャー8bの端
部に結合されたかご、10はコンバータ3とインバータ
5との間に設けられ、誘導電動機6が発生する回生電力
を消費する回生電力処理回路であって、この回生電力処
理回路10は、回生抵抗器10aと回生制御回路10b
を備えている。この回生制御回路10bは、コンバータ
3の出力端子間に設けられ、電源電圧を検出する電圧検
出回路10c、この電圧検出回路10cの出力側にベー
スが接続されたスイッチ用トランジスタ10d、このト
ランジスタ10dのコレクタと電源間、及びエミッタ間
に夫々接続された電流規制用ダイオード10e,10f
を備えている。また回生抵抗器10aは複数例えば、3
個の抵抗器を並列接続したもので、電源とトランジスタ
10dのコレクタ間に接続されている。そして、11は
各回路2〜5,10及び制御装置等(図示しない)を収
納した制御盤、12は油タンク、13はこの油タンク1
2内に溜められた作動油である。なお、誘導電動機6及
びポンプ7は作動油13中に漬けられている。
【0004】次に動作について説明する。速度指令発生
装置(図示しない)より速度指令が発生するとそれに追
従してかご9が走行するよう、インバータ制御装置(図
示しない)によりインバータ5を介して誘導電動機6が
制御され、誘導電動機6に接続されたポンプ7からは任
意の作動油13の流量が得られる。そして油タンク12
の作動油13がポンプ7によってシリンダー8a内に吐
出されれば、プランジャー8bが上昇し、かご9も上昇
する。一方、作動油13がポンプ7によってシリンダー
8a内から吸入されれば、プランジャー8bが下降し、
かご9も下降する。こうしてエレベータのかご9を速度
指令に追従させて昇降させることが出来る。ここでかご
9が上昇する場合は誘導電動機6の発生するエネルギー
がかご9やプランジャー8bの位置エネルギーとして蓄
えられるので、回生電力は発生しない。一方、かご9が
下降する場合は、上昇時に蓄えられた位置エネルギーが
誘導電動機6の回生電力となり、インバータ5によって
直流電力に変換された後、コンバータ3へ返される。し
かし、ダイオードコンバータの場合、電源側に電力を返
すことが出来ず、その電力が平滑用コンデンサ4に蓄え
られ、直流電圧が上昇する。そこで、電圧検出回路10
cによってこの電圧上昇を検出し、それが所定値以上に
なると、スイッチ用トランジスタ10dを駆動させて回
生抵抗器10aに電源電圧を印加させ、この回生抵抗器
10aを流れる電流で回生電力を消費させて直流電圧の
上昇を抑え、コンバータ3やインバータ5を構成する半
導体素子が破壊するのを防止している。ここで、消費さ
れた回生電力は回生抵抗器によって熱エネルギーに変換
され、雰囲気中に放出される。
【0005】ところで、一般に抵抗器の最大消費電力は
抵抗体の最高許容温度にて決まる。従って、放熱性が良
いほど多くの電力を消費できる。従来、回生抵抗器は複
数の抵抗器にて構成され、充分、回生電力を吸収できる
ように選定されている。また、それぞれの抵抗器の最大
消費電力を大きくとるため雰囲気中に熱エネルギーを放
出しやすいよう制御盤の最上部に設けられ、風通しの良
い状態になるよう実装されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の油圧エレベータの制御装置においては、周囲は空気
であるためその放熱性には限界があり、回生電力を充分
吸収するには多数の抵抗器が必要である。更に、各々の
抵抗器は放熱性を低下させないために充分な間隔をあけ
て実装する必要があり、装置が大形になってしまうとい
う問題点があった。
【0007】また、回生抵抗器には高周波電流が通電さ
れるので、それによる磁気騒音が発生しないよう、無誘
導抵抗器や磁気騒音を発生しにくくした特殊な仕様の抵
抗器を必要とし、通常の抵抗器を使用した場合に比べて
高価なものとなるという問題点もあった。
【0008】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、インバータを使用した油圧エレ
ベータに於いて、従来に比べて小形で安価な回生抵抗器
を使用できる制御装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油圧エレ
ベータの制御装置は、回生電力処理回路の回生抵抗器を
油圧エレベータの作動油の中に設けたものである。
【0010】
【作用】この発明における回生電力処理回路の回生抵抗
器は、周囲を作動油によって満たされることにより、制
御盤上に設けた場合に比べ、放熱性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明に係る油圧エレベータの制御装置
の構成を示す図であり、各符号のうちの数字1乃至9,
11〜13はそれぞれ図2に示したものと全く同じであ
る。図において回生電力処理回路10Aの回生抵抗器1
0A−aは油タンク12の作動油13の中に設置されて
いる。
【0012】なお、回生抵抗器10A−aを構成する複
数の抵抗器は、作動油13に対して発火等の危険が発生
しないように放熱性の良い材料で絶縁、遮蔽されてい
る。
【0013】次に動作について説明する。回生電力が発
生し、回生電力処理回路10Aの回生抵抗器10A−a
にてその電力を消費することは、従来例と同様である。
ここで、回生抵抗器10A−aは、作動油13中に設置
されているので、制御盤11上、即ち、空気中に設置さ
れた場合に比べて放熱性が向上し、多くの電気エネルギ
ーを熱エネルギーとして放出できる。また、空気中に比
べて作動油13中は騒音が伝わりにくいので多少の磁気
騒音は問題とならない。
【0014】なお、油タンク12内の作動油13に熱エ
ネルギーを放出するので、油温の部分的な上昇が考えら
れるが、油タンク12内の作動油13もエレベータが動
く度に循環するので一部分のみが過熱されることはな
い。また、タンク12内の作動油13全体の温度上昇に
ついては、従来より良好な制御性を確保するため一定の
温度範囲に調整装置(図示しない)により制御されてお
り、問題はない。万一その範囲を越えて油温が上昇して
も安全装置(図示しない)によってエレベータが停止さ
れるので安全性が確保される。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明は、回生抵抗器
を作動油中に設置したので、空気中に設置した場合に比
べ、放熱性が良くなりそれぞれの抵抗器の最大消費電力
を大きくとれ、その設置間隔も小さくでき、油タンク外
に伝わる磁気騒音も小さくすることができる。よって、
抵抗器の本数を削減でき、本数に対して小形に構成で
き、磁気騒音の発生を特に抑制してない一般の抵抗器を
使用できるので、装置が安価にかつ小形に構成できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来の油圧エレベータの制御装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
3 コンバータ 5 インバータ 6 誘導電動機 7 ポンプ 8 ジャッキ 9 かご 10A 回生電力処理回路 10A−a 回生抵抗器 13 作動油

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を直流に変換するコンバータと、こ
    のコンバータによって変換された直流を任意の可変電
    圧、可変周波数に変換するインバータと、このインバー
    タによって変換された交流電力で駆動される誘導電動機
    と、この誘導電動機によって駆動され、作動油を吐出、
    吸入するポンプと、このポンプより供給され作動油によ
    って上下するジャッキと、このジャッキの上下動に伴っ
    て昇降するかごと、前記インバータの回生電力を消費す
    る回生抵抗器とを備えた油圧エレベータの制御装置に於
    いて、前記回生抵抗器を前記作動油の中に設けたことを
    特徴とする油圧エレベータの制御装置。
JP4007611A 1992-01-20 1992-01-20 油圧エレベータの制御装置 Pending JPH05193871A (ja)

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JP4007611A JPH05193871A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 油圧エレベータの制御装置

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JP4007611A JPH05193871A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 油圧エレベータの制御装置

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JPH05193871A true JPH05193871A (ja) 1993-08-03

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JP4007611A Pending JPH05193871A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 油圧エレベータの制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2276165A1 (de) * 2009-07-14 2011-01-19 Wittmann Battenfeld GmbH Kunststoffverarbeitungsmaschine und Verfahren zum Betreiben einer solchen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2276165A1 (de) * 2009-07-14 2011-01-19 Wittmann Battenfeld GmbH Kunststoffverarbeitungsmaschine und Verfahren zum Betreiben einer solchen
US8241026B2 (en) 2009-07-14 2012-08-14 Wittmann Battenfeld Gmbh Polymer processing machine and method for the operation of a polymer processing machine

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