JPH05193573A - 太陽電池付き飛行船 - Google Patents

太陽電池付き飛行船

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JPH05193573A
JPH05193573A JP795292A JP795292A JPH05193573A JP H05193573 A JPH05193573 A JP H05193573A JP 795292 A JP795292 A JP 795292A JP 795292 A JP795292 A JP 795292A JP H05193573 A JPH05193573 A JP H05193573A
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Masahiko Hasunuma
正彦 蓮沼
Toshiya Tanaka
俊哉 田中
Kenji Murata
健治 邑田
Hiroyuki Tanaka
博之 田中
Kuniyuki Tsujino
晋行 辻野
Tatsunori Toyoda
達憲 豊田
Masahiro Wake
政広 和気
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船体表面に太陽電池を配置した飛行船の具体
的な構成を提案することを目的とする。 【構成】 気密の袋状体に軽気体を封入することによっ
て空中を飛行する飛行船1の上側表面に太陽電池2を着
脱自在に配置すると共に、その太陽電池2で発電された
電力を飛行船1の下部に設けたゴンドラ5まで電気的に
導いて飛行船1の電源として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽電池を船体表面に配
置した飛行船に関する。
【0002】
【従来の技術】化石燃料の大量使用による環境破壊の問
題が大きく取り上げられている昨今、環境破壊が全くな
い自然エネルギー、特に太陽光の照射を受けると発電す
る太陽電池が大きな脚光を浴びている。その一環として
太陽電池にて発電された電力を駆動源とするソーラカー
が試作され、ソーラカーレースと銘打った催しが日本の
みならず、世界各国で催されている。
【0003】一方、この太陽電池は地表における利用も
さることながら、古くは宇宙における人工衛星の電源、
或るいはもっと身近なところでは飛行船の電源などへの
応用もとりだたされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら飛行船の電源
として太陽電池を用いる場合の構造については未だに具
体的な提案は為されていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような現状
に鑑み、太陽電池を飛行船の電源に用いる具体的な構成
を提供するもので、気密の袋状体に軽気体を封入するこ
とによって空中を飛行する飛行船の上側表面に太陽電池
を着脱自在に配置すると共に、その太陽電池で発電され
た電力を飛行船の下部に設けたゴンドラまで電気的に導
いて飛行船の電源として利用するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、飛行船を収納、運搬するとき
に太陽電池を取り外すことができると共に、太陽電池に
て発電された電力がゴンドラまで導かれ、そこで飛行船
の航行や、飛行船に搭載された各種の機能の電力として
用いられる。
【0007】
【実施例】図1は本発明太陽電池付き飛行船の概略図を
示しており、1は飛行船であって、塩化ビニールを主材
として作られた気密性を有する袋状体に空気より軽い気
体であるヘリウムを封入して構成されている。2はこの
飛行船1の上側表面に配置された太陽電池で、軽量化の
ために柔軟性を有するポリイミド樹脂薄膜表面に、薄膜
状のアモルファスシリコンを積層して構成されたフレキ
シブルな太陽電池が用いられる。そしてこの太陽電池2
は飛行船1に対して図2に要部を拡大して示したよう
に、飛行船1の表面に貼り付けられた固定マジックテー
プ3と、太陽電池2の裏面側に取り付けられた剥離マジ
ックテープ4とによって、着脱自在とされている。太陽
電池2が飛行船1に対して着脱自在に設けられているの
は、飛行船1内の軽気体を抜き取り、飛行船1を収納、
運搬したりするときに、予め太陽電池2を取り外してお
き、飛行船が萎んだときに太陽電池2が損傷されること
を防止するためであり、また船体と太陽電池とを別々に
取り扱うことを可能とするものである。
【0008】一方、飛行船1は袋状体に気体を封入する
構成であるので、その袋状体はできるだけ表面積を小さ
くした状態で膨れようとする。従って飛行船1の表面は
球状を採らざるをえない。ところが太陽電池2は柔軟性
を有するポリイミド樹脂薄膜表面に薄膜状のアモルファ
スシリコンを積層して構成されたフレキシブルな太陽電
池であってもベースとなるポリイミド樹脂は平面形状を
有するために、球状の飛行船1の表面と平面状の太陽電
池裏面とは全面にわたって密着させることは物理的に不
可能である。また太陽電池2は発電効率の面から考える
と、飛行船1の全表面に設けられているのが好ましい
が、飛行船1の持つ浮力と太陽電池2の重量との関係か
らは自ずと制約がある。このような理由から、図1に示
すように太陽電池2は飛行船1の全表面に設けられるの
ではなく、飛行船1の曲率半径が大きな個所、具体的に
は流線形を有する飛行船1の場合であれば、その略中央
部付近に主として配置されることになる。
【0009】図1に戻って、5は飛行船1の下部中央部
に吊設されたゴンドラで、飛行船1の航行を司るものが
収納される。具体的には人が乗れる程の数十mの飛行船
であれば人がそれに該当するであろうし、もっと小型の
ものであれば遠隔制御用の受信機が搭載されている。ま
たこのゴンドラ5には蓄電池6が搭載されていて、太陽
電池1にて発電された電力をリード線7を介してこの蓄
電池6に導いて蓄電される。この蓄電池6に蓄えられた
電力は遠隔制御用の受信機を駆動するのは勿論である
が、ゴンドラ5の側面に設けられた前後、上下の推進用
のプロペラ8や、飛行船1の後部下側に設けられた方向
蛇プロペラ9などの駆動源として用いられる。またゴン
ドラ5にはビデオカメラ10が搭載されていて、ゴンド
ラ5からの上空からの風景を撮影し、必要があれば地上
にその撮影画面を送信することもでき、そのカメラや送
信機の駆動電力もこの蓄電池6から供給される。
【0010】尚、飛行船1を構成している袋状体は気体
を封入する構成上、ある程度の柔軟性を有している。従
ってヘリウムガスを規定量封入して飛行船1を規定の大
きさに膨らませた状態でその表面に太陽電池2を配置
し、リード線7を介して太陽電池2とゴンドラ5の蓄電
池6とを電気的に連結した後、その飛行船1を空中に飛
行せしめると、日中太陽光の照射を受けるとその太陽熱
で飛行船1が膨張し、飛行船1の表面と太陽電池2の裏
面との間に歪みが生じ、また太陽電池2とゴンドラ5と
の間に配置したリード線7に引っ張り力が生じる。この
歪力や引っ張り力は太陽熱の場合とは逆に、飛行船1が
常温の地上から低温の上空に揚がった場合も逆の力が太
陽電池2やリード線7に掛かることになる。そのために
飛行船1の表面と太陽電池2との間に機械的な緩衝部材
を設けたり、リード線7にフレキシビリティーを持たせ
ることが考えられる。具体的には図2に示したようなマ
ジックテープ3、4の組み合わせなどが一方法であろう
し、伸縮性を有する電気導線などを採用することができ
る。
【0011】次に本発明に係る飛行船の詳細な構成につ
いて説明しておく。飛行船1の大きさは長さ約6m、中
央部の直径約2.3m、規定量の封入ヘリウムガス50
000リットル、太陽電池2はアモルファスシリコンを
用いたフレキシブル太陽電池で、張り付け面積約4
2、発電電力150W、蓄電池6は容量7.2V10
000mAhのニカド電池、推進用プロペラ8のモータ
トルク250g・cmのもの4台、方向蛇プロペラ9の
モータもトルク250g・cmのもの4台で、約170
m/分の巡航速度を持っている。
【0012】尚、図1に示した構成によれば、太陽電池
2は飛行船1の上側にのみ設けられているが、飛行船の
持つ浮力と太陽電池の重量とが許せば、飛行船1の下側
にも太陽電池を設けることも可能である。この場合、太
陽からの直射光はこの下側の太陽電池には照射されない
が、地表からの反射光、或るいは飛行船が雲より高い位
置まで上昇したときはその雲による反射光によって下側
太陽電池が発電に寄与し、大きな発電電力を得ることが
できる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、気密の袋状体に軽気体を封入することによって空中
を飛行する飛行船の上側表面に太陽電池を着脱自在に配
置しているので、飛行船を収納、運搬するときに太陽電
池を取り外すことができ、太陽電池の損傷を防止できる
と共に、収納、運搬の利便が図れ、また、太陽電池で発
電された電力を飛行船の下部に設けたゴンドラまで電気
的に導いているので、太陽電池の発電電力を有効に活用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明飛行船の概略図である。
【図2】本発明飛行船の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 飛行船 2 太陽電池 3、4 マジックテープ 5 ゴンドラ 7 リード線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 辻野 晋行 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 豊田 達憲 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 和気 政広 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密の袋状体に軽気体を封入することに
    よって空中を飛行する飛行船において、少なくとも該飛
    行船の上側表面に太陽電池を着脱自在に配置すると共
    に、その太陽電池で発電された電力を飛行船の下部に設
    けたゴンドラまで電気的に導いて飛行船の電源として利
    用することを特徴とした太陽電池付き飛行船。
  2. 【請求項2】 上記太陽電池は、フレキシブルな太陽電
    池にて構成されていることを特徴とした請求項1記載の
    太陽電池付き飛行船。
  3. 【請求項3】 上記太陽電池は、主として飛行船の曲率
    半径の大きな個所に設けられていることを特徴とした請
    求項1、または請求項2記載の太陽電池付き飛行船。
  4. 【請求項4】 上記フレキシブルな太陽電池は、マジッ
    クテープにて飛行船体表面と着脱自在とされていること
    を特徴とした請求項1、請求項2、または請求項3記載
    の太陽電池付き飛行船。
  5. 【請求項5】 上記太陽電池からゴンドラまで電力を導
    くリード線は、伸縮性を持つリード線であることを特徴
    とした請求項1、請求項2、請求項3、または請求項4
    記載の太陽電池付き飛行船。
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