JPH0519330U - ガラス管成形装置 - Google Patents

ガラス管成形装置

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JPH0519330U
JPH0519330U JP6680591U JP6680591U JPH0519330U JP H0519330 U JPH0519330 U JP H0519330U JP 6680591 U JP6680591 U JP 6680591U JP 6680591 U JP6680591 U JP 6680591U JP H0519330 U JPH0519330 U JP H0519330U
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JP
Japan
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flat tube
chuck
blow air
tube
blow
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Application number
JP6680591U
Other languages
English (en)
Inventor
晴之 鈴木
Original Assignee
東芝硝子株式会社
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形用ブローエアーのブロー圧力をリニアに
制御可能とする。 【構成】 偏平管を把持し回転するチャックに偏平管に
ブローエアーを供給するバルブチップを取付け、このバ
ルブチップと引っ張り成形時に擦り合う位置にブローエ
アー供給ディスクを配設する。低圧マニホールドからブ
ローエアー供給ディスクにチューブを介しエアーを供給
する。偏平管の引っ張り成形時のみブローエアーを供給
することにより、成形に必要な最適ブローエアーを圧力
変動なしに供給することができ、また、エアー供給経路
が簡略化されることにより、圧力損失が極力減少されリ
ニア圧力制御が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、偏平管、例えばガラス体温計用ガラス偏平管の成形装置における偏 平管成形用ブローエアーの供給を改良したガラス管成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガラス体温計の製造工程においてはガラス体温計の外管としてガラス 偏平管を使用し、その一部分を加熱成形して真円形にすることによりガラス体温 計の温度基準となる水銀を封入する水銀槽としている。
【0003】 ここで、一般的なガラス偏平管の成形過程を、図4に示すガラス偏平管成形機 の概略図と図5に示すプロセス図を参照し説明する。
【0004】 成形機1 のインデックス信号に同期して底部が傾斜している箱型の供給ホッパ ー2 から一本ずつ供給される偏平管3 は、図示しないワークホルダーに保持され ている。偏平管3 がワークホルダーに供給されてから一定時間経過すると、イン デックス信号に同期して間欠的に周動運動を行なうインデックススパイダー4 に 12等配で取付けられ回転している左右一対のチャック5 は、図示しないシリン ダーにより押し出されて前進し、ワークホルダーに保持されている偏平管3 を成 形機1 のローディングポジションAにおいて左右から保持する。偏平管3 を保持 したチャック5 は回転し定角度ずつ周動運動していく。(図5(A)参照)。
【0005】 ローディングポジションAから1インデックスしたガラス偏平管3 は、加熱ポ ジションBに移動し、まず、偏平管3 を保持しているチャック5 を回転させなが ら偏平管3 の中央部を第1のバーナー6aにより一定時間加熱される。以下同様に 第2のバーナー6b、第3のバーナー6c、第4のバーナー6dと順次インデックスし ながら合計4か所のバーナーにより加熱され、成形できる温度まで偏平管3 の中 央部が溶融される。偏平管3 が第4のバーナー6dに加熱され成形できる温度まで 溶融されると、溶融された偏平管3 は加熱ポジションBから次の引っ張りポジシ ョンCに移動する。(図5(B)参照)。
【0006】 引っ張りポジションCにおいては、中央部が十分に溶融されている偏平管3 を 保持している左右のチャック5 は、回転しながら等速度で外側に移動し偏平管3 の溶融部分を伸ばし成形する。このとき、引っ張り成形した部分を真円形に形成 するために、チャック5 によりシールされている偏平管3 にチャック5 を介して ブローエアーを供給する。偏平管3 にブローエアーを供給しながら引っ張り成形 することにより、偏平管3 が真円形に形成されるとともに偏平管3 の内径と外径 のバラツキが減少される。(図5(C)参照)。
【0007】 成形された偏平管3 は冷却ポジションDを経て排出ポジションEに移動し、排 出ポジションEにおいて偏平管3 はチャック5 から解放されて排出コンベアベル ト7 に落下し、排出コンベアベルト7 で排出される。(図5(D)参照)。
【0008】 ところで、上記偏平管成形機1 におけるブローエアーの供給方式は、図6およ び図7に示すように、まず、成形機1 外に取付けられた外部マニホールド8 から エアーの圧力を所定の圧力に減圧する減圧弁9 を介して内部マニホールド10にエ アーが供給される。さらに、内部マニホールド10からメインシャフトマニホール ド11を経由して左右24個のチャック5 にナイロンチューブ12を用いてエアーが 供給される。
【0009】 各チャック5 に供給されたエアーは、チャックブラケット13の内部を通り、チ ャックスリーブ14、チャックアウターシャフト15、チャックインナーシャフト16 の順にチャック5 内部に侵入し、最終的にブローノズル17から偏平管5 の内部に 供給されていた。その際、偏平管5 とブローノズル17の先端は軟質スポンジ18に よりシールされ、偏平管5 に供給されたエアーは漏れない構造となっている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記ブローエアーの供給方式では、チャック5 が偏平管3 を保 持しているローディングポジションAから排出ポジションEの区間はチャック5 の先端のブローノズル17は偏平管3 にシールされ供給されたエアーが抜けること はないが、チャック5 が偏平管3 を保持していない排出ポジションEからローデ ィングポジションAの区間は供給されたエアーはブローノズル17から抜けてしま う。したがって、同一のエアー供給源である外部マニホールド8 から各ポジショ ンにエアーが供給されているので、ブローノズル17からエアーが抜けることによ り、各ポジションのブロー圧力が均一にならない。
【0011】 また、エアー供給経路が長いことや回転体から回転体への供給が多いこともブ ロー圧力のバラツキの原因となっている。
【0012】 さらに、全チャック5 には常にエアーが供給されているため、引っ張りポジシ ョンCでブロー圧力を上げると加熱ポジションBで偏平管3 が膨らんでしまい、 最適な圧力制御ができないなどの問題を有していた。
【0013】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、成形用ブローエアーのブロー圧 力がリニアに制御されるガラス管成形装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、偏平管を常に回転させ間欠的に定角度 ずつ移動しながらその一部分を加熱し、この加熱部分を左右に引っ張りブローエ アーを供給して真円形に成形するガラス管成形装置において、上記偏平管を把持 し回転するチャックと、このチャックに取付けられこのチャックを介して上記偏 平管にブローエアーを供給するバルブチップと、このバルブチップが定角度ずつ 移動する円周上にバルブチップと引っ張り成形時に擦り合うように配設されたエ アー供給ディスクと、このエアー供給ディスクにチューブを介しエアーを供給す る低圧マニホールドとを具備したことを特徴とする。
【0015】
【作用】
本考案は上記のように構成したので、偏平管の加熱された中央部を左右に引っ 張りながら真円形に成形する際に、成形に必要な最適ブローエアーが圧力変動な しに供給され、また、エアー供給経路が簡略化されていることにより、圧力損失 が極力減少されリニア圧力制御が可能となる。
【0016】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0017】 図1は本考案の一実施例のガラス管成形装置の概略を示す正面図、図2は図1 の擦り合わせ部の拡大図、図3は本考案の一実施例のガラス管成形装置のチャッ クの側面図である。なお、図4乃至図7と同一部分には同一符号を付しその詳細 な説明は省略する。
【0018】 上記図において、21は低圧マニホールドで、この低圧マニホールド21には偏平 管成形機1 の外部に設置された外部マニホールド8 から供給される中圧エアーを 圧力設定用レギュレータ22とガバナー23で所定のブロー圧力に減圧・設定された エアーが供給される。低圧マニホールド21はチューブ24を介して引っ張りポジシ ョンCに立設されているスタンド25の先端に形成されているブローエアー供給デ ィスク26と接続されている。
【0019】 また、チャック5 の上部にはバルブユニット27が取付けられており、このバル ブユニット27は、バルブユニット27の一端側に形成されブローエアー供給ディス ク26と擦り合うバルブチップ28と、このバルブチップ28の向きを自在にしブロー エアー供給ディスク26と密着させる球面軸受け29と、この球面軸受け29とバルブ チップ28との間に介在しバルブチップ28の位置を一定に保持する保持スプリング 30と、およびスライドシャフト31に巻回された押圧スプリング32の弾性力がリニ アブッシュ32を介して伝達されるバルブチップブラケット33とから構成される。 チャック5 が加熱ポジションBから引っ張りポジションCに移動すると(図4参 照)、バルブチップ28はブローエアー供給ディスク26にバルブチップブラケット 33によって押し当てられかつ球面軸受け29によって自在に密着した状態で擦り合 うことにより、バルブチップ28を介してバルブユニット27に形成されている貫通 孔27a に低圧マニホールド21から供給されたブローエアーがブローエアー供給デ ィスク26に形成されているエアー供給孔26a より供給される。
【0020】 バルブユニット27に供給されたブローエアーは貫通孔27a にバルブユニット27 の他端側で接続されているチューブ34によりチャック5 の後部のロータリージョ イント35に供給される。ロータリージョイント35に供給されたブローエアーはチ ャックインナーシャフト36の内部を通り先端のノズル37から軟質スポンジ38でシ ールされている偏平管3 に供給される。
【0021】 次に、上記構成の本考案の一実施例の作用について説明する。
【0022】 偏平管3 の中央部の加熱が完了し、チャック5 が加熱ポジションBから引っ張 りポジションCに移動すると、バルブチップ28がブローエアー供給ディスク26に バルブチップブラケット33によって押し当てられかつ球面軸受け29によって自在 に密着した状態で擦り合い、偏平管3 へのブローエアー供給経路が形成される。 すなわち、レギュレータ22とガバナー23で所定のブロー圧力に設定されたエアー が低圧マニホールド21に供給され、低圧マニホールド21からチューブ24を介して ブローエアー供給ディスク26にブローエアーが供給される。そして、ブローエア ーはブローエアー供給ディスク26からエアー供給孔26a およびバルブチップ28を 介してバルブユニット27に供給され、それからバルブユニット27からチューブ34 を介してチャック5 のロータリージョイント35に供給される。さらに、チャック インナーシャフト36の内部を通って偏平管3 にブローエアーが供給される。
【0023】 チャック5 に把持されている偏平管3 に所定のブロー圧に設定されたブローエ アーを供給しながら、チャック5 で回転し左右に引っ張ることにより、加熱ポジ ションBで加熱された偏平管3 の中央部は真円形に成形される。
【0024】 引っ張りポジションCにおける偏平管3 の中央部の真円形への成形が完了する と、チャック5 は冷却ポジションDに移動し、バルブチップ28とブローエアー供 給ディスク26との擦り合いが解除される。そして、偏平管3 は、冷却後、排出ポ ジションEから排出される。
【0025】 上記したように、偏平管3 へのブローエアーの供給を引っ張り成形時にのみ行 なうことにより、圧力変動なしに引っ張り成形に必要な最適ブローエアーが偏平 管3 に供給される。
【0026】 なお、本考案は上記実施例に限定されることなく、本考案の要旨を逸脱しない 範囲において、種々変形可能なことは勿論である。
【0027】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のガラス管成形装置によれば、偏平管の引っ張り 成形の祭にのみブローエアーを供給することにより、成形に必要な最適ブローエ アーを圧力変動なしに供給することができ、また、エアー供給経路が簡略化され ることにより、圧力損失が極力減少されリニア圧力制御が可能となる。これによ って、真円度に優れ、内径精度の高いガラス管成形が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のガラス管成形装置の概略を
示す正面図である。
【図2】図1の擦り合わせ部の拡大図である。
【図3】本考案の一実施例のガラス管成形装置のチャッ
クの側面図である。
【図4】一般的なガラス偏平管成形機を示す概略図であ
る。
【図5】一般的なガラス偏平管成形の過程を示すプロセ
ス図である。
【図6】従来のガラス偏平管成形機を示す概略図であ
る。
【図7】従来のガラス偏平管成形機のチャックの側面図
である。
【符号の説明】
3 …偏平管 5 …チャック 21…低圧マニホールド 24…チューブ 26…ブローエアー供給ディスク(エアー供給ディスク) 28…バルブチップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平管を常に回転させ間欠的に定角度ず
    つ移動しながらその一部分を加熱し、この加熱部分を左
    右に引っ張りブローエアーを供給して真円形に成形する
    ガラス管成形装置において、上記偏平管を把持し回転す
    るチャックと、このチャックに取付けられこのチャック
    を介して上記偏平管にブローエアーを供給するバルブチ
    ップと、このバルブチップが定角度ずつ移動する円周上
    にバルブチップと引っ張り成形時に擦り合うように配設
    されたエアー供給ディスクと、このエアー供給ディスク
    にチューブを介しエアーを供給する低圧マニホールドと
    を具備したことを特徴とするガラス管成形装置。
JP6680591U 1991-08-23 1991-08-23 ガラス管成形装置 Pending JPH0519330U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021504288A (ja) * 2017-11-30 2021-02-15 コーニング インコーポレイテッド パルス放出を使用して医薬用部品の転換による表面加水分解反応を最小にするためのシステムおよび方法
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