JPH05193027A - 折り目付け装置 - Google Patents

折り目付け装置

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JPH05193027A
JPH05193027A JP4210323A JP21032392A JPH05193027A JP H05193027 A JPH05193027 A JP H05193027A JP 4210323 A JP4210323 A JP 4210323A JP 21032392 A JP21032392 A JP 21032392A JP H05193027 A JPH05193027 A JP H05193027A
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F—MECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装材料を弱めることなしに明確な折り目を
付けることができ、加えて製造費が比較的安い折り目付
け装置を提供する。 【構成】 複数のバー２を有するおす工具１とみぞ４を
有する対応めす部分３とから成り、弾性材料製の形材５
が、めす部分３のみぞ４内にはめ込まれている。形材５
は予圧を与えられ、Ｔ字形端部９によりみぞ４内に固定
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バーを有するおす部分
と、おす部分に対応する、みぞを有するめす部分とから
成る折り目付け装置に関するものである。
【０００２】
【公知の技術】熱可塑性プラスチックやアルミニウムの
フォイルを積層させた板紙又は厚紙から成る液体包装用
の包装材料は、折り目、いわゆる折り線を有しているの
が普通である。これらの折り目は、包装材料がウェブの
状態のときに付けられる。こうした折り目は、普通、複
数のバーを有するおす部分と、みぞを有する対応めす部
分とから成る折り目付け工具を用いて付けられる。従来
の折り目付け工具は金属製で、表面コーティングを有す
るものと、有していないものとがある。折り目は、包装
材料が、折り目付け工具のおす部分とめす部分との間を
通過するさい、工具の双方の部分が互いに押圧し合うこ
とによって付けられる。
【０００３】包装材料は、工具の２つの金属部分の間で
押圧されるので、きわめて大きな応力にさらされ、１つ
のはっきりした折り目が形成されずに、２つの折り目が
出来てしまい、その過程で材料の一部の積層が剥がれ
て、その部分が弱くなることがある。工具のめす部分全
体にゴムを被覆する試みもなされたが、ゴム内に生じる
応力のため、この装置では完全な折り目を得ることはで
きなかった。同じように、この場合、完全に一定のピッ
チ行程を得るのは難しい。ピッチ行程とは包装長さであ
り、これは、すべての包装が等しい容積と寸法を確実に
有するためには、常に一様でなければならない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の１つの目的
は、材料を弱めることなしに、はっきりした折り目を形
成できる折り目付け装置を提供することである。加え
て、この折り目付け装置は、比較的経済的に製造できな
ければならない。本発明の別の目的は、折り目付け装置
を種々の据え付け個所に容易に設置できるようにし、か
つまた、調節が僅かしか、もしくは全く必要でないよう
にすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前述の目的は、本発明に
よれば、次のようにすることにより達成された。すなわ
ち、冒頭に述べた型式の折り目付け装置に対し、めす部
分のみぞ内に弾性材料製の形材をはめ込むという特徴的
な性格を与えるようにしたのである。本発明の好適実施
例には、更に、請求項を以下の各項に記載の特徴的な性
格が与えられている。
【０００６】
【実施例】以下では、本発明の一好適実施例を添付図面
につき詳説する。図１に示した折り目付け装置は、表面
から突出する複数バー２を有する工具おす部分１と、こ
のおす部分１に対応する工具めす部分３とから成ってい
る。バー２は角が丸くされている。めす部分２には、み
ぞ４が切削されており、これらのみぞ４内には弾性材料
がはめ込まれている。図示の好適実施例では、弾性材料
はゴム、たとえばウレタンラバーであり、９０〜９７°
ショアに相応する硬さを有している。テストの結果、ゴ
ムの硬さは、約９３°ショアが適当な場合が多い。９０
°ショア以下の、より軟質のゴムの場合、満足のゆく折
り目を得るには、双方の工具部分を互いに押圧する圧力
を、より大きくせねばならない。また、９７°ショアを
超える硬さのゴムの場合、弾性が不足し、鋼の性質に似
た性質となる。
【０００７】折り目付け装置の工具部分１，３の双方
は、プレートとして構成することができ、これらプレー
トが、間に包装材料を挟んで互いに押し付けられる。し
かし、双方の工具部分１，３は、普通、２個のローラと
して構成され、その間を包装材料６が通過するようにさ
れる。ゴム製形材５は、種々の外形が可能である。図２
は、形材５の基材７を示したものである。形材５は、み
ぞ４の横断面に対応する方形横断面を有している。形材
５の寸法は、種々であるが、最も実際的には６×６mmの
横断面寸法で十分である。その意図は、出来るだけゴム
の部分を少なくすることにあり、しかも、その目的のた
めに、工具の据え付け調節が難しくならないようにする
ためである。
【０００８】図３は、別の形式の部材８を示したもので
ある。図３に示した折りパターンでは、みぞの形材５が
拡げて示されている。言うまでもなく、大きい部材８
は、より小さい部材に分割するのが適当であれば分割し
て、出来るだけ多くの部分に構成することも容易であ
る。
【０００９】図２に示した基材７は、細長い形状を有
し、両端にＴ字形の端部９を有している。Ｔ字形端部９
も方形横断面を有している。Ｔ字形端部９は、形材５を
みぞ４内に固定するのに役立っており、この特徴によ
り、形材５がみぞ４内へはめ込まれた場合に生じる予圧
を僅かにすることができる。適切な予圧は２〜２０％で
ある。実際の試験により、予圧は約７％で十分であるこ
とが判明した。この程度の予圧を与えないと、形材５
は、みぞ４内でゆるい状態となり、工具が２個の対応ロ
ーラから成る場合、回転方向にいくぶん変位が生じるこ
とになる。この予圧の結果、ゴム材料は、折り目付け工
程時に生じる応力に対し絶えず補償挙動を示し、包装材
料６に付けられる折り目の間に正確な相互間隔を設ける
ことができる。
【００１０】形材５の高さＨを変えることによって、折
り目に対する圧力を変えることができる。あるいは又、
おす部分１のバー２の高さを変えることも可能である。
こうすることにより、折り目パターンの、別々の折り目
に別々の圧力を加えることができ、最適の折り目付け措
置が達成できる。
【００１１】本発明による工具により折り目付けは、包
装材料が２つの金属部分の間で加圧されないため、包装
材料に対し穏やかに行なわれる。更に、工具本体が摩耗
する度合が少ない。これは、おす部分１の金属部分が押
付けられるのは、めす部分３内の弾性材料に対してだか
らである。この点で特に適しているのは陶土を塗った包
装材料６の折り目付けである。他の装置であれば、陶土
粒子が工具を摩耗させるからである。
【００１２】本発明による折り目付け装置の成果とし
て、工具が全体として従来形式の工具よりもはるかに調
節しやすくなった。これは、めす部分３のみぞ４内には
め込まれたゴム製形材５が、おす部分１のバー２よりも
広幅だからである。予めセットした工具の事後の再調節
が不要であることも、実験により判明している。
【００１３】本発明による折り目付け装置によれば、形
材５を複製部材に分割して、形材５が摩耗したり損傷し
た場合に交換しやすくすることもできる。めす部分３で
交換する必要があるのは、おそらく１つの形材部材７だ
けであるから、各工具の有効寿命が延長されることにな
ろう。
【００１４】これまでの説明で明らかなように、本発明
は、明確かつ正確に位置決めされた折り目が得られる折
り目付け装置を実施したものである。この折り目付け装
置は、包装材料の穏やかな加工に役立ち、かつまた或種
の包装材料の場合には、折り目付け装置の工具が摩耗す
ることのないよう補助するものである。更に、この折り
目付け装置は、比較的経済的に製造可能であり、種々の
据え付け個所での調節が容易であり、かつ各部材を容易
に交換可能である。
【００１５】本発明は、以上に説明し、かつ図示した構
成に限定されるものではなく、請求の範囲の思想と枠を
逸脱することなしに多くの変化形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】折り目付け装置の一部の断面図。
【図２】みぞにはめ込む形材の基材を示した斜視図。
【図３】みぞにはめ込まれた形材により折りパターンを
示した図。
【符号の説明】
１ おす工具 ２ バー ３ めす工具 ４ みぞ ５ 形材 ６ 包装材料 ７ 形材の基材 ８ 部材 ９ Ｔ字形端部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のバー（２）を備えたおす部分
    （１）と、このおす部分（１）に対応し、みぞ（４）を
    有するめす部分（３）とから成る折り目付け装置におい
    て、弾性材料製の形材（５）が、めす部分（３）のみぞ
    （４）内にはめ込まれていることを特徴とする折り目付
    け装置。
  2. 【請求項２】 形材（５）が、みぞ（４）の形状に相応
    する横断面を有することを特徴とする請求項１記載の折
    り目付け装置。
  3. 【請求項３】 形材（５）が、Ｔ字形端部を有する部材
    （９）によって予圧を与えられ、みぞ（４）内に固定さ
    れていることを特徴とする請求項１記載の折り目付け装
    置。
  4. 【請求項４】 形材（５）が、みぞ（４）の縦方向に２
    〜２０％まで予圧を与えられていることを特徴とする請
    求項１記載の折り目付け装置。
  5. 【請求項５】 形材（５）が９０〜９７°ショアの硬さ
    を有するゴム材料から成ることを特徴とする請求項１記
    載の折り目付け装置。
  6. 【請求項６】 折りパターンの種々の形材（５）が、種
    々の高さ（Ｈ）を有することを特徴とする請求項１記載
    の折り目付け装置。
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