JPH05192674A - 合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置 - Google Patents
合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置Info
- Publication number
- JPH05192674A JPH05192674A JP3139092A JP3139092A JPH05192674A JP H05192674 A JPH05192674 A JP H05192674A JP 3139092 A JP3139092 A JP 3139092A JP 3139092 A JP3139092 A JP 3139092A JP H05192674 A JPH05192674 A JP H05192674A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 生活系排水を再使用することができるように
浄化して、水資源の節約、あるいは排水公害の解消に役
立てることができる合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置
の騒音を無くすことを目的とする。 【構成】 本発明は、被処理水の流入口からその排水口
方向へ第１沈殿分離槽、第２沈殿分離槽、予備ろ過槽、
第１接触ばっ気槽、第２接触ばっ気槽、沈殿槽、及び消
毒槽を順次形成してなる合併処理するし尿浄化槽におい
て、散気管に一端を接続して設けた空気逃がし弁の他端
に、内部に通気性のスポンジ等の吸音材を収容し、周囲
に複数個の通気孔を設けた消音筒を着脱可能に取り付
け、吸音材及び通気孔を通して散気管の空気を無音で抜
く空気抜き装置を設けたものである。
浄化して、水資源の節約、あるいは排水公害の解消に役
立てることができる合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置
の騒音を無くすことを目的とする。 【構成】 本発明は、被処理水の流入口からその排水口
方向へ第１沈殿分離槽、第２沈殿分離槽、予備ろ過槽、
第１接触ばっ気槽、第２接触ばっ気槽、沈殿槽、及び消
毒槽を順次形成してなる合併処理するし尿浄化槽におい
て、散気管に一端を接続して設けた空気逃がし弁の他端
に、内部に通気性のスポンジ等の吸音材を収容し、周囲
に複数個の通気孔を設けた消音筒を着脱可能に取り付
け、吸音材及び通気孔を通して散気管の空気を無音で抜
く空気抜き装置を設けたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は生活系排水を再利用する
ことができるように浄化して、水資源の節約、あるいは
排水公害の解消に役立てることができる合併処理し尿浄
化槽の騒音を防止する為の改良に関する。
ことができるように浄化して、水資源の節約、あるいは
排水公害の解消に役立てることができる合併処理し尿浄
化槽の騒音を防止する為の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、産業排水、畜産排水、生活系排水
等の排水による排水公害を防止する為に使用される合併
処理し尿浄化槽として、被処理水の流入口からその排水
口方向へ第１の沈殿分離室、第２の沈殿分離室、接触材
を充填した予備濾過室、接触材を充填した第１接触ばっ
気槽、第２接触ばっ気槽、沈殿槽、及び消毒槽を順次形
成してなる合併処理し尿浄化槽においては、ブロアーで
空気を接触ばっ気槽内に吹き込んでいる。その空気量が
多くても、少なくても接触ばっ気槽内に生息する微生物
に悪影響を及ぼすので、余分な空気は空気逃がし弁から
逃がしていた。
等の排水による排水公害を防止する為に使用される合併
処理し尿浄化槽として、被処理水の流入口からその排水
口方向へ第１の沈殿分離室、第２の沈殿分離室、接触材
を充填した予備濾過室、接触材を充填した第１接触ばっ
気槽、第２接触ばっ気槽、沈殿槽、及び消毒槽を順次形
成してなる合併処理し尿浄化槽においては、ブロアーで
空気を接触ばっ気槽内に吹き込んでいる。その空気量が
多くても、少なくても接触ばっ気槽内に生息する微生物
に悪影響を及ぼすので、余分な空気は空気逃がし弁から
逃がしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の、合併
処理し尿浄化槽の空気逃がし弁のみからなる空気抜き装
置によれば、槽内で空気を逃がすと騒音が発生し、特
に、夜間静かになった時には、その騒音に対して苦情が
出されていた。
処理し尿浄化槽の空気逃がし弁のみからなる空気抜き装
置によれば、槽内で空気を逃がすと騒音が発生し、特
に、夜間静かになった時には、その騒音に対して苦情が
出されていた。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】被処理水の流入口からその
排水口方向へ第１沈殿分離槽、第２沈殿分離槽、予備ろ
過槽、第１接触ばっ気槽、第２接触ばっ気槽、沈殿槽、
及び消毒槽を順次形成してなる合併処理し尿浄化槽にお
いて、散気管に、一端を接続して設けた空気逃がし弁の
他端に、内部に通気性のスポンジ等の吸音材を収容し、
周囲に複数個の通気孔を設けた消音筒を着脱可能に取り
付け、吸音材及び通気孔を通して散気管の空気を抜く構
成にした空気抜き装置を設けた。
排水口方向へ第１沈殿分離槽、第２沈殿分離槽、予備ろ
過槽、第１接触ばっ気槽、第２接触ばっ気槽、沈殿槽、
及び消毒槽を順次形成してなる合併処理し尿浄化槽にお
いて、散気管に、一端を接続して設けた空気逃がし弁の
他端に、内部に通気性のスポンジ等の吸音材を収容し、
周囲に複数個の通気孔を設けた消音筒を着脱可能に取り
付け、吸音材及び通気孔を通して散気管の空気を抜く構
成にした空気抜き装置を設けた。
【０００５】
【実施例】本発明の合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置
の実施例について図面を参照して説明する。
の実施例について図面を参照して説明する。
【０００６】図１に示す、し尿浄化槽１は、現場におい
て構築されるコンクリート製のものから、搬送可能な小
型のものまで適用できる構造のものである。この尿浄化
槽１の被処理水の流入口２から第１沈殿分離槽３に流入
した、例えば、産業排水、畜産排水、生活系排水は、こ
こで固形物の沈殿分離を行なうと共に、汚水滞留による
嫌気性分解を行なわせて、汚泥、スカム、中間水に分離
する。次いで、バッフル５を通って第２沈殿分離槽４に
入り，ここで第１沈殿分離槽３と同様の処理を行なうの
であるが、この第２沈殿分離槽４には、図示していない
が、例えば直径３センチ前後、長さ５センチ前後のプラ
スチック製の接触材を充填した接触材固定用網を設け、
この接触材固定用網で接触材の飛散を防止すると共に、
中の接触材に付着している微生物で被処理水の分解効果
を高める。この接触材固定用網を通った被処理水は、バ
ッフル６を通してその上澄水を予備ろ過槽７に流入す
る。この予備ろ過槽７には適宜のフィルタがあって、そ
のフィルタによる濾過がなされた被処理水は、接触材を
充填した第１接触ばっ気槽８に流量調整装置９を通って
流入する。その第１接触ばっ気槽８は、図示していない
が内底部には接触材固定用の棚が設けてあり、この棚の
上面には逆洗用パイプを配管し、さらに上記棚の上には
接触材を充填する。そして、この第１接触ばっ気槽８の
中央部にばっ気筒を起立状態に設け、その上から下に向
けて図示していないブロアーによって送気する散気管１
０を設けている。このように構成した第１接触ばっ気槽
８に供給した被処理水は、接触材に付着している微生物
により、ばっ気効果をたかめながらばっ気処理して第２
接触ばっ気槽１１に送り第１接触ばっ気槽８内における
処理と同様のばっ気処理を行なうのである。その際、散
気管１０を通して空気を接触ばっ気槽８，１１内に吹き
込む空気量は多くても、少なくても接触ばっ気槽内８，
１１に生息する微生物に悪影響を及ぼすので、あらかじ
め多めに供給しておいて、余分な空気な逃がすようにし
ている。しかして、本発明では、散気管１０に一端を接
続して設けた空気逃がし弁１２の他端に設けたパイプ１
３に、図２に示すようにソケット１４の一端部を固定す
る。他端部にはそのソケット１４に着脱可能に挿入する
ことができるパイプ１５があって、その内部に通気性の
スポンジ等の吸音材１６を収容する。そして、パイプ１
５にキャップ１７をはめて固定し、そのキャップ１７と
パイプ１５と共に貫通する複数個（実施例では径４ミリ
の孔１２個）の通気孔１８を周囲に設けるようにして消
音筒１９を構成する。従って、その消音筒１９は消音筒
１９のパイプ１５でソケット１４に着脱可能に取り付け
ることが出来るようになっている。しかして，空気逃が
し弁１２を開いて消音筒１９に送られた散気管１０の空
気は、吸音材１６及び通気孔１８を通して静かに抜くこ
とが出来る。このようにして第２接触ばっ気槽１１でば
っ気処理された被処理水は沈殿槽２０、及び消毒槽２１
を順次通って排水口２２から自然排水又はポンプ作用で
放流、又は、トイレの洗浄水、樹木の散水、洗車、工業
用水、その他の雑用水等として利用することが出来るも
のである。
て構築されるコンクリート製のものから、搬送可能な小
型のものまで適用できる構造のものである。この尿浄化
槽１の被処理水の流入口２から第１沈殿分離槽３に流入
した、例えば、産業排水、畜産排水、生活系排水は、こ
こで固形物の沈殿分離を行なうと共に、汚水滞留による
嫌気性分解を行なわせて、汚泥、スカム、中間水に分離
する。次いで、バッフル５を通って第２沈殿分離槽４に
入り，ここで第１沈殿分離槽３と同様の処理を行なうの
であるが、この第２沈殿分離槽４には、図示していない
が、例えば直径３センチ前後、長さ５センチ前後のプラ
スチック製の接触材を充填した接触材固定用網を設け、
この接触材固定用網で接触材の飛散を防止すると共に、
中の接触材に付着している微生物で被処理水の分解効果
を高める。この接触材固定用網を通った被処理水は、バ
ッフル６を通してその上澄水を予備ろ過槽７に流入す
る。この予備ろ過槽７には適宜のフィルタがあって、そ
のフィルタによる濾過がなされた被処理水は、接触材を
充填した第１接触ばっ気槽８に流量調整装置９を通って
流入する。その第１接触ばっ気槽８は、図示していない
が内底部には接触材固定用の棚が設けてあり、この棚の
上面には逆洗用パイプを配管し、さらに上記棚の上には
接触材を充填する。そして、この第１接触ばっ気槽８の
中央部にばっ気筒を起立状態に設け、その上から下に向
けて図示していないブロアーによって送気する散気管１
０を設けている。このように構成した第１接触ばっ気槽
８に供給した被処理水は、接触材に付着している微生物
により、ばっ気効果をたかめながらばっ気処理して第２
接触ばっ気槽１１に送り第１接触ばっ気槽８内における
処理と同様のばっ気処理を行なうのである。その際、散
気管１０を通して空気を接触ばっ気槽８，１１内に吹き
込む空気量は多くても、少なくても接触ばっ気槽内８，
１１に生息する微生物に悪影響を及ぼすので、あらかじ
め多めに供給しておいて、余分な空気な逃がすようにし
ている。しかして、本発明では、散気管１０に一端を接
続して設けた空気逃がし弁１２の他端に設けたパイプ１
３に、図２に示すようにソケット１４の一端部を固定す
る。他端部にはそのソケット１４に着脱可能に挿入する
ことができるパイプ１５があって、その内部に通気性の
スポンジ等の吸音材１６を収容する。そして、パイプ１
５にキャップ１７をはめて固定し、そのキャップ１７と
パイプ１５と共に貫通する複数個（実施例では径４ミリ
の孔１２個）の通気孔１８を周囲に設けるようにして消
音筒１９を構成する。従って、その消音筒１９は消音筒
１９のパイプ１５でソケット１４に着脱可能に取り付け
ることが出来るようになっている。しかして，空気逃が
し弁１２を開いて消音筒１９に送られた散気管１０の空
気は、吸音材１６及び通気孔１８を通して静かに抜くこ
とが出来る。このようにして第２接触ばっ気槽１１でば
っ気処理された被処理水は沈殿槽２０、及び消毒槽２１
を順次通って排水口２２から自然排水又はポンプ作用で
放流、又は、トイレの洗浄水、樹木の散水、洗車、工業
用水、その他の雑用水等として利用することが出来るも
のである。
【０００７】
【発明の効果】本発明の消音筒は着脱自在であるから、
消音筒の清掃、汚れた消音材の交換や、充填する消音材
の量を増減することによる消音量の調整が容易にできる
とともに、従来の合併処理し尿浄化槽のように、構内で
空気を逃がすときに発生する騒音を無くすことが出来る
効果を奏するものである。
消音筒の清掃、汚れた消音材の交換や、充填する消音材
の量を増減することによる消音量の調整が容易にできる
とともに、従来の合併処理し尿浄化槽のように、構内で
空気を逃がすときに発生する騒音を無くすことが出来る
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の空気抜き装置を備えた合併処理し尿浄
化槽の平面概念図である。
化槽の平面概念図である。
【図２】消音筒の断面図である。 １２〜空気逃がし弁 １４〜ソケット １６〜吸音材 １８〜通気孔 １９〜消音筒
Claims (1)
- 【請求項１】 被処理水の流入口からその排水口方向へ
第１沈殿分離槽、第２沈殿分離槽、予備ろ過槽、第１接
触ばっ気槽、第２接触ばっ気槽、沈殿槽、及び消毒槽を
順次形成してなる合併処理し尿浄化槽において、散気管
に一端を接続して設けた空気逃がし弁の他端に、内部に
通気性のスポンジ等の吸音材を収容し、周囲に複数個の
通気孔を設けた消音筒を着脱可能に取り付け、吸音材及
び通気孔を通して散気管の空気を抜く構成にしたことを
特徴とする合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4031390A JP2528412B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4031390A JP2528412B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05192674A true JPH05192674A (ja) | 1993-08-03 |
| JP2528412B2 JP2528412B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=12329939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4031390A Expired - Lifetime JP2528412B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 合併処理し尿浄化槽の空気抜き装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2528412B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5439686U (ja) * | 1977-08-22 | 1979-03-15 | ||
| JPH02142698U (ja) * | 1989-05-01 | 1990-12-04 |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP4031390A patent/JP2528412B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5439686U (ja) * | 1977-08-22 | 1979-03-15 | ||
| JPH02142698U (ja) * | 1989-05-01 | 1990-12-04 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2528412B2 (ja) | 1996-08-28 |
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Legal Events
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