JPH05192044A - 密閉型栽培装置及び栽培方法 - Google Patents

密閉型栽培装置及び栽培方法

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JPH05192044A
JPH05192044A JP4236948A JP23694892A JPH05192044A JP H05192044 A JPH05192044 A JP H05192044A JP 4236948 A JP4236948 A JP 4236948A JP 23694892 A JP23694892 A JP 23694892A JP H05192044 A JPH05192044 A JP H05192044A
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shaped
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Hiroshi Yamamoto
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主に温室の中で野菜や果物、草花などを集約
的に、又は工場の如く機械化、自動化を進めて高密度栽
培を行なう場合に好適に実施される密閉型栽培装置と栽
培方法を提供する。 【構成】 栽培物1を載置する栽培床2の上方が、栽培
物1の成長に妨げとならない大きさ、形状の容積可変型
で開閉自在式のドーム形遮蔽物3で気密的に覆われてお
り、前記ドーム形遮蔽物3の内部には栽培物1及びドー
ム形遮蔽物3の容積の縮小に障害とならない配置及び形
状で防虫剤等の散布機構4が設置されている。 【効果】 人間(作業員)の健康に良い作業環境とは隔
絶して、栽培物1にとって最も好適な育成環境を整備す
ることが容易に可能であり、栽培物1の成長を促進し、
その品質、衛生状態を向上できる。農薬類や肥料その他
の散布に伴う作業員の健康状態を損ねるおそれは皆無で
あり、健全で衛生的な農作業環境を確保できる。散布し
た農薬類による土壌や水質あるいは大気の汚染を可及的
に防止でき、公害防止に大きく寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温室の中で野菜や果
物、草花などを集約的に工場の如く機械化、自動化を進
めて高密度栽培を行なう場合、及び苺の育苗過程におけ
る夜冷育苗を行なう場合に好適に実施される密閉型栽培
装置と栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、農業生産の集約化、機械化、自動
化が進められ、まるで工場のような作業形態の導入が指
向され普及しつつある(例えば特公平2−56048号
公報記載の高密度型栽培装置を参照)。その一方で、農
薬による人体及び環境への悪影響が重大な問題を提起し
つつある。例えば温室栽培などでは、防虫剤等の散布時
には作業者が閉めきった室内の至近距離で防虫剤等の農
薬を身体に浴び又は呼吸器系器官を通じて体内に吸入す
ることを避けられず、その長年月にわたる蓄積が序々に
身体的障害として発生することが懸念されている。これ
に対する現在のところの対策は、防塵マスクの着用、防
塵衣服の着用ぐらいが行なわれているにすぎない。
【0003】同様に、大量に散布される農薬の地中への
浸透は止むを得ぬことと放置されているが、近年、農地
周辺の宅地化が急激に進み、地中に浸透した農薬類によ
る水質の汚染、生態系環境の変化による環境悪化などが
大いに指摘され、その改善が強く要求されるようになっ
ている。最近のゴルフ場に散布される農薬公害の防止要
求などはその好例である。
【0004】次に、苺の苗の育成に際しては、或る一定
の期間中、夜間の気温を15℃以下の温度を保ち花芽分
化を促進して収穫及び出荷の時期を高価な需要期である
11月初め乃至12月初めに調整する育苗法(以下、夜
冷育苗法と云う。)が広く実施されている。その方法と
して具体的には、静岡県の農家は、苺の苗を富士山麓な
どに運び上げて夜冷育苗法の実効性をあらしめている
(山上げ育苗法)。その他の地方では、冷蔵施設を用意
し、苺の苗を夜間は冷蔵施設内へ搬入し、昼間には冷蔵
施設外へ運び出す夜冷育苗法(長期株冷蔵による方法)
などが実施されている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、農薬等の散布効果を高めると共に作業員の身体への
飛散や呼吸器系統への侵入を未然に防止すること、及び
作物栽培地の土壌汚染や水質汚染、環境汚染のおそれを
可及的に未然に防止する、密閉型栽培装置及び栽培方法
を提供することである。
【0006】本発明の次の目的は、苺の苗の夜冷育苗法
の実施に好適な密閉型栽培装置及び栽培方法を提供する
ことにある。即ち、従来の富士山麓などへ運び上げる山
上げ育苗法は、大変面倒で手間と費用が嵩む上に労働も
きつい作業である。また、冷蔵による方法の場合は、苺
の苗を冷蔵施設の内外に出し入れする作業があり、これ
が日課になると20日前後も続くので、大変に煩わしく
きつい労働であり、手間もかかる。いずれにしても、近
年の農家の高齢化と効率化(工業化)の要請にはとうて
い対応出来ない作業内容なので、解決すべき課題になっ
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、この発明に係る密閉型栽培装置は、図
面に実施例を示したとおり、栽培物1を載置する栽培床
2の上方が、栽培物1の成長に妨げとならない大きさ、
形状で、且つ容積可変型で開閉自在式のドーム形遮蔽物
3で気密的に覆われており、前記ドーム形遮蔽物3の内
部には栽培物1及びドーム形遮蔽物3の容積の縮小に障
害とならない配置及び形状で防虫剤等の散布機構4が設
置されていることを特徴とする(図1、図5、図9)。
【0008】上記の発明において、ドーム形遮蔽物3
は、栽培床2の両サイドに支持せしめたアーチ形骨組み
5に遮蔽膜6を気密的構造で着脱可能に張設した構成と
され、前記アーチ形骨組み5は栽培台20に昇降可能な
機構7で支持され、アーチ形骨組み5の昇降操作によっ
てドーム形遮蔽物3の内部容積及び形状が可変に構成さ
れていること(図1〜3)、及び、ドーム形遮蔽物は、
栽培床2の長手方向に同栽培床2の両サイドのレール
8,8上を走行自在な作業台車9にドーム形骨組み10
を組立て、該ドーム形骨組み10に遮蔽膜11を下面を
開口した状態に張設した構成とされており、しかも作業
台車9の前記ドーム形骨組み10はその高さを可変に構
成されており、このドーム形遮蔽物30の内部に栽培物
1の成長に障害とならない配置及び形状で防虫剤等の散
布機構12が設置されていること(図5)、及び、ドー
ム形遮蔽物は、栽培床2の両サイドに気密的に止着され
た開閉可能なドーム形遮蔽膜13を、その内部に外気よ
りも少し大きい気圧をかけて膨張させた構成とされ、前
記ドーム形遮蔽膜13の内部に当該ドーム形遮蔽膜13
の縮小及び栽培物の成長に障害とならない配置及び形状
で防虫剤等の散布機構14が設置されており、ドーム形
遮蔽膜13は内部の気圧を低下させることによって容積
が縮小されること(図9、図10)、及び、栽培物1を
載置する栽培床2は、散布機構4又は12又は14を通
じて散布された防虫剤等の液体を漏らさない程度に水密
的又は止水性の構造とされ、同栽培床2の長手方向には
滴下した防虫剤等の余剰液を導く樋15が形成されてい
ること(図4,図6〜8)、をそれぞれ特徴とする。
【0009】本発明に係る夜冷育苗法を実施するための
密閉型栽培装置は、ドーム形遮蔽物3の室内の天井付近
の棟方向に、長手方向に冷風吹出口76を複数設けた冷
風管73が設置され、該冷風管73は冷風供給機構74
の吐出側と配管75で接続されていること、及びドーム
形遮蔽物3の室内に排気口をもつ排気管77が前記冷風
供給機構74の吸入側と接続されていること、並びにド
ーム形遮蔽物3の室内の栽培床部分に断熱材70が敷設
されていることを特徴とする(図13)。
【0010】また、本発明に係る密閉型栽培方法は、栽
培物1を載置した栽培床2の上方を容積可変型で開閉自
在式のドーム形遮蔽物3又は30又は13で覆うこと、
栽培物1に手を加えない時はドーム形遮蔽物を出来るだ
け大きな容積状態に保持すること(図1,図5,図
9)、栽培物1に手入れを必要とするときはドーム形遮
蔽物を開いて手入れを行なうこと、防虫剤等の散布時に
はドーム形遮蔽物を出来るだけ小さい容積に縮小して散
布を行なうことを特徴とする(図10)。
【0011】更に本発明に係る夜冷育苗法を実施する密
閉型栽培方法は、栽培物を載置した栽培床の上方を容積
可変型で開閉自在式のドーム形遮蔽物3で覆い、栽培床
には断熱材70を敷設すること、前記栽培床の上に載置
された苺の苗72について夜冷を行なうため先ずドーム
形遮蔽物3の容積を縮小化させること、次いで冷風供給
機構74を運転してドーム形遮蔽物3の室内に冷風を供
給し、他方、室内の空気は冷風供給機構74に戻して循
環回路による室内温度の制御を行ない苺の苗を夜冷育苗
することを特徴とする。
【0012】
【作用】栽培物1(作物)の周囲をドーム形遮蔽物3又
は13で覆い、人間の生活環境とは異なる、植物(栽培
物1)に適した成育環境(例えば炭酸ガス濃度、湿度、
温度)をドーム形遮蔽物内の換気等の方法で人工的に積
極的に作れるので、栽培物1の良好な成育、成果を促す
ことができる。ちなみに事務室等のプランターの植物が
比較的短期間で衰弱し又は枯れるのは、人間との生活環
境の相違に起因することは、既に良く知られている。
【0013】ドーム形遮蔽物3又は30又は13で密閉
された内部で防虫剤等の農薬類を散布するので、その散
布剤が外の作業員等の身体に直接飛散すること、又は作
業員が空中に浮遊する農薬類のベーパーを直接吸入する
ことは皆無であり、きわめて健全で良い環境の農作業を
行なうことができ、衛生的である。しかも農薬類の散布
等に際しては、ドーム形遮蔽物3又は30又は13の内
部容積を可及的に縮小した状態で行なうので、農薬類の
散布濃度の見地から農薬類の散布量を大幅に節約して、
しかも十分なる薬効を期待できる。
【0014】栽培物1の手入れや収穫等の必要に応じて
は、ドーム形遮蔽物3を開いて作業を行なうことができ
る。ドーム形遮蔽物3の内部の散布機構4又は12又は
14で散布された農薬類のうち、液滴のまま栽培床2上
に落下した余剰液は、樋15に集めて特定の容器類に回
収し、地面その他へ浸透したり廃棄されることはない
(図4)。
【0015】夜間に、冷風管73を通じてドーム形遮蔽
物3の室内に10℃程度の冷風を供給すると、ドーム形
遮蔽物3の室内は同程度の室温の冷房状態に保たれる。
同様な冷房状態を連続して20日間ぐらい、夜毎にくり
返して行なうと、同室内で育成する苺の苗72について
夜冷育苗の実効性を得られる。この場合、栽培床部分に
敷設した断熱材70の断熱作用により冷熱効率を高めら
れる。また、夜間の冷房時にドーム形遮蔽物3の内容積
(気積)を可能なかぎり縮小化すると、その分冷房負荷
が大幅に低減され、熱効率が高まり、ひいては冷風供給
機構74の定格(能力)を下げることができる。
【0016】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1に示した密閉型栽培装置は、例えば樹脂被覆鋼管と
継手により骨格を組立てられた栽培台20を前提とし
て、該栽培台20の上面の栽培床2の上に、例えば鉢植
えの栽培物1を多数整然と載置して栽培するものとされ
ている、栽培床2の上方が、各栽培物1の成長に妨げと
ならない大きさ、形状のドーム形遮蔽物3で気密的に覆
われた構成とされている。栽培台20は、温室の中に、
又は温室その他の建屋がない露地の地面上に固定して構
築されている。場合によっては特公平2−56048号
公報に開示された栽培装置のように、地面に敷設された
軌道上を移動可能な構成で実施することもできる。栽培
台20の栽培床2の高さは、作業員が腰を曲げた苦しい
姿勢で作業しなくて済む高さ、例えば地面上1m位の高
さとされている。栽培床2の幅寸は、栽培台20の両側
に立った作業員が栽培床2上に載置された全ての栽培物
1に手が届いて十分に手入れが出来る幅寸、例えば11
0〜120cm位の大きさとされている。栽培台20の長
さは、通常は温室又は敷地の長さ一杯とするか、又はそ
の長さをいくつかに分割した長さとされる。
【0017】栽培床2は、図3に主要部分を示したよう
に、合成樹脂で押出し成形された厚さ2〜5mm程度の床
板材を前記栽培台20の上面に敷きつめて継目を水密的
に又は止水構造に接合して形成されている。栽培床2の
片側縁部又は両側縁部には、図3に示したように、前記
床板材と一体成形した凹溝形状の樋15が長手方向の全
長にわたって設けられている。この樋15は溝幅が50
mm、深さ30mm程度の大きさで、栽培物1への灌水又は
防虫剤等の薬液が栽培床2上に滴下してきた場合に、そ
れらを一箇所にまとめて回収し又は集中排除するための
ものである。従って、栽培床2は、その縁部の樋15に
向かって幅方向に適度な流水勾配で傾斜(片傾斜又は両
側傾斜)させられている。
【0018】ドーム形遮蔽物3は、上記栽培床2の両サ
イドの栽培台骨材21(図2)に支持されたアーチ型骨
組み5の外面に、ビニールシート等の遮蔽膜6を気密的
構造で張設して栽培台20の長手方向に略均等断面のド
ーム形状に構成されている。図1のアーチ形骨組み5
は、栽培床2の上に載置された栽培物1の成長に妨げと
ならない高さ(大きさ)の平たいかまぼこ形のアーチに
形成されており、その両端部は図2に詳示した昇降可能
な機構の支持部7で栽培台骨材21へ取付け支持されて
いる。図2の支持部7は、ボルト22の締め緩めによっ
てアーチ形骨組み5を昇降させること、及び所望の高さ
位置に固定することが可能な2個のクランプ23で構成
されている。もっとも、支持部7は公知のラックピニオ
ン機構とか油圧(又は空圧)シリンダ機構又はリンク機
構などで機械的に昇降させる手段を実施することもでき
る。前記支持部7によってアーチ形骨組み5を出来るだ
け高く位置決め固定することにより、ドーム形遮蔽物3
は栽培物1の成長を促す大容積の状態となる。逆にアー
チ形骨組み5を可能なかぎり低く下げることによって小
容積の状態となるから、要するに可変容積型の構成であ
る。
【0019】このアーチ形骨組み5に張設した遮蔽膜6
は、例えば図3に示したように、床板材2の縁部に形成
された横断面が球形状のシート止着リブ25に遮蔽膜6
の両側縁部を被せ、その上からやはり合成樹脂で押出し
成形されたC形断面のシート抱持カバー26を被せるこ
とにより着脱可能に止着されている。かくして気密的に
密閉されたドーム形遮蔽物3の内部は、換気その他の方
法で炭酸ガス濃度や温度及び湿度を人工的に植物成育に
最適な環境を作ることが容易に可能である(例えば図9
参照)。遮蔽膜6の止着手段については、例えば実公昭
57−44093号公報の第1図に開示されて周知のシ
ート止め具などを応用して実施することもできる。従っ
て、栽培物1の手入れが必要なときは、前記シート抱持
カバー26を外して遮蔽物6の止着を解き、所謂ドーム
の裾をまくり上げるようにして遮蔽膜6を開き作業す
る。あるいは前記止着手段を着脱する代わりに、遮蔽膜
6の適所に合成樹脂製のチャック又はマジックテープ又
はハトメ(ホック)等による開閉自在箇所60(図9参
照)を設け、この箇所60を開いて手入れ作業を行なう
構成で実施することもできる。
【0020】ドーム形遮蔽物3の内部には、栽培床2の
長手方向に配置され支柱29で栽培床2上に支持された
散布管4が、灌水又は防虫剤その他の農薬、液体肥料な
どの散布機構として設置されている。この散布管4に
は、その長手方向に10〜30cm位のピッチで下向き又
は斜め下向きの散布ノズル4aが多数設けられている。
従って、灌水のときは灌水ポンプを、そして防虫剤等を
散布するときは散布機のホースをそれぞれ散布管4に接
続し、ドーム形遮蔽物3に仕切られた密閉室内で散布を
行なうことができる。なお、防虫剤等の散布に際して
は、ドーム形遮蔽物3のアーチ形骨組み5を2点鎖線の
ように下降させて、ドーム形遮蔽物3を栽培物1に支障
をきたさない限度に可能なかぎり下げて小容積の状態と
し、もって少量の防虫剤の散布でドーム内の防虫剤濃度
を高め、その薬効の実効性をあらしめて経済性と農薬使
用量の低減を図ることができる。勿論、防虫剤等は気密
的に密閉されたドーム形遮蔽物3内での散布であるか
ら、ドーム外に居る作業者の身体にふりかかったり呼吸
器系統から体内に吸入されることは皆無である。
【0021】また、散布管4を通じて散布された防虫剤
等の農薬のうち、栽培床2上に滴下した余剰液は、樋1
5に受けて一定の方向に流し、図4のように回収タンク
50に全て回収し環境汚染の防止が図られる。回収タン
ク50に回収した農薬類は、循環ポンプ51で再び散布
管4へ送って効率的な使用が図られる。回収タンク50
の予備タンク50’も必要に応じて用意される。
【0022】
【第2の実施例】図5に示した栽培装置は、栽培床2
(及び栽培台20)の長手方向に走行自在な作業台車9
を設置し、この作業台車9の上にドーム形遮蔽物30を
設けた構成を特徴とするものである。栽培床2は、上記
第1実施例と同様、栽培台20の上面に合成樹脂製の床
板材を水密的又は止水的構造に敷きつめた構成であり、
その両縁部(又は片縁部でも可)に図6のように栽培床
2の長手方向に連続する樋15が形成されている(図
5)。樋15よりもさらに外側の縁部は、栽培台20の
水平な縦桟材27の上に被せた半円断面形状のレール8
としてやはり栽培床2の長手方向の全長にわたり一連に
形成され、その上を作業台車9の車輪31が走行する構
成とされている(図7)。もっとも樋15は図8のよう
に栽培床2の中央部に1本だけ設けた構成で実施するこ
ともできる。この場合、栽培床2は中央の樋15に向っ
て下る両傾斜面に形成されている。
【0023】前記の作業台車9の骨格及びその上のドー
ム形骨組み10は、やはり樹脂被覆金属管と合成樹脂製
の継手とで組立てられ、このドーム形骨組み10の外面
にビニールシート等の遮蔽膜11が下面を開口した状態
に張設されている。前記遮蔽膜11のうち栽培床2の幅
方向両側の側面部はレール8の直上位置まで垂らした状
態で作業台車9の骨格に止着され、走行方向前後の両側
面部は栽培床2の上に載置された栽培物1の上部が少し
触れる程度の高さ位置までまくり上げた状態で止着され
ている。ドーム形骨組み10は、作業台車9の骨格に対
し、例えば上記第1実施例で説明したと同様な昇降自在
な機構の支持部7又は手段で高さを調節可能に構成され
ている。従って、栽培物1の背の高さにドーム形遮蔽物
30の高さを適応させる調節が可能である。
【0024】前記ドーム形遮蔽物30の内部には、栽培
床2の上に載置された栽培物1の成長又は成育状態(起
立の状態など)に障害とならない配置(栽培床2からの
高さ位置)と形状で防虫剤等の散布管12が散布機構と
して設置されている。従って、作業台車9上に搭載し
た、又は他の場所に設置した散布機(又は灌水ポンプ)
のホースを前記散布管12と接続し、作業用台車9を適
度に前進走行させながら、防虫剤等を散布することによ
り、小さく限定されたドーム形遮蔽物30内の空間にお
いて必要最少限の薬剤量で最大の薬効を期待できる。勿
論、散布された防虫剤等が傍らの作業員の身体に直接ふ
りかかったり、空気中に浮遊して吸入される心配もな
い。栽培物1に向って散布された防虫剤等のうち栽培床
2上へ滴下した余剰液は樋15に受け、やはり図4のよ
うなやり方で所定の場所で集中的に回収される。
【0025】
【第3の実施例】図9に示した密閉型栽培装置は、栽培
床2(栽培台20)の両サイドに上記第1実施例におい
て説明したと同様な構造、手段でビニールシート等の遮
蔽膜の両側縁が気密的に止着され、栽培床2の上方が、
栽培物1の成長、成育状態に妨げとならない大きさ、形
状のドーム形遮蔽膜13で気密的に覆われた構成とされ
ている。勿論、ドーム形遮蔽膜13の長手方向の両端面
(妻面)も気密的に密閉されている。栽培床2は、上記
の各実施例と同様に、長手方向に一連の樋15をもつ合
成樹脂製の床板材を水密的又は止水的構造で敷きつめた
構成とされている。ドーム形遮蔽膜13には、図9のよ
うに送風機40(及び空気圧、空気流量制御装置を含
む)が接続され、ドーム形遮蔽膜13の内部の気圧を外
部の気圧よりも少し大きくし、平常時は最大に膨張させ
た状態で栽培物1の育成が行なわれる。前記送風機40
の送風管路の途中には、気流混合ノズル装置41を介し
て、炭酸ガスボンベ又は消毒剤その他の農薬(液体又は
粉体)のボンベ42が接続されている。従って、送風機
40による送風と同時に、例えば前記栽培物1の育成時
にはボンベ42を炭酸ガスボンベとし、炭酸ガスを供給
してドーム形遮蔽膜13の内部を炭酸ガス濃度富化の状
態にする。こうして観葉植物の成長を早めるような促成
栽培の環境整備を行なうことができる。
【0026】前記ドーム形遮蔽膜13の内部には、やは
り栽培床2の上に載置された栽培物1の成長に妨げとな
らない配置(高さ)と形状で灌水又は防虫剤等の散布管
14が散布機構として設置されている。この散布管14
を通じて防虫剤等を散布するに際しては、送風機40に
よる送風を停止し、ドーム形遮蔽膜13内の気圧を下げ
て図10のようにドーム形遮蔽膜13をしぼませ、容積
を縮小した状態で行なう。従って、少量の防虫剤等の散
布で十分な薬効を実現することができる。栽培物1の手
入れ等の必要があるときは、マジックテープ等の開閉自
在箇所60を開いて行なう。
【0027】なお、図11と図12はドーム形遮蔽膜1
3内の気圧を下げてしぼませた容積小の状態において、
ドーム形遮蔽膜13のしぼみ状態が栽培物1の成育状態
(起立状態)を害する不定型さ(例えば図10参照)を
解消するため、ドーム形遮蔽膜13に形状保持用の補強
骨43を取付け、しぼみ状態の形が一定の定型性をもつ
ように構成した実施例を示している。
【0028】
【第4の実施例】図13は、先の図1に示した密閉型栽
培装置を、苺の苗の夜冷育苗法の実施が可能な構成に改
造した実施例を示している。この栽培装置の構成の基本
は図1の実施例と大要共通する。栽培台20の上にウレ
タンフオーム等の断熱材71を密接に敷いて栽培床が形
成され、ポット71に植栽した苺の苗72がポット71
と共に収容され育成される。前記栽培床の上方を覆うド
ーム形遮蔽物3は、そのアーチ形骨組み5の両端部が昇
降可能な機構の支持部7で栽培台20に支持され、該ア
ーチ形骨組み5にビニールシート等の遮蔽膜6が気密的
構造に張設されている。前記アーチ形骨組み5を可能な
かぎり下降させることによってドーム形遮蔽物3の室内
の内容積(気積)を数分の一に縮小化することができ
る。前記ドーム形遮蔽物3の室内の天井部の棟方向に、
冷風管73が、アーチ形骨組み5へ取り付けた形で設置
されている。この冷風管73には、冷却器とその制御装
置及び冷風の圧力、流量制御系等を含む構成の冷風供給
機構74から配管された冷風導管75が接続されてい
る。また、冷風管73の長手方向には、例えば20〜4
0cm位のピッチで複数の冷風吹出口76…が設けられ、
この吹出口76から室内に向かって約10℃前後の冷風
が吹出され、室内の温度を約15℃以下、好ましくは1
0℃程度に冷房する構成とされている。なお、室内への
冷風の吹出し量及び室内温度の均等化を図るため、前記
冷風導管75の接続点に近い位置の冷風吹出口76は口
径を小さく設け、遠く離れるにしたがって口径を大きく
する調整手段が採用されている。あるいは各吹出口に風
量調整手段を設けてもよい。他方、ドーム形遮蔽物3の
室内に臨む1又は複数の排気口が設けられ、排気口と接
続された排気導管77が冷風供給機構74の吸込側と接
続され、もって冷房の閉循環回路を形成して熱効率の向
上が図られている。必要に応じて室内に温度センサーを
設置し、その検出信号で冷風供給機構74をフィードバ
ック制御する自動制御も行なわれる。
【0029】従って、上記構成の密閉型栽培装置によっ
て、苺の苗72の夜冷育苗を行なう場合は、まずドーム
形遮蔽物3を可能な限り下降させて室内の容積(気積)
を縮小化させる。その上で夜間には冷風供給機構74を
運転してドーム形遮蔽物3の室内を約10℃前後に冷房
する。そして、日中には冷房を停止して苺の苗72を太
陽光に晒すことを連続して20日間ぐらい行なうと、夜
冷育苗法の実効が奏され、苺の収穫時期が調整される。
【0030】なお、同様な苺の苗の夜冷育苗法の実施
は、図9に示した実施例の密閉型栽培装置において、送
風機40を冷風供給機構に置き換える手段で、又は別途
図13に示したように冷風管73と冷風供給機構74及
び排気口に排気管とから成る連なる閉鎖冷房回路を設備
し、特には図10又は図12のようにドーム形遮蔽物3
の室内容積を縮小化した状態で冷房を実施し夜冷風苗法
を実施することも行われる。
【0031】
【本発明が奏する効果】本発明に係る密閉型栽培装置及
び栽培方法によれば、人間(作業員)の健康に良い作業
環境とは隔絶して、栽培物1にとって最も好適な育成環
境を整備することが容易に可能であり、栽培物1の成長
を促進し、その品質、衛生状態を向上できる。
【0032】また、農薬類や肥料その他の散布に伴う作
業員の健康状態を損ねるおそれは皆無であり、健全で衛
生的な農作業環境を確保できる。と同時に散布した農薬
類による土壌や水質あるいは大気の汚染を可及的に防止
でき、公害防止に大きく寄与するのである。更に、苺の
苗の出し入れ作業は都合1回限りで、しかも冷房負荷が
可及的に小さい状態で熱効率の良い夜冷育苗法を省力
化、省人化して工業的に、経済的に行なうことができ、
農家の高齢化、近代化の要請に十分応えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る密閉型栽培装置及び栽培方法の
第1実施例を簡略化して示した斜視図である。
【図2】アーチ形骨組みを栽培台に昇降可能に取付けた
支持部の斜視図である。
【図3】栽培床の樋部分の斜視図である。
【図4】樋で受けた余剰液の回収処理手段の一例を概念
的に簡略化して示した斜視図である。
【図5】密閉型栽培装置の第2実施例を簡略化して示し
た斜視図である。
【図6】栽培床のレール部分を示した斜視図である。
【図7】レールと作業台車との関係を示した正面図であ
る。
【図8】栽培床の異なる構造例を示した正面図である。
【図9】密閉型栽培装置の第3実施例を簡略化して示し
た斜視図である。
【図10】ドーム形遮蔽物のしぼみ状態を示した斜視図
である。
【図11】第3実施例の異なる実施様態を示した斜視図
である。
【図12】ドーム形遮蔽物のしぼみ状態を示した斜視図
である。
【図13】苺の苗の夜冷育苗法を実施する栽培装置の斜
視図である。
【符号の説明】
1 栽培物 2 栽培床 3 ドーム形遮蔽物 4 散布機構 5 アーチ形骨組み 6 遮蔽膜 7 昇降可能な骨組み 8 レール 9 作業台車 10 ドーム形骨組み 11 遮蔽膜 12 散布機構 13 ドーム形遮蔽膜 14 散布機構 15 樋 72 苺の苗 73 冷風管 74 冷風供給機構 76 冷風吹出口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培物を載置する栽培床の上方が栽培物
    の成長に妨げとならない大きさ、形状で、且つ容積可変
    型で開閉自在式のドーム形遮蔽物で気密的に覆われてお
    り、前記ドーム形遮蔽物の内部には栽培物及びドーム形
    遮蔽物の容積の縮小に障害とならない配置及び形状で防
    虫剤等の散布機構が設置されていることを特徴とする、
    密閉型栽培装置。
  2. 【請求項2】 ドーム形遮蔽物は、栽培床の両サイドに
    支持せしめたアーチ形骨組みに遮蔽膜を気密的構造で着
    脱可能に張設した構成とされ、前記アーチ形骨組みは栽
    培台に昇降可能な機構で支持され、アーチ形骨組みの昇
    降操作によってドーム形遮蔽物の内部容積及び形状が可
    変に構成されていることを特徴とする、請求項1記載の
    密閉型栽培装置。
  3. 【請求項3】 ドーム形遮蔽物は、栽培床の長手方向に
    同栽培床の両サイドのレール上を走行自在な作業台車に
    ドーム形骨組みを組立て、該ドーム形骨組に遮蔽膜を下
    面を開口した状態に張設した構成とされており、作業台
    車の前記ドーム形骨組みはその高さを可変に構成されて
    おり、該ドーム形遮蔽物の内部に栽培物の成長に障害と
    ならない配置及び形状で防虫剤等の散布機構が設置され
    ていることを特徴とする、請求項1記載の密閉型栽培装
    置。
  4. 【請求項4】 ドーム形遮蔽物は、栽培床の両サイドに
    気密的に止着された開閉可能なドーム形遮蔽膜を、その
    内部に外気より少し大きい気圧をかけて膨張させた構成
    とされ、前記ドーム形遮蔽膜の内部に当該ドーム形遮蔽
    膜の縮小及び栽培物の成長に障害とならない配置及び形
    状で防虫剤等の散布機構が設置されており、ドーム形遮
    蔽膜は内部の気圧を低下させることによって容積が縮小
    されることを特徴とする、請求項1に記載した密閉型栽
    培装置。
  5. 【請求項5】 栽培物を載置する栽培床は、散布機構を
    通じて散布された防虫剤等の液体を漏らさない程度に水
    密的又は止水性の構造とされ、同栽培床の長手方向には
    滴下した防虫剤等の余剰液を導く樋が形成されているこ
    とを特徴とする、請求項1又は2又は3又は4に記載し
    た密閉型栽培装置。
  6. 【請求項6】 ドーム形遮蔽物の室内の天井付近の棟方
    向に、長手方向に冷風吹出口を複数設けた冷風管が設置
    され、該冷風管は冷風供給機構の吐出側と配管で接続さ
    れていること、及びドーム形遮蔽物の室内に排気口をも
    つ排気管が前記冷風供給機構の吸入側と接続されている
    こと、並びにドーム形遮蔽物の室内の栽培床部分に断熱
    材が敷設されていることを特徴とする、請求項1又は2
    又は4に記載された密閉型栽培装置。
  7. 【請求項7】 栽培物を載置した栽培床の上方を容積可
    変型で開閉自在式のドーム形遮蔽物で覆うこと、栽培物
    に手を加えない時はドーム形遮蔽物を出来るだけ大きい
    容積状態に保持すること、栽培物に手入れを必要とする
    ときはドーム形遮蔽物を開いて手入れを行なうこと、防
    虫剤等の散布時にはドーム形遮蔽物を出来るだけ小さい
    容積に縮小して散布を行なうこと、をそれぞれ特徴とす
    る、密閉型栽培方法。
  8. 【請求項8】 栽培物を載置した栽培床の上方を容積可
    変型で開閉自在式のドーム形遮蔽物で覆い、栽培床には
    断熱材を敷設すること、前記栽培床の上に載置された苺
    の苗について夜冷を行なうため先ずドーム形遮蔽物の容
    積を縮小化させること、次いで冷風供給機構を運転して
    ドーム形遮蔽物の室内に冷風を供給し、他方、室内の空
    気は冷風供給機構に戻して閉循環回路による室内温度の
    制御を行ない苺の苗を夜冷育苗することを特徴とする、
    密閉型栽培方法。
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