JPH05191751A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JPH05191751A
JPH05191751A JP4004167A JP416792A JPH05191751A JP H05191751 A JPH05191751 A JP H05191751A JP 4004167 A JP4004167 A JP 4004167A JP 416792 A JP416792 A JP 416792A JP H05191751 A JPH05191751 A JP H05191751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primary color
digital
analog
signal
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4004167A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichiji Tsuzuki
吉司 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4004167A priority Critical patent/JPH05191751A/ja
Publication of JPH05191751A publication Critical patent/JPH05191751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】マトリクス回路からのデジタルRGB三原色信
号を、A/Dコンバータを用いることなく、10MHz
の周波数帯域の第1及び第2のアナログRGB三原色信
号に変換する。 【構成】D/Aコンバータ71は、マトリクス回路16
からのデジタルG原色信号dG を、サンプリングクロッ
クnに基づいて10MHzの周波数帯域の第1のアナロ
グG原色信号pG1に変換し、D/Aコンバータ72は、
デジタルG原色信号dG を、サンプリングクロックnを
反転したサンプリングクロックoに基づいて第1のアナ
ログG原色信号pG1とはサンプリング点の異なる10M
Hzの周波数帯域の第2のアナログG原色信号pG2に変
換する。また、デジタルR原色信号dR 、デジタルB原
色信号dB に対しても、デジタルG原色信号dG と同様
の処理が行う回路が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高品位テレビジョン
放送を受信する従来の液晶表示装置に係り、特に、回路
構成を簡略にすることができるようにした液晶表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶を使った表示装置としてパー
ソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、液晶テレビジ
ョン受像機が多く普及してきている。液晶テレビジョン
受像機に用いられる液晶表示モジュールにおいては、高
精細、高画質のものが開発されてきており、高品位テレ
ビジョン放送を受信するテレビジョン受像機への利用が
期待されている。
【0003】高品位テレビジョン放送は、膨大な情報量
を持つ原信号をいかにして帯域圧縮するかが課題だった
が、MUSE方式は、この問題解決の目的で開発された
ものであり、“高品位テレビの新しい伝送方式−MUS
E−”(NHK技研月報、二宮著、27巻7号、昭和5
9年)に詳しく記載されている。
【0004】図2はこのような高品位テレビジョン放送
を受信する従来の液晶テレビジョン受像機の映像信号処
理部を示すブロック図である。
【0005】液晶テレビジョン受像機の映像信号処理部
1は、BSチューナからのMUSE方式の映像信号をR
GB三原色信号にデコードするMUSEデコーダ2と、
このMUSEデコーダ2からのRGB三原色信号をそれ
ぞれ2つのRGB三原色信号に分離する信号分離回路3
と、信号分離回路3からの2つに分離されたRGB三原
色信号(この場合、Rは赤、Gは緑、Bは青を示してい
る。)を映像表示する液晶モジュール4とから構成され
る。
【0006】さらに詳しく説明すると、MUSEデコー
ダ2には、BSチューナからのMUSE方式の映像信号
aが導かれる入力端子11と、サンプリングクロックb
が導かれる入力端子12とが設けられている。入力端子
11からのMUSE方式の映像信号aは、アナログ・デ
ジタルコンバータ(以下A/Dコンバータという)13
に供給される。A/Dコンバータ13は、入力端子12
からのサンプリングクロックbに基づいて映像信号aに
対してA/D変換を行うことにより、デジタル映像信号
cを作成して輝度信号処理回路14及び色差信号処理回
路15に供給する。輝度信号処理回路14は、デジタル
映像信号cからデジタル輝度信号Yを作成しマトリクス
回路16の第1の入力端子に供給する。色差信号処理回
路15は、デジタル映像信号からデジタル色差信号I,
Qを作成しマトリクス回路16の第2の入力端子に供給
する。マトリクス回路16は、デジタル輝度信号Yとデ
ジタル色差信号I,Qをパラメータとして所定の加減算
を行うことによりデジタルRGB三原色信号を作成し、
赤の信号をデジタルR原色信号dR ,緑の信号をデジタ
ルG原色信号dG ,青の信号をデジタルB原色信号dB
としてデジタル・アナログコンバータ(以下D/Aコン
バータという)17R,17G,17Bに供給する。D
/Aコンバータ17R,17G,17Bは、それぞれデ
ジタルR原色信号dR ,デジタルG原色信号dG 及びデ
ジタルB原色信号dB をそれぞれアナログR原色信号e
R ,アナログG原色信号eG 及びアナログB原色信号e
B に変換して、それぞれ出力端子18R,18G,18
Bに導く。出力端子18R,18G,18Bからのアナ
ログR原色信号eR ,アナログG原色信号eG 及びアナ
ログB原色信号eB は、信号分離回路3に供給される。
この場合、信号分離回路3は、説明簡略化のためにアナ
ログB原色信号eG のもののみ図示している。
【0007】ここで、RGB三原色信号、即ちアナログ
RGB原色信号eR ,eG ,eB は、それぞれ20MH
zの周波数帯域がある。液晶モジュール4のソース・ド
ライバの周波数特性は、最大10MHz程度なので、ア
ナログRGB原色信号eR ,eG ,eB をそのまま入力
することができない。よってアナログRGB原色信号e
R ,eG ,eB を上下のソース・ドライバ41,42に
入力する第1及び第2のアナログRGB原色信号eR ,
eG ,eB にサンプリング成分を分けて、信号の周波数
帯域を低くしなければならない。
【0008】以下、アナログG原色信号eG のみについ
て説明する。まずMUSEデコーダ2の出力端子18G
からのアナログG原色信号eG は信号分離回路3の入力
端子31を介してA/Dコンバータ32に供給される。
A/Dコンバータ32は、入力端子33からのサンプリ
ングクロックbに基づいてG原色信号に対してA/D変
換を行うことにより、デジタルG原色信号fG を作成し
て、サンプリング成分分離回路34にの入力端子341
に供給する。一方、入力端子33からのサンプリングク
ロックbは1/2分周回路35によって周波数が1/2
に分周されてサンプリングクロックgとしてbサンプリ
ング成分分離回路34の入力端子342に供給される。
【0009】サンプリング成分分離回路34は、第1及
び第2のサンプリング部343,344及びコンパレー
タ345から構成される。入力端子341からのデジタ
ルG原色信号fG はサンプリング部343,344に供
給される。入力端子342からのサンプリングクロック
gは、サンプリング部344に直接供給されるととも
に、コンパレータ345を介して反転されて反転サンプ
リングクロックhとしてサンプリング部343に供給さ
れる。サンプリング部344は、入力端子342からの
サンプリングクロックgに基づいてデジタルG原色信号
fG に対してサンプリングを行う。サンプリング部34
3は、コンパレータ345からの反転サンプリングクロ
ックhに基づいてデジタルG原色信号fG に対してサン
プリングを行う。これにより、サンプリング部343,
344は、20MHzの周波数帯域のG原色信号を、1
0MHzの周波数帯域のサンプリング成分に分けて、そ
れぞれ第1及び第2の出力端子346,347にそれぞ
れ第1及び第2のデジタルG原色信号iG1,iG2として
導く。出力端子346,347からそれぞれ出力される
第1及び第2のデジタルG原色信号iG1,iG2は、それ
ぞれD/Aコンバータ36,37に供給される。D/A
コンバータ36,37は、それぞれ第1及び第2のデジ
タルG原色信号iG1,iG2をアナログのそれぞれ第1及
び第2のアナログG原色信号jG1,jG2に変換して、そ
れぞれ出力端子38,39に導く。出力端子38,39
から出力された第1及び第2のアナログG原色信号jG
1,jG2は、液晶モジュール4の入力端子41,42に
供給される。
【0010】液晶モジュール4は、液晶表示パネル43
とゲートドライバ44と上下のソースドライバ45,4
6とコントロール回路47とから構成されいる。入力端
子41,42からの第1及び第2のアナログG原色信号
jG1,jG2は、それぞれソースドライバ45,46に供
給される。コントロール回路47は、図示しない複合同
期信号に基づいてゲートドライバ44と上下のソースド
ライバ45,46を駆動制御して、液晶表示パネル43
にソースドライバ45,46に供給されたアナログG原
色信号jG1,jG2を書込ませている。また、アナログR
原色信号eR 、アナログB原色信号eB についても、ア
ナログG原色信号eG と同様の処理が行われるようにな
っている。
【0011】図3は図2の液晶モジュール4をさらに詳
細に説明する説明図である。
【0012】コントロール回路47には、複合同期信号
と電源電圧とが供給されており、コントロール回路47
は、複合同期信号に基いてゲートドライバ信号k及びソ
ースドライバ信号l,mを作成してそけぞれゲートドラ
イバ44及びソースドライバ45,46に供給する。
【0013】ゲートドライバ44は、コントロール回路
47からのゲートドライバ信号lに基づいて映像信号の
1水平走査期間に同期して、液晶表示パネル43の信号
ライン55,55…を垂直方向に順次をオンする。ソー
スドライバ45,46は、ゲートドライバ44によりオ
ンされた信号ライン51の画素電極52にそれぞれ第1
及び第2のアナログG原色信号jG1,jG2を書き込む。
【0014】液晶表示パネル43は、薄膜トランジスタ
ー(以下、TFTという)55を使ったアクティブマト
リクス方式とする。
【0015】さらに詳しく説明すると、上側のソースド
ライバ45は、入力する第1のアナログG原色信号jG1
から水平方向の画素D1 ,D3 …のG原色信号を図2に
示したサンプリングクロックgに基づいてサンプリング
し、このされた複数の画素D1 ,D3 …のアナログG原
色信号jG1をソースドライバ信号lに基いて1水平走査
期間ホールドし、それぞれデータ配線X1 ,X3 …から
出力する。ソースドライバ46は、第2のアナログG原
色信号jG2から水平方向の画素D2 ,D4 …のG原色信
号を図2に示したサンプリングクロックhに基づいてサ
ンプリングし、このサンプリングされた複数の画素D2
,D4 …のG原色信号をソースドライバ信号lに基い
て1水平走査期間ホールドし、それぞれデータ配線X2
,X4 …から出力する。
【0016】ゲートドライバ44は、コントロール回路
47のゲートドライブ信号kに基いてソースドライバ4
5,46からの出力のタイミングに合わせて、アドレス
配線Y1 ,Y2 ,Y3 …からそれぞれ信号ライン51の
TFT55,55,55…のゲートGに対して1水平走
査期間ずつ順次オン信号を出力する。TFT55,55
5…は、ゲートGがオン時にソースドライバ45,46
からのG原色信号を画素電極52,52,52…に供給
する。
【0017】液晶表示パネル43をさらに詳細に説明す
る。データ配線X1 ,X2 ,X3 ,X4 …は、それぞれ
行方向のTFT51,51…のドレインDに直接接続さ
れている。
【0018】アドレス配線Y1 ,Y2 ,Y3 …は、それ
ぞれ行方向のTFT55,55…55のゲートGに直接
接続されている。
【0019】TFT55,55…はゲートGがオン時に
ソースドライバ45,46のデータ配線X1 ,X2 ,X
3 ,X4 …からの信号を画素電極52,52…に供給す
る。画素電極52は表示電極53、対向電極54及び図
示しない液晶から構成されている。TFT55,55…
55のソースSは、表示電極53及び対向電極54を介
して基準電位点に接続されているとともに、液晶容量で
あるところのコンデンサC1 を介して基準電位点に接続
されている。ここで1画素(例えば画素D1 )は、TF
T51,表示電極53、対向電極54及び図示しない液
晶で構成されている。
【0020】この場合の液晶表示パネル1の1行目の信
号ライン51の画素の書き込みについて説明する。
【0021】ソースドライバ45は、入力する第1のア
ナログG原色信号jG1から水平方向の画素D1 ,D3 …
のG原色信号をサンプリングして1水平走査期間ホール
ドし、それぞれデータ配線X1 ,X3 …から出力する。
ソースドライバ46は、入力する第2のアナログG原色
信号jG2から水平方向の画素D2 ,D4 …のG原色信号
をサンプリングして1水平走査期間ホールドし、それぞ
れデータ配線X2 ,X4 …から出力する。一方、ゲート
ドライバ44のアドレス配線Y1 からのハイレベル
“H”、即ち選択レベル信号により1行目の全てのTF
T55,55…がオンされ、1行目の信号ライン51の
画素への信号入力(書き込み)はオン状態になってい
る。これにより、データ配線X1 ,X2 ,X3 ,X4 …
からの信号電圧は、1行目のTFT55,55…を通っ
て1行目の表示電極53,53…に伝わり液晶容量(コ
ンデンサC1 )に信号電圧に対応する電荷が蓄積され
る。1行目の画素の書き込みが終わってから2行目の画
素の書き込みに移ると、ゲートドライバ44のアドレス
配線Y1 からの電位はローレベル“L”、即ち非選択レ
ベルとなり、すべてのTFT55,55…はオフ状態と
なる。この操作でコンデンサC1 に蓄えられた信号電荷
は次の書き込みが行われるまでは液晶に信号電荷を印加
し続ける。これにより、1行目の画素電極55,55…
には、G原色信号jG1,jG2が次の書き込みが行われる
まで表示される。
【0022】1行目の信号ライン51の書き込み終了
後、ソースドライバ45,46は、2番目の1水平走査
期間の第1及び第2のアナログG原色信号jG1,jG2か
ら水平方向の画素D1 ,D2 ,D3 …に表示するための
G原色信号を抽出し、サンプリングし、1水平走査期間
分ホールドして、それぞれのデータ配線X1 ,X2 ,X
3 …から出力する。一方、2行目のTFT55,55…
は、ゲートドライバ44のアドレス配線Y2 からハイレ
ベルの信号によりオン状態になっている。これにより、
データ配線X1 ,X2 …からの信号電圧は、2行目のT
FT55,55…を通って表示電極52,52…に伝わ
り液晶容量(コンデンサC1 )に信号電圧に対応する電
荷が蓄積される。これにより、2行目の画素電極5,5
…5は、次の書き込みが行われるまでG原色信号jG1,
jG2が表示される。
【0023】3行目からの信号ライン50の画素の書き
込みも、1行目及び2行目と同様の書き込みを行う。
【0024】図4乃至図6は信号分離回路3の動作を示
す説明図であり、図4はA/Dコンバータ32のサンプ
リングを示し、図5は第1のサンプリング部343のサ
ンプリングを示し、図6は第2のサンプリング部344
が出力のサンプリングを示している。
【0025】以下、信号分離回路3の動作について説明
する。
【0026】まずMUSEデコーダ2の出力端子18G
からのアナログG原色信号eG はA/Dコンバータ32
に供給される。A/Dコンバータ32は、図4に示すよ
うに、破線に示すG原色信号eG に対して、入力端子3
3からのサンプリングクロックbに基づいてサンプリン
グ点P1,P2,P3,P4…のサンプリングを行うこ
とにより、実線に示す量子化されたG原色信号eG0を作
成し、この量子化されたG原色信号eG1G原色信号をデ
ジタルデータに変換してデジタルG原色信号fG として
出力する。サンプリング部343は、図5に示すよう
に、1/2に分周されたサンプリングクロックに基づい
てサンプリングgを行うことにより、奇数番目のサンプ
リング点P1,P3…のサンプリングを行って、実線に
示す1/2の周波数で量子化されたG原色信号eG1に相
当するデジタルデータをデジタルG原色信号iG1として
A/Dコンバータ36に供給する。一方、サンプリング
部344は、図6に示すように、1/2に分周されると
ともに反転されたサンプリングクロックhに基づいてサ
ンプリングを行うことにより、偶数番目のサンプリング
点P2,P4…のサンプリングを行って、実線に示す1
/2の周波数で量子化されたG原色信号eG2に相当する
デジタルデータをデジタルG原色信号iG2としてA/D
コンバータ37に供給する。D/Aコンバータ36,3
7は、それぞれ第1及び第2のG原色信号eG1,eG2を
それぞれ第1及び第2のアナログG原色信号jG1,jG2
に変換して、それぞれ出力端子38,39に導くことに
より、出力端子38,39からは、それぞれ図5及び図
6に示した量子化された第1及び第2のG原色信号eG
1,eG2と同等の10MHzの周波数帯域のアナログG
原色信号jG1,jG2を出力する。
【0027】このように従来の液晶表示装置では、サン
プリング成分分離回路34によりRGB三原色信号を上
下のソース・ドライバ41,42に入力するRGB三原
色信号にサンプリング成分を分けて、信号の周波数帯域
を低くしている。しかしながら、サンプリング成分分離
回路34にRGB三原色信号を入力するには、デジタル
信号処理が不可欠で、映像信号処理部1には、40MHZ
以上のサンプリングが可能な高価なA/Dコンバータ3
2をRGB三原色信号用にに3つも使用しなければな
ず、液晶表示装置の製造コストを増大させるとともに、
回路構成も複雑となり信頼性を低下させていた。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の液晶表
示装置では、マトリクス部からのデジタルRGB三原色
信号をD/Aコンバータにより20MHzの周波数帯域
のアナログRGB三原色信号に変換し、このRGB三原
色信号をA/Dコンバータにより再度デジタルRGB原
色信号に変換してから、サンプリンク分離を行っている
が、20MHzの周波数帯域のRGB三原色信号をデジ
タルRGB原色信号に変換するために、40MHZ以上の
サンプリングが可能な高価なA/DコンバータをRGB
三原色信号用に3つも使用しなければなず、製造コスト
を増大させるとともに、信頼性を低下させていた。
【0029】この発明は上記問題点を除去し、マトリク
ス回路からのデジタルRGB三原色信号を、A/Dコン
バータを用いることなく、10MHzの周波数帯域の第
1及び第2のアナログRGB三原色信号に変換すること
ができる液晶表示装置の提供を目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、アナログ映像信号を前記液晶表示パネルに映像表示
する液晶表示装置であって、前記アナログ映像信号を第
1のサンプリングクロックに基づいてデジタル映像信号
に変換するアナログ・デジタルコンバータと、このアナ
ログ・デジタルコンバータからのデジタル映像信号から
デジタル輝度信号を作成する輝度信号処理回路と、前記
アナログ・デジタルコンバータからのデジタル映像信号
からデジタル色差信号を作成する色差信号処理回路と、
この色差信号処理回路からのデジタル色差信号と前記輝
度信号処理回路からのデジタル輝度信号よりデジタルR
GB三原色信号を作成するマトリクス回路と、このマト
リクス回路からのデジタルRGB三原色信号を、第1の
サンプリングクロックを1/2に分周した第2のサンプ
リングクロックに基づいて第1のアナログRGB三原色
信号に変換する第1のデジタル・アナログコンバータ
と、前記マトリクス回路からのデジタルRGB三原色信
号を、第2のサンプリングクロックを反転した第3のサ
ンプリングクロックに基づいて第1のアナログRGB三
原色信号に変換する第2のデジタル・アナログコンバー
タと、これら第1及び第2のデジタル・アナログコンバ
ータからの第1及び第2のアナログRGB三原色信号を
前記液晶表示パネルの水平方向の画素にそれぞれ交互に
供給することにより前記液晶表示パネルにそれぞれ第1
及び第2のアナログRGB三原色信号を映像表示する第
1及び第2のソースドライバとを具備したことを特徴と
する。
【0031】
【作用】このような構成によれば、マトリクス回路から
のデジタルRGB三原色信号をA/Dコンバータを用い
ることなく、第1及び第2のデジタル・アナログコンバ
ータによって10MHzの周波数帯域の第1及び第2の
アナログRGB三原色信号に変換することができる。
【0032】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例によって詳細
に説明する。
【0033】図1はこの発明に係る液晶表示装置を液晶
テレビジョン受像機に適用した場合の映像信号処理部を
示すブロック図であり、図1と同じ構成要素には同一の
符号を付している。
【0034】図1において、本実施例で異なるのは、マ
トリクス回路16からのデジタルRGB三原色信号をD
/Aコンバータ71,72により10MHzの周波数帯
域の第1及び第2のアナログRGB三原色信号に変換
し、それぞれソースドライバ45,46に供給するよう
にしたことである。
【0035】さらに詳細に説明すると、MUSEデコー
ダ7には、サンプリングクロックnが導かれる入力端子
73が設けられている。サンプリングクロックnは入力
端子12に導かれるサンプリングクロックbを1/2に
分周したものである。マトリクス回路16からのデジタ
ルG原色信号dG は、D/Aコンバータ71,72に供
給される。入力端子73からのサンプリングクロックn
は、D/Aコンバータ71に直接供給されるとともに、
コンパレータ74を介して反転されてサンプリングクロ
ックoとしてD/Aコンバータ72に供給される。D/
Aコンバータ71は、入力端子73からのサンプリング
クロックnに基づいてデジタルG原色信号dG に対して
デジタル・アナログ変換して、第1のアナログG原色信
号pG1として出力端子75に導く。D/Aコンバータ7
2は、コンパレータ74からの反転されたサンプリング
クロックoに基づいてデジタルG原色信号dG に対して
デジタル・アナログ変換して、第2のアナログG原色信
号pG2として出力端子76に導く。出力端子75,76
から出力される第1及び第2のアナログG原色信号pG
1,pG2は、液晶モジュール4の入力端子41,42に
供給される。また、図示しないがデジタルR原色信号d
R 、デジタルB原色信号dB についても、デジタルG原
色信号dG と同様の処理が行うような回路が設けられて
いる。
【0036】このような実施例の動作を説明すると、マ
トリクス回路16からのデジタルG原色信号dG は、D
/Aコンバータ71により、サンプリングクロックnに
基づいてデジタル・アナログ変換されることにより、図
5に示す量子化されたG原色信号eG1と同等の10MH
zの周波数帯域の第1のアナログG原色信号pG1とな
り、液晶モジュール4の入力端子41に供給される。ま
た、マトリクス回路16からのデジタルG原色信号dG
は、D/Aコンバータ72により、サンプリングクロッ
クoに基づいてデジタル・アナログ変換されることによ
り、図6に示すような量子化されたアナログG原色信号
eG2と同等で、第1のアナログG原色信号pG1ではサン
プリング点の異なる10MHzの周波数帯域の第2のア
ナログG原色信号pG2となり、液晶モジュール4の入力
端子42に供給される。また、図示しないがデジタルR
原色信号dR 、デジタルB原色信号dB についても、デ
ジタルG原色信号dG と同様の処理が行うわれる。これ
により図2の従来例と同じ液晶モジュール4の映像表示
が行える。
【0037】このような実施例によれば、マトリクス回
路16からのデジタルRGB三原色信号(デジタルR原
色信号dR ,デジタルG原色信号dG ,デジタルB原色
信号dB )をA/Dコンバータを用いることなく、10
MHzの周波数帯域の第1及び第2のアナログRGB三
原色信号(緑の場合はアナログG原色信号pG1,pG2)
に変換することができるので、液晶表示装置の製造コス
トを削減できるとともに、回路構成も簡易になるので、
液晶表示装置の故障率を低減して信頼性を高めることが
できる。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、マトリクス部からの
デジタルRGB原色信号をA/Dコンバータを用いるこ
となく、10MHzの周波数帯域の第1及び第2のRG
B三原色信号に変換することができるので、液晶表示装
置の製造コストを削減できるとともに、回路構成も簡易
になるので、液晶表示装置の故障率を低減して信頼性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液晶表示装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図2】従来の液晶表示装置を示すブロック図。
【図3】図2の液晶モジュールを示すブロック図。
【図4】図2のA/Dコンバータのサンプリングを示す
説明図。
【図5】図2の第1のサンプリング部のサンプリングを
示す説明図。
【図6】図2の第1のサンプリング部のサンプリングを
示す説明図。
【符号の説明】
4 液晶モジュール 7 MUSEデコーダ 13 A/Dコンバータ 14 輝度信号処理回路 15 色差信号処理回路 16 マトリクス回路 43 液晶表示パネル 45,46 ソースドライバ 71,72 A/Dコンバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ映像信号を液晶表示パネルに映像
    表示する液晶表示装置であって、 前記アナログ映像信号を第1のサンプリングクロックに
    基づいてデジタル映像信号に変換するアナログ・デジタ
    ルコンバータと、 このアナログ・デジタルコンバータからのデジタル映像
    信号からデジタル輝度信号を作成する輝度信号処理回路
    と、 前記アナログ・デジタルコンバータからのデジタル映像
    信号からデジタル色差信号を作成する色差信号処理回路
    と、 この色差信号処理回路からのデジタル色差信号と前記輝
    度信号処理回路からのデジタル輝度信号よりデジタルR
    GB三原色信号を作成するマトリクス回路と、 このマトリクス回路からのデジタルRGB三原色信号
    を、第1のサンプリングクロックを1/2に分周した第
    2のサンプリングクロックに基づいて第1のアナログR
    GB三原色信号に変換する第1のデジタル・アナログコ
    ンバータと、 前記マトリクス回路からのデジタルRGB三原色信号
    を、第2のサンプリングクロックを反転した第3のサン
    プリングクロックに基づいて第1のアナログRGB三原
    色信号に変換する第2のデジタル・アナログコンバータ
    と、 これら第1及び第2のデジタル・アナログコンバータか
    らの第1及び第2のアナログRGB三原色信号を前記液
    晶表示パネルの水平方向の画素にそれぞれ交互に供給す
    ることにより前記液晶表示パネルにそれぞれ第1及び第
    2のアナログRGB三原色信号を映像表示する第1及び
    第2のソースドライバとを具備したことを特徴とする液
    晶表示装置。
JP4004167A 1992-01-13 1992-01-13 液晶表示装置 Pending JPH05191751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4004167A JPH05191751A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4004167A JPH05191751A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05191751A true JPH05191751A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11577186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4004167A Pending JPH05191751A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05191751A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102908A1 (fr) * 2002-05-31 2003-12-11 Sony Corporation Circuit de traitement de donnees, dispositif d'affichage et terminal mobile

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102908A1 (fr) * 2002-05-31 2003-12-11 Sony Corporation Circuit de traitement de donnees, dispositif d'affichage et terminal mobile
US6958716B2 (en) 2002-05-31 2005-10-25 Sony Corporation Data processing circuit, display device, and mobile terminal
CN100350451C (zh) * 2002-05-31 2007-11-21 索尼株式会社 数据处理电路、显示设备及便携式终端
US7564441B2 (en) 2002-05-31 2009-07-21 Sony Corporation Data processing circuit, display apparatus, and portable terminal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2581796B2 (ja) 表示装置及び液晶表示装置
US4842371A (en) Liquid crystal display device having interlaced driving circuits for driving rows and columns one-half cycle out of phase
US5357290A (en) Liquid crystal displaying apparatus capable of receiving television signals that differ in broadcasting format
US20040095304A1 (en) Picture display device and method of driving the same
US20070200808A1 (en) Liquid crystal display and driving device thereof
JP2005195703A (ja) 表示駆動装置及びその駆動制御方法並びに該表示駆動装置を備えた表示装置
JP3498570B2 (ja) 電気光学装置の駆動回路及び駆動方法並びに電子機器
US20050253827A1 (en) Digital video signal processing devices for liquid crystal displays
US6977634B2 (en) Apparatus and method for driving image display device
KR100317823B1 (ko) 평면표시장치와, 어레이기판 및 평면표시장치의 구동방법
JPH05191751A (ja) 液晶表示装置
US6771238B1 (en) Liquid crystal display device
US6657640B2 (en) Image display apparatus
JP2000267638A (ja) シェーディング補正回路
JP2005055616A (ja) 表示装置及びその駆動制御方法
JP2008299345A (ja) 表示駆動装置及び表示装置
US6020938A (en) Matrix-type display device
JPH06222733A (ja) 垂直方向液晶駆動装置
WO2017156812A1 (zh) 显示驱动电路及显示面板
JP2748201B2 (ja) 液晶パネル駆動回路
JPS61288579A (ja) 液晶テレビパネルの駆動方式
JP2014085473A (ja) 映像処理装置および映像処理方法
JP2001296839A (ja) 液晶画像表示装置及び液晶表示素子の駆動方法
JPH02207296A (ja) 液晶駆動方式とそれを用いた液晶表示装置
US8154489B2 (en) Liquid crystal module