JPH0519170Y2 - - Google Patents

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JPH0519170Y2
JPH0519170Y2 JP12040789U JP12040789U JPH0519170Y2 JP H0519170 Y2 JPH0519170 Y2 JP H0519170Y2 JP 12040789 U JP12040789 U JP 12040789U JP 12040789 U JP12040789 U JP 12040789U JP H0519170 Y2 JPH0519170 Y2 JP H0519170Y2
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aluminum
steel wire
coated steel
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molten
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は連続鋳モールド内のパウダー溶融層
厚を測定する装置に係り、より詳しくはアルミ被
覆鋼線をモールド内に浸漬し、アルミ被覆層の溶
融長さを測定することによるパウダー溶融層厚を
測定する方式において、アルミ被覆鋼線を連続的
に送給してパウダー溶融層厚の連続測定を可能し
たモールド内パウダー溶融層厚測定装置に関す
る。
従来の技術 連続鋳造モールド内のパウダー層厚は、パウダ
ーレベルと湯面レベルとの差より求めることがで
きる。パウダーレベルの測定方法としては、テ
レビカメラでモールド内を撮影し、その画像を処
理してパウダーレベルを測定するテレビカメラ方
式(特開昭57−25270)、モールド内に浸漬した
耐熱性の棒体を介して超音波を発振し、そのエコ
ー波形の変化からパウダーレベルを測定する超音
波方式(特開昭57−56146)、モールド内に電極
棒を浸漬し、その電極間の抵抗値の変化からパウ
ダーレベルを測定する電極方式(特開昭57−
109555)等が知られている。
しかしながら、連続鋳造装置のモールドとタン
デイツシユ間は周知の通りスペースが狭いことか
ら、テレビカメラ方式ではパウダー上面レベル
が容易に観測できないことやモールド内全体を撮
影できない難点があり、超音波方式では耐熱性
超音波伝幡耐久性がないことや、伝幡棒に地金や
ノロが付着すること等実用上難しい。電極棒方
式も同様に地金付着、パウダー種類による電気特
性の変化、その他電気的ノイズ等によりモールド
内パウダー層厚を精度良く測定することは不可能
であつた。また、前記の方式以外に、レーザー
光を直射投射しその反射光より距離を測定する方
法を利用した粉体レベル測定方法が報告されてい
る。しかしながら、直接レーザーを投射する方法
では光軸上にタンデイツシユケース等の障害物が
あるため、平面測定は勿論のこと、一点の測定さ
え不可能な場合が起こることがあり、またパウダ
ー溶融厚は測定できない等の欠点があり、実用性
に欠ける。
このように上記の各方式はいずれも自動測定方
式であるため連続測定は可能であつても、精度が
悪く実用性に難点があつた。
一方、鋼線にアルミを被覆したアルミ被覆鋼
線をモールド内溶鋼中に浸漬し、数秒間後に取出
し、アルミ溶損位置と鋼線溶損位置からパウダー
の溶融層厚を測定する方法がある。この方式は、
鋼よりアルミの方が溶融し易いのを利用したもの
で、パウダーの溶融層の部分でアルミが溶けるこ
とによつてその溶融長さからパウダーの溶融層厚
を知ることができる点で、前記自動方式に比べ精
度よくパウダー溶融層厚を測定することができる
という利点を有する。
しかしながら、アルミ被覆鋼線の浸漬、取出し
および測定を手作業で行なうやり方は、連続測定
が不可能でパウダー溶融層厚の変化を的確に把握
できないため、操業アクシヨンが遅れる等で作業
能率が悪い上、作業に危険を伴い安全性にも問題
があり、また測定条件のバラツキにより再現性も
悪い。
そのため、モールド内のパウダー層厚(溶融層
厚、未溶融層厚)をスペース的な制約を受けるこ
となく正確に自動測定することが可能な方法およ
び装置を先に提案した(特開昭63−242451号公
報)。
この方法は従来手作業で行なつていたアルミ被
覆鋼線の浸漬、取出しを自動化し、かつテレビカ
メラ等の撮像装置を使つて静止画像から浸漬後の
アルミ被覆鋼線のアルミ溶融部およびアルミ未溶
融部の長さを測定してパウダー溶融部およびパウ
ダー未溶融部の層厚を求め、さらに前記層厚から
パウダー全層厚を測定する方式である。
しかしながら、この方式は所定長さのアルミ被
覆鋼線を測定毎に交換しなければならず、しかも
その交換作業は人手で行なわなければならないた
め安全性、作業性の面で好ましくなかつた。
考案が解決しようとする課題 この考案は前記したアルミ被覆鋼線を用いてパ
ウダー溶融層厚を自動的に測定する方式の欠点で
あるアルミ被覆鋼線の交換作業を排除すべく、ア
ルミ被覆鋼線を連続的に送給できる機能を備え、
かつ使用した部分を自動切断機にて切断すること
によつて、測定毎に所定長さのアルミ被覆鋼線を
使用できる機能を有するパウダー溶融層厚測定装
置を提案しようとするものである。
課題を解決するための手段 この考案はアルミ被覆鋼線をリールに巻取り、
モータにて連続的に送給できるように設けるとと
もに、レーザ等の切断機にて使用部分を除去し、
所定長さのアルミ被覆鋼線を当該リールから巻戻
してパウダー溶融層厚を測定できるように構成し
たものである。
すなわち、この考案の要旨は、モールドの側方
に近接設置され、前後および上下動可能に設けた
水平アームの先端に、アルミ被覆鋼線巻取リール
および該リールを巻戻すパルスカウンター付き低
速モータを内蔵するボツクスを有し、かつ前記ボ
ツクスの底部を慣通してアルミ被覆鋼線を垂直に
ガイドするガイド筒を有するアルミ被覆鋼線自動
浸漬装置と、モールド取出されたアルミ被覆鋼線
のアルミ溶融部長さを測定後当該鋼線の使用部分
を切断除去する切断装置と、アルミ被覆鋼線を当
該リールより必要長さ巻戻すパルスカウンター付
き低速モータ制御装置を備えたものである。
作 用 アルミ被覆鋼線は、前記した通り鋼線の表面を
アルミで被覆したので、このアルミ被覆鋼線をモ
ールド内溶鋼中に浸漬すると、モールド内の溶鋼
中に浸漬した部分は完全に溶融するが、パウダー
の溶融層の部分はアルミのみが溶融し鋼線が露出
する。
したがつて、鋼線の露出部分の長さ、すなわち
アルミ溶融部の長さがパウダーの溶融層の厚さに
相当することになる。
アルミ溶融部長さを測定する方法としては、例
えばテレビカメラ等の撮像装置を使用して静止画
像からアルミ溶融長さを測定する方法を用いるこ
とができる。
水平アームの前後および上下動機構としては、
例えば支柱にモータ駆動方式のラツク・ピニオン
機構にて昇降可能に設けた昇降台に、水平アーム
を同じくモータ駆動方式のラツク・ピニオン機構
にて前後動可能に設け、遠隔操作で制御する方式
を採用することができる。
アルミ被覆鋼線巻取リールより必要長さのアル
ミ被覆鋼線を巻戻す際は、低速モータの回転数を
パルスカウンターにて検出し、そのパルス数にて
アルミ被覆鋼線の巻戻し量を測定する。
モールドより取出されたアルミ被覆鋼線の使用
部分、すなわちガイド筒から下部を切断する方法
としては、例えばレーザー切断機を用いることが
できる。
実施例 第1図はこの考案の一実施例装置を示す正面
図、第2図は同上装置の要部を拡大して示す縦断
正面図、第差図はアルミ被覆鋼線よりパウダー溶
融層厚を測定する方法を示すブロツク図である。
なおここでは、アルミ溶融部長さの測定方法と
して、テレビカメラを採用した方式を例にとり説
明する。
図中、1は鋳床に設置した支柱、2は昇降台、
3は水平アーム、4はボツクス、5はガイド筒、
6はアルミ被覆鋼線巻取リール、7は低速モー
タ、8はパルスカウンター、9はテレビカメラ、
10はレーザー切断機である。
アルミ被覆鋼線の自動浸漬装置は、支柱1にモ
ータ駆動方式のラツク・ピニオン機構(図面省
略)にて昇降可能に設置した昇降台2に、同じく
モータ駆動方式のラツク・ピニオン機構(図面省
略)にて前後動可能に設けた水平アーム3の先端
にアルミ被覆鋼線送給装置内蔵のボツクス4が取
付けられ、このボツクス内にアルミ被覆鋼線巻取
リール6およびパルスカウンター8付き低速モー
タ7が設置され、ボツクス底部に垂直に取付けた
ガイド筒5内にアルミ被覆鋼線12を通してモー
ルド11内に浸漬されるように構成されている。
17は回転伝達ベルトである。
上記装置によりモールド内パウダーの層厚を測
定する場合は、ガイド筒5より必要長さのアルミ
被覆鋼線4を露出させた状態で、水平アーム3を
下降させてアルミ被覆鋼線12をモールド内溶鋼
14中に浸漬させる。
15−1はパウダー溶融層、15−2はパウダ
ー未溶融層である。
アルミ被覆鋼線4をモールド内溶鋼中に一定時
間(5秒程度)浸漬させると、そのままの状態で
水平アーム3を上昇させてアルミ被覆鋼線を溶鋼
中から引上げ、所定の高さ位置で水平アーム3を
後退させてアルミ被覆鋼線をテレビカメラ9の撮
影位置まで移動させて撮影する。
アルミ被覆鋼線の浸漬部分はモニター13に映
出され、その静止画像のアルミ溶融部長さl1(パ
ウダー溶融層厚)が画像処理装置8にて求めら
れ、表示器16に表示される。
パウダー溶融層厚の測定が完了すると、レーザ
ー切断機10によりそのアルミ被覆鋼線の使用部
分が切断除去される。
しかる後、低速モータ7にてアルミ被覆鋼線巻
取リール6を回転させてアルミ被覆鋼線を必要長
さ巻き戻し、次の測定に入る。
なお、水平アーム3の昇降および前後動、低速
モータ7、パルスカウンター8、テレビカメラ9
およびレーザー切断機10は、すべて制御盤にて
遠隔操作されることはいうまでもない。
また、水平アーム3の先端に取付けられている
ボツクス4は、水平アームを軸に回動式とするこ
とも可能である。
考案の効果 以上説明したごとく、この考案はアルミ被覆鋼
線のモールド内浸漬、取出しとアルミ溶融部長さ
の測定を自動化したパウダー溶融層厚測定装置
に、アルミ被覆鋼線の自動送給装置および浸漬後
のアルミ被覆鋼線の切断装置を設けたことによつ
て、常に新しい部分でパウダー溶融層厚を連続測
定することができるので、測定毎にアルミ被覆鋼
線を交換する必要がなくなり、作業の省力化がは
かられるとともに、操作はすべて遠隔で行なうこ
とができるので安全性に富み、連続鋳造の操業の
安定化並びに品質の向上に大なる効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例装置を示す正面
図、第2図は同上装置の要部を拡大して示す縦断
正面図、第3図はアルミ被覆鋼線よりパウダー溶
融層厚を測定する方法を示すブロツク図である。 1……支柱、2……昇降台、3……水平アー
ム、4……ボツクス、5……ガイド筒、6……ア
ルミ被覆鋼線巻取リール、7……低速モータ、8
……パルスカウンター、9……テレビカメラ、1
0……レーザー切断機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミ被覆鋼線を用いてパウダー溶融層厚を測
    定する装置において、連続鋳造モールドの側方に
    近接設置され、前後および上下動可能に設けた水
    平アーム先端に、アルミ被覆鋼線巻取リールおよ
    び該リールを巻戻すパルスカウンター付き低速モ
    ータを内蔵するボツクスを有し、かつ前記ボツク
    スの底部を貫通してアルミ被覆鋼線を垂直にガイ
    ドするガイド筒を有するアルミ被覆鋼線自動浸漬
    装置と、モールドより取出されたアルミ被覆鋼線
    のアルミ溶融部長さを測定後当該鋼線の使用部分
    を切断除去する切断装置と、アルミ被覆鋼線を当
    該リールより必要長さ巻戻すパルスカウンター付
    き低速モータ制御装置を備えたことを特徴とする
    モールド内パウダー溶融層厚測定装置。
JP12040789U 1989-10-13 1989-10-13 Expired - Lifetime JPH0519170Y2 (ja)

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