JPH05191606A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05191606A
JPH05191606A JP600492A JP600492A JPH05191606A JP H05191606 A JPH05191606 A JP H05191606A JP 600492 A JP600492 A JP 600492A JP 600492 A JP600492 A JP 600492A JP H05191606 A JPH05191606 A JP H05191606A
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JP
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dot
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pattern data
input
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Withdrawn
Application number
JP600492A
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English (en)
Inventor
Seikichi Nakamura
盛吉 中村
Kazuhiko Sato
一彦 佐藤
Toshio Konaka
俊雄 胡中
Jun Moroo
潤 師尾
Hiroshi Oshio
浩 尾塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は画像形成装置に関し、正確なサイズ
でドットの形成を行い画質を向上させることを目的とす
る。 【構成】 三角波発生器101−2,101−1,10
1−3は、それぞれドットを標準位置、左シフト位置、
右シフト位置に形成するための三角波を発生する。比較
器102−2,102−1,102−3は、それぞれ三
角波発生器101−2,101−1,101−3から発
生される三角波を入力し、D/A変換器120から出力
される形成ドットのサイズに対応したアナログ値と比較
する。そしてドット位置情報によりイネーブルにされた
比較器120−i(i=1,2,3)は、入力される三
角波がアナログ値よりも大きいときにLレベルとなる立
ち上がりパルスを有するタイミングパルスを、レーザダ
イオード駆動回路(LDドライバ)に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、特
に露光によりドットの静電潜像を形成する電子写真方式
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】電子
写真方式の画像形成装置の1つであるページプリンタ
は、他の各種プリンタに比べ、高速でしかも高解像度
(高品質)の印刷ができ、しかもインパクト型のプリン
タに比べ静かで騒音がほとんど無いという利点がある。
このページプリンタは、以前は高価格で、装置自体も大
きかったことから、主に汎用コンピュータやCAD/C
AM用の印字出力装置に使用されていたが、現在では、
小型で低価格の卓上型の光プリンタも製品化されてきて
おり、オフィスコンピュータやパーソナルコンピュータ
用の印字出力装置として急速に普及しつつある。また高
印字品質なので、企業内印刷等のデスクトップ・パブリ
ッシング(DTP:Desk-Top Publishing)用の印刷装
置としても、その需要が高まっている。
【0003】ところで、このような1ぺージ単位で印字
する方式のページプリンタ(レーザプリンタ、発光ダイ
オードプリンタ、液晶プリンタ等)は、現在、解消度が
300dpi(dot per inch) のものが主流である。しかし
ながら、解像度が300dpiであると、印刷画像におい
てジャギー(ギザギザ)が目立つという欠点がある。
【0004】ところで、レーザプリンタでは、副走査方
向の画像密度を上げる、すなわち紙送り方向(感光ドラ
ムの回転方向)の画像ピッチを小さくすることは技術的
に難しく、仮りに実現できたとしても、高コストにな
る。一方主走査方向の画像密度を上げることは、レーザ
光の発光を制御するタイミングパルスの周波数を高くす
ることにより可能であるために、比較的容易かつ定コス
トで実現できる。
【0005】このようなレーザプリンタの特性を利用し
て、主走査方向の画素の位置決め精度を3倍(主走査方
向の順方向または逆方向に画素の位置を1/3 画素分移動
させる処理を含む)にし、かつ、画素の大きさを12段
階に変えることにより、画質の向上を図る方法が提案さ
れている(USP4,847,641)。
【0006】この方法は、入力される画像を、印刷対象
の画素を中心位置とする予め定められた大きさ・形状の
マスクで切り出し、そのマスクを予めROM(リード・
オンリ・メモリ)に書き込まれている複数のパターン
(テンプレート)と比較し、一致するパターンがあった
場合に上記印刷対象の画素の大きさと印刷位置を修正す
る処理を、上記入力画像の全ての画素について行う方法
である。
【0007】図10に、上記方法の一例を示す。入力画
像90から切り出されたサンプルウィンドウ(SAMPLING
WINDOW)111は、図の右方に示されたテンプレート
(TEMPULATES) 110と一致することが検出されると、
サンプルウィンドウ111内の印刷対象である中央画素
111aを、テンプレート110内の対応する画素11
0aのように、小さくすると共に右方(主走査方向の順
方向側)に移動して印刷する。この結果、交差部でのド
ット(画素)の潰れが軽減されている。
【0008】このUSP4,847,641 の方法は、基本的に
36種類(3×12)のタイミングパルスを生成させ、
修正情報(印刷位置(3種類)及び大きさ(12種類)
を指定)を基に、上記36種類のタイミングパルスの中
から当該タイミングパルスを選択してレーザダイオード
(LD)の駆動部に加えることにより、画素の印刷位置
及び大きさを制御するものであるため、回路規模が大き
くなり、その結果として小型化が難しく、製造コストも
高くなってしまう問題があった。
【0009】ところで、電子写真方式の露光工程におけ
るレーザビームの露光時間とその露光により形成される
ドット(画素)の径の大きさとの関係は、図11に示す
ような非線形な特性曲線となる。
【0010】すなわち、露光工程においては、レーザダ
イオードの発光特性、感光体の感度特性、及び現像器の
現像特性などの複数の要因が関与するため、露光時間と
ドット径が線形的な関係になることは非常に稀であり、
通常は、上記図11に示すように単位時間あたりのドッ
ト径の形成速度は、露光時間が短い方が小さく、露光期
間が長くなるにつれて大きくなり、やがて飽和してしま
うという特性がある。
【0011】このように、露光時間とドット径とは線形
関係にないため、露光時間を単純に制御しても、所望の
大きさのドットサイズを得ることはできない。このた
め、USP4,847,641 のようにタイミングパルスのパル
ス幅でドット径を制御する方法を採用した場合、多種類
の径のドットを形成するためには、それぞれのドット径
に対応する個有のパルス幅のタイミングパルスでレーザ
ダイオードを駆動する必要がある。このため、1つの基
準クロックを分周することにより各ドット径に対応する
複数のタイミングパルスを生成しようとした場合、基準
クロックの周波数は非常に高くなってしまい、さらにそ
の基準クロックの周波数の設定も難しいという問題があ
った。
【0012】本発明は、高い周波数のクロックを用いる
ことなく、低コストでドットを正確なサイズ形成するこ
とにより、画像品質を向上させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1、図2、及び図3
は、本発明の原理説明図である。本発明は、露光により
感光体上にドットの静電潜像を形成する電子写真方式の
画像形成装置を前提とする。
【0014】図1は、第1の発明の原理説明図である。
三角波発生器1−1,1−2,・・・1−nはドットの
形成位置に対応する互いに位相の異なる三角波を発生す
る。
【0015】アナログ信号発生器2は、ドットサイズ情
報により指定されたドットサイズに対応するアナログ値
を出力する。比較器3−1,3−2,・・・3−nは、
各三角波発生器1−1,1−2,・・・1−nに1対1
に対応して設けられ、対応する三角波発生器1−1,1
−2,・・・1−nから入力される三角波とアナログ信
号発光器2から入力されるアナログ値とを比較し、その
比較結果に応じて、光源駆動制御用のタイミングパルス
を出力する。
【0016】出力制御回路4は、ドットの形成位置を指
定するドット位置情報を入力し、比較器3−1,3−
2,・・・3−nの内、そのドット位置情報により指定
されているドット形成位置に対応する比較器3−i(i
=1,2,・・・n)から光源駆動制御用のタイミング
パルスを出力させる。
【0017】各三角波発生器1−1,1−2,・・・1
−nの発生する三角波は、例えば、請求項2記載のよう
に、周期が1ドットの露光周期と同じで、かつその頂点
がドットの静電潜像の形成位置の中心に対応し、さらに
立ち上がりの傾きと立ち下がりの傾きが共に等しい。
【0018】図2は、請求項3記載の第2の発明の原理
説明図である。積分器11は、各露光周期に対応して、
少なくともドットサイズが指定されたPビットの露光パ
ターンデータをシリアル入力してその露光パターンデー
タにより指定されているドットサイズに対応する積分波
を出力する。
【0019】アナログ信号発生器12は、各露光周期に
対応してパラレル入力される上記Pビットの露光パター
ンデータにより指定されているドットサイズに対応する
アナログ値を出力する。
【0020】比較器13は、アナログ発生器12から入
力するアナログ値と積分器11から入力する積分波とを
比較し、その比較結果に応じて、光源駆動用のタイミン
グパルスを出力する。
【0021】上記Pビットの露光パターンデータは、例
えば、請求項5記載のように、連続する“1”のビット
数によりドットサイズを指定する。図3は、請求項4記
載の第3の発明の原理説明図である。
【0022】積分器21は、各露光周期に対応して、少
なくともドットサイズが指定されたPビットの露光パタ
ーンデータをシリアル入力して、時定数の異なる複数の
積分波を発生する。
【0023】時定数制御回路22は、前記Pビットの露
光パターンデータをパラレル入力して、積分器21に対
し、時定数を設定する設定信号を出力する。比較器23
は、積分器から入力される積分波を基準電圧VREF と比
較して、その比較結果に応じて、光源駆動制御用のタイ
ミングパルスを出力する。
【0024】上記Pビットの露光パターンデータは、例
えば、請求項5記載のように、連続する“1”のビット
数によりドットサイズを指定する。尚、上記光源として
は、例えばレーザが該当する。
【0025】
【作用】前記第1の発明の作用は、次の通りである。三
角波発生器1−1,1−2,・・・1−nは、それぞれ
ドットの形成位置(例えば、標準位置、左シフト位置、
右シフト位置等)に対応する互いに位相の異なるn種類
の三角波を、1ドットの各露光周期に対応して発生し、
対応して設けられた比較器3−1,3−2,・・・3−
nの一方の入力端子に出力する。
【0026】また、アナログ信号発生器2は上記1ドッ
トの各露光周期に対応して、ドットサイズ情報により指
定されたドットサイズに対応するアナログ値を、各比較
器3−1,3−2,・・・3−nの他方の入力端子に出
力する。
【0027】出力制御回路4は、上記1ドットの各露光
周期に対応してドット位置情報が入力される毎に、その
ドット位置情報により指定されているドット形成位置に
対応する比較器3−i(i=1,2,・・・n)の出力
のみをイネーブルにする。
【0028】イネーブルとなった比較器3−i(i=
1,2,・・・n)は、入力される三角波とアナログ値
とを比較し、その比較結果に応じて(例えば、三角波の
方がアナログ値より大きいときに)、光源駆動用のタイ
ミングパルスを出力する。
【0029】したがって、三角波発生器1−1,1−
2,・・・1−nから適切な三角波を発生させ、かつア
ナログ発生器2から適切なアナログ値を出力させること
により、ドットの静電潜像が正確なドットサイズで指定
され位置に形成されるように、光源駆動用のタイミング
パルスを発生させることが可能になる。
【0030】次に、第2の発明の作用は、次の通りであ
る。積分器11は、各露光周期に対応してPビットの露
光パターンデータがシリアル入力される毎に、その露光
パターンデータにより指定されているドットサイズに対
応する積分波を、比較器13の一方の入力端子に出力す
る。この積分波は、例えば、指定ドットサイズが大きい
ほどコンデンサが充電される速度が早くなり、その立ち
上がりは、より急峻になる。
【0031】また、上記積分器11の動作と対応して、
アナログ発生器12は、上記Pビットの露光パターンデ
ータを並列入力し、その露光パターンデータにより指定
されているドットサイズに対応するアナログ値を、比較
器13の他方の入力端子に出力する。
【0032】比較器13は、上記入力される積分波とア
ナログ値とを比較して、例えば、積分波の方が大きいと
きに光源駆動制御用のタイミングパルスを出力する。し
たがって、積分器11の出力する積分波の時定数及びア
ナログ発生器12の出力するアナログ値を適切な値に設
定することにより、上記光源駆動制御用のタイミングパ
ルスのパルス幅を、露光パターンデータにより指定され
る正確なサイズでドットの静電潜像が形成される時間に
設定することが可能になる。
【0033】そして最後に、請求項5記載の第3の発明
の作用は次の通りである。時定数制御回路22は、パラ
レル入力するPビットの露光パターンデータに指定され
ているドットサイズに基づき、積分器21に対し、その
ドットサイズに対応する時指定数を設定する設定信号を
出力する。
【0034】積分器21は、上記Pビットの露光パター
ンデータをシリアル入力し、上記設定信号により設定さ
れた時定数の積分波を比較器23の一方の入力端子に出
力する。
【0035】比較器23は、その積分器と基準電圧V
REF と比較して、例えば積分波の方が基準電圧VREF
り大きいときに光源駆動制御用のタイミングパルスを出
力する。
【0036】したがって、時定数を適切な値に設定する
ことにより、光源駆動制御用のタイミングパルスのパル
ス幅を、ドットの静電潜像が露光パターンデータにより
指定される正確なサイズで形成される時間に設定するこ
とが可能になる。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図4は、本発明の第1実施例のレーザプリン
タにおける光学系のレーザ光源となる半導体レーザ(レ
ーザダイオード)の駆動信号生成回路のブロック図であ
る。
【0038】本実施例においては、ドット(画素)の印
刷情報は、図5に示すように、ドットサイズを示すnビ
ットのサイズ情報とドット位置を示す2ビットの位置情
報とから成る。
【0039】上記位置情報は、ドット(画素)の印刷位
置を示す2ビットの情報であり、ドットの印刷位置とし
て、標準位置(中央)、左シフト位置、右シフト位置の
3種類の位置を指定する。位置情報の内容と指定印刷位
置との対応関係を下記に示す。
【0040】 標準位置(中央) :00 左シフト(シフト0):01 右シフト(シフト1):10 また、サイズ情報は、nビットから成り、0(白:非印
字),1,2,3,・・・8,・・・等の2n 通り(非
印字も含む)のドットサイズを指定する。
【0041】次に、図4の回路構成を説明する。三角波
発生器101−1,101−2,101−3は、それぞ
れ図6(a),(b),(c)に示す周期Tの3種類の
同期パルスPUL1,PUL2,PUL3のパルスの立
ち上がりタイミングに同期して、同図(d),(e),
(f)に示す立ち上がり、立ち下がりの傾きが共に等し
い三角波151,152,153を発生する。各三角波
151,152,153は、レーザダイオード駆動回路
(LDドライバ)に出力するレーザダイオード(LD)
の発光出力タイミングを決定するパルスを生成するため
に用いられるものであり、それぞれの周期は上記同期パ
ルスPUL1,PUL2,PUL3の周期Tに一致して
いる(同図(a)〜(f)参照)。また、各三角波15
1,152,153は、それぞれ、ドットを左シフト位
置、標準位置、右シフト位置に形成するためのものであ
り、各三角波151,152,153の頂点が上記各対
応するドット形成位置の中心に対応している。尚、上記
同期パルスPUL1,PUL2,PUL3の周期Tの時
間は、1ドットの印字周期の時間に等しく、同期パルス
PUL2の周期Tが、ドットの静電潜像の形成周期(レ
ーザダイオードによる露光周期)に対応したものとなっ
ている。そして各三角波発生器101−1,101−
2,101−3から出力される三角波151,152,
153は、それぞれ比較器 102−1,102−2,
102−3の一方の入力端子Aに入力される。
【0042】テーブル110は、入力されるnビットの
サイズ情報を、そのサイズ情報によって指定されるサイ
ズのドットを形成するために必要な露光時間に対応する
露光データ(ディジタル値)に変換してD/A変換器1
20に出力するものであり、例えば、ROM(リード・
オンリ・メモリ)等から成る。
【0043】D/A変換器120は、入力される露光時
間データを対応するアナログ値に変換して、比較器10
2−1,102−2,102−3の他方の入力端子Bに
出力する。
【0044】また、位置情報のビット0は、比較器10
2−1のイネーブル端子EN(EN1)に、ビット1は
比較器102−3のイネーブル端子EN(EN3)に入
力される。また、上記位置情報のビット0,1は、共に
ノアゲート104に入力され、ノアゲート104は上記
位置情報のビット0、ビット1の論理和の反転出力を比
較器102−2のイネーブル端子(EN2)に出力す
る。
【0045】比較器102−1,102−2,102−
3は、A入力とB入力との比較を行いイネーブル端子E
NがHレベル(“1”)のときに、A>BであればLレ
ベル(アクティブ)を、A≦BであればHレベル(非ア
クティブ)を出力する。そして、比較器102−1,1
02−2,及び102−3の出力は、ワイアード・オア
(Wired OR) がとられ、レーザダイオード駆動回路(L
Dドライバ)に出力される。
【0046】レーザダイオード駆動回路は、上記ワイア
ード・オアの入力がLレベルであるときにレーザダイオ
ードに駆動電流を供給し、レーザダイオードを発光させ
る。このレーザダイオードから発光されるレーザビーム
は、コリメータレンズを介して回転多面鏡の鏡面に入射
され、その鏡面に反射された上記レーザビームは、fθ
レンズを介して感光体ドラム上の所定位置に入射され
る。そして、その入射レーザビームにより感光体ドラム
上の所定位置にドットの静電潜像が所定サイズで形成さ
れる。
【0047】次に上記構成の第1実施例の動作を、図6
のタイミングチャートを参照しながら説明する。三角波
発生器101−1,101−2,101−3は、それぞ
れ、外部から加わる同図(a),(b),(c)に示す
同期パルスPUL1,PUL2,PUL3に同期して、
同図(d),(e),(f)に示す立ち上がり、立ち下
がりの傾きが共に等しい三角波を、一定周期Tで発生す
る。また同期パルスPUL2に同期して、同図(g),
(f)に示すように、ドットのサイズ情報及び位置情報
が入力される。
【0048】そして、同期パルスPUL2に同期して、
露光周期nにおいてサイズ情報“3”(0・・・000
11)及び位置情報(01)から成る印刷情報が入力す
ると(同図(g),(h)参照)、この場合位置情報の
ビット0のみが“1”であるため比較器102−1のみ
がイネーブルとなる(同図(i),(j),(k)参
照)。また、サイズ情報“8”がテーブル110により
対応する露光時間データに変換された後、D/A変換器
120に入力され、D/A変換器120は、対応するア
ナログ値L3 を比較器102−1,102−2,102
−3の入力端子Aに出力する(同図(l)参照)。この
ように、露光周期nにおいては上述したように比較器1
02−1のみがイネーブルとなるため、同図(d)に示
すように比較器102−1は、三角波151と上記アナ
ログ値L3 との比較を行い、同図(m)に示すその比較
結果Cn をレーザダイオード駆動回路に出力する。
【0049】上記比較結果Cn のLレベルの期間(立ち
下がりパルス幅の発生時間)3は、露光周期nの後半
で、かつそのパルス幅TWL3は、サイズ“3”のドッ
トの静電潜像を感光体ドラム上に形成するために必要な
レーザビームの露光時間に等しい。
【0050】したがって、露光周期nにおいては、サイ
ズ“3”及び位置情報(01)から成る印刷情報によ
り、サイズ“3”のドットが標準位置の左側に印字され
る。続いて、露光周期n+1においてサイズ情報“0”
(0・・・00)及び位置情報(00)から成る印刷情
報が入力されると(同図(g),(h)参照)、ノアゲ
ート104の出力がHレベルとなるので、比較器102
−2のみがイネーブルとなる(同図(i),(j),
(k)参照)。また、サイズ情報“0”がテーブル11
0により対応する露光時間データに変換されてD/A変
換器120に入力され、D/A変換器120は、対応す
るアナログ値L0 を比較器102−1,102−2,1
02−3の入力端子Bに出力する(同図(l)参照)。
このとき、上述したように、比較器102−2のみがイ
ネーブルとなっているので、比較器102−2により同
図(c)に示す三角波152と情報アナログデータL0
との比較が行われ、比較器102−2は、同図(m)に
示すように露光周期n+1において常時Hレベル(非ア
クティブ)となる比較結果Cn+1 をレーザダイオード駆
動回路に出力する。
【0051】したがって、露光周期n+1においては、
レーザダイオード駆動回路は、レーザダイオードを発光
させない。このため、露光周期n+1においては、サイ
ズ情報“0”及び位置情報(00)から成る印刷情報に
より、白(非印字)の静電潜像が感光体ドラム上に形成
され、印字は行われない。
【0052】次に、露光周期n+2において、サイズ情
報“3”(0・・・011)及び位置情報(10)から
成る印刷情報が入力されると、比較器102−3のみが
イネーブルとなる((同図(i),(j),(k)参
照)。また、サイズ情報“3”がテーブル110により
対応する露光時間データに変換されてD/A変換器12
0に出力され、D/A変換器120はアナログ値L
3 を、比較器102−1,102−2,102−3の入
力端子Bに出力する(同図(l)参照)。露光周期n+
2においては、上述したように、比較器102−3のみ
がイネーブルとなるので、同図(f)に示すように、比
較器102−3は、三角波153とアナログ値L3 との
比較を行い、露光周期n+2において同図(m)に示す
比較結果Cn+2 をレーザダイオード駆動回路に出力す
る。
【0053】この比較結果Cn+2 のLレベルアクティブ
の期間(立ち下がりパルスの期間)は、露光周期n+2
の前半で、かつそのパルス幅TWR3は、サイズ“3”
のドラムの静電潜像を感光体ドラム上に形成するために
必要なレーザビームの露光時間に等しい。
【0054】したがって、サイズ情報“3”及び位置情
報(10)から成る印刷情報により、サイズが“3”の
ドットが標準位置よりも右側に印字される。そして、さ
らに、次の露光周期n+3において、サイズ情報“8”
(0・・・1000)と位置情報(00)から成る印刷
データが入力されると、上記と同様にノアゲート104
がHレベルとなるので比較器102−2のみがイネーブ
ルとなる(同図(i),(j),(k)参照)。また、
サイズ情報“8”がテーブル110により対応する露光
時間データに変換されてD/A変換器120に入力さ
れ、D/A変換器120は対応するアナログ値L8 を、
比較器102−1,102−2,102−3の入力端子
Bに出力する。上述したように、露光周期n+3におい
ては、比較器102−1のみがイネーブルとなっている
ので、比較器102−1は、同図(c)に示すように、
三角波151とアナログ値L8 との比較を行い、露光周
期n+3において同図(m)に示す比較結果Cn+3 をレ
ーザダイオード駆動回路に出力する。この比較結果C
n+3 のLレベルの期間立ち下がりパルスの期間)、露光
周期n+3の中央で、かつそのパルス幅TWC8は、サ
イズ“8”のドットの静電潜像を形成するために必要な
レーザビームの露光時間に等しい。
【0055】したがって、サイズ情報“8”及び位置情
報(00)から成る、印刷情報により、サイズが“8”
のドットが標準位置に印字される。同様にして、nビッ
トのサイズ情報と2ビットの位置情報から成る(n+
2)ビットの印刷情報を用いて、所望のサイズのドット
を、標準位置、左シフト位置、または右シフト位置のい
ずれかの所望位置に印字できる。
【0056】このように第1実施例においては、露光周
期に等しい周期を有する互いに位相が異なる3種類の同
期パルスPUL1,PUL2,PUL3と、立ち上がり
及び立ち下がりの傾きが等しく頂点がドットの静電潜像
の中心位置に対応する、静電潜像をそれぞれ左シフト位
置、標準位置、右シフト位置に形成するための3種類の
三角波151,152,153を用いて、ドットを正確
なサイズで所望の位置に印字することができる。また、
レーザダイオードの発光時間を、テーブル110に格納
する露光時間データとその露光時間データに対応するア
ナログ値を出力するD/A変換器120の変換特性を変
更するだけで、各レーザプリンタの露光特性に適した露
光時間の設定を容易に行うことができる。
【0057】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の第2本実施例においては、1ドットをP分割し、Pビ
ットのビット列{B 1 ,B2 ,・・・Bp }から露光パ
ターンデータにより画像形成するドットのサイズを制御
する。ドットサイズは、上記Pビットの露光パターンデ
ータ内の連続する“1”のビット数によって決定され
る。したがって、ドットサイズはP段階に形成可能であ
る。また、“1”に設定されている連続するビットの配
列位置により、ドットの形成位置が制御される。
【0058】図7は、上記Pビットの露光パターンデー
タにより、レーザダイオード駆動部(LDドライバ)に
レーザダイオード駆動用のタイミングパルスを出力する
レーザダイオード駆動信号生成回路の構成図である。
【0059】シフトレジスタ201はパラレル入力/シ
リアル出力のPビットシフトレジスタであり、一定時間
間隔で図示していない制御回路から入力されるPビット
の露光パターンを、外部からクロック端子CLKに加わ
るクロックに同期して、積分器210にシリアル出力す
る。
【0060】積分器210は、抵抗R2 とコンデンサC
2 から成る積分回路であり、抵抗R 2 の一端は上記シフ
トレジスタ201のQ出力と接続され、その抵抗R2
他端と一端が接続されているコンデンサC2 の他端は接
地されている。そして、シフトレジスタ201から入力
される方形波から、抵抗R2 の抵抗値(R2 とする)と
コンデンサC2 の静電容量(C2 )によって定まる時定
数R2 2 に応じた充放電特性を有する積分波を出力す
る。
【0061】テーブル220は、例えば、ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)等から成り、上記シフトレジスタ
201から入力される上記Pビットの露光パターンを、
対応する露光時間データ(ディジタル値)に変換してD
/A変換器(ディジタル/アナログ変換器)230に出
力する。
【0062】D/A変換器230は、上記露光時間デー
タを対応するアナログデータに変換して、上記コンパレ
ータ240の+入力端子に出力する。コンパレータ24
0は、上記積分器210の出力V- と上記D/A変換器
230の出力V+ とを比較して、 V- >V+ のとき Lレベル V- ≦V+ のとき Hレベル を出力する。
【0063】尚、非印字の白ドット(「0000・・・
0000」の露光パターンデータ)の場合は、テーブル
220は、最大値の露光時間データPAmax をD/A変
換器230に出力し、D/A変換器230は、積分器2
10の最大出力値Vmax よりも大きな電圧値を出力す
る。
【0064】次に、上記実施例の第2実施例の動作を図
8のタイミングチャートを参照しながら説明する。シフ
トレジスタ201には、同図(a)に示すように、露光
周期n、n+1、n+2において、順次「000011
1111110000」、「000000110000
00」、「0000000110000000」の露光
パターンデータPAn 、PAn+2 、PAn+3 が、シフト
レジスタ201及びテーブル220に、同時入力され
る。
【0065】そして、まず露光周期nにおいては、シフ
トレジスタ201は、同図(b)に示すパルス幅8T0
の立ち上がりパルス信号PSn を積分器210に出力す
る。積分器210は、上記パルス信号PSn の入力によ
り、同図(b)に示す波形の積分波WTn をコンパレー
タ240の一入力端子に出力する。
【0066】一方、このときテーブル220は、上記露
光パターンデータPAn を対応する露光時間データ(デ
ィジタル値)に変換してD/A変換器230に出力す
る。続いてD/A変換器230は、その露光時間データ
の入力により、同図(c)に示すアナログ値DA8を、
コンパレータ240の+入力端子に出力する。
【0067】このことにより、コンパレータ240は、
上記積分波WTn と上記アナログ値DA8とを比較し
(同図(c)参照)、同図(d)に示す立ち下がりパル
ス信号PUL28を、レーザダイオード駆動回路に出力
する。
【0068】このパルス信号PUL28は、その立ち下
がりパルスの期間TW8が、サイズ“8”のドットの静
電潜像を感光体ドラム上に形成するために必要なレーザ
ビームの露光時間に等しい。
【0069】したがって、レーザダイオード駆動回路
が、上記パルス信号PUL28を入力して、そのパルス
信号PUL28の立ち下がりパルスの期間TW8だけレ
ーザダイオードを発光させることにより、露光周期nに
おいて、感光体ドラム上にはサイズ“8”のドットの静
電潜像が形成される。すなわち、「000011111
1110000」の露光パターンデータPAn により、
サイズ“8”のドットが印字される。
【0070】次に、露光周期n+1において、シフトレ
ジスタ201は、同図(b)に示すパルス幅4T0 のパ
ルス信号PSn+1 を積分器210に出力する。積分器2
10は、そのパルス信号PSn+1 の入力により、同図
(c)に示す波形の積分波WT n+1 をコンパレータ24
0の一入力端子に出力する。
【0071】一方、このときテーブル220は、上記露
光パターンデータPSn+1 を対応する露光時間データに
変換してD/A変換器230に出力する。D/A変換器
230は、その露光時間データの入力により、同図
(c)に示すアナログ値DA4をコンパレータ240の
+入力端子に出力する。
【0072】このことにより、コンパレータ240は、
上記積分波WTn+1 と上記アナログ値DA4とを比較
し、同図(d)に示す立ち上がりパルス信号PUL24
を、レーザダイオード駆動回路に出力する。
【0073】このパルス信号PUL24は、その立ち下
がりパルスの期間TW4がサイズ“4”のドットの静電
潜像を感光体ドラム上に形成するために必要なレーザビ
ームの露光時間に等しい。
【0074】したがって、レーザダイオード駆動回路
が、上記パルス信号PUL24を入力して、そのパルス
信号PUL24の立ち下がりパルスの期間TW4だけレ
ーザダイオードを発光させることにより、露光周期n+
1において、感光体ドラム上にはサイズ“4”のドット
の静電潜像が形成される。すなわち、「0000001
111000000」の露光パターンデータPAn+1
より、サイズ“4”のドットが印字される。
【0075】続いて、露光周期n+2において、シフト
レジスタ201は、同図(b)に示すパルス幅2T0
パルス信号PSn+2 を積分器210に出力する。積分器
210は、そのパルス信号PSn+2 の入力により、同図
(c)に示す波形の積分波WTn+2 をコンパレータ24
0の+入力端子に出力する。
【0076】一方、このときテーブル220は、上記露
光パターンデータPSn+2 を対応する露光時間データに
変換してD/A変換器230に出力する。D/A変換器
230は、その露光時間データの入力により、同図
(c)に示すアナログ値DA2をコンパレータ240の
+入力端子に出力する。
【0077】このことにより、コンパレータ240は、
上記積分波WTn+2 と上記アナログ値DA2とを比較
し、同図(d)に示す立ち下がりパルス信号PUL22
を、レーザダイオード駆動回路に出力する。
【0078】このパルス信号PUL22は、その立ち下
がりパルスの期間TW2がサイズ“2”のドットの静電
潜像を感光体ドラム上に形成するために必要なレーザビ
ームの露光時間に等しい。
【0079】したがって、レーザダイオード駆動回路
が、上記パルス信号PUL22のLレベルの期間TW2
だけレーザダイオードを発光させることにより、露光周
期n+2において、感光体ドラム上にはサイズ“2”の
ドットの静電潜像が形成される。すなわち、「0000
000110000000」の露光パターンデータPA
n+3 により、サイズ“2”のドットが印字される。
【0080】以後同様にして、露光期間n+3以降にお
いて“1”の連続ビット数がm(m=0,1,・・・1
6)個の露光パターンデータが順次入力されることによ
り、サイズ“m”(但し、m=0は白)のドットが順次
印字される。
【0081】尚、この第2実施例で用いられている、積
分器210は、抵抗器R2 及びコンデンサC2 が、それ
ぞれ固定抵抗器、固定容量コンデンサとなっているが、
抵抗器R2 に可変抵抗器を、コンデンサC2 に可変容量
コンデンサを用いるようにしてもよい。このような構成
にすると、各レーザプリンタの露光特性に応じて、抵抗
器の抵抗値またはコンデンサの容量を調整することによ
り、露光特性に製造バラツキがある各レーザプリンタに
おいて、ドットを正確なサイズで印字させることが可能
になる。
【0082】続いて、図9は、本発明の第3実施例のレ
ーザダイオード駆動信号発生回路の回路構成を示すブロ
ック図である。この第3実施例においても、前記第2実
施例と同様に、Pビットの露光パターンデータがシフト
レジスタ301及びテーブル320に入力される。
【0083】シフトレジスタ301は、前記第2実施例
のシフトレジスタ201と同様な構成であり、Pビット
の露光パターンデータを、クロック端子CLKに加わる
クロックに同期して並列(パラレル)一直列(シリア
ル)変換し、積分器310に出力する。
【0084】積分器310は、並列接続された4個の抵
抗器R0 ,R21,R22,R23と、一端がそれらの抵抗器
0 ,R21,R22,R23に接続され、他端が接地された
コンデンサCo 、及び上記シフトレジスタ301から出
力されるPビットの直列露光パターンデータを上記3個
の抵抗器R21,R22,R23に選択出力するアナログスイ
ッチ331とから成る。
【0085】アナログスイッチ311は、デコーダ32
0から入力される制御信号C1 ,C 2 ,C3 によりオン
−オフが制御され、各制御信号Ci (i=1,2,3)
がHレベルのときにシフトレジスタ301から出力され
るPビットの露光パターンデータを抵抗器Ri に選択出
力する。
【0086】積分器310は、抵抗器R0 抵抗値(R0
とする)とアナログスイッチ311により選択された抵
抗器R2i(i=1,2,3)の抵抗値(R2i)によって
定まる抵抗値Rc とコンデンサC0 の容量(C0 とす
る)とによって定まる時定数R c 0 に応じた充放電特
性を有する積分波V- を、コンパレータ340の一入力
端子に出力する。アナログスイッチ311は、3種の抵
抗器R21,R22,またはR23の選択を行うので、積分器
310から出力される積分器の波形V- は3種類に可変
制御される。デコーダ320は、Pビットの露光パター
ンデータを各露光パターンデータに適する露光時間が得
られる時定数Rc 0 を選択するアナログスイッチ31
1の制御信号C1 ,C2 ,またはC3 のいずれか1つを
選択的にHレベルにする。なおデコーダ320は、外部
から加わるイネーブル信号がイネーブル状態のときにの
み、上記制御信号C1 ,C2 ,C3 をアナログスイッチ
311に出力する。
【0087】コンパレータ340は、+入力端子に基準
電圧VREF を入力し、その基準電圧VREF と−入力端子
に入力される積分器310の出力V- とを比較し、 V- >VREF のとき Lレベル V- ≦VREF のとき Hレベル を出力する。
【0088】次に、上記構成の第3実施例の動作を説明
する。デコーダ320は、サイズの小さいドットを指定
する露光パターンデータに対しては、時定数Rc 0
長くなる抵抗器R21を選択する制御信号C1 をHレベル
にする。また、反対にサイズの大きなドットを指定する
露光パターンデータに対しては、時定数Rc 0 が小さ
くなる抵抗器R23を選択する制御信号C3 をHレベルと
する。また、サイズが上記2つのドットの中間の大きさ
にあるドットを指定する露光パターンデータに対して
は、時定数Rc 0 が上記2つの時定数R c 0 の中間
となる抵抗器R22を選択する制御信号C2 をHレベルと
する。
【0089】積分器310の出力する積分器V- の立ち
上がりは、上記時定数Rc 0 が小さいほど小さくなる
ので、コンパレータ340からレーザダイオード駆動回
路に出力されるレーザダイオード駆動信号の立ち下がり
パルス幅は、抵抗器R21が選択されたときに最小、抵抗
器R23が選択されたときに最大、そして抵抗器R22が選
択されたときにそれらの(最大、最小の)中間となる。
レーザダイオードは、レーザダイオード駆動回路により
上記レーザダイオード駆動信号の立ち下がりパルスの期
間、発光されるように制御されるので、抵抗器R21が選
択されたときにサイズが最小のドットが、抵抗器R23
選択されたときにサイズが最大のドットが、そして抵抗
器R22が選択されたときにサイズが上記最大と最小の中
間のドットが印字される。
【0090】したがって、抵抗器R0 ,R21,R22,R
23の各抵抗値、コンデンサC0 の容量、及びコンパレー
タ340の+端子に印加する基準電圧VREF を、適切な
値に設定することにより、印字するドットのサイズを正
確に制御できる。
【0091】尚、上記第3実施例では、時定数Rc 0
制御用の抵抗器を、3個(R21,R 22,R23)設けてい
るが、さらに多くの時定数制御用の抵抗器を設けるよう
にして、印字するドットのサイズをより多段階に制御す
るようにしてもよい。また、上記3個の抵抗器R21,R
22,R23の選択を1個のみではなく、0個(いずれの抵
抗器R21,R22,R23も選択せず)、2個、または3個
選択することにより、時定数Rc 0 をより多段階に制
御するようにしてもよい。
【0092】また、上記第3実施例では、レーザダイオ
ード駆動パルス発生用の積分波の立ち上がりの波形は時
定数Rc 0 によって変化するようになっているが、立
ち上がりもしくは立ち下がりのいずれか一方のみの時定
数が可変な信号を発生して、レーザダイオード駆動パル
スを生成するようにしてもよい。
【0093】また、上記第2実施例及び第3実施例にお
いて用いられている、積分器の回路構成は、図7に示す
ような構成以外に、例えば、オペアンプを用いた回路構
成としてもよい。
【0094】また、本発明はレーザ光源以外にも、発光
ダイオードを露光用の光源とするLEDプリンタ(発光
ダイオードプリンタ)にも適用可能なものである。
【0095】
【発明の効果】請求項1記載の第1の発明によれば、頂
点がドットの形成中心位置に対応する三角波とドットサ
イズに対応するアナログ値との比較により、中心が形成
すべきドットの中心に対応し、そのパルス幅が形成すべ
きドットサイズ(ドット径)の露光時間に等しいタイミ
ングパルスを生成するので、そのタイミングパルスを用
いてレーザ光源等の光源の発光時間(露光時間)を制御
するとにより、各種サイズのドットを正確な大きさでか
つ正確な位置に形成することができ、高い周波数のクロ
ックを用いることなく、低コストで、高品質の画像形成
を行うことができる。
【0096】また、請求項3記載の第2の発明によれ
ば、ドットサイズに対応する積分波とドットサイズに対
応して可変するアナログ値との比較により、そのパルス
幅が形成すべきドットサイズ(ドット径)の露光時間に
等しいタイミングパルスを生成するので、そのタイミン
グパルスを用いてレーザ光源等の光源の発光時間(露光
時間)を制御することにより、各種サイズのドットを正
確な大きさで形成することができ、高い周波数のクロッ
クを用いることなく、低コストで、高品質の画像形成を
行うことができる。
【0097】さらに、請求項5記載の第3の発明によれ
ば、各ドットサイズに対応して時定数が可変となる積分
波と基準電圧とを比較して、そのパルス幅が形成すべき
ドットサイズの露光時間に等しいタイミングパルスを生
成するので、そのタイミングパルスを用いてレーザ光源
等の光源の発光時間(露光時間)を制御することによ
り、各種サイズのドットを正確な大きさで形成すること
ができ、高い周波数のクロックを用いることなく、低コ
ストで、高品質の画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(第1の発明)の原理説明図である。
【図2】本発明(第2の発明)の原理説明図である。
【図3】本発明(第3の発明)の原理説明図である。
【図4】第1実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】第1実施例で用いられるドットの印刷情報の形
式を示す図である。
【図6】第1実施例の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図7】第2実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図8】第2実施例の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図9】第3実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図10】従来の画質向上の一方法を説明する図であ
る。
【図11】レーザビームによる露光時間と形成されるド
ット径との関係を示す図である。
【符号の説明】
1−1,1−2,・・・1−n 三角波発生器 2,12 アナログ信号発生器 3−1,3−2,・・・3−n,13,23 比較器 4 出力制御回路 11,21 積分器 22 時定数制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/455 // G03G 15/04 116 (72)発明者 師尾 潤 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 尾塩 浩 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光により感光体上にドットの静電潜像
    を形成する電子写真方式の画像形成装置において、 ドットの形成位置に対応する互いに位相の異なる三角波
    を発生する複数の三角波発生器(1−1),(1−
    2),・・・(1−n)と、 ドットサイズ情報により指定されたドットサイズに対応
    するアナログ値を出力するアナログ信号発生器(2)
    と、 前記各三角波発生器(1−1),(1−2),・・・
    (1−n)に1対1に対応して設けられ、対応する三角
    波発生器(1−1),(1−2),・・・(1−n)か
    ら入力される三角波と前記アナログ信号発生器(2)か
    ら入力されるアナログ値とを比較し、その比較結果に応
    じて光源駆動制御用のタイミングパルスを出力する比較
    器(3−1),(3−2),・・・(3−n)と、 ドットの形成位置を指定するドット位置情報を入力し、
    前記比較器(3−1),(3−2),・・・(3−n)
    の内、そのドット位置情報により指定されたドット形成
    位置に対応する比較器(3−i)(i=1,2,・・・
    n)から光源駆動制御用のタイミングパルスを出力させ
    る出力制御回路(4)と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記各三角波発生器(1−1),(1−
    2),・・・(1−n)の発生する三角波は、周期が1
    ドットの露光周期と同じで、かつその頂点がドットの静
    電潜像の形成位置の中心に対応し、さらに立ち上がりの
    傾きと立ち下がりの傾きが共に等しいことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 露光により感光体上にドットの静電潜像
    を形成する電子写真方式の画像形成装置において、 各露光周期に対応して、少なくともドットサイズが指定
    されたPビットの露光パターンデータをシリアル入力し
    て、その露光パターンデータにより指定されているドッ
    トサイズに対応する積分波を出力する積分器(11)
    と、 各露光周期に対応してパラレル入力される前記Pビット
    の露光パターンデータにより指定されているドットサイ
    ズに対応するアナログ値を出力するアナログ信号発生器
    (12)と、 該アナログ発生器(12)から入力するアナログ値と前
    記積分器(11)から入力する積分波を比較し、その比
    較結果に応じて、光源駆動制御用のタイミングパルスを
    出力する比較器(13)と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 レーザビームの露光により感光体上にド
    ットの静電潜像を形成する電子写真方式の画像形成装置
    において、 各露光周期に対応して、少なくともドットサイズが指定
    されたPビットの露光パターンデータをシリアル入力し
    て、時定数の異なる複数の積分波を発生する積分器(2
    1)と、 前記Pビットの露光パターンデータをパラレル入力し
    て、前記積分器(21)に対しその露光パターンデータ
    により指定されているドットサイズに対応する時定数を
    設定する設定信号を出力する時定数制御回路(22)
    と、 前記積分器(21)から入力される積分波を基準電圧V
    REF と比較して、その比較に応じて、光源駆動制御用の
    タイミングパルスを出力する比較器(23)と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記Pビットの露光パターンデータは、
    連続する“1”のビット数によりドットサイズを指定す
    ることを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6980324B1 (en) 1999-09-17 2005-12-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Apparatus and method for generating multicolor image

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6980324B1 (en) 1999-09-17 2005-12-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Apparatus and method for generating multicolor image

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