JPH05191329A - 無線通信制御方法 - Google Patents
無線通信制御方法Info
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- JPH05191329A JPH05191329A JP4002403A JP240392A JPH05191329A JP H05191329 A JPH05191329 A JP H05191329A JP 4002403 A JP4002403 A JP 4002403A JP 240392 A JP240392 A JP 240392A JP H05191329 A JPH05191329 A JP H05191329A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 24
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 53
- 238000013500 data storage Methods 0.000 abstract description 29
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 3
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 2
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- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用する無線周波数領域を拡大することな
く、簡単、確実かつ効率的で柔軟性に富むn対n無線通
信システムの構築を可能にする。 【構成】 複数の通信装置相互間で無線により通信を行
う無線通信システムにおいて、各通信装置で他の通信装
置から発出される信号の有無を検出し、該信号が検出さ
れる場合は受信状態を保って待機し、該信号が検出され
ない場合のみ情報を送信するようになした。
く、簡単、確実かつ効率的で柔軟性に富むn対n無線通
信システムの構築を可能にする。 【構成】 複数の通信装置相互間で無線により通信を行
う無線通信システムにおいて、各通信装置で他の通信装
置から発出される信号の有無を検出し、該信号が検出さ
れる場合は受信状態を保って待機し、該信号が検出され
ない場合のみ情報を送信するようになした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ケーブル等の物理
的な媒体を使用しない無線通信システムにおける通信制
御方法に関するものである。
的な媒体を使用しない無線通信システムにおける通信制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信システムは、通信ケーブ
ル等の物理的な媒体の布設等に関する省力化を目的とし
て、例えば1対1のパソコン通信又は少なくとも1つ以
上のパソコンと印刷装置との間で構築される1対1通信
又は1対n通信に適用されていた。このため、必要な搬
送周波数及び周波数帯域は通信装置間で予め設定でき、
極力狭くすることが可能であり、有限な無線周波数リソ
ースを有効に活用することができた。
ル等の物理的な媒体の布設等に関する省力化を目的とし
て、例えば1対1のパソコン通信又は少なくとも1つ以
上のパソコンと印刷装置との間で構築される1対1通信
又は1対n通信に適用されていた。このため、必要な搬
送周波数及び周波数帯域は通信装置間で予め設定でき、
極力狭くすることが可能であり、有限な無線周波数リソ
ースを有効に活用することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信ケ
ーブル等の物理的な媒体を用いた通信システムのように
n対n通信を実現しようとすると、パソコン等の通信装
置の通信経路の組合せの数を最大とする搬送周波数が必
要になり、必要以上に無線周波数領域を使用することと
なる。また、このことは無線通信システムが構築できた
としても、新たにパソコン等の通信装置を増設する場合
には、当該無線通信システムの通信装置の無線周波数の
設定の見直し等が必要になることを示している。これは
通信ケーブル等の物理的な媒体における組合せ布設に似
ているが、無線通信システムでは無線周波数で実現する
ことになり、これ以外で使用している可能性があるシス
テム、例えば無線電話等の別の無線通信システムやテレ
ビ等の電気用品の無線制御システムとの混信等の影響を
考慮しなくてはならず、加えて無線であることから影響
範囲の調査等を行う必要があり、実際の建設工事におい
ては細心の注意と膨大な稼働を要していた。このため、
有線通信システムに比べてシステム構築が難しく、一般
にオフィス等での使用はかなり限定されていた。
ーブル等の物理的な媒体を用いた通信システムのように
n対n通信を実現しようとすると、パソコン等の通信装
置の通信経路の組合せの数を最大とする搬送周波数が必
要になり、必要以上に無線周波数領域を使用することと
なる。また、このことは無線通信システムが構築できた
としても、新たにパソコン等の通信装置を増設する場合
には、当該無線通信システムの通信装置の無線周波数の
設定の見直し等が必要になることを示している。これは
通信ケーブル等の物理的な媒体における組合せ布設に似
ているが、無線通信システムでは無線周波数で実現する
ことになり、これ以外で使用している可能性があるシス
テム、例えば無線電話等の別の無線通信システムやテレ
ビ等の電気用品の無線制御システムとの混信等の影響を
考慮しなくてはならず、加えて無線であることから影響
範囲の調査等を行う必要があり、実際の建設工事におい
ては細心の注意と膨大な稼働を要していた。このため、
有線通信システムに比べてシステム構築が難しく、一般
にオフィス等での使用はかなり限定されていた。
【0004】本発明は前述した従来の問題点に鑑み、使
用する無線周波数領域を拡大することなく、簡単、確実
かつ効率的で柔軟性に富むn対n無線通信システムの構
築を可能にすることを目的とする。
用する無線周波数領域を拡大することなく、簡単、確実
かつ効率的で柔軟性に富むn対n無線通信システムの構
築を可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、請求項1では、複数の通信装置相互間で無
線により通信を行う無線通信システムにおいて、各通信
装置では他の通信装置から発出される信号の有無を検出
し、該信号が検出される場合は受信状態を保って待機
し、該信号が検出されない場合のみ情報を送信するよう
になした無線通信制御方法、また、請求項2では、複数
の通信装置相互間で無線により通信を行う無線通信シス
テムにおいて、通信装置から情報の送信を行う場合には
該通信装置を識別する信号を通信情報とともに送信し、
通信装置から情報の送信が一定期間行われない場合には
該通信装置を識別する信号のみを送出し、各通信装置で
は前記通信装置を識別する信号を受信して、無線通信シ
ステムに参加している通信装置を識別し、通信相手の識
別信号が検出されない場合には受信状態を保って待機
し、通信相手の識別信号が検出された場合のみ情報を送
信するようになした無線通信制御方法、また、請求項3
では、複数の通信装置相互間で無線により通信を行う無
線通信システムにおいて、搬送周波数が各々異なる複数
の無線チャネルを用い、一の無線チャネルで通信装置を
識別する信号を受信し、通信相手の識別信号が前記一の
無線チャネルで検出されない場合には他の無線チャネル
で通信装置を識別する信号を受信し、通信相手の識別信
号が検出された場合には該無線チャネルの周波数で情報
を送信するようになした無線通信制御方法を提案する。
成するため、請求項1では、複数の通信装置相互間で無
線により通信を行う無線通信システムにおいて、各通信
装置では他の通信装置から発出される信号の有無を検出
し、該信号が検出される場合は受信状態を保って待機
し、該信号が検出されない場合のみ情報を送信するよう
になした無線通信制御方法、また、請求項2では、複数
の通信装置相互間で無線により通信を行う無線通信シス
テムにおいて、通信装置から情報の送信を行う場合には
該通信装置を識別する信号を通信情報とともに送信し、
通信装置から情報の送信が一定期間行われない場合には
該通信装置を識別する信号のみを送出し、各通信装置で
は前記通信装置を識別する信号を受信して、無線通信シ
ステムに参加している通信装置を識別し、通信相手の識
別信号が検出されない場合には受信状態を保って待機
し、通信相手の識別信号が検出された場合のみ情報を送
信するようになした無線通信制御方法、また、請求項3
では、複数の通信装置相互間で無線により通信を行う無
線通信システムにおいて、搬送周波数が各々異なる複数
の無線チャネルを用い、一の無線チャネルで通信装置を
識別する信号を受信し、通信相手の識別信号が前記一の
無線チャネルで検出されない場合には他の無線チャネル
で通信装置を識別する信号を受信し、通信相手の識別信
号が検出された場合には該無線チャネルの周波数で情報
を送信するようになした無線通信制御方法を提案する。
【0006】
【作用】本発明の請求項1によれば、各通信装置は他の
通信装置から信号が発出されている間は待機し、他の通
信装置からの信号がない場合のみ情報を送信する。ま
た、請求項2によれば、各通信装置は他の通信装置から
発出される通信情報又は一定周期で発出される識別信号
によりシステムに参加している通信装置を識別し、該識
別した通信装置に対してのみ情報を送信する。また、請
求項3によれば、各通信装置は通信相手の識別信号が検
出されない場合には無線チャネルを切替えてこれを検出
し、情報を送信する。
通信装置から信号が発出されている間は待機し、他の通
信装置からの信号がない場合のみ情報を送信する。ま
た、請求項2によれば、各通信装置は他の通信装置から
発出される通信情報又は一定周期で発出される識別信号
によりシステムに参加している通信装置を識別し、該識
別した通信装置に対してのみ情報を送信する。また、請
求項3によれば、各通信装置は通信相手の識別信号が検
出されない場合には無線チャネルを切替えてこれを検出
し、情報を送信する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の無線通信制御方法の第1の実
施例を示すもので、図中、11−1,11−2,11−
3,11−4は通信装置、12は無線チャネルである。
施例を示すもので、図中、11−1,11−2,11−
3,11−4は通信装置、12は無線チャネルである。
【0008】通信装置11−1は、搬送周波数発生部1
3a及び送信データ蓄積部13bを備えた無線送信部1
3と、受信データ分別部14a及び受信データ蓄積部1
4bを備えた無線受信部14と、共通制御部15とから
なっている。なお、他の通信装置11−2,11−3,
11−4も通信装置11−1と同様な構成を備えている
が、図面の都合上、その詳細は省略する。
3a及び送信データ蓄積部13bを備えた無線送信部1
3と、受信データ分別部14a及び受信データ蓄積部1
4bを備えた無線受信部14と、共通制御部15とから
なっている。なお、他の通信装置11−2,11−3,
11−4も通信装置11−1と同様な構成を備えている
が、図面の都合上、その詳細は省略する。
【0009】前記システム中の通信装置11−1〜11
−4のいずれも通信していない状態では、通信装置11
−1〜11−4の受信データ分別部14aはいずれも動
作していないか又は搬送周波数を検出できない状態にあ
り、このことはまた、いずれの通信装置11−1〜11
−4からも無線発信のないことを示している。この状態
は各通信装置11−1〜11−4において受信データ分
別部14aから無線送信部13に通知される。
−4のいずれも通信していない状態では、通信装置11
−1〜11−4の受信データ分別部14aはいずれも動
作していないか又は搬送周波数を検出できない状態にあ
り、このことはまた、いずれの通信装置11−1〜11
−4からも無線発信のないことを示している。この状態
は各通信装置11−1〜11−4において受信データ分
別部14aから無線送信部13に通知される。
【0010】このような状態において、一の通信装置、
例えば11−1の送信データ蓄積部13bに送信すべき
送信データが確定した時は、該通信装置11−1の共通
制御部15より無線送信部13の起動を指示する。当該
指示を受けた通信装置11−1の無線送信部13は受信
データ分別部14aより他の通信装置11−2〜11−
4からの無線発信がない旨の通知を受けているので、搬
送周波数発生部13aを起動させ、送信データ蓄積部1
3bの送信データを搬送電波に重畳させ、即ち変調させ
て無線送信部13から送出する。
例えば11−1の送信データ蓄積部13bに送信すべき
送信データが確定した時は、該通信装置11−1の共通
制御部15より無線送信部13の起動を指示する。当該
指示を受けた通信装置11−1の無線送信部13は受信
データ分別部14aより他の通信装置11−2〜11−
4からの無線発信がない旨の通知を受けているので、搬
送周波数発生部13aを起動させ、送信データ蓄積部1
3bの送信データを搬送電波に重畳させ、即ち変調させ
て無線送信部13から送出する。
【0011】送出された送信データを重畳した搬送電波
は無線チャネル12(空中)を伝搬して他の通信装置1
1−2〜11−4の無線受信部14に一様に到達する。
当該無線受信部14の受信データ分別部14aでは到達
電波について搬送電波と情報データとに分別し、受信
(情報)データについては受信データ蓄積部14bに送
出する。また、受信データ分別部14aが受信電波を分
別中あるいは情報データを含む搬送電波を受信中である
という情報は、他の通信装置11−2〜11−4の無線
送信部13に通知される。これにより、送信中の通信装
置11−1以外の通信装置11−2〜11−4の電波送
出を抑制することができる。
は無線チャネル12(空中)を伝搬して他の通信装置1
1−2〜11−4の無線受信部14に一様に到達する。
当該無線受信部14の受信データ分別部14aでは到達
電波について搬送電波と情報データとに分別し、受信
(情報)データについては受信データ蓄積部14bに送
出する。また、受信データ分別部14aが受信電波を分
別中あるいは情報データを含む搬送電波を受信中である
という情報は、他の通信装置11−2〜11−4の無線
送信部13に通知される。これにより、送信中の通信装
置11−1以外の通信装置11−2〜11−4の電波送
出を抑制することができる。
【0012】通信装置11−1から通信相手の通信装
置、例えば11−3への送信が終了すると、通信装置1
1−1からの送信データを重畳した搬送電波がなくなる
ので、各通信装置11−1〜11−4の受信データ分別
部14aは動作しなくなるか又は搬送周波数を検出でき
ない状態に戻り、いずれの通信装置11−1〜11−4
からも無線発信のないことを示すようになる初期状態と
なり、送信データ蓄積部13bに送信すべき送信データ
が確定した任意の通信装置11−1〜11−4が平等の
機会で通信できる状態に戻る。
置、例えば11−3への送信が終了すると、通信装置1
1−1からの送信データを重畳した搬送電波がなくなる
ので、各通信装置11−1〜11−4の受信データ分別
部14aは動作しなくなるか又は搬送周波数を検出でき
ない状態に戻り、いずれの通信装置11−1〜11−4
からも無線発信のないことを示すようになる初期状態と
なり、送信データ蓄積部13bに送信すべき送信データ
が確定した任意の通信装置11−1〜11−4が平等の
機会で通信できる状態に戻る。
【0013】このように第1の実施例によれば、無線に
よる1対1通信と同様に予め設定される搬送周波数を限
定できる等、電波という限りある資源を有効に活用でき
るとともに、通信装置の増設等に際し、無線通信の特徴
を最大限に発揮して通信ケーブル等の物理的な媒体に係
る設備費および建設経費の削減等ができ、かつ通信媒体
特性の検定を省略できる等、柔軟な通信システムの構築
が可能となる。
よる1対1通信と同様に予め設定される搬送周波数を限
定できる等、電波という限りある資源を有効に活用でき
るとともに、通信装置の増設等に際し、無線通信の特徴
を最大限に発揮して通信ケーブル等の物理的な媒体に係
る設備費および建設経費の削減等ができ、かつ通信媒体
特性の検定を省略できる等、柔軟な通信システムの構築
が可能となる。
【0014】図2は本発明の無線通信制御方法の第2の
実施例を示すもので、図中、21−1,21−2,21
−3,21−4は通信装置、22は無線チャネルであ
る。
実施例を示すもので、図中、21−1,21−2,21
−3,21−4は通信装置、22は無線チャネルであ
る。
【0015】通信装置21−1は、電波発生駆動部23
a及び送信データ蓄積部23bを備えた無線送信部23
と、符号化部24a及び受信データ蓄積部24bを備え
た無線受信部24と、共通制御部25とからなってい
る。なお、他の通信装置21−2,21−3,21−4
も通信装置21−1と同様な構成を備えているが、図面
の都合上、その詳細は省略する。
a及び送信データ蓄積部23bを備えた無線送信部23
と、符号化部24a及び受信データ蓄積部24bを備え
た無線受信部24と、共通制御部25とからなってい
る。なお、他の通信装置21−2,21−3,21−4
も通信装置21−1と同様な構成を備えているが、図面
の都合上、その詳細は省略する。
【0016】本実施例では、通信ケーブル等の物理的な
媒体を利用する通信システムにおける伝送信号を電気的
なパルス信号とするのに対して、特定の周波数の電波ブ
ロックを信号パルスと見立てて、無線受信部24内に設
けられた符号化部24aにより“0”又は“1”として
受信データ蓄積部24bに格納するようになしている。
媒体を利用する通信システムにおける伝送信号を電気的
なパルス信号とするのに対して、特定の周波数の電波ブ
ロックを信号パルスと見立てて、無線受信部24内に設
けられた符号化部24aにより“0”又は“1”として
受信データ蓄積部24bに格納するようになしている。
【0017】即ち、一の通信装置、例えば21−1の送
信データ蓄積部23bに送信すべき送信データが確定し
た時は、該通信装置21−1の共通制御部25より無線
送信部23の起動を指示する。この起動指示を受けた無
線送信部23は送信データ蓄積部23bの送信データに
対応した電波ブロックを電波発生駆動部23aより発生
する。例えば、送信データ蓄積部23bにビット情報
“1”として格納された情報に対しては無線送信部23
から特定の周波数の電波を一定時間送出し、送信データ
蓄積部23bにビット情報“0”として格納された情報
に対しては無線送信部23から一定時間、特定の周波数
の電波を送出しないか又はビット情報“1”の場合と異
なる特定の周波数の電波を一定時間送出する。このよう
にして情報データが無線チャネル22(空中)に送出さ
れることになる。
信データ蓄積部23bに送信すべき送信データが確定し
た時は、該通信装置21−1の共通制御部25より無線
送信部23の起動を指示する。この起動指示を受けた無
線送信部23は送信データ蓄積部23bの送信データに
対応した電波ブロックを電波発生駆動部23aより発生
する。例えば、送信データ蓄積部23bにビット情報
“1”として格納された情報に対しては無線送信部23
から特定の周波数の電波を一定時間送出し、送信データ
蓄積部23bにビット情報“0”として格納された情報
に対しては無線送信部23から一定時間、特定の周波数
の電波を送出しないか又はビット情報“1”の場合と異
なる特定の周波数の電波を一定時間送出する。このよう
にして情報データが無線チャネル22(空中)に送出さ
れることになる。
【0018】一方、送信する通信装置21−1以外の通
信装置21−2〜21−4には当該電波がその無線受信
部24に一様に到達する。当該無線受信部24では到達
電波について無線送信部23とは逆な動作により符号化
部24aで受信電波の復号を行い、復号した受信データ
については受信データ蓄積部24bに送出する。また、
符号化部24aが受信電波を復号中あるいは情報電波を
受信中であるという情報は、他の通信装置21−2〜2
1−4の無線送信部23に通知される。これにより、送
信中の通信装置21−1以外の通信装置21−2〜21
2−4の電波送出を抑制することができる。
信装置21−2〜21−4には当該電波がその無線受信
部24に一様に到達する。当該無線受信部24では到達
電波について無線送信部23とは逆な動作により符号化
部24aで受信電波の復号を行い、復号した受信データ
については受信データ蓄積部24bに送出する。また、
符号化部24aが受信電波を復号中あるいは情報電波を
受信中であるという情報は、他の通信装置21−2〜2
1−4の無線送信部23に通知される。これにより、送
信中の通信装置21−1以外の通信装置21−2〜21
2−4の電波送出を抑制することができる。
【0019】このように第2の実施例によれば、第1の
実施例で述べた効果に加えて、有線による1対1通信と
同様な通信回路の構成で実現できるため、通信装置の実
現において無線/有線で共通的な部分が多くなり、低価
格化が期待できる。
実施例で述べた効果に加えて、有線による1対1通信と
同様な通信回路の構成で実現できるため、通信装置の実
現において無線/有線で共通的な部分が多くなり、低価
格化が期待できる。
【0020】図3は本発明の無線通信制御方法の第3の
実施例を示すもので、図中、31−1,31−2,31
−3,31−4は通信装置、32は無線チャネルであ
る。
実施例を示すもので、図中、31−1,31−2,31
−3,31−4は通信装置、32は無線チャネルであ
る。
【0021】通信装置31−1は、電波発生部33a及
び送信データ蓄積部33bを備えた無線送信部33と、
受信データ分別部34a及び受信データ蓄積部34bを
備えた無線受信部34と、共通制御部35と、アドレス
記憶部36とからなっている。なお、他の通信装置31
−2,31−3,31−4も通信装置31−1と同様な
構成を備えているが、図面の都合上、その詳細は省略す
る。
び送信データ蓄積部33bを備えた無線送信部33と、
受信データ分別部34a及び受信データ蓄積部34bを
備えた無線受信部34と、共通制御部35と、アドレス
記憶部36とからなっている。なお、他の通信装置31
−2,31−3,31−4も通信装置31−1と同様な
構成を備えているが、図面の都合上、その詳細は省略す
る。
【0022】本実施例中の通信装置は第1又は第2の実
施例で説明した通信装置の構成に加えて、無線通信シス
テムに参加している他の通信装置のアドレス値の記録、
調査および送信データ蓄積部33bに確定している無線
通信システムから退去する通信装置宛ての電文の消去指
示の実行ができるアドレス記憶部36を備えている。ま
た、各通信装置の動作は、無線通信システムに参加する
全ての通信装置31−1〜31−4のアドレス値をアド
レス記憶部36に保有していることが前提となる。な
お、以下では当該通信装置のアドレス値もアドレス記憶
部36に記録されているとして説明を行うが、当該通信
装置のアドレス値はアドレス記憶部36には記録され
ず、アドレス記憶部36にはその位置のみを記録し、実
際のアドレス値は共通制御部35等で保有していても良
い。このアドレス値のアドレス記憶部36の収集を含む
記録は以下のように行われる。
施例で説明した通信装置の構成に加えて、無線通信シス
テムに参加している他の通信装置のアドレス値の記録、
調査および送信データ蓄積部33bに確定している無線
通信システムから退去する通信装置宛ての電文の消去指
示の実行ができるアドレス記憶部36を備えている。ま
た、各通信装置の動作は、無線通信システムに参加する
全ての通信装置31−1〜31−4のアドレス値をアド
レス記憶部36に保有していることが前提となる。な
お、以下では当該通信装置のアドレス値もアドレス記憶
部36に記録されているとして説明を行うが、当該通信
装置のアドレス値はアドレス記憶部36には記録され
ず、アドレス記憶部36にはその位置のみを記録し、実
際のアドレス値は共通制御部35等で保有していても良
い。このアドレス値のアドレス記憶部36の収集を含む
記録は以下のように行われる。
【0023】所定の通信装置、例えば31−2宛ての電
文が確定した一の通信装置、例えば31−1は無線通信
システムのどの通信装置も通信中でないことを無線搬送
周波数の存在又は無線で伝達される情報データの存在で
確認して、宛先アドレス値を通信装置31−2としかつ
発出元アドレス値を通信装置31−1とする電文を無線
チャネル32(空中)に送出するが、この時、他の通信
装置31−3,31−4の受信データ分別部34aでは
電文中の宛先及び発出元アドレス値を抽出して、アドレ
ス記憶部36に送る。
文が確定した一の通信装置、例えば31−1は無線通信
システムのどの通信装置も通信中でないことを無線搬送
周波数の存在又は無線で伝達される情報データの存在で
確認して、宛先アドレス値を通信装置31−2としかつ
発出元アドレス値を通信装置31−1とする電文を無線
チャネル32(空中)に送出するが、この時、他の通信
装置31−3,31−4の受信データ分別部34aでは
電文中の宛先及び発出元アドレス値を抽出して、アドレ
ス記憶部36に送る。
【0024】送られた電文中の宛先及び発出元アドレス
値について、アドレス記憶部36の当該電文受信の直前
に収集したアドレス値と比較して、既に存在している場
合には送受を確認した時間等の更新を行い、存在しない
場合には当該アドレス値を新規に記録する。この記録に
おいてはアドレス記憶部36で整理してもしなくても効
果には影響しないので、以下の説明では単に記録すると
して扱う。また、通信相手である通信装置31−2では
前記受信データ分別部34aの動作により当該通信装置
31−2宛ての電文であることが判明するので、当該受
信電文を受信データ蓄積部34bに送る処理が加わる点
が異なるだけでアドレス記憶部36の動作は同様とな
る。
値について、アドレス記憶部36の当該電文受信の直前
に収集したアドレス値と比較して、既に存在している場
合には送受を確認した時間等の更新を行い、存在しない
場合には当該アドレス値を新規に記録する。この記録に
おいてはアドレス記憶部36で整理してもしなくても効
果には影響しないので、以下の説明では単に記録すると
して扱う。また、通信相手である通信装置31−2では
前記受信データ分別部34aの動作により当該通信装置
31−2宛ての電文であることが判明するので、当該受
信電文を受信データ蓄積部34bに送る処理が加わる点
が異なるだけでアドレス記憶部36の動作は同様とな
る。
【0025】さらに、各通信装置31−1〜31−4の
共通制御部35に設けられたタイマ(図示せず)が本無
線通信システムに予め設定された時間内において、電文
を送信するか又は受信電文を受け取るかのいずれか一方
がなされないことが判明した時は、各通信装置は本無線
通信システムに参加している旨を宣言するために、無線
通信システム中のどの通信装置も通信中でないことを確
認して、少なくとも発出元アドレス値を当該通信装置と
する電文の送出を行う。
共通制御部35に設けられたタイマ(図示せず)が本無
線通信システムに予め設定された時間内において、電文
を送信するか又は受信電文を受け取るかのいずれか一方
がなされないことが判明した時は、各通信装置は本無線
通信システムに参加している旨を宣言するために、無線
通信システム中のどの通信装置も通信中でないことを確
認して、少なくとも発出元アドレス値を当該通信装置と
する電文の送出を行う。
【0026】このようにして、無線通信システムに参加
する全ての通信装置31−1〜31−4のアドレス値が
常に記録され維持されていることになり、このアドレス
記憶部36に予め設定された時間内に受信されないアド
レス値の存在を調査し、これが存在すれば当該アドレス
値に対応する通信装置が無線通信システムから離脱した
装置と判定できる。
する全ての通信装置31−1〜31−4のアドレス値が
常に記録され維持されていることになり、このアドレス
記憶部36に予め設定された時間内に受信されないアド
レス値の存在を調査し、これが存在すれば当該アドレス
値に対応する通信装置が無線通信システムから離脱した
装置と判定できる。
【0027】通信装置のアドレス記憶部36を調査し
て、予め設定された時間内に受信されないアドレス値の
存在を確認した時は、送信データ蓄積部33bに対して
当該アドレス値を宛先とする電文を消去するよう指示す
るとともに、アドレス記憶部36から当該通信装置のア
ドレス値を除去する。このようにして、無線通信システ
ムに参加する全ての通信装置は無線通信システムから退
去した通信装置宛ての電文を送出することなく、通常の
情報交換の継続が可能である。
て、予め設定された時間内に受信されないアドレス値の
存在を確認した時は、送信データ蓄積部33bに対して
当該アドレス値を宛先とする電文を消去するよう指示す
るとともに、アドレス記憶部36から当該通信装置のア
ドレス値を除去する。このようにして、無線通信システ
ムに参加する全ての通信装置は無線通信システムから退
去した通信装置宛ての電文を送出することなく、通常の
情報交換の継続が可能である。
【0028】このように第3の実施例によれば、無線に
割り振られた搬送周波数及び信号周波数を限定できる
等、電波という限りある資源を有効に活用できるととも
に、当該通信システム中の通信装置の離脱に対して無効
電文の発出又は無線通信システムの初期化を行うことな
く、離脱した装置に無関係な通信装置には影響を与えな
い高効率な無線通信システムの構築が可能となる。
割り振られた搬送周波数及び信号周波数を限定できる
等、電波という限りある資源を有効に活用できるととも
に、当該通信システム中の通信装置の離脱に対して無効
電文の発出又は無線通信システムの初期化を行うことな
く、離脱した装置に無関係な通信装置には影響を与えな
い高効率な無線通信システムの構築が可能となる。
【0029】図4は本発明の無線通信制御方法の第4の
実施例を示すもので、図中、41−1,41−2,41
−3,……41−13は通信装置、42−1,42−
2,42−3,42−4,42−5は無線チャネルであ
る。
実施例を示すもので、図中、41−1,41−2,41
−3,……41−13は通信装置、42−1,42−
2,42−3,42−4,42−5は無線チャネルであ
る。
【0030】通信装置41−1は、電波発生部43a及
び送信データ蓄積部43bを備えた無線送信部43と、
受信データ分別部44a及び受信データ蓄積部44bを
備えた無線受信部44と、共通制御部45と、アドレス
記憶部46とからなっている。なお、他の通信装置41
−2,41−3,……41−13も通信装置41−1と
同様な構成を備えているが、図面の都合上、その詳細は
省略する。
び送信データ蓄積部43bを備えた無線送信部43と、
受信データ分別部44a及び受信データ蓄積部44bを
備えた無線受信部44と、共通制御部45と、アドレス
記憶部46とからなっている。なお、他の通信装置41
−2,41−3,……41−13も通信装置41−1と
同様な構成を備えているが、図面の都合上、その詳細は
省略する。
【0031】本システム中には複数、ここでは5つの無
線チャネルが混在するが、各無線チャネルには相互に干
渉しない無線周波数又は帯域が割り付けられている。ま
た、一の無線チャネルに参加する全ての通信装置の動作
は、該一の無線チャネルに参加する全ての通信装置のア
ドレス値をアドレス記憶部46に保有していることが前
提となる。なお、以下では当該通信装置のアドレス値も
アドレス記憶部46に記録されているとして説明を行う
が、当該通信装置のアドレス値はアドレス記憶部46に
記録されず、アドレス記憶部46にはその保有位置のみ
を記録し、実際のアドレス値は共通制御部45等で保有
していても良い。このアドレス値のアドレス記憶部46
の収集を含む記録は以下のように行われる。
線チャネルが混在するが、各無線チャネルには相互に干
渉しない無線周波数又は帯域が割り付けられている。ま
た、一の無線チャネルに参加する全ての通信装置の動作
は、該一の無線チャネルに参加する全ての通信装置のア
ドレス値をアドレス記憶部46に保有していることが前
提となる。なお、以下では当該通信装置のアドレス値も
アドレス記憶部46に記録されているとして説明を行う
が、当該通信装置のアドレス値はアドレス記憶部46に
記録されず、アドレス記憶部46にはその保有位置のみ
を記録し、実際のアドレス値は共通制御部45等で保有
していても良い。このアドレス値のアドレス記憶部46
の収集を含む記録は以下のように行われる。
【0032】一の無線チャネル、例えば42−1に属す
る所定の通信装置、例えば41−2宛ての電文が確定し
た一の通信装置、例えば41−1は、当該無線チャネル
のどの通信装置も通信中でないことを無線搬送周波数の
存在又は無線で伝達される情報データの存在で確認し
て、宛先アドレス値を通信装置41−2としかつ発出元
アドレス値を通信装置41−1とする電文を無線チャネ
ル42−1(空中)に送出するが、この時、無線チャネ
ル42−1に属する他の通信装置41−3,41−1
0,41−11の受信データ分別部44aでは電文中の
宛先及び発出元アドレス値を抽出して、アドレス記憶部
46に送る。
る所定の通信装置、例えば41−2宛ての電文が確定し
た一の通信装置、例えば41−1は、当該無線チャネル
のどの通信装置も通信中でないことを無線搬送周波数の
存在又は無線で伝達される情報データの存在で確認し
て、宛先アドレス値を通信装置41−2としかつ発出元
アドレス値を通信装置41−1とする電文を無線チャネ
ル42−1(空中)に送出するが、この時、無線チャネ
ル42−1に属する他の通信装置41−3,41−1
0,41−11の受信データ分別部44aでは電文中の
宛先及び発出元アドレス値を抽出して、アドレス記憶部
46に送る。
【0033】送られた電文中の宛先及び発出元アドレス
値について、アドレス記憶部46の当該電文受信の直前
に収集したアドレス値と比較して、既に存在している場
合には送受を確認した時間等の更新を行い、存在しない
場合には当該アドレス値を新規に記録する。この記録に
おいてはアドレス記憶部46で整理してもしなくても効
果には影響しないので、以下の説明では単に記録すると
して扱う。また、通信相手である通信装置41−2では
前記受信データ分別部44aの動作により当該通信装置
41−2宛ての電文であることが判明するので、当該受
信電文を受信データ蓄積部44bに送る処理が加わる点
が異なるだけでアドレス記憶部46の動作は同様とな
る。
値について、アドレス記憶部46の当該電文受信の直前
に収集したアドレス値と比較して、既に存在している場
合には送受を確認した時間等の更新を行い、存在しない
場合には当該アドレス値を新規に記録する。この記録に
おいてはアドレス記憶部46で整理してもしなくても効
果には影響しないので、以下の説明では単に記録すると
して扱う。また、通信相手である通信装置41−2では
前記受信データ分別部44aの動作により当該通信装置
41−2宛ての電文であることが判明するので、当該受
信電文を受信データ蓄積部44bに送る処理が加わる点
が異なるだけでアドレス記憶部46の動作は同様とな
る。
【0034】さらに、該一の無線チャネル42−1に参
加する通信装置の共通制御部45に設けられたタイマ
(図示せず)が当該無線チャネルに予め設定された時間
内において、電文を送信するか又は受信電文を受け取る
かのいずれか一方がなされないことが判明した時は、各
通信装置は当該無線チャネル42−1に参加している旨
を宣言するために、無線チャネル中のどの通信装置も通
信中でないことを確認して、少なくとも発出元アドレス
値を当該通信装置とする電文の送出を行う。
加する通信装置の共通制御部45に設けられたタイマ
(図示せず)が当該無線チャネルに予め設定された時間
内において、電文を送信するか又は受信電文を受け取る
かのいずれか一方がなされないことが判明した時は、各
通信装置は当該無線チャネル42−1に参加している旨
を宣言するために、無線チャネル中のどの通信装置も通
信中でないことを確認して、少なくとも発出元アドレス
値を当該通信装置とする電文の送出を行う。
【0035】このようにして、一の無線チャネル42−
1に参加する全ての通信装置のアドレス値が常に各通信
装置のアドレス記憶部46に記録され維持されているこ
とになる。以上の説明では、一の無線チャネル42−1
に属する通信装置が自律的に当該通信装置以外の通信装
置のアドレス値の収集を行うとしたが、最初のシステム
の建設当初では手入力等によりアドレス記憶部46に設
定しても良い。
1に参加する全ての通信装置のアドレス値が常に各通信
装置のアドレス記憶部46に記録され維持されているこ
とになる。以上の説明では、一の無線チャネル42−1
に属する通信装置が自律的に当該通信装置以外の通信装
置のアドレス値の収集を行うとしたが、最初のシステム
の建設当初では手入力等によりアドレス記憶部46に設
定しても良い。
【0036】このような状態において、一の無線チャネ
ル42−1に属する通信装置のアドレス記憶部46を調
査して、予め設定された時間内に受信されないアドレス
値の存在を確認した時は、送信データ蓄積部43bに対
して当該アドレス値を宛先とする電文の確立の禁止およ
び既に送信データ蓄積部43bに確立している電文を消
去するよう指示するとともに、アドレス記憶部46から
当該通信装置のアドレス値を除去する。このようにし
て、一の無線チャネル42−1に参加する全ての通信装
置は該無線チャネル42−1に属する通信装置のアドレ
ス値を常に更新し、保有することができる。
ル42−1に属する通信装置のアドレス記憶部46を調
査して、予め設定された時間内に受信されないアドレス
値の存在を確認した時は、送信データ蓄積部43bに対
して当該アドレス値を宛先とする電文の確立の禁止およ
び既に送信データ蓄積部43bに確立している電文を消
去するよう指示するとともに、アドレス記憶部46から
当該通信装置のアドレス値を除去する。このようにし
て、一の無線チャネル42−1に参加する全ての通信装
置は該無線チャネル42−1に属する通信装置のアドレ
ス値を常に更新し、保有することができる。
【0037】この際、一の無線チャネル42−1に属す
る通信装置41−1は、通信装置41−2宛ての電文を
確定するか否かをアドレス記憶部46により判定し、電
文を確定した通信装置41−1は、当該無線チャネルの
どの通信装置も通信中でないことを無線搬送周波数の存
在又は無線で伝達される情報データの存在で確認して、
宛先アドレス値を通信装置41−2としかつ発出元アド
レス値を通信装置41−1とする電文を無線チャネル4
2−1(空中)に送出する。これにより、無線チャネル
42−1に属さない通信装置又は無線チャネル42−1
以外の無線チャネル、即ち42−2〜42−5に属する
通信装置41−4〜41−9,41−12,41−13
宛てに無効な電文を送出することなく、効率的に情報交
換が行えることになる。
る通信装置41−1は、通信装置41−2宛ての電文を
確定するか否かをアドレス記憶部46により判定し、電
文を確定した通信装置41−1は、当該無線チャネルの
どの通信装置も通信中でないことを無線搬送周波数の存
在又は無線で伝達される情報データの存在で確認して、
宛先アドレス値を通信装置41−2としかつ発出元アド
レス値を通信装置41−1とする電文を無線チャネル4
2−1(空中)に送出する。これにより、無線チャネル
42−1に属さない通信装置又は無線チャネル42−1
以外の無線チャネル、即ち42−2〜42−5に属する
通信装置41−4〜41−9,41−12,41−13
宛てに無効な電文を送出することなく、効率的に情報交
換が行えることになる。
【0038】このように第4の実施例によれば、無線に
割り振られた搬送周波数及び信号周波数で非常に効率的
な運用が可能となり、電波という限りある資源を有効に
活用できるとともに、複数の無線チャネルが混合しても
所属する無線チャネルで、しかも正常に動作している通
信装置に対してのみ通信電文を確立して無線送出を行う
ことができ、従って、無線というポータビリティ性を充
分に発揮できる高効率な無線通信システムの構築が可能
となる。
割り振られた搬送周波数及び信号周波数で非常に効率的
な運用が可能となり、電波という限りある資源を有効に
活用できるとともに、複数の無線チャネルが混合しても
所属する無線チャネルで、しかも正常に動作している通
信装置に対してのみ通信電文を確立して無線送出を行う
ことができ、従って、無線というポータビリティ性を充
分に発揮できる高効率な無線通信システムの構築が可能
となる。
【0039】図5は本発明の無線通信制御方法の第5の
実施例を示すもので、図中、51−1,51−2,51
−3,……51−13は通信装置、52−1,52−
2,52−3,52−4,52−5は無線チャネルであ
る。
実施例を示すもので、図中、51−1,51−2,51
−3,……51−13は通信装置、52−1,52−
2,52−3,52−4,52−5は無線チャネルであ
る。
【0040】通信装置51−1は、電波発生部53a及
び送信データ蓄積部53bを備えた無線送信部53と、
受信データ分別部54a及び受信データ蓄積部54bを
備えた無線受信部54と、共通制御部55と、アドレス
記憶部56とからなっている。なお、他の通信装置51
−2,51−3,……51−13も通信装置51−1と
同様な構成を備えているが、図面の都合上、その詳細は
省略する。
び送信データ蓄積部53bを備えた無線送信部53と、
受信データ分別部54a及び受信データ蓄積部54bを
備えた無線受信部54と、共通制御部55と、アドレス
記憶部56とからなっている。なお、他の通信装置51
−2,51−3,……51−13も通信装置51−1と
同様な構成を備えているが、図面の都合上、その詳細は
省略する。
【0041】本システム中には複数、ここでは5つの無
線チャネルが混合するが、各無線チャネルには相互に干
渉しない無線周波数又は帯域が割り付けられている。ま
た、一の無線チャネルに参加する全ての通信装置の動作
は、該一の無線チャネルに参加する全ての通信装置のア
ドレス値をアドレス記憶部56に保有していることが前
提となる。なお、以下では当該通信装置のアドレス値も
アドレス記憶部56に記録されているとして説明を行う
が、当該通信装置のアドレス値はアドレス記憶部56に
記録されず、アドレス記憶部56にはその保有位置のみ
を記録し、実際のアドレス値は共通制御部55等で保有
していても良い。このアドレス値のアドレス記憶部56
の収集を含む記録は以下のように行われる。
線チャネルが混合するが、各無線チャネルには相互に干
渉しない無線周波数又は帯域が割り付けられている。ま
た、一の無線チャネルに参加する全ての通信装置の動作
は、該一の無線チャネルに参加する全ての通信装置のア
ドレス値をアドレス記憶部56に保有していることが前
提となる。なお、以下では当該通信装置のアドレス値も
アドレス記憶部56に記録されているとして説明を行う
が、当該通信装置のアドレス値はアドレス記憶部56に
記録されず、アドレス記憶部56にはその保有位置のみ
を記録し、実際のアドレス値は共通制御部55等で保有
していても良い。このアドレス値のアドレス記憶部56
の収集を含む記録は以下のように行われる。
【0042】一の無線チャネル、例えば52−1に属す
る所定の通信装置、例えば51−2宛ての電文が確定し
た一の通信装置、例えば51−1は、当該無線チャネル
のどの通信装置も通信中でないことを無線搬送周波数の
存在又は無線で伝達される情報データの存在で確認し
て、宛先アドレス値を通信装置51−2としかつ発出元
アドレス値を通信装置51−1とする電文を無線チャネ
ル52−1(空中)に送出するが、この時、無線チャネ
ル52−1に属する他の通信装置51−3,51−1
0,51−11の受信データ分別部54aでは電文中の
宛先及び発出元アドレス値を抽出して、アドレス記憶部
56に送る。
る所定の通信装置、例えば51−2宛ての電文が確定し
た一の通信装置、例えば51−1は、当該無線チャネル
のどの通信装置も通信中でないことを無線搬送周波数の
存在又は無線で伝達される情報データの存在で確認し
て、宛先アドレス値を通信装置51−2としかつ発出元
アドレス値を通信装置51−1とする電文を無線チャネ
ル52−1(空中)に送出するが、この時、無線チャネ
ル52−1に属する他の通信装置51−3,51−1
0,51−11の受信データ分別部54aでは電文中の
宛先及び発出元アドレス値を抽出して、アドレス記憶部
56に送る。
【0043】送られた電文中の宛先及び発出元アドレス
値について、アドレス記憶部56の当該電文受信の直前
に収集したアドレス値と比較して、既に存在している場
合には送受を確認した時間等の更新を行い、存在しない
場合には当該アドレス値を新規に記録する。この記録に
おいてはアドレス記憶部56で整理してもしなくても効
果には影響しないので、以下の説明では単に記録すると
して扱う。また、通信相手である通信装置51−2では
前記受信データ分別部54aの動作により当該通信装置
51−2宛ての電文であることが判明するので、当該受
信電文を受信データ蓄積部54bに送る処理が加わる点
が異なるだけでアドレス記憶部56の動作は同様とな
る。
値について、アドレス記憶部56の当該電文受信の直前
に収集したアドレス値と比較して、既に存在している場
合には送受を確認した時間等の更新を行い、存在しない
場合には当該アドレス値を新規に記録する。この記録に
おいてはアドレス記憶部56で整理してもしなくても効
果には影響しないので、以下の説明では単に記録すると
して扱う。また、通信相手である通信装置51−2では
前記受信データ分別部54aの動作により当該通信装置
51−2宛ての電文であることが判明するので、当該受
信電文を受信データ蓄積部54bに送る処理が加わる点
が異なるだけでアドレス記憶部56の動作は同様とな
る。
【0044】さらに、該一の無線チャネル52−1に参
加する通信装置の共通制御部55に設けられたタイマ
(図示せず)が当該無線チャネルに予め設定された時間
内において、電文を送信するか又は受信電文を受け取る
かのいずれか一方がなされないことが判明した時は、各
通信装置は当該無線チャネル52−1に参加している旨
を宣言するために、無線チャネル中のどの通信装置も通
信中でないことを確認して、少なくとも発出元アドレス
値を当該通信装置とする電文の送出を行う。
加する通信装置の共通制御部55に設けられたタイマ
(図示せず)が当該無線チャネルに予め設定された時間
内において、電文を送信するか又は受信電文を受け取る
かのいずれか一方がなされないことが判明した時は、各
通信装置は当該無線チャネル52−1に参加している旨
を宣言するために、無線チャネル中のどの通信装置も通
信中でないことを確認して、少なくとも発出元アドレス
値を当該通信装置とする電文の送出を行う。
【0045】このようにして、一の無線チャネル52−
1に参加する全ての通信装置のアドレス値が常に各通信
装置のアドレス記憶部56に記録され維持されているこ
とになる。以上の説明では、一の無線チャネル52−1
に属する通信装置が自律的に当該通信装置以外の通信装
置のアドレス値の収集を行うとしたが、最初のシステム
の建設当初では手入力等によりアドレス記憶部56に設
定しても良い。
1に参加する全ての通信装置のアドレス値が常に各通信
装置のアドレス記憶部56に記録され維持されているこ
とになる。以上の説明では、一の無線チャネル52−1
に属する通信装置が自律的に当該通信装置以外の通信装
置のアドレス値の収集を行うとしたが、最初のシステム
の建設当初では手入力等によりアドレス記憶部56に設
定しても良い。
【0046】このような状態において、一の無線チャネ
ル52−1に属する通信装置のアドレス記憶部56を調
査して、予め設定された時間内に受信されないアドレス
値の存在を確認した時は、送信データ蓄積部53bに対
して当該アドレス値を宛先とする電文の確立の禁止およ
び既に送信データ蓄積部53bに確立している電文を消
去するよう指示するとともに、アドレス記憶部56から
当該通信装置のアドレス値を除去する。このようにし
て、一の無線チャネル52−1に参加する全ての通信装
置は該無線チャネル52−1に属する通信装置に対して
常に参加していない通信装置を除く通信装置のアドレス
値を保有することができる。
ル52−1に属する通信装置のアドレス記憶部56を調
査して、予め設定された時間内に受信されないアドレス
値の存在を確認した時は、送信データ蓄積部53bに対
して当該アドレス値を宛先とする電文の確立の禁止およ
び既に送信データ蓄積部53bに確立している電文を消
去するよう指示するとともに、アドレス記憶部56から
当該通信装置のアドレス値を除去する。このようにし
て、一の無線チャネル52−1に参加する全ての通信装
置は該無線チャネル52−1に属する通信装置に対して
常に参加していない通信装置を除く通信装置のアドレス
値を保有することができる。
【0047】この際、一の無線チャネル52−1に属す
る通信装置51−1は、通信装置51−2宛ての電文を
確定するか否かをアドレス記憶部56により判定し、常
に参加していない通信装置を除く宛先の電文を確定した
通信装置51−1は、当該無線チャネルのどの通信装置
も通信中でないことを無線搬送周波数の存在又は無線で
伝達される情報データの存在で確認して、宛先アドレス
値を通信装置51−2としかつ発出元アドレス値を通信
装置51−1とする電文を無線チャネル52−1(空
中)に送出する。これにより、無線チャネル52−1に
属さない通信装置又は無線チャネル52−1以外の無線
チャネルに属する通信装置51−4〜51−9,51−
12,51−13宛てに無効な電文を送出することな
く、効率的に情報交換が行えることになる。
る通信装置51−1は、通信装置51−2宛ての電文を
確定するか否かをアドレス記憶部56により判定し、常
に参加していない通信装置を除く宛先の電文を確定した
通信装置51−1は、当該無線チャネルのどの通信装置
も通信中でないことを無線搬送周波数の存在又は無線で
伝達される情報データの存在で確認して、宛先アドレス
値を通信装置51−2としかつ発出元アドレス値を通信
装置51−1とする電文を無線チャネル52−1(空
中)に送出する。これにより、無線チャネル52−1に
属さない通信装置又は無線チャネル52−1以外の無線
チャネルに属する通信装置51−4〜51−9,51−
12,51−13宛てに無効な電文を送出することな
く、効率的に情報交換が行えることになる。
【0048】次に、通信装置51−1の送信データ蓄積
部53bを調査して無線チャネル52−1と異なる電文
が確定し存在する又は確定しようとしている場合には、
共通制御部55は通信しようとする相手先の通信装置が
どの無線チャネルに属するかの調査を実施するために、
受信データ分別部54aを無線チャネル52−1以外の
無線周波数に同調させる。これにより、受信データ分別
部54aは同調した無線周波数を用いる他の無線チャネ
ル、例えば52−2に参加している通信装置のアドレス
値をアドレス記憶部56へ収集を開始する。収集方法
は、当初所属していた無線チャネル52−1の説明で行
ったものと同様である。一定時間経過しても該当する通
信相手のアドレス値が見当たらない時は、さらに他の無
線チャネルの無線周波数を受信データ分別部54aに設
定して同様な動作を繰り返す。
部53bを調査して無線チャネル52−1と異なる電文
が確定し存在する又は確定しようとしている場合には、
共通制御部55は通信しようとする相手先の通信装置が
どの無線チャネルに属するかの調査を実施するために、
受信データ分別部54aを無線チャネル52−1以外の
無線周波数に同調させる。これにより、受信データ分別
部54aは同調した無線周波数を用いる他の無線チャネ
ル、例えば52−2に参加している通信装置のアドレス
値をアドレス記憶部56へ収集を開始する。収集方法
は、当初所属していた無線チャネル52−1の説明で行
ったものと同様である。一定時間経過しても該当する通
信相手のアドレス値が見当たらない時は、さらに他の無
線チャネルの無線周波数を受信データ分別部54aに設
定して同様な動作を繰り返す。
【0049】この過程において、所定の無線チャネル、
例えば52−3に通信相手の通信装置が見つかった時
は、共通制御部55にその旨の通知を行い、該通知を受
けた共通制御部55は電波発生部53aに対して当該無
線チャネル52−3に同調する無線周波数で動作するよ
うに指示を行う。これにより、通信装置51−1は無線
チャネル52−3に参入する準備が整ったので、次に、
該無線チャネル52−3のどの通信装置も通信中でない
ことを無線搬送周波数の存在又は無線で伝達される情報
データの存在で確認して、宛先アドレス値を通信装置、
例えば51−6としかつ発出元アドレス値を通信装置5
1−1とする電文を無線チャネル52−3(空中)に送
出する。
例えば52−3に通信相手の通信装置が見つかった時
は、共通制御部55にその旨の通知を行い、該通知を受
けた共通制御部55は電波発生部53aに対して当該無
線チャネル52−3に同調する無線周波数で動作するよ
うに指示を行う。これにより、通信装置51−1は無線
チャネル52−3に参入する準備が整ったので、次に、
該無線チャネル52−3のどの通信装置も通信中でない
ことを無線搬送周波数の存在又は無線で伝達される情報
データの存在で確認して、宛先アドレス値を通信装置、
例えば51−6としかつ発出元アドレス値を通信装置5
1−1とする電文を無線チャネル52−3(空中)に送
出する。
【0050】なお、この通信電文の通信装置51−1か
らの送出により、無線チャネル52−3に参加している
全ての通信装置のアドレス記憶部56に当該通信装置5
1−1のアドレス値を記録することができる。また、逆
に無線チャネル52−1では通信装置51−1からの通
信が途絶えるため、無線チャネル52−1に属する他の
通信装置のアドレス記憶部56から当該通信装置51−
1のアドレス値が消去される。このことは通信装置51
−1が無線チャネル52−1から無線チャネル52−3
に自動的に移動したことを示している。
らの送出により、無線チャネル52−3に参加している
全ての通信装置のアドレス記憶部56に当該通信装置5
1−1のアドレス値を記録することができる。また、逆
に無線チャネル52−1では通信装置51−1からの通
信が途絶えるため、無線チャネル52−1に属する他の
通信装置のアドレス記憶部56から当該通信装置51−
1のアドレス値が消去される。このことは通信装置51
−1が無線チャネル52−1から無線チャネル52−3
に自動的に移動したことを示している。
【0051】ここで、通信装置51−1のアドレス値を
無線チャネル52−1の時と、無線チャネル52−3の
時とで同一としたが、それぞれの無線チャネルを表すよ
うな情報を含む別のアドレス値を使用しても良い。
無線チャネル52−1の時と、無線チャネル52−3の
時とで同一としたが、それぞれの無線チャネルを表すよ
うな情報を含む別のアドレス値を使用しても良い。
【0052】以後、通信装置51ー1は無線チャネル5
2−3に参加するものとして動作するが、必要に応じて
さらに他の無線チャネル間を渡り歩くこともできる。
2−3に参加するものとして動作するが、必要に応じて
さらに他の無線チャネル間を渡り歩くこともできる。
【0053】このように第5の実施例によれば、無線に
割り振られた搬送周波数及び信号周波数を最小限に限定
できる等、電波という限りある資源を有効に活用できる
とともに、複数の無線チャネルが混合しても所属する或
いは移動先の無線チャネルで、しかも正常に動作してい
る通信装置に対してのみ通信電文を確立して無線送出を
行うことができ、従って、無線と言うポータビリティ性
を充分に発揮できる高効率な無線通信システムの構築が
可能となる。
割り振られた搬送周波数及び信号周波数を最小限に限定
できる等、電波という限りある資源を有効に活用できる
とともに、複数の無線チャネルが混合しても所属する或
いは移動先の無線チャネルで、しかも正常に動作してい
る通信装置に対してのみ通信電文を確立して無線送出を
行うことができ、従って、無線と言うポータビリティ性
を充分に発揮できる高効率な無線通信システムの構築が
可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、無線通信システムに参加している通信装置が情
報送信中であるかを無線搬送波の存在又は無線で伝達さ
れる情報データの存在で判定して、蓄積した送信データ
の送出又は待機を決定するようになしたため、無線によ
る1対1通信と同様に予め設定される搬送周波数を限定
でき、電波という限りある資源を有効に活用できるとと
もに、オフィス等、比較的狭い範囲において通信装置の
移動が多い又は配線等の制約をなくしたいという要求に
対して、比較的柔軟に対応できる通信システムの構築が
可能となる。
よれば、無線通信システムに参加している通信装置が情
報送信中であるかを無線搬送波の存在又は無線で伝達さ
れる情報データの存在で判定して、蓄積した送信データ
の送出又は待機を決定するようになしたため、無線によ
る1対1通信と同様に予め設定される搬送周波数を限定
でき、電波という限りある資源を有効に活用できるとと
もに、オフィス等、比較的狭い範囲において通信装置の
移動が多い又は配線等の制約をなくしたいという要求に
対して、比較的柔軟に対応できる通信システムの構築が
可能となる。
【0055】また、本発明の請求項2によれば、通信装
置から情報を送信する場合には該通信装置の識別信号を
情報とともに送信し、該情報の送信が一定期間行われな
い場合には通信装置の識別信号のみを送出し、各通信装
置では前記識別信号を受信して無線通信システムに参加
している通信装置を識別し、通信相手が検出されない場
合には待機し、通信相手が検出された場合のみ情報を送
信するようになしたため、電源断等を含めた何らかの原
因に基く通信装置の無線通信システムからの離脱に対し
て無効電文の発出又は無線通信システムの初期化を行う
ことがなく、従って、高いトラヒックに耐える安定性に
優れたシステムの構築が可能となる。
置から情報を送信する場合には該通信装置の識別信号を
情報とともに送信し、該情報の送信が一定期間行われな
い場合には通信装置の識別信号のみを送出し、各通信装
置では前記識別信号を受信して無線通信システムに参加
している通信装置を識別し、通信相手が検出されない場
合には待機し、通信相手が検出された場合のみ情報を送
信するようになしたため、電源断等を含めた何らかの原
因に基く通信装置の無線通信システムからの離脱に対し
て無効電文の発出又は無線通信システムの初期化を行う
ことがなく、従って、高いトラヒックに耐える安定性に
優れたシステムの構築が可能となる。
【0056】また、本発明の請求項3によれば、搬送周
波数が各々異なる複数の無線チャネルを用い、一の無線
チャネルで通信装置の識別信号を受信し、通信相手の識
別信号が前記一の無線チャネルで検出されない場合には
他の無線チャネルで識別信号を受信し、通信相手の識別
信号が検出された場合には該無線チャネルの周波数で情
報を送信するようになしたため、複数の無線チャネルが
混合しても相互干渉や混信等を発生することなく、所属
する或いは移動先の無線チャネルで無線通信を行うこと
ができ、従って、無線と言うポータビリティ性を充分に
発揮できるとともに大規模な無線通信システムの構築が
可能となる。
波数が各々異なる複数の無線チャネルを用い、一の無線
チャネルで通信装置の識別信号を受信し、通信相手の識
別信号が前記一の無線チャネルで検出されない場合には
他の無線チャネルで識別信号を受信し、通信相手の識別
信号が検出された場合には該無線チャネルの周波数で情
報を送信するようになしたため、複数の無線チャネルが
混合しても相互干渉や混信等を発生することなく、所属
する或いは移動先の無線チャネルで無線通信を行うこと
ができ、従って、無線と言うポータビリティ性を充分に
発揮できるとともに大規模な無線通信システムの構築が
可能となる。
【図1】本発明の無線通信制御方法の第1の実施例を示
す構成図
す構成図
【図2】本発明の無線通信制御方法の第2の実施例を示
す構成図
す構成図
【図3】本発明の無線通信制御方法の第3の実施例を示
す構成図
す構成図
【図4】本発明の無線通信制御方法の第4の実施例を示
す構成図
す構成図
【図5】本発明の無線通信制御方法の第5の実施例を示
す構成図
す構成図
11−1〜11−4,21−1〜21−4,31−1〜
31−4,41−1〜41−13,51−1〜51−1
3…通信装置、12,22,32,42−1〜42−
5,52−1〜52−5…無線チャネル、13,23,
33,43,53…無線送信部、14,24,34,4
4,54…無線受信部、15,25,35,45,55
…共通制御部、36,46,56…アドレス記憶部。
31−4,41−1〜41−13,51−1〜51−1
3…通信装置、12,22,32,42−1〜42−
5,52−1〜52−5…無線チャネル、13,23,
33,43,53…無線送信部、14,24,34,4
4,54…無線受信部、15,25,35,45,55
…共通制御部、36,46,56…アドレス記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀間 利彦 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 松野 裕人 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の通信装置相互間で無線により通信
を行う無線通信システムにおいて、 各通信装置では他の通信装置から発出される信号の有無
を検出し、 該信号が検出される場合は受信状態を保って待機し、 該信号が検出されない場合のみ情報を送信するようにな
したことを特徴とする無線通信制御方法。 - 【請求項2】 複数の通信装置相互間で無線により通信
を行う無線通信システムにおいて、 通信装置から情報の送信を行う場合には該通信装置を識
別する信号を通信情報とともに送信し、 通信装置から情報の送信が一定期間行われない場合には
該通信装置を識別する信号のみを送出し、 各通信装置では前記通信装置を識別する信号を受信し
て、無線通信システムに参加している通信装置を識別
し、 通信相手の識別信号が検出されない場合には受信状態を
保って待機し、 通信相手の識別信号が検出された場合のみ情報を送信す
るようになしたことを特徴とする無線通信制御方法。 - 【請求項3】 複数の通信装置相互間で無線により通信
を行う無線通信システムにおいて、 搬送周波数が各々異なる複数の無線チャネルを用い、 一の無線チャネルで通信装置を識別する信号を受信し、 通信相手の識別信号が前記一の無線チャネルで検出され
ない場合には他の無線チャネルで通信装置を識別する信
号を受信し、 通信相手の識別信号が検出された場合には該無線チャネ
ルの周波数で情報を送信するようになしたことを特徴と
する無線通信制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4002403A JPH05191329A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 無線通信制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4002403A JPH05191329A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 無線通信制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191329A true JPH05191329A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11528279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4002403A Pending JPH05191329A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 無線通信制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05191329A (ja) |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP4002403A patent/JPH05191329A/ja active Pending
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