JPH05191172A - マイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅回路 - Google Patents

マイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅回路

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JPH05191172A
JPH05191172A JP392192A JP392192A JPH05191172A JP H05191172 A JPH05191172 A JP H05191172A JP 392192 A JP392192 A JP 392192A JP 392192 A JP392192 A JP 392192A JP H05191172 A JPH05191172 A JP H05191172A
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JP
Japan
Prior art keywords
converter
antenna
amplifying circuit
small noise
microwave
Prior art date
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Pending
Application number
JP392192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sekiguchi
剛 関口
Nobuo Shiga
信夫 志賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、BSアンテナ部とBSコンバータ
部を直接配線結合させる際に、BSアンテナ部に蓄積さ
れた静電気がBSコンバータ部に流れ込まないようなマ
イクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅回路を提供
することを目的とする。 【構成】 マイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増
幅回路において、使用基板30上における増幅信号周波
数の4分の1波長の長さを有し、一端がコンバータの入
力側に接続され、他端がグラウンド35に接続されたシ
ョートスタブ34を有する。この構成によれば、低雑音
用増幅回路の入力側にショートスタブ34を接続してい
るため、蓄積された静電気をグラウンド35へ逃すこと
ができる。また、このショートスタブ34に低雑音用増
幅回路が増幅する信号周波数の4分の1波長の長さを用
いているため、使用周波数において、損失及びインピー
ダンス・ミスマッチを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面アンテナと結合さ
せるための受信装置のマイクロ波用ダウンコンバータの
低雑音用増幅回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のBS受信装置としては、例えば、
図4のようにBSアンテナ部にパラボラアンテナ1を用
いたものがある。この形態では、1次放射器2が必要に
なり、コンパクトな形態にはできないが、最近開発され
た平面状アンテナ(以下、「平面アンテナ」という)を
用いれば、電子回路のBSコンバータ部として集積され
たマイクロ波用ダウンコンバータを取り付けることによ
り、フラットでコンパクトなBS受信装置が得られる。
【0003】平面アンテナは、ストリップラインを用い
るタイプと、スロットラインを用いるタイプの2種類に
大別できる。このうち、ストリップラインタイプの平面
アンテナを示したものが図5である。図5に示すように
絶縁フィルム3上に4つのパッチアンテナで構成したア
ンテナエレメント4を多数パターニングし、各エレメン
トが受信した12GHzの信号を集めて一本にまとめ、
電子回路のBSコンバータ部5に伝送するものである。
【0004】このストリップラインタイプの平面アンテ
ナは、その組立過程で平面アンテナの一要素である発泡
絶縁体とこすれ、極めて静電気が生じやすいという特徴
を有している。
【0005】一方、BSコンバータ部の初段回路は低雑
音増幅回路で、通常HEMT等の低雑音素子が使用され
ので、BSコンバータ部の初段は、HEMTのゲートが
直接入力回路となり、静電気、サージにより、破壊され
やすい。
【0006】そこで、BSコンバータ部5の低雑音増幅
回路が平面アンテナとの結合の際に静電気による影響を
受けることを防ぐため、BSアンテナ部とBSコンバー
タ部との結合を導波管を介して行っていた。
【0007】しかし、導波管による場合には、構造的に
も製造工程的にも複雑になるばかりでなく、結合損失が
生じるという欠点があった。なお、損失が低雑音増幅器
までにあるとその損失はそのまま雑音指数に加算されて
しまうので、BSアンテナ部とBSコンバータ部との結
合は最小の損失で行わなければならないので、結合損失
が生じるのは好ましくない。そこで、ストリップライン
タイプの平面アンテナのBSアンテナ部とBSコンバー
タ部との結合は、直接配線結合させることが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ストリップラ
インタイプの平面アンテナのBSアンテナ部とBSコン
バータ部を直接配線結合させるときには、BSアンテナ
部に蓄積された静電気をグラウンドに放電させてからす
ばやくアセンブリを行うなどの細心の注意と対策を要す
るという欠点もあった。
【0009】そこで、本発明は、BSアンテナ部とBS
コンバータ部を直接配線結合させる際に、BSアンテナ
部に蓄積された静電気がBSコンバータ部に流れ込まな
いようなマイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅
回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波用ダ
ウンコンバータの低雑音用増幅回路は、使用基板上にお
ける増幅信号周波数の4分の1波長の長さを有し、一端
がコンバータの入力側に接続され、他端がグラウンドに
接続されたショートスタブを有するものである。
【0011】
【作用】低雑音増幅器の入力側にショートスタブを接続
しているため、グラウンド端子が接地されると平面アン
テナには静電気が蓄積されない。また、このショートス
タブに低雑音増幅器が増幅する信号周波数(以下、増幅
信号周波数という)の4分の1波長の長さを用いている
ため、使用周波数において、損失及びインピーダンス・
ミスマッチを小さくすることができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一
符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】図1に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の実施例に係るBS受信装置の構成図
である。図1に示すように、この装置は、BSコンバー
タ部11と、平面アンテナにより構成されるBSアンテ
ナ部12とからなる。BSコンバータ部11は、低雑音
用増幅回路13と、ミキサ14と、発振回路15と、I
F増幅回路16とから構成される。平面アンテナから送
られた信号は、低雑音用増幅回路13により増幅され、
ミキサ14において、周波数変換され、その後、IF増
幅回路16によってさらに増幅される。一方、BSアン
テナ部12は、図2に示すように、地導体17と、この
地導体17に積み重ねられた発泡誘電体18と、この発
泡誘電体18に積み重ねられ上部にアンテナ回路を形成
したフィルム基板19と、この基板19に積み重ねられ
た発泡誘電体18と、この発泡誘電体18に積み重ねら
れ表面にスロット20が設けられた上部地導体21とか
ら構成される。アンテナ回路は、図1に示すように4つ
のパッチアンテナで構成したアンテナエレメント22
と、これらのアンテナエレメント22に接続されBSコ
ンバータ部11に電波信号を伝送する給電線路23とか
らなる。なお、図1においては、BSアンテナ部12の
構成部品のうち上部にアンテナ回路を形成したフィルム
基板19のみを示す。
【0014】BSコンバータ部11の低雑音用増幅回路
13を示したものが図3である。図3に示すように、こ
の回路13は、基板30と、この基板30上に形成され
多段接続されたHEMT31を備え、入力側の最初のH
EMT31のゲート32に接続される配線33に一端が
接続され、他端がグラウンド35に接続されたショート
スタブ34がモノリシックに形成されている。このショ
ートスタブ34は、増幅信号周波数の4分の1波長の長
さに設定する。なお、増幅信号周波数における4分の1
波長が、基板上において実際にどれくらいの長さになる
かは、基板の材質や厚さなどによって異なる。
【0015】このように、ショートスタブ34を、増幅
信号周波数の4分の1波長の長さに設定すると、接点3
6からグラウンド35側を見た増幅信号周波数における
インピーダンスが無限大に近づくことになる。その一
方、平面アンテナに蓄積された静電気においては、接点
36から見たグラウンド35側が短絡状態となる。従っ
て、平面アンテナに蓄積された静電気は、HEMT31
に流れることなくグラウンド35へ流され、HEMT3
1には増幅信号のみが伝送されることになる。これによ
り、雑音特性を悪化させることなく静電気によりHEM
T31が破壊されるのを防ぐことができる。
【0016】なお、本発明はHMET31の変わりに通
常のMESFET等の他の増幅素子を用いた低雑音用増
幅回路の場合にも同様の作用効果を期待できる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
るマイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅回路に
よれば、入力側の初段増幅素子に接続される配線にショ
ートスタブの一端を、また他端はグラウンドに接続し、
さらに、このショートスタブは増幅信号周波数の4分の
1波長の長さに設定する。従って、接点からグラウンド
側を見た増幅信号周波数におけるインピーダンスは無限
大に近づく一方、静電気におけるインピーダンスは十分
に低い値となる。そのため、平面アンテナに蓄積された
静電気は、増幅素子に流れることなくグラウンドへ流さ
れ、増幅回路には、信号成分のみが伝送されることにな
る。よって、雑音特性を悪化させることなく静電気によ
りHEMTが破壊されるのを防ぐことができ、平面アン
テナを用いたBS受信装置を容易に製作することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るBS受信装置の構成図で
ある。
【図2】本実施例に係る平面アンテナの構造図である。
【図3】本実施例に係るマイクロ波用ダウンコンバータ
の低雑音用増幅回路を示した図である。
【図4】従来のBS受信装置の構成図である。
【図5】一般的な平面アンテナの構成図である。
【符号の説明】
1…パラボラアンテナ、2…1次放射器、3…絶縁フィ
ルム、4…アンテナエレメント、5…BSコンバータ、
11…BSコンバータ部、12…BSアンテナ部、13
…低雑音用増幅回路、14…ミキサ、15…発振回路、
16…IF増幅回路、17…地導体、18…発泡誘電
体、19…フィルム基板、20…スロット、21…上部
地導体、22…アンテナエレメント、23…給電線路、
30…基板、31…HEMT、32…HEMTのゲー
ト、33…配線、34…ショートスタブ、35…グラウ
ンド、36…接点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波用ダウンコンバータの低雑音
    用増幅回路において、使用基板上における増幅信号周波
    数の4分の1波長の長さを有し、一端がコンバータの入
    力側に接続され、他端がグラウンドに接続されたショー
    トスタブを有することを特徴とするマイクロ波用ダウン
    コンバータの低雑音用増幅回路。
JP392192A 1992-01-13 1992-01-13 マイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅回路 Pending JPH05191172A (ja)

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JP392192A JPH05191172A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 マイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅回路

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JP392192A JPH05191172A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 マイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅回路

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JPH05191172A true JPH05191172A (ja) 1993-07-30

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ID=11570617

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JP392192A Pending JPH05191172A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 マイクロ波用ダウンコンバータの低雑音用増幅回路

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