JPH05191138A - オフセットアンテナ - Google Patents

オフセットアンテナ

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JPH05191138A
JPH05191138A JP554292A JP554292A JPH05191138A JP H05191138 A JPH05191138 A JP H05191138A JP 554292 A JP554292 A JP 554292A JP 554292 A JP554292 A JP 554292A JP H05191138 A JPH05191138 A JP H05191138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflecting mirror
snow
antenna
reflector
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP554292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Fumiya
康之 文屋
Toshio Masujima
俊雄 増島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP554292A priority Critical patent/JPH05191138A/ja
Publication of JPH05191138A publication Critical patent/JPH05191138A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主反射鏡又は反射鏡への着雪を防止し、通信
回線稼動率の高いオフセットアンテナを安価に得ること
を目的としている。 【構成】 主反射鏡1の周囲を補剛する中空の外周リン
グ12の下方内部に電熱線14を装着し、送風機15に
よって外周リング12の内部に温風を循環させる。 【効果】 主反射鏡又は反射鏡の外周リングの一部を中
空断面とし、この内部に電熱線を装着し温風を循環させ
るという簡単な構造により通信回線稼動率の高いオフセ
ットアンテナを得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主としてマイクロ波通
信あるいはレーダー等に用いる開口面アンテナに関する
もので、さらに詳しく言えば衛星通信地球局用オフセッ
トアンテナの着雪防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は例えば特公昭53−313
45号公報に概念を示された従来のオフセットアンテナ
の正面図、図5(b)は側面図であり、図において、1
は回転放物面を平面Pで切断して得られる主反射鏡、2
は回転楕円面の一部の副反射鏡、3は例えば円錐ホーン
の一次放射器で、この一次放射器3の電波位相中心は副
反射鏡2の共役焦点の一つと略一致し、副反射鏡2のも
う一方の焦点は主反射鏡1の焦点と略一致している。4
は副反射鏡2および一次放射器3を所定の関係に結合す
る梯形状のフレーム、5は主反射鏡1とフレーム4を結
び主反射鏡1と副反射鏡2を所定の関係に保つステイ、
6は受信または送信電波の伝送路、7は主反射鏡1の周
囲を補剛する断面形状がチャンネル形状の外周リング
で、主反射鏡1の大きさによってはプレスなどで成形す
る際に主反射鏡1の外縁形状として一体成形する場合が
ある。8は主反射鏡1を保持する骨組、9は受信または
送信電波の水平面内の方向を定めるAZ(アジマス)調
整機構、10は受信または送信電波の垂直面内の方向を
定めるEL(エレベーション)調整機構、11は建物・
鉄塔などに設置するための架台である。
【0003】図7(a)は従来の他の例を示すオフセッ
トアンテナの正面図、図7(b)は側面図であり、図に
おいて、1aは回転放物面を平面Pで切断して得られる
反射鏡、3は例えば円錐ホーンの一次放射器で、この一
次放射器3の電波位相中心は反射鏡1aの焦点と略一致
している。4は一次放射器3と所定の関係に結合するフ
レーム、5は反射鏡1aとフレーム4を結び反射鏡1a
と一次放射器3を所定の関係に保つステイ、6は受信ま
たは送信電波の伝送路、7は反射鏡1aの周囲を補剛す
る外周リングで反射鏡1aをプレスなどで成形する際に
反射鏡1aの外縁形状として一体成形するが、反射鏡1
aの大きさによっては別部品とする場合がある。8は反
射鏡1aを保持する骨組、9は受信または送信電波の水
平面内の方向を定めるAZ(アジマス)調整機構、11
は建物・鉄塔などに設置するための架台である。
【0004】従来のオフセットアンテナは上記のように
構成され、これを衛星通信地球局用受信アンテナとして
考えた場合、人工衛星(図示せず)より到来した電波は
伝送路6の通り、主反射鏡1・副反射鏡2を順次反射し
て一次放射器3の電波位相中心に集束し、受信機(図示
せず)に到達する。オフセットアンテナは伝送路6がブ
ロックされる箇所がなく本質的にブロッキングの存在す
るパラボラアンテナやカセグレンアンテナと比べ、ブロ
ッキングによるサイドローブ劣化や利得低下がなく、特
性良好なアンテナとして衛星通信や高密度通信に利用さ
れている。アンテナは屋外に設置されるので、冬期の降
雪による交差偏波特性劣化や利得低下を低減するため、
使用状態において主反射鏡1が垂直に近い角度で立ち着
雪が少なくなるよう主反射鏡1の形状を選んでいる。
【0005】従来のオフセットアンテナは上記のように
構成され、これを衛星通信地球局用受信アンテナとして
考えた場合、人工衛星(図示せず)より到来した電波は
伝送路6を通り、反射鏡1aで反射して一次放射器3の
電波位相中心に集束し、受信機(図示せず)に到達す
る。オフセットアンテナは伝送路6がブロックされる箇
所がなく本質的にブロッキングの存在するパラボラアン
テナやカセグレンアンテナと比べ、ブロッキングによる
サイドローブ劣化や利得低下がなく、特性良好なアンテ
ナとして衛星通信や高密度通信に利用されている。アン
テナは屋外に設置されるので、冬期の降雪による交差偏
波特性劣化や利得低下を低減するため、使用状態におい
て反射鏡1aが垂直に近い角度で立ち着雪が少なくなる
よう反射鏡1aの形状を選んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の2つのオフ
セットアンテナは、ほぼ全面に着雪するパラボラアンテ
ナやカセグレンアンテナに比べて着雪量が格段に少な
く、通信回線に与える影響も少ない。しかし、稀にオフ
セットアンテナの通信回線が瞬断することがある。これ
は主反射鏡1、反射鏡1aへの着雪状態が図6、図8に
示すように主反射鏡1、反射鏡1aの下半分、つまり主
反射鏡1、反射鏡1aに接する平面の角度が垂直に達し
ない範囲Aに着雪を生じる傾向があって、この着雪が垂
直から角度の離れた下方より成長し、雪が自重で下方へ
移動したり融けて滑落するのをフレーム4が妨げ、この
妨げられた雪がある程度溜って一気に落ちる際に急激な
受信レベル変化と偏波面の変化を生じるために起こるも
のである。
【0007】通信回線の瞬断をなくし稼動率を確保する
ため着雪を皆無にすることは、いかに主反射鏡1、反射
鏡1aの立つ角度を選んでも雪質・風向の影響もあって
不可能であるので、従来はセラミック系やフッ素系の難
着雪塗料を主反射鏡1、反射鏡1aに塗布したり、主反
射鏡1、反射鏡1aの背面に電熱線を這わせて融雪する
方法がとられている。しかし、難着雪塗料は今の所その
効果が2年程度であって定期的に塗替を必要とするし、
電熱線を主反射鏡1、反射鏡1aの背面に装着する方法
は、熱的に主反射鏡1、反射鏡1aが偉大な放熱板であ
ることから、主反射鏡1、反射鏡1aを有効に加温する
には莫大な電力を必要とする。これらは結局維持経費の
増大につながり、通信回線稼動率の向上を困難なものに
していた。
【0008】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたもので、上記の着雪による影響を実質的に防止
し、通信回線稼動率の高いオフセットアンテナを安価に
得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるオフセ
ットアンテナは主反射鏡1又は反射鏡1aの周囲を補剛
する外周リングの断面を中空断面とし、この中空断面の
内部に温風を循環させるものである。
【0010】
【作用】この発明においては温風により、主反射鏡又は
反射鏡の周囲を加温する。
【0011】
【実施例】実施例1.図1(a)はこの発明の一実施例
を示す正面図、図1(b)は側面図、図2(a)は部分
拡大図であり、図において1〜6、8〜11は図5、図
6に示した従来装置とまったく同じものである。12は
主反射鏡1の周囲を補剛する矩形閉断面で中空の外周リ
ング、13は白金測温抵抗体やサーモスタットなどの温
度測定手段、14は外周リング12の内部に装着した電
熱線で、例えばシリコンゴムで絶縁被覆したニクロム線
で構成されている。15は外周リング12の内部に装着
した送風機で外周リング12内を空気が循環できるよう
にしてある。16は温度測定手段の出力により電熱線1
4に与える電力量を調整する制御部である。
【0012】上記のように構成されたオフセットアンテ
ナにおいて、受信波・送信波の挙動は従来装置と全く同
様である。降雪の際、すでに説明したとおり着雪状態は
主反射鏡1の下部への着雪が顕著であって、特に周辺
部、ここでは外周リング12を核として着雪が成長する
傾向にあるが、外周リング12は送風機15で循環する
温風と電熱線14で温められ昇温しているから、この核
となった雪はすぐ融け、落下するため着雪は直接主反射
鏡1に付着するものに限られる。また直接主反射鏡1下
部に付着した雪が自重で下方へ移動したり、滑落する場
合も移動する方向に熱源があるため雪の移動が促進され
る。温風の循環により外周リング12を効率よく加温で
きるので、急激な降雪あるいは雪の移動による放熱量急
増に対する温度変化等の影響も少ない。
【0013】すなわち、主反射鏡1の外縁を加温するこ
とにより、効果的に着雪の防止・低減を図ることができ
るが、その消費電力は主反射鏡1全体を加温するのに比
べはるかに少ないし、難着雪塗料のように定期保守を必
要とするものでもないので、効果対費用が特に優れてい
る。
【0014】なお、上記実施例では外周リング12が主
反射鏡1と別部品である場合について説明したが、図2
(b)に示すように主反射鏡1の外縁形状としてプレス
などでカーリングなど一体成形されたものであってもよ
く、シリコーンシーランド等のシール剤17を塗布して
温風が流出しないよう実効的に外周リング12の一部を
閉断面とすれば同様の効果があることは言うまでもない
し、電熱線14がポリエチレン・カーボンブラック複合
系の電熱線など抵抗値が温度に関して負の特性を持つ自
己制御ヒーターである場合は温度測定手段13、制御部
16が簡素あるいは不要になることも言うまでもない。
また電熱線の種類・材質を問うものでないこと、シール
剤17もチオコール系シーラント等、種類・材質を問う
ものでないことも言うまでもない。
【0015】実施例2.図3(a)はこの発明の他の実
施例を示す正面図、図3(b)はその側面図、図4
(a)は部分拡大図であり、図において1a、3〜6、
8〜11は図7、図8に示した従来装置とまったく同じ
ものである。12は反射鏡1aの周囲を補剛する外周リ
ングで、反射鏡1aの外縁形状としてプレスでカーリン
グ加工した準円形閉断面で中空の外周リング、13は白
金測温抵抗体やサーモスタットなどの温度測定手段、1
4は外周リング12の内部に装着した電熱線で、例えば
シリコンゴムで絶縁被覆したニクロム線で構成されてい
る。15は外周リング12の内部に装着した送風機で外
周リング12内を空気が循環できるようにしてある。1
6は温度測定手段の出力により電熱線14に与える電力
量を調整する制御部である。
【0016】上記のように構成されたオフセットアンテ
ナにおいて、受信波・送信波の挙動は従来装置と全く同
様である。降雪の際、すでに説明したとおり着雪状態は
反射鏡1aの下部への着雪が顕著であって、特に周辺部
つまり外周リング12を核として着雪が成長する傾向に
あるが、外周リング12は送風機15で循環する温風と
電熱線14で温められ昇温しているから、この核となっ
た雪はすぐ融け、落下するため着雪は直接反射鏡1aに
付着するものに限られる。また直接反射鏡1a下部に付
着した雪が自重で下方へ移動したり、滑落する場合も移
動する方向に熱源があるため雪の移動が促進される。温
風の循環により外周リング12を効率よく加温できるの
で、急激な降雪あるいは雪の移動による放熱量急増に対
する温度変化等の影響も少ない。
【0017】すなわち、反射鏡1aの外縁を加温するこ
とにより、効果的に着雪の防止・低減を図ることができ
るが、その消費電力は反射鏡1a全体を加温するのに比
べはるかに少ないし、難着雪塗料のように定期保守を必
要とするものでもないので、効果対費用が特に優れてい
る。
【0018】なお、上記実施例では外周リング12が反
射鏡1aの外縁形状としてプレスなどで一体成形された
ものである場合について説明したが、図4(b)に示す
ように反射鏡1aと別部品であっても同様の効果がある
ことは言うまでもないし、電熱線14がポリエチレン・
カーボンブラック複合系の電熱線など抵抗値が温度に関
して負の特性を持つ自己制御ヒーターである場合は温度
測定手段13、制御部16が簡素あるいは不要になるこ
とも言うまでもない。
【0019】また、電熱線の種類・材質を問うものでな
いこと、シール剤17もチオコール系シーラント等、種
類・材質を問うものでないことも言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、オフセ
ットアンテナの主反射鏡又は反射鏡の周囲を補剛する外
周リングの一部を中空断面とし、この中空閉断面の内部
に電熱線を装着し温風を循環させるという簡単な構造に
より着雪を防止・低減し、通信回線稼動率の高いオフセ
ットアンテナを安価に実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すオフセットアンテナ
の構成図。
【図2】この発明の一実施例を示す部分拡大図。
【図3】この発明の他の実施例を示すオフセットアンテ
ナの構成図。
【図4】この発明の他の実施例を示す部分拡大図。
【図5】従来のオフセットアンテナを示す構成図。
【図6】着雪の状態を示す図。
【図7】従来の他のオフセットアンテナを示す構成図。
【図8】他のオフセットアンテナの着雪の状態を示す
図。
【符号の説明】
1 主反射鏡 1a 反射鏡 2 副反射鏡 3 一次放射器 4 フレーム 5 ステイ 6 伝送路 7 外周リング 8 骨組 9 AZ調整機構 10 EL調整機構 11 架台 12 外周リング 13 温度測定手段 14 電熱線 15 送風機 16 制御部 17 シール剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転放物面を平面で切断して得られる反
    射鏡と、一次放射器と、上記反射鏡の周囲を補剛する外
    周リングとを備えたオフセットアンテナにおいて、上記
    外周リングの断面の一部を中空断面とし、この中空閉断
    面の内部に温風を循環させたことを特徴とするオフセッ
    トアンテナ。
JP554292A 1992-01-16 1992-01-16 オフセットアンテナ Pending JPH05191138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP554292A JPH05191138A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 オフセットアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP554292A JPH05191138A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 オフセットアンテナ

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JPH05191138A true JPH05191138A (ja) 1993-07-30

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ID=11614083

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JP554292A Pending JPH05191138A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 オフセットアンテナ

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JP (1) JPH05191138A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08125416A (ja) * 1994-10-20 1996-05-17 Mitsubishi Electric Corp 融雪装置付オフセットアンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08125416A (ja) * 1994-10-20 1996-05-17 Mitsubishi Electric Corp 融雪装置付オフセットアンテナ

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