JP2680362B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2680362B2 JP19452688A JP19452688A JP2680362B2 JP 2680362 B2 JP2680362 B2 JP 2680362B2 JP 19452688 A JP19452688 A JP 19452688A JP 19452688 A JP19452688 A JP 19452688A JP 2680362 B2 JP2680362 B2 JP 2680362B2
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正 松本
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伊嗣 武石
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は降雪地域において使用する通信用のアンテナ
装置に係り、特に積雪を融解し、信号の減衰を防止した
アンテナ装置に関する。
(従来の技術) 通信衛星,放送衛星の普及により多くの地球局アンテ
ナが配置され、送受信が行われている。これに使用され
るアンテナは利得が大きく、効率の良いパラボラアンテ
ナやカセグレンアンテナが用いられており、その寸法
は、1m〜10mのオーダーまで広く分布している。
このようなアンテナが北海道のような寒冷地帯で使用
する場合に積雪によるアンテナビームのずれによる信号
の減衰を回避するために雪の除去が必須である。このた
め、第9図に示す大形衛星アンテナ1などでは、主反射
鏡2の裏面に融雪ヒータを配置し、着雪を除去してい
た。この融雪ヒータは主反射鏡を介して雪を融かす構造
としている。
(発明が解決しようとする問題) しかし、このような融雪ヒータは、主反射鏡2の裏面
より加熱するので熱効率が悪く、数百KWの電源を新しく
設置する必要があり、地球局設備費を上げさせるだけで
なく、冬期間の運用経費を増大させる結果となってい
る。
さらに小形の放送衛星用アンテナ等では、融雪ヒータ
の対策は特になく、積雪によりアンテナビームがずれる
と、受信C/Nを劣化させ、不稼動率を増大させる結果と
なる。これは大形アンテナのような融雪ヒータを主反射
鏡の背面に配置すると高価となるために、対策が施され
ていないものと予想される。
本発明はこれらの欠点を解決するもので、主反射鏡表
面に信号に減衰を与えない程度の発熱体を装着し、融雪
するアンテナ装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明では、主反射鏡表面上に、熱伝導率の低い第1
の層を設け、この第1の層上に発熱体、この発熱体上に
摩擦係数の小さな第2の層を設け、さらに、ホーン表面
上にも発熱体,摩擦係数の小さな層を順次配置するもの
である。
(作用) 発熱体によって主反射鏡面及びホーンの積雪が融雪さ
れると摩擦係数の小さな第2の層によって積雪された雪
は反射鏡面及びホーンを滑り落ち、積雪による信号の減
衰を防止できるものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例については、第1図乃至第7
図を参照して説明する。
第1図は放送衛星受信用のオフセットパラボラアンテ
ナの例を示しており、信号4は主反射鏡5で反射し、焦
点に置かれた受信用ホーン6で受信される。この主反射
鏡5の主として下部表面には発熱体7を有する融雪部材
が設けられる。
この融雪部材は第3図に示す如く、主反射鏡5上全面
に熱伝導性が低く、絶縁性を有した高分子材料、例えば
ポリカーボナイト等の薄膜の第1の層13を塗布し、その
上に0.1〜0.3mmの細いニクロム線14をジグザグに配置し
て発熱体7とし、さらにその上に摩擦係数の小さな特性
を有する第2の層15を塗布して構成されている。このよ
うな構造となっているため、ニクロム線14に電流が流れ
ると、熱が発生し、第1の層13により主反射鏡面5への
熱伝導は妨げられ、摩擦係数の小さな第2の層15上の雪
16が溶解する。この第2の層15と雪16の接触面17が熱に
より溶解し、水分となると摩擦係数の小さな第2の層15
上をすべりやすくなり雪は落下する。第1,第2の層13,1
5の厚さは、0.1〜0.2mmとし、信号4の波長に比べて十
分小さな値を選ぶことで、利得等への影響はほとんど無
くすことができる。また、第1図のようなオフセット形
パラボラアンテナでは下部に積雪量が多くなる傾向があ
るので、ニクロム線14の間隔は均一ではなく、第4図に
示すように下部ほど間隔が小さくなるように配置する。
第4図ではニクロム線14は横方向にジグザグに配置され
ているが、縦方向にジグザグに配置する方法も考えられ
る。
第4図は融雪部材の他の実施例を示しており、熱伝導
率の低い、絶縁性を有した高分子材料等の第1の層13の
上に網目状発熱体18、第2の層15を順次装着した構造と
なっている。この網目状発熱体18は、カーボンブラック
の粉末をポリエステル等の高分子材料に混入し、糸状に
した発熱繊維19と摩擦係数が小さな糸状高分子材料20を
第5図のように布状に織ったものである。発熱織19に混
入する粉末としてカーボンブラックの他に銀粉等の導電
性の良い物質を適当な量混入することによって信号減衰
を最小にすることが可能となる。このような構造になっ
ているため、発熱繊維19に電流を流すと網目状発熱体18
の温度が上昇し、熱伝導率の低い第1の層13に妨げら
れ、主反射鏡面5への熱の伝導は最小となり、雪16を効
率良く融解し、接触面17が溶けると摩擦係数の小さな糸
状高分子材料20の上をすべり落ち、アンテナ面上の雪を
除去出来、反射鏡5の面精度を保持することができる。
第6図も融雪部材の他の実施例を示すもので、熱伝導
性の低い高分子材料等の第1の層13の上にカーボンブラ
ックの粉末と接着剤を混ぜたものを塗布または吹きつけ
ることにより、面発熱体21を装着し、両端に電極を封入
する。この上に高電気絶縁性高分子材料等の薄膜22を塗
布または吹きつけ、その上に銀の粉末等から成る良導体
層23を塗布または吹き付け、電波の減衰を最小におさえ
る働きをさせる。この上に摩擦係数の小さな高分子材料
から成る第2の層24を塗布または吹き付け、雪のすべり
を良好にする。
第7図は第6図の面発熱体21の電極の接続法を示して
おり、雪の積り方の大小により発熱体の温度を変化させ
るようにするため発熱体を4分割し、それぞれの電極対
25−25′,26−26′,27−27′,28−28′に異なった電圧
を加えることにより効果的に融解させることが可能であ
る。この第6図では各層を塗布するのでその製作を容易
に行なうことができる。
第8図は送受信用給電ホーン部6の融雪部材8の詳細
構造を示しており、ホーン部6の表面をおおった電気絶
縁性塗料29の上にカーボンブラックと高分子材料にて構
成される面発熱体30を厚く塗布または吹き付け、その表
面に摩擦係数の小さな特性を有する部材から成る層31を
塗布または吹き付けた構成となっている。この面発熱体
30に電流を流すことにより、ホーンの周辺の雪を融解す
ると共に、ホーンの開口部分に設けたカバー用誘電体32
も温ため、これに付着した雪を融解する。このカバー用
融電体32の取付角度を図のように雪の附着しにくい角度
とすることにより、誘電体32への雪の附着による信号の
減衰を最小としている。
このような構成となっているため、送受信用給電ホー
ン部6にも雪が附着しにくく、もし附着しても面発熱体
30で温められて融解し、すべり落ち、信号の減衰は回避
出来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、アンテナの主反射鏡及びホーン
の表面に発熱体,摩擦係数の小さな第2の層を順次配置
したので、発熱体の熱は効率良く、第2の層に与えら
れ、雪の融解に利用出来る。また、反射鏡及びホーンの
最上表面は摩擦係数の小さな層で形成されるため、雪は
滑り落ちやすくなっており、す早く雪を除去出来、不稼
働時間を短く出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるアンテナ装置の一実施例を示す正
面図、第2図は第1図のA−A線で裁断して示す断面
図、第3図は第1図の発熱体の配置を示す図、第4図は
本発明の他の実施例を示す断面図、第5図は、第4図の
発熱体を示す平面図、第6図は本発明の他の実施例を示
す断面図、第7図は第6図の発熱体の配置を示す平面
図、第8図は第1図のホーン部の断面を示す断面図、第
9図は従来のアンテナ装置を示す正面図である。 5……主反射鏡、8……ホーン、13……第1の層、14,1
8,21,30……発熱体、15……第2の層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 初田 健 北海道札幌市中央区南十一条西21丁目4 ―1―103 (72)発明者 松本 正 北海道札幌市東区北二十六条東4丁目2 ―15 (72)発明者 石川 誠豪 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 武石 伊嗣 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (56)参考文献 実開 昭60−40104(JP,U) 実開 昭63−41910(JP,U) 実開 昭63−72909(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主反射鏡に対向してホーンが設けられるア
    ンテナ装置において、前記主反射鏡表面上に熱伝導率の
    低い第1の層,発熱体,摩擦係数の小さな部材の第2の
    層を順次配置し、前記ホーン表面上に発熱体,摩擦係数
    の小さな層を順次配置したことを特徴とするアンテナ装
    置。
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