JPH05190788A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH05190788A
JPH05190788A JP4021772A JP2177292A JPH05190788A JP H05190788 A JPH05190788 A JP H05190788A JP 4021772 A JP4021772 A JP 4021772A JP 2177292 A JP2177292 A JP 2177292A JP H05190788 A JPH05190788 A JP H05190788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rom
memory
address
eeprom
coupled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4021772A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouta Hamamoto
両太 浜本
Koji Shinoda
孝司 篠田
Hiroshi Kawamoto
洋 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4021772A priority Critical patent/JPH05190788A/ja
Publication of JPH05190788A publication Critical patent/JPH05190788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的低価格のマスクROMを基本構成とし
しかもパッケージ封入後も書き換え可能なROMを実現
する。これにより、ユーザから見たROMの使い勝手を
改善し、ROMを含むシステムの開発期間を短縮する。 【構成】 マスクROM(MROM)を基本構成とする
ROMに、パッケージ封入後も外部からそのアドレスを
マスクROMと部分的に置き換えかつ書き換え可能なE
EPROMを設けるとともに、このEEPROMを用い
てマスクROMのハードウエアエラーを救済する。これ
により、パッケージ封入後に発見されるプログラム等の
ソフトウエアエラーを修正できるため、ユーザから見た
ROMの使い勝手を改善し、ROMを含むシステムの開
発期間を短縮できるとともに、ROMの製品歩留まりを
高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、例えば、マスクROM(Read Only Me
mory:読み出し専用メモリ)を基本構成とするRO
Mに利用して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製造時においてメモリアレイを構成する
MOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジス
タ。この明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの総称とする)等の一部又はその
配線を選択的に形成することにより記憶データの実質的
な書き込みを行いかつ書き換え不能な比較的低価格のマ
スクROMがある。また、紫外線を照射することにより
記憶データの消去・書き換え可能なEPROM(UV
Erasable and Programmable
ROM)があり、さらに電気的に記憶データの消去・
書き換え可能なEEPROM(Electricall
y Erasable and Programmab
le ROM)がある。
【0003】マスクROMについては、例えば、199
1年5月、株式会社日立製作所発行の『ヒタチ IC
メモリ No.1(Hitachi IC Memor
yNo.1)』第759頁等に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メモリの微細化・大容
量化が進む中、本願発明者等は、この発明に先立って、
マスクROMに小容量のEPROMを追加しハードウエ
ア欠陥を救済することで製品歩留まりの向上を図った図
5のようなROMを考えた。
【0005】図5のROMにおいて、追加されるEPR
OMは、例えばウエハ状態でのプローブテストの結果を
もとに選択的に有効とされ、ワード線単位でマスクRO
Mの欠陥部分と置き換えられる。ところが、このROM
には、パッケージ封入後、紫外線を照射するための開口
部が設けられず、電気的にパッケージの外部からアクセ
スする手段も用意されない。このため、マスクROMの
ハードウエアエラーを救済してROMとしての製品歩留
まりを高めることはできるが、パッケージ封入後に発見
されたプログラム等のソフトウエアエラーを救済するこ
とは不可能とされる。このことは、ユーザから見たマス
クROMの使い勝手を悪くし、そのシステム開発期間を
不本意に長くする結果となる。
【0006】この発明の目的は、比較的低価格のマスク
ROMを基本構成とししかもパッケージ封入後も書き換
え可能なROMを提供することにある。この発明の他の
目的は、ユーザから見たROMの使い勝手を改善し、R
OMを含むシステムの開発期間を短縮することにある。
【0007】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、マスクROMを基本構成とす
るROMに、パッケージ封入後も外部からそのアドレス
をマスクROMと部分的に置き換えかつ書き換え可能な
EPROM又はEEPROMを設けるとともに、これら
のEPROM又はEEPROMを、マスクROMの欠陥
救済に利用する。
【0009】
【作用】上記手段によれば、パッケージ封入後に発見さ
れるプログラム等のソフトウエアエラーを修正できるた
め、ユーザから見たROMの使い勝手を改善し、ROM
を含むシステムの開発期間を短縮できるとともに、マス
クROMのハードウエアエラーを救済し、ROMの製品
歩留まりを高めることができる。
【0010】
【実施例】図1には、この発明が適用されたROMの一
実施例のブロック図が示されている。同図により、まず
この実施例のROMの構成と動作の概要ならびにその特
徴について説明する。なお、図1の各ブロックを構成す
る回路素子は、特に制限されないが、公知のCMOS
(相補型MOS)集積回路の製造技術により、単結晶シ
リコンのような1個の半導体基板上に形成される。
【0011】図1において、この実施例のROMは、メ
モリアレイARYMを中心とするマスクROM(第1の
メモリ)と、メモリアレイARYEを中心とするEEP
ROM(第2のメモリ)とを備える。このうち、マスク
ROMを構成するメモリアレイARYMは、同図の垂直
方向に平行して配置される複数のワード線と水平方向に
平行して配置される複数のビット線ならびにこれらのワ
ード線及びビット線の交点に格子状に配置される多数の
メモリセルとを含む。これらのメモリセルのそれぞれ
は、MOSFETからなり、例えばそのコンタクト等の
一部又はその対応する配線がフォトマスクの部分変更に
より選択的に形成されることで、所定の記憶データを保
持する。一方、EEPROMを構成するメモリアレイA
RYEは、特に制限されないが、同図の垂直方向に平行
して配置される4本のワード線と水平方向に平行して配
置される複数のビット線ならびにこれらのワード線及び
ビット線の交点に格子状に配置される複数のメモリセル
とを含む。これらのメモリセルは、例えばMNOS(M
etal Nitride Oxide Semico
nductor)からなり、対応するワード線つまりは
そのゲートに所定の高電圧が選択的に印加されることに
よって選択的にデプレッション又はエンハンスドモード
とされることで、所定の記憶データを保持する。
【0012】なお、EEPROMを構成するメモリアレ
イARYEは、内部制御信号ERSがハイレベルとされ
ることですべてのメモリセルの記憶データを一斉に消去
する機能を備える。この内部制御信号ERAは、特に制
限されないが、チップ選択信号CSBとライトイネーブ
ル信号WEBならびに出力イネーブル信号OEBがとも
にロウレベルとされることで選択的にハイレベルとされ
る。
【0013】メモリアレイARYMを構成するワード線
は、マスクROM用ワード線駆動回路WDMに結合さ
れ、択一的に選択状態とされる。ワード線駆動回路WD
Mは、メモリアレイARYMの各ワード線に対応して設
けられる複数の単位ワード線駆動回路を含む。これらの
単位ワード線駆動回路には、マスクROM用Xアドレス
デコーダXDMから対応するワード線選択信号がそれぞ
れ供給される。XアドレスデコーダXDMには、Xアド
レスバッファXBからi+1ビットの内部アドレス信号
X0〜Xiが供給され、XアドレスバッファXBには、
外部端子AX0〜AXiを介してXアドレス信号AX0
〜AXiが供給される。
【0014】XアドレスバッファXBは、外部端子AX
0〜AXiを介して供給されるXアドレス信号AX0〜
AXiを図示されない内部制御信号に従って取り込み、
保持するとともに、これらのXアドレス信号をもとに内
部アドレス信号X0〜Xiを形成し、Xアドレスデコー
ダXDMに供給する。XアドレスデコーダXDMは、図
示されない内部制御信号に従って選択的に動作状態とさ
れ、内部アドレス信号X0〜Xiをデコードして、上記
ワード線選択信号を択一的に形成し、ワード線駆動回路
WDMに供給する。ワード線駆動回路WDMの各単位ワ
ード線駆動回路は、対応するワード線選択信号のハイレ
ベルを受けて、メモリアレイARYMの対応するワード
線を択一的にハイレベルの選択状態とする。なお、Xア
ドレスバッファXBにより形成される内部アドレス信号
X0〜Xiは、後述する予備アドレスメモリAR及びア
ドレス比較回路ACにも供給される。
【0015】一方、メモリアレイARYMを構成するビ
ット線は、マスクROM用YスイッチYSMに結合さ
れ、さらにこのYスイッチYSMを介して共通データ線
CDM0〜CDM7に選択的に接続される。Yスイッチ
YSMは、メモリアレイARYMの各ビット線に対応し
て設けられる複数のスイッチMOSFETを含む。これ
らのスイッチMOSFETのゲートは8組ずつ共通結合
され、マスクROM用YアドレスデコーダYDMから対
応するビット線選択信号が供給される。Yアドレスデコ
ーダYDMには、YアドレスバッファYBからj+1ビ
ットの内部アドレス信号Y0〜Yjが供給され、Yアド
レスバッファYBには、外部端子AY0〜AYjを介し
てYアドレス信号AY0〜AYjが供給される。
【0016】YアドレスバッファYBは、外部端子AY
0〜AYjを介して供給されるYアドレス信号AY0〜
AYjを図示されない内部制御信号に従って取り込み、
保持するとともに、これらのYアドレス信号をもとに内
部アドレス信号Y0〜Yjを形成し、Yアドレスデコー
ダYDMに供給する。YアドレスデコーダYDMは、図
示されない内部制御信号に従って選択的に動作状態とさ
れ、内部アドレス信号Y0〜Yjをデコードして、上記
ビット線選択信号を択一的に形成し、YスイッチYSM
に供給する。YスイッチYSMの各スイッチMOSFE
Tは、対応するビット線選択信号のハイレベルを受けて
8個ずつ同時にオン状態となり、メモリアレイARYM
の対応する8本のビット線と共通データ線CDM0〜C
DM7とを選択的に接続状態とする。なお、Yアドレス
バッファYBにより形成される内部アドレス信号Y0〜
Yjは、後述するEEPROM用YアドレスデコーダY
DEにも供給される。また、上位2ビットの内部アドレ
ス信号Y0及びY1は、後述する予備アドレスメモリA
Rにも供給される。
【0017】次に、メモリアレイARYEを構成する4
本のワード線は、EEPROM用ワード線駆動回路WD
Eに結合され、択一的に選択状態とされる。ワード線駆
動回路WDEは、メモリアレイARYEの各ワード線に
対応して設けられる4個の単位ワード線駆動回路を含
む。これらの単位ワード線駆動回路には、アドレス比較
回路ACから対応するワード線選択信号がそれぞれ供給
される。アドレス比較回路ACは、メモリアレイARY
Eの各ワード線に対応して設けられる4個の単位比較回
路を含む。これらの単位比較回路には、Xアドレスバッ
ファXBから内部アドレス信号X0〜Xiが共通に供給
され、予備アドレスメモリARからi+1ビットからな
る予備ワード線アドレスがそれぞれ供給される。予備ア
ドレスメモリARは、アドレス比較回路ACの各単位比
較回路に対応して設けられる4個の単位予備アドレスメ
モリを含む。予備アドレスメモリARには、タイミング
発生回路TGから内部制御信号AREが供給されるとと
もに、XアドレスバッファXBから内部アドレス信号X
0〜Xiが供給され、YアドレスバッファYBから2ビ
ットの内部アドレス信号Y0及びY1が供給される。な
お、内部制御信号AREは、チップ選択信号CSB及び
予備アドレスメモリイネーブル信号AREBがともにロ
ウレベルとされることで選択的にハイレベルとされる。
【0018】予備アドレスメモリARの各単位予備アド
レスメモリは、例えばヒューズからなるi+1個の記憶
手段をそれぞれ含む。これらのヒューズは、内部制御信
号AREがハイレベルとされるとき、対応する内部アド
レス信号X0〜Xiに従って選択的に切断され、メモリ
アレイARYEの対応するワード線に割り当てられたア
ドレスを記憶して、予備ワード線アドレスとしてアドレ
ス比較回路ACの対応する単位比較回路に供給する。ア
ドレス比較回路ACの各単位比較回路は、予備アドレス
メモリARの各単位予備アドレスメモリから供給される
予備ワード線アドレスと内部アドレス信号X0〜Xiを
ビットごとに比較照合し、これらのアドレスが全ビット
一致するとき、その出力信号すなわちワード線選択信号
を選択的にハイレベルとする。ワード線駆動回路WDE
の各単位ワード線駆動回路は、対応するワード線選択信
号のハイレベルを受けて、メモリアレイARYEの対応
するワード線を択一的にハイレベルの選択状態とする。
【0019】なお、この実施例において、アドレス比較
回路ACは、予備アドレスメモリARから供給される予
備ワード線アドレスと内部アドレス信号X0〜Xiとが
全ビット一致してワード線選択信号のいずれかがハイレ
ベルとされるとき、内部制御信号ADMを選択的にハイ
レベルとする。この内部制御信号ADMは、リードアン
プRA及びメインアンプMAに供給されこれらのリード
アンプ及びメインアンプを相補的に動作状態するととも
に、タイミング発生回路TGに供給され、マスクROM
及びEEPROMを相補的に動作状態とするために供さ
れる。
【0020】一方、メモリアレイARYEを構成するビ
ット線は、EEPROM用YスイッチYSEに結合さ
れ、さらにこのYスイッチYSEを介して共通データ線
CDE0〜CDE7に選択的に接続される。Yスイッチ
YSEは、メモリアレイARYEの各ビット線に対応し
て設けられる複数のスイッチMOSFETを含む。これ
らのスイッチMOSFETのゲートは8組ずつ共通結合
され、EEPROM用YアドレスデコーダYDEから対
応するビット線選択信号が供給される。Yアドレスデコ
ーダYDEには、前記YアドレスバッファYBからj+
1ビットの内部アドレス信号Y0〜Yjが供給される。
【0021】YアドレスデコーダYDEは、図示されな
い内部制御信号に従って選択的に動作状態とされ、内部
アドレス信号Y0〜Yjをデコードして、上記ビット線
選択信号を択一的に形成し、YスイッチYSEに供給す
る。YスイッチYSEの各スイッチMOSFETは、対
応するビット線選択信号のハイレベルを受けて8個ずつ
同時にオン状態となり、メモリアレイARYEの対応す
る8本のビット線と共通データ線CDE0〜CDE7と
を選択的に接続状態とする。
【0022】マスクROMのメモリアレイARYMを構
成するビット線が8組ずつ選択的に接続状態とされる共
通データ線CDM0〜CDM7は、リードアンプRAの
対応する単位リードアンプの入力端子に結合される。リ
ードアンプRAは、共通データ線CDM0〜CDM7に
対応して設けられる8個の単位リードアンプを含む。こ
れらの単位リードアンプの入力端子は、対応する共通デ
ータ線CDM0〜CDM7に結合され、その出力端子
は、データ入出力回路IOの対応する単位回路に結合さ
れる。リードアンプRAの各単位リードアンプは、マス
クROMが読み出しモードで動作状態とされかつ内部制
御信号ADMがロウレベルとされるとき、選択的に動作
状態とされる。この動作状態において、リードアンプR
Aの各単位リードアンプは、メモリアレイARYMの選
択された8個のMOSFETから共通データ線CDM0
〜CDM7を介して出力される読み出し信号を増幅し
て、データ入出力回路IOの対応する単位回路に伝達す
る。
【0023】一方、EEPROMのメモリアレイARY
Eを構成するビット線が8本ずつ選択的に接続される共
通データ線CDE0〜CDE7は、メインアンプMAの
対応する単位リードアンプの入力端子に結合され、さら
に対応する単位ライトアンプの出力端子に結合される。
メインアンプMAは、共通データ線CDE0〜CDE7
に対応して設けられる8個の単位リードアンプ及び単位
ライトアンプを含む。このうち、各単位リードアンプの
入力端子は、対応する共通データ線CDE0〜CDE7
に結合され、その出力端子は、データ入出力回路IOの
対応する単位回路に結合される。メインアンプMAの各
単位ライトアンプの入力端子は、データ入出力回路IO
の対応する単位回路に結合され、その出力端子は、対応
する共通データ線CDE0〜CDE7に結合される。メ
インアンプMAの各単位リードアンプ及び単位ライトア
ンプには、タイミング発生回路TGから内部制御信号W
Eが共通に供給される。この内部制御信号WEは、出力
イネーブル信号OEBがハイレベルとされかつチップイ
ネーブル信号CEB及びライトイネーブル信号WEBが
ともにロウレベルとされるとき選択的にハイレベルとさ
れる。
【0024】メインアンプMAの各単位リードアンプ
は、EEPROMが読み出しモードで動作状態とされて
内部制御信号WEがロウレベルとされかつ内部制御信号
ADMがハイレベルとされることで、選択的に動作状態
とされる。この動作状態において、各単位リードアンプ
は、メモリアレイARYEの選択された8個のMOSF
ETから共通データ線CDE0〜CDE7を介して出力
される読み出し信号を増幅して、データ入出力回路IO
の対応する単位回路に伝達する。メインアンプMAの各
単位ライトアンプは、EEPROMが書き込みモードで
動作状態とされて内部制御信号WEがハイレベルとされ
かつ内部制御信号ADMがハイレベルとされるとき、選
択的に動作状態とされる。この動作状態において、各単
位ライトアンプは、データ入出力回路IOの対応する単
位回路から伝達される書き込みデータを所定の書き込み
信号とし、対応する共通データ線CDE0〜CDE7を
介してメモリアレイARYEの選択された8個のメモリ
セルに書き込む。
【0025】データ入出力回路IOは、データ入出力端
子IO0〜IO7に対応して設けられる8個の単位回路
を備え、これらの単位回路のそれぞれは、データ入力バ
ッファ及びデータ出力バッファを含む。このうち、各デ
ータ入力バッファの入力端子は、対応するデータ入出力
端子IO0〜IO7に結合され、その出力端子は、メイ
ンアンプMAの対応する単位ライトアンプの入力端子に
結合される。また、各データ出力バッファの入力端子
は、リードアンプRA及びメインアンプMAの対応する
単位リードアンプの出力端子にそれぞれ共通結合され、
その出力端子は、対応するデータ入出力端子IO0〜I
O7に結合される。
【0026】データ入出力回路IOの各データ入力バッ
ファは、EEPROMが書き込みモードで動作状態とさ
れるとき、データ入出力端子IO0〜IO7を介して供
給される書き込みデータを取り込み、保持するととも
に、メインアンプMAの対応する単位ライトアンプに伝
達する。データ入出力回路IOの各データ出力バッファ
は、マスクROM又はEEPROMが読み出しモードで
選択状態とされるとき、メインアンプMAの対応する単
位リードアンプによって増幅された読み出し信号をさら
に増幅して、データ入出力端子IO0〜IO7から送出
する。
【0027】タイミング発生回路TGは、外部から起動
制御信号として供給されるチップ選択信号CSB,ライ
トイネーブル信号WEB,出力イネーブル信号OEB及
び予備アドレスメモリイネーブル信号AREBをもとに
上記各種の内部制御信号を選択的に形成し、ROMの各
部に供給する。
【0028】図2には、図1のROMの構成概念図が示
されている。同図により、この実施例のROMに含まれ
るマスクROM及びEEPROMの用途ならびにその特
徴について説明する。
【0029】図2において、この実施例のROMは、前
述のように、メモリセルとなるMOSFETの一部又は
その配線が選択的に形成されることで所定の記憶データ
を保持する書き換え不能なマスクROMと、そのメモリ
セルがMNOSからなりそのゲートに所定の高電圧が印
加されることにより選択的にデプレッション又はエンハ
ンスドモードとされることで所定の記憶データを保持す
る消去・書き換え可能なEEPROMとを含む。このう
ち、マスクROMは、その構成上ビットあたりの価格が
比較的安価なものとされしかも比較的大きな記憶容量を
有するが、EEPROMは、ビットあたりの価格が比較
的高くつくため、4ワード線分の記憶容量しか用意され
ない。
【0030】この実施例において、マスクROMには、
ユーザがシステムに対応して作成した大量のデータ及び
プログラム等が格納される。一方、EEPROMは、そ
の一部が、ウエハ状態でのプローブテストにより検出さ
れたマスクROMの欠陥部分とワード線単位で置き換え
られ、いわゆるハードウエアエラー救済に供される。ま
た、その他の一部は、ROMのパッケージ封入後におい
て、そのアドレスがマスクROMとワード線単位で置き
換えられ、ユーザのプログラムミスや書き込みミス等の
ソフトウエアエラー修正に供される。
【0031】EEPROMは、ハードウエアエラー救済
が行われるとき、ボンディングパッドを介してアクセス
され、ソフトウエアエラー修正が行われるとき、パッケ
ージの外部端子を介してアクセスされる。これらの結
果、この実施例では、マスクROMのハードウエア欠陥
部分をEEPROMを用いて救済しその製品歩留まりを
高めることができるとともに、パッケージ封入後に発見
されるデータ及びプログラム等のソフトウエア欠陥部分
をEEPROMを用いて修正することができる。その結
果、ユーザから見たROMの使い勝手を改善し、ROM
を含むシステムの開発期間を短縮することができるもの
となる。
【0032】以上の本実施例に示されるように、この発
明をマスクROMを基本として構成されるROM等の半
導体記憶装置に適用することで、次のような作用効果が
得られる。すなわち、 (1)マスクROMを基本構成とするROMに、パッケ
ージ封入後も外部からそのアドレスをマスクROMと部
分的に置き換えかつ書き換え可能なEEPROMを設け
ることで、パッケージ封入後に発見されるプログラム等
のソフトウエアエラーを容易に修正できるという効果が
得られる。 (2)上記(1)項により、ユーザから見たROMの使
い勝手を改善し、ROMを含むシステムの開発期間を短
縮できるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項において、EEPRO
Mを用いてマスクROMのハードウエアエラーを救済す
ることで、あわせてROMの製品歩留まりを高めること
ができるという効果が得られる。
【0033】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、EEPROMに設けられるワード線
の数は、任意に設定できる。また、マスクROM及びE
EPROMは、Yアドレスデコーダ等の共通部を共有す
ることができる。マスクROMは、そのメモリセルがM
OSFETにより構成されることを必須条件としない、
EEPROMは、そのメモリセルがMNOSにより構成
されることを必須条件としない。マスクROMに追加し
て設けられるEEPROMは、図3及び図4に示される
ような変形例を採ることができる。すなわち、図3で
は、EEPROMがEPROMに置き換えられ、前記E
EPROMと同様にハードウエアエラーの救済ならびに
ソフトウエアエラーの修正に供される。このとき、RO
Mのパッケージには、封入後のEPROMに消去・書き
換え用の紫外線を照射するための開口部が必要となる。
一方、図4では、ハードウエアエラー救済に供される部
分がEPROM(第3のメモリ)に置き換えられ、ソフ
トウエアエラー修正に供される部分はそのままEEPR
OMによって構成される。このとき、EPROM及びE
EPROMは、共通のプロセスによって形成されること
が望ましい。図1のEEPROMは、例えばフラッシュ
ROMやヒューズROMに置き換えることができる。ま
た、図2〜図4のマスクROMならびに追加されるEE
PROM及びEPROMの用途は、これらの実施例によ
る制約を受けない。さらに、ROMは、×8ビット以外
のビット構成を採りうるし、そのブロック構成や起動制
御信号等の組み合わせ及び名称は、種々の実施形態を採
りうる。
【0034】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるマス
クROMを基本構成とするROMに適用した場合につい
て説明したが、それに限定されるものではなく、例え
ば、ヒューズROMを基本構成とするROMやこのよう
なROMを含むPLD(Programmable L
ogic Device)等の論理集積回路装置にも適
用できる。この発明は、少なくとも書き換え不能なRO
Mを基本構成とする半導体記憶装置ならびにこのような
半導体記憶装置を含む半導体装置に広く適用できる。
【0035】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、マスクROMを基本構成と
するROMに、パッケージ封入後においても外部からそ
のアドレスをマスクROMと部分的に置き換えかつ書き
換え可能なEPROM又はEEPROMを設けるととも
に、これらのEPROM又はEEPROMを、マスクR
OMの欠陥救済にも利用することで、パッケージ封入後
に発見されるプログラム等のソフトウエアエラーを修正
できる。その結果、ユーザから見たROMの使い勝手を
改善し、ROMを含むシステムの開発期間を短縮できる
とともに、マスクROMのハードウエアエラーを救済
し、ROMの製品歩留まりを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたROMの第1の実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1のROMの構成概念図である。
【図3】この発明が適用されたROMの第2の実施例を
示す構成概念図である。
【図4】この発明が適用されたROMの第3の実施例を
示す構成概念図である。
【図5】欠陥救済用のEPROMを備える従来のROM
の構成概念図である。
【符号の説明】
ROM・・・リードオンリーメモリ、MROM・・・マ
スクROM、EEPROM・・・電気的に消去・書き換
え可能なROM、EPROM・・・紫外線により消去・
書き換え可能なROM。ARYM・・・マスクROM用
メモリアレイ、ARYE・・・EEPROM用メモリア
レイ、WDM・・・マスクROM用ワード線駆動回路、
WDE・・・EEPROM用ワード線駆動回路、XDM
・・・マスクROM用Xアドレスデコーダ、AR・・・
予備アドレスメモリ、AC・・・アドレス比較回路、Y
SM・・・・マスクROM用Yスイッチ、YSE・・・
EEPROM用Yスイッチ、YDM・・・マスクROM
用Yアドレスデコーダ、YDE・・・EEPROM用Y
アドレスデコーダ、XB・・・Xアドレスバッファ、Y
B・・・Yアドレスバッファ、RA・・・リードアン
プ、WA・・・ライトアンプ、IO・・・データ入出力
回路、TG・・・タイミング発生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/788 29/792 H01L 29/78 371

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え不能な第1のメモリと、パッケ
    ージ封入後も書き換え可能な第2のメモリとを具備する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のメモリは、マスクROMから
    なり、上記第2のメモリは、EPROM又はEEPRO
    Mからなるものであることを特徴とする請求項1の半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のメモリは、データ及びプログ
    ラムの格納に用いられるものであり、上記第2のメモリ
    は、上記第1のメモリとワード線単位で置き換えられ上
    記データ及びプログラムの修正に用いられるものである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第2のメモリは、さらに上記第1の
    メモリの欠陥救済に用いられるものであることを特徴と
    する請求項3の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記半導体記憶装置は、さらに上記第1
    のメモリの欠陥救済に用いられる第3のメモリを具備す
    るものであることを特徴とする請求項3の半導体記憶装
    置。
JP4021772A 1992-01-10 1992-01-10 半導体記憶装置 Pending JPH05190788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4021772A JPH05190788A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4021772A JPH05190788A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05190788A true JPH05190788A (ja) 1993-07-30

Family

ID=12064367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4021772A Pending JPH05190788A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05190788A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7102926B2 (en) 2003-07-11 2006-09-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated circuit memory devices including programmed memory cells and programmable and erasable memory cells
US7469369B2 (en) 2005-03-31 2008-12-23 Renesas Technology Corp. Low power content-addressable-memory device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7102926B2 (en) 2003-07-11 2006-09-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated circuit memory devices including programmed memory cells and programmable and erasable memory cells
US7379332B2 (en) 2003-07-11 2008-05-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Systems-on-chips including programmed memory cells and programmable and erasable memory cells
US7469369B2 (en) 2005-03-31 2008-12-23 Renesas Technology Corp. Low power content-addressable-memory device
US7661042B2 (en) 2005-03-31 2010-02-09 Renesas Technology Corp. Low-power content-addressable-memory device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6006313A (en) Semiconductor memory device that allows for reconfiguration around defective zones in a memory array
JP3893005B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR100396305B1 (ko) 반도체 기억 장치 및 그 테스트 방법
US6108236A (en) Smart card comprising integrated circuitry including EPROM and error check and correction system
JPH07287992A (ja) 半導体メモリ装置の冗長プログラム方法及び回路
JPH07334999A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びデータプロセッサ
KR950013342B1 (ko) 반도체 메모리장치의 결함구제회로
GB2308693A (en) Flash memory with redundancy
JPH06215584A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびこれを用いた記憶システム
US5229972A (en) Nonvolatile semiconductor memory system
US6842386B2 (en) Semiconductor integrated circuit, and a data storing method thereof
JPH05190788A (ja) 半導体記憶装置
JP2003187591A (ja) 半導体記憶装置
JP4136657B2 (ja) 半導体記憶装置及びアドレス変換回路
JP3268732B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
US6809972B2 (en) Circuit technique for column redundancy fuse latches
US6760259B1 (en) Non-volatile semiconductor memory device that can be fabricated with erasure unit modified
JPH06131879A (ja) 半導体記憶装置
US6738286B2 (en) EEPROM memory comprising means for simultaneous reading of special bits of a first and second type
JP2000030487A (ja) 半導体記憶装置
JP3790022B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH0799636B2 (ja) 半導体記憶装置
US6760271B2 (en) Semiconductor memory device with shorter signal lines
KR100253318B1 (ko) 반도체 메모리
JP2978536B2 (ja) 半導体メモリ装置