JPH05190246A - 抵抗溶接装置 - Google Patents

抵抗溶接装置

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JPH05190246A
JPH05190246A JP476692A JP476692A JPH05190246A JP H05190246 A JPH05190246 A JP H05190246A JP 476692 A JP476692 A JP 476692A JP 476692 A JP476692 A JP 476692A JP H05190246 A JPH05190246 A JP H05190246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
plate
filament
insulating plate
resistance welding
Prior art date
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Pending
Application number
JP476692A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Masuda
幸二 増田
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP476692A priority Critical patent/JPH05190246A/ja
Publication of JPH05190246A publication Critical patent/JPH05190246A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、比較的簡単な構造で寸法の異なる
2個の被溶接部材でもほぼ均等な圧力で挾持して溶接す
ることが可能な抵抗溶接装置を提供することを目的とす
る。 【構成】この発明の抵抗溶接装置は、一対の溶接電極1
4,15,16,17 が単一の絶縁プレート22,23 に固定され、
この絶縁プレートが回転ピン25,26 を支点として回動可
能に移動プレート18,19 に支持され、絶縁プレートが移
動プレートに対して定位置から回動した場合に元の定位
置に復帰する復帰力を与える自動復帰機構27,28 が設け
られてなり、この発明の目的を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、抵抗溶接装置に係わ
り、とくに寸法の異なる2個の被溶接部材をもほぼ均等
な圧力で挾持して抵抗溶接することが可能な機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子管、例えばX線管は、陽極ターゲッ
トに対向して電子ビームを放出する陰極構体が設けられ
ている。この陰極構体は、集束電極の電子ビーム集束用
溝の内側の所定位置にタングステン線からなるコイル状
のフィラメントが配置されている。このフィラメントと
集束電極との相対位置関係は、X線管の主要な特性であ
る陽極ターゲット上の電子ビーム焦点形状とその大きさ
に顕著に影響するため、高精度の位置決めが要求され
る。その組立てにあたっては、図5の(a)および
(b)に示すように、予めフィラメント11の両脚部11a,
11b を、2本の支持棒12,13 の先端スリット12a,13a に
挿入して抵抗溶接しておく。その後、2本の支持棒12,1
3 を図示しない集束電極に固定することにより、フィラ
メントと集束溝との相対的な位置関係が定められる。
【0003】フィラメントの両脚部11a,11b を、2本の
支持棒の先端スリット12a,13a に挿入して抵抗溶接する
には、従来は、図6の(a)および(b)に示すよう
に、4個の溶接電極14,15,16,17 を移動プレート18,19
に固定しておき、この移動プレートを矢印の如く移動し
て圧力を加え、各溶接電極で2本のフィラメント支持棒
12,13 を両側から挟みつけて先端のスリット12a,13a を
潰し、移動プレートを通じて通電し、抵抗溶接する。
【0004】
【発明が解決しようとす課題】上述の抵抗溶接装置によ
ると、被溶接部材であるフィラメント支持棒12,13 の太
さが同一であれば、2本とも均等な圧力で同時に溶接で
きるが、2本のフィラメント支持棒の太さが互いに異な
っていたり、スリットの幅寸法が異なっている場合は、
溶接電極によるフィラメント支持棒の潰し程度に差が生
じ、片方が溶接不完全になってしまう場合がある。この
ような問題を解消するには、図7の(a)および(b)
に示すように、2組の溶接電極14,15,16,17 を各々独立
して駆動できる4個の移動プレート18,19,20,21 に固定
して別々に移動できるようにする必要がある。しかしな
がら、このような装置は複雑な機構を要し、大掛かりに
なってしまう不都合がある。
【0005】この発明は、以上のような不都合を解消
し、比較的簡単な構造で寸法の異なる2個の被溶接部材
でもほぼ均等な圧力で挾持して溶接することが可能な抵
抗溶接装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、一対の溶接
電極が単一の絶縁プレートに固定され、この絶縁プレー
トが回転ピンを支点として回動可能に移動プレートに支
持され、絶縁プレートが移動プレートに対して定位置か
ら回動した場合に元の定位置に復帰する復帰力を与える
自動復帰機構が設けられてなる抵抗溶接装置である。
【0007】
【作用】この発明によれば、寸法の異なる2個の被溶接
部材でも絶縁プレートが移動プレートに対して定位置か
ら回動するので、2個の被溶接部材をほぼ均等な圧力で
潰す方向の挾持力が加わり、両方を同等に溶接すること
ができる。したがって、信頼性の高い溶接が保証され
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してその実施例を説明す
る。なお同一部分は同一符号であらわす。図1および図
2に示すように、4個の溶接電極14,15,16,17 は、それ
ぞれ絶縁プレート22,23 にボルト24,24 …で固定されて
いる。各絶縁プレート22,23は、回転ピン25,26 を介し
て移動プレート18,19 に支持されている。それによっ
て、各絶縁プレート22,23 は、移動プレート18,19 に対
して回転ピン25,26 を支点として回動可能になってい
る。そして、絶縁プレートが移動プレートに対して定位
置から回動した場合に元の定位置に復帰する復帰力を与
える自動復帰機構27,28 がそれぞれ設けられている。各
自動復帰機構27,28 は、同一の機構であるので、その一
方28を説明する。これは、絶縁プレート23の外方近傍
に、溶接電極位置から外側方向に向かって延びるV字状
溝29が形成されている。このV字状溝29の位置に対応し
て、移動プレートにボールプランジャ30が、調節ナット
31により固定されている。ボールプランジャ30のボール
32は、定常状態では、V字状溝29の中央部に入り込んで
おり、スプリング33により例えば約1kgの圧力でV字
状溝29内に押付けられている。各溶接電極は、図示しな
い可撓性のある導体で独立又は片側の2個が一緒に、直
接又は移動プレート18,19 を介して図示しない溶接電源
に接続それている。
【0009】溶接にあたっては、まず各溶接電極の間
に、2本のフィラメント支持棒12,13を位置決めして配
置する。両フィラメント支持棒12,13 の先端スリット
に、フィラメントの脚部を挿入する。そして、両移動プ
レート18,19 を矢印の如く移動し、各溶接電極でフィラ
メント支持棒を挟み、例えば約20kgの所定圧力でス
リットを潰しながら通電して抵抗溶接する。
【0010】そこで、この抵抗溶接装置の特徴点をより
一層明確にするため、図3および図4により、被溶接部
材である2本のフィラメント支持棒12,13 の直径が異な
る場合の溶接装置の動作を説明する。同図では、2本の
フィラメント支持棒12,13 の直径が極端に相違する例を
示している。また、図示左右の溶接電極や移動プレート
が同時に動くのであるが、説明を簡略化するため、図示
の右側のみが動く場合を仮定して示す。まず図3に示す
ように、移動プレートが矢印Fの如く移動し、直径の大
きい方のフィラメント支持棒12に、それに対応する位置
の溶接電極が当接する。さらに移動プレート19の移動を
続けると、図4に示すように、各溶接電極15,17 が固定
された絶縁プレート23は、回転ピン26を支点として矢印
Gの如く回動する。ボールプランジャ30のボールは、V
字状溝の斜面をわずか移動する。それによって、直径の
小さい方のフィラメント支持棒13にもう一方の溶接電極
17が当接する。そしてさらに移動プレート19の移動を続
けて挾持圧力を加えると、両方のフィラメント支持棒を
同等の圧力で締付け、スリットを潰して行く。こうし
て、フィラメント脚部をスリット内に密着挾持しつつ、
各溶接電極に通電して抵抗溶接する。この溶接の際に
も、両方のフィラメント支持棒を同等の圧力で潰すの
で、両方とも均質な溶接が得られる。溶接が終った後、
移動プレート19を開けば、ボールプランジャ30のボール
はスプリング圧力によりV字状溝の元の中央部に復帰す
る。この動きによって、絶縁プレート23および各溶接電
極15,17 は元の位置に復帰する。なお、実際には図の左
右の移動プレート、絶縁プレート、溶接電極が同時に動
くので、それぞれの移動量は少なくなる。
【0011】なおまた、片方の溶接電極は移動あるいは
回動しない固定構造であってもよい。さらにまた、被溶
接部材は、電子管のフィラメント支持棒に限らず、2個
を同時的に抵抗溶接する用途に広く適用できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
比較的簡単な構造の溶接装置で、寸法の異なる2個の被
溶接部材をもほぼ均等な挾持力で均等に溶接することが
できる。したがって、信頼性にすぐれた抵抗溶接を保証
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す要部上面図および半断
面図である。
【図2】図1の装置のさらに要部を示す断面図およびそ
の拡大図である。
【図3】図1の装置の動作を説明する上面図である。
【図4】同じく図1の装置の動作を説明する上面図であ
る。
【図5】被溶接部材を示す正面図および側面図である。
【図6】従来の溶接装置を示す要部上面図および半断面
図である。
【図7】同じく従来の溶接装置を示す要部上面図および
半断面図である。
【符号の説明】
12,13 …被溶接部材、14,15,16,17 …溶接電極、18,19
…移動プレート、22,23 …絶縁プレート、25,26 …回転
ピン、27,28 …自動復帰機構、29…V字状溝、30…ボー
ルプランジャ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の被溶接部材をそれぞれ挟む位置に
    一対の溶接電極が移動プレートに支持されて設けられた
    抵抗溶接装置において、 上記一対の溶接電極が単一の絶縁プレートに固定され、
    この絶縁プレートが回転ピンを支点として回動可能に移
    動プレートに支持され、前記絶縁プレートが移動プレー
    トに対して定位置から回動した場合に元の定位置に復帰
    する復帰力を与える自動復帰機構が設けられてなること
    を特徴とする抵抗溶接装置。
JP476692A 1992-01-14 1992-01-14 抵抗溶接装置 Pending JPH05190246A (ja)

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JP476692A JPH05190246A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 抵抗溶接装置

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JP476692A JPH05190246A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 抵抗溶接装置

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JPH05190246A true JPH05190246A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11592991

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP476692A Pending JPH05190246A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 抵抗溶接装置

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JP (1) JPH05190246A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011183454A (ja) * 2010-02-15 2011-09-22 Dengen Kk スポット溶接ガン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011183454A (ja) * 2010-02-15 2011-09-22 Dengen Kk スポット溶接ガン

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