JPH05189768A - 光学式記録再生方法 - Google Patents

光学式記録再生方法

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Publication number
JPH05189768A
JPH05189768A JP3048308A JP4830891A JPH05189768A JP H05189768 A JPH05189768 A JP H05189768A JP 3048308 A JP3048308 A JP 3048308A JP 4830891 A JP4830891 A JP 4830891A JP H05189768 A JPH05189768 A JP H05189768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pits
information
pit
interval
sectional shape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3048308A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Takahashi
秀司 高橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP3048308A priority Critical patent/JPH05189768A/ja
Publication of JPH05189768A publication Critical patent/JPH05189768A/ja
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ピット24には断面形状の異なる2種類を用意
し、記録する情報に応じて決定した間隔と種類にしたが
ってピット24を光ディスク22に設けることにより情
報を記録する。ピットの組26を照明して得られる干渉
パターンの±1次の干渉光のピーク位置からピット24
の間隔を求めるとともに0次光の強度からピット24の
種類を判別して情報を再生する。 【効果】ピット24の間隔と種類とを組み合わせて情報
を記録するので、ピット間隔だけで記録する場合の約2
倍の情報を同じトラック幅に記録できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体にピットを形
成して情報を記録し、その情報を光学的手段により再生
する光学式記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報化社会に伴い、取り扱う情報
の量は増加の一途をたどる傾向にあり、このため大量の
情報を処理できるシステムの提供が望まれている。現
在、これに応えるものとして、情報を高密度で記録再生
できる種々の光学式情報処理システムがある。このシス
テムでは、光学的に検出可能な物理的なマークに符号化
して記録媒体に情報を記録し、これらの物理的なマーク
を光学的手段を用いて検出することにより情報を再生す
る。このような物理的なマークの一例としては記録媒体
に設けたピットがある。この場合、アナログ情報は例え
ばトラック方向に情報に応じた様々な長さを有するピッ
トとして記録される。また、デジタル情報はトラックに
沿った一連のピット列として記録される。このような記
録の一例が現在普及しているコンパクトディスクであ
る。コンパクトディスクは音楽の分野で広まっている
が、最近ではCD−ROMと呼ばれるコンピューターの
メモリーとしても使用されている。その記録容量は、パ
ーソナルコンピューターに用いられている5.25”フロッ
ピーディスクの千倍以上に相当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような光情報処理
システムは現在の要望にかなり応えているものの、その
一方ではさらに高密度での情報の記録が可能な新しい情
報処理システムが望まれてもいる。このような要望もあ
って、新しい処理システムの研究や開発が現在も盛んに
進められている。この発明の目的は、より高い密度での
情報の記録を達成することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】より高密度での情報記録
を達成する一方法として、記録トラックの幅方向に情報
に対応した間隔を有する複数のピットからなるピットの
組を記録媒体の記録トラックに沿って形成することによ
り情報を記録し、これらのピットの組にコヒーレント光
のビームを照射し、各ピットで回折された光によって、
それぞれのピットの組のピット間隔に対応して形成され
る干渉パターンから元の情報を再生することが考えられ
る。このようにして得られる干渉パターンでは、その極
大値や極小値の位置はピット間隔に依存して変化し、そ
の間隔はピット間隔が広くなるにつれて狭くなる。従っ
て、例えば±1次の干渉光強度の極大値の間隔をフォト
ダイオードなどを用いて検出することによって、ピット
間隔に符号化して記録した情報を読み出すことができ
る。本発明は、このようにして再生される情報をさらに
高い密度で記録できるようにするものである。
【0005】本発明は、光記録媒体のトラックに沿って
ピットの組を形成して情報を記録し、ピットの組を照明
して得られる干渉パターンから光記録媒体に記録した情
報を再生する光学式記録再生方法であり、ピットの組は
トラックにほぼ直交して並ぶ複数のピットからなり、ピ
ットには断面形状の異なる2種類を用意し、それぞれの
ピットの組は同じ断面形状のピットで構成する。そし
て、記録する情報に応じてピットの間隔と断面形状とを
選択し、その断面形状のピットをその間隔で有するピッ
トの組を形成して情報を記録し、ピットの組を照明して
得られる回折パターンからピットの間隔と断面形状とを
検知して情報を再生する。
【0006】
【作用】本発明の光学式記録再生方法では、ピットの組
を構成するピットに断面形状の異なる2種類を用意し、
情報はピットの間隔と種類とを組み合わせたものとして
記録する。ピットの組を照明して得られる干渉パターン
において、±1次の干渉光のピーク位置はピットの断面
形状に関係なくピットの間隔にのみ依存して変化する。
また0次光の強度はピットの断面形状の違いに応じて変
化する。従って、±1次の干渉光のピーク位置と0次光
の強度を検出して、ピットの組のピットの間隔と断面形
状とを識別することにより、記録媒体に記録された情報
を再生する。
【0007】
【実施例】本発明による記録再生方法では、ピットの間
隔とピットの形状との組合せに対応させて情報を記録す
る。つまり、同じピット間隔を有するピットの組であっ
ても、ピットの断面形状を変えることにより別の情報と
して記録媒体に記録する。次にピットの組を構成してい
るピットの断面形状の違いにより干渉パターンがどう変
わるか、またその違いはどのように検出できるかについ
て図面を参照して説明しよう。間隔は同じだが断面形状
の異なる2つのピットからなる2種類のピットの組を図
1に示す。図1Aのピットの組26は光ディスク22に
所定の間隔で形成した2つのピット24で構成されてお
り、その断面形状はこの分野でピットとして通常に形成
される一般的な平らな底面を有する形状となっている。
一方、図1Bのピットの組26も同様に図1Aと同じ間
隔で形成した2つのピット24で構成されているが、そ
の断面形状は図1Aのそれとは異なり、図1Aのピット
の底面の中心部に更に小径の孔を設けた形状となってい
る。このような光ディスク22は、通常の光ディスク同
様、情報に応じて形成した凹凸パターンを有するスタン
パ原盤を用いて樹脂に転写し、その表面にAl等の蒸着
して反射膜を設けて作られる。
【0008】図1Aと図1Bのピットの組にコヒーレン
ト光を照射して得られる干渉パターンの一次元の強度分
布をそれぞれ図2Aと図2Bに示す。図から分かるよう
に、±1次の干渉光のピークはピットの断面形状の違い
に関係なく同じ位置に現れる。また0次光の強度はピッ
トの断面形状の違い応じて大きく異なる。つまり、図1
Aに示したピットの組を照明して得られる0次光の強度
は、図1Bに示したピットの組を照明して得られる0次
光の強度のほぼ2倍となる。したがって、0次光の強度
を2値として検出できる検出器を設けることにより、ピ
ットの断面形状の違いを識別することができる。このよ
うに、ピットの間隔に加えてピットの断面形状の違いを
組み合わせることにより、同じトラック幅に対して、1
種類のピットでピットの組を構成した場合に比べて約2
倍の記録容量を得ることができる。
【0009】このような記録再生方法において使用する
再生光学系の一例を図3に示す。光源12から射出され
た光は、コリメートレンズ14で平行光束にされ、偏光
ビームスプリッター16と1/4波長板18を通過した
後、対物レンズ20により光ディスク22のピットの組
26に集光される。光ディスク22で反射された光は、
対物レンズ20により平行光束となり、1/4波長板1
8を透過し、偏光ビームスプリッター16で反射され
る。この結果、ピット24により回折され干渉した光が
検出器32へ投影される。検出器32はフォトダイオー
ド28と2個のCCDラインセンサー30を含み、フォ
トダイオード28は0次光の強度測定に用いられ、CC
Dラインセンサー30は±1次干渉光の位置検出に用い
られる。
【0010】図1Aと図1Bに示した2種類のピットの
組に対して、ピットの間隔を約2λ〜4λ(λは再生光
の波長)の範囲内において0.2μm刻みで変化させた
ときの0次光強度および±1次干渉光のピーク間距離を
測定した。このとき、光源12にはλ=830nmの半
導体レーザー、対物レンズ20には開口数0.55、焦
点距離4mmのものを用いた。また、図1Aと図1Bの
いずれのピットも同一の径とし、その深さは再生光の波
長の1/8とした。図1Bのピットにおける底面中央部
の孔の径は外側の孔の径の1/2とし、その深さは再生
光の波長の1/8とした。図1Aと図1Bに示したピッ
トの組を照明して得られるそれぞれの干渉パターンにお
ける各ピット間隔に対する、±1次干渉光のピーク間距
離と両者の0次光強度の比とを表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】表1から分かるように、±1次干渉光のピ
ーク間距離はピットの断面形状とは関係なくピット間隔
に依存して変化するので、ピット間隔に対応した情報を
安定に再生できる。また、0次光の強度はピットの断面
形状に依存して大きく異なり、図1Aのピットによる0
次光強度はフォトダイオード28の出力で判断する限り
図1Bのピットによる0次光強度の約2倍であった。従
って、図1Aと図1Bのピットの形状の違いも安定に判
断できる。
【0013】ピットの深さを再生光の波長の1/8から
それぞれ±10%変化させた場合にもピットの形状を問
わず同様の結果が得られた。また、図1Bのピットにお
いて、小孔の径を同心外側の孔の径に対して0.4〜
0.6の範囲で変化させた場合にも同様の結果が得られ
た。
【0014】本発明は上述の実施例に限定されるもので
はなく、種々多くの変形が可能である。例えば実施例の
説明ではピットの組を構成するピットの数は2つとした
が、これば3つ以上であってもよいことは言うまでもな
い。
【0015】
【発明の効果】本発明の光学式記録再生方法によれば、
ピットに断面形状の異なる2種類を用意し、ピットの間
隔の変化の他に断面形状の違いを組み合わせたものを情
報を記録するので、1種類のピットでピットの組を構成
した場合に比べ、同じトラック幅に対して約2倍の情報
を記録することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同じ断面形状の2つのピットで構成されたピッ
トの組であって、それを構成するピットの断面形状が互
いに異なる2種類のピットの組を示す。
【図2】図1の2種類のピットの組を照明して得られる
それぞれの干渉パターンを示す。
【図3】本発明の光学式記録再生方法に使用する光学系
の一例を示す。
【符号の説明】
12…光源、22…光ディスク、24…ピット、26…
ピットの組、28…フォトダイオード、30…CCDラ
インセンサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体のトラックに沿ってピットの
    組を形成して情報を記録し、ピットの組を照明して得ら
    れる干渉パターンから光記録媒体に記録した情報を再生
    する光学式記録再生方法であり、 ピットの組はトラックにほぼ直交して並ぶ複数のピット
    からなり、ピットには断面形状の異なる2種類を用意
    し、それぞれのピットの組は同じ断面形状のピットで構
    成し、 記録する情報に応じてピットの間隔と断面形状とを選択
    し、その断面形状のピットをその間隔で有するピットの
    組を形成して情報を記録し、ピットの組を照明して得ら
    れる干渉パターンからピットの間隔と断面形状とを検知
    して情報を再生する光学式記録再生方法。
JP3048308A 1991-03-13 1991-03-13 光学式記録再生方法 Withdrawn JPH05189768A (ja)

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JP3048308A JPH05189768A (ja) 1991-03-13 1991-03-13 光学式記録再生方法

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Effective date: 19980514