JPH0518970B2 - - Google Patents

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JPH0518970B2
JPH0518970B2 JP60141480A JP14148085A JPH0518970B2 JP H0518970 B2 JPH0518970 B2 JP H0518970B2 JP 60141480 A JP60141480 A JP 60141480A JP 14148085 A JP14148085 A JP 14148085A JP H0518970 B2 JPH0518970 B2 JP H0518970B2
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JP
Japan
Prior art keywords
chisel
shaped steel
wall
rock drill
concrete
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60141480A
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English (en)
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JPS626027A (ja
Inventor
Itsuo Tagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAGAWA KOGYO KK
Original Assignee
TAGAWA KOGYO KK
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Publication date
Application filed by TAGAWA KOGYO KK filed Critical TAGAWA KOGYO KK
Priority to JP14148085A priority Critical patent/JPS626027A/ja
Publication of JPS626027A publication Critical patent/JPS626027A/ja
Publication of JPH0518970B2 publication Critical patent/JPH0518970B2/ja
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  • Shovels (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、地中壁構築工法において必要とな
る、壁体に埋設された型鋼の表面に付着したコン
クリートのはつり方法に関する。
従来の技術 地下構造物の建設にあたり、とくに湿潤な地盤
においては、一般に止水壁体及び土留壁体として
の地中壁が構築される。地中壁構築工法は種々で
あるが、例えば第4図に示す工法が知られてい
る。先ず、オーガ(図示せず)を用いて地盤を所
定深さまで削孔し、該削孔内にオーガの中空孔を
介してセメント、砂、砂利等の混合物を注入しつ
つオーガを引上げ、杭11を形成する。上記作業
を繰り返して杭11〜17を連設し、所定の杭例
えばひとつ置きの杭11,13,15,17にH
型鋼21〜24等を埋設して外壁体1となす(第
4図a)。図示の簡略化のため、第4図aには外
壁体1の一部のみを示してあるが、該壁体1は例
えば平面視矩形状の空間を画成するように該矩形
の周辺に沿つて配設される(以下、図示部分につ
いてのみ説明する。)。次いで、外壁体1で画成さ
れた空間内の土砂3を掘削し外部へ排除した後、
外壁体1の型鋼埋設部の一側すわなち杭の内側周
縁部11a,13a,15a,17aを、少なく
ともH型鋼21〜24の外面が露出するまではつ
る(第4図b)。次に、露出したH型鋼21〜2
4の面に鉄筋31を溶接等により結合し、セメン
トミルク、砂、砂利等の混合物32を入れ内壁体
2とする。
上記工法によれば、H型鋼に鉄筋を溶接するた
めに、H型鋼の内側表面に付着したコンクリート
をはつる作業を行う必要がある。従来、このはつ
り作業をハンドハンマ等を用いて人力で行つてお
り、作業能率、作業コスト、作業環境等の種々の
面で問題があり、又、パワーシヨベル等に装着し
たバケツトの爪部ではつり作業を行う場合もある
が、外壁体1のコンクリート部にひびを生じさせ
ることがあり、止水性を損う問題があつた。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、地中壁構築工法によつて互いに連設
される壁体の型鋼内側表面のはつり作業の効率を
向上でき、はつり面の仕上がり良く、作業時の騒
音が少なく、作業コストも低廉なはつり方法を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 次の手段、手順からなるはつり方法とする。
さく岩機に平形のタガネを装着し、パワーシヨ
ベルなどの建設機械に装備する。
地中壁構築工法で作成された外壁体に対し、ま
ず、前記タガネを外壁体における型鋼の内側表面
まで打ち込む。
さく岩機の駆動を停止する。
さく岩機など機械の自重で前記のタガネを型鋼
の内側表面に沿つて垂下運動させ、型鋼な内側表
面に付着したコンクリートを破壊除去する。
作 用 パワーシヨベル等の建設機械に装着されたさく
岩機に平形のタガネを装着し、該タガネを外壁体
の型鋼埋設部の型鋼側表面に打ち込み、打撃力を
加えると、該一側周縁部を成すセメント混合固化
物が徐々に破壊されて行き、外壁体に埋設された
型鋼の内側外面が露出するに至る。次に、打撃操
作を停止すると共にパワーシヨベル等の建設機械
を非作動化してさく岩機等の機械の自重で垂下す
るにまかせると、自重によるさく岩機等の機械の
垂下運動に伴う押圧力が、型鋼埋設部の一側周縁
部を成すコンクリートに加わり、これを破壊す
る。この作業を繰り返すと、型鋼の各々の一側面
全体が露出し、はつり作業が完了する。
実施例 第1図及び第2図は本発明の一実施例に係るは
つり方法を示し、図中1は外壁体で、第4図に基
づく上述の説明のようにして構築される。40は
建設機械例えばパワーシヨベル(自重18.5トン)
で土砂を掘削排除した外壁体1の内側空間4に配
備され、第3図に示されるような平形のタガネ4
2を装着したさく岩機41(自重1.3トン)を搭
載している。
外壁体1のはつり作業にあたり、先ず、パワー
シヨベル40を駆動してタガネ42を外壁体1の
型鋼埋設部例えば型鋼としてのH型鋼21が埋設
されている部分に向け、当該部分の一側周縁部1
1aの最上部にタガネ42を打込む。次いで、さ
く岩機41を駆動してタガネ42により該一側周
縁部11aに略垂直に打撃力を加え、当該部分の
コンクリートを徐々に水平方向に破壊して行く。
この打撃操作はH型鋼21の一側外面21aが露
出するまで継続される。外面21aが露出したな
らば、さく岩機41の駆動を停止し打撃操作を終
了し、パワーシヨベル40を非作動化してさく岩
機41の高さ位置を維持する支持力を消滅させ、
さく岩機41さらにはパワーシヨベルのアームや
パワーシヨベル自体の自重を印加して垂下するに
まかせるようにする。この結果、さく岩機41及
びシヨベル40のブーム等の相当な重量(約4〜
5トン)がタガネ42を介してH型鋼21の表面
の周縁部11aのコンクリート部に加わり、タガ
ネ42の先端がH型鋼21の内側表面21aに当
接した状態でさく岩機41が垂下していく。すな
わち、平形のタガネ42が型鋼の内側表面に沿つ
て垂下運動し、この内側表面に付着したコンクリ
ート部(厚さ約20mm)を破壊しはつつていく(第
2図参照)。この垂下運動は周縁部11aの最上
部から最下部に亘るコンクリート部を破壊させ
る。その結果、杭11の周縁部11aは、略タガ
ネ42の幅寸法で上下方向の比較的広い範囲にわ
たり一挙にはつり落とされ、H型鋼21の内側表
面が露出する。
なお、タガネの垂下運動によるはつり作業は、
破砕による場合のような強い振動を伴なず、周辺
のコンクリートにひび割れお生じることが少な
い。また、はつられるコンクリートは薄く、しか
も、鉄骨にこびりついているだけなので、はがれ
やすい。
そして、H型鋼21の外面21a全体が十分に
露出するまでタガネ42の打込み位置を外壁体1
に沿つて移動しつつ上記作業を繰返して、H型鋼
21の埋設部についてのはつり作業を終える。更
に、H型鋼22〜24及び図示を省略したH型鋼
を埋設した部分につき同様の作業し、外壁体1全
体のはつり作業を完了する。
はつり作業完了御は、第4図を参照して説明し
たように、H型鋼21〜24等の露出面に鉄筋3
1等を溶接して内壁体2を外壁体1に連設し、地
中壁の構築を終える。この場合に各H型鋼21〜
24などの露出面は平形のタガネをこれらの面に
沿つて、垂下運動させるはつり作業で形成してい
るから、従来のように、この面に垂直に作用する
破砕によるはつり作業の場合に比べて、露出面の
荒れ方がきわめて少なく、従つて、次工程である
鉄筋31の溶接作業はスムーズに行なわれる。な
お、タガネの構造を第3図に示すように、平形の
タガネの刃部先端43の向きがタガネの軸線に対
し自重による垂下方向に垂下し、かつ、断面がく
さび形とされたタガネ42′を用いて、タガネ4
2′の先端43の向きが下方向になるようにさく
岩機に取り付ければ、タガネ42′の先端43が
H型鋼とコンクリート間に挿入しやすくなりより
はつり作業が楽に行なえるようになる。
発明の効果 機械自重によるタガネの垂下運動がもたらすは
つり作用は、H型鋼の内側表面に付着したコンク
リートを上下方向の比較的広い範囲にわたり一挙
にはつり落すこのができるので、タガネによる破
砕作用だけの場合に比べ、はつり能率が高い。
従つて、作業コストを低くすることができる。
タガネの垂下運動によるはつり作用は、H型鋼
の内側表面に沿つているから、H型鋼の内側表面
を大きく荒らしてしまうことがなく、この表面に
対する鉄筋の溶接など次工程への移行をスムーズ
に行なえる。
また、H型鋼の内側表面に沿つたはつり作用で
あるから、破砕のようなこの面に垂直に作用する
力によるはつりの場合に比べ、騒音の発生や、破
砕されたコンクリートの飛散の程度がきわめて少
なく、現場の安全性および作業環境が改善され
る。
タガネの垂下運動によるはつり作用は、強い振
動がほとんどないから、H型鋼の内側表面に付着
している部分以外のコンクリートにひび割れなど
の悪影響を与えず、強度及び止水成の高い地中壁
を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるはつり作業
を示す一部断面部分概略側面図、第2図は同実施
例を示す一部断面部分斜視図、第3図は本発明に
使用するタガネの他の実施例の要部拡大図、及び
第4図a〜cは本発明が適用される地中壁構築工
法を例示する部分平面断面図である。 1……外壁体、2……内壁体、11〜17……
杭、11a,13a,15a,17a……周縁
部、21〜24……H型鋼、40……パワーシヨ
ベル、41……さく岩機、42,42′……平形
のタガネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平型のタガネが装着されたさく岩機をパワー
    シヨベルなどの建設機械に装備し、地中壁構築工
    法で作成された外壁体に対し、まず、前記タガネ
    を外壁体における型鋼の内側表面まで打ち込み、
    ついで前記さく岩機の駆動を停止した後、該さく
    岩機など機械の自重で該タガネを型鋼の内側表面
    に沿つて垂下運動させ、型鋼の内側表面に付着し
    たコンクリートを破壊除去することを特徴とした
    地中壁構築工法における型鋼面はつり方法。
JP14148085A 1985-06-29 1985-06-29 地中壁構築工法における型鋼面はつり方法 Granted JPS626027A (ja)

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JPS626027A JPS626027A (ja) 1987-01-13
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JPS57121485A (en) * 1981-01-09 1982-07-28 Oyodo Diesel Kk Concrete or rock crusher

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JPS626027A (ja) 1987-01-13

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