JPH05189274A - 履歴情報管理システム - Google Patents

履歴情報管理システム

Info

Publication number
JPH05189274A
JPH05189274A JP4005485A JP548592A JPH05189274A JP H05189274 A JPH05189274 A JP H05189274A JP 4005485 A JP4005485 A JP 4005485A JP 548592 A JP548592 A JP 548592A JP H05189274 A JPH05189274 A JP H05189274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
log
event
input
information
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4005485A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4005485A priority Critical patent/JPH05189274A/ja
Publication of JPH05189274A publication Critical patent/JPH05189274A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のソフトウエアコンポーネントから構成
されるソフトウエアシステムにおける履歴情報管理シス
テムに関し、複数のソフトウエアコンポーネントのログ
データの管理機構を簡素化し、複数のコンポーネントに
おけるログ再現動作の重複を防止し、ログ再現動作を同
期させることを目的とする。 【構成】 イベント駆動命令情報に従って複数のソフト
ウエアコンポーネントを駆動するイベント駆動手段と、
ログ情報を入力して、該ログ情報が含むイベント駆動命
令情報を前記イベント駆動手段に供給するためのログ入
力手段と、イベント駆動手段が実行するイベント駆動命
令情報をログ情報として編集して出力するためのログ出
力手段とを、複数のソフトウエアコンポーネントに共通
に設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のソフトウエアコ
ンポーネントから構成されるソフトウエアシステムにお
ける履歴情報管理システムに関する。従来、大規模なコ
ンピュータシステムにおいては、開発時のデバッグに
は、運用時のデータ復旧・障害調査を効率化、確実化す
る上で、ソフトウエアの動作記述や実行履歴を表現した
ログを収集・管理すると共に、それぞれを入力して擬似
・再現動作させる機構が不可欠である。このため、従来
より会話入力部やDBMS(データベースマネージメン
トシステム)といった一部のソフトウエアコンポーネン
トにて単一の目的に限定したログの管理機構を備えたシ
ステムの例はあったが、デバッグとデータ復旧といった
ように異なる目的を同時に満足するには到っていなかっ
た。
【0002】
【従来の技術】近年、UNIXが業界標準のオペレーテ
ィングシステムとしての地位を確立し、コンピュータシ
ステムにおけるオープンアーキテクチャの機運が高まっ
てきている。これに伴い、1つのソフトウエアシステム
の開発は、単一ベンダがその全てを開発するスタイルか
ら、様々なベンダが開発し、流通しているソフトウエア
コンポーネントを組み合わせて構築する、いわゆるマル
チベンダなシステム開発のスタイルが主流になりつつあ
る。このことは、システムを構成する流通ソフトウエア
をプラグイン/アウトしながら、システム全体としての
開発運用環境を統合化していくことを意味する。しかし
ながら、従来、マルチベンダなソフトウエアシステムを
構成する複数のソフトウエアコンポーネントは、それぞ
れ自身のためのログの管理機構を有していた。
【0003】図24は、上記のようなマルチベンダなソ
フトウエアシステムの例として、回路設計CADシステ
ムのソフトウエア構成を示すものである。図24に示さ
れているように、CADシステムは、会話型のソフトウ
エアシステムを具備するものであって、オペレータは、
ディスプレイ上のウインドウを見ながらキーボードおよ
びマウス等によって対話的なオペレーションを行うこと
により、例えば、回路設計(回路設計図面の作成)等を
行うものである。図24のシステムにおいては、MMI
(マン・マシン・インターフェイス)ドライバ、会話入
力部、コマンド処理部、および、設計データ編集部等の
ソフトウエアコンポーネントを含んで構成され、MMI
(マン・マシン・インターフェイス)ドライバは、上記
のディスプレイ、キーボード、および、マウス等のハー
ドウエアを直接、駆動制御し、それらからの入力を受け
るソフトウエアコンポーネントであり、会話入力部は、
ディスプレイ表示形態の制御等、対話的なコマンドおよ
びデータの入出力に関する制御を行い、コマンド処理部
は、上記のマン・マシン・インターフェイスによって入
力されたコマンドの意味の解釈等を行って設計データ編
集部を起動し、設計データ編集部は、実際のデータ加工
を行い、DBMSは、データベースの検索、読み出し、
書き込み等を行う。システムマネージャは、システム全
体を制御し、上記の処理の段階に応じて各ソフトウエア
コンポーネントを駆動する。
【0004】図25は、図24のソフトウエアシステム
の各処理段階に対応するログと、各ログの内容の例を示
すものである。図25において、(1)で示されるの
は、MMIドライバの実行履歴を示すログ(MMIドラ
イバ・イベント・ログ)であって、例えば、入力指示さ
れたウインドウの識別子、指示されたウインドウ内座
標、ウインドウ内入力文字列、および各種ファンクショ
ンキー入力情報等を含むものである。これは、MMIド
ライバを実行させずに会話入力部を駆動する際()の
会話入力再現用ログとして会話入力部に入力され得る。
(2)で示されるのは、会話入力部の実行履歴を示すロ
グ(会話処理コマンド・ログ)であって、例えば、会話
処理コマンド識別名、コマンド別各種オペランド、図面
内図形要素選択、図面内位置、要素付加文字列等を含む
ものである。これは、MMIドライバおよび会話入力部
を実行させずにコマンド処理部を駆動する際()のマ
クロコマンド再現用ログとしてコマンド処理部に入力さ
れ得る。(3)で示されるのは、コマンド処理部の実行
履歴示すログ(設計データ記述言語)であって、例え
ば、設計データ編集コマンド識別名、コマンド別各種オ
ペランド、回路要素選択、回路内格子座標、および、回
路要素付加属性等のデータを含むものである。これは、
MMIドライバ、会話入力部、コマンド処理部を実行さ
せずに設計データ編集部を駆動する際()のログ入力
として使用され得、異なるシステム間(他のCADシス
テム)へログデータを転送する際は、この形で転送され
る。(4)で示されるのは、設計データ編集部の実行履
歴を示すログ(DBアクセス・ログ)であって、例え
ば、DBMS命令コード、DBMS命令別各種オペラン
ド、アクセス・モード(例えば、追加、更新、削除、参
照等)、アクセス対象別データ識別、データ項目(数
値、文字列、他データ識別指針)等を含むものである。
これは、MMIドライバ、会話入力部、コマンド処理
部、設計データ編集部を実行させずにDBMSを駆動す
る際()のデータ復元用ログとしてDBMSに入力さ
れ得るものである。
【0005】図26は、従来の、複数のソフトウエアコ
ンポーネントから構成されるソフトウエアシステムにお
ける履歴情報管理システムの構成を示すものである。図
26のソフトウエアシステムは、フロント・コンポーネ
ント910、複数(1〜n)のコンポーネント920、
および、バックエンド・コンポーネント930からな
り、通常は、オペレータのキーボードやマウスによる入
力をトリガーとして、先ず、フロント・コンポーネント
910(例えば、図24のMMIインターフェイスが、
これに対応する)がイベント駆動され、このコンポーネ
ント内のデータ処理の過程において下位のコンポーネン
トがイベント駆動され、更に、そのコンポーネントのデ
ータ処理の過程において下位のコンポーネントがイベン
ト駆動され、・・・というようにして、バックエンド・
コンポーネント(図24のDBMSに対応する)による
データベースアクセスを含むデータ処理が行われる。
【0006】図26に示されているように、各ソフトウ
エアコンポーネントは、それぞれのデータ処理部の他
に、ログ入力解釈部、ログ編集出力部、イベント駆動
部、および、パラメータ・インターフェイスを有し、個
々のソフトウエアコンポーネントに対するログ入力は、
個々のソフトウエアコンポーネントのログ入力解釈部か
ら行われ、個々のソフトウエアコンポーネントの実行履
歴は、個々のソフトウエアコンポーネントのログ編集出
力部より出力される。そして、通常処理時の実行履歴
も、個々のソフトウエアコンポーネントのログ編集出力
部にて編集出力され、個々のソフトウエアコンポーネン
トにおけるコンポーネント・ログ・ファイルに記憶され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図26に示されている
ように、従来の、複数のソフトウエアコンポーネントか
ら構成されるソフトウエアシステムにおいては、個々の
ソフトウエアコンポーネント毎にログの管理機構が設け
られており、ログの管理機構が重複しているためソフト
ウエア構成が必要以上に複雑となっており、また、異な
る階層のコンポーネントに同時にログ入力されると、コ
ンポーネント間における処理の同期が取れなくなるとい
う問題がある。
【0008】更に、複数のソフトウエアコンポーネント
から構成されるソフトウエアシステムにおいて一部のコ
ンポーネントが未完成である段階で全体の動作試験を行
う場合は、この未完成のコンポーネントの上位のコンポ
ーネントからログ入力してログ再現(実行)動作を行わ
せようとしても、この未完成のコンポーネントで処理が
停止してしまうため、恰もこの未完成のコンポーネント
で処理が行われたかのようにするための別のログ入力
を、この未完成のコンポーネントの1つ下位のコンポー
ネントに入力して再現させる必要がある。この場合、上
記の別のログ入力は、上位のログ入力の再現動作と同期
する必要があるが、図26のように個々のソフトウエア
コンポーネントが、それぞれ独立してログ管理機構を有
しているような場合は、複数の階層のコンポーネントの
処理を同期させることは困難である。
【0009】本発明は、複数のソフトウエアコンポーネ
ントのログデータを管理する管理機構を簡素化し、複数
のソフトウエアコンポーネントにおいてログ再現動作が
重複することがないようにし、更に、複数のソフトウエ
アコンポーネントにおけるログ再現動作を同期させるこ
とを可能にする履歴情報管理システムを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1 図1は、本発明による、複数のソフトウエアコンポーネ
ントから構成されるソフトウエアシステムにおける履歴
情報管理システムの第1の形態の原理構成を示すもので
ある。図1の構成においては、基本的なソフトウエアシ
ステム(データ処理系3)は、イベント駆動部5、およ
び、複数のソフトウエアコンポーネント6,7,8、お
よび、パラメータ・インターフェイス部9から構成され
るコンポーネント処理系4と、ログ入力解釈部12およ
びログ編集出力部13、および、フィルタ11から構成
されるログ入出力系10とから構成される。
【0011】更に、このデータ処理系3のログ入出力系
10には、コーダ19、デコーダ20、および、フィル
タ18を備え、ログ・コード変換辞書21を外部に接続
する独立ユーティリティ17が付設され得る。本発明の第1の形態 図1の構成において、イベント駆動部5は、複数のイベ
ント駆動型のソフトウエアコンポーネント6,7,8か
ら構成されるコンポーネント処理系4に共通に設けら
れ、イベント駆動命令情報に従って複数のソフトウエア
コンポーネント6,7,8を駆動する。
【0012】ログ入力解釈部12は、複数のソフトウエ
アコンポーネント6,7,8に共通に設けられ、ログ情
報を入力して、該ログ情報が含むイベント駆動命令情報
を前記イベント駆動部5に供給する。ログ編集出力部1
3は、複数のソフトウエアコンポーネント6,7,8に
共通に設けられ、前記イベント駆動部5が実行するイベ
ント駆動命令情報をログ情報として編集して出力する。
【0013】これらの構成に対応して、本発明の第1の
形態は、複数のイベント駆動型のソフトウエアコンポー
ネント6,7,8から構成されるソフトウエアシステム
における履歴情報管理システムにおいて、前記複数のソ
フトウエアコンポーネント6,7,8に共通に設けら
れ、イベント駆動命令情報に従って前記複数のソフトウ
エアコンポーネント6,7,8を駆動するイベント駆動
手段5と、前記複数のソフトウエアコンポーネント6,
7,8に共通に設けられ、ログ情報を入力して、該ログ
情報が含むイベント駆動命令情報を前記イベント駆動手
段5に供給するためのログ入力手段12と、前記複数の
ソフトウエアコンポーネント6,7,8に共通に設けら
れ、前記イベント駆動手段5が実行するイベント駆動命
令情報をログ情報として編集して出力するためのログ出
力手段13とを有してなることを特徴とする。
【0014】コンポーネント識別 図1の構成において、前記イベント駆動命令情報は、対
応するソフトウエアコンポーネントを識別するコンポー
ネント識別情報を含む。また、上記のイベント駆動部5
は、入力されたログ情報の上記のコンポーネント識別情
報を検出して該コンポーネント識別情報に対応するソフ
トウエアコンポーネントをイベント駆動する。
【0015】更に、上記のイベント駆動命令情報は、対
応するソフトウエアコンポーネントが含むサブルーチン
を呼び出すための情報を含んでいる。パラメータ・インターフェイス 上記の構成に加えて、図1の構成においては、上記のロ
グ情報は、前記イベント駆動命令の実行に使用されるパ
ラメータ情報を含み得、パラメータ・インターフェイス
部9は、前記複数のソフトウエアコンポーネントに共通
に設けられ、前記イベント駆動命令の実行時に、該イベ
ント駆動命令の実行に使用されるパラメータ情報を保持
して、該イベント駆動命令を実行するソフトウエアコン
ポーネントに供給する。
【0016】そして、上記のログ編集出力部13は、前
記イベント駆動部5が実行するイベント駆動命令情報と
共に、前記パラメータ・インターフェイス部9が保持す
るパラメータ情報をログ情報として編集して出力する。ログ入出力フィルタ 図1の構成のログ入出力系10におけるフィルタ11
は、以下のように、ログ入力選択手段およびログ出力選
択手段としての機能を有する。
【0017】すなわち、ログ入力選択手段によって、外
部からの設定入力によって指定されたソフトウエアコン
ポーネントに対するログ入力のみを受け付けるように
し、ログ出力選択手段によって、外部からの設定入力に
よって指定されたソフトウエアコンポーネントに関する
ログ出力のみを出力するようにできる。ログデータ形式の変換 図1の構成において、上記のログ入力解釈部12に入力
されるログ情報はバイナリ形式であるが、テキスト形式
のログ情報をバイナリ形式に変換するコーダ19を、前
記ログ入力解釈部12の前段に設けることができる。
【0018】上記の変換は、外部に接続した変換辞書に
従って行うことができる。更に、上記のコーダ19は、
外部からの設定入力によって指定されたソフトウエアコ
ンポーネントに対するログ入力のみを変換するログ入力
変換選択機能を有するようにできる。図1の構成におい
て、上記のログ編集出力部13から出力されるログ情報
はバイナリ形式であるが、バイナリ形式のログ情報をテ
キスト形式に変換するデコーダ20を、前記ログ編集出
力部13の後段に設けることができる。
【0019】上記の変換も、外部に接続した変換辞書に
従って行うことができる。更に、上記のデコーダ20
は、外部からの設定入力によって指定されたソフトウエ
アコンポーネントに関するログ出力のみを変換するログ
出力変換選択機能を有するようにできる。図1におい
て、上記のログ入力変換選択機能およびログ出力変換選
択機能は、フィルタ18が実現する。
【0020】図2 図2は、本発明による、複数のソフトウエアコンポーネ
ントから構成されるソフトウエアシステムにおける履歴
情報管理システムの第2の形態の原理構成を示すもので
ある。図2の構成においては、基本的なソフトウエアシ
ステム(データ処理系3′)は、統合イベント駆動部
5′、および、複数のソフトウエアコンポーネント2
6,27,30、および、統合パラメータ・インターフ
ェイス部9′から構成されるコンポーネント処理系4′
と、ログ入力解釈部12′およびログ編集出力部13′
から構成される統合ログ入出力系10′とから構成され
る。尚、図2の構成においても、図1に示されていると
同様のフィルタ11および18や独立ユーティリティ1
7等を付加することができるが、これらの図示は省略し
ている。
【0021】本発明の第2の形態 図2の構成において、統合イベント駆動部5′は、複数
のイベント駆動型のソフトウエアコンポーネント26,
27,30から構成されるコンポーネント処理系4′に
共通に設けられ、イベント駆動命令情報に従って複数の
ソフトウエアコンポーネント26,27,30を駆動す
る。
【0022】統合ログ入出力系10′におけるログ入力
解釈部12′は、複数のソフトウエアコンポーネント2
6,27,30に共通に設けられ、ログ情報を入力し
て、該ログ情報が含むイベント駆動命令情報を統合前記
イベント駆動部5′に供給する。ログ編集出力部13
は、複数のソフトウエアコンポーネント6,7,8に共
通に設けられ、前記統合イベント駆動部5が実行するイ
ベント駆動命令情報をログ情報として編集して出力す
る。
【0023】以上の基本機能に加えて、図2の構成が、
前述の図1の構成と異なる点は、以下の通りである。す
なわち、図2にて、既存流用コンポーネント30として
示されているように、上記の複数のソフトウエアコンポ
ーネントの少なくとも1つは、それぞれに固有のイベン
ト駆動部31、固有のログ入出力系34(固有ログ入力
解釈部35および固有ログ編集出力部36からなる)、
および、固有のパラメータ・インターフェイス部33を
有する。
【0024】そして、上記の統合イベント駆動部5′
は、与えられたイベント駆動命令情報が含むコンポーネ
ント識別情報が上記のソフトウエアコンポーネント30
を示すときは、該ソフトウエアコンポーネント30の固
有イベント駆動部51に、該コンポーネント識別情報を
除く上記のイベント駆動命令情報を供給し、上記の固有
イベント駆動部5′は、前記イベント駆動命令情報に従
って、上記のソフトウエアコンポーネント30が含むサ
ブルーチンのうち、該イベント駆動命令情報が示すサブ
ルーチンを呼び出し、前記統合ログ入出力系10′のロ
グ入力解釈部12′は、入力したログ情報が含むコンポ
ーネント識別情報が上記のソフトウエアコンポーネント
30を示すときは、該ソフトウエアコンポーネント30
の固有ログ入力解釈部35に上記のログ情報を供給し、
上記の固有ログ入力解釈部35は、前記ログ情報が含む
イベント駆動命令情報を上記の固有イベント駆動部5′
に供給し、上記の固有ログ編集出力部36は、上記のソ
フトウエアコンポーネント30の固有イベント駆動部5
1が実行するイベント駆動命令情報をログ情報として編
集し、該ソフトウエアコンポーネント30を示すコンポ
ーネント識別情報と共に、上記の統合ログ入出力系1
0′のログ編集出力部13′に供給し、上記の統合ログ
入出力系10′のログ編集出力部13′は、上記の固有
ログ編集出力部36から供給されたログ情報を出力す
る。
【0025】更に、図2の構成においても、前述の図1
の構成におけると同様に、先にコンポーネント識別
ラメータ・インターフェイスログ入出力フィルタ、お
よび、ログデータ形式の変換の項で述べた機能を付加す
ることができる。
【0026】
【作用】入力ログデータの実行 図3は、図1の構成を有する本発明の第1の形態におけ
る処理およびログデータの流れを示すものである。イベ
ント駆動命令およびパラメータ・データを含む入力ログ
データは、先ず、ログ入力解釈部12に入力され、ここ
から、イベント駆動命令は、イベント駆動部5へ、パラ
メータ・データはパラメータ・インターフェイス部9へ
転送される。イベント駆動部5は、転送されたイベント
駆動命令が示すソフトウエアコンポーネントの処理(サ
ブルーチン)をイベント駆動し、イベント駆動されたソ
フトウエアコンポーネントは、このイベント駆動命令に
対応するパラメータ・データをパラメータ・インターフ
ェイス部9から読み出してデータ処理(サブルーチンの
実行)を行う。処理によって生成されたデータは、パラ
メータ・インターフェイス部9に書き込まれる。処理の
途中で、他のソフトウエアコンポーネントを呼び出す必
要が生ずると、制御はイベント駆動部5に移り、イベン
ト駆動部5より、呼び出すべきソフトウエアコンポーネ
ントの処理(サブルーチン)がイベント駆動される。同
様のイベント駆動は、必要に応じて他のソフトウエアコ
ンポーネントについても行われる。
【0027】なお、上記の処理は入力ログデータの実行
に対応するものであるので、ログ入力解釈部12からの
イベント駆動命令によって1連の処理が開始されたが、
通常の処理においては、上記のソフトウエアコンポーネ
ントの1つである、フロント・コンポーネント6に対す
るトリガ入力によって1連の処理が開始される。コンポーネント識別 図4は、本発明によるログファイルの内容を示すもので
ある。図4に示されているように、各ログデータは、イ
ベント駆動命令と、パラメータ・データとからなるが、
更に、各イベント駆動命令は、コンポーネント識別情報
とコンポーネント内サブルーチン識別情報とを含む。コ
ンポーネント識別情報は、前述のように、イベント駆動
されるべきソフトウエアコンポーネントを示すものであ
り、コンポーネント内サブルーチン識別情報は、そのソ
フトウエアコンポーネント内の、呼び出すべきサブルー
チンを示すものである。本発明によれば、ログ・ファイ
ルは、複数のソフトウエアコンポーネントについて共通
であって、同一のログ・ファイル内に複数のソフトウエ
アコンポーネントのためのログデータが含まれている。
イベント駆動部5は、入力されたログ情報の上記のコン
ポーネント識別情報を検出して該コンポーネント識別情
報に対応するソフトウエアコンポーネントをイベント駆
動し、その際、コンポーネント内サブルーチン識別情報
に基づいて、そのソフトウエアコンポーネントが含むサ
ブルーチンを呼び出す。
【0028】図5は、図4の本発明によるログ・ファイ
ルとの比較のために、従来のログ・ファイルの構成を示
すものである。図5に示されているように、従来のログ
・ファイルは、ソフトウエアコンポーネント毎に別々に
設けられており、各ログデータはコンポーネント識別情
報は含んでいない。ログデータ編集出力の流れ 上記の入力ログデータの実行の間、或るいは、通常のフ
ロント・コンポーネントへのトリガ入力に応じた1連の
処理の間、ログ編集出力部13は、図3に示されている
ように、前記イベント駆動部5が実行するイベント駆動
命令情報と共に、前記パラメータ・インターフェイス部
9が保持するパラメータ情報をログデータとして、図4
のように編集して出力する。
【0029】ログ入出力フィルタ 図1の構成のログ入出力10におけるフィルタ11は、
前述のように、ログ入力選択手段およびログ出力選択手
段としての機能を有するので、外部からの設定入力によ
って指定されたソフトウエアコンポーネントに対するロ
グ入力のみが受付られるようにすることができ、また、
外部からの設定入力によって指定されたソフトウエアコ
ンポーネントに関するログ出力のみを出力するようにで
きる。
【0030】ログデータ形式の変換 図1の構成において、ログの入力解釈/編集出力の効率
性、ファイル容量の少なさの点で、データ処理系内では
ログデータはバイナリ形式であることが望ましいため、
上記のログ入力解釈部12に入力されるログ情報、およ
び、ログ編集出力部13から出力されるログ情報はバイ
ナリ形式であるが、ログ入力者、或るいは、ログ出力解
析者の読み易さの点から、或るいは、データ形式の異な
るプロセッサへのデータ転送のためには、入力ログデー
タおよび出力ログデータは、テキスト形式であることが
望ましい。この点で、テキスト形式のログ情報をバイナ
リ形式に変換するコーダ19、および、バイナリ形式の
ログ情報をテキスト形式に変換するデコーダ20を、そ
れぞれ、ログ入力解釈部12の前段、および、ログ編集
出力部13の後段に設けることは非常に有用である。
【0031】また、これらの変換に使用する辞書を外部
に接続することにより、ソフトウエアコンポーネントの
追加、変更等に対応して辞書を書き換えることも容易と
なる。更に、上記のコーダ19に前記ログ入力変換選択
機能を付設することにより、外部からの設定入力によっ
て指定されたソフトウエアコンポーネントに対するログ
入力のみを変換することができる。
【0032】また、上記のデコーダ20に前記ログ出力
変換選択機能を付設することにより、外部からの設定入
力によって指定されたソフトウエアコンポーネントに関
するログ出力のみを変換するようにできる。本発明の第1の形態の効果 本発明の第1の形態によれば、イベント駆動部5、ログ
入力解釈部12、および、ログ編集出力部13が、複数
のソフトウエアコンポーネント6,7,8に共通に設け
られるので、同様の機能を重複して複数のソフトウエア
コンポーネント毎に設けることがないため、ログデータ
を管理する管理機構を簡素化することができる更に、単
一のイベント駆動部5にて全てのソフトウエアコンポー
ネントをイベント駆動するので、複数のソフトウエアコ
ンポーネントにおいてログ再現動作が重複することがな
いようにし、更に、複数のソフトウエアコンポーネント
におけるログ再現動作を同期させることを可能にする。
【0033】本発明の第2の形態の効果 図2に示されているような、本発明の第2の形態によれ
ば、各々が、固有のイベント駆動部31、および、固有
のログ入出力系34を有するソフトウエアコンポーネン
トが、上記の複数のソフトウエアコンポーネントの中に
少なくとも1つ含まれている。本発明に基づいて作られ
たソフトウエアコンポーネントは、上記の第1の形態に
おけるようにそのイベント駆動部、ログ入出力部等を共
用するように構成されているが、本発明に基づかずに作
成された、例えば、既存のソフトウエアコンポーネント
においては、それぞれ、固有のイベント駆動部31、お
よび、固有のログ入出力系34を有する。本発明の第2
の形態の統合イベント駆動部5′および統合ログ入出力
系10′によれば、上記のコンポーネント識別によっ
て、これらソフトウエアコンポーネントを区別して、統
合イベント駆動部5′は、コンポーネント識別に基づい
て上記の既存のソフトウエアコンポーネントを駆動する
際は、そのソフトウエアコンポーネント固有のイベント
駆動部31に制御を渡し、統合ログ入出力系10′のロ
グ入力解釈部12′は、コンポーネント識別に基づいて
上記の既存のソフトウエアコンポーネントにログ入力す
る際は、そのソフトウエアコンポーネント固有のログ入
力解釈部35に入力すべきログ情報を渡し、更に、統合
ログ入出力系10′のログ編集出力部13′は、上記の
既存のソフトウエアコンポーネント固有のログ入力解釈
部35から出力されたログ情報はスルーで出力する。統
合イベント駆動部5′、統合ログ入出力系10′のログ
入力解釈部12′、および、統合ログ入出力系10′の
ログ編集出力部13′における、その他のソフトウエア
コンポーネントに対する処理は、それぞれ、本発明の第
1の形態におけるイベント駆動部5、ログ入力解釈部1
2、および、ログ編集出力部13と同様である。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例においては、前述の回
路設計CADシステムを制御するソフトウエアシステム
の場合を例に取って説明する。図6は、前述の図1の構
成に対応する実施例の構成であって、図1の構成におけ
るフロント・コンポーネントが前述(図24)のような
MMIドライバ56に、図1の複数のソフトウエアコン
ポーネント1・・・nが、前述(図24)のような会話
入力部71、コマンド処理部72、および、設計データ
編集部73に、そして、図1のバックエンド・コンポー
ネントが前述のようなDBMS58に、それぞれ置き換
えられている他は、図1の構成と同じである。
【0035】図7は、上記の回路設計CADシステムに
よって回路図編集を行う操作手順の1例を示すディスプ
レイ・イメージである。また、図8は、図7の操作に対
応した各ソフトウエアコンポーネントの動作遷移を表し
たタイムチャートである。更に、図9は、図7および8
の操作を行ったときの動作履歴を示す出力ログ・ファイ
ルの内容を示すものである。
【0036】フィルタの選択モード指定 他方、図10は、図6の構成において、起動時に、フィ
ルタ41における選択のモードを指定するための起動オ
プションの内容の例を、(a)通常運用時、(b)障害
復元時(データ復旧)、および、(c)障害再現時(障
害原因の調査)の、それぞれの場合についてを示すもの
である。通常運用時は、入力ログはなく(図10では選
択するものを1で、選択しないものを0で、そして、任
意のもの(don't care)はXで表す)、システムは、フロ
ント・コンポーネントであるMMIドライバ56からの
入力に従って動作する。他方、出力ログとしては、少な
くとも、障害時の再現のために会話入力部71の動作履
歴を、また、障害時のデータ復旧のためにDBMSの動
作履歴を取得するようにセットする。他は任意である。
障害復元(データ復旧)時には、障害復元用の入力ログ
のみを実行し、出力ログの設定は任意である。更に、障
害再現時は、障害再現用の会話入力部の入力ログのみを
実行し、出力ログの設定は任意である。
【0037】図6の構成における処理のフロー 図11〜図13は、図6の構成における処理のフローを
示すものである。図11〜図13の処理は、「前処
理」、「データ処理」、および、「後処理」からなる。
これらのうち、「前処理」は、テキスト形式の入力ログ
ファイルを次の「データ処理」にて扱い得るバイナリ形
式に変換する処理であり、「データ処理」は、入力ログ
ファイルがあれば、それを入力し、そのログに従ってバ
ッチ的にデータ処理を行い、入力ログが無ければ通常動
作として、オペレータからのMMIインターフェイスを
介しての会話入力指示に従ってデータ処理を実行する。
データ処理の履歴はバイナリ形式の出力ログファイルと
して編集出力される。
【0038】「後処理」は、上記の「データ処理」で生
成されたバイナリ形式の出力ログ・ファイルをテキスト
形式のログに変換する処理である。前処理 先ず、図11に示される「前処理」は、テキスト形式の
入力ログファイルの作成のステップ101と、独立ユー
ティリティコーダを使用したテキスト形式からバイナリ
形式へのデータ形式の変換のステップ110とからな
る。
【0039】テキスト形式の入力ログファイルは、例え
ば、保存されていたログデータを適用するか、または、
他システムからの供与による。データ形式の変換のステ
ップ110は、起動オプション指示111、テキスト→
バイナリ形式への変換112、フィルタ48による選択
出力113の3つのステップからなり、起動オプション
指示111のステップでは、図6のフィルタ48に対し
て、どのソフトウエアコンポーネントに対応する階層の
ログを選択的に変換出力するかを設定し、テキスト→バ
イナリ形式への変換112の後、フィルタ48は上記の
起動オプション指示に従って変換された入力ログスデー
タを選択出力する。
【0040】テキスト→バイナリ形式への変換112
は、キーワード→コード、および、フリーカラム→位置
固定の変換1121と、省略パラメータ値の補足112
2の処理を含む。図14は、上記のキーワード→コー
ド、および、フリーカラム→位置固定の変換1121の
処理において使用される変換辞書の例を示すものであ
り、また、図15は、図14の変換辞書を使用した、テ
キスト形式のログからバイナリ形式のログへの変換の1
例を示すものである。変換辞書は、コンポーネント辞
書、サブルーチン辞書、および、パラメータ辞書からな
る。
【0041】図15に示されているようなテキスト形式
のログが入力されると、先ず、コンポーネント名標“D
B”は、図14のコンポーネント辞書により、コンポー
ネント識別番号“4”に変換される。次に、コンポーネ
ント識別辞書が含むサブルーチン辞書へのポインタに格
納されているDBMSのサブルーチン辞書に従って、図
15のテキストのサブルーチン名標“ADD−ELEM
ENT”は、サブルーチン識別番号“2”に変換され
る。そして、このサブルーチン名標“ADD−ELEM
ENT”に対応するパラメータの数“4”がバイナリ形
式のログに書き込まれる。そして、このサブルーチン名
標“ADD−ELEMENT”に対応するパラメータ辞
書(図14)に従って、図15のテキスト形式のログの
各キーワードに続くパラメータ“SBL1”,“x1,
y1”,および,“ELM1”がバイナリ形式のログの
パラメータデータ部に書き込まれる。
【0042】尚、ログのシンタクスの追加および変更を
容易にし、ユーザの保有するログに対するシンタクス上
の互換性の要求を満たすために、本発明のテキスト形式
のログでは、図15に示されているように、キーワード
を用いて、データ形式変換時に各キーワードを確認する
ことにより、パラメータをシーケンス・フリー(各ログ
データ内でパラメータの順序は自由)とし、且つ、省略
指定を可能としている。省略パラメータ値の補足112
2の処理は、例えば、新しいバージョンのソフトウエア
コンポーネントにて指定すべきパラメータが、古いバー
ジョンの同じソフトウエアコンポーネントにおいては指
定されない場合には、上記の変換の際には、そのような
パラメータ値は、省略可能であるものとして認識し、古
いバージョンのソフトウエアコンポーネントに対応する
ログ情報を入力した場合には、予め定められた値を、そ
の空欄に書き込むものである。
【0043】データ処理 図12に示されているデータ処理は、起動時オプション
指示120、トリガ入力による処理130、および、イ
ベント駆動140からなり、これらのうち、起動オプシ
ョン120は、前述(図10)のように、図6のフィル
タ41における選択モードを指定するものである。
【0044】トリガ入力による処理130においては、
時刻tにトリガ入力があると、入力ログの有無を判定し
て、入力ログが無ければフロント・コンポーネント(M
MIドライバ)からのトリガ入力による通常の処理を開
始(133)し、入力ログが有れば、ログ入力解釈処理
131を行う。この処理において、上記の起動オプショ
ン120に従うフィルタ41による選択入力を行う。
【0045】イベント駆動処理140は、コンポーネン
ト入力情報のプリセット処理141と、コンポーネント
内サブルーチン分岐処理150とを含む。コンポーネン
ト入力情報のプリセット処理141においては、上記の
ログ入力解釈処理によって入力解釈されたログデータの
うちのイベント駆動命令がイベント駆動部55に、パラ
メータデータがパラメータ・インターフェイス部59に
設定され、その後、イベント駆動部55によるイベント
駆動153によって、このイベント駆動命令によって指
定されたソフトウエアコンポーネントのサブルーチンが
起動され、パラメータ・インターフェイス部59に設定
されたパラメータ・データを用いてサブルーチンが実行
される(コンポーネント内サブルーチン分岐処理15
0)。
【0046】このサブルーチンの実行(151)の過程
において、更に、他のソフトウエアコンポーネントのサ
ブルーチンの実行が要求(152)されるときには、イ
ベント駆動部55は、この要求(152)に応じて、上
記の他のソフトウエアコンポーネントのサブルーチンを
イベント駆動(153)する。このように、あるソフト
ウエアコンポーネントのサブルーチンの実行中に、他の
ソフトウエアコンポーネントのサブルーチンの実行が必
要になると、イベント駆動部55に対して、他のソフト
ウエアコンポーネントのサブルーチンの呼出を要求(1
52)し、イベント駆動部55が、これに応じて該他の
ソフトウエアコンポーネントのサブルーチンをイベント
駆動するというこうは、必要に応じて何度でも行われ得
る。上記のイベント駆動の際にも、他のソフトウエアコ
ンポーネントのサブルーチンを呼び出すソフトウエアコ
ンポーネントは、上記の他のソフトウエアコンポーネン
トのサブルーチンを指定するイベント駆動命令をイベン
ト駆動部55に設定し、対応するパラメータ・データを
パラメータ・インターフェイス部59に設定する。そし
て、イベント駆動されたソフトウエアコンポーネントの
サブルーチンは、このパラメータ・インターフェイス部
59に設定されたパラメータ・データを用いてデータ処
理を実行する。
【0047】上記のようなソフトウエアコンポーネント
による処理の間、イベント駆動部55およびパラメータ
・インターフェイス部59に設定されたイベント駆動命
令およびパラメータデータは、ログ編集出力部43によ
って逐次読み出され、出力ログファイルとして編集され
出力される(144)。但し、この編集出力処理は、前
述のフィルタ41の機能により、出力が要求されている
ソフトウエアコンポーネントに対応するログデータのみ
について行われる。
【0048】後処理 図13に示されている「後処理」は、独立ユーティリテ
ィ/デコーダの処理160と、出力ログファイルの保存
170の処理とを含む。独立ユーティリティ/デコーダ
の処理160は、フィルタ48における選択設定を行う
起動オプション161と、フィルタ48によるバイナリ
形式出力ログの選択入力処理162と、バイナリ→テキ
ストのデータ形式変換処理163とを含む。バイナリ→
テキストのデータ形式変換処理163においては、前述
の図14の変換辞書を使用して、図15と逆のバイナリ
形式からテキスト形式へのログデータの形式変換を行
う。
【0049】上記の変換後の出力は、テキスト形式の出
力ログファイルとして保存される(170)。具体的ケースにおける処理手順 図16は、図6の構成における、ログデータの収集およ
び実行を伴う具体的ケースの処理手順を示す概略図であ
る。
【0050】先ず、前述の図10の(a)ように、ログ
入出力系40のフィルタ41の選択モードを設定した状
態で、通常運用を行うとする。この場合、ログ入力は無
関係なので、図11の前処理は無く、図12のデータ処
理が、MMIドライバ56からの時刻tにおけるトリガ
入力によって起動される。そして、通常運用時に、図1
7に出力ログとして示されているような処理を行うもの
とする。なお、図17において、「IT」は会話入力部
71のログ、「CM」はコマンド処理部72のログ、
「DE」は設計データ編集部73のログ、そして、「D
B」はDBMS58のログをを示すものである。
【0051】すなわち、ここでは、時刻において、キ
ーボードから文字列「FIG1」が入力されるとする。
この入力により会話入力部71内のサブルーチン「IN
PUT−STRING」がイベント駆動される(実際
は、図6のデータ処理系3内ではデータはバイナリ形式
であり、サブルーチン等はサブルーチン識別番号の形式
となっているが、以下の説明では説明の分かり易さのた
めに、イベント駆動命令等はテキスト形式で示す)。こ
のイベント駆動に際し、先ず、図12のコンポーネント
入力情報のプリセット(141)が行われる。すなわ
ち、図12のイベント駆動命令の設定(142)とし
て、このサブルーチンの識別番号がイベント駆動部55
に設定され、パラメータデータの設定(143)とし
て、上記の文字列を入力したウインドウ識別情報と、こ
の文字列自体とが、パラメータ・インターフェイス部5
9に設定される。これらイベント駆動に必要な設定内容
は、図12のログ編集出力処理(144)において、ロ
グ情報に編集され、フィルタによる選択出力処理(14
5)において選別されてログ・ファイルに書き出され
る。ここでは、上記の図10の(a)の起動オプション
に従い、コンポーネント識別番号「1」の会話入力部7
1のログは出力される。なお、この出力は、前述の独立
ユーティリティ47によってバイナリ形式からテキスト
形式へと変換される。
【0052】次に、図12のコンポーネント内サブルー
チン分岐処理(150)として、サブルーチン「INP
UT−STRING」に制御が移るが、それ自身の内部
で行われるデータ処理(151)として、文字数チェッ
クおよび前後ブランクのサプレス等を行った後、他コン
ポーネント呼出(152)として、コマンド処理部72
のサブルーチン「SELECT−FIGURE」がイベ
ント駆動される。このイベント駆動においても、上記と
同様に、コンポーネント情報のプリセット(141)お
よびコンポーネント内サブルーチン分岐(150)の処
理が行われるが、フィルタ41に対する起動オプション
が前述の図10の(a)であるので、フィルタによる選
択出力(145)においては、コンポーネント識別番号
「2」のコマンド処理部72のログは出力されない。
【0053】次に、他コンポーネント呼出(152)と
して、設計データ編集部74のサブルーチン「LOAD
−FIGURE」がイベント駆動され、更に、サブルー
チン「LOAD−FIGURE」からDBMSの「LO
AD−MEMBER」が駆動される。図10の(a)の
起動オプションによって、DBMSのログは出力され
る。 以下同様に、図17の時刻からまでの処理
が、それぞれの時刻におけるトリガ入力に応じて行われ
るとする。これにより、時刻においては、回路素子の
配置が成される。ところが、ここで、上記の時刻の処
理の後のトリガ入力による動作の際にシステムに異常が
発生して異常終了したとする(このとき、このトリガ入
力に対する会話入力部71におけるログは採集されてい
る)。ここまでが、図16の概略図において200で示
される処理である。
【0054】次に、障害の発生した利用者のEWS(エ
ンジニアリング・ワーク・ステーション)においては、
システムを上記の障害から復旧させるために、図16に
おいて220で示されるように、上記の図17の操作を
行う1世代前のバックアップ・データベースを、上記の
障害が発生したデータベースと置き換え、定常運用時の
出力ログ・ファイルを入力ログ・ファイルとする。この
ログ・ファイルは、図17のログ・ファイルの会話入力
部(IT)の部分とDBMS(DB)の部分とからなる
ものに対応する。
【0055】ここでは、前処理はスキップされ、図12
の起動オプション指示(120)において、図10の
(b)に示されているような障害復旧時の起動オプショ
ンが指定される。これに従い、DBMSのログのみが入
力実行対象となり、コンポーネント識別番号「4」のD
BMSのログ入力のみがフィルタ41によって選択され
る。すなわち、図17のログ・ファイルの「DB」に続
いて示されているログのみが順次読み込まれ実行され
る。こうして、データベースに、前記障害発生直前まで
の編集結果が復旧される。この復旧動作を、より詳しく
説明すると以下のとおりである。
【0056】すなわち、先ず、時刻のトリガ入力(図
12の130)において、ログ入力有りとしてログ入力
解釈(131)を行い、フィルタによる選択入力処理
(132)により、先の通常運用時の出力ログには記録
されていた会話入力部71のログは入力されず、コンポ
ーネント識別番号「4」のDBMSのログ入力のみが選
択入力される。図17に示されているように、時刻で
は、サブルーチン「LOAD−MEMBER」がイベン
ト駆動され、図12のコンポーネント情報入力のプリセ
ット(141)の処理で、今入力解釈したログ情報につ
いて、イベント駆動命令の設定(142)およびパラメ
ータデータの設定(143)を行う。ここで、フィルタ
41の起動オプション(図10の(b))の出力選択が
オール0であったとすると、ログ出力は無い。そして、
コンポーネント内サブルーチン分岐(150)の処理で
DBMSは上記のサブルーチン「LOAD−MEMBE
R」の実際の処理を行う。ここでは、DBMSはバック
エンド・コンポーネントであるため、DBMSから他の
ソフトウエアコンポーネントの呼出は行われない。以下
同様に、上記のログ・ファイルの時刻からまでのロ
グデータのうち、フィルタ41によりDBMSに対応す
る部分のみが選択入力されて実行され、上記の障害復旧
処理は完了する。
【0057】次に、障害の発生した利用者のEWSにお
いては、障害再現用ログを保存する(図16の23
0)。この障害再現用ログは、上記の障害発生時に採集
された出力ログを独立ユーティリティ/デコーダによっ
てテキスト形式に変換することにより作成される。作成
された障害再現用ログは、例えば、障害の発生した利用
者のEWSからメインフレームへ転送され、更に、そこ
から、システム開発元のEWSへ転送される。こうし
て、システム開発元のEWSは障害再現用ログを取得す
る(図16の240)。ここでは、先ず、上記のテキス
ト形式の障害再現用ログを「前処理」によってバイナリ
形式に変換し、次のデータ処理起動の入力ログを準備す
る。そして、フィルタ41の起動オプションを図10の
(c)のように障害再現用に設定して、上記の入力ログ
を入力して障害調査を開始する(図16の250)。
尚、図10の(c)の起動オプションによれば、コンポ
ーネント識別番号「1」の会話入力部71のログのみが
選択的に入力され実行される。これにより、あたかも、
ユーザがフロント・コンポーネントのMMIドライバ5
6から入力したかのような動作が、会話入力部71→コ
マンド処理部72→設計データ編集部73→DBMS5
8の間で行われ、上記の障害を忠実に再現することがで
きる。
【0058】尚、障害が発生しないで正常に図面編集作
業が終了した場合は、ユーザの意図によっては、操作内
容を表したコマンド処理部72のログ、或るいは、設計
データを記述する設計データ編集部73のログを、一
旦、独立ユーティリティのデコーダによってテキスト形
式に変換して、次の設計対象に使用できるようにするこ
とができる。この場合は、フィルタ41に対する起動オ
プションでは、コマンド処理部72および設計データ編
集部73のログのみを出力するように設定する。
【0059】他の実施例 図18は、前述の図2の構成に対応する実施例の構成を
示すものである。図18の構成の図6の構成との違い
は、コンポーネント処理系54′内のコマンド処理部7
2′が、既存のソフトウエアコンポーネントのように、
固有のログ入力解釈部81、固有のイベント駆動部8
2、固有のログ編集出力部85、および、固有のパラメ
ータ・インターフェイス部84を具備していることであ
る。
【0060】図18の構成における処理のフロー 図19は、図6の構成における処理のフローを示すもの
である。なお、「前処理」および「後処理」について
は、前述の図11および図13に示されているとおりで
あるので、ここでは説明は省略する。図19に示されて
いるデータ処理は、起動時オプション指示320、トリ
ガ入力による処理330、および、統合イベント駆動に
より起動される処理340からなり、これらのうち、起
動時オプション指示320は、前述(図10)のよう
に、図6のフィルタ41における選択モードを指定する
ものである。
【0061】トリガ入力による処理330においては、
時刻tにトリガ入力があると、入力ログの有無を判定し
て、入力ログが無ければフロント・コンポーネント(M
MIドライバ)からのトリガ入力による通常の処理を開
始(333)し、入力ログが有れば、ログ入力解釈処理
331を行う。この処理において、上記の起動時オプシ
ョン指示320に従うフィルタ41による選択入力を行
う。
【0062】統合イベント駆動処理340は、コンポー
ネント入力情報のプリセット処理341と、コンポーネ
ント内サブルーチン分岐処理350とを含む。コンポー
ネント入力情報のプリセット処理341においては、上
記のログ入力解釈処理によって入力解釈されたログデー
タのうちのイベント駆動命令が図18の統合イベント駆
動部55′に、そして、パラメータデータが統合パラメ
ータ・インターフェイス部59′に設定され、統合ログ
編集出力部43は、統合イベント駆動部55′および統
合パラメータ・インターフェイス部59′にそれぞれ設
定されたイベント駆動命令およびパラメータ・データを
出力ログデータとして編集出力する(344)。
【0063】その後、統合イベント駆動部55′におい
ては、該イベント駆動命令のコンポーネント識別情報が
固有制御下のソフトウエアコンポーネント(各々固有の
ログ入力解釈部、固有のイベント駆動部、固有のログ編
集出力部、および、固有のパラメータ・インターフェイ
ス部を具備している)を指定するか、または、統合制御
下のソフトウエアコンポーネント(固有のログ入力解釈
部、固有のイベント駆動部、固有のログ編集出力部、お
よび、固有のパラメータ・インターフェイス部を具備し
ていない)を指定するかを判定する(380)。統合制
御下のソフトウエアコンポーネントを指定しているとき
は、前述の図12におけるイベント駆動(140)の処
理に同じであるが、固有制御下のソフトウエアコンポー
ネントを指定しているときは、当該ソフトウエアコンポ
ーネントの固有イベント駆動部(例えば、図18のコマ
ンド処理部72′のイベント駆動部82にサブルーチン
分岐要求を渡す(381)。この際、上記の統合イベン
ト駆動部55′に設定されていたイベント駆動命令は、
このソフトウエアコンポーネントの固有イベント駆動部
82に、また、統合パラメータ・インターフェイス部5
9′に設定されていたパラメータ・データは、このソフ
トウエアコンポーネントの固有のパラメータ・インター
フェイス部84に、それぞれ設定される。これら固有の
イベント駆動部およびパラメータ・インターフェイス部
に設定されたイベント駆動命令およびパラメータ・デー
タは、このソフトウエアコンポーネントが具備する固有
のログ編集出力部81によって出力ログデータとして編
集出力される(385)。この出力ログデータは、固有
のログ編集出力部81によって、該固有のログ編集出力
部が属するソフトウエアコンポーネントのコンポーネン
ト識別番号7が付加され、統合ログ編集出力部43に転
送される(386)。そして、固有のイベント駆動部8
2は、上記の設定されたイベント駆動命令内のサブルー
チン識別情報によって指定されたサブルーチンをイベン
ト駆動する(390)。前述のように、此のサブルーチ
ンの処理中において、他のソフトウエアコンポーネント
を実行する必要が生ずると、上記の固有のイベント駆動
部を介して上記の統合イベント駆動部55′に、「他コ
ンポーネント呼出」の要求が出力され、再び、統合イベ
ント駆動340の処理に再帰する。
【0064】具体的ケースにおける処理手順 図20は、図18の構成における、ログデータの収集お
よび実行を伴う具体的ケースの処理手順を示す概略図で
ある。この例では、特に、新規にシステム開発を行う際
のデバッグ方法を示しており、前述の回路設計CADシ
ステムをデバッグするものである。この例では、図18
に示されているように、コマンド処理部72′は、既存
のソフトウエアコンポーネントを使用するものとし、更
に、MMIドライバ56および設計データ編集部73は
未完の状態でデバッグを行うものとする。この為、コマ
ンド処理部72′は、他のソフトウエアコンポーネント
とは分離されており、また、MMIドライバ56および
設計データ編集部73の処理が行われないので、全体の
システムのデバッグの際に、あたかも、これらのソフト
ウエアコンポーネントが存在しているかのように見せ掛
けるために、これらのソフトウエアコンポーネントの機
能に代わるログ入力を与えてやる必要がある。
【0065】図21は、先に図7で示した操作例と等価
なログデータをテキスト形式で示すものである。すなわ
ち、未完のMMIドライバから会話入力部71へ与えら
れる筈のイベント駆動命令およびパラメータデータに代
わるログデータ、および、未完の設計データ編集部73
からDBMS58へ与えられる筈のイベント駆動命令お
よびパラメータデータに代わるログデータが記述されて
いる。更に、先に、図6の構成の実施例の説明に使用し
た、図17の出力ログ・ファイルは、上記の入力ログを
実行して正常に動作した場合の、期待される出力ログと
して使用される。
【0066】先ず、デバッグ対象のシステムを起動する
前に、入力ログの作成段階410として、図21の入力
ログデータを作成(図20の411)し、独立ユーティ
リティ47のコーダ49によって、テキスト形式からバ
イナリ形式に変換する(412)。このとき、独立ユー
ティリティ47のフィルタ48における選択モードは、
図22の(a)に示されているように設定しておく。こ
のオプション指示によれば、独立ユーティリティ/コー
ダ49が会話入力部71のログ入力とDBMS58のロ
グ入力をそれぞれバイナリ形式に変換したもののみを選
択的に出力する。
【0067】次に、このバイナリ形式に変換された入力
ログデータを、入力ログ・ファイルとしてデバッグ対象
となる図18のシステム53′を起動してプログラムを
擬似動作させる(図20の420)。このときのログ入
力系40のフィルタ41における選択モードは、図22
の(b)に示されているように設定しておく。こうし
て、フィルタ41においては、会話入力部71のログ入
力とDBMS58のログ入力のみが選択して入力され
る。
【0068】次に、上記の入力ログを会話入力部71が
実行することにより、コマンド処理部72′に対する起
動要求が発生するが、コマンド処理部72′は、上記の
ように独立した固有のイベント駆動部82、パラメータ
・インターフェイス部84、ログ入力解釈部81、およ
び、ログ編集出力部83を有するソフトウエアコンポー
ネントであるため、統合イベント駆動部55′からコマ
ンド処理部72′の固有のイベント駆動部82に制御が
渡される。コマンド処理部72′内では、固有のログ編
集出力部83によってログデータが収集される(これが
統合ログ編集出力部43に転送されて編集出力される)
と共に、会話入力部71から得られたイベント駆動命令
およびパラメータデータに基づいて設計データ編集部7
3を起動する要求がイベント駆動部82から統合イベン
ト駆動部55′に渡される。しかしながら、ここでは、
設計データ編集部73が未完で存在しないため、統合イ
ベント駆動部55′は他のソフトウエアコンポーネント
を駆動することなく、上記の会話入力部71からのログ
入力に対するイベント駆動処理は終了したことになる。
【0069】そこで、次のログ入力データとして、DB
MS58に対するログデータが読み込まれ、このログに
基づいて統合イベント駆動部55′は、あたかも、設計
データ編集部73の要求に基づくイベント駆動であるか
のように、DBMS58をイベント駆動し、このDBM
S58のログが実行される。そして、その時のDBMS
58の入力ログと同じログ出力が統合ログ編集出力部4
3によって収集される。
【0070】以下、同様にして、図21の入力ログに従
い、会話入力部71、コマンド処理部72′、DBMS
58が逐次起動され、回路編集動作が模擬実行される。
図23は、図21の入力ログに対応するソフトウエアコ
ンポーネント間の動作遷移タイムチャートである。そし
て、これらの動作によって、各ソフトウエアコンポーネ
ントの出力は、次にイベント駆動されるべきソフトウエ
アコンポーネントへの入力として順次、出力ログ・ファ
イルに蓄積される。
【0071】しかしながら、上記の出力ログデータは、
バイナリデータであるため、独立ユーティリティ/デコ
ーダ60によってテキスト形式に変換される。尚、この
ときは、独立ユーティリティ47のフィルタ48におけ
る選択モードは、図22の(c)に示されているように
設定しておくものとする。こうして、図20のプログラ
ム擬似動作が終了する。
【0072】次に、上記の出力ログ・ファイルを、前述
の図17の正常に動作した場合の、期待される出力ログ
と比較照合することにより、これらの不一致箇所とし
て、図18のシステム53′の異常動作箇所が検出され
る(図20の430の異常動作箇所の摘出動作)。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のソフトウエアコンポーネントのログデータを管理
する管理機構を簡素化し、複数のソフトウエアコンポー
ネントにおいてログ再現動作が重複することがないよう
にし、更に、複数のソフトウエアコンポーネントにおけ
るログ再現動作を同期させることを可能にするという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態の原理構成図である。
【図2】本発明の第2の形態の原理構成図である。
【図3】本発明の第1の形態における処理およびログデ
ータの流れを示す図である。
【図4】本発明によるログファイルの内容を示す図であ
る。
【図5】従来のログファイルの内容を示す図である。
【図6】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図7】回路設計CADシステムによって回路図編集を
行う操作手順の1例を示すディスプレイ・イメージであ
る。
【図8】本発明の実施例におけるソフトウエアコンポー
ネント間の動作遷移タイムチャートである。
【図9】本発明の実施例における出力ログ・ファイルの
内容の1例を示す図である。
【図10】図6の構成において、起動時に、フィルタ4
1における選択のモードを指定するための起動オプショ
ンの内容の例を示す図である。
【図11】図6の構成の前処理のフローを示すものであ
る。
【図12】図6の構成のデータ処理のフローを示すもの
である。
【図13】図6の構成の後処理の処理のフローを示すも
のである。
【図14】変換辞書の1例を示す図である。
【図15】テキスト形式からバイナリ形式への変換の1
例を示す図である。
【図16】図6の構成における具体的ケースでの処理手
順を示す図である。
【図17】通常運用時における出力ログ・ファイルを示
す図である。
【図18】図2の構成に対応する実施例の構成を示す図
である。
【図19】図18の構成の処理のフローを示すものであ
る。
【図20】図18の構成における、プログラムのデバッ
グ処理の概略フローである。
【図21】図20のデバッグ処理に使用する入力ログ・
ファイルの1例を示す図である。
【図22】図20のデバッグ処理に使用する起動オプシ
ョンの設定を示す図である。
【図23】図21の入力ログに対応するソフトウエアコ
ンポーネント間の動作遷移タイムチャートである。
【図24】マルチベンダなソフトウエアシステムの例と
して、CADシステムのソフトウエア構成を示す図であ
る。
【図25】従来図1のソフトウエアシステムの各処理段
階に対応するログと、各ログの内容の例を示す図であ
る。
【図26】従来の、複数のソフトウエアコンポーネント
から構成されるソフトウエアシステムにおける履歴情報
管理システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
3…データ処理系 4,4′…コンポーネント処理系 5…イベント駆動部 5′…統合イベント駆動部 6,7,8,26,27…ソフトウエアコンポーネント 30…既存ソフトウエアコンポーネント 9…パラメータ・インターフェイス部 9′…統合パラメータ・インターフェイス部 10…ログ入出力系 10′…統合ログ入出力系 11…フィルタ 12…ログ入力解釈部 12′…統合ログ入力解釈部 13…ログ編集出力部 13′…統合ログ編集出力部 21…ログコード編集辞書 31,82…固有イベント駆動部 32,83…データ処理部 33,84…固有パラメータ・インターフェイス部 34…固有ログ入出力系 35,85…固有ログ入力解釈部 36,81…固有ログ編集出力部 40…ログ入出力系 41…ログ入出力系のフィルタ 42…ログ入力解釈部 43…ログ編集出力部 47…独立ユーティリティ 48…独立ユーティリティのフィルタ 49…コーダ 52…データベース 53,53′…回路設計CADシステム 54,54′コンポーネント処理系 55…イベント駆動部 55′…統合イベント駆動部 56…MMIドライバ 58…DBMS 59…パラメータ・インターフェイス部 59′…統合パラメータ・インターフェイス部 60…デコーダ 71…会話入力部 72,72′…コマンド処理部 73…設計データ編集部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のイベント駆動型のソフトウェア・
    コンポーネント(6,7,8)から構成されるソフトウ
    ェア・システムにおける履歴情報管理システムにおい
    て、 前記複数のソフトウェア・コンポーネントに共通に設け
    られ、イベント駆動命令情報に従って前記複数のソフト
    ウェア・コンポーネントを駆動するイベント駆動手段
    (5)と、 前記複数のソフトウェア・コンポーネントに共通に設け
    られ、前記イベント駆動命令の実行時に、該イベント駆
    動命令の実行に使用されるパラメータ情報を保持して、
    該イベント駆動命令を実行するソフトウェア・コンポー
    ネントに供給するパラメータ・インタフェース手段
    (9)と、 前記複数のソフトウェア・コンポーネントに共通に設け
    られ、ログ情報を入力して、該ログ情報を含むイベント
    駆動命令情報を前記イベント駆動手段に、パラメータ・
    データをパラメータ・インタフェース手段にそれぞれ供
    給するためのログ入力手段(12)と、 前記複数のソフトウェア・コンポーネントに共通に設け
    られ、前記イベント駆動手段が実行するイベント駆動命
    令情報と、パラメータ・インタフェース手段が保持する
    パラメータ・データとをログ情報として編集して出力す
    るためのログ出力手段(13)とを有してなることを特
    徴とする履歴情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記イベント駆動命令情報は、対応する
    ソフトウェア・コンポーネントを識別するコンポーネン
    ト識別情報を含み、前記イベント駆動手段(5)は、入
    力されたログ情報の前記コンポーネント識別情報を検出
    して該コンポーネント識別情報に対応するソフトウェア
    ・コンポーネントをイベント駆動する請求項1記載の履
    歴情報管理システム。
  3. 【請求項3】 前記複数ソフトウェア・コンポーネント
    の少なくとも1つ(30)は、それぞれに固有のイベン
    ト駆動手段(31)、固有のパラメータ・インタフェー
    ス手段(33)、固有のログ入力手段(35)、および
    固有のログ出力手段(36)を有する第2のソフトウェ
    ア・コンポーネントであって、 前記共通に設けられたイベント駆動手段(5′)は、与
    えられたイベント駆動命令情報が含むコンポーネント識
    別情報が前記第2のソフトウェア・コンポーネントを示
    すときは、該第2のソフトウェア・コンポーネントの固
    有のイベント駆動手段(31)に、該コンポーネント識
    別情報を除く前記イベント駆動命令情報を供給し、 前記固有のイベント駆動手段(31)は、前記イベント
    駆動命令情報に従って、前記第2のソフトウェア・コン
    ポーネントが含むサブルーチンのうち、該イベント駆動
    命令情報が示すサブルーチンを呼び出し、 前記共通に設けられたログ入力手段(12′)は、入力
    したログ情報が含むコンポーネント識別情報が前記第2
    のソフトウェア・コンポーネントを示すときは、該第2
    のソフトウェア・コンポーネントの固有のログ入力手段
    (35)に、該コンポーネント識別情報を除く前記ログ
    情報を供給し、 前記固有のログ入力手段(35)は、前記ログ情報が含
    むイベント駆動命令情報を前記固有のイベント駆動手段
    (31)に、パラメータ・データを前記固有のパラメー
    タ・インタフェース手段(33)にそれぞれ供給し、 前記固有のログ出力手段(36)は、前記第2のソフト
    ウェア・コンポーネントの固有のイベント駆動手段(3
    1)が実行するイベント駆動命令情報をログ情報として
    編集し、第2のソフトウェア・コンポーネントを示す該
    コンポーネント識別情報と共に、前記共通に設けられた
    ログ出力手段(13′)に供給し、 前記共通に設けられたログ出力手段(13′)は、前記
    固有のログ出力手段(36)から供給されたログ情報を
    出力する請求項1記載の履歴情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記ログ入力手段(12)に入力される
    ログ情報、および前記ログ出力手段(13)から出力さ
    れるログ情報はバイナリ形式であって、 テキスト形式のログ情報をバイナリ形式に変換するコー
    ダ手段(19)、およびバイナリ形式のログ情報をテキ
    スト形式に変換するデコーダ手段(20)を、前記ログ
    入力手段の前段および前記ログ出力手段の後段に設ける
    請求項1または6記載の履歴情報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記変換は、外部に接続した変換辞書
    (21)に従って行う請求項4記載の履歴情報管理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記ログ入力手段(12)、ログ出力手
    段(13)、コーダ手段(19)、またはデコーダ手段
    (20)は、外部からの設定入力によって指定されたソ
    フトウェア・コンポーネントに対するログ入力またはロ
    グ出力のみを受け付けるログの入力又は出力選択手段
    (11)を有する請求項1または4または6記載の履歴
    情報管理システム。
JP4005485A 1992-01-16 1992-01-16 履歴情報管理システム Withdrawn JPH05189274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4005485A JPH05189274A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 履歴情報管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4005485A JPH05189274A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 履歴情報管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05189274A true JPH05189274A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11612550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4005485A Withdrawn JPH05189274A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 履歴情報管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05189274A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07221772A (ja) * 1994-01-26 1995-08-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 位置決定方法および装置
JPH07221760A (ja) * 1994-01-26 1995-08-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データ捕獲装置
JP2007287065A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Sony Corp 電子機器及びログ出力方法
KR20080065800A (ko) * 2007-01-10 2008-07-15 삼성전자주식회사 로그데이터 관리기능을 구비한 전자장치 및 관리방법
JP2017058751A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 Necプラットフォームズ株式会社 情報処理装置、ログ取得方法およびログ取得プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07221772A (ja) * 1994-01-26 1995-08-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 位置決定方法および装置
JPH07221760A (ja) * 1994-01-26 1995-08-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データ捕獲装置
JP2007287065A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Sony Corp 電子機器及びログ出力方法
US8738762B2 (en) 2006-04-20 2014-05-27 Sony Corporation Electronic device and log-output method
KR20080065800A (ko) * 2007-01-10 2008-07-15 삼성전자주식회사 로그데이터 관리기능을 구비한 전자장치 및 관리방법
JP2017058751A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 Necプラットフォームズ株式会社 情報処理装置、ログ取得方法およびログ取得プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3407809B2 (ja) コンピュータ・アプリケーション・ソフトウェアの自動化試験システム
US7316000B2 (en) Interactive agent for a topological multi-tier business application composer
US5940617A (en) Debugger for controlling execution of software installed in object to be controlled on the basis of state transition model, debugging method thereof, record medium thereof, and method for correlating function specifications and code addresses
US5781905A (en) Program generating method combining data item part with database manipulation part
US7203925B1 (en) Graphical compiler
JPH05189274A (ja) 履歴情報管理システム
US20030041311A1 (en) Topological multi-tier business application composer
CN112181483B (zh) 等离子体控制系统软件开发平台及方法
Zhou et al. Object-based nonlinear undo model
US20020099530A1 (en) Method for automatically generating software
JPH11224186A (ja) ソフトウェア解析装置及びソフトウェア解析方法
WO1995032476A1 (en) A system and method for creating design configurations and for controlling the execution of multiple design tools
JPH10149301A (ja) スクリプト作成装置
JP2000132295A (ja) Gui動作仕様記述装置及びgui制御装置及びguiシステム
JP2001273125A (ja) ソースプログラム自動生成方法およびシステム、ならびにそのプログラム記録媒体
Libes X wrappers for non-graphic interactive programs
JPH06110750A (ja) 関係データベースをアクセス可能なアプリケーションプログラムのメイクファイルの自動生成方法
TW552557B (en) Automatic program generating system and the method thereof
JPH0991173A (ja) プログラムの実行履歴表示方法
JPH052477A (ja) グラフイカル・ユーザ・インタフエースの作成方式
CN116150874A (zh) 一种基于SysML的架构模型验证方法
CN115564365A (zh) 一种机器人流程自动化处理系统
JP5251863B2 (ja) ツリ−構造を利用した、ユ−ザ・インタフェイスの構成要素情報の記録およびユ−ザ・インタ−フェイス操作を記録再生するためのプログラム
JPH05108332A (ja) エデイター
JPH07114487A (ja) プログラム試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408