JPH05189143A - 筆圧検出ペン - Google Patents

筆圧検出ペン

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Publication number
JPH05189143A
JPH05189143A JP4003654A JP365492A JPH05189143A JP H05189143 A JPH05189143 A JP H05189143A JP 4003654 A JP4003654 A JP 4003654A JP 365492 A JP365492 A JP 365492A JP H05189143 A JPH05189143 A JP H05189143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
pen
piezoelectric
charge
writing pressure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4003654A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yokoyama
靖 横山
Masatoshi Sakata
正俊 阪田
Yoshihisa Osaka
義久 大坂
Teruhiro Watazumi
輝博 綿住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiko Ltd filed Critical Hitachi Seiko Ltd
Priority to JP4003654A priority Critical patent/JPH05189143A/ja
Publication of JPH05189143A publication Critical patent/JPH05189143A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペン先の移動量が小さく、しかも検出精度の
高い筆圧検出ペンを提供すること。 【構成】 2個の圧電素子を直接あるいは他の部材を介
して重ね、一方の圧電素子の変形が他方の圧電素子に伝
わるように構成するとともに一方の側面にペンを当接さ
せた筆圧検出ペンと、一方の圧電素子に電圧を印加する
交流電源と、他方の圧電素子に発生する電荷を検出する
検出回路とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペンの先端に印加され
る筆圧を検出するのに好適な筆圧検出ペンおよび筆圧検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筆圧を測定するセンサとして歪ゲ
ージを用いた筆圧検出ペンや、特開昭64−2125号
公報に開示されているような感圧抵抗素子を用いた筆圧
検出ペンが知られている。また、特開昭59−1426
39号公報には圧電素子を用いた入力装置用のペンが開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た歪ゲージを用いた筆圧検出ペンは検出精度が高いが、
機構が大きくなるとともにペン先の移動量が大きいため
操作しにくいという問題があった。また、感圧抵抗素子
を用いるものは、機構が小形でペン先の移動量を小さく
できるが、検出精度が低く、経年変化が大きいという問
題があった。一方、上記特開昭59−142639号公
報に開示されている入力装置用のペンは検出素子として
変形の小さい圧電素子を採用したものであり、ペン先の
移動量も小さいが、圧電素子をスイッチとして使用する
ものであって筆圧の大きさを検出できるものではない。
ところで、圧電素子は圧縮力に対して弾性的に微小の変
形をするとともに変形に応じて電荷を発生するものであ
るから、圧電素子を筆圧の検出素子として筆圧検出ペン
に採用することが考えられる。しかし、実用上次のよう
な問題がある。以下、一定の筆圧Pが一定の時間Tだけ
繰り返し加わる場合を例にとり、図面を用いて説明す
る。図5は筆圧Pと、変形量Sおよび電荷Qとの関係を
示すもので横軸は時間である。同図に示すように、圧電
素子に圧縮力である筆圧Pが加わると、圧電素子はSだ
け変形するとともに電荷Q0が発生する。ここで、電荷
0の大きさを測定するために圧電素子を測定回路に接
続すると、測定回路に電荷Q0の一部が移動し、時間T
後には電荷はΔq0だけ減少する。この状態で筆圧Pを
解除しゼロにすると、圧電素子の変形量Sもゼロに戻
る。ゼロに戻るときの変形量はSであるから、発生する
電荷の大きさは−Q0で、圧電素子の電荷は−Δq0にな
る。そして、筆圧Pは常に測定されているので、上記と
同様にして、時間T後電荷−Δq0はゼロとなる。した
がって、時間Tあるいは単位時間当りの電荷の減少量が
小さいとき、もしくは時間間隔Rが時間Tよりも十分に
長いときにはマイナスの電荷を筆圧ゼロと見做すように
すれば実用化できるものもあり得る。しかし、時間間隔
が時間Tよりも小さい時間間隔rの場合、図6に示すよ
うに、圧電素子の電荷Qは筆圧Pとは徐々に対応しなく
なり、正確な値を得ることができない。なお、図6の時
間間隔rと図5の時間間隔Rとの関係はr=1/3Rで
ある。本発明の目的は上記した課題を解決し、ペン先の
移動量が小さく、しかも検出精度の高い筆圧検出ペンお
よび筆圧検出装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、2個の
圧電素子を直接あるいは他の部材を介して重ね、一方の
圧電素子の変形が他方の圧電素子に伝わるように構成す
るとともに一方の側面にペンを当接させた筆圧検出ペン
と、一方の圧電素子に電圧を印加する交流電源と、他方
の圧電素子に発生する電荷を検出する検出回路とを設け
ることにより解決される。また、一方の圧電素子に接続
される交流電源の周波数を可変に構成することにより解
決される。
【0005】
【作用】2個重ねて両側を拘束した圧電素子の内の一方
の圧電素子(以下、加圧側圧電素子という)に交流電圧
を印加すると、加圧側圧電素子は電圧の周波数に応じて
変形する。そして、加圧側圧電素子が変形すると他方の
圧電素子(以下、測定側圧電素子という)も同一の変形
をして電荷Q1が発生する。測定側圧電素子は測定回路
に接続されているから、電荷の測定により電荷の一部Δ
1が測定回路に移動する。時間t後に、上記と逆の電
圧を加圧側圧電素子に印加すると、加圧側圧電素子は上
記とは逆の変形をする。これに伴なって測定側圧電素子
も上記とは逆の変形をする結果、測定側圧電素子の電荷
は−(Q1+Δq1)となる。そして、時間tの間に電荷
−Δq1が測定回路に移動する結果、時間t後の電荷は
−Q1となる。すなわち、測定により電荷が減少して
も、1サイクルの交流電圧を印加することにより、測定
側圧電素子に発生する電荷の大きさは初めの電荷の大き
さに戻すことができる。したがって、常に正確な筆圧値
を得ることができる。
【0006】
【実施例】図1はデジタイザに使用される筆圧検出ペン
の構成図である。なお、同図には座標位置を検出するた
めの構成部品の図示を省略してある。1はケース。2は
ペンで、鋼製の棒あるいはボールペンの芯で、ケース1
に対して移動可能である。3はばねで、ペン2を図にお
いて右方へ付勢する。4はペン2に固定された止め輪。
5a,5b,5c,5dは導電性の端子板で、加圧側圧
電素子6と測定側圧電素子7の両側面に1個ずつ配置さ
れている。8は加圧側圧電素子6と測定側圧電素子7の
間に配置された緩衝材で、厚さが0.1mmの塩化ビニ
ルである。なお、加圧側圧電素子6,測定側圧電素子7
と緩衝材8とは接着剤により実質的に一体である。9は
押えブロックで、ケース1に固定されている。10は制
御基板で、図示しない座標検出のための回路が配置され
ている。11はキヤップ。12はケーブルで、筆圧信号
および座標検出信号を図示しないデジタイザの制御回路
に送出する。21は周波数が20kHzの交流電源で、
端子板5a,5bに接続されている。22は交流電圧計
で、端子板5c,5dに接続されている。以下、図2を
参照しながら動作について説明する。
【0007】図示しない起動ボタンが操作されると、交
流電源21もオンとなり、加圧側圧電素子6に予め定め
た周波数fで交流電圧を印加して加圧側圧電素子6を変
形させる。そして加圧側圧電素子6の変形により、測定
側圧電素子7には上記変形に対応する正負の電荷が交互
に発生する。なお、時間t0(但し、t0=1/2f)間
の測定側圧電素子7の電荷の減少量はΔq1である。ペ
ン2の先端に筆圧Pが加えられると、測定側圧電素子7
に電荷Q1が発生する。なお、上記したように、起動ボ
タンが操作されている間は常に絶対値が一定の電荷が発
生しているから、定常値としてゼロと見做して差し支え
ない。そして、時間t0後には電荷Q1はΔq1だけ減少
する。加圧側圧電素子6に印加される交流電圧が逆向き
になることにより加圧側圧電素子6は上記とは逆向きに
変形し、測定側圧電素子7には電荷−(Q1+Δq1)が
発生する。さらに時間t0が経過すると測定側圧電素子
7の電荷は−Q1となり、以下同様の動作を繰り返す。
ここで、交流電源の周波数は上記したように20kHz
であるため、電荷の減少量上記Δq1は無視できるほど
小さい。したがって、筆圧Pが加えられている間、交流
電圧計22は電荷Q1および電荷−Q1に対応する電圧を
示すことになる。
【0008】以上、圧電素子6の変形と変形により発生
する電荷を基にして説明をしたが、印加する交流電圧に
より圧電素子は振動する。したがって、本実施例のよう
に、2個の圧電素子の間に緩衝材8を設けると、筆圧の
測定例である図3に示すように、筆圧の検出特性を制御
することができる。なお、同図において、実線は緩衝材
8を設けた場合、破線は緩衝材8を設けない場合を示す
ものである。なお、緩衝材8として例えば鉄板としても
よい。この場合、緩衝材8をア−ス側とすれば、端子板
5b,5cは無くすことができる。図4は圧電素子の周
波数特性の一例を示すもので、横軸は周波数、縦軸はイ
ンピ−ダンスである。したがって、圧電素子の共振周波
数に印加する交流電圧の周波数を合わせれば、検出感度
を制御することができる。また、圧電素子の共振周波数
に対して交流電圧の周波数をずらせると、筆圧の検出範
囲または感度を変更することができる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば検出
精度が高く、しかもペン先の移動量すなわち動作ストロ
ークはほぼゼロに近くできるから操作性にすぐれるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による筆圧ペンの構成図。
【図2】本発明における筆圧の検出原理を説明するため
の図。
【図3】筆圧の測定例。
【図4】圧電素子の周波数特性の一例を示す図。
【図5】従来技術の説明図。
【図6】従来技術の説明図。
【符号の説明】
2 : ペン 6,7 : 圧電素子 8 : 緩衝材 21 : 交流電源 22 : 交流電圧計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 綿住 輝博 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立精 工株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンと、交流電源に接続され電圧を印加
    される一方の圧電素子と、検出回路に接続され発生する
    電荷を検出される他方の圧電素子とからなり、2個の圧
    電素子を重ね、一方の圧電素子の変形が他方の圧電素子
    に伝わるように構成するとともに一方の側面にペンを当
    接させたことを特徴とする筆圧検出ペン。
  2. 【請求項2】 2個の圧電素子の間に緩衝材を配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の筆圧検出ペン。
  3. 【請求項3】 2個の圧電素子の間に金属材を配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の筆圧検出ペン。
  4. 【請求項4】 2個の圧電素子を重ね、一方の圧電素子
    の変形が他方の圧電素子に伝わるように構成するととも
    に一方の側面にペンを当接させた筆圧検出ペンと一方の
    圧電素子に接続され圧電素子に電圧を印加する交流電源
    と、他方の圧電素子に発生する電荷を検出する検出回路
    とからなることを特徴とする筆圧検出装置。
  5. 【請求項5】 一方の圧電素子に接続される交流電源の
    周波数を可変に構成したことを特徴とする請求項4に記
    載の筆圧検出装置。
JP4003654A 1992-01-13 1992-01-13 筆圧検出ペン Withdrawn JPH05189143A (ja)

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JP4003654A JPH05189143A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 筆圧検出ペン

Applications Claiming Priority (1)

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JP4003654A JPH05189143A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 筆圧検出ペン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05189143A true JPH05189143A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11563459

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JP4003654A Withdrawn JPH05189143A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 筆圧検出ペン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485653Y1 (ko) * 2016-08-02 2018-02-07 이승환 스타일러스 펜

Cited By (1)

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Effective date: 19990408