JPH05188753A - 導電性ローラ - Google Patents
導電性ローラInfo
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- JPH05188753A JPH05188753A JP4002363A JP236392A JPH05188753A JP H05188753 A JPH05188753 A JP H05188753A JP 4002363 A JP4002363 A JP 4002363A JP 236392 A JP236392 A JP 236392A JP H05188753 A JPH05188753 A JP H05188753A
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Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】画像解像度の優れた複写を行う。
【構成】芯金8上に形成される導電性弾性体層9は、エ
チレンプロピレン系ゴムに粒子径40〜48mμのファ
ーネスブラックを添加したものから成る。導電性弾性体
層9上に熱可塑性樹脂層10を積層する。 【効果】粒径40〜48mμのファーネスブラックは、
適度なニップ幅が確保できる硬度のエチレンプロピレン
系ゴムに所望な抵抗値を安定して付与できる。そのた
め、導電性ローラとして優れたものが得られる。また、
熱可塑性樹脂層は耐摩耗性でり、導電性ローラとして耐
久性が向上される。
チレンプロピレン系ゴムに粒子径40〜48mμのファ
ーネスブラックを添加したものから成る。導電性弾性体
層9上に熱可塑性樹脂層10を積層する。 【効果】粒径40〜48mμのファーネスブラックは、
適度なニップ幅が確保できる硬度のエチレンプロピレン
系ゴムに所望な抵抗値を安定して付与できる。そのた
め、導電性ローラとして優れたものが得られる。また、
熱可塑性樹脂層は耐摩耗性でり、導電性ローラとして耐
久性が向上される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機やレーザビ
ームプリンタ等の現像に用いられる導電性ローラに関す
る。
ームプリンタ等の現像に用いられる導電性ローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電子複写機やレーザビームプリ
ンタ等の現像は、感光ドラムの外周面上を一様に帯電さ
せ、帯電された感光ドラムの外周面に複写される画像が
形成された原紙を介在させて光を照射することにより、
原紙の画像が形成されない部分を透過した光が照射され
る部分の帯電を解除し、感光ドラムに静電潜像を形成さ
せる。その後、感光ドラムに逆の極性のトナーを付着さ
せ、これを複写用紙に転写している。
ンタ等の現像は、感光ドラムの外周面上を一様に帯電さ
せ、帯電された感光ドラムの外周面に複写される画像が
形成された原紙を介在させて光を照射することにより、
原紙の画像が形成されない部分を透過した光が照射され
る部分の帯電を解除し、感光ドラムに静電潜像を形成さ
せる。その後、感光ドラムに逆の極性のトナーを付着さ
せ、これを複写用紙に転写している。
【0003】このような電子複写機の感光ドラムを一様
に帯電させる方法として、タングステンや金メッキ等の
金属線を感光ドラムと一定距離をおいて放電させたり、
あるいはコロナ放電による方法があった。しかしなが
ら、金属線による放電では、金属線の表面にトナー等が
付着すると電荷量が変化するのに伴い、感光ドラム表面
の表面電位も変化して画像の解像度が悪くなるという欠
点があった。
に帯電させる方法として、タングステンや金メッキ等の
金属線を感光ドラムと一定距離をおいて放電させたり、
あるいはコロナ放電による方法があった。しかしなが
ら、金属線による放電では、金属線の表面にトナー等が
付着すると電荷量が変化するのに伴い、感光ドラム表面
の表面電位も変化して画像の解像度が悪くなるという欠
点があった。
【0004】また、コロナ放電では、機器内の空気を励
起することによりオゾンが発生し、衛生安全上オゾン除
去のためのフィルタ等の処理装置が必要であり、機器の
部品も耐オゾン性の材質にしなければならず、不経済で
もあり搭載する機器自体の小型化の要求に伴い部品の簡
略化に逆らうものであった。
起することによりオゾンが発生し、衛生安全上オゾン除
去のためのフィルタ等の処理装置が必要であり、機器の
部品も耐オゾン性の材質にしなければならず、不経済で
もあり搭載する機器自体の小型化の要求に伴い部品の簡
略化に逆らうものであった。
【0005】
【発明が解決すべき課題】そのため、電子複写機等の現
像部では、放電によらず図2に示すように感光ドラム1
の外周面を回転しながら摺動する導電性ローラを設け、
電源3により導電性ローラ2を印加させて感光ドラム1
の外周を摺動させることにより、感光ドラム1外周を均
一に帯電させている。均一に帯電された感光ドラム1に
原紙(図示せず)を通して光を照射して感光ドラム1に
静電潜像を形成させ、静電潜像状に感光ドラム1の帯電
と逆の極性のトナー4を付着させ、複写用紙6の反対側
から導電性ローラ5を圧着することによりトナー4と逆
の極性に帯電された複写用紙6に転写している。このよ
うな導電性ローラ2及び5は、導電抵抗値が安定してい
なければならず、しかも表面にトナーが付着せず感光ド
ラム表面も汚染せずに一定幅を持って感光ドラムと接触
しながら摺動することが要求される。そのためニップ幅
を確保するためゴム硬度として30〜40が望まれ、こ
のようなニップ幅を得るために弾性体層はエチレンプロ
ピレン系ゴムが使用されている。
像部では、放電によらず図2に示すように感光ドラム1
の外周面を回転しながら摺動する導電性ローラを設け、
電源3により導電性ローラ2を印加させて感光ドラム1
の外周を摺動させることにより、感光ドラム1外周を均
一に帯電させている。均一に帯電された感光ドラム1に
原紙(図示せず)を通して光を照射して感光ドラム1に
静電潜像を形成させ、静電潜像状に感光ドラム1の帯電
と逆の極性のトナー4を付着させ、複写用紙6の反対側
から導電性ローラ5を圧着することによりトナー4と逆
の極性に帯電された複写用紙6に転写している。このよ
うな導電性ローラ2及び5は、導電抵抗値が安定してい
なければならず、しかも表面にトナーが付着せず感光ド
ラム表面も汚染せずに一定幅を持って感光ドラムと接触
しながら摺動することが要求される。そのためニップ幅
を確保するためゴム硬度として30〜40が望まれ、こ
のようなニップ幅を得るために弾性体層はエチレンプロ
ピレン系ゴムが使用されている。
【0006】一方、導電性ローラとして抵抗値は106
〜109Ωcmが要求され、望ましくは107〜108Ω
cmである。そのためエチレンプロピレン系ゴムにカー
ボンブラックを添加しているが、カーボンブラックとし
て通常使用されるアセチレンガスを原料として製造され
るアセチレンブラックを用いた場合、105Ωcm以下
では比較的安定した抵抗値が得られても、アセチレンブ
ラックの添加量の増加に伴い抵抗値が低下し、106〜
109Ωcmでは遷移領域となり、抵抗値が定まらな
い。このため、一定した導電性が得られ、機械的強度を
確保するため、導電性弾性体として抵抗値を105Ωc
m以下とし、最外層の熱可塑性樹脂層を106〜108Ω
・cmにしたもの(特開昭64−66673号、特開昭
64−66675号公報)があった。
〜109Ωcmが要求され、望ましくは107〜108Ω
cmである。そのためエチレンプロピレン系ゴムにカー
ボンブラックを添加しているが、カーボンブラックとし
て通常使用されるアセチレンガスを原料として製造され
るアセチレンブラックを用いた場合、105Ωcm以下
では比較的安定した抵抗値が得られても、アセチレンブ
ラックの添加量の増加に伴い抵抗値が低下し、106〜
109Ωcmでは遷移領域となり、抵抗値が定まらな
い。このため、一定した導電性が得られ、機械的強度を
確保するため、導電性弾性体として抵抗値を105Ωc
m以下とし、最外層の熱可塑性樹脂層を106〜108Ω
・cmにしたもの(特開昭64−66673号、特開昭
64−66675号公報)があった。
【0007】しかしながら、導電性ローラとして、ニッ
プ幅が確保でき摩耗しにくく、しかも優れた導電性を備
えるためには、導電性弾性体層として、106〜109Ω
cmの抵抗値を有することが望ましく、抵抗値が105
Ωcm以下では感光ドラムを帯電させる導電性ローラと
しては満足のいくものではなかった。本発明者は上記改
善点を解消するため鋭意研究の結果、導電性ローラの安
定した導電性はカーボンブラックの粒子径、吸油量、比
表面積等のパラメーターに敏感に左右されることを見出
し、本発明に至ったものである。
プ幅が確保でき摩耗しにくく、しかも優れた導電性を備
えるためには、導電性弾性体層として、106〜109Ω
cmの抵抗値を有することが望ましく、抵抗値が105
Ωcm以下では感光ドラムを帯電させる導電性ローラと
しては満足のいくものではなかった。本発明者は上記改
善点を解消するため鋭意研究の結果、導電性ローラの安
定した導電性はカーボンブラックの粒子径、吸油量、比
表面積等のパラメーターに敏感に左右されることを見出
し、本発明に至ったものである。
【0008】即ち、本発明は安定した抵抗値を有し、そ
のため安定した導電性が付与される導電性ローラを提供
することを目的とする。
のため安定した導電性が付与される導電性ローラを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の導電性ローラは、芯金の導電性弾性体層及
び熱可塑性樹脂層を順次積層した導電性ローラであっ
て、導電性弾性体層は、エチレンプロピレン系ゴムに粒
子径40〜48mμのファーネスブラックを添加して成
り、抵抗値が106〜109Ωcmである。
め、本発明の導電性ローラは、芯金の導電性弾性体層及
び熱可塑性樹脂層を順次積層した導電性ローラであっ
て、導電性弾性体層は、エチレンプロピレン系ゴムに粒
子径40〜48mμのファーネスブラックを添加して成
り、抵抗値が106〜109Ωcmである。
【0010】
【作用】芯金上に、エチレンプロピレン系ゴムから成る
弾性体層を設け、この弾性体に導電性を向上するため、
導電性カーボンブラックとして粒子径40〜48mμフ
ァーネスブラックを添加する。ファーネスブラックは、
導電性弾性体層の抵抗値を安定して106〜109Ωcm
を有するようにし、安定した導電性を付与することがで
きる。そのため、現像される画像は画像解像性に優れた
ものである。
弾性体層を設け、この弾性体に導電性を向上するため、
導電性カーボンブラックとして粒子径40〜48mμフ
ァーネスブラックを添加する。ファーネスブラックは、
導電性弾性体層の抵抗値を安定して106〜109Ωcm
を有するようにし、安定した導電性を付与することがで
きる。そのため、現像される画像は画像解像性に優れた
ものである。
【0011】
【実施例】本発明の導電性ローラを現像ローラに適用し
た一実施例を図面を参照して説明する。図1に示すよう
に、導電性ローラ7は、芯金8に導電性弾性体層9を形
成し、さらに導電性弾性体層9上に熱可塑性樹脂層10
を積層したものである。
た一実施例を図面を参照して説明する。図1に示すよう
に、導電性ローラ7は、芯金8に導電性弾性体層9を形
成し、さらに導電性弾性体層9上に熱可塑性樹脂層10
を積層したものである。
【0012】芯金8は、強度上鉄、アルミ等の金属が好
ましい。芯金8上に形成される導電性弾性体層9は、エ
チレンプロピレン系ゴムが使用される。エチレンプロピ
レン系ゴムとしては、エチレンプロピレンゴム、エチレ
ンプロピレンジエン共重合ゴム等があり、ジエン成分と
しては1、4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、
エチリデンノルボルネン等がある。エチレンプロピレン
系ゴムは、硬度30〜40であり、硬度30〜40であ
れば感光ドラムに一定幅で接触するように適度なニップ
幅を確保できる。
ましい。芯金8上に形成される導電性弾性体層9は、エ
チレンプロピレン系ゴムが使用される。エチレンプロピ
レン系ゴムとしては、エチレンプロピレンゴム、エチレ
ンプロピレンジエン共重合ゴム等があり、ジエン成分と
しては1、4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、
エチリデンノルボルネン等がある。エチレンプロピレン
系ゴムは、硬度30〜40であり、硬度30〜40であ
れば感光ドラムに一定幅で接触するように適度なニップ
幅を確保できる。
【0013】エチレンプロピレン系ゴムに添加されるカ
ーボンブラックとしてファーネスブラックが用いられ
る。ファーネスブラックは、気体もしくは液体の原料を
ファーネスの中で連続的に熱分解することにより量産さ
れるカーボンブラックである。特に、ファーネスブラッ
クのうちオイルを熱分解して得られる、いわゆる高速押
出性ファーネスと呼ばれる粒子径40〜48mμのもの
を用いる。粒子径40〜48mμのファーネスブラック
を添加するとエチレンプロピレン系ゴムは抵抗値が10
6〜109Ωcmで安定し、所望の導電性が得られる。
ーボンブラックとしてファーネスブラックが用いられ
る。ファーネスブラックは、気体もしくは液体の原料を
ファーネスの中で連続的に熱分解することにより量産さ
れるカーボンブラックである。特に、ファーネスブラッ
クのうちオイルを熱分解して得られる、いわゆる高速押
出性ファーネスと呼ばれる粒子径40〜48mμのもの
を用いる。粒子径40〜48mμのファーネスブラック
を添加するとエチレンプロピレン系ゴムは抵抗値が10
6〜109Ωcmで安定し、所望の導電性が得られる。
【0014】導電性弾性体層9上に積層される熱可塑性
樹脂層10は、耐摩耗性に優れたものでありN・メトキ
ンジメチル化ナイロン、ポリビニルブチラール樹脂、ポ
リウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、スチレン・
ブタジエン樹脂等が用いられるが、特にN−メトキシジ
メチル化ナイロンが好ましい。N−メトキシジメチル化
ナイロンを用いれば、表面摩擦係数が小さく、しかも内
側の導電性弾性体層9の安定した抵抗値を良好に保持
し、また接着性も向上する。熱可塑性樹脂層10は、耐
摩耗性が得られるような厚さに形成される。熱可塑性樹
脂層10に、導電性物質を添加して導電性を付与するよ
うにしてもよい。
樹脂層10は、耐摩耗性に優れたものでありN・メトキ
ンジメチル化ナイロン、ポリビニルブチラール樹脂、ポ
リウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、スチレン・
ブタジエン樹脂等が用いられるが、特にN−メトキシジ
メチル化ナイロンが好ましい。N−メトキシジメチル化
ナイロンを用いれば、表面摩擦係数が小さく、しかも内
側の導電性弾性体層9の安定した抵抗値を良好に保持
し、また接着性も向上する。熱可塑性樹脂層10は、耐
摩耗性が得られるような厚さに形成される。熱可塑性樹
脂層10に、導電性物質を添加して導電性を付与するよ
うにしてもよい。
【0015】上記のような構成の導電性ローラを製造す
るには、エチレンプロピレン系ゴムにフアーネスブラッ
クを添加し、混練装置で混合したものを、表面にプライ
マ塗布し芯金8の外周に押出し被覆し、加熱加硫して導
電性弾性体層を成形する。その後、表面を研磨して精度
よく成形し、熱可塑性樹脂層を形成する。熱可塑性樹脂
層を形成するには、溶液に溶解した熱可塑性樹脂液に含
浸したり、熱可塑性樹脂を溶液に溶解し塗布液として塗
布して形成する等の方法がある。熱可塑性樹脂層の厚さ
は、溶液粘度、含浸あるいは塗布回数、速度、乾燥時間
を調整し、所望の厚さになるようにすればよい。
るには、エチレンプロピレン系ゴムにフアーネスブラッ
クを添加し、混練装置で混合したものを、表面にプライ
マ塗布し芯金8の外周に押出し被覆し、加熱加硫して導
電性弾性体層を成形する。その後、表面を研磨して精度
よく成形し、熱可塑性樹脂層を形成する。熱可塑性樹脂
層を形成するには、溶液に溶解した熱可塑性樹脂液に含
浸したり、熱可塑性樹脂を溶液に溶解し塗布液として塗
布して形成する等の方法がある。熱可塑性樹脂層の厚さ
は、溶液粘度、含浸あるいは塗布回数、速度、乾燥時間
を調整し、所望の厚さになるようにすればよい。
【0016】上記の説明は、本発明の一実施例の説明で
あり、本発明は現像ローラに限らず、導電性を要求され
るローラに好適に使用することができる。 [実施例]エチレンプロピレンジエン共重合ゴムに粒径
40〜48mμのファーネスブラック、可塑剤、加硫促
進剤等を表1に示す割合で添加し、芯金外周に3mm厚
で形成した。更に、外周にN−メトキシジメチル化ナイ
ロン層を形成し、導電性ローラを得た。得られた導電性
ローラの抵抗値及びゴム硬度を表1に示す。
あり、本発明は現像ローラに限らず、導電性を要求され
るローラに好適に使用することができる。 [実施例]エチレンプロピレンジエン共重合ゴムに粒径
40〜48mμのファーネスブラック、可塑剤、加硫促
進剤等を表1に示す割合で添加し、芯金外周に3mm厚
で形成した。更に、外周にN−メトキシジメチル化ナイ
ロン層を形成し、導電性ローラを得た。得られた導電性
ローラの抵抗値及びゴム硬度を表1に示す。
【0017】比較例としてファーネスブラックの粒系が
過小のもの(比較例1)、逆に過大のもの(比較例2)
を用いて、表1に示す配合で導電層を3mm厚に形成
し、その他は実施例と同様にしてローラを作成した。得
られたローラの抵抗値及びゴム硬度を表1に示す。
過小のもの(比較例1)、逆に過大のもの(比較例2)
を用いて、表1に示す配合で導電層を3mm厚に形成
し、その他は実施例と同様にしてローラを作成した。得
られたローラの抵抗値及びゴム硬度を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の導電性ローラによれば導電性弾性体層に粒径40〜
48mμのファーネスブラックを添加したためローラと
しての適度なニップ幅の得られる硬度で安定した抵抗値
を有して、所望の導電性が得られる。そのため、本発明
の導電性ローラを使用した複写機において、画像解像度
のよい高品位の画像が得られる。
明の導電性ローラによれば導電性弾性体層に粒径40〜
48mμのファーネスブラックを添加したためローラと
しての適度なニップ幅の得られる硬度で安定した抵抗値
を有して、所望の導電性が得られる。そのため、本発明
の導電性ローラを使用した複写機において、画像解像度
のよい高品位の画像が得られる。
【図1】本発明の導電性ローラの一実施例を示す断面
図。
図。
【図2】電子複写機の現像部を示す構成図。
7…………導電性ローラ 8…………芯金 9…………導電性弾性体層 10…………熱可塑性樹脂層
Claims (1)
- 【請求項1】芯金の外周に導電性弾性体層及び熱可塑性
樹脂層を順次積層した導電性ローラであって、前記導電
性弾性体層は、エチレンプロピレン系ゴムに粒子径40
〜48mμのファーネスブラックを添加して成り、抵抗
値が106〜109Ω・cmであることを特徴とする導電
性ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4002363A JPH05188753A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 導電性ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4002363A JPH05188753A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 導電性ローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05188753A true JPH05188753A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11527178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4002363A Withdrawn JPH05188753A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 導電性ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05188753A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0934179A (ja) * | 1995-07-19 | 1997-02-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用キャリア、帯電付与部材及びその製造方法 |
US6043308A (en) * | 1995-07-11 | 2000-03-28 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Conductive rubber composition and process for the production thereof |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP4002363A patent/JPH05188753A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6043308A (en) * | 1995-07-11 | 2000-03-28 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Conductive rubber composition and process for the production thereof |
JPH0934179A (ja) * | 1995-07-19 | 1997-02-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用キャリア、帯電付与部材及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |