JPH05204234A - 現像ローラ - Google Patents

現像ローラ

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JPH05204234A
JPH05204234A JP4013881A JP1388192A JPH05204234A JP H05204234 A JPH05204234 A JP H05204234A JP 4013881 A JP4013881 A JP 4013881A JP 1388192 A JP1388192 A JP 1388192A JP H05204234 A JPH05204234 A JP H05204234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sponge body
conductive
developing roller
body layer
polyamide resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4013881A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinobu Asai
敏信 浅井
Yoichi Shibuya
洋一 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP4013881A priority Critical patent/JPH05204234A/ja
Publication of JPH05204234A publication Critical patent/JPH05204234A/ja
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像解像度の優れた複写を行う。 【構成】芯金11上に導電性接着剤12を介してエチレ
ンプロピレン系ゴムに導電性物質を添加して成る導電性
スポンジ体層13を形成する。導電性スポンジ体層13
を抜気して外径を縮小し、ポリアミド樹脂チューブ14
に挿入して現像ローラ10を得る。ポリアミド樹脂チュ
ーブ14の内径は、導電性スポンジ体層13が復元した
後の外径より小さく形成され、導電性スポンジ体層13
とポリアミド樹脂チューブ14は強固に一体化される。 【効果】導電性接着剤12と、適度なニップ幅が確保で
きる硬度のエチレンプロピレンゴムのスポンジ体層13
と、ポリアミド樹脂チューブ14により、トナー層を形
成するのに適度な導電性を備えた現像ローラが効率よ
く、安価に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機やレーザビ
ームプリンタ等の現像に用いられる現像ローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電子複写機やレーザビームプリ
ンタ等の現像は、感光ドラム外周面を一様に帯電させ、
複写される画像が形成された原紙を介在させて光を照射
することにより、原紙の画像が形成されない部分を透過
した光が照射される部分の帯電を解除し、感光ドラム外
周面上に静電潜像を形成させる。その後、その外周に一
様に静電潜像と逆の極性に帯電されたトナーを付着させ
た現像ローラを感光ドラムの表面に摺動させ、トナーを
現像ローラ外周から感光ドラムの静電潜像上に移動さ
せ、これを複写用紙に転写して現像を行なっている。
【0003】このような電子複写機は、図3に示すよう
に感光ドラム1の周辺にその回転方向に沿って、除電用
コロナ放電器2、帯電用コロナ放電器3、露光装置4、
現像ローラ5を備えた現像装置6、転写用コロナ放電器
7、クリーニング装置8が順次設けられる。複写を行な
う際は、除電用コロナ放電器2により帯電が除去された
感光ドラム1を、帯電用コロナ放電器3により一様に帯
電させ、露光装置4により原紙を介在させて露光するこ
とにより感光ドラム1上に静電潜像を形成する。その
後、現像装置6により静電潜像上にトナーを付着させ、
更に転写用コロナ放電器7により搬入された原紙9上に
静電潜像状のトナーを移転させ、図示しない定着装置に
より原紙9のトナーをコピー用紙に転写している。転写
用コロナ放電器8によりトナーを原紙9上に移転した感
光ドラム1はその後、クリーニング装置8で残存するト
ナーを取除かれ、次の複写が行なわれるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決すべき課題】このような電子複写機の現像
装置6では、現像ローラ5外周に一様にトナーを付着さ
せるには、磁性体のトナーを逆の極性を有する磁性現像
ローラに付着させるか、あるいは非磁性体のトナーを用
いて静電誘導により付着させている。しかしながら、磁
性体のトナーは色が制限されるため、カラーには適さ
ず、カラー化に向って非磁性体のトナーを用いた現像装
置6が採用されている。しかし、非磁性体のトナーは磁
力を使えないため、現像ローラへのトナー供給、搬送、
現像ローラ上に均一のトナー層形成が重要な問題となっ
ている。そのため、静電誘導により現像ローラ上にトナ
ー層を厚く形成するのは難しく、トナー層を厚く形成す
るために感光ドラム、あるいは現像ローラの一方また
は、両方を弾性体で構成し、一定幅を持って感光ドラム
と接触しながら摺動させ、現像ローラを安定して帯電さ
せるため、安定した現像ニップを確保しなければならな
い。
【0005】通常感光ドラムは硬度なため、現像ローラ
5に適度なニップ幅を有するように形成すると共に、現
像ローラ5を安定して帯電させてトナー層を厚く形成す
るために、現像ローラ5として導電抵抗値の安定が要求
される。そのため半導電性としてρ=1.0×105
107Ωcmが好ましい。ニップ幅の確保して、感光ド
ラムと摺動するためゴム硬度としてHS40(JIS
A)が要求され、このような硬度において、現像ローラ
5の表面粗さとしてはRmax=5μ以内が望ましい。
このような要求を満たす現像ローラとして、導電性弾性
体層の表面にポリフッ化エチレンから成る表面層を形成
したものが用いられていたが、ポリフッ化エチレンは摩
擦係数が小さいため、トナーの付着が充分成されず、ト
ナー層を厚く形成できないという不都合があった。その
ため表面にポリフッ化エチレンから成る表面層を形成せ
ずに、導電性弾性体層をシリコーンゴムで作成したもの
が用いられている。
【0006】しかしながら、シリコーンゴムの導電性弾
性体層はトナー定着は満足できるが、表面平滑を確保す
るためシリコーンゴムとして付加反応型シリコーンゴム
(LTV)を用いた場合、無研削で得られるが、抵抗値
1.0×105〜107Ωcmを得ることむずかしい。ま
た、熱加硫型シリコーンゴム(HTV)を用いた場合、
抵抗値1.0×105〜107Ωcmは満足できるが、表
面平滑性を得るため、精密に研削しなければならなかっ
た。しかし、ゴム硬度がHS40(JISA)の非常に
柔らかいゴムを研削するのは困難であって、表面粗さが
Rmax=5μとなるように研削するのは多数の工程を経
なければならず、効率が悪く、かえってコスト高になっ
てしまった。
【0007】本発明は上記改善点を解消するためになさ
れたものであって、安定した導電性を有し、所望の表面
粗さを備えたローラを無研削で得られる現像ローラを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の現像ローラは、芯金の外周に導電性接着剤
を介してエチレンプロピレン系ゴムから成る導電性スポ
ンジ体層と、ポリアミド樹脂チューブから成る導電性最
外層とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明の現像ローラは芯金上に、導電性接着剤
を介してエチレンプロピレン系ゴムから成るスポンジ体
層を設ける。エチレンプロピレン系ゴムには導電性を向
上させるため、カーボンブラックを適宜添加する。そし
て、吸引して外径を小さくしたスポンジ体を、スポンジ
体が復旧した際の外径より小さい内径のポリアミド樹脂
チューブに挿入する。ポリアミド樹脂チューブは適宜な
導電性を備え、トナー層を外周に形成させたり、感光ド
ラムへの離型性も優れている。このため、現像される画
像は画像解像性に優れたものである。
【0010】
【実施例】本発明の現像ローラを適用した一実施例を図
面を参照して説明する。図1に示すように、現像ローラ
10は、芯金11に導電性接着剤12を介して導電性ス
ポンジ体層13を形成し、さらに導電性スポンジ体層1
3上にポリアミド樹脂チューブ14を設けたものであ
る。
【0011】芯金11は、強度上鉄、アルミ等の金属が
好ましい。芯金11上と、芯金11上に形成される導電
性スポンジ体層13とを接着させ導電性接着剤12は、
通常使用されるポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、セルロース誘導体等の接着剤に所望の導電性
が得られるようにカーボンブラック等の導電性物質を適
宜加えたものである。
【0012】芯金11上に形成される導電性スポンジ体
層13は、エチレンプロピレン系ゴムが使用される。エ
チレンプロピレン系ゴムとしては、エチレンプロピレン
ゴム、エチレンプロピレンジエン共重合ゴム等があり、
ジエン成分としては1、4−ヘキサジエン、ジシクロペ
ンタジエン、エチリデンノルボルネン等がある。エチレ
ンプロピレン系ゴムは、硬度30〜40であり、硬度3
0〜40であれば感光ドラムに一定幅で接触するように
適度なニップ幅を確保できる。
【0013】エチレンプロピレン系ゴムに導電性を付与
するためにカーボンブラックが適宜添加される。エチレ
ンプロピレン系ゴムは抵抗値が106〜109Ωcmで安
定し、所望の導電性が得られる。エチレンプロピレン系
ゴムはクロロプレン等他のゴムよりもカーボンブラック
との混練性がよく導電性が均一に付与される。また、劣
化特性も他のゴムに比較してよい。
【0014】エチレンプロピレン系ゴムに発泡剤を添加
してスポンジ体とし、適宜な弾性を付与する。導電性ス
ポンジ体層13上に積層されるポリアミド樹脂チューブ
14は、耐摩耗性に優れたものでありN・メトキンジメ
チル化ナイロン等が好ましい。N・メトキンジメチル化
ナイロン等のポリアミド樹脂に導電性物質を添加して導
電性を付与する。導電性として体積固有抵抗値は108
〜1010Ωcmが好ましい。ポリアミド樹脂チューブ1
4は、耐摩耗性が得られるような厚さで、導電性スポン
ジ体層13の外径よりも小さい内径を有するように形成
される。導電性スポンジ体層13の外径よりも小さい内
径を有するため、導電性スポンジ体層13と強固に一体
化される。体積固有抵抗値が108〜1010Ωcmのポ
リアミド樹脂チューブの表面は適度な摩擦係数を有する
ため適切にトナーの付着がなされ、摩擦係数が小さいポ
リフッ化エチレン等から成る表面層のように、トナーの
付着が充分成されず、トナー層を厚く形成できないとい
うことがない。
【0015】上記のような構成の現像ローラを製造する
には、図2の工程図に示すように、接着剤にカーボンブ
ラックを混合し導電性を付与して導電性接着剤12を作
成する(工程15)。表面をブラスト処理した芯金11
に導電性接着剤12を塗布し(工程16)、乾燥する
(工程17)。表面が乾燥した芯金11に、カーボンブ
ラックを適宜添加して導電性が106〜109Ωcmのエ
チレンプロピレン系ゴムを発泡させて所望の厚さに成形
したスポンジ体を巻きつけて装着し(工程18)、加熱
してスポンジ体を導電性接着剤12により芯金11にア
ニーリング接着し(工程19)、導電性スポンジ体層1
3を形成する。導電性スポンジ体層13表面はその上に
ポリアミド樹脂チューブ14を装着させるため、精密な
研削を行なう必要がなく、簡単な表面研削(工程20)
後、導電性スポンジ体層13を真空引して(工程21)
スポンジ体から抜気して外径を縮小し、ポリアミド樹脂
チューブ14に挿入し(工程22)、現像ローラを形成
する。
【0016】上記の説明は、本発明の一実施例の説明で
あり、本発明は現像ローラに限らず、導電性を要求され
るローラに好適に使用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の現像ローラによればエチレンプロピレン系ゴムに導
電性物質を添加した導電性スポンジ体を、導電性接着剤
により芯金に接着してポリアミド樹脂チューブに挿入し
たため、適度なニップ幅の得られる硬度で安定した抵抗
値を有して、トナー層を形成する所望の導電性を有する
現像ローラが得られ、本発明の現像ローラを使用した複
写機において、画像解像度のよい高品位の画像が得られ
る。この現像ローラは効率よく製造でき、安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像ローラの一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示す現像ローラの製造工程を示す工程
図。
【図3】電子複写機を示す構成図。
【符号の説明】
10…………現像ローラ 11…………芯金 12…………導電性接着剤 13…………導電性スポンジ体 14…………ポリアミド樹脂チューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯金の外周に導電性接着剤を介してエチレ
    ンプロピレン系ゴムから成る導電性スポンジ体層と、ポ
    リアミド樹脂チューブから成る導電性最外層とを備えた
    ことを特徴とする現像ローラ。
JP4013881A 1992-01-29 1992-01-29 現像ローラ Pending JPH05204234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4013881A JPH05204234A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 現像ローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4013881A JPH05204234A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 現像ローラ

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Publication Number Publication Date
JPH05204234A true JPH05204234A (ja) 1993-08-13

Family

ID=11845552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4013881A Pending JPH05204234A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 現像ローラ

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JP (1) JPH05204234A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0934179A (ja) * 1995-07-19 1997-02-07 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用キャリア、帯電付与部材及びその製造方法
US6534180B2 (en) 2000-05-16 2003-03-18 Hokushin Corporation Charge-imparting member
CN102207711A (zh) * 2011-06-08 2011-10-05 北京莱盛高新技术有限公司 一种海绵辊的制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0934179A (ja) * 1995-07-19 1997-02-07 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用キャリア、帯電付与部材及びその製造方法
US6534180B2 (en) 2000-05-16 2003-03-18 Hokushin Corporation Charge-imparting member
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