JPH05188143A - 周波数アジャイル式レーダビーコン装置 - Google Patents

周波数アジャイル式レーダビーコン装置

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JPH05188143A
JPH05188143A JP238892A JP238892A JPH05188143A JP H05188143 A JPH05188143 A JP H05188143A JP 238892 A JP238892 A JP 238892A JP 238892 A JP238892 A JP 238892A JP H05188143 A JPH05188143 A JP H05188143A
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JP
Japan
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Application number
JP238892A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Horikawa
博 堀川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船舶レーダ利用者に対して、方位・位置情報
を提供するレーダビーコン装置のサイドローブによる応
答を抑圧できる周波数アジャイル式レーダビーコン装置
に関し、全ての船舶に対してサービス低下を生じず、近
傍船舶に対してもサイドローブでの受信応答を抑圧させ
た(マスキングの無い)良質なレーダビーコン信号を返
送することが出来るようにすることを目的とする。 【構成】 周波数の相違する船舶レーダのそれぞれに対
して受信信号(レーダ送信パルス)毎に受信レベルに従
ってサイドローブ識別を行い、受信信号がサイドローブ
であることが分かったときにはレーダビーコン応答信号
の送信を抑制するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数アジャイル式レ
ーダビーコン装置に関し、特に船舶レーダ利用者に対し
て、方位・位置情報を提供するレーダビーコン装置のサ
イドローブによる応答を抑圧できる周波数アジャイル式
レーダビーコン装置に関するものである。
【0002】近年、レーダビーコン応答信号のサービス
頻度の向上、明瞭な符号の提供等の要求に伴い、周波数
アジャイル式レーダビーコン装置が採用されてきてい
る。この方式では、受信信号(レーダ送信パルス)に対
して必ず同一の周波数のレーダビーコン信号を返送する
ため、通常、陸上に設置されるレーダビーコン局(装
置)に比較的近い距離に位置した船舶レーダに対して、
レーダアンテナのメインローブのみならず、サイドロー
ブにもレーダビーコン信号を返送することとなる。
【0003】このため、返送されたレーダビーコン応答
信号を受ける船舶レーダのPPI上にレーダビーコン応
答信号による画像マスキングが生じ、船舶航行に障害を
与えることとなるので、このレーダアンテナのサイドロ
ーブによるマスキング発生を減少させる必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来の周波数アジャイル式レーダビーコ
ン装置においては、ある船舶レーダから送信されたレー
ダパルスの受信レベルが、ある一定レベル以上の強度を
有するようになった場合にはレーダビーコン装置の受信
感度を低下させ、近傍船舶のサイドローブでの受信応答
を減少させるというAGC方式を採用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなAGC方式
では、レーダビーコン装置の受信感度を低下させるた
め、遠方船舶のメインローブに対する応答が出来なくな
ってしまうので、レーダビーコン装置の近傍を船舶が通
過すると、遠方船舶へのサービス低下が生じるといった
問題(欠点)が生じていた。
【0006】従って本発明は、全ての船舶に対してサー
ビス低下を生じず、近傍船舶に対してもサイドローブで
の受信応答を抑圧させた(マスキングの無い)良質なレ
ーダビーコン信号を返送することの出来る周波数アジャ
イル式レーダビーコン装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は上記の目的を達成
するための本発明に係る周波数アジャイル式レーダビー
コン装置の構成を原理的に示したもので、本発明では、
受信したレーダパルスのレベルを識別してそのレベルデ
ータを出力するレベル識別部1と、該レベルデータを保
持するレベルデータ保持部2と、該受信したレーダパル
スを位相弁別した周波数識別信号をA/D変換して周波
数データに変換する周波数識別部3と、該周波数データ
を保持する周波数データ保持部4と、周波数データ保持
部4からの周波数データとレベルデータ保持部2からの
レベルデータとを入力して同一周波数での最大のレベル
データを記憶すると共に出力する記憶部5と、レベルデ
ータ保持部2のレベルデータと記憶部5の最大レベルデ
ータとを比較判定してレベルデータ保持部2のレベルデ
ータがサイドローブであることを示しているときに応答
信号の送出を停止させるための制御信号を発生する受信
レベル比較部6とを備えている。
【0008】また本発明では、上記の記憶部5を、周波
数データ保持部4からの周波数データをアドレスとしレ
ベルデータ保持部2からのレベルデータをデータとして
記憶するメモリ51と、レベルデータ保持部2からの現
在のレベルデータとメモリ51に記憶されている最大レ
ベルデータと周波数データ保持部4からの周波数データ
とを入力して同一周波数での現在のレベルデータが該最
大レベルデータを越えたときのみメモリ51を該現在の
レベルデータで更新可能にする書込信号を出力するピー
ク検出部52とで構成することができる。
【0009】更に本発明では、受信レベル比較部6を、
レベルデータ保持部2の現在のレベルデータより記憶部
5の最大レベルデータの方が一定レベル以上大きいとき
にレベルデータ保持部2の現在のレベルデータに係る受
信信号がサイドローブであると判定することができる。
【0010】
【作用】本発明では、図1に示す如く、受信されるレー
ダパルス全てについてレベル識別部1で受信レベルを識
別して該識別したレベルをデータの形で出力すると共
に、周波数識別部3においては該受信したレーダパルス
を位相弁別した周波数識別信号をA/D変換して周波数
データに変換して出力し、それぞれレベルデータ保持部
2及び周波数データ保持部4に保持する。
【0011】また、これらデータ保持部2及び4に保持
されたデータを記憶部5に入力し、記憶部5は周波数デ
ータ4をアドレスとしてレベルデータを記憶し、この
際、同一周波数については最大のレベルデータのみを記
憶するように更新すると共にその周波数の受信信号が有
ったときにはその最大レベルデータを出力する。
【0012】そして、受信レベル比較部6では、レベル
データ保持部2からのレベルデータ(現在のレベルデー
タ)と、その受信信号の周波数における記憶部5に記憶
されている今までの最大レベルデータとを入力して比較
し、その最大レベルデータをメインローブのレベルデー
タとしたときに比較してサイドローブ領域の受信信号レ
ベル(例えば−20〜−25dB以下)に相当する判定
した場合には、レーダビーコン返送信号を送出させない
ような制御信号を発生すると共にサイドローブ領域の受
信信号レベルより高い(例えば−20〜−25dB以
内)と判定した場合には、制御信号によりその周波数と
同一周波数のレーダビーコン返送信号を送出し、船舶レ
ーダにレーダビーコン符号を提供するよう動作を行う。
【0013】従って、近傍船舶に対してはサイドローブ
の検出が行われ、メインローブでは応答信号を返送し、
サイドローブでは返送せず、また、遠方船舶のメインロ
ーブにも応答信号を返送することが可能となる。
【0014】
【実施例】図2は本発明に係る周波数アジャイル式レー
ダビーコン装置の構成の一実施例を示したものであり、
図中、1図で示したものと同一のものは同一の符号で示
しており、8はレベル識別部1、レベルデータ保持部
2、周波数識別部3、及び周波数データ保持部4に対す
る制御用の各種信号を与える制御部、9は空中線、10
は空中線9に接続されたサーキュレータ、11はサーキ
ュレータ10からの受信信号を分配する分配部、12は
分配部11から分配された受信信号を検波する検波部、
13は検波部12の出力信号を対数増幅してレベル識別
部1に与える対数増幅部、14は分配部11からの他方
の分配信号を増幅する増幅部、15は増幅部14で増幅
された受信信号を位相検波して周波数識別信号に変換し
て周波数識別部4に与える位相弁別部、16は受信レベ
ル比較部6からの制御信号を符号パルスに変換する符号
発生部、17は符号発生部16からの符号パルスと周波
数データ保持部4からの周波数データとを受けて駆動パ
ルスを発生する送信駆動部、18は駆動パルスを受けて
発振動作を行う発振部、そして19はやはり駆動パルス
を受けて発振部18からの発振信号を増幅してサーキュ
レータ10に与える増幅部である。
【0015】次にこのような実施例の動作を説明する
と、まず船舶レーダ(図示せず)から発射されたレーダ
送信パルスは、空中線9よりこの周波数アジャイル式レ
ーダビーコン装置内に入り、サーキュレータ10により
分配部11に導かれる。分配部11に導かれたレーダ送
信パルスは、ここで分配され、検波部12と飽和増幅部
14に導かれ、検波部12でビデオ検波されたレベル識
別用の信号は、対数増幅部13により電圧増幅され、レ
ベル識別部1でレベルデータに変換される。
【0016】このレベルデータは図1について説明した
ように、レベルデータ保持部2で保持され、更に受信レ
ベル比較部6と記憶部5のメモリ51とピーク検出部5
2に出力される。
【0017】一方、飽和増幅部14に導かれたレーダ送
信パルスは、増幅されて位相弁別部15で周波数識別信
号に変換され、周波数識別部3でA/D変換して周波数
データとした後、周波数データ保持部5に保持され、メ
モリ51に出力される。
【0018】メモリ51は、周波数データ保持部4の周
波数データをメモリのアドレスとして書込/読出動作を
させ、また、同一周波数での最大値をピーク検出部52
で検出し、そのレベルデータを記憶するように書込制御
を受けるため、或る周波数での最大値のレベルデータを
同一アドレスで記憶していることとなる。
【0019】そして、レベル比較部3では、この最大レ
ベルデータとレベルデータ保持部2で保持された現在の
レベルデータとを比較し、メインローブと判定した場合
に、送信制御信号を符号発生部16に出力し、これを受
けた符号発生部16では送信制御信号を受け、符号パル
スを送信駆動部17へ送り出す。
【0020】送信駆動部17では、符号パルスを発振部
18の電圧制御発振器(図示せず)及び増幅部19の出
力増幅器を動作させるに必要な駆動パルスを各部へ供給
する。発振部18の電圧制御発振器には、周波数データ
保持部4の周波数データが送信駆動部17のD/A変換
器(図示せず)を通してバラクタ電圧として印加されて
いる状態となっているため、電圧制御発振器からは受信
周波数と同一の周波数のマイクロ波符号パルスが送出さ
れ、増幅部19で増幅されて、所定の送信出力となりサ
ーキュレータ10を通して空中線9から放射されること
となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る周波
数アジャイル式レーダビーコン装置によれば、周波数の
相違する船舶レーダのそれぞれに対して受信信号(レー
ダ送信パルス)毎に受信レベルに従ってサイドローブ識
別を行い、受信信号がサイドローブであることが分かっ
たときにはレーダビーコン応答信号の送信を抑制するよ
うに構成したので、遠近不特定多数の船舶レーダに対し
てサービス低下を生じず、近傍船舶に対してはマスキン
グ障害を生じさせないで良質なレーダビーコン信号を返
送することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る周波数アジャイル式レーダビーコ
ン装置の構成を原理的に示したブロック図である。
【図2】本発明に係る周波数アジャイル式レーダビーコ
ン装置を応用した実施例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 レベル識別部 2 レベルデータ保持部 3 周波数識別部 4 周波数データ保持部 5 記憶部 6 受信レベル比較部 51 メモリ 52 ピーク検出部 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したレーダパルスのレベルを識別し
    てそのレベルデータを出力するレベル識別部(1) と、 該レベルデータを保持するレベルデータ保持部(2) と、 該受信したレーダパルスを位相弁別した周波数識別信号
    をA/D変換して周波数データに変換する周波数識別部
    (3) と、 該周波数データを保持する周波数データ保持部(4) と、 該周波数データ保持部(4) からの周波数データと該レベ
    ルデータ保持部(2) からのレベルデータとを入力して同
    一周波数での最大のレベルデータを記憶すると共に出力
    する記憶部(5) と、 該レベルデータ保持部(2) のレベルデータと該記憶部
    (5) の最大レベルデータとを比較判定して該レベルデー
    タ保持部(2) のレベルデータがサイドローブであること
    を示しているときに応答信号の送出を停止させるための
    制御信号を発生する受信レベル比較部(6) と、 を備えたことを特徴とする周波数アジャイル式レーダビ
    ーコン装置。
  2. 【請求項2】 該記憶部(5) が、該周波数データ保持部
    (4) からの周波数データをアドレスとし該レベルデータ
    保持部(2) からのレベルデータをデータとして記憶する
    メモリ(51)と、該レベルデータ保持部(2) からの現在の
    レベルデータと該メモリ(51)に記憶されている最大レベ
    ルデータと該周波数データ保持部(4)からの周波数デー
    タとを入力して同一周波数での現在のレベルデータが該
    最大レベルデータを越えたときのみ該メモリ(51)を該現
    在のレベルデータで更新可能にする書込信号を出力する
    ピーク検出部(52)とで構成されていることを特徴とした
    請求項1に記載の周波数アジャイル式レーダビーコン装
    置。
  3. 【請求項3】 該受信レベル比較部(6) が、該レベルデ
    ータ保持部(2) の現在のレベルデータより該記憶部(5)
    の最大レベルデータの方が一定レベル以上大きいときに
    該レベルデータ保持部(2) の現在のレベルデータに係る
    受信信号がサイドローブであると判定することを特徴と
    した請求項1又は2に記載の周波数アジャイル式レーダ
    ビーコン装置。
JP238892A 1992-01-09 1992-01-09 周波数アジャイル式レーダビーコン装置 Withdrawn JPH05188143A (ja)

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JP238892A Withdrawn JPH05188143A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 周波数アジャイル式レーダビーコン装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170106A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 三菱電機特機システム株式会社 周波数アジャイル型レーダビーコン装置及びその運用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170106A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 三菱電機特機システム株式会社 周波数アジャイル型レーダビーコン装置及びその運用方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408