JPH0518683Y2 - - Google Patents

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JPH0518683Y2
JPH0518683Y2 JP11738086U JP11738086U JPH0518683Y2 JP H0518683 Y2 JPH0518683 Y2 JP H0518683Y2 JP 11738086 U JP11738086 U JP 11738086U JP 11738086 U JP11738086 U JP 11738086U JP H0518683 Y2 JPH0518683 Y2 JP H0518683Y2
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JP
Japan
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reaction tube
main body
wall
tube holder
synthetic resin
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JP11738086U
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JPS6323640U (ja
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は生化学自動分析装置における直接測
光方式用の反応管ホルダーの改良に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に生化学自動分析装置においては、複数の
反応管を一個の反応管ホルダーに取付け、この反
応管ホルダーを複数個用いて反応管群を構成して
いる。
従来の反応管ホルダーは、第7図に示すように
複数の反応管1を樹脂で一体にモールドした樹脂
モールド2で支持するものとか、樹脂製の反応管
ホルダーと反応管との寸法精度を極めて高くして
反応管ホルダーの孔に嵌め合いにより反応管を押
し込んで反応管を支持するものとがある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記両反応管ホルダーともに、温度に
よるガラスと樹脂との膨脹係数の差により反応管
が割れたり、反応管が反応管ホルダーから抜け落
ちたりすることがあつた。なお、反応管ホルダー
は通常37℃の温水中で使用され、反応管ホルダー
には装置の電源のON・OFFにより室温から37℃
までの温度サイクルがかかる。
そこで、この対策として後者のものでは、寸法
精度を上げることが考えられるが、これを実行す
ると反応管ホルダーが高価に付く欠点があつた。
また、破損などにより1本の反応管を交換する場
合、前者では交換が無理であり、後者でも反応管
の抜き差しにより反応管ホルダーの孔が削られて
寸法精度が低下する欠点があつた。さらに、後者
のものでは、反応管を洗浄する場合、反応管内に
水を注入してその水を排出する動作を繰り返す
が、最後に反応管の内壁に付着した水滴を取るた
めに、第8図に示すように、テフロンや硬質のス
ポンジ状のもの3を真空で引きながら反応管4内
に挿入するが、これが反応管内から上昇する際
に、反応管4を一緒に持ち上げてしまうことがあ
る。この場合には、測光ができなくなるばかり
か、装置のノズル類(図示しない)と反応管4が
ぶつかつてしまい反応管4が破損する場合があ
る。
この考案は以上の事情に鑑みなされたもので、
その目的は安価な構造で反応管の抜け防止及び持
ち上がり防止を達成することにある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案は反応管ホルダーであつて、長手板状
の合成樹脂製の反応管ホルダー本体に、その長手
方向に向かつて所定間隔で複数の同一構成の反応
管を一つずつ係合挿通するための係合孔を設ける
とともに、これらの係合孔に各反応管を上向きに
して挿通したときに、各反応管の上端が前記本体
の上面から所定高さ突出した状態で各反応管の外
底壁を載置支持する合成樹脂製のL字型の支持壁
を前記本体にその長手方向に沿つて取付け、この
支持壁の前記本体の下面から所定長下方で、支持
壁によつて支持された各反応管の筒壁に対応する
部位に測光用の窓を設けるとともに、支持壁によ
つて支持された各反応管の開口部の端面の外周縁
からその端面の幅と同等もしくは狭い幅でその端
面上に延出された合成樹脂製の反応管押えを前記
本体の上面に取付けたものである。
(ホ) 実施例 以下図に示す実施例に基づいてこの考案を詳述
する。なお、これによつてこの考案は限定される
ものではない。
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図で、
第2図は第1図のA部拡大図である。
5は反応デイスク(図示しない)の上面にビス
止めされる合成樹脂製の反応管ホルダー本体であ
り、この本体5は第3図に示すように10個合わせ
ることにより反応デイスクの上面を被うように扇
形板状に形成されている。この本体5の外周縁寄
りには、その長手方向、すなわち円周方向に向か
つて所定間隔で8個の同一構成の反応管6を1つ
ずつ係合挿通するための係合孔7が設けられてお
り、本体5の内周縁寄りには2つのビス孔8が設
けられている。また、本体5下面の各係合孔7と
ビス孔8との間の係合孔7寄りの部位には、各係
合孔に反応管6を上向きにして挿通したときに、
各反応管6の上端が本体5の上面から所定高さ突
出した状態で各反応管6の外底壁を載置支持する
合成樹脂製のL字型の支持壁9が一体に取付けら
れている。この支持壁9は、第4図に示すように
垂直壁9aと水平壁9bとからなり、垂直壁9a
は本体5の外周縁と同心円を描くように曲面状に
形成されており、水平壁9bの外周縁は本体5の
外周縁と略同一直径で形成されている。また、上
記垂直壁9aの本体5の下面から所定長下方で、
支持壁9によつて支持された各反応管6の管壁に
対応する部位には、第5図に示すように測光用の
窓10が設けられており、上記水平壁9bの各反
応管6の底壁に対応する部位には反応管押し上げ
用の孔11が設けられている。
本体5の上面には、第1図及び第2図に示すよ
うに、支持壁9によつて支持された各反応管6の
開口部の端面の外周縁からその端面の幅より狭い
幅でその端面上に延出された合成樹脂製の反応管
押え12が一体に取付けられている。この反応管
押え12は、第6図に示すように、本体5の外周
縁と同心円を描くようにわん曲された弓状のもの
からなる。なお、本体5、支持壁9及び反応管押
え12は、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂等か
らなる。
次に、この反応管ホルダーにおいて本体5から
反応管6を取り外す場合について説明する。
まず、支持壁9の反応管押し上げ用の孔11か
ら棒状部材(図示しない)で所定の反応管6の底
壁を押しげる。すると、押し上げられた反応管6
の上端が反応管押え12の反応管6の開口端面上
の部位を押しげて反応管6を係合孔11から外
す。なお、反応管6の管壁の肉厚は約0.7mmと薄
いことから、反応管押え12の反応管6の開口端
面上の部位は0.7mmよりもつと小さいため、その
部位は反応管6の押し上げ力で簡単に変形され
る。
このように、反応管押え12を設けることによ
つて、反応管6の係合孔11からの抜け及び持ち
上がりを防止することができる。また、反応管6
を交換する場合は、反応管押し上げ用の孔11か
ら反応管6を押し上げるだけで簡単に反応管6を
係合孔11から外すことができる。
(ヘ) 考案の効果 この考案によれば、安価な構造で反応管の抜け
及び持ち上がりを確実に防止することができ、し
かも反応管の交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第
2図は第1図のA部拡大図、第3図はこの考案の
本体の平面図、第4図はこの考案に用いられる支
持壁の平面図、第5図は第4図のB−B端面図、
第6図はこの考案に用いられる反応管押えの斜視
図、第7図a,bは従来例の反応管ホルダーの平
面図及び側面図、第8図は反応管の洗浄を一般的
に説明する説明図である。 5……本体、6……反応管、7……係合孔、9
……支持壁、10……測光用の窓、11……反応
管押し上げ用の孔、12……反応管押え。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手板状の合成樹脂製の反応管ホルダー本体
    に、その長手方向に向かつて所定間隔で複数の同
    一構成の反応管を一つずつ係合挿通するための係
    合孔を設けるとともに、これらの係合孔に各反応
    管を上向きにして挿通したとき、各反応管の上端
    が前記本体の上面から所定高さ突出した状態で各
    反応管の外底壁を載置支持する合成樹脂製のL字
    型の支持壁を前記本体にその長手方向に沿つて取
    付け、この支持壁の前記本体の下面から所定長下
    方で、支持壁によつて支持された各反応管の筒壁
    に対応する部位に測光用の窓を設けるとともに、
    支持壁によつて支持された各反応管の開口部の端
    面の外周縁からその端面の幅と同等もしくは狭い
    幅でその端面上に延出された合成樹脂製の反応管
    押えを前記本体の上面に取付けたことを特徴とす
    る反応管ホルダー。
JP11738086U 1986-07-30 1986-07-30 Expired - Lifetime JPH0518683Y2 (ja)

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JP11738086U JPH0518683Y2 (ja) 1986-07-30 1986-07-30

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JP11738086U JPH0518683Y2 (ja) 1986-07-30 1986-07-30

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Publication Number Publication Date
JPS6323640U JPS6323640U (ja) 1988-02-16
JPH0518683Y2 true JPH0518683Y2 (ja) 1993-05-18

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