JP3005123U - チップホルダ - Google Patents

チップホルダ

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JP3005123U
JP3005123U JP1994007942U JP794294U JP3005123U JP 3005123 U JP3005123 U JP 3005123U JP 1994007942 U JP1994007942 U JP 1994007942U JP 794294 U JP794294 U JP 794294U JP 3005123 U JP3005123 U JP 3005123U
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JP
Japan
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chip
container
perforated plate
chip holder
large number
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JP1994007942U
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Inventor
義雄 前田
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COSMOTECH CO., LTD.
Original Assignee
COSMOTECH CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スポイド状チップのスプラッシュによる汚染
を防止したチップホルダを提供すること。 【構成】 多数のスポイド状チップを収納するための多
数の孔を有する多孔プレートと、前記多孔プレートをそ
の周部で保持する上部開放容器とよりなるチップホルダ
において、前記容器の内底部には、前記多孔プレートの
孔に整列した位置に前記チップの下端部を受け入れる凹
所を区画する隔壁が一体成形されていることを特徴とす
る、プラスチック製のチップホルダ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は液体分注器に使用するスポイド状チップ(以下チップと略す)を収納 するためのチップホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
液体分注器は、多数の格子状に配列されたキュベット(小容器)に試薬、血液 、その他の液状試料を分注する装置であり、例えば特願平6−59780号等が ある。 本考案の実施例を示す図1〜3を借りて従来のプラスチック製のチップホルダ を説明する。プラスチック製のスポイド状チップ1は例えば図示のように細長い 逆円すい状をなし下端には細い開口を設けてあり、液体分注器の吸引ノズルに取 りつけられて血液、試薬液、あるいは試料液を吸引し、所定の容器へ吐出する。 次に多孔プレート7の所定位置に戻す。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
従来から、多孔プレート7の孔11の間にはチップの揺れを防ぐ規制壁13が 形成されており、このため隣接した孔11に保持されるチップの下端は接触しな いことが保証されている。ところが容器3に相当する従来の容器は単純な箱形容 器であり、試料間の汚染を防ぐことが困難であった。その原因は、液体を吸入・ 吐出したチップを多孔プレート7の孔11に落とし込む時に軽い衝撃が加わり、 チップ下端に付着している液体のスプラッシュが生じるために、微小な液滴が隣 接のチップに付着するためであることが分かった。 したがって、本考案はこのような汚染の問題のない優れたチップホルダを提供 することを目的とする。 本考案は更にこのようにチップホルダをできるだけ安価に製造することを目的 とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、多数のスポイド状チップを収納するための多数の孔を有する多孔プ レートと、前記多孔プレートを周部で保持する上部開放容器とよりなるチップホ ルダにおいて、前記容器の内底部には、前記多孔プレートの孔に整列した位置に 前記チップの下端部を受け入れる凹所を形成する隔壁が一体成形されていること を特徴とするプラスチック製のチップホルダを提供する。
【0005】
【作用】
本考案によると、チップ間の汚染が防止できる。また、隔壁を設けたために容 器の剛性が高まり、そのためチップホルダの寸法精度と強度が高まり、多孔プレ ートを容器にはめる作業が円滑容易に行え、またチップホルダの保管及び運搬が 容易になる。更に、容器と隔壁は一体成形であるので、これらを別体に製作する 場合に比して製造コストが大幅に低下する。
【0006】
【実施例】
図1〜3を参照して本考案の実施例によるプラスチック製のチップホルダを説 明する。チップホルダ3は、多数のスポイド状チップ1(以下チップと称する) を収納するための多数の孔11を有する多孔プレート7と、前記多孔プレートを 周部で保持する上部開放容器5と、蓋9とよりなる。なお、蓋9は必須ではない 。
【0007】 長方形の多孔プレート7の孔11はチップ1のフランジ部よりも小さい径を有 し、チップのフランジ部はプレート7の上面に支持される。孔は縦横整然とした 行列状に配列されている。多孔プレート7の下面には孔11を隔てるように互い に直行する複数の縦規制壁13と複数の横規制壁14が設けてあり、チップ1が 或る範囲以上には横揺れしないように規制している。これらの規制壁13はまた 多孔プレート7の剛性を高めその変形を防ぐ。
【0008】 上部開放容器5は4つの側壁と底壁とから長方形に構成され、多孔プレート7 の外周部を受け入れる内周面上部を備えた容器であり、側壁の内周には板状リブ 15、16が一体に形成されている。板状リブ15、16の頂面は側壁の頂面よ り低い位置に形成されて多孔プレート7の外周部の底面を支持する。容器5の内 底部には、多孔プレート7の孔11に整列した位置にチップ1の下端部を受け入 れる正方形の凹所17を区画する直交する縦隔壁19及び横隔壁20が一体成形 されている。これらの隔壁19、20の高さは、チップ下端からの液滴の飛散( スプラッシュ)が隣接するチップの下端近傍に到達しない程度に定める。隔壁1 9、20は容器5の補強にもなっている。容器5は全体を射出成形により一体に 成形されている。
【0009】 蓋9は容器5の側壁頂部の外面に接するように下端部が段部になっており、ま た内面に補強用横リブ21及び縦リブ22を有する。
【0010】 本考案のチップホルダの使用方法を次に説明する。まず、未使用の多数のチッ プ1を多孔プレート7に支持させ、これを容器5に保持させ、必要なら更に蓋9 をしておく。 使用に際して、液体分注器に多数のチップ1を保持した多孔プレート7を位置 付け、次いでチップ1の例えば一列分を同時に液体吸引部に自動的に取り付け、 次いで試薬等の液体をチップに吸引させ、キュベット上に位置付けてチップから 押し出して滴下し、所定の反応あるいは検出を行う。次に、多孔プレート7を所 定位置に戻す。この時チップ下端に付着している液体のスプラッシュが生じるお それがあるが、本考案によると容器隔壁20、21が形成されているので、スプ ラッシュにより生じた液滴は隔壁により阻止されて隣接のチップには付着しない 。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、本考案によると、チップ間の汚染が防止できる。また、隔壁を 設けたために容器の剛性が高まり、そのためチップホルダの寸法精度と強度が高 まり、多孔プレートを容器にはめる作業が円滑容易に行え、またチップホルダの 保管及び運搬が容易になる。更に、容器と隔壁は一体成形であるので、これらを 別体に製作する場合に比して製造コストが大幅に低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のチップホルダの蓋の省略した平面図で
ある。
【図2】本考案の蓋付きチップホルダの図1のA−Aに
相当する断面図である。
【図3】本考案の蓋付きチップホルダの図1のB−Bに
相当する断面図である。
【符号の説明】
1:スポインド状チップ 3:チップホルダ 5:容器 7:多孔プレート 9:蓋 11:孔 13、14:規制壁 15、16:板状リブ 17:凹所 19、20:隔壁 21、22:補強壁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のスポイド状チップを収納するため
    の多数の孔を有する多孔プレートと、前記多孔プレート
    をその周部で保持する上部開放容器とよりなるチップホ
    ルダにおいて、前記容器の内底部には、前記多孔プレー
    トの孔に整列した位置に前記チップの下端部を受け入れ
    る凹所を区画する隔壁が一体成形されていることを特徴
    とする、プラスチック製のチップホルダ。
  2. 【請求項2】多孔プレートの孔は行列状に配列してお
    り、前記隔壁は直交する隔壁である請求項1のチップホ
    ルダ。
  3. 【請求項3】 容器の周壁の内面には多孔プレートを隔
    壁よりも高い位置で保持するための板状リブが形成され
    ている請求項1または2に記載のチップホルダ。
JP1994007942U 1994-06-10 1994-06-10 チップホルダ Expired - Lifetime JP3005123U (ja)

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