JPH05186557A - ポリウレタン弾性体およびその製造方法 - Google Patents

ポリウレタン弾性体およびその製造方法

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JPH05186557A
JPH05186557A JP3061215A JP6121591A JPH05186557A JP H05186557 A JPH05186557 A JP H05186557A JP 3061215 A JP3061215 A JP 3061215A JP 6121591 A JP6121591 A JP 6121591A JP H05186557 A JPH05186557 A JP H05186557A
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polyurethane elastic
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diamine
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陽一 渡辺
Giichi Arimatsu
義一 有松
Hajime Suzuki
肇 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、室温付近では反応が起こらない
が、後加工工程中の加熱条件下には末端基の交換反応に
より高分子量化して、そのために優れた物性を示し、し
かもその物性の変動が少ないポリウレタン弾性体および
その製造方法を提供することにある。 【構成】 プレポリマーを有機ジアミンにより鎖延長反
応を行なう際に、末端停止剤としてケトイミンアミン及
び/又はアルドイミンアミン、及び2級アミンを併用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリウレタン弾性体お
よびその製造方法に関する。さらに詳しくは、弾性率、
回複性等の物性に優れた、またその物性の変動が小さい
ポリウレタン弾性体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン弾性体を高分子量化してそ
の弾性特性を改良する試みとして、米国特許3,55
7,044号明細書、特公昭46−14473号公報が
知られている。これらの技術は低分子2級アミンでブロ
ック化されたイソシアネート基、及びアミノ基とを末端
基として有するポリウレタン溶液を紡糸、後加工工程で
加熱して、両末端基の交換反応を起こすことにより高分
子量化する技術を用いている。
【0003】これらの方法ポリウレタン弾性体を得るた
めには、両末端基イソシアネートのプレポリマー溶液
を、このプレポリマーのイソシアネート基の当量以上の
量の1級ジアミンと2級モノアミンの混合溶液とを反応
させて鎖延長反応を行なっている。そして得られたポリ
ウレタン弾性体溶液を紡糸、後加工工程中で加熱により
さらに高分子量化している。このポリウレタン弾性体溶
液の時のポリウレタン弾性体の分子量と、紡糸、後加工
後のポリウレタン弾性体の分子量との差を『後重合性』
と定義すると、この『後重合性』の程度は鎖延長反応の
際に使用する1級ジアミンと2級モノアミンとの比によ
って決まる。
【0004】これらの方法によりポリウレタン弾性体の
物性は向上するが、ポリウレタン弾性体の『後重合性』
の差は物性の変動となって現れる。また、このポリウレ
タン弾性体の末端基であるアミノ基と2級アミンでブロ
ック化された有機イソシアネート基とは室温でも反応す
る。従って紡糸してチーズとして巻き取った時、室温で
も経時日数の異なるチーズの糸の分子量が異なるとか、
同一チーズでもチーズの内層と外層とで糸の分子量が異
なるといったような事態が生じ、糸の物性の変動に影響
してくる。
【0005】一方、ポリウレタン弾性体の製造の際にケ
トイミンアミン、アルドイミンアミンを用いる方法は公
知である。特開昭53−24396号公報、特開昭60
−161417号公報、特開昭63−154719号公
報にはケトイミンアミン、アルドイミンアミンを用いる
ポリウレタン弾性体の製造方法について提案されてい
る。これらの技術は使用するケトイミンアミン、アルド
イミンアミンから水を除去する、しない、またさらに水
を加えるとか、ポリウレタン弾性体の製造の際に溶剤を
使用する、しないなどの違いはあるが、いずれもプレポ
リマーのイソシアネート基とジアミンとの反応速度を遅
くするためにケトイミンアミン、アルドイミンアミンを
ジアミンの代わりに使用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の方法で得られるポリウレタン弾性体が後加工工程中の
加熱条件下に加えて室温でも『後重合』するのに対し、
加熱条件下のみ『後重合』するようなポリウレタン弾性
体の製造方法、すなわち物性に優れ、しかも従来の方法
で得られるよりも物性変動が少ないポリウレタン弾性体
を容易に製造する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ポリ
オールと過剰の有機ジイソシアネートから得られるプレ
ポリマーを、有機ジアミンにより鎖延長反応を行ないポ
リウレタン弾性体を製造する方法において、末端停止剤
として2級モノアミン及び、ケトイミンアミン及び/又
はアルドイミンアミンとを用いることを特徴とするポリ
ウレタン弾性体およびその製造方法である。ケトイミン
アミン、アルドイミンアミンが、下記一般式(A)、
(B)、(C)で示される、ケトンとジアミンのケトイ
ミン反応生成物、アルデヒドとジアミンのアルドイミン
反応生成物であることを特徴とするポリウレタン弾性体
およびその製造方法である。 H2 N−R−NH2 (A) H2 N−R−N=R1 (B) R1 =N−R−N=R1 (C) [ただし、Rは炭素数が2〜18で、更に−N(X)−
(式中、−Xは−H、−CH3 、−C2 5 、−C3
7 、又は−C4 9 を表わす。)を含み得る2価の脂肪
族又は脂環族基を表わし、R1 は炭素数2〜8のケトン
又はアルデヒドから酸素を除いて得ることができる様な
脂肪族基を表わす。]である。以下本発明をさらに詳し
く説明する。
【0008】本発明のポリウレタン弾性体は、ポリオー
ルと過剰の有機ジイソシアネートからなる両末端イソシ
アネートのプレポリマーをN,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチレンホ
スフィルアミド等の極性溶媒に溶解し、有機ジアミンで
鎖延長反応を行ないポリマーを得る際に、2級アミン及
び、有機ジアミンにケトン又はアルデヒドを反応させて
得られるケトイミンアミン及び/又はアルドイミンアミ
ンとを末端停止剤として用いることにより、得ることが
できる。
【0009】本発明で用いるポリオールはポリウレタン
弾性体の製造に用いられているポリオキシエチレンエー
テルグリコール、ジヒドロキシ末端のポリエチレンアジ
ペート、ポリブチレンアジペート、ポリカプロラクタム
等の任意のポリオールを用いることができる。また分子
量も任意のものを用いることができるがポリウレタン弾
性体の物性の面からは1000〜3000のものが望ま
しい。
【0010】有機ジイソシアネートとしては、4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トルエ
ンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネー
ト等の芳香族ジイソシアネートが望ましい。
【0011】これらのポリオールと有機ジイソシアネー
トをモル比で1.5〜3.0の範囲で有機ジイソシアネ
ート過剰となる様に混合し、60℃〜120℃の温度で
反応させてプレポリマーを得る。この時ポリオール、有
機ジイソシアネート共に得られるポリウレタン弾性体の
物性を損なわない範囲で二種類以上を共重合することが
できる。またエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール等の低分子量ジオールも共重合する
ことができる。
【0012】このようにして得られたプレポリマーを4
0℃以下に冷却して、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチレンホスフ
ィルアミド等の極性溶媒に溶解してプレポリマー溶液を
得る。
【0013】このプレポリマー溶液にN,N−ジメチル
アセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサ
メチレンホスフィルアミド等の極性溶媒に溶解した有機
ジアミンを反応させて鎖延長反応を行なう。
【0014】有機ジアミンとしてはエチレンジアミン、
1,2−シクロヘキサンジアミン、1,3−シクロヘキ
サンジアミン、1,4’−シクロヘキサンジアミン、プ
ロピレンジアミン、ヒドラジン等が好ましい。
【0015】この有機ジアミンとの反応と同時に及び/
又は前後にケトイミンアミン、及び/又はアルドイミン
アミンと2級アミンによって末端停止反応を行なう。
【0016】このケトイミンアミン、アルドイミンアミ
ンは特開昭53−24396号公報、特開昭60−16
1417号公報、特開昭63−154719号公報等に
示されているようにアセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン又はアルデヒドとエチレンジアミン、プロピレン
ジアミン等の有機ジアミンを加熱して反応させることに
より容易に得ることができる。
【0017】また2級アミンとしてはジエチルアミン、
ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジシク
ロヘキシルアミン等が好ましい。
【0018】プレポリマー溶液を有機ジアミンにより連
続式の反応で鎖延長するには、プレポリマー溶液を、ア
ミンの総当量がプレポリマーのイソシアネートの当量よ
りも過剰になるように調整した、有機ジアミン、ケトイ
ミンアミン、2級アミンの混合溶液をミキサー等で強力
に攪拌してポリマーを得る。この時、ケトイミンアミ
ン、2級アミンの一部又は全部を有機ジアミンとの反応
前、及び/又は反応後に反応させても良い。
【0019】またバッチ式で鎖延長反応を行なうにはプ
レポリマー溶液中に、アミンの総当量がプレポリマーの
イソシアネートの当量よりも少なくなるように調整し
た、有機ジアミン、ケトイミンアミン、2級アミンの混
合溶液を加えて鎖延長反応を行ない、ケトイミンアミ
ン、2級アミンの混合溶液で末端停止反応を行なう。こ
の時ケトイミンアミン及び/又は2級アミンの一部を鎖
延長反応前に予め反応させても良いし、鎖延長反応剤中
にはケトイミンアミン及び/又は2級アミンが存在しな
くてもよい。
【0020】この他の方法でも、プレポリマーのイソシ
アネート基が残存している状態で、2級アミン及びケト
イミンアミン及び/又はアルドイミンアミンがイソシア
ネートと反応するような方法であれば、任意の方法を用
いることができる。
【0021】このようにして得られたポリウレタン弾性
体溶液を紡糸、又はキャストして糸又はフィルムを製造
する。そしてこれらの糸、又はフィルムを加熱すること
により、2級アミンでブロック化されたイソシアネート
基とケトイミンアミン及び/又はアルドイミンアミンで
ブロック化されたイソシアネート基との交換反応が起こ
り『後重合』して高分子量化する。
【0022】特開昭53−24396号公報、特開昭6
0−161417号公報、特開昭63−154719号
公報のケトイミンアミン、アルドイミンアミンを用いる
ポリウレタン弾性体の製造方法についての提案は、いず
れもプレポリマーのイソシアネートとアミンとの反応を
遅らせるためにケトイミンアミン又はアルドイミンアミ
ンを用い、イソシアネート末端とケトイミンアミン又は
アルドイミンアミンによってブロック化されたイソシア
ネート基と反応させており、2級アミンでブロック化さ
れたイソシアネート基と、ケトイミンアミン及び/又は
アルドイミンアミンでブロック化されたイソシアネート
基との交換反応を行なわせる本発明は、目的、方法とも
これらの提案とは本質的に異なるものである。
【0023】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 〔ケトイミンアミンの合成〕アセトン、メチルエチルケ
トン、ジエチルケトン、メチルn−プロピルケトンをそ
れぞれエチレンジアミンと等モルずつ50℃で10時間
反応させてケトイミンアミンを得る。これらのケトイミ
ンアミンは液体クロマトグラフィーによる分析の結果、
エチレンジアミンの両末端がケトンと反応したビスケト
イミン、エチレンジアミンの片末端がケトンと反応した
ケトイミンアミン、未反応エチレンジアミン、未反応ト
ンの混合物であったが、70%以上はケトイミンアミン
であり、これをこのまま以下の反応に使用した。
【0024】〔対数粘度の測定法〕ポリマー0.075
gをN,N−ジメチルアセトアミド25mlに溶解す
る。このポリマー溶液10mlをオストワルド粘度計に
取り、落下秒数を測定して以下の式より対数粘度(η
inh )を求める。 ηinh ={ln(t/to)}/C t :ポリマー溶液の落下秒数(秒) to:溶媒の落下秒数(秒) C :ポリマー濃度(g/dl)
【0025】〔『後重合性』の測定方法〕ポリウレタン
弾性体溶液を水中にキャストしてフィルムを作成し、溶
媒を除去した後、室温、窒素気流下で24時間乾燥を行
う。これをas−castフィルムとする。このas−
castフィルムを45℃で1週間エージングしたもの
を、エージングフィルムとし、as−castフィルム
とエージングフィルムとのηinh の差をΔIVaとす
る。as−castフィルムを後加工工程を想定して1
時間沸水中につけ、室温、窒素気流下で24時間乾燥し
たものを沸水処理フィルムとし、as−castフィル
ムと沸水処理フィルムとのηinh の差をΔIVbとす
る。つまりΔIVの数値が大きいほど『後重合性』が大
きいことになり、またΔIVaとΔIVbとの比である
ΔIVa/ΔIVbの数値が小さいほど、常温付近での
『後重合性』が小さく、後加工工程の加熱下での『後重
合性』が大きい、望ましいポリウレタン弾性体である。
【0026】実施例1 分子量1839のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル59.29gと4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート12.52gを105℃で1.5時間反応させ
てイソシアネート末端のプレポリマーを得る。これを1
0℃まで冷却してからN,N−ジメチルアセトアミド1
25gを加えポリマーを溶解する。これにエチレンジア
ミン0.95g、ジエチルアミン0.07gをN,N−
ジメチルアセトアミド25gに溶解したものを攪拌しな
がら滴下すると粘度が次第に上昇する。このまま攪拌を
10分間続けた後、アセトン−エチレンジアミン等モル
反応物0.22g、ジエチルアミン0.13gをN,N
−ジメチルアセトアミド5gに溶解したものを加えて末
端停止反応を行ない、ポリウレタン弾性体溶液を得る。
測定結果を表1に示す。
【表1】
【0027】実施例2 末端停止剤にアセトン−エチレンジアミン等モル反応物
を使用する代わりに、メチルエチルケトン−エチレンジ
アミン等モル反応物0.24gを使用する以外は実施例
1と同様に行なった。結果を表1に示す。
【0028】実施例3 末端停止剤にアセトン−エチレンジアミン等モル反応物
を使用する代わりに、ジエチルケトン−エチレンジアミ
ン等モル反応物0.27gを使用する以外は実施例1と
同様に行なった。結果を表1に示す。
【0029】実施例4 末端停止剤にアセトン−エチレンジアミン等モル反応物
を使用する代わりに、メチルn−プロピルケトン−エチ
レンジアミン等モル反応物0.27gを使用する以外は
実施例1と同様に行なった。結果を表1に示す。
【0030】比較例 実施例と同様にして得られたプレポリマーのN,N−ジ
メチルアセトアミド溶液196.8gに、エチレンジア
ミン1.08g、ジエチルアミン0.17gをN,N−
ジメチルアセトアミド30gに溶解したものを急速に攪
拌しながら加える。すぐに粘度が上昇するが、攪拌の速
度を落として10分間攪拌を続けてポリウレタン弾性体
溶液を得る。結果を表1に示す。
【0031】
【発明の効果】従来の方法で得られるポリウレタン弾性
体は、2級アミンでブロックされたイソシアネート基と
アミノ基とを末端基として有する。この末端基同士の交
換反応は室温でも起こるために、後加工工程中の加熱条
件下にのみ起こることが期待される『後重合』が室温で
も起こり、物性の変動につながっている。これに対し、
本発明によれば後加工工程中の加熱によって『後重合』
して高分子量化するが室温付近での『後重合性』が小さ
いために、優れた物性を示すポリウレタン弾性体を容易
に、しかも安定的に得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオール、ジイソシアネート、とジア
    ミンとを主たる反応成分として用いて得られるポリウレ
    タンを主成分とする弾性体が、(a)2級モノアミンと
    (b)ケトイミンアミンおよび/またはアルドイミンア
    ミンとの(a)・(b)の両方を含有してなることを特
    徴とするポリウレタン弾性体。
  2. 【請求項2】 ポリオールと過剰の有機ジイソシアネー
    トから得られるプレポリマーを、有機ジアミンにより鎖
    延長反応を行ないポリウレタン弾性体を製造する方法に
    おいて、末端停止剤として(a)2級モノアミン及び、
    (b)ケトイミンアミン及び/又はアルドイミンアミン
    とを用いることを特徴とするポリウレタン弾性体の製造
    方法。
JP3061215A 1991-03-01 1991-03-01 ポリウレタン弾性体およびその製造方法 Pending JPH05186557A (ja)

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