JPH05186069A - 紙葉類取出装置 - Google Patents

紙葉類取出装置

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JPH05186069A
JPH05186069A JP4005550A JP555092A JPH05186069A JP H05186069 A JPH05186069 A JP H05186069A JP 4005550 A JP4005550 A JP 4005550A JP 555092 A JP555092 A JP 555092A JP H05186069 A JPH05186069 A JP H05186069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
take
elastic
paper sheet
rollers
projections
Prior art date
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Pending
Application number
JP4005550A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuharu Sakamori
克治 坂森
Makoto Ukai
眞 鵜飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH05186069A publication Critical patent/JPH05186069A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】紙葉類の取り出しを安定して行なうことができ
るようにしたことを最も主要な特徴とする。 【構成】回転軸22の同軸上に配置された互いに隣合う
取出しローラ23の円周方向に一定間隔を存して設けた
弾性突起24の凹凸の位相をずらせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば銀行等の金融機
関などに設置されて紙幣を金種別に計数する紙幣処理装
置などに装備される紙葉類取出装置に係り、特に、円周
方向に一定間隔を存して設けられた取出しローラの弾性
突起に改良を施してなる紙葉類取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙葉類取出装置において
は、ピックアップローラとフィードローラとからなる取
出しローラにより、積層状態で配置された紙幣等の紙葉
類を一枚ずつ繰り出させてなる構成を有するものがあ
る。
【0003】図12から図14に示すように、このよう
な取出しローラ、例えばピックアップローラ1は、表面
にゴミの付着などによる摩擦力の変化を防止するため
に、円周方向(回転方向)に一定間隔、例えば2mm程度
のピッチPを存して軸方向に平行なゴム等からなる弾性
突起2が設けられ、図示しない駆動機構により回転駆動
する回転軸3の同軸上に、例えば2個一対として左右に
配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造の紙葉類取出装置におけるピックアップロ
ーラ1にあっては、互いに隣合うピックアップローラ
1、1の軸方向に平行な弾性突起2の凹凸の位相が一致
させて設けられ、しかも、紙葉類に対する搬送力は、弾
性突起2の凸部2aと紙葉類との当接部分によって伝達
されることから、弾性突起2の凹部2bでは搬送力が発
生せず、紙葉類に対する搬送力が連続的でなくなる。
【0005】このため、ピックアップローラ1の半径が
等価的に変化することから、図15に示すように、ピッ
クアップローラ1の弾性突起2の凸部2aとの接触によ
り搬送される紙葉類の速度VがピッチP間で大きく変動
(x)し、このような変動によるピッチむら等によっ
て、紙葉類に対する摩擦力等のバラツキが発生して安定
した紙葉類の取り出しを行なうことができない。
【0006】これによって、紙幣処理装置などにおいて
は、紙幣がスキュー(斜行)して供給部から供給された
り、紙幣の供給間隔が一定にならないなとの現象が生
じ、例えばスキューがある一定限度を超えると、判別部
での判定不能、誤判定、搬送路途中での紙幣の詰まり、
あるいは紙幣集積時の集積不良等が発生し易いという問
題があった。
【0007】本発明は、上記の事情のもとになされたも
ので、その目的とするところは、紙葉類の取り出しを安
定して行なうことができるようにした紙葉類取出装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、積層状態で配置された紙葉類を、回
転軸の同軸上に配置された円周方向に一定間隔を存して
弾性突起を有する複数の取出しローラにて1枚ずつ繰り
出させる紙葉類取出装置において、前記各取出しローラ
は、互いに隣合う取出しローラの軸方向に平行な弾性突
起の凹凸の位相をずらせてなることを特徴としたもので
ある。また、本発明は、前記各取出しローラの弾性突起
を円周方向に斜行させてなることを特徴としたものであ
る。
【0009】この場合、前記取出しローラの斜行する弾
性突起の軸方向の両端部を、円周方向に隣合う他の弾性
突起とオーバーラップさせたり、互いに隣合う取出しロ
ーラの弾性突起の斜行方向を一致させたり、あるいは、
互いに隣合う取出しローラの弾性突起の斜行方向を紙葉
類の搬送方向に対して外側に向け下行するように左右対
称的に異ならせるように構成することが好ましい。
【0010】
【作用】すなわち、本発明は、互いに隣合う取出しロー
ラの軸方向に平行な弾性突起の凹凸の位相をずらせてな
るために、各取出しローラの弾性突起の凸部と紙葉類と
の接触が連続的となり、安定した紙葉類の取り出しが行
なえる。
【0011】また、前記各取出しローラの弾性突起を円
周方向に斜行させ、かつ、弾性突起の軸方向の両端部
を、円周方向に隣合う他の弾性突起とオーバーラップさ
せるとともに、互いに隣合う取出しローラの弾性突起の
斜行方向を一致させてなるために、各取出しローラの弾
性突起の凸部と紙葉類との接触が連続的となり、安定し
た紙葉類の取り出しが行なえ、しかも、紙葉類の搬送が
搬送方向に対して片寄せ状態で整位させて行なえる。
【0012】さらに、前記各取出しローラの弾性突起を
円周方向に斜行させ、かつ、弾性突起の軸方向の両端部
を、円周方向に隣合う他の弾性突起とオーバーラップさ
せるとともに、互いに隣合う取出しローラの弾性突起の
斜行方向を紙葉類の搬送方向に対して外側に向け下行す
るように左右対称的に異ならせてなるために、各取出し
ローラの弾性突起の凸部と紙葉類との接触が連続的とな
り、しかも、紙葉類の両端が搬送方向に対して外側に張
りを持たせて搬送させることが可能になり、安定した紙
葉類の取り出しが行なえる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明すると、図2はこの発明に係る紙葉類取出
装置が装備された紙幣等の紙葉類処理装置の全体構成を
概略的に示すもので、図中10は紙葉類処理装置本体で
ある。
【0014】この紙葉類処理装置本体10は、紙幣等の
紙葉類Aの供給部11と、この供給部11の載置台12
上に積層状態で配置された紙葉類Aを上方から押し付け
るバックアップ部材13と、このバックアップ部材13
の荷重により押し付けられた紙葉類Aの最下層の紙葉類
Aを一枚ずつ取り出す後述する紙葉類取出装置20と、
この紙葉類取出装置20にて一枚ずつ繰り出された紙葉
類Aが搬送路30を介して搬送される判別部40と、こ
の判別部40にて判別された紙葉類Aを例えば金種別毎
に選別搬送する選別搬送機構50と、この選別搬送機構
50にて選別された紙葉類Aを例えば金種別毎に集積す
る複数の集積部60とで構成されている。
【0015】そして、前記紙葉類取出装置20は、図3
及び図4に示すように、モータ21にて回転する回転軸
22の同軸上に2個一対として左右に配置されて前記載
置台12上に臨む取出しローラとしての複数のピックア
ップローラ23を備え、これらピックアップローラ23
は、図1、図5及び図6に第1実施例として示すよう
に、円周方向に一定のピッチPを存して軸方向に平行な
ゴム等からなる弾性突起24が設けられているととも
に、これら弾性突起24は、互いに隣合うピックアップ
ローラ23の弾性突起24の凸部25と凹部26とが対
応するように凹凸の位相をずらせてなる構成を有するも
のである。
【0016】また、前記ピックアップローラ23にて繰
り出された紙葉類Aは、前記載置台12の両側のガイド
板14、14間に配置されたフィードローラ27及びゲ
ートローラ28を介して前記搬送路30側の搬送ローラ
31と、この搬送ローラ31に図示しないバネにて弾性
的に接触状態を維持するように付勢されたピンチローラ
32との間に挾持されて前記搬送路30側へと搬送され
るようになっている。すなわち、上記の構成によれば、
ピックアップローラ23の弾性突起24を、互いに隣合
うピックアップローラ23の弾性突起24の凸部25と
凹部26とが対応するように凹凸の位相を半ピッチずら
せてなることから、図1に示すように、各ピックアップ
ローラ23の弾性突起24の凸部25と紙葉類Aとの接
触が連続的になるとともに、紙葉類Aと各々のピックア
ップローラ23との接触ピッチPが、図14に示す従来
構造のものと比較して半分となり、図7に示すように、
紙葉類の速度Vの変動(x)が小さくなり、これによっ
て、安定した紙葉類Aの取り出しが行なえる。
【0017】また、図8から図10は本発明に係る紙葉
類取出装置におけるピックアップローラ23の第2実施
例を示すもので、ピックアップローラ23の弾性突起2
4を円周方向に適宜の角度θでもって斜行させ、かつ、
図10に斜線で示すように、この弾性突起24の軸方向
の両端部24a、24bを、円周方向に隣合う他の弾性
突起24の両端部24a、24bとオーバーラップさせ
るとともに、互いに隣合うピックアップローラ23の弾
性突起24の斜行方向を一致させてなる構成を有する。
【0018】これによって、各ピックアップローラ23
による紙葉類Aの搬送が、回転軸22の回転方向である
搬送方向Zに対して一方のガイド板14側に片寄せ状態
で整位させて行なえる。
【0019】さらに、図11は本発明に係る第3実施例
を示すもので、上記第2実施例おける互いに隣合うピッ
クアップローラ23の弾性突起24の斜行方向を、紙葉
類Aの搬送方向Zに対して外側に向け下行するように左
右対称的に異ならせてなる構成を有するものであり、こ
れによって、紙葉類Aの両端が搬送方向Zに対して外側
に張りを持たせて搬送させることが可能になる。なお、
上記した本発明の実施例においては、取出しローラとし
てピックアップローラを例にして説明したが、フィード
ローラにも適用することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、互いに隣合う取出しローラの軸方向に平行な弾性突
起の凹凸の位相をずらせてなることから、各取出しロー
ラの弾性突起の凸部と紙葉類との接触が連続的となるた
めに、安定した紙葉類の取り出しを行なうことができ
る。
【0021】また、請求項2、3及び4において、前記
各取出しローラの弾性突起を円周方向に斜行させ、か
つ、弾性突起の軸方向の両端部を、円周方向に隣合う他
の弾性突起とオーバーラップさせるとともに、互いに隣
合う取出しローラの弾性突起の斜行方向を一致させてな
ることから、各取出しローラの弾性突起の凸部と紙葉類
との接触が連続的となり、安定した紙葉類の取り出しを
行なうことができ、しかも、紙葉類の搬送が搬送方向に
対して片寄せ状態で整位させて行なうことができ、これ
によって、従前のようなスキューの発生を確実に防止す
ることができる。
【0022】さらに、請求項5において、前記各取出し
ローラの弾性突起を円周方向に斜行させ、かつ、弾性突
起の軸方向の両端部を、円周方向に隣合う他の弾性突起
とオーバーラップさせるとともに、互いに隣合う取出し
ローラの弾性突起の斜行方向を紙葉類の搬送方向に対し
て外側に向け下行するように左右対称的に異ならせてな
ることから、紙葉類の両端が搬送方向に対して外側に張
りを持たせて搬送させることができ、より安定した紙葉
類の取り出しを行なうことができるために、従前のよう
なスキューの発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙葉類取出装置における取出しロ
ーラの第1実施例を示す概略的側面図。
【図2】本発明に係る紙葉類取出装置が装備された紙葉
類処理装置の全体構成を概略的に示す断面図。
【図3】同じく紙葉類処理装置における紙葉類取出機構
部分の概略的要部斜視図。
【図4】同じく紙葉類処理装置における紙葉類取出機構
部分の概略的要部断面図。
【図5】同じく取出しローラの概略的平面図。
【図6】同じく取出しローラの斜視図。
【図7】本発明に係る取出しローラの速度変動を示す説
明図。
【図8】本発明に係る取出しローラの第2実施例を示す
概略的平面図。
【図9】同じく取出しローラの斜視図。
【図10】同じく取出しローラの弾性突起の斜行状態を
示す説明図。
【図11】本発明に係る取出しローラの第3実施例を示
す概略的平面図。
【図12】従来の取出しローラの概略的平面図。
【図13】同じく従来の取出しローラの斜視図。
【図14】同じく従来の取出しローラの側面図。
【図15】同じく従来の取出しローラの速度変動を示す
説明図。
【符号の説明】
20…紙葉類取出装置、22…回転軸、23…取出しロ
ーラ、24…弾性突起、25…凸部、26…凹部、A…
紙葉類、Z…搬送方向、P…ピッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層状態で配置された紙葉類を、回転軸の
    同軸上に配置された円周方向に一定間隔を存して弾性突
    起を有する複数の取出しローラにて1枚ずつ繰り出させ
    る紙葉類取出装置において、 前記各取出しローラは、互いに隣合う取出しローラの軸
    方向に平行な弾性突起の凹凸の位相をずらせたことを特
    徴とする紙葉類取出装置。
  2. 【請求項2】積層状態で配置された紙葉類を同軸上に配
    置された円周方向に一定間隔を存して弾性突起を有する
    複数の取出しローラにて1枚ずつ繰り出させる紙葉類取
    出装置において、 前記各取出しローラの弾性突起を円周方向に斜行させた
    ことを特徴とする紙葉類取出装置。
  3. 【請求項3】取出しローラの弾性突起の軸方向の両端部
    を、円周方向に隣合う他の弾性突起とオーバーラップさ
    せたことを特徴とする請求項2記載の紙葉類取出装置。
  4. 【請求項4】互いに隣合う取出しローラの弾性突起の斜
    行方向を一致させたことを特徴とする請求項2または3
    記載の紙葉類取出装置。
  5. 【請求項5】互いに隣合う取出しローラの弾性突起の斜
    行方向を紙葉類の搬送方向に対して外側に向け下行する
    ように左右対称的に異ならせたことを特徴とする請求項
    2または3記載の紙葉類取出装置。
JP4005550A 1992-01-16 1992-01-16 紙葉類取出装置 Pending JPH05186069A (ja)

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JP4005550A JPH05186069A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 紙葉類取出装置

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ID=11614304

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JP4005550A Pending JPH05186069A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 紙葉類取出装置

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JP (1) JPH05186069A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015172819A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 富士電機株式会社 紙幣識別装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015172819A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 富士電機株式会社 紙幣識別装置

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