JPH0518599Y2 - - Google Patents

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JPH0518599Y2
JPH0518599Y2 JP5090689U JP5090689U JPH0518599Y2 JP H0518599 Y2 JPH0518599 Y2 JP H0518599Y2 JP 5090689 U JP5090689 U JP 5090689U JP 5090689 U JP5090689 U JP 5090689U JP H0518599 Y2 JPH0518599 Y2 JP H0518599Y2
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JP
Japan
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exhaust
plate
exhaust gas
combustion appliance
flow
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JP5090689U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は温水ボイラ等の燃焼器具用の排気筒に
関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば実開昭58−58246号公報に示され
るように燃焼器具上に周囲を複数個の開口で構成
した排気トツプを載置した屋外設置型の燃焼器具
は公知である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この種従来の排気筒においては
着火時等に燃焼室内の内部圧力が上昇し、この結
果、排気通路の内圧も上昇して排気ガスの流速が
早くなり、排気筒の開口から風切音が生じる問題
点を有していた。
また排気筒の上面部に排気口を設けているた
め、排気口から多量の雨水が排気筒内に侵入する
難点があつた。
そこで、本考案は係る上記の問題点を解決し、
排気ガス流の流速を緩和し風切音を低減すると共
に上部方向からの雨水侵入を軽減せんとするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案では上部を閉
塞した円筒形の排気筒体の周囲に複数個の切欠孔
を設け、排気筒体内に中央を開口した円形の皿体
を複数個隙間をあけて配設し、この各皿体の開口
径を上方に向うに従い順次小径とし、また各皿体
の内部周囲にはアール部を立上げ、さらに排水用
小穴を排気筒体に開設したことを特徴とする燃焼
器具用排気筒を提供するものである。
(作用) 本考案においては、排気筒体内に中央を開口し
た円形の皿体を複数設け、各皿体の開口径を上方
に向うに従い順次小径とし、排気筒体の周囲にの
み複数個の切欠孔を設けてあるので、排気ガスの
流れの一部がより上方の皿体によつて横向きの流
れに変更され、皿の各隙間から均等に放出され、
多段に設けた複数の切欠孔から略均一に排出する
のである。この結果、排気筒体の切欠孔の一部の
みに排気ガスの流れが集中することはなくなり、
全体に流速が低下して風切音の低減を図ることが
できた。
また、各皿体の内周囲および外周囲にはアール
部を立上げることにより、このアール部によつて
排気ガスが案内され流れが円滑となるものであ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
1は燃焼器具用の排気筒であり、温水ボイラ等
の燃焼器具2の上部に載置してある。
第2図は第1図のA−A線断面図であり、円筒
形の排気筒体3の側面周囲には複数個の切欠孔4
を設けてある。尚、本実施例では施工取付後、壁
体に面する部分の側面のみは、切欠孔4を設ける
ことはなく閉塞している。
5は排気筒体3内に設けた円形平板状の皿体で
あり、水平状に複数個積み重ね、中央部には円形
状の開口6を設けてある。
第3図は本考案に係る排気筒の中央縦断図であ
り、排気筒体3の上部は閉塞してあり側面周囲に
開口した切欠孔4は例えば第4図に示されるよう
に、斜め方向であつてスリツト状の長孔によつて
構成してある。有効開口面積を広くするためであ
る。
排気筒体3内に設けられる皿体5については、
複数個設けてあり、その中央に設けた開口6の開
口径を上方に向うに従い順次小径とし、かつ各皿
体5の内周囲および外周囲にはバーリング加工等
により形成したアール部7を立上げている。尚、
各皿体5の外径寸法は略同一径である。型材を共
用し、製作容易にするためである。
これら各皿体5は棒状又は板状の連結具8によ
つて接続連結され、積み重ねられている。
皿体5の外周には、図示してはいないが、その
立上げアール部7の一部を削除し、受皿内部に溜
まつた雨水の外部への排水を円滑にするようにし
てもよい。
9は排気筒体3の側面に開口した排水用の小穴
であり、皿体5からあふれた雨水を外部に排水す
るためのものである。
10は皿体5の下方でかつ排気筒体3内に設け
た吸音材である。
これら排気筒は、第3図に示されるように、燃
焼器具2の排気煙道出口11に外嵌し載置され
る。
排気煙道には第5図に示すように、排気ガスの
急激なる排出をおさえ、熱交換効率を高めるため
のバツフル板12を設けてある。
このバツフル板12には垂直板13の一部を切
り起こすか、若しくは別途溶接固定してバネ板1
4を左右一対に設け、煙道壁15にバネ力によつ
て圧接させ、着火圧力によるバツフル板12自体
の浮き上りを阻止するようにしてある。
尚、このバツフル板12の上方への引き抜きに
際しては、図中左方向に回転させながら引き出せ
ば容易に引き抜くことが可能となる。
燃焼時には、排気煙導を上昇した排気ガスは排
気煙導出口11から排気筒1内に入り、複数個の
切欠孔4から器具外部に排出するのである。
このとき、排気筒体3内の最下部の皿体5より
もその上部の皿体5の方が、その開口径が小さい
ので、排気ガスの一部は上部皿体によつてその進
行をさまたげられ、横向きの流れに転換されて進
行する。
この作用は上段においても同様であり、この結
果各皿体の間における排気ガスの圧力差が略均等
となり、特定の部分に排気ガス流が集中すること
はなくなり、筒体全体として略均一に排気ガスが
切欠孔4から排出されることとなる。
また各皿体5の内外周囲にはアール部7を立上
げているので、アール部7に沿つて排気ガスの流
れも円滑となり、しかも切欠孔4から侵入した雨
水の受け皿としての機能を兼備する。従つて受け
皿はリング状を形成し、煙道内への雨水侵入は阻
止軽減されることとなる。
さらに皿体5から溢水した雨水は排気筒体3に
設けた排水用小穴9から外部に排水されるので、
煙道内に入水するおそれは回避できるものであ
る。
複数の切欠孔4は最下部の皿体5よりも高位置
に配設しておけば、高い受水効果が得られること
は言うまでもない。
尚、皿体はおのおの同心円状に配置しておくこ
とが、組立上からも好ましい。
(考案の効果) 以上のように本考案においては、複数個配設し
た皿体の開口径を上方に向うに従い順次小径とな
したことにより、排気ガスの流れを複数段にわた
つて変更、転換させ、排気の流速・圧力を低減緩
和して、風切音を低下させる効果を奏する。
また、各皿体の内外周囲にアール部を立上げる
ことにより、排気案内板となすと共に受水リング
としての機能を兼備できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は全体図、第2図は第1図のA−A線断面図、
第3図は本考案の断面図、第4図は切欠孔と皿体
との関係を示す説明図、第5図はバツフル板の側
面図、第6図は第5図のB−B線断面図である。 1……燃焼器具用排気筒、3……排気筒体、4
……切欠孔、5……皿体、6……開口、7……ア
ール部、9……小穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部を閉塞した円筒形の排気筒体の周囲に複数
    個の切欠孔を設け、排気筒体内には中央を開口し
    た円形の皿体を複数個隙間をあけて配設し、この
    各皿体の開口径を上方に向かうに従い順次小径と
    したことを特徴とする燃焼器具用排気筒。
JP5090689U 1989-04-28 1989-04-28 Expired - Lifetime JPH0518599Y2 (ja)

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JP5090689U JPH0518599Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28

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JP5090689U JPH0518599Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28

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JPH02147644U JPH02147644U (ja) 1990-12-14
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JP7051630B2 (ja) * 2018-07-20 2022-04-11 株式会社荏原製作所 排気ガスの排出構造および庇ユニット

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JPH02147644U (ja) 1990-12-14

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