JPH05185927A - ソレノイド弁 - Google Patents

ソレノイド弁

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JPH05185927A
JPH05185927A JP19133292A JP19133292A JPH05185927A JP H05185927 A JPH05185927 A JP H05185927A JP 19133292 A JP19133292 A JP 19133292A JP 19133292 A JP19133292 A JP 19133292A JP H05185927 A JPH05185927 A JP H05185927A
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JP
Japan
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pressure
solenoid valve
constant
pressurized fluid
valve
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Withdrawn
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JP19133292A
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English (en)
Inventor
Gilbert Kervagoret
ギルベール・ケルバゴレ
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Bendix Europe Services Techniques SA
Original Assignee
Bendix Europe Services Techniques SA
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3615Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T15/00Construction arrangement, or operation of valves incorporated in power brake systems and not covered by groups B60T11/00 or B60T13/00
    • B60T15/02Application and release valves
    • B60T15/025Electrically controlled valves
    • B60T15/028Electrically controlled valves in hydraulic systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87169Supply and exhaust
    • Y10T137/87217Motor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギー消費を少なくし、構造簡単で、作
動信頼性の高いソレノイド弁を提供する。 【構成】 摺動弁24は、加圧流体源52及び受圧装置
56間の連通を許容する休止位置と、受圧装置56及び
低圧流体リザーバ66間の連通を許容する作動位置との
間を変位できる。摺動弁24は、その一定の面積に一定
の圧力Pを加えることにより生起される一定の力によっ
て、休止位置に向けて常時押圧されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特にマスターシリンダと車輪ア
ンチロック装置のブレーキモータとの間で自動車の流体
ブレーキ回路内に介装されるソレノイド弁に関する。
【0002】車輪アンチロック装置を備えた流体ブレー
キ回路は周知であり、代表的には、電磁ポンプ又は所謂
「フルパワー」式マスターシリンダのような加圧ブレー
キ流体源とブレーキモータとの間に、コンピュータが車
輪のロックを検出した時にはブレーキモータ内の圧力を
低減させるとともに、コンピュータが車輪の過大な回転
速度を検出した時にはブレーキモータ内の圧力を上昇さ
せるコンピュータ制御のソレノイド弁を備えている。
【0003】このような車輪アンチロック装置に用いら
れるソレノイド弁は、全か無かの法則で作動する2位置
ソレノイド弁が一般的であり、アンチロック装置の作動
中連続した圧力供給・解放位相のため電磁ポンプの部品
に多大なエネルギー消費を生じさせるものである。ま
た、比例ソレノイド弁を用いることが提案されている
が、電磁ポンプのエネルギー消費を低減させるために流
体漏洩を最小限にしようとすると、ソレノイド弁を駆動
する力すなわちソレノイド弁を流れる電流に対するブレ
ーキモータ内の流体圧力を表わす曲線においてヒステリ
シス現象が現われ、このヒステリシスは、アンチロック
装置と組合わされたコンピュータによるブレーキモータ
内の圧力の制御に害を与えることとなる。
【0004】従って、本発明の目的は、エネルギー消費
をできるだけ少なくし、且つ、構造が簡単で、作動信頼
性があり、ブレーキモータ内の圧力を正確に監視できる
ようにした車輪アンチロック装置のためのソレノイド弁
を提供することにある。
【0005】この本発明の目的は、車輪アンチロック装
置を備えた自動車の流体ブレーキ回路に用いられるもの
であって、少なくとも1つの加圧流体源と少なくとも1
つの受圧装置との間に配置され、本体内に、加圧流体源
及び受圧装置間の連通を許容する休止位置と、受圧装置
及び低圧流体リザーバ間の連通を許容する作動位置との
間を変位できるピストン装置を備えているソレノイド弁
において、ピストン装置は一定の力により休止位置に向
けて常時押圧されていることを特徴とするソレノイド弁
により、達成されている。
【0006】この一定の力は一定の圧力を特にピストン
装置の一定の面積に加えることにより得られることが有
益である。
【0007】本発明の特徴によると、一定の面積は、ピ
ストン装置をなす摺動弁に、この摺動弁のベアリング面
の断面積にわたり、あるいは摺動弁の2つのベアリング
面における断面積の差にわたって形成されている。
【0008】例えば、本発明のソレノイド弁は、一定の
圧力を加圧流体源の圧力から供給できるようにする圧力
制限装置を備えており、この圧力制限装置自体は、戻し
スプリングにより発揮される力に抗して加圧流体源の圧
力の作用により移動され得る他の摺動弁を備え、この戻
しスプリングは、加圧流体源の圧力が前記一定の圧力を
超えた時他の摺動弁がその変位により該圧力の作用から
解放されるように設定されている。
【0009】従って、一定の圧力を例えば5〜10バー
ルの比較的低い値に保つことが望ましい。
【0010】以下、本発明の実施例について添付図面を
参照して説明する。
【0011】図1に示す従来のソレノイド弁は全体的に
円筒形の本体10を備えており、その一方の端部12
は、コンピュータ制御のもとでプランジャ20を駆動す
る電磁石18の基部16を例えばねじにより締着する孔
14を設けている。
【0012】また、本体10には孔22が形成されてお
り、摺動弁24が該孔内を密封的に摺動する。摺動弁2
4は、環状容積室30を画成する溝の両側に2つのベア
リング面26及び28を有する。盲孔32が摺動弁24
に軸線方向に形成され、ベアリング面28と同じ高さで
摺動弁24に形成された半径方向の孔34に連通する。
他の半径方向の孔36が溝30と同じ高さで摺動弁24
に形成されている。
【0013】摺動弁24は戻しスプリング38により休
止位置に戻され、このスプリングは、一方において孔2
2及び14間で本体10に形成された肩部40に、また
他方において摺動弁24と一体のロックワッシャ44に
当接するカラー42に当接している。摺動弁24の休止
位置は、本体10に挿入され且つ摺動弁24に半径方向
に形成された長穴48と相互に作用するピン46によっ
て限定される。
【0014】図1に示す休止位置において、摺動弁24
の環状容積室30は、本体10に形成されマスターシリ
ンダのような加圧流体源52に接続された通路50と、
本体10に形成されブレーキモータのような受圧装置5
6に接続された通路54とを連通させる。盲孔32内の
閉鎖要素57がこの孔内に加圧流体を閉じ込め、ベアリ
ング面28と本体10の孔22の壁との相互密封作用に
より孔34が閉鎖されている。従って、ソレノイド弁
は、車輪アンチロック装置の介入を必要としないブレー
キ作動の場合には、車両のブレーキ回路を通常の態様で
作動させることができる。
【0015】コンピュータは、車輪の切迫したロックを
検出した時に電磁石18の励磁を指令する。すると、プ
ランジャ20が、摺動弁24の孔32内を摺動し且つ戻
しスプリング62によりプランジャ20に向けて押圧さ
れたガイド60と一体をなすボール58に対して当接
し、スプリング62はガイド60の肩部とロックワッシ
ャ44との間に配置されている。ボール58は、プラン
ジャ20と同軸の電磁石18の基部16に形成された弁
座59と相互に作用するボール弁の可動要素を構成す
る。従って、ボール弁58−59は休止時すなわちアン
チロック位相以外では閉じられて、ブレーキ回路に連通
しているソレノイド弁の内部回路から電磁石を密封的に
遮断する。
【0016】電磁石18が励磁された時、プランジャ2
0はまずボール58とガイド60をスプリング62に抗
して押圧し、ガイド60が摺動弁24に対して当接する
と、摺動弁24がスプリング38に抗して(図1の上方
に)押圧される。この移動中、摺動弁24のベアリング
面26がまず通路50を閉じて受圧装置56への加圧流
体の供給を阻止し、それから摺動弁24のベアリング面
28が十分に変位されて、電磁弁18を収容する端部と
は反対側の本体10の端部に形成された室64に孔34
を連通し、該反対側の端部はプラグ65により閉鎖され
ている。電磁石の励磁時プランジャ20がボール58を
弁座59から持ち上げると、室64は本体10に形成さ
れた穴67、ボール58とガイド60の周りの環状空間
68及びプランジャ20の周りの環状空間69に連通す
る。環状空間69自体は低圧流体リザーバ66に連通し
ている。
【0017】このように電磁石18が励磁された時、受
圧装置56は通路54、環状容積室30、半径方向の孔
36、軸線方向の孔32、半径方向の孔34、室64、
穴67及び環状空間68,69を介して低圧流体リザー
バ66に連通し、軸線方向の孔32は閉鎖要素57によ
り閉鎖されている。従って、受圧装置56内の圧力が低
下し、その後コンピュータが受圧装置56と組合わされ
た車輪の過大な回転速度を検出する。すると、コンピュ
ータは電磁弁18の消磁を指令し、戻しスプリング38
の作用により摺動弁24を休止位置へ戻すことができ
る。従って、受圧装置56は低圧流体リザーバ66から
遮断され、そして加圧流体源52に接続される。このよ
うな圧力低減及び上昇サイクルは、車両が停止するま
で、あるいは加圧流体源52により供給された圧力が低
下して車輪ロックの危険性が無くなるまで、繰返し行わ
れる。
【0018】上述したソレノイド弁及びその作動におい
て、ブレーキ流体の漏洩を最小限にすることが非常に重
要である。このため、加圧流体源52が低圧流体リザー
バ66に直接に流通するのを防止するために、摺動弁2
4が孔34を開く前に通路50を閉じるようにすること
が必要である。すなわち、摺動弁24にオーバラップを
備えることが必要であり、L1を室64内での孔34の
開放行程、L2を環状容積室30内での通路50の閉鎖
行程とすると、オーバラップの長さは摺動弁の行程Lに
よりL=L1−L2として定められる。
【0019】上記からわかるように、摺動弁24の移動
は一方向に関しては電磁石18のプランジャ20によ
り、また反対方向に関しては戻しスプリング38により
指令される。従って、電磁石18は励磁時スプリング3
8の力を克服するために所要量のエネルギーを消費し、
このエネルギーは、摺動弁が距離Lを通過するにつれス
プリングのこわさの関数として増大する。この結果、ス
プリング38に抗して摺動弁24に発揮される電磁石の
プランジャ20の力に対する受圧装置56及び通路54
内のブレーキ流体の圧力を表す曲線にヒステリシスが生
じる。
【0020】長さLにわたるオーバラップとスプリング
38のこわさとの複合作用によるこのヒステリシスは、
電磁石18の連続した励磁及び消磁を指令することによ
り、ブレーキモータの圧力を極めて不正確に監視するこ
とになる。事実、Rをスプリング38のこわさ、sを閉
鎖要素57の断面積とすると、圧力ヒステリシスは項R
L/sで表わされる。
【0021】Rおよびsは正確にわかるが、オーバラッ
プ長さLでは、その限界が公差等からわかるだけであ
る。
【0022】これらの問題点は本発明に応じて構成され
たソレノイド弁により解決されており、本発明の実施例
が図2に示されている。この図において、図1の要素と
同一の要素には同一符号を付してある。
【0023】図2に示す休止位置において、ソレノイド
弁は、車輪アンチロック装置の介入を必要としないブレ
ーキ作動の場合には、図1の弁と同様に作動する。加圧
流体源52が通路50、環状容積室30及び通路54に
より受圧装置56に接続されている。
【0024】アンチロック位相における本発明のソレノ
イド弁の作動について説明する。図2からわかるよう
に、本体10には、例えば孔22と平行に盲孔70が形
成されている。
【0025】孔70は、環状容積室78を画成する溝の
両側に2つのベアリング面74及び76を有する摺動弁
72を収容する。摺動弁72自体は、ベアリング面76
と同じ高さに形成された半径方向の孔82に連通する軸
線方向の盲孔80を形成されている。摺動弁72は戻し
スプリング84により休止位置に戻され、このスプリン
グは一方において摺動弁72の肩部110に当接すると
ともに、他方において本体10、あるいは、該本体と一
体か又は本体と電磁石18の基部16との間に挿入され
たカラー86に当接する。
【0026】更に、摺動弁24は、孔22と同軸をなす
本体10の孔90と密封的に相互に作用する第3のベア
リング面88を有する。ベアリング面26及び88と孔
22及び90とが環状容積室92を画成する。この環状
容積室92は、摺動弁24及び72の位置とは無関係
に、本体10の通路94を介して摺動弁72の周りの環
状容積室78に常時連通し、この室78自体は通路96
を介して加圧流体源52に接続する通路50に連通す
る。
【0027】最後に、摺動弁72のベアリング面76は
孔70と相互に作用して、摺動弁72の休止位置では孔
82を閉じ、また摺動弁72が作動位置にある時には、
例えば戻しスプリング84を配設できるようにしている
室98にこの孔82を連通させることができる。この室
98は通路100を介してボール58の周りの環状空間
68に連通し、そして電磁石18の励磁時には低圧流体
リザーバ66に連通する電磁石のプランジャ20の周り
の環状空間69にも連通する。
【0028】アンチロック位相以外でのソレノイド弁の
作動は上述の通りである。加圧流体源52により生起さ
れた圧力が受圧装置56に適正に伝えられている場合に
は、この圧力が通路96、環状容積室78及び通路94
を介して環状容積室92にも伝えられるので、摺動弁7
4を付加したことによりこの作動位相が変更されること
はない。また、この圧力は摺動弁24のベアリング面2
6の断面積S2を差し引いた摺動弁24のベアリング面
88の断面積S1に作用して、摺動弁24を図2に示す
休止位置に押圧する。
【0029】これに対し、アンチロック位相中、コンピ
ュータが1つ以上の車輪におけるロックの傾向を検出す
ると、上記コンピュータは電磁石18を励磁してブレー
キモータである受圧装置56を加圧流体源52と低圧流
体リザーバ66とに交互に連通させる。
【0030】電磁石18が励磁されると、プランジャ2
0が(ボール58とガイド60を介して)摺動弁24を
作動位置へ変位させる。この電磁石の励磁位相中、環状
空間68が環状空間69そして低圧流体リザーバ66に
連通する。摺動弁24が作動位置にある時、加圧流体源
52からの圧力は受圧装置56には伝えられないが、通
路96を介して環状容積室78に、そして通路94を介
して環状容積室92に伝えられる。
【0031】環状容積室78内では、加圧流体源52の
圧力がベアリング面76の断面積に作用しており、この
室78を孔80の内部に連通させるため摺動弁72には
通路106が形成されている。ベアリング面76の断面
積は反対側では環状空間68内における低圧流体リザー
バの圧力を受けているので、加圧流体源52の圧力Pが
戻しスプリング84の力を克服するに必要な圧力に等し
い値に達すると、摺動弁72が変位することとなる。こ
の変位の際、摺動弁72のベアリング面74が通路96
を閉じて、環状容積室78内の圧力の上昇を阻止する。
従って、この環状容積室78及びこれに連通する環状容
積室92はこの圧力Pにある。環状容積室92内の圧力
が低下した場合、戻しスプリング84が摺動弁72を変
位させて通路96を開き、環状容積室78内の圧力を値
Pまで上昇させるようにする。環状容積室92内の圧力
が上昇した場合、この圧力がベアリング面76の断面積
に作用して孔82をリザーバに向けて開放し、環状容積
室78内の圧力を値Pまで低下させるようにする。
【0032】このように、ソレノイド弁の作動中、環状
容積室92内に収容された流体圧力は値Pに一定に保た
れ、あるいはこの値の近辺で極く僅かに変動するだけで
ある。この無視できる程度の変動は、摺動弁72の通路
106に関し、この通路を横切る流体の流動を遅くする
ために断面積を相当小さくするように選定することによ
り、流量制限装置の態様で有益的に減衰させることがで
きる。
【0033】従って、環状容積室92はスプリング84
の設定によってのみ定められた一定の圧力Pを受けるの
である。このスプリング84は、この圧力Pが任意の所
定値を有するように自由に選定することができる。加圧
流体源52により伝えられる圧力は100バールに達し
たり、これを超えることもあり得るが、圧力Pを例えば
5〜10バールの低い値に選択できることは有益であ
る。
【0034】従って、摺動弁24は、ベアリング面26
の断面積S2を差し引いたベアリング面88の断面積S
1に作用する一定の圧力Pによって発生された力F1を
受けている。これらの断面積は一定であるので、摺動弁
24は任意の所定値に自由に選定できる一定の戻し力F
1=P×(S1−S2)を受けることになる。
【0035】更に、摺動弁24は、電磁石18のプラン
ジャ20により発揮される力F2と、孔32の断面積S
3に作用する受圧装置56内の圧力Qにより発揮される
力F3とを受け、この圧力Qは となり、スプリング62の作用は無視できる程度のもの
とみなされる。
【0036】従って、本発明のソレノイド弁によると、
受圧装置56内の圧力Qは電磁石18のプランジャ20
により発揮される力F2を制御するようにコンピュータ
で制御され、この圧力Qは圧力F2の関数であり、この
関数にヒステリシスを導く項は何もない。
【0037】事実、摺動弁に対するスプリングの作用
は、こわさが零のスプリングの作用と同じくする一定の
圧力の作用に置き換えられている。このため、ヒステリ
シス項RL/S3は長さLの値とは無関係に零である。
従って、長さLの限界は流体漏洩を最小限にしあるいは
無くすように自由に固定できる。摺動弁の戻し力が一定
で低い値であるので、電磁石18を小型で且つ電力消費
量の少ないものとすることができる。
【0038】流体漏洩が最小限であるので、例えば電気
ポンプのような加圧流体源52も小型で且つ電気消費量
の少ないものとすることができる。従って、電磁石及び
電気ポンプの制御における電気及び電子段階は大幅に簡
易化され、少ないエネルギーを消費することになる。こ
の結果、車両アンチロック装置全体のコストを大幅に低
減するとともに、製造の容易化及び作動信頼性の向上を
計ることができる。好適な実施例に関して説明したが、
本発明のソレノイド弁には幾多の変更をなし得ることが
当業者には明らかである。例えば、摺動弁の一定の戻し
力はソレノイド弁の本体の外部における室内で生起され
て、この本体を密封的に貫通するニードル又はプランジ
ャにより摺動弁に伝えるようにしてもよい。この密封が
低圧流体リザーバに連通する室を閉鎖するプラグで行わ
れている場合には、上記密封は重要ではない。
【0039】また、摺動弁自体が、低圧流体リザーバに
連通する室を閉鎖するプラグを貫通するようにすること
もでき、一定の圧力は摺動弁の端面に加えられる。これ
ら2つの変形例は、摺動弁の戻しスプリングを廃止し且
つ端部プラグのみを変更するだけで従来のソレノイド弁
を使用できるようにしており、ソレノイド弁とは独立し
て、一定の圧力を供給する摺動弁を配置することを可能
にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のソレノイド弁の縦断面図である。
【図2】本発明によるソレノイド弁の縦断面図である。
【符号の説明】
10 本体 16 基部 18 電磁石 20 プランジャ 22 孔 24 摺動弁 26,28 ベアリング面 30 環状容積室 32 盲孔 34,36 半径方向の孔 46 ピン 48 長穴 50 通路 52 加圧流体源 54 通路 56 受圧装置 57 閉鎖要素 58 ボール 59 弁座 60 ガイド 62 戻しスプリング 64 室 65 プラグ 66 低圧流体リザーバ 68,69 環状空間 70 盲孔 72 摺動弁 74,76 ベアリング面 78 環状容積室 80 軸線方向の盲孔 82 半径方向の孔 84 戻しスプリング 86 カラー 88 ベアリング面 90 孔 92 環状容積室 94,96 通路 98 室 100,106 通路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪アンチロック装置を備えた自動車の流
    体ブレーキ回路に用いられるものであって、少なくとも
    1つの加圧流体源(52)と少なくとも1つの受圧装置
    (56)との間に配置され、本体(10)内に、加圧流
    体源(52)及び受圧装置(56)間の連通を許容する
    休止位置と、受圧装置(56)及び低圧流体リザーバ
    (66)間の連通を許容する作動位置との間を変位でき
    るピストン装置(24)を備えているソレノイド弁にお
    いて、ピストン装置(24)は一定の力により休止位置
    に向けて常時押圧されていることを特徴とするソレノイ
    ド弁。
  2. 【請求項2】請求項1記載のソレノイド弁において、ピ
    ストン装置(24)を押圧する一定の力は、一定の圧力
    (P)を一定の面積に加えることにより得られることを
    特徴とするソレノイド弁。
  3. 【請求項3】請求項2記載のソレノイド弁において、ピ
    ストン装置(24)を押圧する一定の力は一定の圧力
    (P)をピストン装置(24)の一定の面積に加えるこ
    とにより得られることを特徴とするソレノイド弁。
  4. 【請求項4】請求項3記載のソレノイド弁において、ピ
    ストン装置は摺動弁(24)から成り、ピストン装置の
    一定の面積はこの摺動弁のベアリング面の断面積である
    ことを特徴とするソレノイド弁。
  5. 【請求項5】請求項3記載のソレノイド弁において、ピ
    ストン装置は摺動弁(24)から成り、ピストン装置の
    一定の面積はこの摺動弁(24)の2つのベアリング面
    における断面積(S1,S2)の差であることを特徴と
    するソレノイド弁。
  6. 【請求項6】請求項2ないし5のいずれか1項に記載の
    ソレノイド弁において、上記一定の圧力を加圧流体源の
    圧力から供給できるようにする圧力制限装置を設けたこ
    とを特徴とするソレノイド弁。
  7. 【請求項7】請求項6記載のソレノイド弁において、圧
    力制限装置は、戻しスプリングにより発揮される力に抗
    して加圧流体源の圧力の作用により移動され得る他の摺
    動弁(72)を備え、この戻しスプリングは、加圧流体
    源の圧力が前記一定の圧力(P)を超えた時他の摺動弁
    がその変位により該圧力の作用から解放されるように設
    定されていることを特徴とするソレノイド弁。
  8. 【請求項8】請求項7記載のソレノイド弁において、前
    記一定の圧力は5〜10バールであることを特徴とする
    ソレノイド弁。
JP19133292A 1991-06-27 1992-06-26 ソレノイド弁 Withdrawn JPH05185927A (ja)

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