JPH05184571A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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Publication number
JPH05184571A
JPH05184571A JP3082863A JP8286391A JPH05184571A JP H05184571 A JPH05184571 A JP H05184571A JP 3082863 A JP3082863 A JP 3082863A JP 8286391 A JP8286391 A JP 8286391A JP H05184571 A JPH05184571 A JP H05184571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric plate
case
conductive layer
receiving surface
wave transmitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP3082863A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sasai
弘一 笹井
Mitsuhiro Fujiwara
光浩 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Dempa Kogyo Co Ltd filed Critical Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority to JP3082863A priority Critical patent/JPH05184571A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 直径を3mm以下とすることが可能で、し
かもSN比を良好に維持する超音波探触子を提供する。 [構成] 筒状ケースの一方の開口端に、該一方の開口
端を閉塞するように両主面に電極の形成された超音波発
生用の圧電片を設け、前記筒状ケースの他方の開口端
に、該他方の開口端を閉塞するように導電性の蓋を設
け、前記圧電片の筒状ケースに対して内側となる一方の
主面の電極を、前記導電性の蓋を貫通して絶縁された信
号用リード線により導出し、該圧電片の超音波送受波面
となる他方の主面の電極を、前記筒状ケースの外表面に
形成されて基準電位用リード線に電気的に接続される導
電層により導出し、前記導電層上に保護膜を設けるとと
もに、該保護膜を前記送受波面にも設けて音響整合層に
兼用して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内に挿入してその
内部を診断する小形な超音波探触子を利用分野とし、特
に体腔を血管として特性に優れた超小型の超音波探触子
の構造に関する。
【0002】
【発明の背景】超音波探触子は、医用等の超音波診断装
置に超音波の送受波部として有用される。その中でも、
体腔内用、例えば食道、肛門、尿道、血管内用とした小
形な超音波探触子は、高医療の進展に欠かせない存在と
なりつつある。そして、これらのものについては、患者
の負担を軽減して精度を高めるため、さらに小型で高性
能のものが求められている背景がある。
【0003】
【従来技術】第2図はこの種の一従来例を説明する超音
波探触子の断面図である。超音波探触子は、例えばジル
コン酸チタン酸鉛(PZT)からなる円板状の圧電板1
を超音波発生源として構成される。圧電板1の両主面に
は励振電極2(ab)を形成し、一方の主面から他方の
主面に折返電極2cを設ける。そして、樹脂性からなる
筒状とした保持ケース3の一方の開口端に、これを閉塞
するように接着材(未図示)により固着される。但し、
折返電極2cを有する他方の主面を内側とし、一方の主
面を超音波の送受波面として外側とする。保持ケース3
の他方の開口端からは、一端側を開放した筒状の金属カ
バー4を、保持ケース3の外表周を被うように設ける。
金属カバー4は他端側の中央部分が貫通し、信号線用と
基準電位用のリード線5、6を被膜したケーブル7が挿
通する。信号用リード線5は、圧電板1の他主面の励振
電極2bと半田等により直接接続する。また、基準電位
用リード線6は金属ケース4に接続し、さらに、保持ケ
ース3の側壁を絶縁貫通した中継用リード線8により折
返電極2cを電気的に導出する。金属カバー4には、同
形状の樹脂からなる保護ケース9を被せられる。そし
て、送受波面側に音響整合層10を設けた構成とする。
なお、図中の符号11は圧電板の固着後に樹脂の流し込
みにより形成されるバッキング材である。このような構
成のものでは、直径を約5乃至6mmにできて、主に食
道を中心として利用される。そして、保持ケース3を被
う金属カバー4のシールド作用により、信号体雑音比
(SN比)を高め、特性を良好とする。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成の超音波
探触子においては、その直径が前述のように5〜6mm
程度であるため、例えば直径が約3mm以下の血管内等
に挿入することはできない。そのため、圧電板1の直径
を極力小さくし、同様の構造で血管内用とすることが考
えられた。しかし、このようなものでは、金属カバ−4
及び保護ケース9の厚みに限界があり、実用には至らな
かった。そこで、現実には、金属カバー4を省略して保
持ケース3に直接保護ケースを被せ、血管内用としてい
た。しかし、この場合には、金属カバー4によるシール
ド作用が消失し、SN比を低下させて診断能力に欠ける
という問題を生じていた。また、いずれの場合であって
も、折返電極2cの存在により、音場特性を非対称とす
るとともに、超音波の有効送受波面積を小さくする。特
に、圧電板1を小さくするほど(例えば1mm程度)、
有効送受波面積に与える影響は多大になることもあっ
て、圧電板1を極端には小さくできない問題もあった。
なお、折返電極2cは例えばリード線8を接続すること
から、圧電板1の大小に拘らずその線径以上の面積を必
要とする。
【0005】
【発明の目的】本発明は、直径を3mm以下とすること
が可能で、しかもSN比を良好に維持する超音波探触子
を提供することを目的とする。
【0006】
【解決手段】本発明は、筒状ケースの一方の開口端に、
該一方の開口端を閉塞するように両主面に電極の形成さ
れた超音波発生用の圧電板を設け、筒状ケースの他方の
開口端に、該他方の開口端を閉塞するように導電性の蓋
を設け、該圧電板の筒状ケースに対して内側となる一方
の主面の電極を、前記導電性の蓋を貫通して絶縁された
信号用リード線により導出し、該圧電板の超音波送受波
面となる他方の主面の電極を、前記筒状ケースの外表面
に形成されて基準電位用リード線に電気的に接続される
導電層により導出し、前記導電層上に保護膜を設けると
ともに、該保護膜を前記送受波面にも設けて音響整合層
に兼用して構成したことを解決手段とする。以下、本発
明の一実施例を説明する。
【0007】
【実施例】第1図は、本発明の一実施例を説明する超音
波探触子の断面図である。なお、前実施例と同一部分の
説明は簡略する。超音波探触子は、両主面に励振電極2
(ab)を有する圧電板1を、保持ケース11の一方の
開口端にこれを閉塞するように固着される。但し、他方
の主面を内側とし、超音波の送受波面(一方の主面)を
外側とする。そして、送受波面を開口端面に略一致させ
る。このとき、一方の開口端の段部への固着時に、熱硬
化性樹脂を多量に使用し、保持ケース11の内部にまで
流入させてバッキング材12とする。すなわち、この熱
硬化性樹脂を圧電板1の固着と同時にバッキング材12
として利用する。保持ケース11の他方の開口端には、
その中央部に貫通孔を有する金属蓋13固着する。貫通
孔には同軸ケーブル14が挿通され、その芯線を信号線
用リード線15として、圧電板1の他主面の励振電極2
aに半田等により固着される。また、シールド網線16
が金属蓋13の内部側で導電性接着剤17により固着さ
れる。そして、導電性接着剤17の余剰分により内部の
空隙部を補充する。圧電板1の送受波面と、保持ケース
11及び金属蓋13の外周には、アルミ(Al)の蒸着
による薄膜状の導電層18が形成される。すなわち、圧
電板1の送受波面の励振電極2bを金属蓋13(及びシ
ールド網線16)に電気的に導通させる。そして、導電
層18の外表面に絶縁性の樹脂からなる保護膜19を、
例えばCVD(Chmical Vapor deposition)により形成
する。そして、送受波面側における保護膜19を音響整
合層として兼用する。
【0008】このような構成であれば、導電層18によ
り送受波面の励振電極2bを金属蓋に導出するので、圧
電板1には従来例の折返電極2cを設ける必要がなく、
その分、音場特性の対称性を維持するとともに、圧電板
1の有効送受波面積を実際の面積とすることができて、
圧電板1自身の大きさを縮小できる。また、従来例の金
属ケース4及びこれを被う保護ケース9を用いることな
く、蒸着により導電膜18及び保護膜19を形成したの
で、その厚みを軽減できる。ちなみに、この実施例にお
ける圧電板1の大きさは直径1.0mm、保持路ケース
11と導電膜18と保護膜19の合計厚みは0.2mm
程度で、全体の直径はわずか1.2mmである。しか
も、導電膜18によりシールド作用を生じさせるので、
小型化にしてしかもSN比を良好にし、血管内にも挿入
できて診断能力を高めることができる。
【0009】
【他の事項】なお、上記実施例では、同軸ケーブル14
を使用して励振電極2(ab)を導出したが、これに限
らず単に信号用と基準電位用のリード線を被膜したケー
ブルであってもよい。また、導電膜18は圧電板1の送
受波面側の励振電極2b上にも形成したが、その周辺部
で導通を計れればよく、励振電極2bの全面には蒸着す
ることなく、直接に保護膜19を形成してもよい。ま
た、保持ケース11の他方の開口端には、金属蓋13を
もうけたが、金属蓋に代えて、表面がメタライズされ樹
脂等であってもよく、要は導電性の蓋であればよいもの
である。また、信号用リード線15は直接に励振電極に
固着したが、例えば保持ケース11の内壁にメタライズ
層を設けこれに接続させてもよいもので、必ずしも直径
が3mm以下でなくともよく、即ち血管用以外でも適用
可能であり、種々の変更を可能とするものである。
【0010】
【発明の効果】本発明は、筒状ケースの一方の開口端
に、該一方の開口端を閉塞するように両主面に電極の形
成された超音波発生用の圧電板を設け、筒状ケースの他
方の開口端に、該他方の開口端を閉塞するように導電性
の蓋を設け、該圧電板の筒状ケースに対して内側となる
一方の主面の電極を、前記導電性の蓋を貫通して絶縁さ
れた信号用リード線により導出し、該圧電板の超音波送
受波面となる他方の主面の電極を、前記筒状ケースの外
表面に形成されて基準電位用リード線に電気的に接続さ
れる導電層により導出し、前記導電層上に保護膜を設け
るとともに、該保護膜を前記送受波面にも設けて音響整
合層に兼用して構成したので、直径を3mm以下とする
ことが可能で、しかもSN比を良好に維持する超音波探
触子を提供でき、その貢献度は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する超音波探触子の断
面図である。
【図2】従来例を説明する超音波探触子の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 圧電板、2 励振電極、11 保持ケース、12
バッキング材、13 金属蓋、14 同軸ケーブル、1
7 導電性接着剤、18 導電層、19 保護膜.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ケースの一方の開口端に、該一方の
    開口端を閉塞するように両主面に電極の形成された超音
    波発生用の圧電板を設け、 前記筒状ケースの他方の開口端に、該他方の開口端を閉
    塞するように導電性の蓋を設け、 前記圧電板の筒状ケースに対して内側となる一方の主面
    の電極を、前記導電性の蓋を貫通して絶縁された信号用
    リード線により導出し、 該圧電板の超音波送受波面となる他方の主面の電極を、
    前記筒状ケースの外表面に形成されて基準電位用リード
    線に電気的に接続される導電層により導出し、 前記導電層上に保護膜を設けるとともに、該保護膜を前
    記送受波面にも設けて音響整合層に兼用し、 構成したことを特徴する超音波探触子。
JP3082863A 1991-03-25 1991-03-25 超音波探触子 Pending JPH05184571A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014035049A1 (ko) * 2012-08-28 2014-03-06 주식회사 휴먼스캔 초음파 프로브용 후면블록 및 그의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014035049A1 (ko) * 2012-08-28 2014-03-06 주식회사 휴먼스캔 초음파 프로브용 후면블록 및 그의 제조방법

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