JPH05184034A - 電線の端末処理検査装置 - Google Patents

電線の端末処理検査装置

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JPH05184034A
JPH05184034A JP34751691A JP34751691A JPH05184034A JP H05184034 A JPH05184034 A JP H05184034A JP 34751691 A JP34751691 A JP 34751691A JP 34751691 A JP34751691 A JP 34751691A JP H05184034 A JPH05184034 A JP H05184034A
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light
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core wire
coating
stripping process
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Tsutomu Maki
勉 牧
Tsukasa Murata
宰 村田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線25の移動速度が高速になったり、円弧
移動する場合でも、被覆剥取処理の良否判断を容易にで
き、かつその処理回路を簡素化する 【構成】 2つの発光ダイオード33,35から投光さ
れる光を、移送中の電線25の芯線部29と被覆部27
とが遮光し、この遮光量に応じて2つのホトトランジス
タ37,39が電圧を発生する。各ホトトランジスタ3
7,39から出力される2種の電圧信号の差に応じて被
覆剥取処理の良否を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被覆剥取処理を施し
て芯線を露出させた移送中の電線端末に対し、被覆剥取
処理の良否を判断する電線の端末処理検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用ワイヤーハーネス
などに使用される被覆電線は、その電線端末に対して被
覆を剥取り、その剥取り部位に端子金具を圧着して使用
するが、このような作業には、電線端末の被覆を剥取る
工程と、その剥取部分に端子金具を圧着する工程とから
なる端子圧着処理を、連続的かつ自動的に行う自動端子
圧着装置が用いられている。このような自動端子圧着装
置は、圧着工程での作業が確実になされるように、剥取
工程での被覆剥取処理が良好に行われたかどうかを検査
するための端末処理検査装置が、剥取工程と圧着工程と
の間に設けられているものがある(実開平2−9141
1号公報参照)。
【0003】このような端末処理検査装置を図5ないし
図7に基づき説明する。図5に示す電線1の端末は、図
中で左側に位置する図示しない被覆剥取り工程にて被覆
3が剥取られて芯線5が露出しており、この電線1は被
覆3の部分を保持・移動手段7により保持されて、図中
で右方向の図示しない端子金具の圧着工程へ移送され
る。そして、この移送経路に沿って移送される電線端末
の芯線5及び被覆3をそれぞれ検知するための2つの光
電スイッチ9,11が、芯線5の移動経路の上方及び被
覆3の移動経路の上方にそれぞれ設けられている。
【0004】光電スイッチ9,11は、投光器と受光器
とを備えており、投光器から投光された光が芯線5及び
被覆3の表面で反射し、受光器でこの反射光を受光して
検知信号が発生する。これらの検知信号は、反射光が継
続する間継続して発生するので、その受光時間はそれぞ
れの芯線5及び被覆3の通過時間と対応したものとな
る。
【0005】光電スイッチ9,11で発生したそれぞれ
の信号は、図6に示すように、図7(b),(d)の信
号S1 ,S2 として、図7(a)のクロック発生器13
からの信号Cとともに、アンド回路15,17にそれぞ
れ入力される。アンド回路15,17から出力される図
7(c),(e)の信号S3 ,S4 は、カウンタ19,
21にそれぞれ入力され、カウンタ19,21における
カウント値を比較演算回路23で比較演算する。そし
て、比較演算によるカウント値の差が、あらかじめ設定
されている判定基準値以上の場合には被覆の剥取り処理
が良好に行われたと判断し、判定基準値に達しない場合
には剥取り処理が良好に行われていないと判断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電線の端末処理検査装置には、次のような問
題がある。
【0007】(1) 電線1の移動速度が高速になった場
合、クロック信号Cの周波数、及び比較演算回路23に
よる比較演算の設定値を変更する必要があり、操作が面
倒である。
【0008】(2) クロック発生器13やカウンタ19,
21を必要とするため、処理回路が複雑化しコストアッ
プを招く。
【0009】(3) 図8のように、電線1が円弧移動する
場合には、光電スイッチ9,11を通過する時間が、電
線1の長さ方向に位置により異なるため、誤差が生じ
る。
【0010】そこでこの発明は、電線の移動速度が高速
になったり、円弧移動する場合でも、容易に対応でき、
かつその処理回路を簡素化することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
にこの発明は、被覆剥取処理を施して芯線を露出させた
移送中の電線端末の芯線部及び残留被覆部のそれぞれの
移送経路上に各別に光を投光する投光手段と、この各投
光手段から投光された光を移送中の芯線部及び残留被覆
部を経てそれぞれ受ける受光手段と、この各受光手段が
受ける2種の光の量の差に応じて被覆剥取処理の良否を
判断する判断手段とを有する構成としてある。
【0012】
【作用】このような構成の電線の端末処理検査装置によ
れば、2つの投光手段から投光された光は、芯線が露出
した状態で移送中の電線端末の芯線部と残留被覆部とを
経てそれぞれの受光手段に達し、各受光手段が受ける光
の量の差に応じて判断手段が被覆剥取処理の良否を判断
する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0014】図1は、この発明の一実施例を示す電線の
端末処理検査装置における検出部の斜視図であり、図2
は同検査装置の処理回路を示す概略的なブロック図であ
る。図1に示す検出部は、自動車用ワイヤーハーネスな
どに使用される被覆電線25の端末に対して被覆を剥取
る工程と、その剥取部分に端子金具を圧着する工程との
間に配置されている。被覆電線25は、これら2つの工
程間を図示しない保持・移動手段により矢印P方向に移
送されて、端子圧着処理が連続的かつ自動的に行われ
る。このため、電線25が上記検出部を通過する際に
は、電線端末の被覆が剥取工程で剥取られて芯線が露出
し、被覆部27の先端に芯線部29が形成されることに
なる。
【0015】検出部は、センサブラケット31を備えて
おり、このセンサブラケット31は上腕部31aと下腕
部31bとを有してほぼコ字状に形成されている。下腕
部31bには投光手段としての2つの発光ダイオード3
3,35が装着され、上腕部31aには、受光手段とし
ての2つのホトトランジスタ37,39が装着されてい
る。発光ダイオード33から投光される光はホトトラン
ジスタ37が受け、これらにより芯線部29のセンサユ
ニットを構成しており、このセンサユニットの発光ダイ
オード33から投光される光の通路上を、移送中の電線
25の芯線部29が通過する。一方、発光ダイオード3
5から投光される光はホトトランジスタ39が受け、こ
れらにより被覆部27のセンサユニットを構成してお
り、このセンサユニットの発光ダイオード35から投光
される光の通路上を、移送中の電線25の被覆部27が
通過する。電線25が、前記2つのセンサユニットを通
過することで、芯線部29及び被覆部27の径に比例し
た光量が遮光され、このため芯線部29を経てホトトラ
ンジスタ37に達する光量は、被覆部27を経てホトト
ランジスタ39に達する光量より多くなる。
【0016】発光ダイオード33,35で発生した光
は、それぞれスリット41,43を通してホトトランジ
スタ37,39に向けて投光される。ホトトランジスタ
37,39は、受光した光の量に比例した電圧に変換
し、この電圧値を反転して遮光量に比例した電圧信号A
1 ,B1 としてアンプ45,47に出力する。つまり、
ホトトランジスタ37,39は、発光ダイオード33,
35からの光を全量受けたときに出力電圧が0Vとな
り、遮光量が多くなるに従って出力電圧値が高くなる。
【0017】アンプ45,47は電圧信号A1 ,B1
増幅して電圧値A2 ,B2 としてピークホールド回路4
9,51に出力する。ピークホールド回路49,51
は、入力した電圧値A2 ,B2 のピーク値をホールド
し、ホールドしたピーク値をA3 ,B3 として減算回路
53に出力する。減算回路53は、ピーク値の減算(A
3 −B3 )を行い、減算信号Dとして判断手段としての
比較回路55に出力する。比較回路55は、入力した減
算信号Dに基づき、芯線部29と被覆部27との径の差
を判断し、これをあらかじめ設定してある判定基準値と
比較して、電線端末の被覆処理の良否を判断する。
【0018】次に、このような構成の電線の端末処理検
査装置の作用を説明する。発光ダイオード33で発生す
る光はホトトランジスタ37に、また発光ダイオード3
5で発生する光はホトトランジスタ39にそれぞれ向け
て投光され、この状態で電線25が、芯線が露出した状
態で検出部を通過すると、図3に示すように、芯線29
部が発光ダイオード33から投光される光を遮るととも
に、被覆部27が発光ダイオード35から投光される光
を遮り、黒塗部で示す遮光部位E,Fが発生する。
【0019】このとき、芯線部29の径は被覆部27の
径より小さいので、芯線部29に遮られる光の量は、被
覆部27に遮られる光の量より少いものとなる。各ホト
トランジスタ37,39で受光した光は、図4に示すよ
うに、遮光量に比例した電圧(A1 >B1 )に変換され
た後アンプ45,47で増幅され、ピークホールド回路
49,51にてピーク値A3 ,B3 がホールドされる。
2つのピーク値A3 ,B3 相互は、減算回路53で減算
され、これにより芯線部29及び被覆部27の径の差が
算出されることになる。この減算結果は、比較回路55
にて判定基準値と比較され、減算信号Dが判定基準値以
上となったときには、被覆剥取処理が良好になされたと
判断し、一方、減算信号Dが判定基準値に達しない場合
には被覆剥取処理が充分になされず不良であると判断す
る。
【0020】このようにして被覆剥取処理の良否を判断
する装置は、相互に径の異なる芯線部29及び被覆部2
7が遮光するそれぞれの光の量に比例して発生する電圧
のピーク値の差に応じて良否の判断を行うので、電線2
5の移動速度が高速になっても、逆に低速となって途中
で停止したとしても、また電線25が円弧移動した場合
であっても、容易に対応できる。また、処理回路は極め
て一般的なICで構成できるので簡素化され、検出部は
コンパクトな一体構造であることから自動化ライン上へ
の取り付けが容易である。
【0021】また、上記実施例では、芯線部29と被覆
部27との径の差を利用して被覆剥取処理の良否を判断
しているので、径の差となって表われる被覆部の肉厚が
ほぼ同じ電線であれば、芯線自体の直径が異なるものに
も、比較回路55での判定基準値を変えることなく容易
に対応できる。
【0022】なお、上記実施例では、遮光量を電圧値と
して取り出して被覆剥取処理の良否判断を行っている
が、電流値として取り出して判断するようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、2つの投光手段から投光された光を、被覆剥取処理
を施した電線端末の芯線部及び被覆部がそれぞれ遮光
し、この2種の遮光量の差に応じて被覆剥取処理の良否
を判断するようにしたので、電線の移動速度に拘らず、
また円弧移動した場合でも、被覆剥取処理の良否判断が
確実にできるとともに、処理回路も簡素化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す電線の端末処理検査
装置における検出部の斜視図である。
【図2】図1の端末処理検査装置の処理回路を示す概略
的なブロック図である。
【図3】図1の端末処理検査装置における検査原理の概
略説明図である。
【図4】芯線部と被覆部とにおける遮光量に比例して発
生した電圧波形図である。
【図5】従来の端末処理検査装置の概略的な説明図であ
る。
【図6】図5の端末処理検査装置の処理回路を示す概略
的なブロック図である。
【図7】図6における各部の波形を示す信号波形図であ
る。
【図8】電線を円弧移動させた場合の説明図である。
【符号の説明】
25 電線 27 被覆部 29 芯線部 33,35 発光ダイオード(投光手段) 37,39 ホトトランジスタ(受光手段) 55 比較回路(判断手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆剥取処理を施して芯線を露出させた
    移送中の電線端末の芯線部及び残留被覆部のそれぞれの
    移送経路上に各別に光を投光する投光手段と、この各投
    光手段から投光された光を移送中の芯線部及び残留被覆
    部を経てそれぞれ受ける受光手段と、この各受光手段が
    受ける2種の光の量の差に応じて被覆剥取処理の良否を
    判断する判断手段とを有することを特徴とする電線の端
    末処理検査装置。
JP3347516A 1991-12-27 1991-12-27 電線の端末処理検査装置 Expired - Lifetime JP2651305B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57198850A (en) * 1981-06-01 1982-12-06 Hitachi Ltd Monitoring method for state or exfoliation of insulation coating of electric wire

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