JPH05183848A - 投射形画像表示装置 - Google Patents
投射形画像表示装置Info
- Publication number
- JPH05183848A JPH05183848A JP4000577A JP57792A JPH05183848A JP H05183848 A JPH05183848 A JP H05183848A JP 4000577 A JP4000577 A JP 4000577A JP 57792 A JP57792 A JP 57792A JP H05183848 A JPH05183848 A JP H05183848A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image display
- ray tube
- cathode ray
- projection
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】投写レンズの投写距離を短縮するときに必然と
なる陰極線管の画像表示部の球面乃至非球面化を前記画
像表示部の中心部の局部的な温度上昇なしで実現した投
射形画像表示装置を提供する。 【構成】画像表示部を投写レンズに対して凹面となした
陰極線管において、陰極線管の画像表示部に相対しかつ
冷媒液と接する面の中央部を投写レンズに対して凹面、
周辺部を平面とする。これにより、画像表示部を含むガ
ラスパネルの中心部が周辺部に比べ厚くなる事を防ぐ。
なる陰極線管の画像表示部の球面乃至非球面化を前記画
像表示部の中心部の局部的な温度上昇なしで実現した投
射形画像表示装置を提供する。 【構成】画像表示部を投写レンズに対して凹面となした
陰極線管において、陰極線管の画像表示部に相対しかつ
冷媒液と接する面の中央部を投写レンズに対して凹面、
周辺部を平面とする。これにより、画像表示部を含むガ
ラスパネルの中心部が周辺部に比べ厚くなる事を防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像源に表示された画
像を、投写レンズにより拡大して、スクリーンに投写結
像させるようにした投射形画像表示装置において、前記
投写レンズの投写距離を短縮するときに必然となる陰極
線管の画像表示部の球面乃至非球面化を前記画像表示部
の中心部の局部的な温度上昇なしで実現した投射形画像
表示装置に関する。
像を、投写レンズにより拡大して、スクリーンに投写結
像させるようにした投射形画像表示装置において、前記
投写レンズの投写距離を短縮するときに必然となる陰極
線管の画像表示部の球面乃至非球面化を前記画像表示部
の中心部の局部的な温度上昇なしで実現した投射形画像
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的小形な陰極線管などの映像源に表
示された映像を、投写レンズで拡大してスクリーンに投
写する投写形ディスプレイは、近年、光学技術、回路技
術、生産技術等の進歩により、画質が著しく向上し、広
く使用されるようになってきた。
示された映像を、投写レンズで拡大してスクリーンに投
写する投写形ディスプレイは、近年、光学技術、回路技
術、生産技術等の進歩により、画質が著しく向上し、広
く使用されるようになってきた。
【0003】しかし、投写形ディスプレイは、映像源の
実像を投写レンズで拡大してスクリーンに結像させる原
理を利用しているため、画面が大きくなればなるほど本
質的に投写距離(投写レンズの出射面からスクリーンに
至る距離)が長くなり投写場所に制約が生じたり、背面
投写形ではディスプレイ本体が大形となり設置場所に制
約が生じるなどの問題があった。
実像を投写レンズで拡大してスクリーンに結像させる原
理を利用しているため、画面が大きくなればなるほど本
質的に投写距離(投写レンズの出射面からスクリーンに
至る距離)が長くなり投写場所に制約が生じたり、背面
投写形ではディスプレイ本体が大形となり設置場所に制
約が生じるなどの問題があった。
【0004】これに対し、投写レンズの投写距離を短縮
することが試みられ、出願人名義の特開昭62-71915号公
報や特開昭62-174711号公報などが参照される。これら
の特許出願に記載されているように、映像源である陰極
線管の画像表示部は、投写レンズに対して凹面となして
いる。本条件は、投写距離を短縮した投射形画像表示装
置を実現するための必要条件である。一般にレンズには
像面湾曲収差と呼ばれる収差があり、レンズの投写距離
を短縮するとこの像面湾曲収差が急激に大きくなってく
る。映像源の画像表示部を投写レンズに対して凹面とす
ることにより、この像面湾曲収差を低減することができ
る。映像源の画像表示部を投写レンズに対して凹面とす
ることは、英国特許出願第2,091,898号から既知である
が、該英国特許出願第2,091,898号は、映像源と投写レ
ンズの間にダイクロイックミラーを挿入するためにバッ
クフォーカスの長い投写レンズを使用せざるを得ず、映
像源から出る映像光を無駄無く投写レンズに集めるため
に行うもので、前記投写距離の短縮のために行うものと
はその目的が異なるため曲率半径等形状が異なる。
することが試みられ、出願人名義の特開昭62-71915号公
報や特開昭62-174711号公報などが参照される。これら
の特許出願に記載されているように、映像源である陰極
線管の画像表示部は、投写レンズに対して凹面となして
いる。本条件は、投写距離を短縮した投射形画像表示装
置を実現するための必要条件である。一般にレンズには
像面湾曲収差と呼ばれる収差があり、レンズの投写距離
を短縮するとこの像面湾曲収差が急激に大きくなってく
る。映像源の画像表示部を投写レンズに対して凹面とす
ることにより、この像面湾曲収差を低減することができ
る。映像源の画像表示部を投写レンズに対して凹面とす
ることは、英国特許出願第2,091,898号から既知である
が、該英国特許出願第2,091,898号は、映像源と投写レ
ンズの間にダイクロイックミラーを挿入するためにバッ
クフォーカスの長い投写レンズを使用せざるを得ず、映
像源から出る映像光を無駄無く投写レンズに集めるため
に行うもので、前記投写距離の短縮のために行うものと
はその目的が異なるため曲率半径等形状が異なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、投写形ディスプ
レイの画面輝度を向上させるため、投写レンズの明る
さ、映像源である陰極線管の螢光体などの改良に加え、
陰極線管に加える電流を増大させる傾向がある。電流の
増大は螢光体の発熱による温度上昇に繋がることから、
最近の投射形画像表示装置では陰極線管と投写レンズを
構成するレンズ群のうち陰極線管に最も近い第一レンズ
の間に、例えばエチレングリコールを主成分とする冷媒
液を充填し、陰極線管の画像表示部を冷却している。こ
の時、陰極線管の画像表示部が投写レンズに対して凹面
となっていると、陰極線管の画像表示部を含むガラスパ
ネルの中心部が周辺部に比べ厚くなり、放熱しにくくな
り温度が上昇する。例えば陰極線管の画像表示部が350
Rの球面であり、画像表示部の対角寸法が5インチであ
る場合には、ガラスパネルの中心部と周辺部の肉厚差は
5.8mmとなる。ガラスパネルの熱伝導率λは0.6w/m
℃であることから画像表示部に15wの電力を加えた場合
には約20℃の温度上昇となる。発光効率の最も低い青色
螢光体では、発光強度の温度依存性が強く、約20℃の温
度上昇で5〜10%の輝度低下となる。また、陰極線管の
ガラスパネルは電子線照射により着色し、特に青色にた
いし透過率が低下する。陰極線管の補償寿命期間で中心
部と周辺部の透過率の差は10〜20%に達する。これらの
課題を解決するため、光学的もしくは電気的にシェイデ
ィング補正を行っているが、全体の輝度の損失やコスト
の上昇が避けえなかった。
レイの画面輝度を向上させるため、投写レンズの明る
さ、映像源である陰極線管の螢光体などの改良に加え、
陰極線管に加える電流を増大させる傾向がある。電流の
増大は螢光体の発熱による温度上昇に繋がることから、
最近の投射形画像表示装置では陰極線管と投写レンズを
構成するレンズ群のうち陰極線管に最も近い第一レンズ
の間に、例えばエチレングリコールを主成分とする冷媒
液を充填し、陰極線管の画像表示部を冷却している。こ
の時、陰極線管の画像表示部が投写レンズに対して凹面
となっていると、陰極線管の画像表示部を含むガラスパ
ネルの中心部が周辺部に比べ厚くなり、放熱しにくくな
り温度が上昇する。例えば陰極線管の画像表示部が350
Rの球面であり、画像表示部の対角寸法が5インチであ
る場合には、ガラスパネルの中心部と周辺部の肉厚差は
5.8mmとなる。ガラスパネルの熱伝導率λは0.6w/m
℃であることから画像表示部に15wの電力を加えた場合
には約20℃の温度上昇となる。発光効率の最も低い青色
螢光体では、発光強度の温度依存性が強く、約20℃の温
度上昇で5〜10%の輝度低下となる。また、陰極線管の
ガラスパネルは電子線照射により着色し、特に青色にた
いし透過率が低下する。陰極線管の補償寿命期間で中心
部と周辺部の透過率の差は10〜20%に達する。これらの
課題を解決するため、光学的もしくは電気的にシェイデ
ィング補正を行っているが、全体の輝度の損失やコスト
の上昇が避けえなかった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、明るく、なおかつ画面中心部と周辺部で色の変化が
少ない背面投写形画像表示装置を提供することを目的と
する。そのため、陰極線管の画像表示部に相対しかつ冷
媒液と接する面の中央部を投写レンズに対して凹面、周
辺部を平面とした陰極線管と、該陰極線管を使用した背
面投写形画像表示装置、該背面投写形画像表示装置を組
み付けるようにした投射形ディスプレイを提供する。
し、明るく、なおかつ画面中心部と周辺部で色の変化が
少ない背面投写形画像表示装置を提供することを目的と
する。そのため、陰極線管の画像表示部に相対しかつ冷
媒液と接する面の中央部を投写レンズに対して凹面、周
辺部を平面とした陰極線管と、該陰極線管を使用した背
面投写形画像表示装置、該背面投写形画像表示装置を組
み付けるようにした投射形ディスプレイを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、画像表示部を投写レンズに対し
て凹面となした陰極線管において、陰極線管の画像表示
部に相対しかつ冷媒液と接する面の中央部を投写レンズ
に対して凹面、周辺部を平面とする。陰極線管の画像表
示部に相対する面の中央部を投写レンズに対して凹面と
することにより、陰極線管の画像表示部を含むガラスパ
ネルの中心部が周辺部に比べ厚くなる事を防ぐ。また、
画像表示部に相対する面の周辺部を平面とすることによ
り、該平面部を結合器にゴム乃至それに類する材質のパ
ッキングもしくはシーラントにより固定乃至接着し、投
写レンズを構成するレンズ群のうち前記映像源に最も近
い第一レンズとの間に冷媒液を充たすことができる。
に、本発明においては、画像表示部を投写レンズに対し
て凹面となした陰極線管において、陰極線管の画像表示
部に相対しかつ冷媒液と接する面の中央部を投写レンズ
に対して凹面、周辺部を平面とする。陰極線管の画像表
示部に相対する面の中央部を投写レンズに対して凹面と
することにより、陰極線管の画像表示部を含むガラスパ
ネルの中心部が周辺部に比べ厚くなる事を防ぐ。また、
画像表示部に相対する面の周辺部を平面とすることによ
り、該平面部を結合器にゴム乃至それに類する材質のパ
ッキングもしくはシーラントにより固定乃至接着し、投
写レンズを構成するレンズ群のうち前記映像源に最も近
い第一レンズとの間に冷媒液を充たすことができる。
【0008】前出の英国特許出願第2,091,898号では、
陰極線管の画像表示部をビームスプリッタに対して凹面
とするとともに陰極線管の画像表示部に相対する面もビ
ームスプリッタに対して凹面としている。しかし、本英
国特許出願では、画像表示部に相対する面の周辺部が平
面となっていないため、投写レンズを構成するレンズ群
のうち陰極線管に最も近い第一レンズと陰極線管の画像
表示部に相対する面の間に冷媒液を充填することができ
ず、陰極線管に加える電流を増大させ明るくすることは
できない。以下、その理由について述べる。本特許で対
象としている画像は、円形ではなく四角形である。従っ
て、陰極線管の外形形状も四角形である。本英国特許出
願のように陰極線管の画像表示部に相対する面をビーム
スプリッタに対して凹面とすると、陰極線管の画像表示
部に相対する面の周辺部が平面でなく四角を頂点とする
凹面となる。陰極線管はガラスでできており、前記結合
器は通常熱伝導度の良い金属製であるが、ガラスと金属
は温度に対する線膨張率が異なり、更に、発熱源である
陰極線管と放熱に寄与する結合器とでは温度自体が異な
る。このため、充填した冷媒液が漏れないように、陰極
線管の画像表示部に相対する面の形状に合わせて結合器
を作っても、使用状態において両者の間に隙間があいた
り、ガラス製の陰極線管が割れたりする。従って、本英
国特許出願のような陰極線管は、空冷で使用せざるをえ
ない。
陰極線管の画像表示部をビームスプリッタに対して凹面
とするとともに陰極線管の画像表示部に相対する面もビ
ームスプリッタに対して凹面としている。しかし、本英
国特許出願では、画像表示部に相対する面の周辺部が平
面となっていないため、投写レンズを構成するレンズ群
のうち陰極線管に最も近い第一レンズと陰極線管の画像
表示部に相対する面の間に冷媒液を充填することができ
ず、陰極線管に加える電流を増大させ明るくすることは
できない。以下、その理由について述べる。本特許で対
象としている画像は、円形ではなく四角形である。従っ
て、陰極線管の外形形状も四角形である。本英国特許出
願のように陰極線管の画像表示部に相対する面をビーム
スプリッタに対して凹面とすると、陰極線管の画像表示
部に相対する面の周辺部が平面でなく四角を頂点とする
凹面となる。陰極線管はガラスでできており、前記結合
器は通常熱伝導度の良い金属製であるが、ガラスと金属
は温度に対する線膨張率が異なり、更に、発熱源である
陰極線管と放熱に寄与する結合器とでは温度自体が異な
る。このため、充填した冷媒液が漏れないように、陰極
線管の画像表示部に相対する面の形状に合わせて結合器
を作っても、使用状態において両者の間に隙間があいた
り、ガラス製の陰極線管が割れたりする。従って、本英
国特許出願のような陰極線管は、空冷で使用せざるをえ
ない。
【0009】
【作用】上記のような手段を取ると、装置をコンパクト
とするため画像表示部を投写レンズに対して凹面となし
た陰極線管においても、画像表示部の中心部が周辺部に
比べ温度が上昇することが無いため、発光効率が最も低
く、さらに発光強度の温度依存性が強い青色螢光体で
も、画像表示部の中心部が周辺部に比べ輝度が大幅に低
下することが無い。また、冷媒液で画像表示部を冷却す
ることが出きるため、投写形ディスプレイの画面輝度を
向上させるため、陰極線管に加える電流を増大させるこ
ともできる。これにより、明るく、画面中心部と周辺部
の輝度及び色の変化の少ない投写形画像表示装置を提供
できる。また、本発明による投写形画像表示装置を組み
付けた投射形ディスプレイはコンパクトになり、一般家
庭の室内などでの設置場所の制約は改善される。
とするため画像表示部を投写レンズに対して凹面となし
た陰極線管においても、画像表示部の中心部が周辺部に
比べ温度が上昇することが無いため、発光効率が最も低
く、さらに発光強度の温度依存性が強い青色螢光体で
も、画像表示部の中心部が周辺部に比べ輝度が大幅に低
下することが無い。また、冷媒液で画像表示部を冷却す
ることが出きるため、投写形ディスプレイの画面輝度を
向上させるため、陰極線管に加える電流を増大させるこ
ともできる。これにより、明るく、画面中心部と周辺部
の輝度及び色の変化の少ない投写形画像表示装置を提供
できる。また、本発明による投写形画像表示装置を組み
付けた投射形ディスプレイはコンパクトになり、一般家
庭の室内などでの設置場所の制約は改善される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の投写画像表示装置の第1の実
施例の一部断面図である。1は投写形陰極線管、2は投
写レンズ、3は投写形陰極線管1と投写レンズ2を機械
的及び光学的に結合する結合器である。前記投写レンズ
2は次の部品よりなる。投写レンズ2を構成するレンズ
エレメントのうち、前記投写形陰極線管1に最も近接し
たレンズエレメントである第1レンズ4は前記結合器3
に固定され、投写形陰極線管1と投写レンズ2の光学的
結合のため投写形陰極線管1、結合器3、第1レンズ4
で囲まれる空間には冷媒液5が充たされている。残りの
レンズエレメント(図示せず)は、内鏡筒6により所定
位置に保持される。7は外鏡筒で、投写形陰極線管1と
投写レンズ2を機械的及び光学的に結合する結合器3に
固定され前記内鏡筒6を摺動可能に保持する。
施例の一部断面図である。1は投写形陰極線管、2は投
写レンズ、3は投写形陰極線管1と投写レンズ2を機械
的及び光学的に結合する結合器である。前記投写レンズ
2は次の部品よりなる。投写レンズ2を構成するレンズ
エレメントのうち、前記投写形陰極線管1に最も近接し
たレンズエレメントである第1レンズ4は前記結合器3
に固定され、投写形陰極線管1と投写レンズ2の光学的
結合のため投写形陰極線管1、結合器3、第1レンズ4
で囲まれる空間には冷媒液5が充たされている。残りの
レンズエレメント(図示せず)は、内鏡筒6により所定
位置に保持される。7は外鏡筒で、投写形陰極線管1と
投写レンズ2を機械的及び光学的に結合する結合器3に
固定され前記内鏡筒6を摺動可能に保持する。
【0011】8は投写形陰極線管1の内面に形成された
画像表示部(螢光面)でここに画像が映出される。画像
表示部の形状は、投写レンズに対して凹面をなしてい
る。本条件は、投写距離を短縮した投射形画像表示装置
を実現するための必要条件である。一般にレンズには像
面湾曲収差と呼ばれる収差があり、レンズの投写距離を
短縮するとこの像面湾曲収差が急激に大きくなってく
る。映像源の画像表示部を投写レンズに対して凹面とす
ることにより、この像面湾曲収差を低減することができ
る。9は投写形陰極線管1の画像表示部8に相対しかつ
冷媒液5と接する面であり、その中央部のA部は前記投
写レンズに対して凹面、その周辺部のB部は平面として
いる。A部とB部の接続部は滑らかに接続させてある。
10は、投写形陰極線管1の画像表示部8及び画像表示部
8に相対する面9を含むガラスパネルである。結合器3
の投写形陰極線管1が固定される面には、投写形陰極線
管1の画像表示部8に相対する面9のB部にあわせて溝
11が設けてあり、冷媒液5を封止するために設けたOリ
ング12を保持する。次に、図2により、投写形陰極線管
1の画像表示部8に相対する面9の形状について説明す
る。ガラスパネル10の屈折率と冷媒液5の屈折率が同じ
であれば、面9の形状を自由にできる。しかし、ガラス
パネル10の屈折率は、通常1.54前後である。これにたい
し、冷媒液5はエチレングリコールで1.43、グリセリン
でも1.47とガラスパネル10に対し低い。このため、面9
はレンズの一部として光学設計する必要がある。図2
は、投写形陰極線管1をガラスパネル10側から見た図で
ある。図2において、ガラスパネル10のアスペクト比は
NTSCで3:4である。従って、対角は5となる。面
9をレンズの一部として光学設計するためには、軸対称
である必要がある。また、Oリング12で冷媒液5を封止
するためには、Oリング12の接触する面を平面とする必
要がある。従って、凹面となるA部は、図2のハッチン
グを施した部分となり、残りがB部となる。4コーナー
を物高1とすると、物高0.6に不連続点ができる。A部
とB部の接続部を滑らかに接続させたとしても、このよ
うな不連続点は光学設計を困難なものとする。図3は、
図2の投写形陰極線管1をガラスパネル10側から見た図
に対応する投写形陰極線管1のC−C’(対角)断面図
である。図に示すように、物高0.6に不連続点がある。
冷媒液5の屈折率がガラスパネル10の屈折率に比べ大幅
に小さいときには、A部の曲率半径は光学設計的にあま
り小さくできず、A部の曲率半径は画像表示部8の中心
部の曲率半径より大きくなる。そのため、ガラスパネル
10の中心肉圧t1はあまり薄くすることはできない。こ
れにたいし、冷媒液5の屈折率をガラスパネル10の屈折
率に近付けられる場合には、図4に示すように、A部の
曲率半径を画像表示部8の中心部の曲率半径より小さく
できる。これにより、ガラスパネル10の中心肉圧t2を
薄くすることができる。ガラスパネル10の中心肉圧が周
辺肉厚より薄くなると、逆効果となるように考えられる
が、画像表示部が平面のガラスパネルでも、陰極線管に
加える電流を増大した場合には、中心部が周辺部に比べ
温度が高くなることから、ガラスパネル10の中心肉圧が
周辺肉厚より薄くなっても、逆効果とはならない。本発
明の目的からすると、図4に示すようにガラスパネル10
の中心肉圧t2を薄くする事が望ましい。第1レンズを
プラスチック製とした場合のように、冷媒液5の選択に
制限があり、冷媒液5の屈折率をガラスパネル10の屈折
率に近付けられない場合には、図3に示すようにガラス
パネル10の中心肉圧t1はあまり薄くすることはできな
い。しかし、若干でも薄くできれば従来の平面より良い
ことはいうまでもない。
画像表示部(螢光面)でここに画像が映出される。画像
表示部の形状は、投写レンズに対して凹面をなしてい
る。本条件は、投写距離を短縮した投射形画像表示装置
を実現するための必要条件である。一般にレンズには像
面湾曲収差と呼ばれる収差があり、レンズの投写距離を
短縮するとこの像面湾曲収差が急激に大きくなってく
る。映像源の画像表示部を投写レンズに対して凹面とす
ることにより、この像面湾曲収差を低減することができ
る。9は投写形陰極線管1の画像表示部8に相対しかつ
冷媒液5と接する面であり、その中央部のA部は前記投
写レンズに対して凹面、その周辺部のB部は平面として
いる。A部とB部の接続部は滑らかに接続させてある。
10は、投写形陰極線管1の画像表示部8及び画像表示部
8に相対する面9を含むガラスパネルである。結合器3
の投写形陰極線管1が固定される面には、投写形陰極線
管1の画像表示部8に相対する面9のB部にあわせて溝
11が設けてあり、冷媒液5を封止するために設けたOリ
ング12を保持する。次に、図2により、投写形陰極線管
1の画像表示部8に相対する面9の形状について説明す
る。ガラスパネル10の屈折率と冷媒液5の屈折率が同じ
であれば、面9の形状を自由にできる。しかし、ガラス
パネル10の屈折率は、通常1.54前後である。これにたい
し、冷媒液5はエチレングリコールで1.43、グリセリン
でも1.47とガラスパネル10に対し低い。このため、面9
はレンズの一部として光学設計する必要がある。図2
は、投写形陰極線管1をガラスパネル10側から見た図で
ある。図2において、ガラスパネル10のアスペクト比は
NTSCで3:4である。従って、対角は5となる。面
9をレンズの一部として光学設計するためには、軸対称
である必要がある。また、Oリング12で冷媒液5を封止
するためには、Oリング12の接触する面を平面とする必
要がある。従って、凹面となるA部は、図2のハッチン
グを施した部分となり、残りがB部となる。4コーナー
を物高1とすると、物高0.6に不連続点ができる。A部
とB部の接続部を滑らかに接続させたとしても、このよ
うな不連続点は光学設計を困難なものとする。図3は、
図2の投写形陰極線管1をガラスパネル10側から見た図
に対応する投写形陰極線管1のC−C’(対角)断面図
である。図に示すように、物高0.6に不連続点がある。
冷媒液5の屈折率がガラスパネル10の屈折率に比べ大幅
に小さいときには、A部の曲率半径は光学設計的にあま
り小さくできず、A部の曲率半径は画像表示部8の中心
部の曲率半径より大きくなる。そのため、ガラスパネル
10の中心肉圧t1はあまり薄くすることはできない。こ
れにたいし、冷媒液5の屈折率をガラスパネル10の屈折
率に近付けられる場合には、図4に示すように、A部の
曲率半径を画像表示部8の中心部の曲率半径より小さく
できる。これにより、ガラスパネル10の中心肉圧t2を
薄くすることができる。ガラスパネル10の中心肉圧が周
辺肉厚より薄くなると、逆効果となるように考えられる
が、画像表示部が平面のガラスパネルでも、陰極線管に
加える電流を増大した場合には、中心部が周辺部に比べ
温度が高くなることから、ガラスパネル10の中心肉圧が
周辺肉厚より薄くなっても、逆効果とはならない。本発
明の目的からすると、図4に示すようにガラスパネル10
の中心肉圧t2を薄くする事が望ましい。第1レンズを
プラスチック製とした場合のように、冷媒液5の選択に
制限があり、冷媒液5の屈折率をガラスパネル10の屈折
率に近付けられない場合には、図3に示すようにガラス
パネル10の中心肉圧t1はあまり薄くすることはできな
い。しかし、若干でも薄くできれば従来の平面より良い
ことはいうまでもない。
【0012】投写形陰極線管1の画像表示部8を投写レ
ンズ2側に曲率中心を持つ球面とすると、画像表示部8
を大きくしたとき、ガラスパネル10周辺部の立ち上げ部
とのなす角が小さくなり、ガラスパネル10の製造が困難
となる。そこで、画像表示部8を投写レンズ2側に曲率
中心を持ち、曲率半径を中心部と周辺部で変えた非球面
のガラスパネルが実用化されている。画像表示部8の曲
率半径を周辺部に比べ中心部で大きくした非球面のガラ
スパネルでは、図5に示すように、A部の曲率半径が大
きくても、ガラスパネル10の中心肉圧t3を薄くするこ
とができる。画像表示部8の曲率半径を中心部に比べ周
辺部で大きくした非球面のガラスパネルでは、図6に示
すように、A部の曲率半径が大きくても、ガラスパネル
全体において比較的均一な肉厚が得られる。これらの場
合には、冷媒液5の屈折率及びガラスパネル10の屈折率
の如何にかかわらず光学設計は極めて楽になる。
ンズ2側に曲率中心を持つ球面とすると、画像表示部8
を大きくしたとき、ガラスパネル10周辺部の立ち上げ部
とのなす角が小さくなり、ガラスパネル10の製造が困難
となる。そこで、画像表示部8を投写レンズ2側に曲率
中心を持ち、曲率半径を中心部と周辺部で変えた非球面
のガラスパネルが実用化されている。画像表示部8の曲
率半径を周辺部に比べ中心部で大きくした非球面のガラ
スパネルでは、図5に示すように、A部の曲率半径が大
きくても、ガラスパネル10の中心肉圧t3を薄くするこ
とができる。画像表示部8の曲率半径を中心部に比べ周
辺部で大きくした非球面のガラスパネルでは、図6に示
すように、A部の曲率半径が大きくても、ガラスパネル
全体において比較的均一な肉厚が得られる。これらの場
合には、冷媒液5の屈折率及びガラスパネル10の屈折率
の如何にかかわらず光学設計は極めて楽になる。
【0013】発明者らが確認した本発明の効果について
以下のべる。図6は、画像表示部8が350Rの曲率半径
を持つ投写形陰極線管1の、画像表示部8と対向する面
の曲率半径と、画像表示部8の中心部と周辺部の温度差
の関係を示した図である。画像表示部8と対向する面の
曲率半径を小さくしていくと、温度差が少なくなってい
くことがわかる。
以下のべる。図6は、画像表示部8が350Rの曲率半径
を持つ投写形陰極線管1の、画像表示部8と対向する面
の曲率半径と、画像表示部8の中心部と周辺部の温度差
の関係を示した図である。画像表示部8と対向する面の
曲率半径を小さくしていくと、温度差が少なくなってい
くことがわかる。
【0014】以上説明した投写形陰極線管1では、画像
表示部8は球面若しくは非球面である。また、画像表示
部8と相対する面9は非球面である。このようなガラス
パネルは、プレスで作られるのが一般的である。プレス
で作ると面の表面粗さが粗くなるが、画像表示部8は螢
光体を塗布するため、もともと故意に荒らしており問題
は無い。また、画像表示部8と相対する面9について
も、冷媒液5と接しているため、屈折率差が小さく、更
に物面(画像表示部8)に近いことから、面の表面粗さ
の影響は小さい。
表示部8は球面若しくは非球面である。また、画像表示
部8と相対する面9は非球面である。このようなガラス
パネルは、プレスで作られるのが一般的である。プレス
で作ると面の表面粗さが粗くなるが、画像表示部8は螢
光体を塗布するため、もともと故意に荒らしており問題
は無い。また、画像表示部8と相対する面9について
も、冷媒液5と接しているため、屈折率差が小さく、更
に物面(画像表示部8)に近いことから、面の表面粗さ
の影響は小さい。
【0015】以上説明した投写形陰極線管1では、画像
表示部8は球面若しくは非球面であるが、平面であって
も投写形陰極線管1への投入電力が大きいときには、画
像表示部の中心部の温度は、周辺部の温度と比較して高
くなる。このような場合には、投写形陰極線管1の画像
表示部が平面であっても本発明を実施することにより、
画像表示部の中心部の温度を下げる事ができ、本発明が
適用できることは言うまでもない。
表示部8は球面若しくは非球面であるが、平面であって
も投写形陰極線管1への投入電力が大きいときには、画
像表示部の中心部の温度は、周辺部の温度と比較して高
くなる。このような場合には、投写形陰極線管1の画像
表示部が平面であっても本発明を実施することにより、
画像表示部の中心部の温度を下げる事ができ、本発明が
適用できることは言うまでもない。
【0016】図1では、投写形陰極線管1の画像表示部
8に相対しかつ冷媒液5と接する面9の周辺部に設けた
平面部を結合器3にOリング11を介し固定する構造とし
て説明したが、ゴム乃至それに類する材質のパッキング
もしくはシーラントにより固定乃至接着する事も可能で
ある。
8に相対しかつ冷媒液5と接する面9の周辺部に設けた
平面部を結合器3にOリング11を介し固定する構造とし
て説明したが、ゴム乃至それに類する材質のパッキング
もしくはシーラントにより固定乃至接着する事も可能で
ある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、投
写レンズの投写距離を短縮するため、投写形陰極線管の
画像表示部を投写レンズ側に曲率中心を持つ球面ないし
非球面とした場合でも、投写形陰極線管の画像表示部の
中心部が周辺部に比べ、温度が大幅に高くなることが無
く、長期使用においても、画面の中心部と周辺部で色の
変化を少なくする効果がある。
写レンズの投写距離を短縮するため、投写形陰極線管の
画像表示部を投写レンズ側に曲率中心を持つ球面ないし
非球面とした場合でも、投写形陰極線管の画像表示部の
中心部が周辺部に比べ、温度が大幅に高くなることが無
く、長期使用においても、画面の中心部と周辺部で色の
変化を少なくする効果がある。
【0018】また、投写形陰極線管の画像表示部を投写
レンズ側に曲率中心を持ち、曲率半径を中心部より周辺
部で大きくした非球面の場合には、投写形陰極線管の画
像表示部と相対する面の曲率半径を小さくしても、比較
的均一な肉厚が得られるため、ガラスパネルの中心部の
肉厚を薄くでき、本発明の効果が更に大きくなる。
レンズ側に曲率中心を持ち、曲率半径を中心部より周辺
部で大きくした非球面の場合には、投写形陰極線管の画
像表示部と相対する面の曲率半径を小さくしても、比較
的均一な肉厚が得られるため、ガラスパネルの中心部の
肉厚を薄くでき、本発明の効果が更に大きくなる。
【図1】本発明の投写画像表示装置の第1の実施例の一
部断面図である。
部断面図である。
【図2】本発明の投写形陰極線管の画像表示部と相対す
る面の正面図である。
る面の正面図である。
【図3】本発明の投写形陰極線管の第1の実施例の一部
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の投写形陰極線管の第2の実施例の一部
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の投写形陰極線管の第3の実施例の一部
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明の投写形陰極線管の第4の実施例の一部
断面図である。
断面図である。
【図7】画像表示部8と対向する面の曲率半径と、画像
表示部8の中心部と周辺部の温度差の関係を示した図で
ある。
表示部8の中心部と周辺部の温度差の関係を示した図で
ある。
1…投写形陰極線管、2…投写レンズ、3…結合器、4
…冷媒液、8…投写形陰極線管の画像表示部、9…投写
形陰極線管の画像表示部に相対する面。
…冷媒液、8…投写形陰極線管の画像表示部、9…投写
形陰極線管の画像表示部に相対する面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 通孝 横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立 製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 吉崎 功 横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立 製作所横浜工場内
Claims (11)
- 【請求項1】少なくとも映像源と、該映像源に表示され
た画像を投写する投写レンズと、該投写レンズを構成す
るレンズ群のうち前記映像源に最も近い第一レンズ及び
前記映像源の両者を固定するとともに前記第一レンズと
前記映像源を含む複数面で密閉空間を形成する結合器
と、前記密閉空間に充たされた冷媒液を備えた投射形画
像表示装置において、前記映像源として陰極線管を用
い、該陰極線管の画像表示部に相対しかつ前記冷媒液と
接する面の中央部を前記投写レンズに対して凹面、周辺
部を平面としたことを特徴とする投射形画像表示装置。 - 【請求項2】前記陰極線管の画像表示部を前記投写レン
ズに対して凹面となしたことを特徴とする請求項1記載
の投射形画像表示装置。 - 【請求項3】前記陰極線管の画像表示部を前記投写レン
ズ側に曲率中心を持つ球面としたことを特徴とする請求
項2記載の投射形画像表示装置。 - 【請求項4】前記陰極線管の画像表示部を前記投写レン
ズ側に曲率中心を持ち、曲率半径を中心部より周辺部で
大きくしたことを特徴とする請求項2記載の投射形画像
表示装置。 - 【請求項5】前記陰極線管の画像表示部を前記投写レン
ズ側に曲率中心を持ち、曲率半径を周辺部より中心部で
大きくしたことを特徴とする請求項2記載の投射形画像
表示装置。 - 【請求項6】前記陰極線管の画像表示部に相対しかつ前
記冷媒液と接する面の周辺部に設けた平面部を前記結合
器にゴム乃至それに類する材質のパッキングもしくはシ
ーラントにより固定乃至接着したことを特徴とする請求
項1乃至5記載の投射形画像表示装置。 - 【請求項7】請求項1乃至6の中の任意の一つに記載の
投射形画像表示装置を1台乃至複数台用いたことを特徴
とする投射形ディスプレイ。 - 【請求項8】陰極線管の画像表示部に相対した該陰極線
管外面の中央部を該陰極線管の電子銃に対して凸面、周
辺部を平面としたことを特徴とする陰極線管。 - 【請求項9】前記陰極線管の画像表示部を該陰極線管の
電子銃に対して凸面としたことを特徴とする請求項8記
載の陰極線管。 - 【請求項10】前記陰極線管の画像表示部を該陰極線管
の電子銃と反対側に曲率中心を持つ球面としたことを特
徴とする請求項9記載の陰極線管。 - 【請求項11】前記陰極線管の画像表示部を該陰極線管
の電子銃と反対側に曲率中心を持ち、曲率半径を中心部
より周辺部で大きくしたことを特徴とする請求項9記載
の陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000577A JPH05183848A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 投射形画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000577A JPH05183848A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 投射形画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05183848A true JPH05183848A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11477569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4000577A Pending JPH05183848A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 投射形画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05183848A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100672507B1 (ko) * | 2004-05-20 | 2007-01-24 | 엘지전자 주식회사 | Crt프로젝션 tv의 커플러구조 |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP4000577A patent/JPH05183848A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100672507B1 (ko) * | 2004-05-20 | 2007-01-24 | 엘지전자 주식회사 | Crt프로젝션 tv의 커플러구조 |
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