JPH0518378Y2 - - Google Patents

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JPH0518378Y2
JPH0518378Y2 JP12838388U JP12838388U JPH0518378Y2 JP H0518378 Y2 JPH0518378 Y2 JP H0518378Y2 JP 12838388 U JP12838388 U JP 12838388U JP 12838388 U JP12838388 U JP 12838388U JP H0518378 Y2 JPH0518378 Y2 JP H0518378Y2
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hydraulic
piston rod
tension member
stroke
jacks
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は大型の架橋建設工事をはじめ主とし
て土木建設工事において、重量物を移動させる場
合に使用する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
重量物を移動させる手段として油圧ジヤツキを
用いることは周知である。
ところで、この場合油圧ジヤツキの単体を使用
すると、その機構上ピストンロツドの伸縮に応じ
て間歇的な移動作業とならざるを得ない。
そこで、この不都合を解消する手段として油圧
ジヤツキの複数台を用い、これらを交互に作動さ
せて連続的な移動作業のできる移動装置が考案さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この複数台の油圧ジヤツキを交互に作
動させるためには、各油圧ジヤツキに対する作動
油の供給排出管系にそれぞれ方向切換弁を設け、
これらの方向切換弁を自動的に切換えて連続的に
運転制御するように構成しておくことが必要であ
る。
そのためこの種従来の移動装置においては、配
管系統が複雑となり、特に各油圧ジヤツキにおけ
る方向切換弁の切換えタイミングを取るため複雑
な油圧回路と制御回路とを必要としている。
したがつて装置として非常に高価となり、かつ
工事現場という使用場所の特殊性から保守点検等
にも問題があつた。そこで本考案は複数の油圧ジ
ヤツキを一つの方向制御弁を用いて交互に運転で
きるように工夫し、従来必要としていた複雑な油
圧回路と制御回路を不要とし、機能性と操作性の
良い重量物の移動装置を提供することを目的とし
て考案したものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する手段として本考案がとつた
構成の特徴とするところは、油圧ジヤツキを交互
に作動して重量物を移動させる装置において、複
数の油圧ジヤツキを前後に間隔を設けて直線上に
固定して配置し、その配置した前後双方の油圧ジ
ヤツキのピストンロツドに、ピストンロツドの作
動方向に平行し、かつ重量物に連係される引張材
の着脱クランプ機構を設け、さらに前後双方の油
圧ジヤツキにおけるピストンロツドのストローク
を縮める側の給油口同士を油圧ホース等で連通
し、反対にピストンロツドを伸ばす側の給油口に
作動油を送り込む油圧ポンプを方向切換弁を介し
て接続した構成としたことを特徴とするものであ
る。
さらに前記引張材の着脱クランプ機構は、ピス
トンロツドがストロークを伸ばす方向に作動する
とき、その引張材を自動的にチヤツキングし、反
対に縮む方向に作動するとき自動的にそのチヤツ
キングを解除するクサビ型の着脱クランプ機構を
もつて構成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案は以上説明したように構成しているた
め、いずれか一方の油圧ジヤツキに方向切換弁を
介して油圧ポンプより作動油を送り、その油圧ジ
ヤツキのピストンロツドを伸ばすと、引張材は自
動的にそのピストンロツドにチヤツキングされて
伸び方向にその引張材を牽引する。引張材には重
量物が連係されているため、その引張材の牽引方
向に重量物を移動させる。
その際前記ピストンロツドを伸ばす作動をした
油圧ジヤツキは、作動油を送り込まれる反対側の
給油口より作動油を排出することになるが、その
作動油は油圧ホースを介してもう一方の油圧ジヤ
ツキに押し戻される。その結果、その油圧ジヤツ
キはピストンロツドを縮み方向に作動させる。つ
いで油圧ジヤツキが伸びストロークエンドに達し
たとき、すなわち伸びきつたとき方向切換弁を操
作し、今度はピストンロツドが縮んだ方の油圧ジ
ヤツキに作動油を送り込む。するとその油圧ジヤ
ツキはピストンロツドを伸ばし、前記作用によ
り、その油圧ジヤツキが牽引材を作動し、重量物
を同一方向に牽引し移動させることになる。
したがつて前記双方の油圧ジヤツキに方向切換
弁を操作して作動油を交互に送り込めば、重量物
は連続的に一定方向へ移動されることになる。
〔実施例〕 さらに本考案を実施例に基づき具体的に説明す
る。
まず第1図は重量物Wを横移動させる場合に適
用する本考案装置の原理的な機構を示すものであ
る。
直線上に固定して配置する2台の油圧ジヤツキ
J1およびJ2は、反力架台K上に設置して固定して
いる。
油圧ジヤツキJ1およびJ2は、いずれもシングル
ロツドタイプの油圧シリンダ2a,2bをもつて
構成し、それぞれのピストンロツド1a,1bの
軸心には、油圧シリンダ2a,2bの軸心に設け
たガイド軸3a,3bを遊嵌するガイド4a、4
bを有し、かつその双方の軸心に共通する引張材
Tの挿通孔5a,5bがそれぞれ穿設されてい
る。
そして、その挿通孔5a,5bに通した引張材
Tの左端を重量物Wに連係させてある。次にこの
引張材Tをそれぞれの油圧ジヤツキJ1およびJ2
クランプさせる着脱クランプ機構が前記油圧ジヤ
ツキJ1およびJ2の各ピストンロツド1a,1bの
ロツドエンドに取り付けてある。
なお、その具体的な構成を図面上には表示して
いないが、図に示すDaおよびDbがその着脱クラ
ンプ機構の取り付け位置を示す。なお、その機構
としてはクサビ型チヤツクを主体とするもので、
それぞれのピストンロツド1a,1bのロツドエ
ンドに組み付け、ピストンロツド1a,1bが伸
び方向に作動したとき、そのクサビ型チヤツクが
それぞれ摩擦抵抗により自動的に作動し、引張材
Tをチヤツキングし、反対にピストンロツド1
a,1bがそれぞれ縮み方向に作動すると、その
チヤツキングは自動的に解除される仕組みになつ
た引張材Tの着脱クランプ機構を用いている。
Cは双方の油圧ジヤツキJ1およびJ2におけるピ
ストンロツド1a,1bのストロークを縮める側
の給油口を連通する油圧ホースであり、Pは作動
油を前記油圧ジヤツキJ1およびJ2に供給する油圧
ポンプである。さらにVはこの油圧ポンプPより
の作動油をそれぞれ前記油圧ジヤツキJ1およびJ2
に切換え供給するための方向切換弁である。なお
この実施例では手動操作式3ポジシヨン4ウエイ
の方向切換弁を用いている。
本考案は以上実施例で示したように構成してい
るため、例えば前記第1図において右側の油圧ジ
ヤツキJ2に作動油を送り込み、ピストンロツド1
bを右側に伸ばすと、このピストンロツド1bの
右端部に組みつけてある引張材Tの着脱クランプ
機構Dbが作動して、引張材Tをくわえ重量物を
右方向に牽引する。その際油圧ジヤツキJ2の捩り
油は、油圧ホースCを介して左側の油圧ジヤツキ
J1側に押し戻される。その結果この左側の油圧ジ
ヤツキJ1は、そのピストンロツド1aを縮み方向
すなわち第1図で左側方向に作動する。
そこで左側の油圧ジヤツキJ1が縮み側のストロ
ークエンドにきたとき、方向切換弁Vを切換操作
し、今度は作動油を、この左側の油圧ジヤツキJ1
側に送り込む。すると前記操作の場合とは逆に、
この左側の油圧ジヤツキJ1側に引張材Tがクラン
プされ、前記同様重量物Wを右方向に牽引するこ
とになる。
したがつて方向切換弁Vを順次切換操作して左
右の油圧ジヤツキJ1およびJ2を交互に作動させる
と、重量物は連続的に牽引され、所定位置へ効率
的に移動されることになる。
なお第2図は直線上に配列する油圧ジヤツキを
二連一対として4台配列し、超重量物を横移動さ
せる場合の実施例を示すもので、移動装置として
の機能は、前記第1図で示した場合と同一であ
る。
また、第1図および第2図は、いずれも重量物
を引張材で牽引し、横移動させる場合の適用例を
示したが、逆に引張材を剛性を有する押し棒等に
に換え、重量物を押し出す方向に移動させる装置
に構成すること、あるいは重量物を上下方向に移
動させる装置に構成することも可能であることは
もちろんである。
さらに作動油の配管系統には、適宜逆止弁等を
設けて安全回路に構成するとともに、重量物の移
動量、それに基づく作動油の方向切換弁の操作盤
等を設け、特に弁類を電磁弁に切り替えると遠隔
制御方式により重量物を移動させる装置として構
成することも可能である。
〔考案の効果〕
本考案による重量物等の移動装置は、以上説明
したように構成したため、従来の間歇的な油圧ジ
ヤツキの作動による移動装置に比較し、次のよう
な効果が得られる。
(1) 複数の油圧ジヤツキを1個の方向切換弁で交
互に作動して、引張材を連続的に一定方向に動
かすことができるため、ロスタイムがなく重量
物を連続的に移動させることができる。
(2) 装置として複雑な油圧回路や電気制御を必要
としないため安価な装置となる。
(3) 方向切換弁1個で操作できるため、特殊な同
期回路等を必要とせず、またその方向切換弁を
電磁弁に切り替えると、操作も手動運転さらに
は自動運転方式に切換え構成することも容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による重量物等の移動装置を示す
実施例で、第1図は2台の油圧ジヤツキを直線上
に配置し、重量物を横移動させる場合に適用した
装置の原理的な機構を示す。第2図は同じく二連
の油圧ジヤツキを一対として、4台の油圧ジヤツ
キにより重量物を移動させる装置に構成した場合
の原理的な機構を示すものである。 J1,J2……油圧ジヤツキ、T……引張材、W…
…重量物、Da,Db……着脱クランプ機構、1
a,1b……ピストンロツド、2a,2b……油
圧シリンダ、3a,3b……ガイド軸、4a,4
b……ガイド、5a、5b……挿通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の油圧ジヤツキを間隔を設けて直線上に
    固定し、その固定した油圧ジヤツキの各ピスト
    ンロツドに、重量物に連係される引張材の着脱
    クランプ機構を設け、さらに油圧ジヤツキにお
    けるピストンロツドのストロークを縮める側の
    給油口同士を油圧ホース等で連通し、反対にピ
    ストンロツドを伸ばす側の給油口に作動油を送
    り込む油圧ポンプを方向切換弁を介して接続し
    たことを特徴とする重量物等の移動装置。 (2) 引張材の着脱クランプ機構は、ピストンロツ
    ドがストロークを伸ばす方向に作動するとき引
    張材を自動的にチヤツキングし、反対にストロ
    ークを縮める方向に作動するとき自動的に引張
    材のチヤツキングを解除するように構成したク
    サビ型の着脱クランプ機構であることを特徴と
    する請求項(1)記載の重量物等の移動装置。
JP12838388U 1988-09-30 1988-09-30 Expired - Lifetime JPH0518378Y2 (ja)

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JPH0249986U JPH0249986U (ja) 1990-04-06
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