JPH05183364A - デジタル信号処理装置 - Google Patents
デジタル信号処理装置Info
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- JPH05183364A JPH05183364A JP108692A JP108692A JPH05183364A JP H05183364 A JPH05183364 A JP H05183364A JP 108692 A JP108692 A JP 108692A JP 108692 A JP108692 A JP 108692A JP H05183364 A JPH05183364 A JP H05183364A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 音響信号のクリップによる異音の発生を防止
するデジタル信号処理装置を簡易な構成で提供する。 【構成】 振幅増減手段9の出力の振幅を検出し、該振
幅値に応じてレベル変換手段22により振幅増減手段9
の出力波形の所定振幅値部分の振幅を変換し、さらにデ
ータ出力部10により所定振幅値以上の振幅を一定値に
変換してデジタル信号処理手段20から出力することに
より、信号波形をゆるやかにクリップする波形に変換
し、音響信号のクリップによる異音の発生を防止する。
するデジタル信号処理装置を簡易な構成で提供する。 【構成】 振幅増減手段9の出力の振幅を検出し、該振
幅値に応じてレベル変換手段22により振幅増減手段9
の出力波形の所定振幅値部分の振幅を変換し、さらにデ
ータ出力部10により所定振幅値以上の振幅を一定値に
変換してデジタル信号処理手段20から出力することに
より、信号波形をゆるやかにクリップする波形に変換
し、音響信号のクリップによる異音の発生を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ信号処理装置
などに用いられるデジタル信号処理装置に関するもので
ある。
などに用いられるデジタル信号処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、CDに代表される高音質のデジタ
ルオーディオソースの普及に伴い、トーンコントロール
などの信号処理機能をデジタル信号処理で行い、再生信
号の高音質化を図るデジタル信号処理装置の普及化が進
展している。このようなデジタル信号処理装置におい
て、デジタル信号処理部の出力ビット長の制限により発
生する再生信号波形の折返しを防止するため、デジタル
信号処理部の出力信号の振幅を一定値以下に制限する機
能をデジタル信号処理部に内蔵することが従来より行わ
れている。
ルオーディオソースの普及に伴い、トーンコントロール
などの信号処理機能をデジタル信号処理で行い、再生信
号の高音質化を図るデジタル信号処理装置の普及化が進
展している。このようなデジタル信号処理装置におい
て、デジタル信号処理部の出力ビット長の制限により発
生する再生信号波形の折返しを防止するため、デジタル
信号処理部の出力信号の振幅を一定値以下に制限する機
能をデジタル信号処理部に内蔵することが従来より行わ
れている。
【0003】以下に、従来のデジタル信号処理装置につ
いて説明する。図10は従来のデジタル信号処理装置の
構成を示すブロック図である。デジタル信号処理装置
は、CDプレーヤなどの音源機器1と、デジタル信号処
理手段2と、デジタル信号処理手段2の出力信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換部3と、D/A変換部3
の出力信号の音量を調整する音量ボリウム4と、音量ボ
リウム4の出力信号を電力増幅するパワーアンプ5と、
パワーアンプ5の出力を音響出力するスピーカ6と、所
望の周波数特性を操作入力する周波数特性操作部7とを
備えている。そして、デジタル信号処理手段2は、音源
機器1の再生信号を入力するデータ入力部8と、振幅増
減手段9と、この振幅増減手段9からの信号を出力する
データ出力部10とから構成されており、さらに振幅増
減手段9は、再生信号の周波数特性を可変する周波数特
性可変部11と、周波数特性可変部11を制御する周波
数特性制御部12とからなる。なお、周波数特性操作部
7は周波数特性制御部12に周波数特性情報7aを出力
している。
いて説明する。図10は従来のデジタル信号処理装置の
構成を示すブロック図である。デジタル信号処理装置
は、CDプレーヤなどの音源機器1と、デジタル信号処
理手段2と、デジタル信号処理手段2の出力信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換部3と、D/A変換部3
の出力信号の音量を調整する音量ボリウム4と、音量ボ
リウム4の出力信号を電力増幅するパワーアンプ5と、
パワーアンプ5の出力を音響出力するスピーカ6と、所
望の周波数特性を操作入力する周波数特性操作部7とを
備えている。そして、デジタル信号処理手段2は、音源
機器1の再生信号を入力するデータ入力部8と、振幅増
減手段9と、この振幅増減手段9からの信号を出力する
データ出力部10とから構成されており、さらに振幅増
減手段9は、再生信号の周波数特性を可変する周波数特
性可変部11と、周波数特性可変部11を制御する周波
数特性制御部12とからなる。なお、周波数特性操作部
7は周波数特性制御部12に周波数特性情報7aを出力
している。
【0004】以上のように構成された従来のデジタル信
号処理装置について、以下その動作について説明する。
音源機器1から出力された16ビット長の再生信号は、
データ入力部8に入力される。データ入力部8は入力さ
れたデータを、デジタル信号処理手段2の内部データバ
スに伝達する。通常、前記内部データバスのビット長
は、デジタル信号処理手段2の外部入出力のデータビッ
ト長より大きく設定されており、本例では20ビットと
する。再生信号は前記内部データバスの下位16ビット
に伝達される。従って、データ入力部8の最大入力レベ
ル(16ビットフルレベル)を0dBとすれば、入力さ
れた再生信号は、デジタル信号処理手段2の内部では、
24dB(+4ビット相当)までクリップすることなく
増幅することができる。
号処理装置について、以下その動作について説明する。
音源機器1から出力された16ビット長の再生信号は、
データ入力部8に入力される。データ入力部8は入力さ
れたデータを、デジタル信号処理手段2の内部データバ
スに伝達する。通常、前記内部データバスのビット長
は、デジタル信号処理手段2の外部入出力のデータビッ
ト長より大きく設定されており、本例では20ビットと
する。再生信号は前記内部データバスの下位16ビット
に伝達される。従って、データ入力部8の最大入力レベ
ル(16ビットフルレベル)を0dBとすれば、入力さ
れた再生信号は、デジタル信号処理手段2の内部では、
24dB(+4ビット相当)までクリップすることなく
増幅することができる。
【0005】再生信号は前記内部データバスを介して周
波数特性可変部11に入力される。周波数特性制御部1
2は、周波数特性操作部7に対して操作入力される周波
数特性の情報を有する周波数特性情報7aを入力し、周
波数特性可変部11が所望の周波数特性を実現するため
の処理係数を周波数特性可変部11に設定する。本例で
は周波数特性操作部7に対し、図11に示すように低音
域の利得を10dB増加するように操作入力するとし、
周波数特性可変部11の出力信号の周波数特性は図11
に示す特性となるものとする。音源機器1から図11の
Faに示す周波数以下の周波数の信号が0dBで入力さ
れた場合、周波数特性可変部11の出力レベルは10d
Bとなり、波形クリップすることなく振幅増減手段9か
らデータ出力部10に出力される。
波数特性可変部11に入力される。周波数特性制御部1
2は、周波数特性操作部7に対して操作入力される周波
数特性の情報を有する周波数特性情報7aを入力し、周
波数特性可変部11が所望の周波数特性を実現するため
の処理係数を周波数特性可変部11に設定する。本例で
は周波数特性操作部7に対し、図11に示すように低音
域の利得を10dB増加するように操作入力するとし、
周波数特性可変部11の出力信号の周波数特性は図11
に示す特性となるものとする。音源機器1から図11の
Faに示す周波数以下の周波数の信号が0dBで入力さ
れた場合、周波数特性可変部11の出力レベルは10d
Bとなり、波形クリップすることなく振幅増減手段9か
らデータ出力部10に出力される。
【0006】データ出力部10は、振幅増減手段9の出
力の振幅値が0dB(16ビットフルレベル)以下のレ
ベルの場合、振幅増減手段9の出力の下位16ビットを
デジタル信号処理手段2から出力し、振幅増減手段9の
出力の振幅値が0dB以上の場合は振幅値を0dBとし
て出力する。
力の振幅値が0dB(16ビットフルレベル)以下のレ
ベルの場合、振幅増減手段9の出力の下位16ビットを
デジタル信号処理手段2から出力し、振幅増減手段9の
出力の振幅値が0dB以上の場合は振幅値を0dBとし
て出力する。
【0007】図12の(a)に振幅増減手段9の出力波
形を示し、図12の(b)にデジタル信号処理手段2の
出力波形を示す。また図12の(c)に振幅増減手段9
の出力の下位16ビットを直接デジタル信号処理手段2
から出力した場合の波形を示す。
形を示し、図12の(b)にデジタル信号処理手段2の
出力波形を示す。また図12の(c)に振幅増減手段9
の出力の下位16ビットを直接デジタル信号処理手段2
から出力した場合の波形を示す。
【0008】振幅増減手段9の出力の下位16ビットを
直接デジタル信号処理手段2から出力した場合は、振幅
増減手段9の出力の0dBを超える振幅部分は負の値と
してデジタル信号処理手段2から出力されるため、図1
2の(c)に示すような折返し波形となり、再生音質は
極めて劣化する。一方、図12の(b)に示す波形は振
幅増減手段9の出力の0dBを超える振幅は0dBでク
リップされており、図12の(c)に示す波形に対して
音質の劣化を改善している。
直接デジタル信号処理手段2から出力した場合は、振幅
増減手段9の出力の0dBを超える振幅部分は負の値と
してデジタル信号処理手段2から出力されるため、図1
2の(c)に示すような折返し波形となり、再生音質は
極めて劣化する。一方、図12の(b)に示す波形は振
幅増減手段9の出力の0dBを超える振幅は0dBでク
リップされており、図12の(c)に示す波形に対して
音質の劣化を改善している。
【0009】デジタル信号処理手段2の出力信号は、D
/A変換部3でアナログ信号に変換された後、、音量ボ
リウム4で音量調整され、パワーアンプ5で電力増幅さ
れて、スピーカ6から音響出力される。
/A変換部3でアナログ信号に変換された後、、音量ボ
リウム4で音量調整され、パワーアンプ5で電力増幅さ
れて、スピーカ6から音響出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、図12の(b)に示すようにデジタル信
号処理手段2出力の波形は0dBで急激にクリップする
波形となり、依然として聴感上耳障りな異音を発生する
という問題を有していた。
来の構成では、図12の(b)に示すようにデジタル信
号処理手段2出力の波形は0dBで急激にクリップする
波形となり、依然として聴感上耳障りな異音を発生する
という問題を有していた。
【0011】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、デジタル信号処理手段の出力でのクリップによる異
音発生を防止することのできるデジタル信号処理装置を
簡易な構成で提供することを目的とするものである。
で、デジタル信号処理手段の出力でのクリップによる異
音発生を防止することのできるデジタル信号処理装置を
簡易な構成で提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明のデジタル信号処理装置としての第1の手段
は、音響信号の振幅値を検出する振幅検出部と、この振
幅検出部の出力に基づき、前記音響信号の振幅値が第一
の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の場合は、前記
音響信号の振幅値を変換するレベル変換手段と、このレ
ベル変換手段の出力の振幅値が、前記第一の規定値より
大きく、かつ前記第二の規定値より小さい第三の規定値
以上の場合は、前記レベル変換手段出力の振幅値を前記
第三の規定値として出力するデ−タ出力部とを備えたも
のである。
に本発明のデジタル信号処理装置としての第1の手段
は、音響信号の振幅値を検出する振幅検出部と、この振
幅検出部の出力に基づき、前記音響信号の振幅値が第一
の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の場合は、前記
音響信号の振幅値を変換するレベル変換手段と、このレ
ベル変換手段の出力の振幅値が、前記第一の規定値より
大きく、かつ前記第二の規定値より小さい第三の規定値
以上の場合は、前記レベル変換手段出力の振幅値を前記
第三の規定値として出力するデ−タ出力部とを備えたも
のである。
【0013】また、本発明の第2の手段は、音響信号の
振幅を増減する振幅増減手段と、この振幅増減手段の出
力の振幅値を検出する振幅検出部と、この振幅検出部の
出力に基づき、前記振幅増減手段の出力の振幅値が第一
の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の場合は、前記
振幅増減手段出力の振幅値を変換するレベル変換手段
と、このレベル変換手段出力の振幅値が、前記第一の規
定値より大きく、かつ前記第二の規定値より小さい第三
の規定値以上の場合は、前記レベル変換手段出力の振幅
値を前記第三の規定値として出力するデ−タ出力部と、
前記振幅増減手段の増減値に対応して前記第一の規定値
を可変する変換特性制御部とを備えたものである。
振幅を増減する振幅増減手段と、この振幅増減手段の出
力の振幅値を検出する振幅検出部と、この振幅検出部の
出力に基づき、前記振幅増減手段の出力の振幅値が第一
の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の場合は、前記
振幅増減手段出力の振幅値を変換するレベル変換手段
と、このレベル変換手段出力の振幅値が、前記第一の規
定値より大きく、かつ前記第二の規定値より小さい第三
の規定値以上の場合は、前記レベル変換手段出力の振幅
値を前記第三の規定値として出力するデ−タ出力部と、
前記振幅増減手段の増減値に対応して前記第一の規定値
を可変する変換特性制御部とを備えたものである。
【0014】また、本発明の第3の手段は、音響信号の
振幅値を検出する振幅検出部と、この振幅検出部の出力
に基づき、前記音響信号の振幅値が第一の規定値以上
で、かつ第二の規定値以下の場合は、前記音響信号の振
幅値を変換するレベル変換手段と、このレベル変換手段
の出力の振幅値が、前記第一の規定値より大きく、かつ
前記第二の規定値より小さい第三の規定値以上の場合
は、前記レベル変換手段出力の振幅値を前記第三の規定
値として出力するデ−タ出力部と、前記デ−タ出力部出
力のレベルを調整する音量ボリウムと、この音量ボリウ
ムの減衰量に対応して前記第一の規定値、前記第二の規
定値、および前記第三の規定値を可変する変換特性制御
部とを備えたものである。
振幅値を検出する振幅検出部と、この振幅検出部の出力
に基づき、前記音響信号の振幅値が第一の規定値以上
で、かつ第二の規定値以下の場合は、前記音響信号の振
幅値を変換するレベル変換手段と、このレベル変換手段
の出力の振幅値が、前記第一の規定値より大きく、かつ
前記第二の規定値より小さい第三の規定値以上の場合
は、前記レベル変換手段出力の振幅値を前記第三の規定
値として出力するデ−タ出力部と、前記デ−タ出力部出
力のレベルを調整する音量ボリウムと、この音量ボリウ
ムの減衰量に対応して前記第一の規定値、前記第二の規
定値、および前記第三の規定値を可変する変換特性制御
部とを備えたものである。
【0015】
【作用】上記第1の手段により、音響信号の振幅値が第
一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の波形部分に
ついては該波形部分の振幅値を変換して出力し、前記第
二の規定値以上の波形部分については第三の規定値を出
力することで、音響信号波形をゆるやかにクリップする
波形に変換し、異音発生を防止できる。
一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の波形部分に
ついては該波形部分の振幅値を変換して出力し、前記第
二の規定値以上の波形部分については第三の規定値を出
力することで、音響信号波形をゆるやかにクリップする
波形に変換し、異音発生を防止できる。
【0016】また、上記第2の手段により、振幅増減手
段が音響信号の振幅増加をする場合、前記振幅増減手段
出力の振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規定値
以下の波形部分については該波形部分の振幅値を変換し
て出力し、前記第二の規定値以上の波形部分については
第三の規定値を出力することで、音響信号波形をゆるや
かにクリップする波形に変換し、異音発生を防止でき
る。また振幅増減手段手段が音響信号の振幅増加をしな
い場合、前記第一の規定値を変更し、レベル変換手段が
振幅増減手段出力の振幅値を変換する動作を停止させる
ことでレベル変換手段出力における歪の発生を防止でき
る。
段が音響信号の振幅増加をする場合、前記振幅増減手段
出力の振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規定値
以下の波形部分については該波形部分の振幅値を変換し
て出力し、前記第二の規定値以上の波形部分については
第三の規定値を出力することで、音響信号波形をゆるや
かにクリップする波形に変換し、異音発生を防止でき
る。また振幅増減手段手段が音響信号の振幅増加をしな
い場合、前記第一の規定値を変更し、レベル変換手段が
振幅増減手段出力の振幅値を変換する動作を停止させる
ことでレベル変換手段出力における歪の発生を防止でき
る。
【0017】また、上記第3の手段により、音響信号の
振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の
波形部分については該波形部分の振幅値を変換して出力
し、前記第二の規定値以上の波形部分については第三の
規定値を出力し、さらに音量ボリウムでの音量増加に応
じて前記第一の規定値、第二の規定値、および第三の規
定値を変更することで、音響信号波形をゆるやかにクリ
ップする波形に変換しつつデ−タ出力部の最大出力レベ
ルを低下し、前記音量ボリウム出力のレベルを制限して
次段に接続される増幅器でのクリップによる異音発生を
防止できる。
振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の
波形部分については該波形部分の振幅値を変換して出力
し、前記第二の規定値以上の波形部分については第三の
規定値を出力し、さらに音量ボリウムでの音量増加に応
じて前記第一の規定値、第二の規定値、および第三の規
定値を変更することで、音響信号波形をゆるやかにクリ
ップする波形に変換しつつデ−タ出力部の最大出力レベ
ルを低下し、前記音量ボリウム出力のレベルを制限して
次段に接続される増幅器でのクリップによる異音発生を
防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。まず、本発明の請求項1に対応する実
施例に係るデジタル信号処理装置について図1〜図4に
基づき説明する。なお、従来のデジタル信号処理装置と
同機能のものには同符号を付し、その説明は省略する。
ながら説明する。まず、本発明の請求項1に対応する実
施例に係るデジタル信号処理装置について図1〜図4に
基づき説明する。なお、従来のデジタル信号処理装置と
同機能のものには同符号を付し、その説明は省略する。
【0019】図1に示すように、このデジタル信号処理
装置のデジタル信号処理手段20には、従来機能に加え
て、振幅増減手段9の出力が入力される振幅検出部21
と、レベル変換手段22とを備えている。そして、レベ
ル変換手段22は、振幅増減手段9の出力が入力される
乗算部23と、振幅検出部21の出力が入力される乗算
係数設定部24とからなり、乗算係数設定部24は乗算
部23へ乗算係数24aを出力し、乗算部23の出力は
デ−タ出力部10に入力されている。
装置のデジタル信号処理手段20には、従来機能に加え
て、振幅増減手段9の出力が入力される振幅検出部21
と、レベル変換手段22とを備えている。そして、レベ
ル変換手段22は、振幅増減手段9の出力が入力される
乗算部23と、振幅検出部21の出力が入力される乗算
係数設定部24とからなり、乗算係数設定部24は乗算
部23へ乗算係数24aを出力し、乗算部23の出力は
デ−タ出力部10に入力されている。
【0020】上記構成のデジタル信号処理装置の動作に
ついて以下に説明する。音源機器1の再生信号は、デー
タ入力部8に入力される。データ入力部8、振幅増減手
段9、および周波数特性操作部7の動作は前記従来例で
述べた動作と同じであり、またデジタル信号処理手段2
0の内部データバスのビット長は前記従来例と同じ20
ビットとする。周波数特性操作部7に対し、前記従来例
と同じく図11に示すように低音域の利得を10dB増
加するように操作入力すれば、周波数特性可変部11の
出力周波数特性は図11に示す特性となり、音源機器1
から図11のFaに示す周波数以下の周波数の信号が0
dBで入力された場合、振幅増減手段9の出力は10d
Bとなる。
ついて以下に説明する。音源機器1の再生信号は、デー
タ入力部8に入力される。データ入力部8、振幅増減手
段9、および周波数特性操作部7の動作は前記従来例で
述べた動作と同じであり、またデジタル信号処理手段2
0の内部データバスのビット長は前記従来例と同じ20
ビットとする。周波数特性操作部7に対し、前記従来例
と同じく図11に示すように低音域の利得を10dB増
加するように操作入力すれば、周波数特性可変部11の
出力周波数特性は図11に示す特性となり、音源機器1
から図11のFaに示す周波数以下の周波数の信号が0
dBで入力された場合、振幅増減手段9の出力は10d
Bとなる。
【0021】振幅増減手段9の出力信号は振幅検出部2
1に入力される。振幅検出部21は、入力信号の振幅値
Xを求め、保持している第一の規定値L1(本実施例で
は−3dBとする)との相対レベル差Rを、 R=(X−L1)/L1 なる演算で求め、乗算係数設定部24に出力する。図2
に乗算係数設定部24が保持している乗算係数テーブル
を示す。乗算係数設定部24は相対レベル差Rの値に応
じて、図2に示す乗算係数テーブルから乗算係数24a
を求め、乗算部23に設定する。図2に示す乗算係数テ
ーブルでは相対レベル差Rが0以下、すなわち振幅増減
手段9出力の振幅値が第一の規定値L1以下では乗算係
数24aを1とし、相対レベル差Rが0以上でかつ1.
82以下、すなわち振幅増減手段9の出力の振幅値が第
一の規定値L1以上でかつ、第二の規定値L2(本実施
例では6dBとする)以下では乗算係数24aを1以下
の各値としている。
1に入力される。振幅検出部21は、入力信号の振幅値
Xを求め、保持している第一の規定値L1(本実施例で
は−3dBとする)との相対レベル差Rを、 R=(X−L1)/L1 なる演算で求め、乗算係数設定部24に出力する。図2
に乗算係数設定部24が保持している乗算係数テーブル
を示す。乗算係数設定部24は相対レベル差Rの値に応
じて、図2に示す乗算係数テーブルから乗算係数24a
を求め、乗算部23に設定する。図2に示す乗算係数テ
ーブルでは相対レベル差Rが0以下、すなわち振幅増減
手段9出力の振幅値が第一の規定値L1以下では乗算係
数24aを1とし、相対レベル差Rが0以上でかつ1.
82以下、すなわち振幅増減手段9の出力の振幅値が第
一の規定値L1以上でかつ、第二の規定値L2(本実施
例では6dBとする)以下では乗算係数24aを1以下
の各値としている。
【0022】乗算部23は、振幅増減手段9の出力信号
と、乗算係数24aとを乗算し、データ出力部10に出
力する。乗算部23の入出力特性を図3に示し、乗算部
23の入出力波形を図4の(a)および(b)に示す。
図3に示すように乗算部23は、入力信号の振幅値が第
一の規定値L1以下では入力信号を変換することなく出
力し、入力信号の振幅値が第一の規定値L1以上でかつ
第二の規定値L2以下では入力信号の振幅値を−3dB
以上0dB以下に変換して出力する。従って図4の
(a)に示す乗算部23入力の波形は、図4の(b)に
示す波形に変換され、データ出力部10に入力される。
と、乗算係数24aとを乗算し、データ出力部10に出
力する。乗算部23の入出力特性を図3に示し、乗算部
23の入出力波形を図4の(a)および(b)に示す。
図3に示すように乗算部23は、入力信号の振幅値が第
一の規定値L1以下では入力信号を変換することなく出
力し、入力信号の振幅値が第一の規定値L1以上でかつ
第二の規定値L2以下では入力信号の振幅値を−3dB
以上0dB以下に変換して出力する。従って図4の
(a)に示す乗算部23入力の波形は、図4の(b)に
示す波形に変換され、データ出力部10に入力される。
【0023】データ出力部10の動作は前記従来例と同
じであり、第三の規定値L3(本実施例では0dBとす
る)以上の振幅を有する前記内部データバスの信号デー
タに対しては第三の規定値L3として出力するため、デ
ータ出力部10出力の波形は図4の(c)に示した波形
となり、デジタル信号処理手段2から出力される。
じであり、第三の規定値L3(本実施例では0dBとす
る)以上の振幅を有する前記内部データバスの信号デー
タに対しては第三の規定値L3として出力するため、デ
ータ出力部10出力の波形は図4の(c)に示した波形
となり、デジタル信号処理手段2から出力される。
【0024】図4の(c)に示した波形は−3dB以上
の波形部分の振幅を変換されているため、ゆるやかに0
dBでクリップし、前記従来例で図12の(b)に示し
た急激にクリップする波形に対し、クリップにより生じ
る高調波歪成分が小さく、耳障りな異音が発生しない。
の波形部分の振幅を変換されているため、ゆるやかに0
dBでクリップし、前記従来例で図12の(b)に示し
た急激にクリップする波形に対し、クリップにより生じ
る高調波歪成分が小さく、耳障りな異音が発生しない。
【0025】デジタル信号処理手段2の出力は、前記従
来例と同様にD/A変換部3でアナログ信号に変換さ
れ、音量ボリウム4で音量調整される。D/A変換部3
の出力を音量ボリウム4でパワーアンプ5の最大入力レ
ベル以下になるよう減衰すれば、パワーアンプ5でクリ
ップすることなく電力増幅され、スピーカ6から音響出
力される。従って、スピーカ6から音響出力される信号
波形は図4の(c)に示す波形と相似となり、耳障りな
異音のない再生音を聴取することができる。
来例と同様にD/A変換部3でアナログ信号に変換さ
れ、音量ボリウム4で音量調整される。D/A変換部3
の出力を音量ボリウム4でパワーアンプ5の最大入力レ
ベル以下になるよう減衰すれば、パワーアンプ5でクリ
ップすることなく電力増幅され、スピーカ6から音響出
力される。従って、スピーカ6から音響出力される信号
波形は図4の(c)に示す波形と相似となり、耳障りな
異音のない再生音を聴取することができる。
【0026】以上のように本実施例によれば、振幅増減
手段20の出力波形を、デジタル信号処理手段の最大出
力前後の振幅部分について振幅を変換し、ゆるやかに前
記最大出力でクリップする波形にして出力することによ
り、デジタル信号処理手段20の出力でのクリップによ
る異音発生を防止することができる。
手段20の出力波形を、デジタル信号処理手段の最大出
力前後の振幅部分について振幅を変換し、ゆるやかに前
記最大出力でクリップする波形にして出力することによ
り、デジタル信号処理手段20の出力でのクリップによ
る異音発生を防止することができる。
【0027】次に本発明の請求項2に対応する実施例に
係るデジタル信号処理装置について図5に基づき説明す
る。なお、図1に示す前記実施例のデジタル信号処理装
置と同機能のものには同符号を付し、その説明は省略す
る。
係るデジタル信号処理装置について図5に基づき説明す
る。なお、図1に示す前記実施例のデジタル信号処理装
置と同機能のものには同符号を付し、その説明は省略す
る。
【0028】図5に示すように、このデジタル信号処理
装置のデジタル信号処理手段30には、図1に示す前記
実施例のデジタル信号処理装置の構成に加えて、変換特
性制御部31を備えている。この変換特性制御部31
は、周波数特性操作部7からの周波数特性情報7aが入
力され、振幅検出部21へ変換特性制御信号31aを出
力している。
装置のデジタル信号処理手段30には、図1に示す前記
実施例のデジタル信号処理装置の構成に加えて、変換特
性制御部31を備えている。この変換特性制御部31
は、周波数特性操作部7からの周波数特性情報7aが入
力され、振幅検出部21へ変換特性制御信号31aを出
力している。
【0029】上記構成のデジタル信号処理装置の動作に
ついて説明する。図6における実線部aは、前記図1に
示すデジタル信号処理装置において、周波数特性操作部
7に対し、周波数特性を例えば平坦にするように操作入
力し、音源機器1からの再生信号が0dBで入力された
場合の振幅増減手段9の出力波形を示す。
ついて説明する。図6における実線部aは、前記図1に
示すデジタル信号処理装置において、周波数特性操作部
7に対し、周波数特性を例えば平坦にするように操作入
力し、音源機器1からの再生信号が0dBで入力された
場合の振幅増減手段9の出力波形を示す。
【0030】前記図1に示すデジタル信号処理装置で
は、レベル変換手段22は振幅増減手段9の出力振幅値
が第一の規定値L1(−3dB)以上の波形部分の振幅
値を変換して出力するため、デジタル信号処理手段2に
おける出力信号は、振幅増減手段9の出力信号に対し歪
率が劣化する。図6における実線部bは、前記図1に示
すデジタル信号処理装置におけるデジタル信号処理手段
2の出力波形を示す。
は、レベル変換手段22は振幅増減手段9の出力振幅値
が第一の規定値L1(−3dB)以上の波形部分の振幅
値を変換して出力するため、デジタル信号処理手段2に
おける出力信号は、振幅増減手段9の出力信号に対し歪
率が劣化する。図6における実線部bは、前記図1に示
すデジタル信号処理装置におけるデジタル信号処理手段
2の出力波形を示す。
【0031】本発明の請求項2に対応する実施例に係る
デジタル信号処理装置は、前記図1に示すデジタル信号
処理装置における上記した歪率の劣化を防止する。音源
機器1から出力された再生信号は、デジタル信号処理手
段30のデータ入力部8に入力される。データ入力部
8、振幅増減手段9、および周波数特性操作部7の動作
は、前記図1に示すデジタル信号処理装置の動作と同じ
である。周波数特性操作部7に対し、周波数特性を平
坦、または帯域レベルを減衰するように操作入力すれ
ば、振幅増減手段9は入力信号の振幅を増加することは
なく、振幅増減手段9の出力の最大振幅値は0dBとな
る。振幅増減手段9の周波数特性が平坦である場合を例
にとり以下の説明を行う。
デジタル信号処理装置は、前記図1に示すデジタル信号
処理装置における上記した歪率の劣化を防止する。音源
機器1から出力された再生信号は、デジタル信号処理手
段30のデータ入力部8に入力される。データ入力部
8、振幅増減手段9、および周波数特性操作部7の動作
は、前記図1に示すデジタル信号処理装置の動作と同じ
である。周波数特性操作部7に対し、周波数特性を平
坦、または帯域レベルを減衰するように操作入力すれ
ば、振幅増減手段9は入力信号の振幅を増加することは
なく、振幅増減手段9の出力の最大振幅値は0dBとな
る。振幅増減手段9の周波数特性が平坦である場合を例
にとり以下の説明を行う。
【0032】振幅増減手段9の出力は振幅検出部21に
入力される。変換特性制御部31は、振幅増減手段9の
周波数特性が平坦、または帯域振幅を減衰するような周
波数特性情報7aが入力されている場合は、変換特性制
御信号31aにより振幅検出部21が保持している第一
の規定値L1の値を0dBとする。振幅検出部21は、
入力信号の振幅値Xを求め、第一の規定値L1(0d
B)との相対レベル差Rを、 R=(X−L1)/L1 なる演算で求め、乗算係数設定部24に出力する。振幅
増減手段9の最大振幅値は0dBであるため、相対レベ
ル差Rの値は常に0以下となる。乗算係数設定部24の
動作は前記図1に示すデジタル信号処理装置の動作と同
じである。相対レベル差Rの値が0以下のため、乗算係
数24aは常に1となる。乗算部23は、振幅増減手段
9の出力信号と乗算係数24aとを乗算し、データ出力
部10に出力する。従ってデータ出力部10の入力波形
は前記図6の実線部aに示す振幅増減手段9の出力波形
となる。データ出力部10の動作も前記デジタル信号処
理装置と同じであるため、デジタル信号処理手段2から
出力される波形も図6のaに示す波形となり、前記デジ
タル信号処理装置のような図6のbに示す波形により発
生する歪率の劣化はない。
入力される。変換特性制御部31は、振幅増減手段9の
周波数特性が平坦、または帯域振幅を減衰するような周
波数特性情報7aが入力されている場合は、変換特性制
御信号31aにより振幅検出部21が保持している第一
の規定値L1の値を0dBとする。振幅検出部21は、
入力信号の振幅値Xを求め、第一の規定値L1(0d
B)との相対レベル差Rを、 R=(X−L1)/L1 なる演算で求め、乗算係数設定部24に出力する。振幅
増減手段9の最大振幅値は0dBであるため、相対レベ
ル差Rの値は常に0以下となる。乗算係数設定部24の
動作は前記図1に示すデジタル信号処理装置の動作と同
じである。相対レベル差Rの値が0以下のため、乗算係
数24aは常に1となる。乗算部23は、振幅増減手段
9の出力信号と乗算係数24aとを乗算し、データ出力
部10に出力する。従ってデータ出力部10の入力波形
は前記図6の実線部aに示す振幅増減手段9の出力波形
となる。データ出力部10の動作も前記デジタル信号処
理装置と同じであるため、デジタル信号処理手段2から
出力される波形も図6のaに示す波形となり、前記デジ
タル信号処理装置のような図6のbに示す波形により発
生する歪率の劣化はない。
【0033】デジタル信号処理手段2の出力は、前記図
1に示すデジタル信号処理装置と同様の処理動作によ
り、スピーカ6から音響出力される。従って、D/A変
換部3の出力を音量ボリウム4でパワーアンプ5の最大
入力レベル以下になるよう減衰すれば、パワーアンプ5
でクリップすることなく電力増幅され、スピーカ6から
音響出力される信号波形は図6のaに示す波形と相似と
なり、図1に示すデジタル信号処理装置よりも歪率の劣
化しない再生音を聴取することができる。
1に示すデジタル信号処理装置と同様の処理動作によ
り、スピーカ6から音響出力される。従って、D/A変
換部3の出力を音量ボリウム4でパワーアンプ5の最大
入力レベル以下になるよう減衰すれば、パワーアンプ5
でクリップすることなく電力増幅され、スピーカ6から
音響出力される信号波形は図6のaに示す波形と相似と
なり、図1に示すデジタル信号処理装置よりも歪率の劣
化しない再生音を聴取することができる。
【0034】一方、変換特性制御部31は、振幅増減手
段9に入力信号の振幅を増加するような周波数特性情報
7aが入力されている場合には、変換特性制御信号31
aによって振幅検出部21の第一の規定値L1の値を−
3dBとし、以下の動作は前記デジタル信号処理装置と
全く同じとなる。従って、スピーカ6から音響出力され
る信号波形は図4の(c)に示す波形と相似となり、前
記デジタル信号処理装置と同様に耳障りな異音のない再
生音を聴取することができる。
段9に入力信号の振幅を増加するような周波数特性情報
7aが入力されている場合には、変換特性制御信号31
aによって振幅検出部21の第一の規定値L1の値を−
3dBとし、以下の動作は前記デジタル信号処理装置と
全く同じとなる。従って、スピーカ6から音響出力され
る信号波形は図4の(c)に示す波形と相似となり、前
記デジタル信号処理装置と同様に耳障りな異音のない再
生音を聴取することができる。
【0035】以上のように本実施例によれば、振幅増減
手段9が入力信号の振幅を増加しない場合に、振幅増減
手段9の出力振幅値を変換することなくデジタル信号処
理手段30から出力することにより、前記図1に示すデ
ジタル信号処理装置の効果に加えて、実用上使用頻度の
高い周波数特性を平坦にした場合や、所定帯域のレベル
を減衰する場合の前記デジタル信号処理装置のデジタル
信号処理手段20の出力での歪の発生を防止することが
できる。
手段9が入力信号の振幅を増加しない場合に、振幅増減
手段9の出力振幅値を変換することなくデジタル信号処
理手段30から出力することにより、前記図1に示すデ
ジタル信号処理装置の効果に加えて、実用上使用頻度の
高い周波数特性を平坦にした場合や、所定帯域のレベル
を減衰する場合の前記デジタル信号処理装置のデジタル
信号処理手段20の出力での歪の発生を防止することが
できる。
【0036】次に本発明の請求項3に対応する実施例に
係るデジタル信号処理装置について図7〜図9に基づい
て説明する。なお、図1に示す前記実施例のデジタル信
号処理装置と同機能のものには同符号を付し、その説明
は省略する。
係るデジタル信号処理装置について図7〜図9に基づい
て説明する。なお、図1に示す前記実施例のデジタル信
号処理装置と同機能のものには同符号を付し、その説明
は省略する。
【0037】図7に示すように、このデジタル信号処理
装置には、図1に示す前記実施例のデジタル信号処理装
置の構成に加えて、所望の音量を操作入力する音量操作
部41と、デジタル信号処理40において変換特性制御
部42とを備えている。音量操作部41は音量ボリウム
4、および変換特性制御部42に音量情報41aを出力
している。変換特性制御部42は振幅検出部21、およ
びデータ出力部10へ変換特性制御信号42aを出力し
ている。
装置には、図1に示す前記実施例のデジタル信号処理装
置の構成に加えて、所望の音量を操作入力する音量操作
部41と、デジタル信号処理40において変換特性制御
部42とを備えている。音量操作部41は音量ボリウム
4、および変換特性制御部42に音量情報41aを出力
している。変換特性制御部42は振幅検出部21、およ
びデータ出力部10へ変換特性制御信号42aを出力し
ている。
【0038】上記構成のデジタル信号処理装置の動作に
ついて説明する。前記図1に示すデジタル信号処理装置
では、D/A変換部3の出力レベルを音量ボリウム4で
パワーアンプ5の最大入力レベル以下になるよう減衰し
た場合に限り、前記実施例で述べた効果を得ることがで
きるが、音量ボリウム4の設定値によりパワーアンプ5
の最大入力レベルより大きい信号がパワーアンプ5に入
力した場合、パワーアンプ5の出力に前記図12の
(b)に示したと同等の急激なクリップが発生し、耳障
りな異音として聴取される。この図7に示すデジタル信
号処理装置は上記したパワーアンプ5でのクリップによ
る異音の発生を防止するものである。
ついて説明する。前記図1に示すデジタル信号処理装置
では、D/A変換部3の出力レベルを音量ボリウム4で
パワーアンプ5の最大入力レベル以下になるよう減衰し
た場合に限り、前記実施例で述べた効果を得ることがで
きるが、音量ボリウム4の設定値によりパワーアンプ5
の最大入力レベルより大きい信号がパワーアンプ5に入
力した場合、パワーアンプ5の出力に前記図12の
(b)に示したと同等の急激なクリップが発生し、耳障
りな異音として聴取される。この図7に示すデジタル信
号処理装置は上記したパワーアンプ5でのクリップによ
る異音の発生を防止するものである。
【0039】ここで、デジタル信号処理手段2から0d
Bのデジタル出力がD/A変換部3に入力した場合のD
/A変換部3のアナログ出力を0dBとし、パワーアン
プ5の入力感度を−10dBとする。
Bのデジタル出力がD/A変換部3に入力した場合のD
/A変換部3のアナログ出力を0dBとし、パワーアン
プ5の入力感度を−10dBとする。
【0040】音源機器1から出力された再生信号は、デ
ジタル信号処理手段40のデータ入力部8に入力され
る。データ入力部8、振幅増減手段9、および周波数特
性操作部7の動作は、前記図1に示すデジタル信号処理
の動作と同じであり、周波数特性操作部7に対して所望
の周波数特性を操作入力すれば、周波数特性可変部11
は入力信号を所望の周波数特性とし、振幅増減手段9か
ら振幅検出部21に出力する。
ジタル信号処理手段40のデータ入力部8に入力され
る。データ入力部8、振幅増減手段9、および周波数特
性操作部7の動作は、前記図1に示すデジタル信号処理
の動作と同じであり、周波数特性操作部7に対して所望
の周波数特性を操作入力すれば、周波数特性可変部11
は入力信号を所望の周波数特性とし、振幅増減手段9か
ら振幅検出部21に出力する。
【0041】音量操作部41は操作入力された音量ボリ
ウム4の減衰量を示す音量情報41aを変換特性制御部
42に出力する。図8に変換特性制御部42が保持して
いる規定値設定テーブルを示す。変換特性制御部42
は、図8に示す規定値設定テーブルに従い、振幅検出部
21の第一の規定値L1、および第二の規定値L2、お
よびデータ出力部10の第三の規定値L3を変換特性制
御信号42aにより設定する。
ウム4の減衰量を示す音量情報41aを変換特性制御部
42に出力する。図8に変換特性制御部42が保持して
いる規定値設定テーブルを示す。変換特性制御部42
は、図8に示す規定値設定テーブルに従い、振幅検出部
21の第一の規定値L1、および第二の規定値L2、お
よびデータ出力部10の第三の規定値L3を変換特性制
御信号42aにより設定する。
【0042】まず、音量ボリウム4の減衰量が10dB
以下の場合について、音量情報41aの値が0dBの場
合を例に動作を説明する。振幅検出部21の第一の規定
値L1は−13dBに設定され、振幅検出部21は入力
信号の振幅値Xと第一の規定値L1との相対レベル差R
を、 R=(X−L1)/L1 なる演算で求め、乗算係数設定部24に出力する。乗算
係数設定部24の動作は、前記図1に示すデジタル信号
処理の動作と同じであり、図2に示す乗算係数テーブル
から乗算係数24aを求め、乗算部23に設定する。図
2に示す乗算係数テーブルに従えば第一の規定値L1を
−13dBに設定することにより第二の規定値L2は−
4dBに設定される。乗算部23は、振幅増減手段9出
力の信号と乗算係数24aとを乗算し、データ出力部1
0に出力する。図9の(a)にデータ出力部10の入力
波形を示す。データ出力部10の入力波形は図9の
(a)に示すように第一の規定値L1(−13dB)以
上の波形部分の振幅が変換された波形となる。データ出
力部10は、変換特性制御信号42aにより第三の規定
値L3を−10dBに設定され、−10dB以上の入力
振幅を−10dBに制限してデジタル信号処理手段2か
ら出力する。図9の(b)にデジタル信号処理手段2の
出力波形を示す。図9の(b)に示す波形は、ゆるやか
に−10dBでクリップする波形となり、耳障りな異音
が発生しない。
以下の場合について、音量情報41aの値が0dBの場
合を例に動作を説明する。振幅検出部21の第一の規定
値L1は−13dBに設定され、振幅検出部21は入力
信号の振幅値Xと第一の規定値L1との相対レベル差R
を、 R=(X−L1)/L1 なる演算で求め、乗算係数設定部24に出力する。乗算
係数設定部24の動作は、前記図1に示すデジタル信号
処理の動作と同じであり、図2に示す乗算係数テーブル
から乗算係数24aを求め、乗算部23に設定する。図
2に示す乗算係数テーブルに従えば第一の規定値L1を
−13dBに設定することにより第二の規定値L2は−
4dBに設定される。乗算部23は、振幅増減手段9出
力の信号と乗算係数24aとを乗算し、データ出力部1
0に出力する。図9の(a)にデータ出力部10の入力
波形を示す。データ出力部10の入力波形は図9の
(a)に示すように第一の規定値L1(−13dB)以
上の波形部分の振幅が変換された波形となる。データ出
力部10は、変換特性制御信号42aにより第三の規定
値L3を−10dBに設定され、−10dB以上の入力
振幅を−10dBに制限してデジタル信号処理手段2か
ら出力する。図9の(b)にデジタル信号処理手段2の
出力波形を示す。図9の(b)に示す波形は、ゆるやか
に−10dBでクリップする波形となり、耳障りな異音
が発生しない。
【0043】デジタル信号処理手段2の出力はD/A変
換部3でアナログ信号に変換され、音量ボリウム4に入
力される。音量ボリウム4の減衰量は操作部41からの
音量情報41aで制御され、0dBである。従って、パ
ワーアンプ5に入力される信号レベルは−10dBとな
り、パワーアンプ5でのクリップが発生することはな
い。よってスピーカ6から音響出力される信号波形は図
9の(b)に示す波形と相似となり、ゆるやかにクリッ
プしているため、耳障りな異音のない再生音を聴取する
ことができる。
換部3でアナログ信号に変換され、音量ボリウム4に入
力される。音量ボリウム4の減衰量は操作部41からの
音量情報41aで制御され、0dBである。従って、パ
ワーアンプ5に入力される信号レベルは−10dBとな
り、パワーアンプ5でのクリップが発生することはな
い。よってスピーカ6から音響出力される信号波形は図
9の(b)に示す波形と相似となり、ゆるやかにクリッ
プしているため、耳障りな異音のない再生音を聴取する
ことができる。
【0044】次に音量ボリウム4の減衰量が10dB以
上の場合について、上記した音量ボリウム4の減衰量が
10dB以下の場合と異なる動作の部分を説明する。変
換特性制御部42は、図8に示す規定値設定テーブルに
従い、変換特性制御信号42aにより振幅検出部21の
第一の規定値L1を−3dBに、第二の規定値L2を6
dBに、データ出力部10の第三の規定値L3を0dB
に設定する。従って、音量ボリウム4の減衰量が10d
B以上の場合、振幅検出部21、およびレベル変換手段
22、およびデ−タ出力部10の動作は前記図1に示す
デジタル信号処理装置と同じとなり、デジタル信号処理
手段40の出力波形は図4の(c)に示した波形とな
り、振幅値は0dB以下となる。音量ボリウム4の減衰
量は音量情報41aにより10dB以上に設定されるた
め、パワーアンプ5の入力レベルは−10dB以下とな
り、パワーアンプ5でのクリップは発生しない。従って
スピーカ6から音響出力される信号波形は前記図1に示
すデジタル信号処理装置と同様に図4の(c)に示す波
形と相似となり、耳障りな異音のない再生音を聴取する
ことができる。
上の場合について、上記した音量ボリウム4の減衰量が
10dB以下の場合と異なる動作の部分を説明する。変
換特性制御部42は、図8に示す規定値設定テーブルに
従い、変換特性制御信号42aにより振幅検出部21の
第一の規定値L1を−3dBに、第二の規定値L2を6
dBに、データ出力部10の第三の規定値L3を0dB
に設定する。従って、音量ボリウム4の減衰量が10d
B以上の場合、振幅検出部21、およびレベル変換手段
22、およびデ−タ出力部10の動作は前記図1に示す
デジタル信号処理装置と同じとなり、デジタル信号処理
手段40の出力波形は図4の(c)に示した波形とな
り、振幅値は0dB以下となる。音量ボリウム4の減衰
量は音量情報41aにより10dB以上に設定されるた
め、パワーアンプ5の入力レベルは−10dB以下とな
り、パワーアンプ5でのクリップは発生しない。従って
スピーカ6から音響出力される信号波形は前記図1に示
すデジタル信号処理装置と同様に図4の(c)に示す波
形と相似となり、耳障りな異音のない再生音を聴取する
ことができる。
【0045】以上のように本実施例によれば、音量ボリ
ウムの減衰量に応じてデジタル信号処理手段の最大出力
振幅を可変し、かつ振幅増減手段出力をゆるやかに前記
最大出力振幅でクリップする波形に変換してデジタル信
号処理手段から出力することにより、前記図1に示すデ
ジタル信号処理装置の効果に加えて、さらに音量ボリウ
ムの減衰量にかかわらずパワーアンプ5でのクリップに
よる異音の発生を防止することができる。
ウムの減衰量に応じてデジタル信号処理手段の最大出力
振幅を可変し、かつ振幅増減手段出力をゆるやかに前記
最大出力振幅でクリップする波形に変換してデジタル信
号処理手段から出力することにより、前記図1に示すデ
ジタル信号処理装置の効果に加えて、さらに音量ボリウ
ムの減衰量にかかわらずパワーアンプ5でのクリップに
よる異音の発生を防止することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、 (1)音響信号の振幅値を検出する振幅検出部と、前記
振幅検出部出力に基づき、前記音響信号の振幅値が、第
一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の場合は、前
記音響信号の振幅値を変換するレベル変換手段と、前記
レベル変換手段出力の振幅値が前記第一の規定値より大
きく、前記第二の規定値より小さい第三の規定値以上の
場合は、前記レベル変換手段出力の振幅値を前記第三の
規定値として出力するデ−タ出力部とを設けることによ
り、簡易な構成で音響信号のクリップによる耳障りな異
音の発生を防止することができる。
振幅検出部出力に基づき、前記音響信号の振幅値が、第
一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の場合は、前
記音響信号の振幅値を変換するレベル変換手段と、前記
レベル変換手段出力の振幅値が前記第一の規定値より大
きく、前記第二の規定値より小さい第三の規定値以上の
場合は、前記レベル変換手段出力の振幅値を前記第三の
規定値として出力するデ−タ出力部とを設けることによ
り、簡易な構成で音響信号のクリップによる耳障りな異
音の発生を防止することができる。
【0047】(2)音響信号の振幅を増減する振幅増減
手段と、前記振幅増減手段出力の振幅値を検出する振幅
検出部と、前記振幅検出部出力に基づき、前記振幅増減
手段出力の振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規
定値以下の場合は、前記振幅増減手段出力の振幅値を変
換するレベル変換手段と、前記レベル変換手段出力の振
幅値が前記第一の規定値より大きく、かつ前記第二の規
定値より小さい第三の規定値以上の場合は、前記レベル
変換手段出力の振幅値を前記第三の規定値として出力す
るデ−タ出力部と、前記振幅増減手段の増減値に対応し
て前記第一の規定値を可変する変換特性制御部とを設け
ることにより、上記(1)で述べた効果に加えて、実用
上使用頻度の高い周波数特性が平坦な場合や、所定帯域
のレベルを減衰する場合の再生信号の歪率劣化を防止す
ることができる。
手段と、前記振幅増減手段出力の振幅値を検出する振幅
検出部と、前記振幅検出部出力に基づき、前記振幅増減
手段出力の振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規
定値以下の場合は、前記振幅増減手段出力の振幅値を変
換するレベル変換手段と、前記レベル変換手段出力の振
幅値が前記第一の規定値より大きく、かつ前記第二の規
定値より小さい第三の規定値以上の場合は、前記レベル
変換手段出力の振幅値を前記第三の規定値として出力す
るデ−タ出力部と、前記振幅増減手段の増減値に対応し
て前記第一の規定値を可変する変換特性制御部とを設け
ることにより、上記(1)で述べた効果に加えて、実用
上使用頻度の高い周波数特性が平坦な場合や、所定帯域
のレベルを減衰する場合の再生信号の歪率劣化を防止す
ることができる。
【0048】(3)音響信号の振幅値を検出する振幅検
出部と、前記振幅検出部出力に基づき、前記音響信号の
振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の
場合は、前記音響信号の振幅値を変換するレベル変換手
段と、前記レベル変換手段出力の振幅値が前記第一の規
定値より大きく、かつ前記第二の規定値より小さい第三
の規定値以上の場合は、前記レベル変換手段出力の振幅
値を前記第三の規定値として出力するデ−タ出力部と、
前記デ−タ出力部出力のレベルを調整する音量ボリウム
と、前記音量ボリウムの減衰量に対応して前記第一の規
定値、および前記第二の規定値、および前記第三の規定
値を可変する変換特性制御部とを設けることにより、上
記(1)で述べた効果に加えて、音量ボリウムの減衰量
にかかわらずパワーアンプでのクリップによる耳障りな
異音の発生を防止することができる。
出部と、前記振幅検出部出力に基づき、前記音響信号の
振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の
場合は、前記音響信号の振幅値を変換するレベル変換手
段と、前記レベル変換手段出力の振幅値が前記第一の規
定値より大きく、かつ前記第二の規定値より小さい第三
の規定値以上の場合は、前記レベル変換手段出力の振幅
値を前記第三の規定値として出力するデ−タ出力部と、
前記デ−タ出力部出力のレベルを調整する音量ボリウム
と、前記音量ボリウムの減衰量に対応して前記第一の規
定値、および前記第二の規定値、および前記第三の規定
値を可変する変換特性制御部とを設けることにより、上
記(1)で述べた効果に加えて、音量ボリウムの減衰量
にかかわらずパワーアンプでのクリップによる耳障りな
異音の発生を防止することができる。
【図1】本発明の請求項1に対応する実施例に係るデジ
タル信号処理装置の構成を示すブロック図である。
タル信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同デジタル信号処理装置の乗算係数設定部の乗
算係数テーブルを示す図である。
算係数テーブルを示す図である。
【図3】同デジタル信号処理装置のレベル変換手段の入
出力特性を示す図である。
出力特性を示す図である。
【図4】同デジタル信号処理装置のデジタル信号処理手
段の波形を示す図である。
段の波形を示す図である。
【図5】本発明の請求項2に対応する実施例に係るデジ
タル信号処理装置の構成を示すブロック図である。
タル信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の請求項1に対応する実施例に係るデジ
タル信号処理装置におけるデジタル信号処理手段の波形
を示す図である。
タル信号処理装置におけるデジタル信号処理手段の波形
を示す図である。
【図7】本発明の請求項3に対応する実施例に係るデジ
タル信号処理装置の構成を示すブロック図である。
タル信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図8】同請求項3に対応する実施例に係るデジタル信
号処理装置における変換特性制御部の規定値設定テーブ
ルを示す図である。
号処理装置における変換特性制御部の規定値設定テーブ
ルを示す図である。
【図9】同請求項3に対応する実施例に係るデジタル信
号処理装置におけるデジタル信号処理手段の波形を示す
図である。
号処理装置におけるデジタル信号処理手段の波形を示す
図である。
【図10】従来のデジタル信号処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図11】従来のデジタル信号処理装置の周波数特性可
変部の周波数特性を示す図である。
変部の周波数特性を示す図である。
【図12】従来のデジタル信号処理装置の波形を示す図
である。
である。
1 音源機器 3 D/A変換部 4 音量ボリウム 5 パワーアンプ 6 スピーカ 7 周波数特性操作部 8 データ入力部 9 振幅増減手段 10 データ出力部 11 周波数特性可変部 12 周波数特性制御部 20,30,40 デジタル信号処理手段 21 振幅検出部 22 レベル変換手段 23 乗算部 24 乗算係数設定部 31,42 変換特性制御部 41 音量操作部
Claims (3)
- 【請求項1】 音響信号の振幅値を検出する振幅検出部
と、この振幅検出部の出力に基づき、前記音響信号の振
幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の場
合は、前記音響信号の振幅値を変換するレベル変換手段
と、このレベル変換手段の出力の振幅値が、前記第一の
規定値より大きく、かつ前記第二の規定値より小さい第
三の規定値以上の場合は、前記レベル変換手段出力の振
幅値を前記第三の規定値として出力するデ−タ出力部と
を備えたデジタル信号処理装置。 - 【請求項2】 音響信号の振幅を増減する振幅増減手段
と、この振幅増減手段の出力の振幅値を検出する振幅検
出部と、この振幅検出部の出力に基づき、前記振幅増減
手段の出力の振幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の
規定値以下の場合は、前記振幅増減手段出力の振幅値を
変換するレベル変換手段と、このレベル変換手段出力の
振幅値が、前記第一の規定値より大きく、かつ前記第二
の規定値より小さい第三の規定値以上の場合は、前記レ
ベル変換手段出力の振幅値を前記第三の規定値として出
力するデ−タ出力部と、前記振幅増減手段の増減値に対
応して前記第一の規定値を可変する変換特性制御部とを
備えたデジタル信号処理装置。 - 【請求項3】 音響信号の振幅値を検出する振幅検出部
と、この振幅検出部の出力に基づき、前記音響信号の振
幅値が第一の規定値以上で、かつ第二の規定値以下の場
合は、前記音響信号の振幅値を変換するレベル変換手段
と、このレベル変換手段の出力の振幅値が、前記第一の
規定値より大きく、かつ前記第二の規定値より小さい第
三の規定値以上の場合は、前記レベル変換手段出力の振
幅値を前記第三の規定値として出力するデ−タ出力部
と、前記デ−タ出力部出力のレベルを調整する音量ボリ
ウムと、この音量ボリウムの減衰量に対応して前記第一
の規定値、前記第二の規定値、および前記第三の規定値
を可変する変換特性制御部とを備えたデジタル信号処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP108692A JPH05183364A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | デジタル信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP108692A JPH05183364A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | デジタル信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05183364A true JPH05183364A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11491694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP108692A Pending JPH05183364A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | デジタル信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05183364A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8392199B2 (en) | 2008-07-30 | 2013-03-05 | Fujitsu Limited | Clipping detection device and method |
-
1992
- 1992-01-08 JP JP108692A patent/JPH05183364A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8392199B2 (en) | 2008-07-30 | 2013-03-05 | Fujitsu Limited | Clipping detection device and method |
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