JPH0518254Y2 - - Google Patents

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JPH0518254Y2
JPH0518254Y2 JP18409987U JP18409987U JPH0518254Y2 JP H0518254 Y2 JPH0518254 Y2 JP H0518254Y2 JP 18409987 U JP18409987 U JP 18409987U JP 18409987 U JP18409987 U JP 18409987U JP H0518254 Y2 JPH0518254 Y2 JP H0518254Y2
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sterilizing liquid
sterilizing
liquid tank
tank
packaging material
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は帯状包装材料を連続的に殺菌するため
の装置に関する。
<従来の技術> 帯状包装材料を連続的に滅菌するための装置と
して、殺菌液を収容した容器中に帯状包装材料を
ローラを介して連続的に一定時間浸漬させる方
式、あるいは殺菌液を収容した容器中にコーテン
グロールの一部を浸漬し、このコーテングロール
の回転により帯状包材の一方の面に殺菌液を塗布
し、ついでドライロールで加熱殺菌と殺菌液の乾
燥をおこなう方式が知られている。
しかし、これらの従来の殺菌装置においては、
包材表面と殺菌液との接触が不充分となるおそれ
があり、そのため殺菌液中に界面活性剤を添加す
る必要があり、あるいは帯状包材の搬送速度を遅
くして接触時間を長くするなどの対策を要し、殺
菌効率、殺菌効果などの点で問題がある。
そのため、殺菌液と包材表面との接触を改善す
る方法として一対のプレートを垂直方向に平行に
配し、このプレート間にその上縁から殺菌液を供
給ノズルにより供給し、同時にこのプレート間に
滅菌すべき帯状包材を通過させる殺菌装置も提案
されている。
しかし、この殺菌装置においては一対のプレー
トが互いに平行に配設されていて、上部開口断面
と底部開口断面が同一面積となつているため、こ
の間に流し込む殺菌液がプレート間に滞留するこ
となく下方に落下することになり、そのため包材
表面と殺菌液との接触が不充分となり、包材表面
の殺菌が不完全となるおそれがあり、これを回避
するには供給水量を多くすることも考えられる
が、その場合はポンプ機構が大げさになるととも
に、その調整も困難をともなうなどの問題があ
る。
また、包装材料を殺菌液槽の両側プレートから
等しく離間させるため、これらのプレートに殺菌
液の流れ方向に沿う複数の突条が形成されている
殺菌液槽からなる殺菌装置が提案されている。
しかし、この殺菌装置においては殺菌液槽内の
殺菌液の流れが垂直方向に平行なため、気泡等が
包装材料のある一部に密着したまま流れ落ち、殺
菌が不充分になる恐れがある。
<考案が解決しようとする問題点> このような問題を回避する手段として第3図に
示す如く、殺菌槽1a,1bを構成する一対のプ
レート1a′,1b′をそれぞれその下端部が上端部
に較べて狭くし、これによつてノズル2から供給
される殺菌液が殺菌液槽1a,1bに滞留するよ
うにする提案もある。なお、3,4,5は帯状包
材を移送するためのローラである。しかし、この
殺菌装置においては殺菌液槽内の殺菌液の流れが
垂直方向に平行なため、気泡等が包装材料のある
一部分に密着したまま流れ落ち、殺菌が不充分に
なる恐れがあつた。
したがつて、本考案は上面および底面が開口
し、殺菌液を自然落下させるようにした殺菌液槽
を用いた包装材料の殺菌装置において、殺菌液を
殺菌液槽内に常時一定量滞留させ、かつ殺菌液の
流れが垂直方向に平行でないような殺菌液槽を持
つ包装材料の殺菌装置を提供することを目的とす
る。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上部および底部が開口し、この上部
開口部から底部開口部に向う殺菌液流路を形成し
た水平断面が扁平な略四角形状の殺菌液槽であつ
て、該殺菌液流路が内側に向けて突出した突起部
を有するプレートの一対を互いに対称的に対向さ
せたものと、該殺菌液槽の下方に設けられ殺菌液
槽から落下する殺菌液を貯溜する殺菌液タンク
と、該殺菌液タンクに一端が連通し、他端が上記
殺菌液槽の上方に位置する殺菌液供給用ノズルと
連通するパイプ機構と、帯状包材を上記殺菌液槽
の上部と底部との間に亘つて通過させるための駆
動機構とを具備してなることを特徴とする包装材
料の殺菌装置である。
<作用> 本考案の包装材料の殺菌装置によれば、殺菌液
がパイプ機構を介して殺菌液タンクから殺菌液槽
の上方へ送られるが、殺菌液槽の下端部が上端部
に較べて狭くなつているので殺菌液が滞留し、か
つプレートにつけられた突起部によつて殺菌液の
流れが垂直方向に平行でなくなり、気泡等が包装
材料のある一部に密着したまま流れ落ちる恐れが
なく、殺菌が充分に行われる。
<実施例> 第1図は本考案の一実施例に係わる包装材料の
殺菌装置を模式的に示すものであつて、上面が開
放された殺菌室11と、この殺菌室11の底部に
連設された殺菌液タンク12と、上記殺菌室11
内に設けられた一対の殺菌液槽13a,13b
と、これら殺菌液槽13a,13bの少なくとも
一方に設けられた殺菌液面検出用のレベル計14
と、上記殺菌液タンク12に一端が連通し、他端
が上記殺菌液槽13a,13bの各々の上方に位
置するノズル15と連通するようにして設けられ
たパイプ機構16と、このパイプ機構16の一部
に介在して設けられたポンプ機構17と、帯状包
材を殺菌液槽13a内に上方から導入するための
ローラ18と、このローラ18を介して殺菌液槽
13a内に導入された帯状包材19を殺菌液槽1
3aの底部から引き出すとともに、この帯状包材
19を引き続き他方の殺菌液槽13b内にその底
部から導入させるようにして殺菌液槽13a,1
3bの底部下方に設けられたローラ20と、殺菌
液槽13bを通過した帯状包材19を殺菌液槽1
3bの真上から引き出し、これを次の包装体形成
工程へ送り出すためのローラ21と、上記殺菌液
タンク12とパイプ22a,22bを介して連設
された殺菌液回収タンク23と、パイプ24aを
介して回収タンク23に連通するとともにパイプ
24bを介して殺菌液タンク12とも連通するよ
うにして設けられた殺菌供給タンク25と、上記
殺菌液タンク12内の殺菌液の液面を検出するた
め、この殺菌液タンク12に連設されたレベル計
26とを有してなるものである。
なお、上記殺菌液槽13a,13bは第2図に
示す如くそれぞれ滅菌すべき帯状包材の巾、厚み
に対応して、その通過を許容し得る直線状長孔1
3a′,13b′がその底面に設けられている。この
殺菌液槽13a,13bを構成するプレートは第
2図aのように内側に向けて円柱状の突起物50
aが設けられている。この突起物を有するプレー
トからなる殺菌液槽を用いると、プレートと包装
材料を等しく離間させる役目をはたすと共に、殺
菌液の流れを第2図a矢印のように単に垂下する
だけでなく流れを変えながら垂下するようにな
る。また、この突起物50bの形状は第2図bの
よう角状にしてもよい。そして、前記突起物の高
さまたは/および形状は同じものでなく、1つの
プレートの中に異なるものを混在させてもよい。
好ましくは、各突起物と包材との間隔を等しくす
ると殺菌効果がさらに向上する。
上記殺菌液タンク12には貯蔵した殺菌液が一
定以上になつたとき余分の殺菌液をパイプ22a
を介して殺菌液回収タンク23内に流出させるオ
ーバーフローパイプ27と、殺菌液を所定温度に
加熱するヒーター28と、殺菌液の液温を検出す
る温度センサー29が設けられている。パイプ機
構16には図示の如く、リターン調整パルプ30
aを設けたバイパス30を設け、さらに、各ノズ
ル15に通ずるパイプ16a,16b,16cに
それぞれノズル調整バルブ31a,31b,31
cを設けるようにしてもよい。
回収タンク23と殺菌液タンク12との間に配
設されたパイプ22bには排出バルブ32が設け
られ、回収タンク23と殺菌液供給タンク25と
の間のパイプ24aに第1の殺菌供給バルブ3
3、殺菌液タンク12と殺菌液供給タンクとの間
のパイプ24bにも第2の殺菌液供給バルブ34
がそれぞれ設けられている。殺菌液供給タンク2
5にはバルブ36aを備えたパイプ36を介して
圧縮エアーが供給されるようになつており、さら
にその底部にはバルブ37aを備えた排出用パイ
プ37が連設されている。
次に上記殺菌装置を用いて紙製の帯状包材を35
%H2O2により滅菌処理する場合の操作について
説明する。
まず、35%H2O2液を殺菌液回収タンク23に
供給する。この回収タンク23は殺菌液供給タン
ク25の上方に配設されているから第1の殺菌液
供給バルブ33を開くことによりH2O2液は殺菌
液供給タンク25に流れ落ちる。
H2O2液をこの供給タンク25へ移し終えたと
ころでバルブ33を閉じ次にバルブ36aを開い
て圧縮エアーを上記供給タンク25に導入するこ
とで運転準備が終了する。
次に運転開始操作により第2の殺菌液供給バル
ブ34が自動的に開かれ、H2O2液が殺菌液タン
ク12に供給される。この殺菌液タンク12には
レベル計が付設されていて、殺菌液が所定のレベ
ルに達したとき、これをレベル計が感知してバル
ブ34が自動的に閉じ、H2O2液の供給が止るよ
うになつている。ついで、ポンプ17系路のエア
ー抜きののち、ポンプ17が始動する。このポン
プ17の回転により殺菌液タンク12内の液面が
降下し、所定の下限レベル以下となつたとき、再
びバルブ34が自動的に開き、H2O2液の供給が
再び開始される。なお、ポンプ17の始動と同時
にヒーター28への通電がなされH2O2液を所定
温度に加熱する。
殺菌液槽13a,13bにはポンプ17から送
られたH2O2液がノズル15を介して注入される
がその供給速度を殺菌液槽13a,13bの底部
から流出量より大きくすることにより殺菌液槽1
3a,13b内にH2O2液が溜ることになる。
ローラ18,20,21を介して殺菌液槽13
a,13b内に導入される帯状包材19はしたが
つて、この殺菌液槽13a,13b内を降下する
充分な量の殺菌液との充分な接触がなされ、殺菌
不充分な状態で次工程へ搬送されるようなことは
ない。
殺菌液槽13a,13bの下部から流出した
H2O2液は殺菌タンク12内に自動的に集められ、
殺菌液タンク12内の液面が急上昇したときはオ
ーバーフローパイプ27から余分なH2O2液が回
収タンク23へ流れるようになつている。
次に上記滅菌操作を停止する場合、停止ボタン
を押し、ヒータ28への通電を止めると、同時に
排出バルブが開き、殺菌液タンク12内のH2O2
液が回収タンク23へ戻される。
なお、回収タンク23内H2O2液の濃度チエツ
クがおこなわれ、次の操作のための準備がなされ
る。
<考案の効果> 以上詳述したように、本考案の包装材料の殺菌
装置によれば、上部および底部が開口し、この上
部開口部から底部開口部に向う殺菌液流路を形成
した殺菌液槽の両側のプレートに複数の突起を設
けることにより、プレートと包装材料を等しく離
間させ、かつ殺菌液の流れが垂直方向に平行でな
くなり、包装材料のある一部に気泡等が密着した
まま流れ落ちる恐れがない。したがつて、殺菌液
槽内を通過する包装材料と殺菌液との接触を充分
かつ確実なものとすることができ、包材の滅菌効
率の向上を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる包装材料の殺菌装置の
回路構成を模式的に示す図、第2図a,bは第1
図に示す殺菌装置の殺菌液槽を形成するプレート
の正面図、第3図は殺菌液槽の1例を示す断面図
である。 図中、1a,1b……殺菌液槽、2……ノズ
ル、3,4,5……ローラ、11……殺菌室、1
2……殺菌液タンク、13a,13b……殺菌液
槽、13a′,13b′……長孔、14……レベル
計、15……ノズル、16……パイプ機構、17
……ポンプ機構、18……ローラ、19……帯状
包装材、20……ローラ、21……ローラ、22
a,22b……パイプ、23……殺菌液回収タン
ク、24a,24b……パイプ、25……殺菌液
供給タンク、26……レベル計、27……オーバ
ーフローパイプ、28……ヒータ、29……温度
センサ、30……バイパス、32……排出バル
ブ、33……第1の殺菌液供給バルブ、34……
第2の殺菌液供給バルブ、36……パイプ、37
……排出用パイプ、50a,b……突起物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部および底部が開口し、この上部開口部か
    ら底部開口部に向う殺菌液流路を形成した水平
    断面が扁平な略四角形状の殺菌液槽であつて、
    該殺菌液流路が内側に向けて突出した突起部を
    有するプレートの一対を互いに対称的に対向さ
    せたものと、該殺菌液槽の下方に設けられ殺菌
    液槽から落下する殺菌液を貯溜する殺菌液タン
    クと、該殺菌液タンクに一端が連通し、他端が
    上記殺菌液槽の上方に位置する殺菌液供給用ノ
    ズルと連通するパイプ機構と、帯状包材を上記
    殺菌液槽の上部と底部との間に亘つて通過させ
    るための駆動機構とを具備してなることを特徴
    とする包装材料の殺菌装置。 (2) 上記殺菌液槽が、殺菌液の流れが垂直方向に
    平行にならないような突起部を有するプレート
    よりなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    殺菌装置。
JP18409987U 1987-12-01 1987-12-01 Expired - Lifetime JPH0518254Y2 (ja)

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