JPH0518165A - アルミサツシ枠等の自動組立装置 - Google Patents

アルミサツシ枠等の自動組立装置

Info

Publication number
JPH0518165A
JPH0518165A JP17418291A JP17418291A JPH0518165A JP H0518165 A JPH0518165 A JP H0518165A JP 17418291 A JP17418291 A JP 17418291A JP 17418291 A JP17418291 A JP 17418291A JP H0518165 A JPH0518165 A JP H0518165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caulking
frame
work
moving
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17418291A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Yamazaki
正夫 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
B B S ENG KK
Original Assignee
B B S ENG KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by B B S ENG KK filed Critical B B S ENG KK
Priority to JP17418291A priority Critical patent/JPH0518165A/ja
Publication of JPH0518165A publication Critical patent/JPH0518165A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 四角い枠形のワークを、一挙動で、高精度に
組み立てる。 【構成】 相対移動可能な一対の移動ベース11、11
上に、2台ずつ、計4台の加工ユニット20、20…を
搭載し、移動ベース11上の2台は、一方が他方に対し
て相対移動可能にする。各加工ユニット20には、かし
め機構23を搭載する。四角い枠形のワークの角部は、
移動ベース11、11、加工ユニット20、20を移動
することによって直角に密着させ、かしめ機構23、2
3…により、同時にかしめて連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各一対の竪枠材と横
枠材とを四角い枠形に連結し、アルミサッシ枠等を自動
組立するためのアルミサッシ枠等の自動組立装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アルミサッシ枠は、一般に、両端を45
度に裁断した各一対の竪枠材と横枠材とを四角い枠形に
組み立てた上、建造物に取り付ける。
【0003】竪枠材W1 と横枠材W2 とは、インサート
と呼ばれる特殊なブロック状の連結部材(以下、単にイ
ンサートという)W3 を介し、かしめ加工によって連結
するのが普通である(図16)。すなわち、竪枠材W1
、横枠材W2 の一方の端部にインサートW3 の一辺を
挿入し、外部に露出するインサートW3 の他の一辺に他
方の端部を嵌合させ、両者の端面を密着させた上、外側
から力を加え(同図の矢印K、K方向)、かしめること
によって竪枠材W1 と横枠材W2 との連結を完了する。
なお、このときのかしめ位置は、インサートW3 に設け
た係止用の突部W3a、W3aの直近内側とする。
【0004】かかる連結作業を実行するために、従来、
手動式のかしめ加工機械が知られている。このものは、
簡単な架台上に、油圧式のかしめ機構を搭載したもので
あり、作業者は、連結すべき竪枠材と横枠材との端部を
かしめ機構に装填し、足踏み式の油圧スイッチを操作す
ることにより、かしめによる連結を完了することができ
る。1箇所の連結が完了すると、作業者は、ワークを9
0度水平に回転し、次の竪枠材または横枠材を連結し、
以下、順次に同様の作業を繰り返すことにより、四角い
枠形のワークの組立を完了することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、作業者は、四角い枠形のワークを組み立てるた
めに、各角部を順に連結して行かなければならないため
に、作業能率が極めて悪い上、仕上り精度も不十分であ
るという問題が避けられなかった。すなわち、各角部
は、45度に裁断された竪枠材、横枠材の端面を密着さ
せることにより、正確に90度に組み立てなければなら
ないが、その連結精度は、かしめ時に、連結すべき2部
材に加える力の方向と大きさとによって左右される。し
かし、このときの力は、作業者により、手動で加えなけ
ればならないため、方向や大きさが適正でないことも多
く、したがって、十分な高精度を実現することは極めて
困難であり、しかも、そのように不十分な精度による組
立が行なわれると、完成したワーク全体がねじれたりし
て、全く使用に耐えなくなってしまう場合も少なくない
からである。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、ワークの各角部に対応して4台の加工
ユニットを配設することによって、一挙動ですべての連
結を完了することができ、高能率で高精度の組立作業を
実現することができるアルミサッシ枠等の自動組立装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、四角い枠形のワークの各角部に
対応して配設する4台の加工ユニットと、加工ユニット
にそれぞれ搭載し、インサートを介してワークの角部を
外側から同時にかしめて連結するかしめ機構とを備えて
なり、加工ユニットは、それぞれ、隣接する他の加工ユ
ニットとの間隔が調節自在であることをその要旨とす
る。
【0008】なお、加工ユニットは、相対移動可能な一
対の移動ベース上に2台ずつを搭載し、移動ベース上の
加工ユニットは、一方が他方に対して相対移動可能にす
ることができる。
【0009】また、かしめ機構は、上下方向に位置調節
可能としてもよい。
【0010】
【作用】かかる構成によるときは、それぞれかしめ機構
を搭載する4台の加工ユニットは、ワークの各角部に対
応して配設されているから、これらのかしめ機構を同時
に作動させることにより、ワークのすべての角部に対
し、一挙動で連結を完了することができる。また、加工
ユニットは、隣接する他の加工ユニットとの間隔を調節
することにより、任意のサイズのワークに適応すること
ができるばかりでなく、かしめ時に、連結する竪枠材、
横枠材に対し、その長手方向に沿って所定の力を加える
ことができるから、高度の連結精度を容易に実現するこ
とが可能である。
【0011】一対の移動ベース上に2台ずつの加工ユニ
ットを搭載し、その一方が他方に対して相対移動可能で
あれば、移動ベースを移動し、また、移動ベース上の一
方の加工ユニットを他方に対して接近させ、または離間
させることにより、隣接する加工ユニット間の間隔を任
意に調節することができる。
【0012】かしめ機構を上下方向に位置調節可能にす
るときは、連結すべき竪枠材、横枠材の高さに応じて、
かしめ位置を最適に設定することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0014】アルミサッシ枠等の自動組立装置は、一対
の移動ベース11、11上に2台ずつ分割して搭載する
4台の加工ユニット20、20…を主要部材としてなる
(図1)。
【0015】移動ベース11、11は、互いに平行に配
列され、それぞれベースフレームB上に横行自在に設置
されている(図1、図2)。すなわち、各ベースフレー
ムB上には、ガイドレールB1 、B1 …を設置し、移動
ベース11は、ガイドレールB1 、B1 …に対して摺動
自在なスライダB1a、B1a…を介し、ベースフレームB
上に搭載されている。また、ベースフレームB上には、
ガイドレールB1 、B1 …と平行に、軸受11a1 、1
1a1 を介して送りねじ軸11aを軸支し、送りねじ軸
11aの一端は、ベルトM1aを介し、ベースフレームB
上の横行モータM1 に連結されている。
【0016】送りねじ軸11aには、移動ベース11の
下面に突設するねじ部材11a2 がねじ結合されてい
る。すなわち、移動ベース11、11は、横行モータM
1 、M1 を正逆に駆動することにより、送りねじ軸11
a、11a、ねじ部材11a2、11a2 を介し、相対
移動可能になっている。
【0017】各移動ベース11上には、2台の加工ユニ
ット20、20が搭載されている。1台の加工ユニット
20は、補助ベース11b、固定脚11b1 、11b1
を介し、移動ベース11の一端部に固定して搭載されて
おり、他の1台の加工ユニット20は、移動ベース11
の上面に配設するガイドレール11c、11c、送りね
じ軸11dを介し、先きの加工ユニット20に対し、相
対移動可能になっている。
【0018】ガイドレール11c、11cは、移動ベー
ス11の長手方向に、移動ベース11の移動方向と直角
に配設され、送りねじ軸11dは、軸受11d1 、11
d1を介し、ガイドレール11c、11cと平行に配設
されている。また、送りねじ軸11dの一端は、カップ
リング11d2 を介し、駆動モータM2 に連結されてい
る。
【0019】移動可能な加工ユニット20は、ガイドレ
ール11c、11cに対して摺動可能なスライダ11c
1 、11c1 …を介し、ガイドレール11c、11c上
に設置されており、また、加工ユニット20の底面に突
設するねじ部材20aが、送りねじ軸11dにねじ結合
されている。そこで、駆動モータM2 を正逆に駆動すれ
ば、加工ユニット20は、他の加工ユニット20に対
し、接近し、離間するように相対移動することができ
る。
【0020】各加工ユニット20は、ユニットベース2
1の上面に補助フレーム22を立設し、補助フレーム2
2を介して、かしめ機構23を搭載してなる(図1、図
3)。なお、かしめ機構23、23…は、移動ベース1
1、11、加工ユニット20、20…の各移動方向に対
し、それぞれ45度に傾けて搭載されており(図1)、
したがって、かしめ機構23、23…は、全体として、
長方形の各角部において、互いに45度方向に内向きに
配設されているものとする(同図)。
【0021】補助フレーム22は、一対の浅い溝形の構
造部材22a、22aを相対向させてユニットベース2
1上に立設した上(図3、図4)、その頂部を天板22
bを介して連結し、門形に形成されている。天板22b
の中央部には、ベアリング22c1 を介し、ハンドル2
2c2 付きのねじ軸22cが上下方向に軸支されてい
る。
【0022】かしめ機構23は、補助フレーム22内に
上下動可能に内装する移動フレーム22dに組み込まれ
ている。
【0023】移動フレーム22dは、上下一対の異形の
板材22d1 、22d1 と、板材22d1 、22d1 を
連結する側板22d2 、22d2 とによって、横長の角
筒状に組み立てられ、後端部を補助フレーム22の後方
に突出し、前端部は、先細に形成して、補助フレーム2
2の前方に突出している。移動フレーム22dの後端
は、蓋板22d3 によって塞がれており、移動フレーム
22dの両側面には、連結板22d4 、22d4 が、側
板22d2 、22d2 とともにねじ止めされている。連
結板22d4 、22d4 の上端は、天板22d5 を介し
て連結され、天板22d5 の中央部には、ねじ軸22c
に螺合するねじ部材22c3 が固定されている。
【0024】各連結板22d4 は、スペーサ22d6 を
介し、補助フレーム22の構造部材22aの内側に摺動
自在に嵌合されている。そこで、ハンドル22c2 を左
右に回転すると、ねじ軸22c、ねじ部材22c3、連
結板22d4 、22d4 を介し、移動フレーム22d
は、補助フレーム22内を上下に移動することができ
る。なお、補助フレーム22の一方の側面には、ハンド
ル22e1 付きのロックねじ22eを設け、ハンドル2
2e1 を介してロックねじ22eを正逆に回転すること
により、移動フレーム22dをロックし、または、解放
することができる。
【0025】かしめ機構23は、補助フレーム22dの
前端部に上下方向に装着する固定ピン23aと、固定ピ
ン23aのまわりに水平方向に揺動する一対のかしめ部
材23b、23bと、かしめ部材23b、23bを駆動
する油圧シリンダ23cとを主要部材としてなる。かし
め部材23b、23bは、全体としてはさみ状に形成さ
れ、それぞれの後端部は、連結ピン23c1 、23c1
、リンク部材23c2、23c2 、連結ピン23c3 、
カップリング23c4 を介し、移動フレーム22dの後
端面に固定する油圧シリンダ23cのロッドに連結され
ている。なお、カップリング23c4 は、ブッシュ23
c5 を摺動自在に貫通し、ブッシュ23c5 は、支持板
23c6 を介し、移動フレーム22dの中央部に支持さ
れている。
【0026】そこで、油圧シリンダ23cを伸長する
と、カップリング23c4 、リンク部材23c2 、23
c2 を介し、かしめ部材23b、23bを閉じることが
でき、短縮すると、これを左右に開くことができる。
【0027】かしめ部材23b、23bの各先端部に
は、止めねじ23b2 、23b2 を介し、チップ23b
1 、23b1 が交換自在に取り付けられている(図
5)。なお、チップ23b1 、23b1 は、上下方向に
同一高さ位置にあるものとする(図3)。また、かしめ
機構23は、ハンドル22c2 を介し、移動フレーム2
2dを上下に移動することにより、上下方向に位置調節
することができる。
【0028】移動フレーム22dの先細の先端には、分
厚い異形のガイドベース24aを介し、板状のガイド2
4が組み付けられている(図5、図6)。ガイドベース
24aは、移動フレーム22dの上下面を形成する板材
22d1 、22d1 の先端部を上下に連結しており、そ
の前面下部には、直角の凹部24a1 が形成されてい
る。また、ガイド24は、キャップ状の取付部材24c
を介し、凹部24a1 の上方に固定されており、前方に
突出する先端部には、凹部24a1 と段違いになる直角
の凹部24dが形成されている。
【0029】ガイドベース24aの両側面には、ドッグ
24e、24eが固定されている。ドッグ24e、24
eは、かしめ部材23b、23bにねじ込む調節ねじ2
3b3 、23b3 の先端が当接することにより、かしめ
部材23b、23bが閉じる際のストッパを形成してい
るものとする(図5)。なお、調節ねじ23b3 、23
b3 は、ナット23b4 、23b4 によりロックされて
いる。
【0030】ガイド24の前方には、ガイドピンユニッ
ト25が配設されている(図4、図7)。ガイドピンユ
ニット25は、上面にガイドピンプレートGPa を着脱
自在に保持するための支持プレート25aと、支持プレ
ート25aを上下に駆動するシリンダ25bとを主要部
材としてなり、ガイドピンプレートGPa には、ガイド
ピンGPが上向きに突設されている。支持プレート25
aの下面には、シリンダ25bに平行なガイドロッド2
5a1 、25a1 が垂設されている。ガイドロッド25
a1 、25a1 は、ガイドスリーブ25c、25cを摺
動自在に貫通しており、ガイドスリーブ25c、25c
は、シリンダ25bとともに、補助ベース25d上に立
設されている。なお、補助ベース25dは、治具ベース
25e上に固定され、治具ベース25eは、ユニットベ
ース21の角部に固定されている(図4、図3)。
【0031】ガイドピンユニット25の両側には、ユニ
ットベース21の直交する2辺と平行するようにして、
一対の支持ガイド26、26が配設されている。支持ガ
イド26、26は、それぞれ、位置決めピン26a、2
6a、止めねじ26bを介して上下動ブロック26cの
上面に着脱自在に搭載されており(図8)、上下動ブロ
ック26cは、連結ロッド26d1 、カップリング26
d2 を介し、治具ベース25eの下面に固定するシリン
ダ26dに連結されている。なお、上下動ブロック26
cの下面には、治具ベース25eを摺動自在に貫通する
ガイドロッド26c1 、26c1 が垂設されている。
【0032】ガイド24の上方には、ブラケット27a
を介し、上クランプ27が配設されている(図3、図
9)。上クランプ27は、下面に平行突条27a、27
aを形成したブロック体であり、補助ブラケット27b
を介し、ブラケット27aの先端部に下向きに固定する
シリンダ27cのロッド27c1 に取り付けられてい
る。なお、補助ブラケット27bには、ブラケット27
aを摺動自在に貫通するガイドロッド27b1 が立設さ
れている。
【0033】各移動ベース11の前面には、払出しコン
ベヤ12が配設されている(図1、図10)。
【0034】払出しコンベヤ12は、両端のプーリ12
a、12aにコンベヤベルト12bを巻き掛けてなり、
コンベヤベルト12bは、ガイドプーリ12c、12
c、駆動プーリ12dを介し、コンベヤモータM3 によ
って駆動されている。なお、プーリ12a、12aは、
ブラケット12e、12eを介して支持される長尺のベ
ルトガイド12fの両端部に軸着されており、ブラケッ
ト12e、12eは、それぞれ、シリンダ12g、ガイ
ドロッド12hを介し、移動ベース11の前面に突設す
るコンベヤベース11e、11eの前面に上下動自在に
組み付けられている。そこで、払出しコンベヤ12は、
シリンダ12g、12gを伸縮することにより、全体と
して上下に移動することができる。ただし、ガイドロッ
ド12h、12hは、長いガイドスリーブ12m、12
mを摺動自在に貫通しているものとする。
【0035】各加工ユニット20には、プッシャ28が
付設されている(図11、図4)。
【0036】プッシャ28は、長いシリンダ28aの先
端に緩衝材28bを取り付けてなり、シリンダ28a
は、ユニットベース21に突設するブラケット28cを
介し、ユニットベース21の一辺と平行に、払出しコン
ベヤ12と直交する方向に固定されている。
【0037】いま、両端を45度にして所定長さに裁断
した竪枠材W1 、W1 、横枠材W2、W2 を連結し、四
角い枠形のワークWを組み立てるとすると(図12)、
その手順は、次ぎのとおりである。
【0038】まず、横行モータM1 、M1 を介して移動
ベース11、11を移動し、駆動モータM2 、M2 を介
して、各移動ベース11上の一方の加工ユニット20を
移動して、加工ユニット20、20…の相互の間隔d1
、d1 、d2 を最適にセットする。ただし、図12に
おいて、払出しコンベヤ12、12によるワークWの搬
出方向は、同図の矢印A方向とする。なお、このとき、
払出しコンベヤ12、12は、停止して下降させてお
き、各加工ユニット20については、かしめ機構23は
開き、ガイドピンユニット25は上昇させ(図7)、支
持ガイド26、26は上昇させ(図8)、上クランプ2
7は、上方に退避させて(図3)、全体を待機状態にお
く。
【0039】次いで、作業者により、竪枠材W1 、W1
、横枠材W2 、W2 をセットする(図12)。このと
き、竪枠材W1 、W1 、横枠材W2 、W2 は、それぞれ
の両端部を隣接する加工ユニット20、20の支持ガイ
ド26、26によって支持するものとし、待機状態にお
ける加工ユニット20、20…の間隔d1 、d1 、d2
は、図12に示すように、間隔d1 、d1 は、竪枠材W
1 の長さに対して十分な余裕をとり、間隔d2 は、横枠
材W2 の長さに対し、極く僅かの余裕をとっておくもの
とする。なお、各支持ガイド26は、竪枠材W1 、横枠
材W2 の断面形状に適合する形状を選択して使用するも
のとする(図8)。
【0040】次ぎに、作業者は、各加工ユニット20に
ついて、ガイドピンユニット25上のガイドピンGP、
GPを利用して、竪枠材W1 、横枠材W2 の連結部に、
インサートW3 をセットする(図13、図7)。
【0041】このときのインサートW3 は、一辺を横枠
材W2 の端面に挿入し、他辺は、正しい高さ位置におい
て、正しく竪枠材W1 の端面に向かわせなければなら
ず、このように、インサートW3 を正しくセットするた
めに、ガイドピンGP、GPの個数、形状、配列等は、
ガイドピンプレートGPa を交換することにより、竪枠
材W1 、横枠材W2 の断面形状、インサートW3 の形状
等に合わせて、最適のものを選択して使用するものとす
る。なお、このときの竪枠材W1 、W1 、横枠材W2 、
W2 は、支持ガイド26、26…によって支持されてい
るから、支持ガイド26、26…の位置、高さは、ガイ
ドピンGP、GPによって位置決めされるインサートW
3 に対し、竪枠材W1 、W1 、横枠材W2 、W2 の各端
面が正確に対応するようになっている。
【0042】つづいて、駆動モータM2 、M2 を駆動
し、間隔d1 、d1 を同時に短縮すると、竪枠材W1 、
W1 の両端は、インサートW3 、W3 …の露出している
辺に嵌合させることができる。なお、このとき、インサ
ートW3 の一部が竪枠材W1 に挿入されたら(図13の
二点鎖線)、ガイドピンユニット25を下降させ、ガイ
ドピンGP、GPを下方に退避させるものとする。
【0043】間隔d1 、d1 が、竪枠材W1 、W1 の長
さに対し、横枠材W2 に対する間隔d2 とほぼ同等の極
少の余裕を示す程度に短縮されたら、駆動モータM2 、
M2に加えて、横行モータM1 、M1 を起動し、間隔d1
、d1 、d2 を同時に短縮させて、竪枠材W1 、W1
、横枠材W2 、W2 のすべての端面を同時に密着させ
る。なお、このとき、竪枠材W1 、W1 、横枠材W2 、
W2 の各連結部は、各加工ユニット20上において、ガ
イド24の直角の凹部24dにより、竪枠材W1、横枠
材W2 の高さ方向のほぼ中央位置において、正確に直角
にガイドされるものとする(図5)。ただし、この時点
では、同図に拘らず、かしめ機構23は、開いた状態に
ある。
【0044】このようにして、ワークWは、そのすべて
の角部が、同時に正しく直角に密着させられるから、ワ
ークWは、全体として、竪枠材W1 、W1 、横枠材W2
、W2 を各辺とする正確な長方形に形成することがで
きる。
【0045】つづいて、各加工ユニット20は、上クラ
ンプ27を下降させて竪枠材W1 、横枠材W2 を上下方
向にクランプし、かしめ機構23を閉じて、かしめによ
り竪枠材W1 、横枠材W2 の連結を完了する(図5、図
14)。
【0046】このとき、上クランプ27は、平行突条2
7a、27aが、竪枠材W1 と横枠材W2 との密着した
端面の両側を上方から押圧するものとし(図14の二点
鎖線)、また、すべてのかしめ機構23、23…は、同
時に作動させるものとする。なお、各かしめ機構23
は、それを閉じるとき、かしめ部材23b、23bの先
端が竪枠材W1 、横枠材W2 のかしめ位置にほぼ接する
位置において一旦停止し(同図の実線)、その位置にお
いて、すべてのかしめ機構23、23…の動作の待合せ
をした上、最終的に、同時に、所定のかしめ位置にまで
閉じることにより(同図の二点鎖線、図5)、ワークW
の各角部からの反力を相殺し、仕上り精度を格段に向上
することができる。
【0047】このようにして、ワークWの組立が完了し
たら、かしめ機構23、23…を十分に開き、間隔d1
、d1 、d2 を僅かに開く。また、上クランプ27、
27…を上方に退避し、払出しコンベヤ12、12を上
昇させるとともに、支持ガイド26、26…を下降させ
ると、ワークWは、支持ガイド26、26…によって支
持される組立位置(図15の実線)から、払出しコンベ
ヤ12、12上に移載することができる(同図の二点鎖
線)。
【0048】そこで、つづいて、プッシャ28、28…
を伸長しながら間隔d2 を十分に開くと(図11)、ワ
ークWは、プッシャ28、28…によって位置が規制さ
れ、移動ベース11、11のほぼ中間位置において、払
出しコンベヤ12、12によって両端部をバランスよく
支持された状態となるから、その後、プッシャ28、2
8…を短縮して払出しコンベヤ12、12を起動し、ワ
ークWを同図の矢印A方向に搬出すればよい。
【0049】以下、同様の手順を繰り返し、ワークWの
自動組立作業を実施することができる。
【0050】以上の説明において、移動ベース11、1
1は、それぞれ、横行モータM2 を介して独立に相対移
動することができるから(図1の実線と二点鎖線)、組
立後のワークWは、払出しコンベヤ12、12により、
そのサイズに拘らず、ベースフレームB、Bの中間位置
を中心にして、定位置に搬出することができ、後工程処
理に便利である。なお、かかる特徴を要しない場合は、
一方の移動ベース11を固定ベースに変更することがで
きる。1台の移動ベース11のみによっても、間隔d2
の調節が可能であるからである。
【0051】また、この発明は、アルミサッシ枠の他
に、鉄製のサッシ枠、額縁等の四角い枠形のワークに対
し、広く一般的に適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、枠形のワークの角部に対応して配設する4台の加工
ユニットのそれぞれにかしめ機構を搭載し、各加工ユニ
ットは、相互の間隔を調節自在とすることによって、ワ
ークのサイズに拘らず、所定の方向に所定の力を加え
て、竪枠材、横枠材の端面を正しく直角に密着させた
上、すべての角部を一挙動で同時に連結することができ
るので、極めて高い作業能率で、高精度の組立作業を実
現することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体平面説明図
【図2】 全体側面説明図
【図3】 加工ユニットの全体側面図
【図4】 図3のX−X線矢視断面相当図
【図5】 図4の要部拡大説明図
【図6】 加工ユニットの要部分解斜視図
【図7】 ガイドピンユニットの側面説明図
【図8】 支持ガイドの正面説明図
【図9】 上クランプの要部拡大斜視図
【図10】 払出しコンベヤの全体斜視図
【図11】 動作説明図(1)
【図12】 動作説明図(2)
【図13】 動作説明図(3)
【図14】 動作説明図(4)
【図15】 動作説明図(5)
【図16】 組立状態斜視説明図
【符号の説明】
W…ワーク W3 …インサート d1 、d2 …間隔 11…移動ベース 20…加工ユニット 23…かしめ機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角い枠形のワークの各角部に対応して
    配設する4台の加工ユニットと、該加工ユニットにそれ
    ぞれ搭載し、インサートを介してワークの角部を外側か
    ら同時にかしめて連結するかしめ機構とを備えてなり、
    前記加工ユニットは、それぞれ、隣接する他の加工ユニ
    ットとの間隔が調節自在であることを特徴とするアルミ
    サッシ枠等の自動組立装置。
  2. 【請求項2】 前記加工ユニットは、相対移動可能な一
    対の移動ベース上に2台ずつを搭載し、前記移動ベース
    上の加工ユニットは、一方が他方に対して相対移動可能
    であることを特徴とする請求項1記載のアルミサッシ枠
    等の自動組立装置。
  3. 【請求項3】 前記かしめ機構は、上下方向に位置調節
    可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のアルミサッシ枠等の自動組立装置。
JP17418291A 1991-07-15 1991-07-15 アルミサツシ枠等の自動組立装置 Pending JPH0518165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17418291A JPH0518165A (ja) 1991-07-15 1991-07-15 アルミサツシ枠等の自動組立装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17418291A JPH0518165A (ja) 1991-07-15 1991-07-15 アルミサツシ枠等の自動組立装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518165A true JPH0518165A (ja) 1993-01-26

Family

ID=15974153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17418291A Pending JPH0518165A (ja) 1991-07-15 1991-07-15 アルミサツシ枠等の自動組立装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518165A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007129215A2 (en) * 2006-05-10 2007-11-15 Emmegi S.P.A. Machine for assembling metal section bars of frames
CN103084491A (zh) * 2011-10-28 2013-05-08 济南雷德数控机械有限公司 铝型材气液增力组角机
KR101434223B1 (ko) * 2012-12-07 2014-08-28 주식회사 다산월드 알루미늄 문틀프레임 자동조립 방법
CN111673463A (zh) * 2020-05-22 2020-09-18 胡贤友 一种幕墙铝合金框对拼装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007129215A2 (en) * 2006-05-10 2007-11-15 Emmegi S.P.A. Machine for assembling metal section bars of frames
WO2007129215A3 (en) * 2006-05-10 2008-06-19 Emmegi Spa Machine for assembling metal section bars of frames
CN103084491A (zh) * 2011-10-28 2013-05-08 济南雷德数控机械有限公司 铝型材气液增力组角机
KR101434223B1 (ko) * 2012-12-07 2014-08-28 주식회사 다산월드 알루미늄 문틀프레임 자동조립 방법
CN111673463A (zh) * 2020-05-22 2020-09-18 胡贤友 一种幕墙铝合金框对拼装置
CN111673463B (zh) * 2020-05-22 2021-08-06 潍坊国一铝材有限公司 一种幕墙铝合金框对拼装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3647004A1 (en) Cutting machine to cut panels made of wood or the like
JP2023018623A (ja) 加工機器
JPH0518165A (ja) アルミサツシ枠等の自動組立装置
US6068036A (en) Large panel surface planer
JP2854176B2 (ja) ボックス組立補助装置
DE19601331C1 (de) Maschine zum Bohren, Nuten, Fräsen und Kantenbearbeiten von plattenförmigen Werkstücken aus Holz oder ähnlichen Werkstoffen
TWI718015B (zh) 加工設備
JPH0678072B2 (ja) 自動車車体の組立方法
CN219924980U (zh) 边模焊接设备
CN114524036B (zh) 一种车辆门槛安装装置及方法
JP3004705B2 (ja) 木製パネル用枠組の製造装置
CN219403099U (zh) 一种易拉宝装配专机用的高精导向定位装置
US12006081B2 (en) Adaptable tooling methods, system and apparatuses
CN112008190B (zh) 一种火车货箱解体的切割设备
JP3004706B2 (ja) 木製パネル用枠組の製造装置
JPH01156002A (ja) 階段側桁のダボ穴加工装置
GB2344320A (en) Vehicle body assembly
JP2023018621A (ja) 高さミリング装置及び高さミリング部材
TW202142337A (zh) 加工設備
JP2000141308A (ja) サイザー装置及びサイザー加工方法
JP2693088B2 (ja) R枠材の切断装置
JPH035374Y2 (ja)
TWM611447U (zh) 加工設備
GB2507481B (en) Vertical panel saw
TWM612089U (zh) 加工設備