JPH0518153Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0518153Y2 JPH0518153Y2 JP1987195135U JP19513587U JPH0518153Y2 JP H0518153 Y2 JPH0518153 Y2 JP H0518153Y2 JP 1987195135 U JP1987195135 U JP 1987195135U JP 19513587 U JP19513587 U JP 19513587U JP H0518153 Y2 JPH0518153 Y2 JP H0518153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous
- ink
- hard
- stamp
- stamp material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 31
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 8
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 7
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 7
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 6
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 5
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 2
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は多孔性金属または多孔性セラミツクよ
りなる硬質多孔性印材を用いた連続捺印可能な印
判に関するものである。
りなる硬質多孔性印材を用いた連続捺印可能な印
判に関するものである。
(従来の技術)
連続捺印可能な印判として連続気孔を有する多
孔性ゴム印材を用いたものは従来広く知られてい
るが、多孔性ゴム印材は捺印操作によつて印字面
が変形しやすく、印影に不鮮明なものを生ずるこ
とがあり、印影の鮮明さが硬質印材に比べて劣る
ことは否定できない。そこで、多孔性金属よりな
る硬質多孔性印材の開発もなされている。(例え
ば特公昭62−30253号公報) (考案が解決しようとする問題点) ところが、硬質多孔性印材は捺印操作により印
材自身が圧縮されることがないため、1回捺印す
ると印字面に鮮明な印影を得るに充分なインクが
補給されるまでに時間を要し、短時間のうちに連
続的に鮮明に捺印することは困難であるという問
題がある。
孔性ゴム印材を用いたものは従来広く知られてい
るが、多孔性ゴム印材は捺印操作によつて印字面
が変形しやすく、印影に不鮮明なものを生ずるこ
とがあり、印影の鮮明さが硬質印材に比べて劣る
ことは否定できない。そこで、多孔性金属よりな
る硬質多孔性印材の開発もなされている。(例え
ば特公昭62−30253号公報) (考案が解決しようとする問題点) ところが、硬質多孔性印材は捺印操作により印
材自身が圧縮されることがないため、1回捺印す
ると印字面に鮮明な印影を得るに充分なインクが
補給されるまでに時間を要し、短時間のうちに連
続的に鮮明に捺印することは困難であるという問
題がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は前記のような問題点を解決した印判に
関するもので、硬い樹脂スポンジよりなるインク
吸蔵体と多孔性金属または多孔性セラミツクスよ
りなる硬質多孔性印材との間に、捺印操作時の圧
縮によるポンプ作用により前記インク吸蔵体の吸
蔵インクを前記硬質多孔性印材に向け圧送する軟
質スポンジよりなる弾性体を介在させたことを特
徴とするものである。
関するもので、硬い樹脂スポンジよりなるインク
吸蔵体と多孔性金属または多孔性セラミツクスよ
りなる硬質多孔性印材との間に、捺印操作時の圧
縮によるポンプ作用により前記インク吸蔵体の吸
蔵インクを前記硬質多孔性印材に向け圧送する軟
質スポンジよりなる弾性体を介在させたことを特
徴とするものである。
(実施例)
次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。
明する。
第1図、第2図に示す第1の実施例において、
1は上端が閉塞された筒部2の下方に吸蔵体収納
部3を形成した筒状の印判ホルダーであつて、該
印判ホルダー1の吸蔵体収納部3にはポリビニル
ホルマールのような硬い樹脂スポンジよりなるイ
ンク吸蔵体4を嵌装収納させてあり、また、その
下面には捺印操作時の圧縮によるポンプ作用によ
り前記インク吸蔵体4の吸蔵インクを後記硬質多
孔性印材6に向け圧送する無数の連続気孔を有す
る軟質スポンジよりなる弾性体5を添わせ、さら
に、その下面には多孔性金属または多孔性セラミ
ツクスよりなる硬質多孔性印材6を添わせて前記
弾性体5をして前記硬い樹脂スポンジよりなるイ
ンク吸蔵体4と前記硬質多孔性印材6との間に介
在させたものとしている。そして、前記硬質多孔
性印材6はその印字面側の周縁に形成された凹段
部6aに下端の内鍔部7aを係止させた鞘体7を
もつて前記印判ホルダー1に装着している。な
お、図中、8は内面に前記硬質多孔性印材6の印
字面が接触するインク吸蔵板9を添着したキヤツ
プである。
1は上端が閉塞された筒部2の下方に吸蔵体収納
部3を形成した筒状の印判ホルダーであつて、該
印判ホルダー1の吸蔵体収納部3にはポリビニル
ホルマールのような硬い樹脂スポンジよりなるイ
ンク吸蔵体4を嵌装収納させてあり、また、その
下面には捺印操作時の圧縮によるポンプ作用によ
り前記インク吸蔵体4の吸蔵インクを後記硬質多
孔性印材6に向け圧送する無数の連続気孔を有す
る軟質スポンジよりなる弾性体5を添わせ、さら
に、その下面には多孔性金属または多孔性セラミ
ツクスよりなる硬質多孔性印材6を添わせて前記
弾性体5をして前記硬い樹脂スポンジよりなるイ
ンク吸蔵体4と前記硬質多孔性印材6との間に介
在させたものとしている。そして、前記硬質多孔
性印材6はその印字面側の周縁に形成された凹段
部6aに下端の内鍔部7aを係止させた鞘体7を
もつて前記印判ホルダー1に装着している。な
お、図中、8は内面に前記硬質多孔性印材6の印
字面が接触するインク吸蔵板9を添着したキヤツ
プである。
このように構成されたものは、硬い樹脂スポン
ジよりなるインク吸蔵体4に捺印用インクを吸蔵
させた状態としておき、使用時にはキヤツプ8を
外したうえ印判ホルダー1の筒部2を把握して捺
印操作を行えば、多孔性金属または多孔性セラミ
ツクスよりなる硬質多孔性印材6の印字面は前記
インク吸蔵体4から時間の経過によつて送られた
インクと使用前にキヤツプ8の内面に添着したイ
ンク吸蔵板9に付着されているインクとによつて
適当なインク付着状態となつているため、硬質多
孔性印材6の印字面が捺印時の圧送によつて変形
しないのと相俟ち鮮明な印影が得られるものであ
る。しかして、この捺印操作では硬質多孔性印材
6の印字面が第2図に示すように捺印面に圧接さ
れると、硬質多孔性印材6は鞘体7内を軟質スポ
ンジよりなる弾性体5の圧縮に伴う弾発力に抗し
て隙間S分だけ上昇し、捺印操作の終了後は弾性
体5の復元力で旧状に復帰するものであるが、こ
の捺印操作において、弾性体5はその復帰時に上
面に接しているインク吸蔵体4の吸蔵インクを一
部吸収し、次の捺印操作で硬質多孔性印材6が上
昇して弾性体5が圧縮されるとその吸収インクを
硬質多孔性印材6の印字面に向け送り出すもので
あり、すなわち、軟質スポンジよりなる弾性体5
は捺印操作時の圧縮によるポンプ作用によりイン
ク吸蔵体4の吸蔵インクを硬質多孔性印材6に向
け無理なく円滑に圧送するものである。
ジよりなるインク吸蔵体4に捺印用インクを吸蔵
させた状態としておき、使用時にはキヤツプ8を
外したうえ印判ホルダー1の筒部2を把握して捺
印操作を行えば、多孔性金属または多孔性セラミ
ツクスよりなる硬質多孔性印材6の印字面は前記
インク吸蔵体4から時間の経過によつて送られた
インクと使用前にキヤツプ8の内面に添着したイ
ンク吸蔵板9に付着されているインクとによつて
適当なインク付着状態となつているため、硬質多
孔性印材6の印字面が捺印時の圧送によつて変形
しないのと相俟ち鮮明な印影が得られるものであ
る。しかして、この捺印操作では硬質多孔性印材
6の印字面が第2図に示すように捺印面に圧接さ
れると、硬質多孔性印材6は鞘体7内を軟質スポ
ンジよりなる弾性体5の圧縮に伴う弾発力に抗し
て隙間S分だけ上昇し、捺印操作の終了後は弾性
体5の復元力で旧状に復帰するものであるが、こ
の捺印操作において、弾性体5はその復帰時に上
面に接しているインク吸蔵体4の吸蔵インクを一
部吸収し、次の捺印操作で硬質多孔性印材6が上
昇して弾性体5が圧縮されるとその吸収インクを
硬質多孔性印材6の印字面に向け送り出すもので
あり、すなわち、軟質スポンジよりなる弾性体5
は捺印操作時の圧縮によるポンプ作用によりイン
ク吸蔵体4の吸蔵インクを硬質多孔性印材6に向
け無理なく円滑に圧送するものである。
第3図、第4図に示す第2の実施例は前記第1
の実施例と構造上異なる点として、筒部2の上端
に開口11を設けて該開口11を通じインク吸蔵
体4の上面に下端面が達する押圧棒12を内部に
形成した把持筒13を嵌め、該押圧棒12の上方
部には上端を把持筒13の上底面に圧接するとと
もに下端を前記筒部2の上端に圧接するコイル状
のばね14を囲装したものであつて、このような
構成をとらせることによつて把持筒13を把持し
て捺印操作を行えば、第4図に示すようにばね1
4が圧縮されて把持筒13が下降し、押圧棒12
の下端がインク吸蔵体4を介して弾性体5を隙間
S分だけ圧縮し、この捺印操作時の圧縮によるポ
ンプ作用により前記インク吸蔵体4のインクは硬
質多孔性印材6に向け圧送されるものである。そ
して、捺印を終つてばね14の復元力で押圧棒1
2と把持筒13が旧位置まで上昇すると、インク
吸蔵体4と弾性体5も旧状に復帰するものであ
る。
の実施例と構造上異なる点として、筒部2の上端
に開口11を設けて該開口11を通じインク吸蔵
体4の上面に下端面が達する押圧棒12を内部に
形成した把持筒13を嵌め、該押圧棒12の上方
部には上端を把持筒13の上底面に圧接するとと
もに下端を前記筒部2の上端に圧接するコイル状
のばね14を囲装したものであつて、このような
構成をとらせることによつて把持筒13を把持し
て捺印操作を行えば、第4図に示すようにばね1
4が圧縮されて把持筒13が下降し、押圧棒12
の下端がインク吸蔵体4を介して弾性体5を隙間
S分だけ圧縮し、この捺印操作時の圧縮によるポ
ンプ作用により前記インク吸蔵体4のインクは硬
質多孔性印材6に向け圧送されるものである。そ
して、捺印を終つてばね14の復元力で押圧棒1
2と把持筒13が旧位置まで上昇すると、インク
吸蔵体4と弾性体5も旧状に復帰するものであ
る。
(考案の効果)
本考案は前記説明から明らかなように、捺印操
作によつて変形することのない多孔性金属または
多孔性セラミツクスよりなる硬質多孔性印材を用
いるとともに硬質多孔性印材へのインクの圧送を
硬い樹脂スポンジよりなるインク吸蔵体と硬質多
孔性印材との間に介在させた弾性体の圧縮による
ポンプ作用によつて無理なく円滑に行わせるた
め、常に鮮明な印影を得ることができるものであ
つて、従来の多孔性ゴム印材を用いた印判の問題
点を解決したものとして実用的価値極めて大なも
のである。
作によつて変形することのない多孔性金属または
多孔性セラミツクスよりなる硬質多孔性印材を用
いるとともに硬質多孔性印材へのインクの圧送を
硬い樹脂スポンジよりなるインク吸蔵体と硬質多
孔性印材との間に介在させた弾性体の圧縮による
ポンプ作用によつて無理なく円滑に行わせるた
め、常に鮮明な印影を得ることができるものであ
つて、従来の多孔性ゴム印材を用いた印判の問題
点を解決したものとして実用的価値極めて大なも
のである。
第1図は本考案の第1の実施例を示す一部切欠
正面図、第2図は第1図に示す実施例の使用状態
における一部切欠正面図、第3図は本考案の第2
の実施例を示す一部切欠正面図、第4図は第3図
に示す実施例の使用状態における一部切欠正面図
である。 4……硬い樹脂スポンジよりなるインク吸蔵
体、5……軟質スポンジよりなる弾性体、6……
多孔性金属または多孔性セラミツクスよりなる硬
質多孔性印材。
正面図、第2図は第1図に示す実施例の使用状態
における一部切欠正面図、第3図は本考案の第2
の実施例を示す一部切欠正面図、第4図は第3図
に示す実施例の使用状態における一部切欠正面図
である。 4……硬い樹脂スポンジよりなるインク吸蔵
体、5……軟質スポンジよりなる弾性体、6……
多孔性金属または多孔性セラミツクスよりなる硬
質多孔性印材。
Claims (1)
- 硬い樹脂スポンジよりなるインク吸蔵体4と多
孔性金属または多孔性セラミツクスよりなる硬質
多孔性印材6との間に、捺印操作時の圧縮による
ポンプ作用により前記インク吸蔵体4の吸蔵イン
クを前記硬質多孔性印材6に向け圧送する軟質ス
ポンジよりなる弾性体5を介在させたことを特徴
とする印判。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987195135U JPH0518153Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987195135U JPH0518153Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0197960U JPH0197960U (ja) | 1989-06-29 |
JPH0518153Y2 true JPH0518153Y2 (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=31485828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987195135U Expired - Lifetime JPH0518153Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518153Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH079659Y2 (ja) * | 1989-12-14 | 1995-03-08 | シヤチハタ工業株式会社 | 印 判 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5529275B2 (ja) * | 1975-01-29 | 1980-08-02 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5529275U (ja) * | 1978-08-16 | 1980-02-26 |
-
1987
- 1987-12-23 JP JP1987195135U patent/JPH0518153Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5529275B2 (ja) * | 1975-01-29 | 1980-08-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0197960U (ja) | 1989-06-29 |
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