JPH05180926A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JPH05180926A
JPH05180926A JP3347290A JP34729091A JPH05180926A JP H05180926 A JPH05180926 A JP H05180926A JP 3347290 A JP3347290 A JP 3347290A JP 34729091 A JP34729091 A JP 34729091A JP H05180926 A JPH05180926 A JP H05180926A
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JP
Japan
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antenna
frequency
band
signal
radar device
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JP3347290A
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Takahiko Fujisaka
貴彦 藤坂
Yoshimasa Ohashi
由昌 大橋
Tomomasa Kondo
倫正 近藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のアンテナ面から成るレーダ装置におい
て、他のアンテナ面からの干渉波を抑圧し、同時に複数
のアンテナ面を活用した送受信を可能とする。 【構成】 複数のアンテナ面からなる送受信アンテナ2
と、各アンテナ面毎に設けられた送受信手段1、3と、
各送受信手段に対し、送信信号の中心周波数f1、f
2 、…、fn 及びA/D変換器21のサンプリング周波
数fs を設定する周波数制御手段20と、高速フーリエ
変換手段12、加重手段22、複素乗算手段15、参照
信号発生手段14、高速逆フーリエ変換手段16及び振
幅検波器17とから成るパルス圧縮手段4とで構成され
るレーダ装置。 【効果】 周波数制御手段20により、各アンテナ面か
ら送信する信号の中心周波数fn 及びA/Dコンバータ
21のサンプリング周波数fs を選定することにより、
所望波と干渉波を周波数差で分離し、干渉波を抑圧でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のアンテナ面に
より構成されたレーダ装置に関し、たとえば、アンテナ
面間の干渉の影響を低減する干渉波抑圧方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば、Eli Brook
ner 編「ASPECTS OFMODERN RA
DAR」,Artech House,1988年に開
示された従来の4面アンテナを用いたレーダ装置(型式
番号AN/SPY−1A)の構成品を示す図であり、1
は送信機、2はアンテナ、3は受信機、4はパルス圧縮
手段、5は表示器を表す。説明を容易にするため、より
詳細な構成図を図14に示し、以下、図に従ってその動
作を説明する。各アンテナ面毎の動作は同一であるの
で、以下ではアンテナ面1面当たりの装置の動作につい
て説明する。
【0003】送信機1は、チャープ信号発生器6、パル
ス変調器7及びバンドパスフィルタ8で構成される。ま
ずチャープ信号発生器6により、所望の中心周波数及び
帯域幅のチャープ信号が生成され、パルス変調器7によ
りパルス変調され、バンドパスフィルタ8により所望の
帯域幅に帯域制限された後、送受切換器9を経てアンテ
ナ2より送信信号として目標に向け放射される。この送
信信号の一部が目標で反射され、再びアンテナ2で受信
され、受信信号となる。この受信信号は、送受切換器9
を経てバンドパスフィルタ8、位相検波器10、A/D
変換器11で構成された受信機に入力され、雑音並びに
不要波の低減のためバンドパスフィルタ8で所望の帯域
幅Bに帯域制限した後、位相検波器10によりベースバ
ンドの複素ビデオ信号に変換され、A/D変換器12に
よりディジタル信号に変換される。このとき、所要演算
量の観点からA/D変換器のサンプリング周波数fs
は、Bとほぼ等しく設定されるのが一般的である。
【0004】受信機3より出力されたディジタル信号
は、パルス圧縮手段4において、そのパルス幅が約1/
Bにまで圧縮され、振幅検出器17により圧縮後の複素
信号の電力に比例した信号に変換された後、表示器5上
に表示される。一般に、パルス圧縮手段4を高速フーリ
エ変換(FFT)手段12、レンジサイドローブ抑圧の
ための加重手段13、参照信号発生器14、複素乗算器
15、高速フーリエ変換(IFFT)手段16及び振幅
検波器(MDT)17とで構成することにより、パルス
圧縮における相関処理に必要なたたみ込み積分をFF
T、IFFT、複素乗算に置き換え、積和演算の回数を
2 のオーダからMlog2 Mのオーダへと低減する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダ装置は以
上のように構成されているので、例えば、4つのアンテ
ナ面に接続された送受信機を同時に使用しようとする
と、図15に示すように、各アンテナ面毎に使用する送
信信号の周波数を変えて、同一帯域に重ならないように
周波数を選定し、前記バンドパスフィルタ8により、各
アンテナ面毎に許可された帯域外の成分を完全に除去す
る必要があった。
【0006】しかしながら、通過帯域外の周波数成分を
完全に除去可能なバンドパスフィルタの実現は困難であ
り、このバンドパスフィルタに漏れがある場合、他のア
ンテナ面から放射された送信信号の反射波が干渉波とし
て受信機3に混入する。また、A/D変換器11のサン
プリングにより図16に示すように、サンプリング周期
Tで、実線で示すような周波数を持つ信号をサンプリン
グしても、破線で示すような周波数の信号として判定さ
れてしまう現象(以下、これを折り返しという)が生じ
る。すなわち、高周波信号を低周波信号と誤って認識す
るため、図15に示したアンテナ1用の周波数帯域Aに
は、周波数帯域B,C,Dの信号が折り返されてくる場
合がある。同様に、周波数帯域Bには周波数帯域C,D
の信号が折り返されてくる場合がある。このように、A
/D変換器11のサンプリングにより、折り返しが発生
するため、そのスペクトルは図17に示すように所望の
受信信号と同じ周波数帯に現れる。これに、サイドロー
ブ抑圧のための加重w(f)を乗算しても、図18に示
すようにその成分はほとんど残留するため、図のパルス
圧縮結果に示すように、パルス圧縮の前後で干渉波抑圧
効果は全く見られない。ここで、図19はパルス圧縮比
50(17dB)の場合の計算例を示している。
【0007】以上の結果より、例えば4面のアンテナを
利用したこの種のレーダ装置の場合、他のアンテナ面か
らの干渉波を低減するため、例えば図20に示すように
同時に送受信を行うアンテナ面を2面に制限し、かつそ
の組合せもアンテナ面101とアンテナ面103又はア
ンテナ面102とアンテナ面104という具合に制限す
る等の問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、他のアンテナ面からの干渉波の
残留成分をパルス圧縮処理で抑圧可能とし、同時に送受
信可能なアンテナ面数及びその組合せの自由度を増大し
たレーダ装置とこれに必要な演算量を低減することによ
って小型化可能なレーダ装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るレーダ
装置は、アンテナ面数と各アンテナ面より放射される送
信信号の帯域幅に基づいて、各送信信号の中心周波数f
n と受信機内のA/Dコンバータのサンプリング周波数
s を制御する周波数制御手段を備え、折り返しのない
ようにしたものである。
【0010】更に、第2の発明に係るレーダ装置は干渉
波成分に対してはパルス圧縮処理は無用であるから、こ
の干渉波成分を0にする加重を加える加重手段と、この
干渉波成分を削除し、データ量をアンテナ面数分の一に
まで削減可能とするデータ量削減手段を備え、干渉波を
パルス圧縮処理の途中で抑圧可能としたものである。
【0011】
【作用】第1の発明において、周波数制御手段は、アン
テナ面数と各アンテナ面より放射される送信信号の帯域
幅に応じて、各送信信号の中心周波数と、受信機内のA
/Dコンバータのサンプリング周波数を制御し、パルス
圧縮処理を行う際に、所望波と干渉波とが周波数領域で
互いに重ならないように分離する。
【0012】第2の発明においては、加重手段はパルス
圧縮処理を行う際、干渉波の存在する周波数領域での加
重を0とすることによって、干渉波を抑圧する。更に、
データ量削減手装置は、加重が0となった干渉波成分を
削除することによって、出力するデータの量を入力され
たデータ量のアンテナ面数分の一に削減する。これによ
って、干渉波の抑圧とパルス圧縮を同時に行う処理に必
要な演算量を大幅に削減でき、装置を小型化する作用が
ある。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において1は送信機、2は送受信アンテナ、
3は受信機、4はパルス圧縮手段、5は表示器、20は
送信機1及び受信機3に必要な中心周波数fn 及びA/
Dコンバータ21のサンプリング周波数fs を設定する
周波数制御手段である。図1において、周波数制御手段
20及び表示器5以外の構成品はアンテナ面一面相当分
を図示している。
【0014】周波数制御手段20は、アンテナ面数N及
び各アンテナ面から放射される送信信号の帯域幅Bに基
づき、各アンテナ面毎の送信信号の中心周波数fn (n
=1,2,…,N)及びA/Dコンバータ21のサンプ
リング周波数fs を式(1)及び式(2)に従って決定
する。
【0015】 fn =f0 +(n/N+m)fs …(1) n=1,2,…,N m=任意の整数 f0 =任意の定数(キャリア周波数)
【0016】 fs ≧NB …(2) N=アンテナ面数 B=各アンテナ面から放射される送信信号の帯域幅
【0017】周波数制御手段20より各アンテナ面の送
信機1及び受信機3に対し、そのアンテナ面の番号nに
従って、中心周波数fn (n=1,2,…,N)とサン
プリング周波数fs が設定される。
【0018】送信機1では周波数制御手段20より送ら
れる中心周波数fn に従って、チャープ信号発生器6及
びバンドパスフィルタ8の周波数特性を調整し、パルス
変調器7を用いて、与えられた中心周波数fn 、帯域幅
Bのチャープ変調されたパルス信号を発生する。発生し
た信号は送受切換器9を経て送受信アンテナ2より目標
へ向け放射される。
【0019】目標で反射された上記パルス信号は、送受
信アンテナ2で受信され、送受切換器9を経て受信機3
に入力され、バンドパスフィルタ8により帯域制限され
た後、位相検波器10で、検波され、チャープの中心周
波数fn が0となるように変換される。この後、A/D
コンバータ21によりディジタル信号に変換される。
【0020】このとき、各アンテナ面から放射される送
信信号の中心周波数fn は、式(1)に示すようにアン
テナ面毎にfs /Nの整数倍異なる。
【0021】一方、各受信機内のA/Dコンバータのサ
ンプリング周波数fs は、式(2)に示すようにNB以
上に選定されていることから、A/D変換後の受信信号
中の所望波と他のアンテナ面から放射された送信信号の
漏れ込み及び反射波等の干渉波は周波数領域で必ず分離
可能となる。例として図2に、アンテナ面数N=2の場
合について示し、図3に受信信号のパワースペクトルを
示す。
【0022】図2はアンテナ面数が2つある場合を示す
場合であり、式(1)において任意の整数mを0とし、
Nを2とした場合、アンテナ面1から送信される送信信
号f1 はf0 +Bという周波数帯域を持つことになる。
またアンテナ面2から放射される送信信号f2 はf0
2Bという帯域を持つ信号となる。またサンプリング周
波数fs は2Bに等しいものとしている。図に示すよう
にアンテナ面1用の周波数帯域とアンテナ面2用の周波
数帯域はそれぞれ帯域Bを持ち隣り合わせていることに
なる。サンプリング周波数fs はこの2つの帯域をカバ
ーしているため、アンテナ面2の周波数帯域からの信号
がアンテナ面1用の周波数帯域の信号に折り返しすると
いう現象が発生しない。
【0023】図3は受信信号のパワースペクトルを示す
図であり、アンテナ面1を中心にして考えた場合のパワ
ースペクトル図である。アンテナ面1用の周波数帯域は
0を中心として−B/2から+B/2までの領域を所望
波としておりそれ以外の領域を干渉波、すなわち不要波
としている。
【0024】次に図4について説明する。図2、図3の
場合は、アンテナ面数を2とし、式(1)の任意の整数
mを0とした場合を示したが、図4においてはこの任意
の整数mを0から2までに変化させた場合を示してい
る。m=0の場合は図2に示した状態と同じであり、m
=1の場合はアンテナ面1用の中心周波数f1 はf0
3Bとなり、アンテナ面2用の中心周波数f2 はf0
4Bとなる。同様にm=2の場合にはf1 =f0 +5
B、f2 =f0 +6Bとなる。これを図に表すと図4の
ようにmを一つづつ変化させることにより周波数帯域が
2Bづつ高周波部分にシフトしていくことが判る。
【0025】次に、図5を用いてアンテナ面が3の場合
を示す。アンテナ面が3つある場合にはそれぞれの中心
周波数はf1 =f0 +B、f2 =f0 +2B、f3 =f
0 +3Bとなり、図に示すようにアンテナ面1からアン
テナ面3まで帯域周波数幅Bの幅を持ちながら隣り合わ
せて並んでいる。また、サンプリング周波数fs は3B
となり、このサンプリング周波数を用いて前記アンテナ
面1からアンテナ面3までの3つの帯域をサンプリング
するため、アンテナ面2あるいはアンテナ面3からの折
り返しがアンテナ面1に発生することはない。同様に、
アンテナ面3からアンテナ面2の帯域に対して折り返し
が発生することがなくなる。
【0026】変換されたディジタル信号は、パルス圧縮
手段4に入力され、従来の装置と同様の原理に従って、
パルス圧縮処理が行われる。但し、この発明の装置では
サンプリング周波数fs が式(2)に示すように、所望
信号の帯域幅Bのアンテナ面数N倍に設定されているた
め、パルス圧縮手段4で処理する周波数帯域幅は、従来
の装置のN倍となっている。
【0027】パルス圧縮手段4では、FFT手段12に
より、ディジタル信号を周波数領域へ変換し、図6に示
すように、所望波の存在する±B/2の周波数帯域のみ
非0で、干渉波が存在する他の周波数成分に対して0の
加重w(f)をかける。例えば、図7に示すような干渉
波が存在する場合、この加重w(f)により、図8及び
図9に示すように干渉波を抑圧できる。
【0028】図6は、干渉波のみを含む受信信号をパル
ス圧縮処理した場合のシミュレーション結果を示す図
で、処理の前後で干渉波を約45dB抑圧できることを
示している。なお、加重w(f)22以降の処理につい
ては、従来の装置と同一であるため、説明を省略する。
【0029】以上のように、上記実施例では、複数のア
ンテナ面とその各々に接続された送信手段及び受信手段
とパルス圧縮手段とで構成されたレーダ装置において、
アンテナ面数Nと各アンテナ面より放射される送信信号
の帯域幅Bを入力とし、各アンテナ面から放射する送信
信号の中心周波数fn (n=1,2,…,N)と受信手
段中のA/Dコンバータのサンプリング周波数fs を所
定の式に従って選定する周波数制御手段と、パルス圧縮
手段を高速フーリエ変換手段と加重手段と、複素乗算手
段と、参照信号発生手段と、高速逆フーリエ変換手段と
振幅検波器とで構成し、加重手段において、所望波成分
の存在する帯域に対し、非0の加重を設定し、それ以外
の帯域での加重を0とすることによって、干渉波を抑圧
するレーダ装置を説明した。
【0030】実施例2.図10は、この発明の第2の実
施例を示す図であって、図中23は、データ量をアンテ
ナ面数分の1すなわち1/Nに削減するデータ量削減手
段を表す。以下、この実施例における装置の動作につい
て説明する。
【0031】実施例1で述べたように、この発明のレー
ダ装置では所望波と干渉波とを周波数領域で分離するた
め、A/Dコンバータのサンプリング周波数fs は、所
望信号の帯域幅Bのアンテナ面数N倍以上に設定され
る。このため、パルス圧縮手段4内での処理は、図3に
示したような0〜fs の周波数範囲のすべてのデータに
ついて行われる。
【0032】しかし、高速フーリエ変換手段12で、受
信信号を周波数領域に変換し、加重手段22により所望
信号の存在する−B/2〜+B/2の範囲外の加重を0
にするため、この範囲外のデータは、実用上、必要がな
くなる。このため、上記データ量削減手段23により、
加重手段22からの出力データの周波数範囲を0〜fs
から−B/2〜+B/2までに限定することにより、そ
のデータ量を第1の実施例に比較して、アンテナ面数N
分の1まで減少させることができる。これによって、複
素乗算、参照信号発生、高速逆フーリエ変換及び振幅検
波に要する演算量を大幅に削減できる。
【0033】以上のように、この実施例では、複数のア
ンテナ面とその各々に接続された送信手段及び受信手段
とパルス圧縮手段とで構成されたレーダ装置において、
上記実施例1と同様に式(1)及び式(2)を満足する
ようにアンテナ面数N、送信信号の中心周波数fn ,n
=1,2,…,N及び帯域幅B、A/Dコンバータのサ
ンプリング周波数fs を選定する周波数制御手段と、パ
ルス圧縮手段を高速フーリエ変換手段と加重手段とデー
タ量削減手段と複素乗算手段と参照信号発生手段と高速
逆フーリエ変換手段と振幅検波器とで構成し、加重手段
において所望波成分の存在する帯域に対し、非0の加重
を設定し、データ量削減手段において、上記帯域外の成
分を削除することによって、データ量削減手段より後の
複素乗算手段、参照信号発生手段、高速逆フーリエ変換
手段、振幅検波手段におけるデータ量をアンテナ面数分
の一に削減したことを特長とするレーダ装置を説明し
た。
【0034】実施例3.なお、上記実施例1、2では0
〜fs の周波数の範囲を図3に示したような範囲とした
が、図11に示すように、所望波の中心周波数f1 を中
心として、−fs /2〜+fs /2の範囲をサンプリン
グ周波数の範囲としてもかまわない。
【0035】実施例4.また、上記実施例1、2では、
各アンテナ面からの信号帯域は隣あっていたが、図12
に示すようにに、各帯域が分離している場合でもよい。
ただし、この場合はfs >NBである必要がある。
【0036】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、周
波数制御手段により、アンテナ面数及び各アンテナ面か
ら放射される送信信号の帯域幅に応じて、各アンテナ面
毎の送信信号の中心周波数とA/Dコンバータのサンプ
リング周波数を選定し、所望波と干渉波を周波数領域で
分離できるように構成したので、干渉による目標検出性
能を劣化させることなく、同時に送受信可能なアンテナ
面数を増大させる効果がある。
【0037】更に、第2の発明によれば、加重手段によ
り、干渉波の存在する周波数範囲の加重を0とすること
にり、干渉波を抑圧し、上記加重が0となった周波数成
分をデータ量削減手段において、削除するため、パルス
圧縮に必要な処理の大部分、すなわち、複素乗算、参照
信号発生、高速逆フーリエ変換及び振幅検波の各処理対
象となるデータ量を大幅に削減でき、装置を小型軽量化
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるレーダ装置の構成を
示す図である。
【図2】この発明の一実施例によるアンテナ面が2面の
動作を示す図である。
【図3】この発明の一実施例によるレーダ装置における
受信信号のパワースペクトルを示す図である。
【図4】この発明の一実施例によるレーダ装置における
他の帯域を示す図である。
【図5】この発明の一実施例によるレーダ装置における
アンテナ面が3面の動作を示す図である。
【図6】この発明の実施例における加重w(f)の一例
を示す図である。
【図7】この発明の実施例において、加重をかける前の
干渉波のパワースペクトルを示す図である。
【図8】この発明の実施例において、加重をかけた後の
干渉波のパワースペクトルを示す図である。
【図9】この発明の実施例における干渉波抑圧効果を計
算機シミュレーションにより求めた結果を示す図であ
る。
【図10】この発明の第2の実施例によるレーダ装置の
構成を示す図である。
【図11】この発明の一実施例によるレーダ装置におけ
る受信信号のパワースペクトルを示す図である。
【図12】この発明の一実施例によるレーダ装置におけ
るアンテナ面が2面の他の動作を示す図である。
【図13】4面のアンテナ面を用いた従来のレーダ装置
の構成品を示す図である。
【図14】従来のレーダ装置の内部構成を示す図であ
る。
【図15】従来のレーダ装置の動作を示す図である。
【図16】従来のレーダ装置のA/D変換器の折り返し
を説明する図である。
【図17】従来のレーダ装置において、加重をかける前
の干渉波のパワースペクトルを示す図である。
【図18】従来のレーダ装置において、加重をかけた後
の干渉波のパワースペクトルを示す図である。
【図19】従来のレーダ装置における干渉波抑圧効果を
計算機シミュレーションにより求めた結果を示す図であ
る。
【図20】4面アンテナを用いた従来のレーダ装置の動
作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 送信機 2 送受信アンテナ 3 受信機 4 パルス圧縮手段 12 高速フーリエ変換手段 14 参照信号発生器 15 複素乗算器 16 高速逆フーリエ変換手段 17 振幅検波器 20 周波数制御手段 22 加重手段 23 データ量削減手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有するレーダ装置 (a)複数のアンテナ面、 (b)上記アンテナ面に対応して設けられ、アンテナ面
    から所定の周波数帯域の送信信号を出力する送信手段、 (c)上記アンテナ面に対応して設けられ、アンテナ面
    への信号を受信し、その受信信号を所定のサンプリング
    周波数を用いてアナログ−デジタル変換する受信手段、 (d)上記送信手段によりアンテナ面毎に出力される各
    送信信号の帯域を他のアンテナ面から出力される送信信
    号の帯域と互いに重ならないように設定するとともに、
    上記受信手段のアナログ−デジタル変換のサンプリング
    周波数を上記各送信信号の帯域の和以上に設定する周波
    数制御手段。
  2. 【請求項2】 上記レーダ装置において、以下の手段を
    有することを特徴とする請求項1記載のレーダ装置 (a)周波数制御手段により設定された帯域に対して有
    意の加重を設定してその帯域内の受信信号に対して、加
    重を加える加重手段、 (b)上記加重手段により有意の加重を加えられた帯域
    以外の帯域の受信信号を削除するデータ量削減手段。
JP3347290A 1991-12-27 1991-12-27 レーダ装置 Pending JPH05180926A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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