JPH05180888A - 信号評価装置 - Google Patents

信号評価装置

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JPH05180888A
JPH05180888A JP35833791A JP35833791A JPH05180888A JP H05180888 A JPH05180888 A JP H05180888A JP 35833791 A JP35833791 A JP 35833791A JP 35833791 A JP35833791 A JP 35833791A JP H05180888 A JPH05180888 A JP H05180888A
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signal
data
target
evaluation
sampling
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JP35833791A
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Hitoshi Sekiya
仁志 関谷
Hisafumi Nakamura
尚史 中村
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Anritsu Corp
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単なディジタル的構成で信号を評価できる
信号評価装置を提供する。 【構成】 サンプリング信号発生部6、A/D変換部1
および遅延部2により、同一周期Tの基準信号および評
価対象信号からnを奇数とすれば、そのnT/4間隔で
サンプリングしたデータを取得し、そのデータを基に、
基準および評価対象信号処理部3,4で基準信号および
評価対象信号の各振幅または位相を求め、さらに比較部
5で信号相互間の振幅比または位相差を求め出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、評価対象である信号の
振幅または位相の変化を評価する信号評価装置に関する
ものである。
【0002】特に、本発明は、ネットワークアナライザ
のように、信号をその周波数を変えながら被測定回路に
入力させ、被測定回路から出力されてくる信号を評価す
ることにより被測定回路の特性を測定する測定装置に利
用される。例えば、本発明は、ネットワークアナライザ
のような測定装置において、アナログ構成の検波回路ま
たは位相検出器を用いることなくディジタル的に簡素な
構成で信号を処理し、評価を行う構成にしたものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、アナログ構成の検波回路または位
相検出器を用いることなくディジタル的な構成で信号を
処理するネットワークアナライザとして、本発明と同一
発明者が含まれる特開昭63−317779号公報に示
される技術があった。
【0004】この従来技術は、図4で示されるように、
2チャンネルで測定していた。図4で、送信部7からの
信号を分岐し、一方を被測定物(以下、DUTと称す
る)8へ入力させ、そのDUT8からの出力を評価対象
信号として周波数変換部9へ入力し、他方を評価用の基
準信号として直接に周波数変換部9へ入力する。周波数
変換部9は、入力された評価対象信号と基準信号をそれ
ぞれ周波数変換してIF信号xa(t)またはxb
(t)を出力する。それぞれのIF信号xa(t)また
はxb(t)は、信号評価部10のA/D変換部10a
または10bでサンプリング(標本化)され、8ビット
のディジタルデータA0 ,A1 ,A2 ,……,A1023
たはB0 ,B1 ,B2 ,……,B1023に変換される。F
FT演算部10cまたは10dは、それぞれディジタル
データA0 ,A1 ,A2 ,……,A1023またはB0 ,B
1 ,B2 ,……,B1023を基にFFT演算を行って、次
式に示すようなIF信号xa(t)またはxb(t)の
スペクトラム成分YakまたはYbkを求める。
【0005】
【数1】 さらに、FFT演算部10cまたは10dは、スペクト
ラム成分YakまたはYbkの実数部YaRkまたはY
bRkと虚数部YaIkまたはYbIkを算出して出力
する。そして、ディジタル演算部10eは、YaRk,
YbRk,YaIkおよびYbIkの値をもとに次式に
より振幅比および位相差を求めることによって、IF信
号xb(t)に対するIF信号xa(t)の位相の評価
を行っていた。このようにして結局は、周波数変換部9
に入力される評価対象信号と基準信号との振幅比または
位相差を求めていた。
【0006】
【数2】 なお、2つの信号の位相差のみをディジタル的に検出す
るものとしては特開昭61−240168号公報に示さ
れるような技術があった。この技術は、位相検出そのも
のは2つの信号をフリップフロップに入力せしめ、その
フリップフロップの出力を所定ゲート時間の間、カウン
タでカウントして位相差として出力するものである。な
お、この従来技術の狙いは、入力と位相検出部の間に設
けられる周波数変換部9による周波数変換を工夫するこ
とにより、位相測定精度の向上を図るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−31
7779号公報で示される従来技術は、サンプリングし
たサンプルデータを複雑なFFT演算を行って所望の評
価をすることから、多くのサンプルデータをFFT処理
するためのソフトを含めた回路規模が大であった。
【0008】また、特開昭61−240168号公報に
示される従来技術は、位相測定のみではこの構成でもよ
いが、ネットワークアナライザのように振幅と位相を同
時に測定または切り換えて交互に測定する装置において
は、振幅測定の回路と別個に備えなければならないので
不便であった。
【0009】本発明の目的は、正弦波信号x(t)の振
幅およびあらかじめ定められた時刻tjにおける偏角
は、その周期Tの1/4のサンプリング信号でサンプリ
ングした場合に、周期Tの奇数倍nの所定時間nT/4
間隔の時刻tiにサンプリングして得られるサンプルデ
ータを用いて測定できるという原理に着目して、上記問
題点を解決した簡易な構成の信号評価装置を提供するこ
とにある。
【0010】ここで、本発明で着目した原理について説
明する。
【0011】一般に正弦波信号は次の (1)式で表せる。 x(t)=Vcos(2π f t+θ) …… (1) =Vcosφ(t) V:振幅(大きさ) f:周波数 θ:位相 φ(t):偏角 x(t)で表される入力信号を時刻tiでサンプリング
して得られるサンプルデータ列をxiで表現すれば、
(2), (3)式が得られる。 Xi=x(ti) …… (2) =Vcos(2π f ti+θ) …… (3) ただし、サンプリングを行うA/D変換回路等は理想的
なものとする。
【0012】ここで、入力信号x(t)の周期をTで表
し、T=1/fとすれば、あらかじめ定められた時刻t
jより時間T/4毎にサンプリングして得られる1周期
内のサンプルデータX0 ,X1 ,X2 ,X3 は次の各式
で示される。ただし、ti=tj+iT/4(i=0,
1,2,3) X0 =Vcos(2π f tj+θ) …… (4) X1 =−Vsin(2π f tj+θ) …… (5) X2 =−Vcos(2π f tj+θ) …… (6) X3 =Vsin(2π f tj+θ) …… (7) 上記式 (4)〜 (7)から2つのサンプルデータの組み合わ
せ、つまりX0 とX1,X0 とX3 ,X1 とX2 または
2 とX3 のいずれかの組み合わせで振幅および偏角を
求めることができる。 振幅V={(X02 +(X121/2 …… (8) ={(X02 +(X321/2 …… (9) ={(X12 +(X221/2 ……(10) ={(X22 +(X321/2 ……(11) 偏角φ(t0 )=(2π f t0 +θ) =tan-1{(−X1 )/(X0 )}……(12) =tan-1{(X3 )/(X0 )} ……(13) =tan-1{(X1 )/(X2 )} ……(14) =tan-1{(−X3 )/(X2 )}……(15) 上記のことから、 (1)式で示される信号x(t)の振幅
および偏角は、その周期Tの1/4のサンプリング信号
でサンプリングした場合に、時刻tiでサンプリングし
て得られるサンプルデータをXiで表せば、そのサンプ
ルデータXiと周期Tの奇数倍nの所定時間nT/4だ
け遅延したサンプルデータXi−nとから求めることが
できる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、基準信号と評価対象信号とが共通する
周期Tの1/4の時間、つまりT/4毎に基準信号と評
価対象信号とをサンプリングして、サンプルデータを周
期Tの奇数倍nの所定時間nT/4だけ遅延せしめ、所
定時間nT/4だけ遅延前,後のサンプルデータにより
基準信号および評価対象信号のそれぞれの振幅または偏
角の値が得られる構成とした。
【0014】より詳細な構成は次の通りである。
【0015】サンプリング信号発生部は、基準信号と評
価対象信号とが共通する周期Tの1/4時間T/4毎に
サンプリングのタイミングti(i=0,1,2,…)
で示されるサンプリング信号をA/D変換部に出力す
る。A/D変換部は、前記基準信号および評価対象信号
を各々前記サンプリング信号のタイミングtiにしたが
って基準データXiおよび対象データYiに変換して遅
延部に出力する。
【0016】遅延部は、基準データXiおよび対象デー
タYiを順次受けて保持し、基準データXiおよび対象
データYiと前記周期Tの奇数倍nの所定時間nT/4
だけ遅延した基準遅延データXi−nおよび対象遅延デ
ータYi−nを並列に基準信号処理部および評価対象信
号処理部に出力する。基準信号処理部は、基準データX
iおよび基準遅延データXi−nを基に基準信号の振幅
値V1 または偏角値φ1 (tj)を出力する。
【0017】評価対象信号処理部は、対象データYiお
よび対象遅延データYi−nを基に評価対象信号の振幅
値V2 または偏角値φ2 (tj)を出力する。
【0018】比較部は、基準信号の振幅値V1 および評
価対象信号の振幅値V2 または基準信号の偏角値φ1
(tj)および評価対象信号の偏角値φ2 (tj)を受
けて前記評価対象信号と前記基準信号との振幅または偏
角を比較して、その結果を振幅比または位相差として出
力する。
【0019】なお、上記構成では、周期Tの1/4の時
間T/4毎にサンプリングして、遅延部の方で所定時間
nT/4だけ遅延したサンプルデータを選択して出力し
ていたが、サンプリング信号発生部を、kを所定の正の
整数としたとき、評価開始後に最初のサンプリングのタ
イミングt0 を示してから、時間kT−T/4またはk
T+T/4後に次のタイミングt1 で示されるサンプリ
ング信号を出力して評価に必要なデータのみを発生する
こととし、遅延部の方は選択することなくタイミングt
0 とt1 の隣合うサンプルデータを出力する構成にし
た。
【0020】
【作用】上記説明のように、本発明は、同一周期Tの基
準信号および評価対象信号を受けて、各信号からnを奇
数とすれば、そのnT/4間隔でサンプリングしたサン
プルデータを取得し、そのサンプルデータから基準信号
および評価対象信号の各信号の振幅と偏角を求め、さら
に信号相互間の振幅比または位相差を出力する。
【0021】
【実施例】
第1の実施例 図1に本発明に係る信号評価装置100の第1の実施例
の構成を示す。図1において、第1のA/D変換部1a
と第2のA/D変換部1bは同一、第1の遅延部2aと
第2の遅延部2bは同一、第1の位相処理部3aと第2
の位相処理部4aは同一、第1の振幅処理部3bと第2
の振幅処理部4bは同一である。したがって、A/D変
換部1,遅延部2および基準信号処理部3までの構成お
よび動作の説明は、主として基準信号ルートの方で説明
する。
【0022】正弦波である基準信号x(t)および評価
対象信号y(t)は次式で示される。 基準信号 x(t)=V1 cos(2π f t+θ1 ) =V1 cosφ1 (t) 評価対象信号y(t)=V2 cos(2π f t+θ2 ) =V2 cosφ2 (t) ここで、V1 :基準信号の振幅(大きさ),V2 :評価
対象信号の振幅 f:周波数 φ1 (t):基準信号の偏角,φ2 (t):評価対象信
号の偏角 なお、基準信号の周期=評価対象信号の周期T=1/f
である。
【0023】このような基準信号および評価対象信号
は、例えば後述する図2のようなネットワークアナライ
ザの構成におけるIF信号として生成される。
【0024】本発明の信号評価装置で最終的に得たいデ
ータは、例えば振幅比V2 /V1 または位相差θ2 −θ
1 である。
【0025】図1で、サンプリング信号発生器部6は、
測定のための開始指示信号を受けた後に時間T/4毎に
サンプリングのタイミングti(i=0,1,2,…)
で示されるサンプリング信号を、第1のA/D変換部1
aに送出してそのタイミングtiに対応してサンプリン
グせしめる。第1のA/D変換部1aは、サンプリング
によって得られた基準データXiを出力する。同様に、
第2のA/D変換部1bは、対象データYiを出力す
る。
【0026】遅延部2は、例えばメモリ等で構成され、
第1の遅延部2aでタイミングt0,t1 ,t2 ,t
3 ,t4 ,t5 ……に対応して入力されてくる基準デー
タX0,X1 ,X2 ,X3 ,X4 ,X5 ……を順次記憶
する。また、第1の遅延部2aは基準データXiが入力
されたときは、周期Tの奇数倍nの所定時間nT/4だ
け遅延された基準遅延データXi−nを出力する。
【0027】この実施例では、例えばn=1とすれば、
遅延部2は基準データXiと基準遅延データXi−1の
2つの隣り合ったサンプルデータを同時に出力する。同
様にして、対象データYiと対象遅延データYi−1の
2つの隣り合ったサンプルデータも同時に出力される。
【0028】なお、図1では、基準データXiを第1の
遅延部2aの入力と同時に出力するとともに、基準遅延
データXi−1を第1の遅延部2aの出力から取り出し
ているが、例えば、遅延部2をメモリで構成し、そのメ
モリに全てのタイミングのデータを取り込み、後に基準
データXiと基準遅延データXi−1を選択して同時に
出力してもよい。要は、必要なサンプルデータ、つまり
基準データXiと所定時間nT/4だけ遅延された基準
遅延データXi−1が同時に求められる構成であればよ
い。
【0029】基準信号処理部3では、基準データXiと
基準遅延データXi−1を受けて、第1の位相処理部3
aが上記式(12)から(15)のいずれかの演算を行い、基準
信号の偏角φ1 (tj)=(2π f tj+θ1 )を
算出する。第1の振幅処理部3bが上記式 (8)から(11)
の演算を行い、基準信号の振幅値V1 を算出する。
【0030】なお、信号が安定であれば、上記式(12)か
ら(15)の演算のうちいずれかを1回行えば足りる(どの
式を用いても演算結果が同じだからである)。上記式
(8)から(11)の演算も同様である。したがって、サンプ
リングのタイミングtiは最低限2ポイントあれば足り
る。評価対象信号処理部4も基準信号処理部3と同様の
構成および動作で、評価対象信号の偏角値φ2 (tj)
=(2π f tj+θ2 )および振幅値V2 を算出す
る。比較部5では、位相差算出手段5aが基準信号の偏
角値φ1 (tj)と評価対象信号の偏角値φ2 (tj)
との位相差の偏角値φ2 (tj)−φ1 (tj)、すな
わち、θ2 −θ1 を計算して出力する。振幅比算出手段
5bは、基準信号の振幅値V1 と評価対象信号の振幅値
2 との振幅比V2 /V1 を求めて出力する。
【0031】この第1の実施例に係る信号評価装置10
0をネットワークアナライザの信号評価に用いる場合
は、図4の構成の信号評価部10を図1の第1の実施例
の構成に置き換え、図2に示すような構成にできる。
【0032】図2において、サンプリング信号発生部6
は、基準信号(周波数変換部9のIF信号:周期T)に
同期し、その周波数を4逓倍した周波数の信号(周期T
/4)を生成して、それから必要な波形に整形してサン
プリング信号を発生させる構成にできる。なお、送信部
7において周波数シンセサイザ方式を採用して用いる場
合、周波数合成過程における信号を用いて必要な周期の
サンプリング信号を作る構成にしてもよい。
【0033】図2における周波数変換部9は、高周波の
信号を低周波のIF信号に変換して測定しようとするも
ので、もともとDUT8から出力される信号が低周波の
信号であれば、周波数変換部9は不要である。
【0034】一般には、ネットワークアナライザとし
て、DUT8の利得−周波数特性または位相差−周波数
特性が測定される。この場合、図2で送信部7の周波数
を可変しながら、その周波数に対して上記振幅比V2
1 または位相差θ2 −θ1 をプロットすればよい。 第2の実施例 第1の実施例は、図3に示すようにサンプリング信号発
生部6が、時間T/4の周期で、タイミングti(i=
0,1,2,…)で示されるサンプリング信号aを第1
のA/D変換部1aおよび第2のA/D変換部1bに送
出して、そのタイミングでサンプルデータを発生せし
め、遅延部2は、受けたサンプルデータの中から、例え
ば基準データのX0 ,X1 ,X2 ,X3 の中から必要な
2つのデータの組み合わせ、つまり(X0 ,X1 ),
(X1 ,X2 ),(X2 ,X3 )または(X0 ,X3
のいずれかを選択して求める構成にされていた。
【0035】第2の実施例では、当初から必要なサンプ
ルデータのみを発生する構成にした例である。そのため
に、サンプリング信号発生部6は、評価開始のための開
始指示信号を受けた後に最初のサンプリングのタイミン
グt0 を示してから、kを所定の正の整数としたとき、
時間kT−T/4後またはkT+T/4後に次のタイミ
ングt1 で示されるサンプリング信号を出力することと
し、遅延部2は選択することなくタイミングt0 とt1
の隣り合うサンプルデータを出力する構成にした。
【0036】つまり、図3において、例えばk=1とし
たときに、サンプリング信号bの場合にはt0 とt1
0 +T/4の2つのタイミングを用い、サンプリング
信号cの場合にはt0 とt1 =t0 +3T/4のタイミ
ングを用い、サンプリング信号dの場合にはt0 とt1
=t0 +5T/4のタイミングを用いた例である。実際
は、いずれか都合のよいタイミング信号を用いればよ
い、この場合、遅延部2は、タイミングt0 とt1 のサ
ンプルデータを同時に出力すればよい。
【0037】なお、上記第1および第2の実施例におけ
る基準信号処理部3,評価対象信号処理部4および比較
部5はCPUを用いソフト的に処理できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、同一周
期Tの基準信号および評価対象信号を受けて、各信号か
らnを奇数とすれば、そのnT/4間隔のサンプリング
したサンプルデータを取得し、それらのサンプルデータ
を基に基準信号と評価対象信号の振幅比または位相差を
求める構成としたことから、アナログの検波器を用いる
ことなく、かつ簡単な回路構成で効率よく信号を評価で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成をネットワークア
ナライザに用いた例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例のサンプリング信号を説
明するための波形図である。
【図4】本発明の従来技術の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 A/D変換部 1a 第1のA/D変換部 1b 第2のA/D変換部 2 遅延部 2a 第1の遅延部 2b 第2の遅延部 3 基準信号処理部 3a 第1の位相処理部 3b 第1の振幅処理部 4 評価対象信号処理部 4a 第2の位相処理部 4b 第2の振幅処理部 5 比較部 5a 位相差算出手段 5b 振幅比算出手段 6 サンプリング信号発生部 7 送信部 8 DUT 9 周波数変換部 9a ミキサ 9b ミキサ 9c B・P・F 9d B・P・F 9e ローカル信号発生器 10 信号評価部 10a A/D変換部 10b A/D変換部 10c FFT演算部 10d FFT演算部 10e ディジタル演算部 10f サンプリング信号発生部 100 信号評価装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期Tなる正弦波の基準信号と同一の周
    期を有する正弦波の評価対象信号を受けて、前記基準信
    号と評価対象信号との振幅比または位相差を評価結果と
    して出力する信号評価装置において、前記周期Tの1/
    4の時間T/4毎にサンプリングのタイミングti(i
    =0,1,2,…)で示されるサンプリング信号を出力
    するサンプリング信号発生部 (6)と、前記基準信号およ
    び評価対象信号を各々前記サンプリング信号のタイミン
    グtiに従ってディジタルの基準データXiおよび対象
    データYiに変換して出力するA/D変換部 (1)と、前
    記基準データXiおよび対象データYiを順次受けて保
    持するとともに、前記基準データXiおよび対象データ
    Yiならびに前記周期Tの奇数倍nの所定時間nT/4
    だけ遅延された基準遅延データXi−nおよび対象遅延
    データYi−nを出力する遅延部 (2)と、前記基準デー
    タXiおよび基準遅延データXi−nを基に基準信号の
    振幅値V1 または偏角値φ1 を出力する基準信号処理部
    (3)と、前記対象データYiおよび対象遅延データYi
    −nを基に評価対象信号の振幅値V2 または偏角値φ2
    を出力する評価対象信号処理部 (4)と、前記基準信号の
    振幅値V1 および評価対象信号の振幅値V2 または基準
    信号の偏角値φ1 および評価対象信号の偏角値φ2 を受
    けて前記評価対象信号と前記基準信号との振幅比または
    位相差を出力する比較部 (5)とを備えたことを特徴とす
    る信号評価装置。
  2. 【請求項2】 周期Tなる正弦波の基準信号と同一の周
    期を有する正弦波の評価対象信号を受けて、前記基準信
    号と評価対象信号との振幅比または位相差を評価結果と
    して出力する信号評価装置において、kを所定の正の整
    数としたとき、評価開始後に最初のサンプリングのタイ
    ミングt0 を示してから、時間kT−T/4またはkT
    +T/4後に次のタイミングt1 で示されるサンプリン
    グ信号を出力するサンプリング信号発生部 (6)と、前記
    基準信号および評価対象信号を各々サンプリング信号の
    タイミングt0 とt1 にしたがってディジタルの基準デ
    ータX0 とX1 および対象データY0 とY1 に変換して
    出力するA/D変換部 (1)と、前記基準データX0 およ
    び対象データY0 を保持し、基準データX1 および対象
    データY1 を受けてその基準データX1 および対象デー
    タY1 を出力するとともに、前記時間kT−T/4また
    はkT+T/4だけ遅延した基準遅延データX0 および
    対象遅延データY0 を出力する遅延部 (2)と、前記基準
    データX1および基準遅延データX0 を受けて基準信号
    の振幅値V1 または偏角値φ0 を出力する基準信号処理
    部 (3)と、前記対象データY1 および対象遅延データY
    0 を受けて評価対象信号の振幅値V2 または偏角値φ1
    を出力する評価対象信号処理部 (4)とを備え、前記基準
    信号の振幅値V1 および評価対象信号の振幅値V2 また
    は基準信号の偏角値φ0 および評価対象信号の偏角値φ
    1 を受けて前記評価対象信号と前記基準信号との振幅比
    または位相差を出力する比較部 (5)とを備えた信号評価
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005315694A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子部品装置
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JP2016539347A (ja) * 2013-09-30 2016-12-15 エアバス ディフェンス アンド スペイス リミテッド 剰余数系アナログ−デジタル変換を使用した位相角測定

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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