JPH0518069A - 軒樋受具 - Google Patents

軒樋受具

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JPH0518069A
JPH0518069A JP13665091A JP13665091A JPH0518069A JP H0518069 A JPH0518069 A JP H0518069A JP 13665091 A JP13665091 A JP 13665091A JP 13665091 A JP13665091 A JP 13665091A JP H0518069 A JPH0518069 A JP H0518069A
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JP
Japan
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gutter
eaves
plate
fixing holes
receiver
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JP13665091A
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JP2894644B2 (ja
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Shogo Matsushita
省吾 松下
Hiroyuki Kubota
浩之 久保田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Toa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Toa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な支持強度を得ながら容易に緩い勾配で
軒樋を設置することのできる軒樋受具を提供すること。 【構成】 軒樋4を支持可能に樋受部10が形成され、
該樋受部10の底部11から下方に脚部14が突設さ
れ、該脚部14を建物の庇アーム30へ固定するための
固定穴15a,15b,15cが上下方向に所定のピッ
チで複数形成されている受具本体1と、前記樋受部10
の底部11の上面に敷設可能な形状に形成され、前記固
定穴15a,15b,15cの上下ピッチよりも小さな
肉厚に形成されているプレート2とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物において横方向に
延在して設置される軒樋を取り付ける軒樋受具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軒樋を取り付ける軒樋受具に関し
て、特開昭63−78950号公報などに記載されてい
るものが知られている。すなわち、この公報には、軒先
ユニットの内部において、横樋(軒樋)が軒樋受具によ
り補強梁に取り付けられている構造が示されている。
【0003】そして、この軒樋受具は、軒樋を支持可能
に形成された樋受部と、該樋受部の底部から下方に突設
された脚部と、該脚部に上下方向に所定のピッチで複数
形成された固定穴とを備えた構成となっている。
【0004】したがって、軒樋を軒先に沿って横方向に
延在させる場合、竪樋から遠い位置では、脚部を固定穴
の下方の穴で固定し、一方、竪樋に近い位置では、固定
穴の上方の穴で固定する。そうすると、樋受部に軒樋を
支持させた場合に、軒樋の水を竪樋へ流す勾配が形成さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
軒樋受具にあっては、軒樋の勾配の設定を固定穴のみに
基づき行っていたため、細かな高さ調節に限りがあって
以下に述べるような問題が生じていた。
【0006】すなわち、設置する軒樋の長さが長い場
合、通常通りの勾配で設置すると軒樋の両端の高さが大
きく異なってしまい、例えば、従来技術のように軒先ユ
ニットの内部に設置するにあたり、ユニット内に納まり
きれなくなってしまう。
【0007】そこで、このような場合には勾配を緩くす
る必要があるが、従来構造では軒樋受具による軒樋の支
持高さの調節は固定穴のピッチでしか行えないから、軒
樋受具を固定する位置の間隔を広く取ることで勾配を緩
くすることになる。
【0008】したがって、通常の場合も軒樋が長い場合
も、支持点数は変わらないことになり、支持強度が不足
することになって、軒樋が雨水の重さによってたわんだ
り、軒樋が軒樋受具から外れたりする問題が生じる。ま
た、この対策として固定穴の上下ピッチを小さく形成す
るにしても、強度上および寸法上限りがある。このよう
に、従来技術では十分な支持強度を得ながら緩い勾配に
設定するということができなかった。
【0009】本発明は上記従来の問題に着目してなされ
てもので、十分な支持強度を得ながら容易に緩い勾配で
軒樋を設置することのできる軒樋受具を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、樋受
部の底部に固定穴の上下ピッチよりも小さな肉厚に形成
されているプレートを設定して上述の目的を達成するよ
うにした。
【0011】すなわち、本発明の軒樋受具は、軒樋を支
持可能に樋受部が形成され、該樋受部の底部から下方に
脚部が突設され、該脚部を建物へ固定するための固定穴
が上下方向に所定のピッチで複数形成されている受具本
体と、前記樋受部の底部上面に敷設可能な形状に形成さ
れ、前記固定穴の上下ピッチよりも小さな肉厚に形成さ
れているプレートとから構成した。
【0012】なお、前記プレートの肉厚は、前記固定穴
の上下ピッチの整数分の1に形成するのが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の軒樋受具では、軒樋を緩い勾配で設置
する時には、以下のようにして行なう。
【0014】すなわち、竪樋から近い位置では上側の固
定穴で固定し、竪樋から遠い位置では下側の固定穴で固
定する点は従来と同様であるが、本発明の場合、同じ高
さの固定穴で受具本体を固定したものを複数並設する。
そして、これらの同じ固定穴で固定したものの間で、樋
受部の底部上面にプレートを敷設したものと敷設してい
なもの、もしくは、敷設したプレートの枚数を異ならせ
たものを設定する。これにより、同じ位置の固定穴によ
り固定した軒樋受具の間でも、軒樋の支持高さが異なる
ことになり勾配が形成される。
【0015】したがって、従来ように固定穴を異ならせ
たもののみで支持しているものと比較して、これらの固
定穴を異ならせたものの間に、固定穴は同じであるがプ
レートにより支持高さを異ならせたものが設定されるこ
とになり、この分だけ支持点数が増加して支持強度が高
くなる。
【0016】なお、請求項2記載の軒樋受具の場合に
は、プレートの肉厚が固定穴の上下ピッチの整数分の1
に形成されているので、一定の間隔で軒樋受具を配置し
た場合に、敷設するプレート枚数を1枚づつ増加してい
けば、一定の勾配を形成することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は、本実施例の軒樋受具Aを示す斜視
図であって、図中1は受具本体を示している。すなわ
ち、この受具本体1は、底部11およびこの底部11の
両側に立設された側部12,12により軒樋4(図2,
3)を支持可能に凹形状に形成されている樋受部10
と、前記底部11の下面から下方に突設されている略L
字型の形状の脚部14とから構成されている。
【0019】なお、前記各側部12,12の上端部に
は、軒樋4の耳を押える係止片13,13が接着されて
いる。また、前記脚部14には、リベットを差し込み可
能な固定穴15a,15b,15cが左右2個1組で上
下方向に一定のピッチで三段形成されているもので、こ
のピッチは、本実施例では7.5mm に設定されている。
【0020】前記底部11には、プレート2が設定され
ている。このプレート2は、前記底部11の幅よりも若
干幅狭の長方形の形状に形成されていると共に、肉厚が
前記ピッチの1/3の寸法である2.5mm に設定されてい
る。
【0021】次に、実施例の軒樋受具Aを用いて軒樋4
をバルコニーBに設置した場合を図2および図3に基づ
いて説明する。
【0022】まず、図2はバルコニーを示す縦断面図、
図3は図2の III−III 断面図で、図中30は庇アー
ム,31は大梁,32は小梁,33は外壁,34は床パ
ネル,35は手摺,36は軒天パネル,37は根太,3
8はスペーサである。
【0023】前記庇アーム30は、前記大梁31に直交
するように所定の間隔で配設されている。そして、各庇
アーム30には、軒樋受具Aがリベットで固定されてい
る。なお、軒樋4を実施例の軒樋受具Aに取り付けた
後、バルコニーBの床上面は床パネル34によって覆わ
れる。また、図3に示しているように、軒樋4の図中左
端部には、集水器41が設けられており、この集水器4
1は竪樋5に接続されている。
【0024】以下、軒樋4を取り付ける手順について説
明する。
【0025】まず、庇アーム30の側面に形成された取
付穴(図示省略)に対し、軒樋受具Aの脚部14に形成
されている固定穴15a,15b,15cのうちのいず
れかと位置合せして、リベットを通して庇アーム30に
固定する。この場合、下記の表1に示すように集水器4
1に近い側の3つの軒樋受具Aは上側の固定穴15aで
固定し、次の、3つは中間の固定穴15bで固定し、集
水器41から最も離れたものは固定穴15cで固定す
る。
【0026】また、上側の固定穴15aを用いたものお
よび中間の固定穴15bを用いたもののうちの2つはプ
レート2を使用している。すなわち、上側の固定穴15
aを用いたものと、中間の固定穴15bを用いたもの
と、下側の固定孔15cを用いたものとにグループ分け
すると、最初の2つのグループの中で最も集水器41に
近いものと集水器41から最も離れたものにはプレート
2を設定していない。そして、最初の2つのグループの
中で集水器41から1つ離れたものの底部11の上面に
は、1枚のプレート2を接着により敷設し、集水器41
から最も離れたものの底部11の上面には、プレート2
を2枚重ねで接着により敷設する。したがって、表1に
示すように、樋受部10の軒樋4の支持面の高さが、集
水器41から離れる程高くなり各軒樋受具Aにより異な
ることになる。
【0027】
【表1】
【0028】その後、各軒樋受具Aの樋受部10に軒樋
4を載せて支持させた後、軒樋4の耳を押えるように係
止片13を内側に折り曲げ、軒樋4を固定して取り付け
を終える。なお、本実施例では、図3に示すように、軒
樋受具Aの取付方向を場所により逆向きにしている。つ
まり、庇アーム30への脚部14の当接面が向きあって
いる軒樋受具Aと、逆に背を向け合っている軒樋受具A
とが存在している。これは、場所によってユニットモジ
ュールが相違して庇アーム30間の距離が異なる場合
に、脚部14の寸法Wの分だけ軒樋4の支持点位置を相
互に近付けたり離したりして、支持点間の間隔が広くな
り過ぎないようにしているものである。したがって、脚
部14の寸法Wは、このユニットモジュールの相違する
寸法に対応して設定されている。
【0029】以上のようにして、軒樋4の取り付けを終
えるが、上述のように、軒樋受具Aの支持面の高さが、
一定のピッチで異なり、また、各軒樋受具Aの固定位置
が一定の間隔で設定されているから、これらにより支持
された軒樋4は、集水器41に遠い位置から集水器41
に近い位置に向けて15.0mmm だけ低くなる一定の勾配に
設定される。
【0030】このように、本実施例の軒樋受具Aにあっ
ては、固定穴15a,15b,15cで軒樋4の高さ調
節を行なうと共に、プレート2によって高さ調整を行な
うため、緩やかな勾配で軒樋4を支持した場合でも、数
多くの箇所で支持することができる。ちなみに、本実施
例の場合、プレート2を設定しない場合(3点支持とな
る)と比べ、支持点が4点増加する。したがって、支持
強度が向上して、強度不足により軒樋4が雨水の重さに
よってたわんだり軒樋受具Aから外れたりするのを防止
することができる。
【0031】また、本実施例では、プレート2の肉厚を
固定穴15a,15b,15cの間のピッチの1/3に
設定しているため、軒樋受具Aを一定の間隔で並設した
際には、プレート2の設定のないもの、プレート2を1
枚設定したもの、プレート2を2枚設定したものを、順
に並べて、同じ固定穴で固定することで、軒樋4の支持
面を一定の勾配とすることができ、一定の勾配を形成す
るのが容易である。
【0032】以上、本発明の実施例を図面に基づいて説
明してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。
【0033】例えば、実施例にあっては、プレートは長
方形の板であったが、これが、薄い円筒状のプレートを
二枚底部に着設してもよいし、また、実施例では、この
プレートの厚みは一種類だけであったが、数種類の厚み
のプレートを用意し、勾配に合せて使用するようにても
よい。また、受具本体に形成する固定穴の数は、上下方
向に3段以上にしてもよい。
【0034】また、この軒樋受具はバルコニーだけでな
く、庇等に軒樋を取付る時に使用されてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の軒樋受
具にあっては、樋受部の底部に固定穴の上下ピッチより
も小さな肉厚に形成されているプレートを設定したた
め、必要に応じて樋受部の底部上にプレートを敷設する
ことで、勾配を変えずに軒樋の支持点数を増加させるこ
とができるもので、これにより、十分な支持強度を得な
がら容易に緩い勾配で軒樋を設置することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の軒樋受具を示す斜視図である。
【図2】バルコニーを示す断面図である。
【図3】図2の III−III 断面図である。
【符号の説明】
A 軒樋受具 1 受具本体 10 樋受部 11 底部 14 脚部 15a 固定穴 15b 固定穴 15c 固定穴 2 プレート 4 軒樋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋を支持可能に樋受部が形成され、該
    樋受部の底部から下方に脚部が突設され、該脚部を建物
    へ固定するための固定穴が上下方向に所定のピッチで複
    数形成されている受具本体と、前記樋受部の底部上面に
    敷設可能な形状に形成され、前記固定穴の上下ピッチよ
    りも小さな肉厚に形成されているプレートと、から構成
    されていることを特徴とする軒樋受具。
  2. 【請求項2】 プレートの肉厚が、該プレートに形成さ
    れている固定穴の上下ピッチの整数分の1に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の軒樋受具。
JP13665091A 1991-06-07 1991-06-07 軒樋受具 Expired - Lifetime JP2894644B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08232414A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Natl House Ind Co Ltd 付属構築物の樋排水構造
US5794384A (en) * 1996-07-15 1998-08-18 Dean; James L. Plastic clip for downspout attachment to vinyl siding
US8130154B2 (en) 2008-10-09 2012-03-06 Fujitsu Limited Electronic device
JP2017044038A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 積水化学工業株式会社 軒天井パネル、軒天井構造、建物、軒天井パネル取付方法

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