JPH05180492A - 空調室内のイオン濃度制御装置 - Google Patents

空調室内のイオン濃度制御装置

Info

Publication number
JPH05180492A
JPH05180492A JP3357659A JP35765991A JPH05180492A JP H05180492 A JPH05180492 A JP H05180492A JP 3357659 A JP3357659 A JP 3357659A JP 35765991 A JP35765991 A JP 35765991A JP H05180492 A JPH05180492 A JP H05180492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion concentration
air
room
ion
ions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3357659A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimada
洋 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP3357659A priority Critical patent/JPH05180492A/ja
Publication of JPH05180492A publication Critical patent/JPH05180492A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調室内のイオン濃度を正確に制御できるよ
うにするとともに、発生したイオンの減衰を少なくして
イオン供給を効率よくできるようにした。 【構成】 空調機から空調空気を空調室1内へ吹出す吹
出口面に、イオン発生装置の針極5aを室側にして配置
し、空調室1内にイオン濃度を検出するイオンチェッカ
ー6を配置し、その検出信号に基づき電圧制御装置Cが
イオン発生装置への印加電圧を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーンルームあるい
はマイナスイオン空調等のように空調室内のイオン濃度
を制御する必要のある場合に、イオン濃度を容易にかつ
正確に制御できるようにしたイオン濃度制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空調室内にイオンを供給する場
合、図5(a)に示すように空調機15にイオナイザ1
6を設置してイオンを発生させ、ダクト17を介して空
調空気とともに室18内にイオンを供給している。また
図5(b)に示すように、ダクト17の途中のチャンバ
19にイオナイザ16を配置してイオンを発生させ、空
調機15から空調空気をダクト内に流して、その空調空
気とともにイオンをも室18内に吹出している。この
他、空調室内の天井面や壁面にイオナイザを設置して、
そのイオナイザからイオンを供給することも行われてい
る。そして空調室内のイオン濃度を所定のものにするた
めには、イオナイザの針極への印加電圧を変化させるこ
とによりイオン発生量を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のよう
に、イオン発生量をイオナイザの針極への印加電圧の制
御で行ってもイオン発生量は不安定であった。本発明者
らが、マイナスイオン濃度とイオナイザへの印加電圧と
の関係を調べたところ、イオナイザを空調機に設けた場
合は図6のAに示すようになり、またイオナイザをチャ
ンバに設けた場合は、図6のBに示すようになってい
た。なおマイナスイオン濃度の測定点は、イオナイザの
下流側のダクト内にした。図6からわかるように従来の
イオン濃度制御方法では、マイナスイオン濃度と印加電
圧との間に比例関係がないので、マイナスイオンの発生
量を制御しようとしても発生量は不安定となり、空調室
内のイオン濃度を制御することは困難であった。
【0004】またイオナイザの針極を空調機内やダクト
内に設けているので、空調室内に吹出されるまでにイオ
ンが減衰しやすく、そのために多量のイオンを発生させ
なければならなかった。そこで本発明は、空調室内のイ
オン濃度を正確に制御できるようにするとともに、発生
させたイオンの減衰を少なくしてイオン供給を効率よく
行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、空調機により
空調された室内のイオン濃度を制御する装置において上
記目的を達成したものである。その装置は、空調機から
空調空気を室内へ吹出す吹出口面に、イオン発生装置の
針極を室側にして配置し、室内にイオン濃度を測定する
イオンチェッカーを配置する。また、イオンチェッカー
の測定信号に基づきイオン発生装置への印加電圧を制御
する電圧制御装置を設けて、印加電圧を制御することに
よりイオン発生量を制御できるようにした。
【0006】
【作用】本発明の空調室内のイオン濃度制御装置では、
イオン発生装置の針極を室側にして配置しているので針
極が広い空間に対向することになり、そのためにイオン
発生量は針極への印加電圧の変化に比例し、さらに発生
イオンの直線性がよく、かつ再現性、応答性とも良好で
ある。よって針極への印加電圧を調整することにより、
空調室内のイオン濃度を正確に制御することができる。
またイオン発生量はイオナイザの針極の設置部分の風速
に比例する性質があり、本発明では針極を空調空気の吹
出口面に配置しているので、針極を天井面や壁面に取付
けた場合よりイオン発生量が多くなり、効率よくイオン
を空調室内に供給することができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1、2により説明す
る。例えばクリーンルーム等の空調室1には、その壁面
に空気吹出口2が設けられ、その空気吹出口2はダクト
3を介して空調機4に連通されて、空調機4からの空調
空気が空気吹出口2から空調室1内に吹出されるように
なっている。空気吹出口2の表面、すなわち吹出口面の
中央部にイオン発生装置であるイオナイザ5が設けら
れ、イオナイザはその針極5aを空調室1側にして配置
されている。
【0008】イオナイザ5の針極は例えば5〜30kV
の直流電圧が印加されて、マイナスイオンを発生するよ
うになっており、その印加電圧は電圧制御装置Cにより
制御されるようになっている。そのため空調室1内にイ
オンチェッカー6が配置され、イオンチェッカー6が空
調室1内のイオン濃度を検出し、その検出信号が電圧制
御装置Cの一部を構成するADコンバータ7に送信され
るようになっている。ADコンバータ7の出力信号はC
PU8に送信され、そこで検出濃度を設定値と比較し、
空調室1内のイオン濃度が設定値となるように出力信号
を発っするようになっている。CPU8からの出力信号
はDAコンバータ9に送信され、さらに操作電源装置1
0、昇圧トランス11を介して調整された電圧電源が針
極5aに印加されるようになっている。
【0009】上記のように空気吹出口面に針極5aが設
けられる構成で、針極5aへの印加電圧を変化させて空
調室1内のイオン濃度を測定したところ、図3に示すよ
うになった。なおイオン濃度の測定点は吹出口2の前面
近くにした。図3からわかるように、印加電圧とマイナ
スイオン濃度とはほぼ比例関係となり、その関係に基づ
き電圧制御装置Cが印加電圧を調整してイオン濃度を正
確に制御しやすいことがわかる。また前記測定をした場
合と同様の構成であって、針極5aへの印加電圧は30
kVとし、空気吹出口2での風速を変化させた場合の空
調室1内のマイナスイオン濃度を測定して図4に示し
た。なおイオン濃度の測定点は吹出口2の前面近くにし
た。図4からわかるように、イオン発生量は風速にほぼ
比例する性質のあることがわかる。よってイオナイザ5
を空気流のある空気吹出口面に配置することにより、イ
オナイザを天井面や壁面に取付た場合よりイオン発生量
が多く、イオン供給を効率よく行える。
【0010】
【発明の効果】本発明の空調室内のイオン濃度制御装置
では、イオナイザの針極を空調室側にして配置している
ので、イオン発生量がイオナイザへの印加電圧にほぼ比
例し、空調室内にイオンを安定に供給できてイオン濃度
を正確に制御することができる。またイオナイザの針極
が室内側に配置されるため、発生されたイオンの減衰が
少なく、さらに空調空気の吹出しによる風速があるので
イオン発生量が多く、効率よくイオンを供給することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調室内のイオン濃度制御装置の説明
図である。
【図2】空調空気の吹出口付近の部分斜視図である。
【図3】本発明装置の印加電圧とマイナスイオン濃度と
の関係図である。
【図4】本発明装置の風速とマイナスイオン濃度との関
係図である。
【図5】従来例の2つのイオン発生装置の説明図であ
る。
【図6】従来例のイオン発生装置の印加電圧とマイナス
イオン濃度との関係図である。
【符号の説明】
1 空調室 2 空気吹出口 5 イオナイザ 5a 針極 6 イオンチェッカー C 電圧制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機により空調された室内のイオン濃
    度を制御する装置であって、空調機から空調空気を室内
    へ吹出す吹出口面に、イオン発生装置の針極を室側にし
    て配置し、室内にイオン濃度を測定するイオンチェッカ
    ーを配置し、イオンチェッカーの測定信号に基づきイオ
    ン発生装置への印加電圧を制御する電圧制御装置を設け
    たことを特徴とする空調室内のイオン濃度制御装置。
JP3357659A 1991-12-26 1991-12-26 空調室内のイオン濃度制御装置 Pending JPH05180492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3357659A JPH05180492A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 空調室内のイオン濃度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3357659A JPH05180492A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 空調室内のイオン濃度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05180492A true JPH05180492A (ja) 1993-07-23

Family

ID=18455254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3357659A Pending JPH05180492A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 空調室内のイオン濃度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05180492A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001041531A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 環境制御機器およびケア住宅
JP2012064593A (ja) * 1998-09-18 2012-03-29 Illinois Tool Works Inc <Itw> 正および負のイオン出力電流を制御する方法、平衡させる方法、電気イオン化装置、イオン化システムおよび回路
CN106527037A (zh) * 2015-09-10 2017-03-22 深圳市智歌科技有限公司 一种具有等离子环境净化系统的投影机和方法
CN107246713A (zh) * 2017-06-27 2017-10-13 广东美的制冷设备有限公司 控制方法、控制器、空调器和计算机可读存储介质
CN107339776A (zh) * 2017-06-27 2017-11-10 广东美的制冷设备有限公司 控制方法、控制器、空调器和计算机可读存储介质
WO2021221158A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 ダイキン工業株式会社 空調室内機及び当該空調室内機を含む空調機
WO2021221155A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 ダイキン工業株式会社 空調室内機及び当該空調室内機を含む空調機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190636A (ja) * 1982-04-21 1983-11-07 バルタ−・シユペングラ− 液体のイオン化方法及びその装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190636A (ja) * 1982-04-21 1983-11-07 バルタ−・シユペングラ− 液体のイオン化方法及びその装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012064593A (ja) * 1998-09-18 2012-03-29 Illinois Tool Works Inc <Itw> 正および負のイオン出力電流を制御する方法、平衡させる方法、電気イオン化装置、イオン化システムおよび回路
US8861166B2 (en) 1998-09-18 2014-10-14 Illinois Tool Works, Inc. Low voltage modular room ionization system
JP2001041531A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 環境制御機器およびケア住宅
CN106527037A (zh) * 2015-09-10 2017-03-22 深圳市智歌科技有限公司 一种具有等离子环境净化系统的投影机和方法
CN107246713A (zh) * 2017-06-27 2017-10-13 广东美的制冷设备有限公司 控制方法、控制器、空调器和计算机可读存储介质
CN107339776A (zh) * 2017-06-27 2017-11-10 广东美的制冷设备有限公司 控制方法、控制器、空调器和计算机可读存储介质
CN107246713B (zh) * 2017-06-27 2020-06-26 广东美的制冷设备有限公司 控制方法、控制器、空调器和计算机可读存储介质
WO2021221158A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 ダイキン工業株式会社 空調室内機及び当該空調室内機を含む空調機
WO2021221155A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 ダイキン工業株式会社 空調室内機及び当該空調室内機を含む空調機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3899138B2 (ja) 試験チャンバ内の温度を制御する方法
US20120055273A1 (en) Dew formation testing device and dew formation testing method
KR20070103273A (ko) 직진형 송풍 방식의 이온 블로어
JPH05180492A (ja) 空調室内のイオン濃度制御装置
JP2022546830A (ja) 少なくとも1つの部屋の空気を処理するための装置
JP4184213B2 (ja) イオン発生量制御方法及びイオナイザー
JPH02267880A (ja) イオン化エアー送風機
KR940004286A (ko) 공기조화기
GB2406222A (en) An electrical ionizer using a crossflow fan
JP2010032103A (ja) 空気調和機
JPH08298197A (ja) 交流式イオナイザ
JPH03225129A (ja) 空調装置
CN113339841A (zh) 用于在功率可变的情况下调节加热装置中的燃气-空气混合物的方法和装置
JPH0198848A (ja) 室内気圧制御空調換気設備
JP5414466B2 (ja) イオン送風システム及びそれに用いる天吊カセット形空気調和器
JPH034146A (ja) 整流板およびその制御方法
JPS5896932A (ja) 天井内を風導とした空調システムの風量制御方法
JP2009158375A (ja) 除電装置及び方法
JP2798161B2 (ja) 風量制御方式とその装置
JP2795139B2 (ja) 車両用風洞装置
JPS6320921Y2 (ja)
JPH0640625A (ja) ウエブ案内装置の制御方法
JP2568958Y2 (ja) シート状物体特性測定装置の吸着力調整機構
JPH0616843U (ja) 風路内静圧検出装置
JPH06281231A (ja) 換気装置