JPH05180426A - 焼却炉の後燃焼制御方法 - Google Patents

焼却炉の後燃焼制御方法

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Publication number
JPH05180426A
JPH05180426A JP34371191A JP34371191A JPH05180426A JP H05180426 A JPH05180426 A JP H05180426A JP 34371191 A JP34371191 A JP 34371191A JP 34371191 A JP34371191 A JP 34371191A JP H05180426 A JPH05180426 A JP H05180426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
stoker
post
incinerator
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP34371191A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Wada
聰 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 後燃焼帯6における燃焼状態をITV8およ
び画像処理装置17により数値として認識する。認識し
た値に基づいて制御装置16によりストーカ速度を一定
に保った状態で後燃焼帯6のストーカ9のストローク長
を変化させ、被燃焼物の滞留時間を増減させる。 【効果】 攪拌効果を維持して燃焼速度を低下させるこ
となく送り量が減少し、被燃焼物のごみ質の急激な変化
等に対しても後燃焼帯6における過負荷現象を無くして
安定した燃焼制御を自動的に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ごみ焼却炉や廃棄
物焼却炉における後燃焼制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、都市ごみ焼却炉や廃棄物焼却炉に
おいて、炉内にはごみ投入ホッパーに近い側から乾燥
帯、燃焼帯、後燃焼帯を形成しており、排ガス温度等の
プロセス情報に基づいてごみ投入量の調整、燃焼空気量
の調整、ストーカ速度の調整等を行って各燃焼帯におけ
る燃焼を自動制御していた。また、置き燃焼を行う後燃
焼帯においては、プロセス情報に基づいてストーカの起
動・停止を行うのが通例であり、後燃焼帯における燃焼
速度が遅い場合にはストーカを停止して後燃焼帯での滞
留時間を長くし、被燃焼物が早く燃え尽きる場合にはス
トーカを起動して焼却残渣を排出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、ごみ質の極端な変動等により後燃焼帯
において被燃焼物量が過負荷状態に到ったときには、自
動制御による燃焼状態の回復は困難であった。つまり、
ストーカを停止して後燃焼帯における被燃焼物の滞留時
間を長くすると燃焼帯から送られてくる被燃焼物が後燃
焼帯に溜り、燃焼状態が悪化して滞留時間を一層長くせ
ねばならない問題があった。一方、ストーカを駆動する
と滞留時間が短くなって燃焼残渣が未燃分を含んだもの
となる問題があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、スト
ーカを駆動しながら被燃焼物の滞留時間を長くして後燃
焼帯における過負荷現象を無くすことができる焼却炉の
後燃焼制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の焼却炉の後燃焼制御方法は、炉内に投入さ
れた被燃焼物をストーカによって移動させながら燃焼さ
せ、後燃焼帯で置き燃焼させる焼却炉において、後燃焼
帯における燃焼状態を監視装置により数値として認識
し、認識した燃焼状態に応じた信号をストーカの制御装
置に入力し、制御装置によりストーカ速度を一定に保っ
た状態で後燃焼帯のストーカのストローク長を変化さ
せ、後燃焼帯における被燃焼物の滞留時間を増減させて
燃焼を制御する構成としたものである。
【0006】
【作用】上記構成により、水分を多く含む被燃焼物が炉
内に投入されて被燃焼物の燃焼速度が低下し、炉内の燃
焼状態が不良気味となると、前工程の燃焼帯から後燃焼
帯に送られてくる被燃焼物中に未燃分が多く含まれるこ
ととなり、後燃焼帯において被燃焼物が燃え切るまでの
時間が長くなる。
【0007】このため、後燃焼帯の燃焼状態を監視する
監視装置は燃焼速度が遅い状態にあると判断し、制御装
置にストーカの調整を指示する。制御装置はストーカ速
度を一定に保ちながらストーカのスローク長を短くして
被燃焼物の送り量を減少させ、被燃焼物の滞留時間を長
くする。このとき、ストーカ速度を一定に保つことによ
って被燃焼物に対する攪拌効果を維持し、燃焼空気と被
燃焼物の適当な混合によって燃焼速度の低下が防止され
る。
【0008】そして、焼却炉に投入される被燃焼物のご
み質が変化して水分が少なくなり、後燃焼帯における被
燃焼物中の未燃分が減少して燃焼が適正燃焼に戻ったこ
とを監視装置が認識した時点で、制御装置は監視装置の
指示を受けて後燃焼帯のストーカのストローク長を標準
ストローク長に戻し、被燃焼物の送り量を増加させて滞
留時間を短くする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図2において、焼却炉1の一側には都市
ごみ等の被燃焼物2を投入するためのホッパー3が設け
られており、焼却炉1の内部にはホッパー3に近い側か
ら乾燥帯4と燃焼帯5と後燃焼帯6が形成されている。
また、焼却炉1の他側には燃焼残渣排出口7が設けられ
ており、炉壁には炉内の燃焼状態を監視するための監視
装置としてITV8(工業用テレビカメラ)が設けられ
ている。
【0010】そして、乾燥帯4と燃焼帯5と後燃焼帯6
はそれぞれストーカ9によって形成されており、ストー
カ9の下方からは燃焼空気が供給されている。このスト
ーカ9は固定ロストル10と可動ロストル11を被燃焼
物の移送方向に交互に配列して形成されており、各固定
ロストル10は固定フレーム12に取り付けられ、各可
動ロストル11は可動フレーム13で一体に連結されて
いる。また、可動フレーム13にはリンク機構14を介
してシリンダ装置15が連結されており、シリンダ装置
15には油圧回路を介して制御装置16が接続されてい
る。さらに、制御装置16には画像処理装置17を介し
てITV8が接続されている。
【0011】以下、上記構成における作用を説明する。
燃焼時には、ホッパー3から焼却炉1に投入された被燃
焼物2を乾燥帯4において乾燥した後に、燃焼帯5およ
び後燃焼帯6へと移動させながら燃焼させる。この間、
被燃焼物2はシリンダ装置15による可動ロストル11
の出退よりストーカ9が前進動作することによって移動
され、可動ロストル11の出退により攪拌効果を受けて
燃焼空気を取り込みながら燃焼する。
【0012】そして、水分を多く含む被燃焼物2が炉内
に投入されて被燃焼物2の燃焼速度が低下し、炉内の燃
焼状態が不良気味となると、燃焼帯5から後燃焼帯6に
送られてくる被燃焼物2に未燃分が多く含まれることと
なり、後燃焼帯6において被燃焼物2が燃え切るまでの
時間が長くなる。
【0013】このため、ITV8によって焼却炉1の内
部を撮像し、撮像した画像を画像処理装置17によって
処理し、燃焼状態の判断指標となる火炎高さ、燃え切り
点の位置等を数値として検出し、各指標の標準値と検出
値を比較判断して燃焼状態を数値的に認識する。
【0014】そして、後燃焼帯6における被燃焼物2の
燃焼速度が遅いと判断される場合には、画像処理装置1
7からの入力信号を受けて制御装置16によりシリンダ
装置15の出退量を調整し、ストーカ速度を一定に保ち
ながら可動ロストル11のスローク長を短くする。
【0015】ここで、可動ロストル11のストローク長
と被燃焼物2の搬送量との関係を説明すると、ストロー
ク長の変化に伴う搬送量の増減は一律に比例するもので
はなく、ストーク長がある値以上に短くなると搬送量は
急激に減少し、被燃焼物2はほとんど搬送されなくな
る。
【0016】したがって、ストーカ速度を一定に保ちな
がら可動ロストル11のスローク長を短くすると、可動
ロストル11の出退回数が増加しながら被燃焼物2の送
り量が減少し、後燃焼帯6における被燃焼物2の滞留時
間が長くなる。また、ストーカ速度を一定に保つことに
よって被燃焼物2に対する可動ロストル11の攪拌効果
が維持され、燃焼空気と被燃焼物2の適当な混合によっ
て燃焼速度が低下しない。尚、ストーカ9の下方から供
給する燃焼空気量を合わせて制御することにより、一層
良好な燃焼状態に制御することができる。
【0017】そして、ホッパー3から焼却炉1に投入さ
れる被燃焼物2のごみ質が変化して水分が少なくなり、
後燃焼帯6における被燃焼物2の未燃分が減少して燃焼
が適正燃焼に戻ったことをITV8および画像処理装置
17で認識した時点で、後燃焼帯6のストーカ9のスト
ローク長を標準ストローク長に戻し、被燃焼物2の送り
量を増加させて滞留時間を短くする。
【0018】尚、監視装置はITV8と画像処理装置1
7に限定されるものではなく、プロセス温度等を温度検
出装置によって検出するように構成しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、スト
ーカ速度を一定に保ちながらストローク長を変化させる
ことにより、攪拌効果を維持して燃焼速度を低下させる
ことなく、送り量を減少させて後燃焼帯における被燃焼
物の滞留時間を長くすることができ、被燃焼物のごみ質
の急激な変化等に対しても後燃焼帯における過負荷現象
を無くして安定した燃焼制御を自動的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における焼却炉の模式図であ
る。
【図2】同実施例における焼却炉内の斜視図である。
【符号の説明】
1 焼却炉 8 ITV 9 ストーカ 11 可動ロストル 15 シリンダ装置 16 制御装置 17 画像処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に投入された被燃焼物をストーカに
    よって移動させながら燃焼させ、後燃焼帯で置き燃焼さ
    せる焼却炉において、後燃焼帯における燃焼状態を監視
    装置により数値として認識し、認識した燃焼状態に応じ
    た信号をストーカの制御装置に入力し、制御装置により
    ストーカ速度を一定に保った状態で後燃焼帯のストーカ
    のストローク長を変化させ、後燃焼帯における被燃焼物
    の滞留時間を増減させて燃焼を制御することを特徴とす
    る焼却炉の後燃焼制御方法。
JP34371191A 1991-12-26 1991-12-26 焼却炉の後燃焼制御方法 Pending JPH05180426A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34371191A JPH05180426A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 焼却炉の後燃焼制御方法

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JPH05180426A true JPH05180426A (ja) 1993-07-23

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ID=18363662

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JP34371191A Pending JPH05180426A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 焼却炉の後燃焼制御方法

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JP (1) JPH05180426A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100522354B1 (ko) * 2002-09-12 2005-10-19 주식회사 대경에스코 고효율 복합식 연소 스토커장치
JP2018021686A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社タクマ ごみ移動速度検出機能を備えた燃焼制御装置

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KR100522354B1 (ko) * 2002-09-12 2005-10-19 주식회사 대경에스코 고효율 복합식 연소 스토커장치
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