JPH05180363A - 流量調節弁 - Google Patents

流量調節弁

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JPH05180363A
JPH05180363A JP36047991A JP36047991A JPH05180363A JP H05180363 A JPH05180363 A JP H05180363A JP 36047991 A JP36047991 A JP 36047991A JP 36047991 A JP36047991 A JP 36047991A JP H05180363 A JPH05180363 A JP H05180363A
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pilot
pilot valve
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main valve
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Ryosuke Hayashi
良祐 林
Tomoaki Kishida
智明 岸田
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流量調節弁1では、精度の高くかつ安定した
流量調節ができ、パイロット弁機構100のステッピン
グモータに対して高いシール性を確保する。 【構成】 ステッピングモータを、主弁30で区画され
る背圧室27に対してシールする構造として、ステッピ
ングモータ120の駆動軸121を貫通させるための蓋
体40の貫通孔45に環状溝47を形成し、この環状溝
47に保持されるとともに駆動軸121に外接するOリ
ング150を用いる構成を採用している。つまり、シー
ル構造として、上記駆動軸121と回転接触する部位に
Oリング150を用いており、パイロット弁体140の
軸体等に対して摺動接触する部分に用いていないから、
パイロット弁体140の多少傾きに無関係に優れたシー
ル性を発揮すると共に、耐久性にも優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイロット弁形式の流
量調節弁に関するものであり、詳しくは、パイロット弁
体を駆動するモータに対するシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯装置等に用いられ、かつ湯の
温度を調節するための流量調節弁として、例えば、特開
昭56−129919号公報の技術が知られている。
【0003】すなわち、図3に示すように、流量調節弁
300は、弁本体302内に主流路304を設けてお
り、この主流路304に、流路開口306を有する主弁
座308を設けている。この主弁座308に対向した位
置には、主流路304の一部を背圧室309となるよう
に区画するダイヤフラム310及びこのダイヤフラム3
10と一体の主弁体312からなる主弁314が設けら
れている。この主弁314は、ばね313により付勢さ
れている。
【0004】このような構成の流量調節弁300では、
主弁座308の流路開口306の開度、つまり、主弁3
14の開度は、背圧室309から主弁314に加わる力
とばね313による付勢力を合わせた閉弁方向(図示下
向き)への力と、主弁314の開弁時における主流路3
04からの開弁方向(図示上向き)への力のつり合いに
より調節される。上記背圧室309の圧力は、ソレノイ
ド式のパイロット弁機構320のパイロット弁体322
を進退させてパイロット流路324の開度を調節するこ
とにより変更される。この背圧室309の圧力の変更に
応じて、ばね313に抗して主弁314がつり合い位置
まで移動することにより、主弁314の開度が決まり主
流路304の流量が定まる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の流量調節弁30
0では、パイロット弁体322をソレノイド式のプラン
ジャ326と共に一体的に可動させているが、パイロッ
ト弁体322は、背圧室309に面しているために、背
圧室309の圧力変動の影響により振動して不安定な動
きとなり、よって精度の高い流量調節が難しいという問
題があった。また、パイロット弁機構320は、ソレノ
イド式であり、パイロット弁体322の移動割合を大き
な値毎にしか設定できないので、細かい範囲での流量調
節が難しいという問題もあった。
【0006】さらに、パイロット弁機構320は、パイ
ロット弁体322を軸方向へ移動する構成であるが、背
圧室309の液体に対してソレノイドコイル等をシール
する必要がある。しかし、パイロット弁機構320で
は、パイロット弁体322の軸体の外周を、例えばOリ
ング等によりシールする構造を採用しても、パイロット
弁体322が軸方向へ僅かに傾くと、シール性が低下す
るという問題があった。また、パイロット弁体322が
軸方向へ摺動すると、Oリング等のシール部材が摩耗し
易く、耐久性に劣るという問題もあった。
【0007】本発明は、上記従来の技術の問題点を解決
するためになされたものであり、パイロット式の流量調
節弁において、精度の高く、かつ安定した流量調節がで
き、しかも、パイロット弁機構のモータに対して高いシ
ール性を確保すると共に、耐久性に優れた流量調節弁を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、液体を流通させる管路の間に介在
して、液体の流量を調節する流量調節弁において、上記
管路の上流側及び下流側にぞれぞれ接続される一次側流
路及び二次側流路を含む主流路を有すると共に、この主
流路に、流路開口を有する主弁座を設けた弁本体と、上
記主弁座の流路開口に対する開度を変更する主弁体を有
すると共に、主弁体を支持しかつ主流路の一部を背圧室
となるように区画するダイヤフラムを有する主弁と、上
記弁本体または主弁に形成され、背圧室と二次側流路と
を接続するパイロット流路と、このパイロット流路の流
路開口に対する開度を変更することで背圧室の圧力を変
更するパイロット弁機構とを備え、上記パイロット弁機
構は、上記弁本体の背圧室に隣接して設けられ、スライ
ド室を形成すると共に、このスライド室まで貫通した貫
通孔を有するスライド室形成部材と、上記スライド室形
成部材の外面に装着されると共に、その駆動軸を上記貫
通孔を介してスライド室に突入しているモータと、上記
スライド室に収納され、上記駆動軸の回転に応じて、該
駆動軸の軸方向へ進退するスライド部材と、このスライ
ド部材に設けられ、パイロット流路の流路開口の開度を
変更するパイロット弁体と、上記貫通孔の内周部に保持
されると共に、上記駆動軸に外接して、モータ側とスラ
イド室との間をシールするOリングと、を備えたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明において、管路を流通する液体の流量
は、流量調節弁により調節される。流量調節弁は、ダイ
ヤフラムと主弁体とからなる主弁が主弁座の流路開口に
対する開度を変更すること、つまり、主弁の開度を変更
することで、主流路を流れる液体の流量を調節する。主
弁の開度は、主弁に加わる力、すなわち、背圧室の圧力
に基づく主弁に加わる閉じ方向への力と、主流路の一次
側圧力に基づく主弁に加わる開く方向への力とのつり合
いで定まる。主流路の一次側圧力は、主流路を流れる供
給圧で一定であり、よって、主弁の開き方向への力は一
定であるから、主弁の開度は、背圧室の圧力に応じて変
更される。背圧室の圧力は、パイロット弁機構によって
パイロット弁体がパイロット弁座に対して進退して、パ
イロット弁座の流路開口に対する開度を変更することに
より制御される。
【0010】すなわち、パイロット弁機構を構成するモ
ータの駆動軸が回転すると、この駆動軸の回転力がスラ
イド部材に伝達され、該スライド部材が軸方向へ移動す
る。スライド部材の先端には、パイロット弁体が設けら
れており、パイロット弁体が進退する。このパイロット
弁体の進退により、パイロット弁座の流路開口における
開度が変更される。このとき、スライド部材は、モータ
の回転駆動力をパイロット弁体に対して、微少な軸方向
への移動量に変換するので、パイロット弁体による微少
な範囲での流量調節が行なえる。
【0011】こうしたパイロット弁機構に用いているモ
ータには、背圧室との間で電気的絶縁性を確保するため
にシールする必要があるが、シール構造として、スライ
ド室形成部材の貫通孔の内周に保持されるとともにモー
タの駆動軸に外接するOリングを用いる構成を採用して
いる。つまり、モータの駆動軸と回転接触する部位にO
リングを用いてシールしており、パイロット弁体の軸体
等に対して摺動接触する部分にシール部材を用いていな
いから、パイロット弁体の多少の傾きに無関係に優れた
シール性を発揮すると共に耐久性に優れる。
【0012】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1に示すダイヤフラム式流量調節弁1は、管
路に接続された主弁機構10と、この主弁機構10を制
御するパイロット弁機構100とを備えている。
【0013】上記主弁機構10は、主流路20を設けた
弁本体12を備えている。上記主流路20は、流入口2
2を含む一次側流路24と、流出口(図示省略)を含む
二次側流路26とを備えており、一次側流路24と二次
側流路26との間に主弁30が着座するための主弁座1
4が設けられている。
【0014】上記主弁30は、主弁用ダイヤフラム32
と、この主弁用ダイヤフラム32の中央部に支持された
主弁体34とを備えている。上記主弁用ダイヤフラム3
2は、その外周縁部にて、弁本体12の内周部に形成さ
れた段部15と、弁本体12に形成された上部開口16
を閉じる蓋体40の突出端部41との間で挟持されるこ
とにより弁本体12に装着されている。このように弁本
体12に装着された主弁30により一次側流路24が区
画されて、該一次側流路24の一部が背圧室27となっ
ている。
【0015】上記主弁体34は、鍔部37及びその中央
下部から突出した突出部38からなる基部35と、この
基部35の突出部38の外周に螺着されて上記主弁用ダ
イヤフラム32を鍔部37の下面との間で挟持する締付
具39とを備えている。
【0016】また、主弁体34の突出部38の先端に
は、二次側ダイヤフラム50がその中央部にて押え部材
51を介してネジ53により固定されている。また、二
次側ダイヤフラム50の周縁部は、弁本体12の段部1
8と下部開口17に螺着された円板状の締付具60によ
り挟持されることにより弁本体12に装着されている。
この二次側ダイヤフラム50は、上記主弁用ダイヤフラ
ム32と同心状に対向配設されると共に、その受圧面が
主弁座14の流路開口のシート径とほぼ同径に形成され
ている。
【0017】上記流量調節弁1の一次側流路24、背圧
室27及び二次側流路26は、小流路によりぞれぞれ接
続されている。すなわち、上記主弁体34の基部35及
び主弁用ダイヤフラム32の外周部には、一次側流路2
4と背圧室27とを連通する小流路70が形成されてい
る。また、主弁体34の基部35の突出部38には、軸
方向の中心に穿設され、さらに径方向に穿設されたパイ
ロット流路72が形成されており、このパイロット流路
72により、背圧室27と二次側流路26とが接続され
ている。
【0018】なお、上記パイロット流路72の背圧室2
7側であって、主弁体34の中央上面部には、パイロッ
ト弁座102が形成されている。
【0019】上記パイロット弁機構100は、上記パイ
ロット弁座102の流路開口の開度を制御することによ
り、背圧室27の圧力を制御するものである。すなわ
ち、パイロット弁機構100は、蓋体40の上部に装着
されたケーシング110内に収納されたステッピングモ
ータ120を備えている。このステッピングモータ12
0の駆動軸121は、蓋体40の隔壁43に形成された
貫通孔45を貫通して、スライド室132内に収納され
たスライド機構130を介してパイロット弁体140に
接続されている。
【0020】上記スライド機構130は、図2に拡大し
て示すように、駆動軸121の先端部に取り付けられ、
外周部にネジを形成したネジ部131と、ネジ部131
のネジに螺合するネジを内周に有し、かつ外周部に軸方
向へ案内するための案内部(図示省略)を有するスライ
ド部材133と、スライド部材133と共に一体的に移
動する保持体135とを備えており、上記保持体135
の先端に上記パイロット弁体140が固定されている。
このパイロット弁体140の先端には、ゴム製の着座部
141が形成されており、この着座部141がパイロッ
ト弁座102に着座する。
【0021】また、上記駆動軸121が貫通する貫通孔
45の内周部には、環状溝47が形成されている。この
環状溝47には、駆動軸121に外接して、スライド室
132とステッピングモータ120との間をシールする
Oリング150が保持されている。
【0022】こうしたパイロット弁機構100の構成に
より、ステッピングモータ120の駆動軸121が正転
または逆転すると、駆動軸121と一体のネジ部131
がスライド部材133内を回転する。ネジ部131の回
転により、スライド部材133が軸方向へ進退する。ス
ライド部材133の進退に伴って、スライド部材133
に固定された保持体135が移動し、パイロット弁体1
40がパイロット弁座102に対して閉じまたは開き方
向へ移動する。これにより、パイロット弁座102の流
路開口の開度を変更する。
【0023】次に、こうした動作を行なうパイロット弁
機構100を備えた流量調節弁1の動作について説明す
る。流量調節弁1は、主弁用ダイヤフラム32に支持さ
れた主弁体34が主弁座14の流路開口に対する開度を
変更することにより、つまり、主弁30の開度を変更す
ることにより主流路20の流量を調節する。上記主弁3
0の開度は、主弁用ダイヤフラム32及び主弁体34の
両面に加わる力、すなわち、背圧室27の圧力による閉
じ方向の力(下向き力)と主流路20を流れる液体から
受ける開き方向の力(上向き力)とのつり合いで定ま
る。ここで、一次側流路24から主弁30に加えられる
開き方向の力は、一次側流路24の供給圧に依拠しほぼ
一定の値であるから、主弁30の開度は、背圧室27の
圧力による閉じ方向の力に応じて変更される。背圧室2
7の圧力は、パイロット弁機構100のステッピングモ
ータ120の駆動によって、スライド機構130を介し
てパイロット弁体140がパイロット弁座102に対し
て進退して、パイロット弁座102の流路開口に対する
開度を変更することにより制御される。
【0024】まず、図1に示すように、パイロット弁体
140がパイロット弁座102の流路開口を閉じている
状態から、パイロット弁体140を後退させてパイロッ
ト弁座102の流路開口を開いて、主流路20の流量を
増大する場合について説明する。
【0025】いま、ステッピングモータ120に制御回
路(図示省略)から信号が送られて駆動軸121及びネ
ジ部131が回転すると、スライド部材133が図示上
方へ移動し、これと一体の保持体135も上方へ移動し
て、パイロット弁体140がパイロット弁座102から
後退して、パイロット弁座102の流路開口の開度を大
きくする。パイロット弁座102の流路開口の開度が大
きくなると、背圧室27の液体がパイロット流路72を
介して二次側流路26に流れ、背圧室27の圧力が低下
する。これにより、主弁30が主流路20の流路開口の
開度を大きくする図示上方向へ移動し、主流路20の流
量が大きくなる。
【0026】そして、主弁30の図示上方向への移動に
よって、主弁体34に一体に設けたパイロット弁座10
2もパイロット弁体140側へ移動するので、パイロッ
ト弁座102の流路開口の開度が小さくなる。これによ
り、背圧室27からパイロット流路72を通じて二次側
流路26側への流量が減少して、背圧室27の圧力が高
くなる。そして、主弁30は、背圧室27の圧力による
閉じ方向の力と一次側流路24の圧力による開き方向の
力とがつり合う位置にて、停止してその開度を維持す
る。よって、この主弁30の開度によって主流路20の
流量が定まる。
【0027】一方、パイロット弁体140を、パイロッ
ト弁座102の流路開口に対して閉じ側に移動して、主
流路20の流量を減少させる場合について説明する。ス
テッピングモータ120の駆動軸121を上述と反対方
向へ駆動すると、スライド機構130の動作により、パ
イロット弁体140がパイロット弁座102側へ進出し
て、パイロット弁座102の流路開口の開度が小さくな
る。これにより、背圧室27からパイロット流路72を
通じて二次側流路26への流量が減少する。一方、一次
側流路24の液体が小流路70を介して背圧室27に流
入しているので、背圧室27の圧力が上昇する。よっ
て、主弁30が閉じ方向へ移動して、主流路20の流量
が小さくなる。
【0028】なお、二次側流路26の圧力は、主弁用ダ
イヤフラム32及び二次側ダイヤフラム50の両方に対
して加わるが、主弁用ダイヤフラム32と二次側ダイヤ
フラム50の受圧面は、互いに対向しかつ同じ面積に形
成されているので、二次側流路26の圧力は、主弁用ダ
イヤフラム32及び二次側ダイヤフラム50に対して方
向が反対で同一の大きさで加わる。一方、主弁用ダイヤ
フラム32と二次側ダイヤフラム50とは、主弁体34
の突出部38等により相互に連結されているので、主弁
用ダイヤフラム32及び二次側ダイヤフラム50に加わ
る力は相殺される。よって、二次側流路26の圧力が変
動しても、主弁30の開度は変動しない。
【0029】上記流量調節弁1によれば、ステッピング
モータ120の駆動軸121の回転駆動力は、スライド
機構130によりパイロット弁体140をパイロット弁
座102に対して微小な移動量で進退させることができ
る。このようなパイロット弁機構100の微少な移動量
による調節機能より、主弁30を微小な開度範囲で調節
することができ、よって、流量調節弁1は、細かい範囲
での流量設定が可能になる。
【0030】また、パイロット弁体140に背圧室27
の圧力が加わっても、スライド機構130のネジ部13
1とスライド部材133とが螺合しており、パイロット
弁体140が軸方向へ移動しないから、パイロット弁体
140の安定した位置制御が可能になる。
【0031】さらに、パイロット弁機構100では、ス
テッピングモータ120を背圧室27に対してシールす
る構成として、ケーシング110の隔壁43の貫通孔4
5に環状溝47を形成し、この環状溝47に駆動軸12
1に外接するOリング150を保持する構成を採用して
いる。このようなシール構造では、Oリング150は、
駆動軸121と回転接触するだけであり、パイロット弁
体140の軸体等と摺動接触する部分に用いていないか
ら、パイロット弁体140の傾き等に無関係に優れたシ
ール性を発揮すると共に、耐久性にも優れる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本考案によれば、
主弁の開度をパイロット弁機構により制御する流量調節
弁において、モータの駆動軸の回転駆動力は、スライド
部材を介してパイロット弁体をパイロット弁座に対して
微小な移動量で進退させることができる。このようなパ
イロット弁機構の微少な移動量による調節機能より、主
弁を微小な開度範囲で調節することができる。よって、
流量調節弁は、細かい範囲での流量設定が可能になる。
【0033】また、パイロット弁体に背圧室の圧力が加
わっても、パイロット弁体と一体に移動するスライド部
材がモータの駆動軸の部分で移動することが阻止っされ
るから、パイロット弁体は、軸方向へ移動せず、よっ
て、パイロット弁体の安定した位置制御が可能になる。
【0034】さらに、モータを背圧室に対してシールす
るための構造として、スライド室形成部材の貫通孔に環
状溝を形成し、この環状溝に保持されるとともに駆動軸
に外接するOリングを用いる構成を採用している。した
がって、駆動軸と回転接触する部位にOリングでシール
しており、パイロット弁体等と摺動接触する部分にシー
ル部材を用いていないから、パイロット弁体の傾きに無
関係に優れたシール性を発揮すると共に、耐久性にも優
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る流量調節弁を示す断面
図。
【図2】同実施例の要部を示す拡大断面図。
【図3】従来の流量調節弁を示す断面図。
【符号の説明】
1…流量調節弁 10…主弁機構 12…弁本体 14…主弁座 15…段部 16…上部開口 17…下部開口 18…段部 20…主流路 22…流入口 24…一次側流路 26…二次側流路 27…背圧室 30…主弁 32…主弁用ダイヤフラム 34…主弁体 35…基部 37…鍔部 38…突出部 39…締付具 40…蓋体(スライド室形成部材) 41…突出端部 43…壁 45…貫通孔 47…環状溝 50…二次側ダイヤフラム 51…押え部材 53…ネジ 60…締付具 70…小流路 72…パイロット流路 100…パイロット弁機構 102…パイロット弁座 110…ケーシング 120…ステッピングモータ 121…駆動軸 130…スライド機構 131…ネジ部 132…スライド室 133…スライド部材 135…保持体 140…パイロット弁体 141…着座部 150…Oリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を流通させる管路の間に介在して、
    液体の流量を調節する流量調節弁において、 上記管路の上流側及び下流側にぞれぞれ接続される一次
    側流路及び二次側流路を含む主流路を有すると共に、こ
    の主流路に、流路開口を有する主弁座を設けた弁本体
    と、 上記主弁座の流路開口に対する開度を変更する主弁体を
    有すると共に、主弁体を支持しかつ主流路の一部を背圧
    室となるように区画するダイヤフラムを有する主弁と、 上記弁本体または主弁に形成され、背圧室と二次側流路
    とを接続するパイロット流路と、 このパイロット流路の流路開口に対する開度を変更する
    ことで背圧室の圧力を変更するパイロット弁機構とを備
    え、 上記パイロット弁機構は、 上記弁本体の背圧室に隣接して設けられ、スライド室を
    形成すると共に、このスライド室まで貫通した貫通孔を
    有するスライド室形成部材と、 上記スライド室形成部材の外面に装着されると共に、そ
    の駆動軸を上記貫通孔を介してスライド室に突入してい
    るモータと、 上記スライド室に収納され、上記駆動軸の回転に応じ
    て、該駆動軸の軸方向へ進退するスライド部材と、 このスライド部材に設けられ、パイロット流路の流路開
    口の開度を変更するパイロット弁体と、 上記貫通孔の内周部に保持されると共に、上記駆動軸に
    外接して、モータ側とスライド室との間をシールするO
    リングと、 を備えたことを特徴とする流量調節弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0777285A (ja) * 1993-09-08 1995-03-20 Ckd Corp 吸い戻し弁
CN104132018A (zh) * 2014-08-04 2014-11-05 合肥正威液压科技有限公司 步进电机驱动的数字流量阀

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