JPH05179609A - 温水循環式融雪装置 - Google Patents
温水循環式融雪装置Info
- Publication number
- JPH05179609A JPH05179609A JP34620891A JP34620891A JPH05179609A JP H05179609 A JPH05179609 A JP H05179609A JP 34620891 A JP34620891 A JP 34620891A JP 34620891 A JP34620891 A JP 34620891A JP H05179609 A JPH05179609 A JP H05179609A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- boiler
- temperature
- snow melting
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換器の低温露点腐蝕を防ぎ、ボイラーの
寿命を延ばす。 【構成】 燃焼装置と熱交換器を持つボイラー1と融雪
用放熱器4による温水の密閉循環回路を備えたもので、
温水の往き管2と戻り管3の間に短絡回路5を設け、こ
の短絡回路5に戻り管3を戻る温水の温度を検出する温
度検出手段8による検出温が低いときに該短絡回路5を
開放する開閉手段7を組込む。 【効果】 ボイラーへの戻り湯の温度をボイラーの熱交
換器に結露を招く程の低温にさせず、熱交換器に結露が
できにくくなり低温露点腐蝕が回避される。
寿命を延ばす。 【構成】 燃焼装置と熱交換器を持つボイラー1と融雪
用放熱器4による温水の密閉循環回路を備えたもので、
温水の往き管2と戻り管3の間に短絡回路5を設け、こ
の短絡回路5に戻り管3を戻る温水の温度を検出する温
度検出手段8による検出温が低いときに該短絡回路5を
開放する開閉手段7を組込む。 【効果】 ボイラーへの戻り湯の温度をボイラーの熱交
換器に結露を招く程の低温にさせず、熱交換器に結露が
できにくくなり低温露点腐蝕が回避される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は温水の循環により融雪
機能を果たす温水循環式融雪装置に関するものである。
機能を果たす温水循環式融雪装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における温水循環式融雪装置は、温
水循環回路の構成からすれば例えば特開昭61ー213
422号公報に示された暖房装置と同じものである。即
ち、図2により示すように、ボイラー1と融雪用放熱器
4とを温水の往き管と戻り管により接続し、ボイラー
1、往き管、融雪用放熱器4、戻り管を経て再びボイラ
ー1に戻る温水の密閉循環回路を構成したものである。
ボイラー1の運転は、降雪センサー9による降雪検知出
力に基づき制御される。
水循環回路の構成からすれば例えば特開昭61ー213
422号公報に示された暖房装置と同じものである。即
ち、図2により示すように、ボイラー1と融雪用放熱器
4とを温水の往き管と戻り管により接続し、ボイラー
1、往き管、融雪用放熱器4、戻り管を経て再びボイラ
ー1に戻る温水の密閉循環回路を構成したものである。
ボイラー1の運転は、降雪センサー9による降雪検知出
力に基づき制御される。
【0003】上記構成の温水循環式融雪装置は、降雪セ
ンサー9が降雪を検知するとボイラー1が運転を開始
し、温水がポンプにより往き管から融雪用放熱器4に送
り込まれる。融雪用放熱器4で放熱し、融雪又は積雪防
止の働きをした温水は、冷却されて戻り管からボイラー
1へ戻り、再び昇温され温水として循環する。
ンサー9が降雪を検知するとボイラー1が運転を開始
し、温水がポンプにより往き管から融雪用放熱器4に送
り込まれる。融雪用放熱器4で放熱し、融雪又は積雪防
止の働きをした温水は、冷却されて戻り管からボイラー
1へ戻り、再び昇温され温水として循環する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような温水循環
式融雪装置においては、ボイラー1への戻り湯の温度が
概ね40℃未満になると、ボイラー1の熱交換器が低温
になり、燃焼ガスに含まれる水分が熱交換器に結露し、
低温露点腐蝕を招いてボイラー1の寿命を縮めていた。
式融雪装置においては、ボイラー1への戻り湯の温度が
概ね40℃未満になると、ボイラー1の熱交換器が低温
になり、燃焼ガスに含まれる水分が熱交換器に結露し、
低温露点腐蝕を招いてボイラー1の寿命を縮めていた。
【0005】この発明はかかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、低温露点腐蝕を防ぎ、ボイラーの
寿命を延ばすことを目的とする。
めになされたもので、低温露点腐蝕を防ぎ、ボイラーの
寿命を延ばすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る温水循環
式融雪装置は、燃焼装置と熱交換器を持つボイラーと融
雪用放熱器による温水の密閉循環回路を備えたもので、
温水の往き管と戻り管の間に短絡回路を設け、この短絡
回路に戻り管を戻る温水の温度を検出する温度検出手段
による検出温が低いときに該短絡回路を開放する開閉手
段を組込んだものである。
式融雪装置は、燃焼装置と熱交換器を持つボイラーと融
雪用放熱器による温水の密閉循環回路を備えたもので、
温水の往き管と戻り管の間に短絡回路を設け、この短絡
回路に戻り管を戻る温水の温度を検出する温度検出手段
による検出温が低いときに該短絡回路を開放する開閉手
段を組込んだものである。
【0007】
【作用】この発明における温水循環式融雪装置は、ボイ
ラーへの戻り湯の温度がボイラーの熱交換器に結露を招
く程の低温になると、開閉手段が開放動し往き管と戻り
管とを連絡している短絡回路から戻り管へ高温の温水が
流れ込み、戻り湯の温度を上げることになる。
ラーへの戻り湯の温度がボイラーの熱交換器に結露を招
く程の低温になると、開閉手段が開放動し往き管と戻り
管とを連絡している短絡回路から戻り管へ高温の温水が
流れ込み、戻り湯の温度を上げることになる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す温水循環式
融雪装置の構成図である。即ち、この融雪装置は、加熱
流体である燃焼ガスを作る燃焼装置と、燃焼ガスと水と
の熱交換を行なう熱交換器及び循環用ポンプを内蔵した
ボイラー1に往き管2と戻り管3により融雪用放熱器4
を接続したもので、ボイラー1と融雪用放熱器4とを中
核とする温水の密閉循環回路を構成したものである。ボ
イラー1から融雪用放熱器4に温水を送る往き管2と、
融雪用放熱器4からボイラー1へ温水を戻す戻り管3と
の間には、融雪用放熱器4を跨ぐ短絡回路5が設けられ
ている。この短絡回路5には、制御回路6により開動作
する開閉手段7が設けられている。この制御回路6には
ボイラー1寄りの戻り管3に装着され戻り湯の温度を検
出する温度検出手段8の出力信号が入力され、制御回路
6は基準値(例えば40℃)より検出値が低いときに
は、開閉手段7を開放させる制御信号を出力する。ボイ
ラー1の運転は、降雪センサー9による降雪の検知によ
り自動的に行なわれる。
融雪装置の構成図である。即ち、この融雪装置は、加熱
流体である燃焼ガスを作る燃焼装置と、燃焼ガスと水と
の熱交換を行なう熱交換器及び循環用ポンプを内蔵した
ボイラー1に往き管2と戻り管3により融雪用放熱器4
を接続したもので、ボイラー1と融雪用放熱器4とを中
核とする温水の密閉循環回路を構成したものである。ボ
イラー1から融雪用放熱器4に温水を送る往き管2と、
融雪用放熱器4からボイラー1へ温水を戻す戻り管3と
の間には、融雪用放熱器4を跨ぐ短絡回路5が設けられ
ている。この短絡回路5には、制御回路6により開動作
する開閉手段7が設けられている。この制御回路6には
ボイラー1寄りの戻り管3に装着され戻り湯の温度を検
出する温度検出手段8の出力信号が入力され、制御回路
6は基準値(例えば40℃)より検出値が低いときに
は、開閉手段7を開放させる制御信号を出力する。ボイ
ラー1の運転は、降雪センサー9による降雪の検知によ
り自動的に行なわれる。
【0009】短絡回路5を開閉する開閉手段7は、サー
モバルブや電磁弁のようにON・OFF動作するもので
も、電動バルブのように開放度が連続的に変化するもの
でもよい。
モバルブや電磁弁のようにON・OFF動作するもので
も、電動バルブのように開放度が連続的に変化するもの
でもよい。
【0010】また温度検出手段8はバイメタルやサーミ
スタ等で、制御回路6と別又は一体に構成することがで
きる。さらに、温度検出手段8と制御回路6或いは開閉
手段7は一体の構成とすることもできる。
スタ等で、制御回路6と別又は一体に構成することがで
きる。さらに、温度検出手段8と制御回路6或いは開閉
手段7は一体の構成とすることもできる。
【0011】この温水循環式融雪装置においては、戻り
管3の戻り湯の温度が高い値(40度より高い値)で
は、短絡回路5が閉止しているので、これまでのものと
同様に温水を融雪用放熱器4へ導通させ、融雪用放熱器
4からの放熱により、積雪の防止又は融雪を行なう。ボ
イラー1への戻り湯の温度がボイラー1の熱交換器に結
露を招く程の低温(例えば40℃以下)になると、制御
回路6からの出力で開閉手段7が開放動し往き管2と戻
り管3とを短絡回路5で連絡させ、往き管2から戻り管
3へ高温の温水を流入させ、戻り湯の温度を上げる。こ
れにより、ボイラー1の熱交換器が燃焼ガスに含まれる
水分を結露させる程の低温にならず、低温露点腐蝕が回
避されボイラー1の寿命が延びる。
管3の戻り湯の温度が高い値(40度より高い値)で
は、短絡回路5が閉止しているので、これまでのものと
同様に温水を融雪用放熱器4へ導通させ、融雪用放熱器
4からの放熱により、積雪の防止又は融雪を行なう。ボ
イラー1への戻り湯の温度がボイラー1の熱交換器に結
露を招く程の低温(例えば40℃以下)になると、制御
回路6からの出力で開閉手段7が開放動し往き管2と戻
り管3とを短絡回路5で連絡させ、往き管2から戻り管
3へ高温の温水を流入させ、戻り湯の温度を上げる。こ
れにより、ボイラー1の熱交換器が燃焼ガスに含まれる
水分を結露させる程の低温にならず、低温露点腐蝕が回
避されボイラー1の寿命が延びる。
【0012】なお、戻り管3への往き管2からの温水の
供給は、開閉手段7の設定及び制御回路6の構成により
戻り湯の温度の低さに応じた量にコントロールすること
ができる。
供給は、開閉手段7の設定及び制御回路6の構成により
戻り湯の温度の低さに応じた量にコントロールすること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに、この発明によればボイラーへの戻り湯が低温のと
きには往き側の高温の温水を混ぜて昇温させることがで
きるので、ボイラーの熱交換器での結露が防止され、熱
交換器の低温露点腐蝕が回避されボイラーの寿命を延ば
すことができる。
うに、この発明によればボイラーへの戻り湯が低温のと
きには往き側の高温の温水を混ぜて昇温させることがで
きるので、ボイラーの熱交換器での結露が防止され、熱
交換器の低温露点腐蝕が回避されボイラーの寿命を延ば
すことができる。
【図1】この発明の一実施例を示す温水循環式融雪装置
の構成図である。
の構成図である。
【図2】従来の温水循環式融雪装置の構成図である。
【符号の説明】 1 ボイラー 2 往き管 3 戻り管 4 融雪用放熱器 5 短絡回路 6 制御回路 7 開閉手段 8 温度検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 秋広 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼装置と熱交換器を持つボイラーから
往き管を通じて融雪用放熱器に至り、戻り管から再びボ
イラーに戻る温水の密閉循環回路を備えたもので、上記
往き管と戻り管の間に短絡回路を設けるとともに、この
短絡回路には、上記戻り管を戻る温水の温度を検出する
温度検出手段による検出温が低いときに該短絡回路を開
放する開閉手段を組込んだことを特徴とする温水循環式
融雪装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34620891A JPH05179609A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 温水循環式融雪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34620891A JPH05179609A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 温水循環式融雪装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05179609A true JPH05179609A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18381844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34620891A Pending JPH05179609A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 温水循環式融雪装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05179609A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03228901A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-09 | Nippon Chikasui Kaihatsu Kk | 廃熱回収地中ボイラー加熱による無散水消雪方法 |
JPH0571252A (ja) * | 1991-09-12 | 1993-03-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 融雪装置 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34620891A patent/JPH05179609A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03228901A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-09 | Nippon Chikasui Kaihatsu Kk | 廃熱回収地中ボイラー加熱による無散水消雪方法 |
JPH0571252A (ja) * | 1991-09-12 | 1993-03-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 融雪装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3999709A (en) | Water heater | |
DE59103687D1 (de) | Thermostatventil. | |
KR0142396B1 (ko) | 급탕기 | |
JPH05179609A (ja) | 温水循環式融雪装置 | |
SE8500655L (sv) | Termostatenhet for kylkretsen hos en fordonsmotor | |
JP3025595B2 (ja) | 給湯暖房機 | |
GB2027949A (en) | Central heating systems | |
JPH05195508A (ja) | 温水循環式融雪装置 | |
JPS6225604Y2 (ja) | ||
JPH05180450A (ja) | 温水循環式床暖房装置 | |
JP2582301B2 (ja) | エンジンの排熱回収装置 | |
KR0129341Y1 (ko) | 엔진의 냉각수를 이용한 오일의 온도 조절장치 | |
KR850000918Y1 (ko) | 철도차량의 엔진에서 나오는 폐열을 이용하기 위한 가열장치 | |
JPH035323B2 (ja) | ||
KR100200518B1 (ko) | 온수순환식 난방기 | |
JPS6238621B2 (ja) | ||
JPH045925Y2 (ja) | ||
JP2004125256A (ja) | 排熱回収システムおよび排熱回収方法 | |
JPS6232087Y2 (ja) | ||
JP2640190B2 (ja) | 熱回収式エンジンでのエンジン冷却装置 | |
KR19980051956A (ko) | 냉각 시스템 | |
JPH11107754A (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JPH03164516A (ja) | 車両用暖房装置 | |
JPS5950523B2 (ja) | エンジンからの廃熱を利用する鉄道車輌用暖房システム | |
JPH06146229A (ja) | 暖房・融雪装置 |