JPH0517881B2 - - Google Patents

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JPH0517881B2
JPH0517881B2 JP59267464A JP26746484A JPH0517881B2 JP H0517881 B2 JPH0517881 B2 JP H0517881B2 JP 59267464 A JP59267464 A JP 59267464A JP 26746484 A JP26746484 A JP 26746484A JP H0517881 B2 JPH0517881 B2 JP H0517881B2
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Shozo Kato
Michuki Kono
Akihiko Aoki
Koichi Morya
Masahiko Ishizaki
Masaru Ogasawara
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Tokuyama Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
(利用分野) 本発明は水田用又は畑作用除草剤として有効な
除草剤組成物に関する。 (技術課題) 従来、除草剤として種々の化合物又は混合物が
知られている。しかしながらより少量の使用量で
より除草活性を示す化合物の開発が要望されて来
た。本発明者等は新規な除草活性を有する新規な
除草剤を既に数種類提案した来た。更に除草活性
の優れた除草剤の開発研究をすすめた結果、特定
の化合物を混合することにより各単独化合物に比
べ除草活性が優れているだけでなく、極く少量の
有効成分で多くの雑草を除草出来ることを確認
し、ここに提案するに至つた。 (解決手段) 本発明は、 (i) 一般式 (ただし、式中Aは、ハロゲン原子、アルコキ
シ基、またはアルキルチオ基を示し、R1、R2
及びR3はそれぞれ同種または異種の水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
ルキルチオ基を示す。) で示されるN−置換−クロロアセトアニリド
と、 (ii) 一般式 (式中、Xはハロゲン原子、トリフルオロメチ
ル基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)
で表わされるジベンジル尿素とを混合した除草
剤組成物である。 本発明の除草剤成分の1つは一般式 (ただし、式中Aは、ハロゲン原子、アルコキシ
基、またはアルキルチオ基を示し、R1、R2及び
R3はそれぞれ同種または異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルキル
チオ基を示す。)で表わされるN−置換−クロロ
アセトアニリドである。 本発明の上記一般式(1)中、A、R1、R2及びR3
で示されるハロゲン原子の具体例としては、塩
素、臭素、フツ素、ヨウ素の各原子が挙げられ
る。前記一般式中、A、R1、R2及びR3で示され
るアルコキシ基は特に限定されないが、一般には
炭素原子数1〜6個の直鎖状または分枝状の飽和
あるいは不飽和基が好適である。一般に好適に使
用される該アルコキシ基の具体例を提示すると、
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、t
−ブトキシ基、n−ペントキシ基、n−ヘキソキ
シ基、アリルオシキ基等が挙げられる。本発明の
前記一般式(1)中、A、R1、R2及びR3で示される
アルキルチオ基は、特に限定されず公知のものが
使用出来るが、一般には炭素原子数1〜6個の直
鎖状または分枝状の飽和あるいは不飽和基が好適
である。好適に使用される該アルキルチオ基の具
体例を提示すると、メチルチオ基、エチルチオ
基、n−プロピルチオ基、t−ブチルチオ基、n
−ペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、アリル
チオ基等が挙げられる。更にまた前記一般式(1)中
R1、R2及びR3で示されるアルキル基は、特に限
定されず公知のものが使用出来るが、一般には炭
素原子数1〜6個の直鎖状または分枝状の飽和基
あるいは不飽和基が好適である。一般に好適に使
用される該アルキル基の具体例を提示すると、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロ
ピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、アリ
ル基、エチニル基等が挙げられる。 本発明の前記一般式(1)で示される化合物は新規
な化合物でその構造は、次の手段によつて確認す
ることができる。 (イ) 赤外吸収スペクトル(ir)を測定することに
より、3150〜2800cm-1付近にCH結合に基づく
吸収、1680〜1670cm-1付近にアミド基のカルボ
ニル結合に基づく特性吸収を観察することが出
来る。 (ロ) 質量スペクトル(ms)を測定し、観察され
る各ピーク(一般にはイオン質量数mをイオン
の荷電数eで除したm/eで表わされる値)に
相当する組成式を算出することにより、測定に
供した化合物の分子量ならびに該分子内におけ
る各原子団の結合様式を知ることが出来る。す
なわち、測定に供した試料を一般式 で表わした場合、一般に分子イオンピーク(以
下M と略記する)が分子中に含有されるハロ
ゲン原子の個数に応じて同位体存在比に従つた
強度比で観察されるため、測定に供した化合物
の分子量を決定することが出来る。さらに前記
一般式で示される本発明の化合物については、
M −Cl、M −COCH2Cl及び
〔効果〕
以上に説明した本発明の除草剤組成物は、その
各成分単独の性質からは全く予想できない除草効
果を示す。即ち、N−置換−クロロアセトアニリ
ド及びジベンジル尿素のいずれも、夫々単独で用
いた除草効果に比べて、本発明の除草剤組成物は
相乗的な薬効を発揮する。従つて、本発明の除草
剤組成物は、その構成成分単独の殺草スペクトル
よりも幅広い殺草スペクトルを有する。さらに、
各成分単独の施用量と同程度でより大きい除草効
果を有する。しかも、作物に対しては安全であ
る。 従つて、本発明の除草剤組成物は、除草剤に要
求される性質を十分に満たすものであつて、その
有用性は極めて大きいものである。 以下に、本発明の除草剤組成物を実施例で具体
的に説明するが、本発明は、これら実施例に限定
されるものではない。 合成例 1 N−〔2′−(3′−メトキシ)−チエニルメチル〕−
2,6−ジメチルアニリン5.81g(0.024mole)
をベンゼン40mlに溶解しトリエチルアミン3.1
g(0.031mole)を加え、氷水中に設置した。次
いでクロルアセチルクロリド3.19g(0.028mole)
のベンゼン溶液(15ml)を徐々に添加した。3時
間撹拌した後、50℃で3時間加熱した。該反応混
合を室温に冷却した後、水50ml、2N−塩酸50ml、
続いて水50mlによつて順次洗浄し、ベンゼン層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ベンゼンを減圧
下で留去した後、残渣を真空蒸留し、沸点172
℃/0.15mmHgの淡黄色固体5.03gを得た。このも
のの赤外スペクトルを測定した結果は第2図に示
すとおりであり、3100〜2800cm-1にC−H結合に
基づく吸収、1670cm-1にアミド基のカルボニル結
合に基づく強い吸収を示した。 その元素分析値は、C59.20%、H5.64%、
N4.37%であつて、組成式C16H18NSO2Cl
(323.84)に対する計算値であるC59.33%、H5.61
%、N4.33%に良く一致した。 また、質量スペクトルを測定したところ、m/
e323に分子量に対応する分子イオンピーク、M
、m/e288にM −Clに対応するピーク、m/
e246にM −COCH2Clに対応するピーク、m/
e127(100%)に
【式】に対応する各ピ ークを示した。 さらに、 1H−核磁気共鳴スペクトル(δ;
ppm:テトラメチルシラン基準、重クロロホルム
溶媒)を測定した結果を第3図に示した。その解
析結果は次のとおりである。 1.95ppmにプロトン6個分の単一線を示し、フ
エニル基の2及び6位に置換した(f)のメチルプロ
トンに相当する。3.50ppmにプロトン3個分の単
一線を示し、(a)のメチルプロトンに相当する。
3.72ppmにプロトン2個分の単一線を示し、(e)の
メチレンプロトンに相当する。4.75ppmにプロト
ン2個分の単一線を示し、(d)のメチレンプロトン
に相当する。6.55ppmにプロトン2個分の四重線
を示し、(b)及び(c)のチオフエン環のプロトンに相
当する。7.00〜7.45ppmにプロトン3個分の多重
線を示し、(g)、(h)、及び(i)のベンゼン環のプロト
ンに相当する。 上記の結果から、単離生成物がN−〔2′−(3′−
メトキシ)−チエニルメチル〕−N−クロロアセト
−2,6−ジメチルアニリンであることが明らか
となつた。収率はN−〔2′−(3′−メトキシ)−チ
エニルメチル〕−2,6−ジメチルアニリンに対
し、66.2%(0.016mole)であつた。 合成例 2 2,6−ジエチル−N−クロロアセトアニリド
2.71g(0.012mole)、2−クロロメチル−5−エ
トキシチオフエン2.12g(0.012mole)と炭酸カ
リウム0.39g(6.0×10-3mole)をN,N−ジメ
チルホルムアミド(以下、DMFと略す。)50ml中
に加え、撹拌した。該反応混合物を100℃で3時
間加熱した後、室温で1時間撹拌した。沈澱した
塩化カリウムを濾別した後、濾液中のDMFを減
圧下で留去し、残渣に水100mlを加え、エーテル
抽出した。エーテル層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下でエーテルを留去した。残渣を真空
蒸留することにより、沸点182℃/0.30mmHgの黄
色粘稠液体3.50gを得た。このものの赤外スペク
トルを測定したところ、3100〜2800cm-1にC−H
結合に基づく吸収、1670cm-1にアミド基のカルボ
ニル結合に基づく強い吸収を示した。その元素分
析値はC62.21%、H6.61%、N3.90%であつて、
組成式C19H24NSO2Cl(365.92)に対する計算値で
あるC62.36%、H6.62%、N3.84%に良く一致し
た。 また、質量スペクトルを測定したところ、m/
e365に分子量に対応する分子イオンピーク、M
、m/e330にM −Clに対応するピーク、m/
e288にM −COCH2Clに対応するピーク、m/
e141(100%)に
【式】に対応 する各ピークを示した。 さらに、 1H−核磁気共鳴スペクトル(δ;
ppm:テトラメチルシラン基準、重クロロホルム
溶媒)を測定した結果を第4図に示した。その解
析結果は次のとおりである。 1.15ppmにプロトン6個分の三重線を示し、フ
エニル基の2、6位に置換したエチル基の(h)のメ
チルプロトンに相当する。1.40ppmにプロトン3
個分の三重線を示し、チオフエン環に置換したエ
トキシ基の(a)のメチルプロトンに相当する。
2.39ppmにプロトン4個分の四重線を示し、フエ
ニル基の2、6位に置換したエチル基の(g)のメチ
レンプロトンに相当する。3.66ppmにプロトン2
個分の単一線を示し、(f)のメチレンプロトンに相
当する。4.04ppmにプロトン2個分の四重線を示
し、チオフエン環に置換したエトキシ基の(b)のメ
チレンプロトンに相当する。4.75ppmにプロトン
2個分の単一線を示し、チオフエン環に隣接した
(e)のメチレンプロトンに相当する。5.95ppmにプ
ロトン1個分の二重線を示し、チオフエン環上の
(c)のプロトンに相当する。6.39ppmにプロトン1
個分の二重線を示し、チオフエン環上の(d)のプロ
トンに相当する。7.10〜7.40ppmに多重線を示
し、(i)、(j)、及び(h)のベンゼン環のプロトンに相
当する。 上記の結果から、単離生成物がN−〔2′−(5′−
エトキシ)−チエニルメチル〕−N−クロロアセト
−2,6−ジメチルアニリドであることが明らか
となつた。収率は2,6−ジエチル−N−クロロ
アセトアニリドに対し79.7%(9.57×10-3mole)
であつた。 合成例 3 合成例1におけるN−〔2′−(3′−メトキシ)−
チエニルメチル〕−2,6−ジメチルアニリンの
代わりにN−〔2′−(3′−クロロ)−チエニルメチ
ル〕−2−メチル−6−イソプロピルアニリン
2.14g(7.66×10-3mole)を用いた以外は、合成
例1と同様に反応させ後処理を行い、沸点167
℃/0.15mmHgの淡黄色固体1.08gを得た。このも
のの赤外スペクトルを測定した結果、3120〜2900
cm-1にC−H結合に基づく吸収、1675cm-1にアミ
ド基のカルボニル結合に基づく強い吸収を示し
た。その元素分析値はC57.47%、H5.47%、
N4.03%であつて、組成式C17H19NSOCl2
(356.31)に対する計算値であるC57.30%、H5.39
%、N3.93%に良く一致した。 また、質量スペクトルを測定したところ、m/
e355に分子量に対応する分子イオンピーク、M
、m/e320にM −Clに対応するピーク、m/
e277にM −COCH2Clに対応するピーク、m/
e131(100%)に
【式】に対応する各ピ ークを示した。 さらに、 1H−核磁気共鳴スペクトル(δ;
ppm:テトラメチルシラン基準、重クロロホルム
溶媒)を測定した結果を第5図に示した。その解
析結果は次のとおりである。 1.13ppmにプロトン6個分の四重線を示し、フ
エニル基の2位に置換したイソプロピル基の2個
の(f)のメチルプロトンに相当する。1.92ppmにプ
ロトン3個分の単一線を示し、フエニル基の6位
に置換した(a)のメチルプロトンに相当する。
2.80ppmにプロトン1個分の多重線を示し、イソ
プロピル基の(i)のメチレンプロトンに相当する。
3.74ppmにプロトン2個分の単一線を示し、(d)の
メチレンプロトンに相当する。4.93ppmにプロト
ン2個分の四重線(ジエミナルカツプリンク・コ
ンスタント=16Hz)を示し、チオフエン環に隣接
した(c)のメチレンプロトンに相当する。6.66〜
7.10ppmあたりにプロトン2個分の多重線を示
し、チオフエン環の(a)及び(b)の2個のプロトンに
相当する。7.10〜7.35ppmにプロトン3個分の多
重線を示し、フエニル基の(f)、(g)、(h)、の3個の
プロトンに相当する。 上記の結果から、単離生成物がN−〔2′−(3′−
クロロ)−チエニルメチル〕−N−クロロアセト−
2−メチル−6−イソプロピルアニリンであるこ
とが明らかとなつた。収率はN−〔2′−(3′−クロ
ロ)−チエニルメチル〕−2−メチル−6−イソプ
ロピルアニリンに対し、39.6%(3.03×
10-3mole)であつた。 合成例 4 合成例1におけるN−〔2′−(3′−メトキシ)−
チエニルメチル〕−2,6−ジメチルアニリンの
代わりにN−〔2′−(5′−ブロム)−チエニルメチ
ル〕−2,6−ジメチルアニリン1.81g(6.14×
10-3mole)を用いた以外は、合成例1と同様に
反応させ後処理を行い、カラムクロマトにて精製
し、黄色固体1.13gを得た。このものの赤外スペ
クトルを測定した結果、3110〜2900cm-1にC−H
結合に基づく吸収、1670cm-1にアミド基のカルボ
ニル結合に基づく強い吸収を示した。その元素分
析値はC48.43%、H4.05%、N3.99%であつて、
C15H15NSOBrCl2(372.71)に対する計算値であ
るC48.20%、H4.32%、N3.75%に良く一致した。 また、質量スペクトルを測定したところ、m/
e371に分子量に対応する分子イオンピーク、M
、m/e336にM −Clに対応するピーク、m/
e293にM −COCH2Clに対応するピーク、m/
e143(100%)に、
【式】に対応す る各ピークを示した。 さらに、 1H−核磁気共鳴スペクトルについて
は、明細書中に具体例として示したとおりであ
る。 上記の結果から、単離生成物がN−〔2′−(5′−
ブロム)−チエニルメチル〕−N−クロロアセト−
2,6−ジメチルアニリンであることが明らかと
なつた。収率はN−〔2′−(5′−ブロム)−チエニ
ルメチル〕−2,6−ジメチルアニリンに対し、
49.5%(3.04×10-3mole)であつた。 合成例 5 合成例1〜4において詳細に記述したのと同様
な方法により、第1表に記載したN−置換−クロ
ロアセトアニリドを合成した、なお第1表には合
成したN−置換−クロロアセトアニリド化合物の
態様、物性(沸点)、赤外吸収スペクトルにおけ
る特性吸収値、及び元素分析結果をも併せて略記
した。また第1表に於ける化合物の表示は前記一
般式(1)の「
【式】基」を“D”とし、同 じく「
【式】基」を“B”として示し た。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 合成例 6 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(2′−
クロロベンジル)尿素 三角フラスコにα,α−ジメチルベンジルイソ
シアナート18.1gと2−クロロベンジルアミン
14.2gを加え、室温で2時間放置した。析出した
結晶をエタノールで再結晶し、融点165〜166℃の
無色結晶28.5gを得た。 この生成物の分子構造は、 1H NMRにより標
題の化合物と一致することを確認した。 合成例 7 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(2′−
ブロモベンジル)尿素 三角フラスコにα,α−ジメチルベンジルイソ
シアナート18.1gと2−ブロモベンジルアミン
21.2gを加え、室温で2時間放置した。析出した
結晶ろ別し、融点181〜183℃の無色結晶38.1gを
得た。 次に一般式(3)で表わされる化合物例を第2表に
示す。
【表】
【表】 製剤例 1 (水和剤) 合成例1で得られたN−〔2′−(3′−メトキシ)
−チエニルメチル〕−N−クロロアセト−2,6
−ジメチルアニリド10部、合成例6で得られた1
−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(2′−クロ
ロベンジル)尿素40部、ジ−クライトとクニライ
ト(商品名:国蜂社製、ともに粘土鉱物)の2:
1混合物45部、界面活性剤としてソルポール
800A(商品名:東邦化学工業製)5部を均一に混
合粉砕して50%水和剤を得た。 製剤例 2 (乳剤) 合成例2で得られたN−〔2′−(5′−エトキシ)
−チエニルメチル〕−N−クロロアセト−2,6
−ジエチルアニド20部、合成例7で得られた1−
(α,α−ジメチルベンジル)−3−(2′−ブロモ
ベンジル)尿素30部、キシレン40部、界面活性剤
としてソルポール800A10部を混合溶解し、50%
乳剤を得た。 製剤例 3 (粒剤) 合成例3で得られたN−〔2′−(3′−クロロ)−
チエニルメチル〕−N−クロロアセト−2−メチ
ル−6−イソプロピルアニリド3部、第2表に記
載した1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−
(2′−トリフルオロメチルベンジル)尿素〔D〕
5部、ベントナイト47部、クニライト40部、界面
活性剤としてソルポール800A5部を均一に混合粉
砕した後水を加えて均一に撹拌しペースト状とし
と後、直径0.7mmの節穴から押し出し乾燥後1〜
2mmの長さに切断して8%粒剤を得た。 試験例 1 1/8850アールの磁製ポツトに水を加えて撹拌
した水田土壌(沖積壌土)を充填し、水田雑草を
播種した後3葉期のイネ苗(品種:アキニシキ)
を深さ2cmに移植し、水を加えて3cmの湛淇水状
態にした。次いで製剤例1に準じて調整した各化
合物の水和剤の水希釈液をイネ苗の移植後7日目
及び14日目に所定量滴下処理した。処理後平均気
温25℃の温室内で生育させ、3週間後に各供試験
化合物の除草効果を調査した結果を第3表に示し
た。ただし、表中に示した広葉とはアゼナ、キカ
シグサ、アゼトウガラシなどを言う。なお、除草
効果の評価は以下の基準に従つた。評価値 除草効果 5 完全防除 4 80%防除 3 60%防除 2 40%防除 1 20%防除 0 効果無し 又、水稲薬害は下記の基準で評価した。評価値 水稲薬害 × 枯死 甚害 中害 + 小害 ± 微小害 − 無害 また第3表中の化合物〔 〕は第2表の化合物
No.のものを示し、( )は合成例1〜4で得られ
たものをそれぞれ化合物No.1〜4とし化合物No.5
以降は第1表の化合物No.に準じたものをそれぞれ
示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 試験例 2 1/8850アールの磁製ボツトに畑土壌(埴壌
土)を充填し、各種植物種子を0.5〜1cmの深さ
に播き、次いで製剤例1に準じて製造した各化合
物の水和剤の水希釈液を所定量土壌表面に噴霧処
理した。処理後平均気温25℃の温室内で生育させ
2週間後に各供試化合物の除草効果を調査した。
調査結果は対照化合物の比較例と共に第4表に示
した。なお第4表中の除草効果の基準は試験例1
と同一である。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は合成例4で得られた化合物の 1H−
nmrのチヤートを、第2図は合成例1で得られた
化合物のirチヤートを、第3図、第4図及び第5
図はそれぞれ合成例1〜3で得られた化合物の
1H−nmrのチヤートを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (i) 一般式 (ただし、式中Aは、ハロゲン原子、アルコキ
    シ基、またはアルキルチオ基を示し、R1、R2
    及びR3はそれぞれ同種または異種の水素原子、
    ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
    ルキルチオ基を示す。) で示されるN−置換−クロロアセトアニリド
    と、 (ii) 一般式 (式中、Xはハロゲン原子、トリフルオロメチ
    ル基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)
    で表わされるジベンジル尿素とを混合した除草
    剤組成物。
JP59267464A 1984-12-20 1984-12-20 除草剤組成物 Granted JPS61145105A (ja)

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